JP2563482B2 - 半導体レーザアレイ装置 - Google Patents

半導体レーザアレイ装置

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JP2563482B2
JP2563482B2 JP63133331A JP13333188A JP2563482B2 JP 2563482 B2 JP2563482 B2 JP 2563482B2 JP 63133331 A JP63133331 A JP 63133331A JP 13333188 A JP13333188 A JP 13333188A JP 2563482 B2 JP2563482 B2 JP 2563482B2
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gaas
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浩樹 内藤
健 浜田
裕一 清水
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、固体レーザ励起用の高出力半導体レーザア
レイ装置に関するものである。
従来の技術 現在、Nd:YAG,Nd:glassなどの固体レーザの励起用の
光源には、フラッシュランプなどが用いられているが、
そのエネルギー変換効率は非常に悪く1%にも満たな
い。そこで、この光源には、半導体レーザを用いて効率
を高めようという試みが近年、なされている。すなわ
ち、固体レーザの吸収スペクトルに合う波長で励起する
ことにより大幅に効率を高めようというものである。効
率を高めることにより、余分な熱の発生も押えられ、従
来、必要であった冷却水が不要となり小型にもつなが
る。
しかしながら、固体レーザを励起するほど大出力の半
導体レーザを得るのは容易ではなく、半導体レーザの高
出力化が要望されている。
発明が解決しようとする課題 固体レーザ励起用の光源を半導体レーザで得る場合、
通常、高出力の半導体レーザを数多く並べる、すなわち
アレイ化しようとする試みがなされる。この場合、個々
の半導体レーザの光出力が大きければ、アレイ化の個数
も少なく有利なことは言うまでもない。しかしながら、
高出力を得るのに最も有望な発光部面積の非常に大きい
ブロードエリア構造の半導体レーザでも実用的には1個
当り1W程度が限界となっている。その限界を決めている
のは、一般に共振器端面における光吸収による局所的発
熱であり、温度上昇により、結晶は溶融、レーザ光は急
速に劣化する。
本発明は、上記欠点に鑑み、ブロードエリア構造にお
いて端面部での光吸収を防ぐことにより、高出力を得る
半導体レーザ装置を得るものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明の半導体レーザア
レイ装置は、一導電型のGaAs基板上に、前記一導電型の
GaAs層、Ga1-aAlaAs層、Ga1-bAlbAs層が順次均一に形成
され、その上に共振器端面近傍を除いて、Ga1-cAlcAs
層、前記基板と導電型の異なるGa1-dAldAs層、Ga1-eAle
As層、が順次均一に形成され、共振器端面近傍のGa1-bA
lbAs層および前記Ga1-eAleAs層上にはGa1-fAlfAs層が形
成され、前記Ga1-fAlfAs層の上にはGaAsコンタクト層が
形成され、前記GaAsコンタクト層の上には共振器端面近
傍を除いて共振器端面と垂直方向に複数のストライプ状
の電極が並んで形成されており、かつ、前記ストライプ
状の電極の下で前記Ga1-fAlfAs層、前記GaAsコンタクト
層は前記基板と異なる導電型を有し、前記ストライプ状
の電極が存在しない部分で前記Ga1-fAlfAs層の上部およ
び前記GaAsコンタクト層の上部は高抵抗を有し、かつAl
As混晶比が0≦c<b<a<1、0<e<b<d、b<
fの関係にあることを特徴とする構成を有している。
作用 上記構造において生じた光は、活性層の波長に対して
透明な光ガイド層を通って端面から出射する。このため
端面部において光吸収は生じない。また、端面部は電流
の非注入領域になっているため、電流による発熱も存在
しない。こうして、光学損傷の問題を解決することがで
き、光出力は大幅に向上する。
実施例 第1図に、本発明の実施例における半導体レーザ装置
の構造図を示す。第1図aはストライプ方向に沿って分
断した図、第1図bは全体の構造図、第1図cは内部を
ストライプ方向に垂直に分断した図である。ここで、Ti
/Mo/Au電極10の幅は50μmと広くブロードエリア構造と
