JP2716782B2 - 光カード装置 - Google Patents

光カード装置

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JP2716782B2
JP2716782B2 JP5977189A JP5977189A JP2716782B2 JP 2716782 B2 JP2716782 B2 JP 2716782B2 JP 5977189 A JP5977189 A JP 5977189A JP 5977189 A JP5977189 A JP 5977189A JP 2716782 B2 JP2716782 B2 JP 2716782B2
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明人 斉藤
祐一郎 赤塚
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は光カードを用いて情報の記録および/また
は再生を行う光カード装置に関する。
〔従来の技術〕
光カード磁気カードと比較して数千倍〜1万倍の記憶
容量を有し、光ディスクと同様に書換えはできないが、
その記憶容量が1〜2Mバイトと大きいところから銀行用
の預金通帳や携帯用の地図あるいは買物等に用いるプリ
ペイドカード等としての広い応用範囲が考えられてい
る。
このような光カードとしては、従来種々のものが提案
されており、本願人も特開昭63−37876号公報において
第6図に示すようなものを提案している。
第6図に示す光カード11は、互いに平行な複数のトラ
ック12を有する光記録部13の両端部に互いに反対方向か
ら読取り得るように各トラックに対応したアドレスを示
す情報を記録したID部14A,14Bを設け、これらID部14A,1
4B間をデータ部15としたものである。したがって、例え
ば光カード11が光学ヘッドに対して左から右への矢印A
方向への移動(以下順方向と称す)としているときは左
側のID部14Aを、光カード11が光学ヘッドに対して右か
ら左への矢印B方向への移動(以下逆方向と称す)して
いるときは、右側のID部14Bを読み取ることによってト
ラックに対応したトラックアドレス情報を認識する。
なお、ID部14A,14Bはカード端部の傷や汚れの影響を
防ぐため、および光カード11と光学ヘッドとのトラック
方向の相対的移動速度を十分安定させるために、カード
端から一定の距離内側(例えば4mm)に設けられる。
第7図は上述した光カード11を用いて情報の記録/再
生を行う従来の光カード装置の全体の構成を示すもの
で、光カード11をトラック方向に、光学ヘッド21をトラ
ックと直交する方向に移動させて情報の記録/再生を行
うものである。光カード11はプーリ22A,22B間に掛け渡
した搬送ベルト23の所定の位置に設けたシャトル24に装
填され、モータサーボ回路25によるモータ26の駆動によ
ってトラック方向に往復搬送されるようになっている。
モータ26にはシャトル24の光学ヘッド21に対する位置を
検出するためのロータリーエンコーダ27が取付けられて
いる。ロータリーエンコーダ27の1パルスが、例えば光
学ヘッド21に対するシャトル24の50μmの位置に相当す
るようになっている。
このロータリーエンコーダ27からの位置情報によって
光カード11のID部14A,14B間で搬送速度が定速となるよ
うに、コントローラ28からモータサーボ回路25に制御指
令が送られるようになっている。
第8図はモータサーボ回路25の回路構成を示すもの
で、コントローラ28からの駆動方向信号(順方向、逆方
向を示す信号)および駆動信号の制御指令が入力される
とROM25Aのアドレスが確定する。このROM25Aのアドレス
は、シャトル24の50μm毎の位置に対応している。各ア
ドレスの駆動データ(速度目標値)がD/Aコンバータ25B
およびパワーアンプ25Cを経てモータ26に与えられ、こ
れによりシャトル24が搬送されるようになっている。モ
ータ26と同軸上にあるロータリーエンコーダ27のA相お
よびB相の出力は、方向弁別器25Dに入力され、この方
向弁別器25Dからのシャトル24の搬送方向を示す出力信
号によって、光学ヘッド21に対するシャトル24の位置を
示すアップダウンカウンタ25Eの値が更新されるように
なっているとともに、F/Vコンバータ25Fを経て目標値と
の差分がとられ、その差が零となるように速度制御され
るようになっている。
なお、ROM25Aの出力データはシャトル24が加速領域を
