JP2718541B2 - 半導体レーザアレイ装置 - Google Patents

半導体レーザアレイ装置

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JP2718541B2
JP2718541B2 JP1105203A JP10520389A JP2718541B2 JP 2718541 B2 JP2718541 B2 JP 2718541B2 JP 1105203 A JP1105203 A JP 1105203A JP 10520389 A JP10520389 A JP 10520389A JP 2718541 B2 JP2718541 B2 JP 2718541B2
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JP
Japan
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semiconductor laser
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gaalas
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浩樹 内藤
雅博 粂
健 浜田
裕一 清水
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、固体レーザ励起用の高出力の半導体レーザ
アレイ装置に関するものである。
従来の技術 現在、Nd:YAG,Nd:Glassなどの固体レーザ励起用の光
源には、通常、フラッシュランプなどが用いられている
が、そのエネルギー変換効率は非常に悪い。そこで、近
年、この光源に、半導体レーザを用いて効率を高めよう
とする試みがなされている。すなわち、固体レーザの吸
収スペクトルに合う波長で励起することにより、大幅に
効率を高めようというものである。これにより、余分な
熱の発生も押えられ、冷却水も不要となり、小型化も可
能となる。しかしながら、これまで大出力で信頼性のよ
い半導体レーザを得るのは容易ではなかった。ところ
で、固体レーザ励起用の光源を半導体レーザで得る場
合、一般に、高出力の半導体レーザを数多く並べる、す
なわちアレイ化する方法がよく採られている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、半導体レーザをアレイ化する場合、共
振器端面部の光吸収による局所的発熱から生じる端面破
壊により、その最大光出力が制限されてしまうという課
題があった。
そこで、本発明は上記課題を解消し得る半導体レーザ
アレイ装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、本発明の半導体レーザアレ
イ装置は、端面近傍部を除いた中央部に凸部が形成され
たp型GaAs基板と、このp型GaAs基板上に形成されると
ともに両端が前記p型GaAs基板の両端面に達し、かつ底
が少なくとも前記p型GaAs基板の凸部上面に達する溝部
が複数本設けられたn型GaAs層と、このn型GaAs層上に
形成された第1のp型GaAlAs層と、この第1のp型GaAl
As層上に形成されるとともに第1のp型GaAlAs層よりも
バンドギャップが小さく、一様な屈折率分布を有する第
2のp型GaAlAs層と、この第2のp型GaAlAs層上の前記
端面近傍部を除く部分に形成されるとともに前記第2の
p型GaAlAs層よりもバンドギャップの小さいGaAlAs層
と、このGaAlAs層上および前記第2のp型GaAlAs層の前
記端面近傍部上に形成されるとともに前記第2のp型Ga
AlAs層よりもバンドギャップの大きいn型GaAlAs層とか
ら構成したものである。
作用 上記の構成によると、活性層であるGaAlAs層の端面は
n型GaAlAs層により埋込まれており、このため活性層か
らのレーザ光は光吸収のない光ガイド層である第2のp
型GaAlAs層を通って出射され、したがって端面部での光
吸収は生じない。また、端面近傍部には電流ブロック層
であるn型GaAs層が形成されているため、電流による端
面部の発熱も生じない。
実施例 以下、実施例の一実施例を図面に基づき説明する。
第1図は半導体レーザアレイ装置の斜視図、第2図お
よび第3図は同装置の断面図、第4図は同装置の製造工
程を示す斜視図である。
まず、第4図(a)〜(f)に基づきその製造方法に
ついて説明する。
まず、第4図(a)に示すように、p型GaAs基板1
に、エッチングにより両側端面近傍部を除去して上側中
央部に凸部1aを形成する。次に、第4図(b)に示すよ
うに、このp型GaAs基板1上に、液相成長法によりその
上面が平坦となるように、n型GaAs層2を形成する。次
に、第4図(c)に示すように、エッチングにより、p
型GaAs基板1の凸部1aに達するように、かつ凸部1aの段
差面と直交する方向にストライプ状の溝部2aをたとえば
5本形成する。次に、第4図(d)に示すように、液相
成長法により、その上面にp型Ga0.55Al0.45As層(第1
のp型GaAlAs層)3、p型Ga0.64Al0.36As層(第2のp
型GaAlAs層)4、Ga0.89Al0.11As層(GaAlAs層)5、n
型Ga0.5Al0.5As層6、n型Ga0.8Al0.2As層7を順次形成
する。次に、第4図(e)に示すように、両端面近傍部
において、上記のp型Ga0.64Al0.36As層4が露出するま
で、エッチングし、最後に4図(f)に示すように、混
晶比の高い層上に成長させるために、MOCVD法を用いて
n型Ga0.55Al0.45As層8、n型GaAs層9を順次形成す
る。
上記の製造工程によって得られた半導体レーザアレイ
装置の斜視図および断面図を第1図〜第3図に示す。
この半導体レーザアレイ装置によると、活性層である
Ga0.89Al0.11As層5の両端面はn型Ga0.55Al0.45As層8
により埋込まれており、このため活性層からのレーザ光
は光吸収のない光ガイド層であるp型Ga0.64Al0.36As層
4を通って出射される。また、端面近傍部には電流ブロ
ック層であるn型GaAs層2が形成されているため、電流
による端面部の発熱も生じない。なお、n型Ga0.5Al0.5
As層6は活性層に光およびキャリアを閉じ込めるための
層であり、またn型Ga0.8Al0.2As層7は埋め込み成長を
行うときに、内部における抵抗を下げるため、AlAs混晶
比を下げた薄層である。
ここで、上記半導体レーザアレイ装置における電流−
光出力特性を第5図に示す。第5図から分かるように、
最大光出力は、1.5Wに達し、端面破壊(COD)は生じな
い。端面破壊が生じる従来の半導体レーザアレイに比べ
て、最大光出力は3倍程度向上している。
なお、上記実施例においては、ストライプ状の溝部2a
を5本形成したが、もろちん5本に限定されるものでは
ない。
発明の効果 以上のように、本発明の構成によれば、レーザ光は光
ガイド層である第2のp型GaAlAs層から出射されるため
光吸収は生じず、また端面近傍部には電流ブロック層で
あるn型GaAs層が形成されているため、端面部での発熱
がなく端面破壊が生じず、したがって固体レーザ励起用
の光源を容易に半導体レーザで得ることができる。さら
に、第2のp型GaAlAs層の屈折率分布が一様であるた
め、波面のそろったレーザ光を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の半導体レーザアレイ装置の一実施例の
斜視図、第2図は第1図のI−I断面図、第3図は第1
図のII−II断面図、第4図(a)〜(f)は本発明の半
導体レーザアレイ装置の製造工程を示す斜視図、第5図
は半導体レーザアレイ装置における電流−光出力特性図
である。 1……p型GaAs基板、1a……凸部、2……n型GaAs層、
2a……溝部、3……p型Ga0.55Al0.45As層、4……p型
Ga0.64Al0.36As層、5……Ga0.89Al0.11As層、8……n
型Ga0.55Al0.45As層。
フロントページの続き (72)発明者 清水 裕一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−192394(JP,A) 特開 昭59−48973(JP,A) 特開 昭64−10689(JP,A) 特開 昭62−266888(JP,A) 1989年 (昭和元年) 秋季応物学会 予稿集 第3分冊 28p−ZG−3 P.897