なっている。
活性層5の直下に光ガイド層4を有するLOC構造にお
いて、端面近傍で活性層が埋め込まれており、レーザ光
は端面で吸収を受けることなく光ガイド層4から出射す
る。また、端面部を除いて形成されたストライプ状電極
の上からのプロトン注入により、電流は、ストライプ電
極下にのみ流れる構造となっているため、端面近傍での
電流による発熱もない。よって、通常のブロードエリア
構造のレーザに比べ、大幅に光出力は向上する。
第2図に、本実施例の半導体レーザ装置の製造工程を
示す。n−GaAs基板1上に、MOCVD法によりn−GaAsバ
ッファ層2、n−Ga0.6Al0.4As層3、n−Ga0.7Al0.3As
光ガイド層4、Ga0.92Al0.08As活性層5、p−Ga0.5Al
0.5As層6、p−Ga0.8Al0.2As層7を成長する(第2図
a)。ここで7は、端面部を除く内部の領域で後の埋め
込みを容易にするためにAlAs混晶比を下げた層である。
次に、端面部を光ガイド層4が露出するまでエッチング
し、(第2図b)再びMOCVD法により、p−Ga0.5Al0.5A
s層8、p−GaAs層9を成長する(第2図c)。
エピ側には、Ti/Mo/Auを蒸着し、エッチングにより第
2図dに示すように端面部を除いてストライプを形成す
る。裏面には、AuGeNi電極を蒸着し、アロイ後、プロト
ンをエピ側から注入する。ここで、注入の深さは、端面
近傍において、光ガイド層4の上方までとしている。
なお、本実施例では、n−GaAs基板を用いたが、p−
GaAs基板を用いても構わない。その場合、各層の導電型
は記述とは反対になる。また、プロトンの代わりに、ボ
ロンを注入しても問題はない。
第3図に、本実施例の半導体レーザ装置の電流−光出
力特性を示す。最大光出力はCODではなく、ジュール熱
によってのみ決まる。
第4図に、本実施例の半導体レーザをアレイ化した図
を示す。光出力は、アレイ化の個数とともに増加し、50
個程度のアレイ化で、100W程度の光出力が容易に得られ
る。
発明の効果 本発明により、固体レーザ励起用の光源を半導体レー
ザで、容易に得ることが可能となり、その効果は大とな
るものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の半導体レーザ装置の構造図、第2図は
作製プロセスを示す図、第3図は電流−光出力特性を示
す図、第4図はアレイ化した図である。 1……n−GaAs基板、2……n−GaAs層、3……n−Ga
0.6Al0.4As層、4……n−Ga0.7Al0.3As層、5……Ga
0.92Al0.08As層、6……p−Ga0.5Al0.5As層、7……p
−Ga0.8Al0.2As層、8……p−Ga0.5Al0.5As層、9……
p−GaAs層、10……Ti/Mo/Au電極、11……AuGeNi電極、
12……proton注入領域。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一導電型のGaAs基板上に、前記一導電型の
    GaAs層、Ga1-aAlaAs層、Ga1-bAlbAs層が順次均一に形成
    され、その上に共振器端面近傍を除いて、Ga1-cAlcAs
    層、前記基板と導電型の異なるGa1-dAldAs層、Ga1-eAle
    As層、が順次均一に形成され、共振器端面近傍のGa1-bA
    lbAs層および前記Ga1-eAleAs層上にはGa1-fAlfAs層が形
    成され、前記Ga1-fAlfAs層の上にはGaAsコンタクト層が
    形成され、前記GaAsコンタクト層の上には共振器端面近
    傍を除いて共振器端面と垂直方向に複数のストライプ状
    の電極が並んで形成されており、かつ、前記ストライプ
    状の電極の下で前記Ga1-fAlfAs層、前記GaAsコンタクト
    層は前記基板と異なる導電型を有し、前記ストライプ状
    の電極が存在しない部分で前記Ga1-fAlfAs層の上部およ
    び前記GaAsコンタクト層の上部は高抵抗を有し、かつAl
    As混晶比が0≦c<b<a<1、0<e<b<d、b<
    fの関係にあることを特徴とする半導体レーザアレイ装
    置。
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JPS62155582A (ja) * 1985-12-27 1987-07-10 Nec Corp 埋め込み型半導体レ−ザ

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