過ぎると、すなわちアップダウンカウンタ25Eの値が加
速領域の距離値以上になると加速データから定速データ
になり、減速領域になると定速データから減速データと
なった後、アップダウンカウンタ25Eの値が所定の値に
なった時点で速度ゼロのデータを出力してシャトル24の
搬送を停止させるようにしている。シャトル24を反対方
向に搬送するには、駆動方向信号のレベルを反転させ、
駆動信号を与えればよい。
第7図において、光学ヘッド21はレーザダイオード21
Aからの書込みまたは読取り光をプリズム21Bを介して光
カード11上に投射し、その反射光をプリズム21Bを介し
てディテクタ21Cに入射させるよう構成している。ディ
テクタ21Cの出力は復調回路29に供給され、ここで読取
り信号を得るようになっているとともに、フォーカス・
トラックサーボ回路30に供給されてフォーカスエラー信
号およびトラッキングエラー信号が検出され、これによ
り光学ヘッド21をフォーカスおよびトラッキング方向に
駆動して光カード11のトラックへの入射光が常に合焦状
態で追従するように制御されるようになっている。
また、コントローラ28は、データの再生においてはレ
ーザ駆動回路31を介してレーザダイオード21Aから低出
力の読取り光を出力させるとともに、モータサーボ回路
25、復調回路29およびフォーカス・トラックサーボ回路
30の駆動を制御して、復調回路29で復調されたトラック
情報により所望のトラックをシークしてデータの読取り
を行い、またデータの書込みにおいては、書込む所望の
トラック上に上記と同様にシークした後、レーザ駆動回
路30を介してレーザダイオード21Aから高出力の書込み
光を記録すべきデータにより変調して出力させて、当該
トラックにデータを書込むよう構成されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した従来の光カード装置にあって
は、光カード11の駆動方向を反転させるために光カード
11の速度を零にして停止させる際、正確なトラッキング
エラー信号が得られず、これがためトラッキングサーボ
系が不安定となって振動等の外乱によりサーボ外れが生
じ、情報の記録および/または再生を行っていたトラッ
クから光ビームが外れてしまうという問題がある。
この発明は、このような従来の問題点に着目してなさ
れたもので、光ビームと光カードとの相対移動の停止位
置近傍において、トラッキングサーボが外れることな
く、光ビームを目的のトラックに有効に保持できる光カ
ード装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段および作用〕
上記目的を達成するため、本発明は光カードと光学ヘ
ッドとを搬送手段により相対的に移動させながら、前記
光学ヘッドから前記光カードの所定のトラックに光ビー
ムを投射して情報の記録および/または再生を行う光カ
ード装置において、前記搬送手段による相対移動の停止
位置近傍で前記所定のトラックから前記光ビームが外れ
たことを検出するトラック外れ検出手段と、前記トラッ
ク外れ検出手段によりトラック外れが検出された時とさ
れない時とで、前記搬送手段による相対移動の停止位置
を異ならせるように前記搬送手段を制御する搬送制御手
段とを備えるようにしている。
また、前記トラック外れ検出手段が、前記光ビームの
前記光カードでの反射光に基づいて前記光カード上の欠
陥を検出する欠陥検出手段と、前記光カード及び前記光
ビームが前記停止位置近傍に位置したことを検出する停
止位置近傍検出手段とを備えるようにしても良い。ある
いは、前記搬送手段が往復移動動作をすると共に、前記
トラック外れ検出手段が前記往動時に読み取った前記光
カード上の前記所定トラックのトラックアドレス情報と
前記復移動時に読み取った前記所定トラックのトラック
アドレス情報との一致を確認する確認手段を備え、両ト
ラックアドレス情報が一致しないときにトラック外れが
生じたと見做すようにしても良い。
〔実施例〕
第1図は、この発明の第1実施例の要部の構成を示す
ものである。この実施例は、第7図に示した光カード装
置において、定速位置検出回路41、カウント禁止回路42
および補助カウンタ43を付加したものである。定速位置
検出回路41は、アップダウンカウンタ25Eの出力をデコ
ードし、それによりシャトル24がモータサーボ路25によ
って定速で搬送される位置を検出する。カウント禁止回
路42は、コントローラ28からのカウント禁止信号によ
り、方向弁別器25Dからのアップ、ダウンクロックをア