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端面近傍部を除いた中央部に凸部が形成さ
    れたp型GaAs基板と、このp型GaAs基板上に形成される
    とともに両端が前記p型GaAs基板の両端面に達し、かつ
    底が少なくとも前記p型GaAs基板の凸部上面に達する溝
    部が複数本設けられたn型GaAs層と、このn型GaAs層上
    に形成された第1のp型GaAlAs層と、この第1のp型Ga
    AlAs層上に形成されるとともに第1のp型GaAlAs層より
    もバンドギャップが小さく、一様な屈折率分布を有する
    第2のp型GaAlAs層と、この第2のp型GaAlAs層上の前
    記端面近傍部を除く部分に形成されるとともに前記第2
    のp型GaAlAs層よりもバンドギャップの小さいGaAlAs層
    と、このGaAlAs層上および前記第2のp型GaAlAs層の前
    記端面近傍部上に形成されるとともに前記第2のp型Ga
    AlAs層よりもバンドギャップの大きいn型GaAlAs層とか
    ら構成した半導体レーザアレイ装置。
JP1105203A 1989-04-24 1989-04-24 半導体レーザアレイ装置 Expired - Lifetime JP2718541B2 (ja)

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JPH02281780A JPH02281780A (ja) 1990-11-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58192394A (ja) * 1982-05-07 1983-11-09 Hitachi Ltd 半導体レ−ザ装置
JPS5948973A (ja) * 1982-09-13 1984-03-21 Nec Corp 半導体レ−ザ
JPS6410689A (en) * 1987-07-02 1989-01-13 Nec Corp Semiconductor laser

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1989年 (昭和元年) 秋季応物学会予稿集 第3分冊 28p−ZG−3 P.897

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