ップダウンカウンタ25Eに供給したり、供給を禁止した
りする。補助カウンタ43は、コントローラ28からのカウ
ント禁止信号により、カウント禁止回路42がアップダウ
ンカウンタ25Eへのクロックの供給を禁止している間該
クロックをカウントし、その値をコントローラ28に供給
するようにする。
コントローラ28は、ID部14Aまたは14Bのトラックアド
レス情報を読み取り目的とするトラックから外れてしま
ったことを検出したら(シークエラーの発生を検出した
ら)再度目的のトラックへシークを行い、次回のシャト
ル搬送時にカウント禁止回路42へカウント禁止信号を送
出することにより光カード11の光学ヘッド21に対する停
止位置をずらす。光カード上での欠陥の大きさは、数10
μm程度のものが多いので停止位置を100μm程度ずら
すことにより、欠陥上から外れて停止させることができ
る。ロータリーエンコーダ27の1パルスが、光学ヘッド
21に対するシャトル24の50μmの位置に相当するように
なっているから停止位置を100μmずらすには、アップ
ダウンカウンタ25Eへのアップまたはダウンロックを2
パルスだけ間引けばよい。このクロックの供給の禁止
は、シャトル24の定速時に行うのが速度サーボへの影響
をなくす上で好適である。
一例として、順方向搬送後の停止位置に欠陥があり、
トラッキングサーボが外れてしまう場合について第2図
を用いて説明する。
第2図(1)でコントローラ28は、シャトル24を順方
向に搬送するために駆動信号および駆動方向信号をモー
タサーボ回路25に与える。モータサーボ回路25は、これ
らの信号によりモータ26を駆動しシャトル24を順方向に
(A点からD点へ)搬送する。シャトル24に充填された
光カード11と光学ヘッド21の相対距離が、加速領域(A
点からB点まで)を過ぎ左側のID部14Aになると、コン
トローラ28は、ID部14Aのトラックアドレス情報を読み
取り、目的のトラックであることを確認する。定速領域
(B点からC点まで)を過ぎて減速領域(C点からD点
まで)になるとROM25Aの出力は、定速データから減速デ
ータとなり、アップダウンカウンタ25Eの値が所定の値
になった時点(D点)で速度零のデータを出力してシャ
トル24の搬送を停止させる。この停止位置(D点)に欠
陥があるので、正確なトラッキングエラー信号が得られ
ずトラック外れを起こしてしまう。
次に第2図(2)でコントローラ28は、駆動方向信号
のレベルを反転させ、駆動信号を与えてシャトル24を逆
方向に(D点からA点へ)搬送させる。シャトル24に装
填された光カード11と光学ヘッド21の相対距離が、加速
領域(D点からC点まで)を過ぎ右側のID部14Bになる
と、コントローラ28はID部14Bのトラックアドレス情報
を読み取り、目的のトラックから外れてしまったことを
確認する。定速領域(C点からB点まで)を過ぎて減速
領域(B点からA点まで)になるとRO25Aの出力は、定
速データから減速データとなり、アップダウンカウンタ
25Eの値が所定の値になった時点(A点)で速度零のデ
ータを出力してシャトル24の搬送を停止させる。
以上の動作より、コントローラ28は、順方向搬送時に
目的のトラックであったのが、逆方向搬送時に目的のト
ラックから外れたということより順方向から逆方向に搬
送するときの停止位置に欠陥があると判断する。よっ
て、再度目的のトラックへシークを行い順方向搬送時に
搬送距離をトラック外れを起こしたよりも100μm長く
して欠陥上を避けて停止させるようにする。そこで第2
図(3)でコントローラ28は、シャトル24を順方向に搬
送した時に停止位置をずらすように、順方向の駆動方向
信号と駆動信号を送出して搬送を開始し、定速位置検出
回路41により定速で搬送される位置(B点)にきたこと
が検出された時にカウント禁止回路42および補助カウン
タ43にカウント禁止信号を出力しアップダウンカウンタ
25Eへのクロックの供給を禁止する。アップダウンカウ
ンタ25Eのクロックの供給が禁止されると、これと同期
して補助カウンタ43が動作し、これによりアップダウン
カウンタ25Eへのクロックの供給を禁止している間のク
ロック数がカウントされてコントローラ28に供給され
る。コントローラ28は、補助カウンタ43のカウント値が
2になったら(E点)カウント禁止信号の出力を中止
し、アップダウンカウンタ25Eへのクロックの供給を再
開する。この動作により、シャトル24の搬送距離が100
μm(B点からE点分)長くなり、欠陥を避けた位置
(G点)に停止する。
以上のようにシャトル24の停止位置をずらしたこと
(D点からG点へ)による光カード11と光学ヘッド21と
の位置関係のずれを補正するには、第2図(4)のよう
に逆方向搬送時の定速位置検出時(F点)にアップダウ
ンカウンタ25Eへのクロックの供給を順方向搬送時と同
様の距離だけ(F点からC点まで)禁止すればよい。
順方向搬送後の停止位置に欠陥があり、トラッキング
サーボが外れてしまう場合について説明したが、逆方向
搬送後の停止位置に欠陥があり、トラッキングサーボが
外れてしまう場合についても同様である。
第3図はこの発明の第2実施例の要部の構成を示すも
のである。第1実施例と対応する個所には同一符号を付
した(以下の実施例についても同様)。この実施例は、
第8図に示した光カード装置において停止位置近傍検出
回路44、欠陥検出回路45、AND回路46、カウント禁止回
路42、データエリア検出回路47およびプリセットデータ
メモリ48を付加したものである。停止位置近傍検出回路
44は、アップダウンカウンタ25Eの出力をデコードし、
それによりシャトル24が停止位置の近傍、例えば100μ
m手前に位置したことを検出して、その検出信号をAND
回路46の一方の入力端子に供給するようにする。また、
欠陥検出回路45はディテクタ21Cの出力信号のレベルに
基づいて光カード11上の欠陥を検出するようにし、その
検出信号をAND回路46の他方の入力端子に供給する。こ
のようにして、AND回路46から停止位置の近傍で光カー
ド11上に欠陥があることが検出されたときのみアクティ
ブ(ハイレベル)となるカウント禁止信号を得、これを
カウント禁止回路42に供給するようにする。カウント禁
止回路42は、方向弁別器25Dからのアップ,ダウンクロ
ックを入力し、AND回路46の出力がローレベルのときは
これらアップ,ダウンクロックをアップダウンカウンタ
25Eに供給するようにし、アクティブのときはこれらク
ロックのアップダウンカウンタ25Eへの供給を禁止する
ようにする。また、データエリア検出回路47は、光学ヘ
ッド21で読取った2値化信号に基づいて光カード11のID
部14A,14Bおよびデータ部15から成るデータエリアを検
出するようにし、その検出信号をアップダウンカウンタ
25Eに供給するようにする。さらに、プリセットデータ
メモリ48は光カード11のID部14Aまたは14Bの先頭の位置
を示すデータを格納し、データエリア検出回路47によっ
てデータエリアが検出されたときに、駆動方向信号に応
じてアップダウンカウンタ25Eに対応するID部14Aまたは
14Bの位置データをプリセットするようにする。なお、
欠陥検出回路45での欠陥検出信号は、図示しないがフォ
ーカス・トラックサーボ回路にも供給し、これにより特
開昭61−96529号公報に開示されているように、欠陥検
出中トラッキングエラー信号の低域成分を保持するよう
にして欠陥検出中にトラッキングサーボが外れないよう
にする。
以下、この実施例の動作を第4a〜d等を参照しながら
説明する。
コントローラ28がモータサーボ回路25のROM25Aに駆動
方向信号および駆動信号を与えると、モータ26の駆動に
よってシャトル24が第2図aに示すように点Aから搬送
を開始し、加速される。この搬送により光学ヘッド21に
対して光カード11のID部14Aまたは14Bがくると、その読
取り信号(2値化信号)に基づいてデータエリア検出回
路47からデータエリア検出信号が発生し、これにより駆
動方向信号に対応するプリセットデータメモリ48のプリ
セットデータがアップダウンカウンタ25Eにプリセット
される。このプリセットデータは、上述したように光カ
ード11のID部14Aまたは14Bの先頭の位置を示すもので、
その値はシャトル24の加速に必要な距離を経過した後の
値であり、定速領域の最初の部分の距離に相当する。
このように、データエリア検出回路47でデータエリア
を検出してアップダウンカウンタ25Eをプリセットする
ことにより、光学ヘッド21に対する光カード11の位置を
検出することができるので、シャトル24に対する光カー
ド11の装填誤差や光カード11の製造上による光記録部13
のトラック方向のずれを補正することができる。
その後、シャトル24は定速制御され、この定速移動に
おいて光カード11に対して情報の記録および/または再
生が行われた後、駆動方向を反転させるために減速され
る。シャトル24が減速されて、第4図aに点Bで示す停
止位置の近傍まで搬送されると、第4図bに示すように
停止位置近傍検出回路44の出力がアクティブとなる。こ
こで、停止位置Bの近傍で光カード11上に欠陥がある
と、第4図cに示すように欠陥検出回路45の出力がアク
ティブとなり、これにより両者の論理積を演算している
AND回路46の出力が第4図dに示すようにアクティブに
なるので、カウント禁止回路42によりアップ,ダウンロ
ックのカウンタ25Eへの供給が禁止される。したがっ
て、アップダウンカウンタ25EはAND回路46の出力がアク
ティブの間カウント動作を行わず、それがローレベルと
なってからカウント動作を再開することになるので、シ
ャトル24は本来の停止位置Bでは停止せず、クロックの
供給が禁止された距離分だけ多く搬送されて第4図aの
点Cで停止することになる。このように、欠陥が停止位
置の近傍で検出されると欠陥上では停止せず、欠陥の分
だけ停止位置をずらすことが可能となる。
なお、上記のようにアップダウンカウンタ25Eへのク
ロックの供給を禁止して欠陥上を避けて停止させると、
光学ヘッド21と光カード11との位置関係がずれるが、次
の反転移動において上述したと同様に、データエリア検
出回路47からのデータエリア検出信号によってプリセッ
トデータメモリ48の内容(ID部14Bまたは14Aの先頭の位
置を示すデータ)がアップダウンカウンタ25Eにプリセ
ットされるので、その後の動作に何らの悪影響を及ぼす
こともない。
以上の動作により、光カード11上の欠陥が停止位置の
近傍にある場合には、欠陥の分だけ停止位置をずらすの
で欠陥上には停止せず、したがってトラッキングサーボ
が外れることがなく、目的のトラックを有効に保持する
ことができる。また、停止位置をずらしても、反転動作
時に欠陥によってずらされた量を補正するので、その後
の動作には何も影響を与えることはない。
第5図はこの発明の第3実施例の要部の構成を示すも
のである。この実施例は、第8図に示した光カード装置
において停止位置近傍検出回路44、欠陥検出回路45、AN
D回路46、カウント禁止回路42、補助カウンタ43、定速
位置検出回路41およびOR回路49を付加したものである。
停止位置近傍検出回路44、欠陥検出回路45、AND回路46
およびカウント禁止回路42は第2実施例と同様に構成す
るが、この実施例ではAND回路46の出力を停止位置欠陥
検出信号としてコントローラ28に供給するとともに、OR
回路49を介してカウント禁止回路42および補助カウンタ
43に供給する。補助カウンタ43は、OR回路49の出力によ
りカウント禁止回路42がアップダウンカウンタ25Eへの
クロックの供給を禁止している間、該クロックをカウン
トしそのカウント値をコントローラ28に供給するように
する。また、定速位置検出回路41は、アップダウンカウ
ンタ25Eの出力をデコードし、それによりシャトル24が
定速で駆動している位置を検出して、その定速位置検出
信号をコントローラ28に供給するようにする。さらに、
コントローラ28において、AND回路46からの停止位置欠
陥検出信号、補助カウンタ43の出力信号および定速位置
検出回路41からの定速位置検出信号に基づいてカウント
禁止信号を発生させ、これをOR回路49を介してカウント
禁止回路42および補助カウンタ43に供給するようにす
る。
以下、この実施例の動作を説明する。
停止位置近傍で欠陥が検出されると、第2実施例と同
様にして欠陥が検出されている期間、アップダウンカウ
ンタ25Eへのクロックの供給がカウント禁止回路42によ
って禁止され、シャトル24は欠陥上を避けて停止する。
このように、アップダウンカウンタ25Eのクロックの供
給が禁止されると、これと同期して補助カウンタ43が作
動し、これによりアップダウンカウンタ25Eへのクロッ
クの供給を禁止している間のクロック数が係数されてコ
ントローラ28に供給される。したがって、コントローラ
28は補助カウンタ43からの出力信号により、本来の停止
位置と欠陥による実際の停止位置との間の距離、すなわ
ち第4図aにおいてB点およびC点間の距離を知ること
ができる。また、AND回路46の出力はコントローラ28に
も供給されているので、これによりコントローラ28はシ
ャトル24のどの駆動方向で欠陥があって停止位置をずら
したかを知ることができる。
以上のように停止位置をずらしたことによる光学ヘッ
ド21と光カード11との位置関係のずれを補正するには、
欠陥のあった方向とは反対方向への駆動時に、欠陥のた
めにずらされた距離と同じ距離分、アップダウンカウン
タ25Eへのクロックの供給を禁止すればよいが、このク
ロックの供給の禁止はシャトル24が定速時に行うのが、
速度サーボへの影響をなくす上で好適である。このた
め、コントローラ28において停止位置欠陥検出信号が出
力された駆動方向と反対の駆動方向時で、かつ定速位置
検出信号が出力されたときに、補助カウンタ43の出力信
号が欠陥によってずらされた量と同じになるまで、OR回
路49を介してカウント禁止回路42および補助カウンタ43
にカウント禁止信号を供給して、カウント禁止回路42に
おいてアップダウンカウンタ25Eへのクロックの供給を
禁止すると共に、補助カウンタ43においてそのクロック
の計数を開始させる。
以上の動作により、光カード11上の欠陥が停止位置の
近傍にある場合には、欠陥の分だけ停止位置をずらすの
で欠陥上には停止せず、したがってトラッキングサーボ
が外れることがなく、目的のトラックを有効に保持する
ことができる。また、停止位置をずらしても、反転動作
時に欠陥によってずらされた量を補正するので、その後
の動作にはなにも影響を与えることはない。
なお、この発明は上述した実施例にのみ限定されるも
のではなく、幾多の変形または変更が可能である。例え
ば、上述した実施例では、クロックを定速位置検出回路
41によって定速度搬送されていることを検出した時に間
引いたが、定速位置検出回路41を無くしても停止位置を
ずらすことは可能である。例えば、ROM25Aに駆動データ
を複数用意しておき、欠陥があるときは搬送距離の長い
駆動データを選択してシャトル24を搬送すればよい。ま
た、上述した実施例では、ロータリエンコーダ27によっ
て光学ヘッド21に対する位置を検出するようにしたが、
これは、リニアエンコーダを用いて行うこともできる。
また、上述した実施例では、シャトル24をトラック方向
に移動させるようにしたが、光学ヘッド21をトラック方
向に移動させることもできる。また、光カードはトラッ
クの両端間にID部を有するものに限らず、一方の端部に
のみID部を有し、一方向の搬送で記録/再生を行うもの
も有効に用いることができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、この発明によれば、停止位置近傍
においてトラッキングサーボが外れたことを検出して、
光カードおよび光学ヘッドの相対移動における停止位置
をずらすようにしたので、トラッキングサーボが外れる
ことなく目的のトラックを保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例の要部を示すブロック
図、 第2図(1)〜(4)はその動作を説明するための図、 第3図はこの発明の第2実施例の要部の構成を示すブロ
ック図、 第4図はその動作を説明するための図、 第5図はこの発明の第3実施例の要部の構成を示すブロ
ック図、 第6図、第7図および第8図は従来の技術を示す図であ
る。 11……光カード、12……トラック 13……光記録部、14A,14B……ID部 15……データ部、21……光学ヘッド 22A,22B……プーリ、23……搬送ベルト 24……シャトル 25……モータサーボ回路、26……モータ 27……ロータリーエンコーダ 28……コントローラ、29……復調回路 30……フォーカス・トラックサーボ回路 31……レーザ駆動回路、41……定速位置検出回路 42……カウント禁止回路、43……補助カウンタ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光カードと光学ヘッドとを搬送手段により
    相対的に移動させながら、前記光学ヘッドから前記光カ
    ードの所定のトラックに光ビームを投射して情報の記録
    および/または再生を行う光カード装置において、 前記搬送手段による相対移動の停止位置近傍で前記所定
    のトラックから前記光ビームが外れたことを検出するト
    ラック外れ検出手段と、 前記トラック外れ検出手段によりトラック外れが検出さ
    れた時とされない時とで、前記搬送手段による相対移動
    の停止位置を異ならせるように前記搬送手段を制御する
    搬送制御手段とを備えたことを特徴とする光カード装
    置。
  2. 【請求項2】前記トラック外れ検出手段が、前記光ビー
    ムの前記光カードでの反射光に基づいて前記光カード上
    の欠陥を検出する欠陥検出手段と、前記光カード及び前
    記光ビームが前記停止位置近傍に位置したことを検出す
    る停止位置近傍検出手段とを備える請求項1記載の光カ
    ード装置。
  3. 【請求項3】前記搬送手段が往復移動動作をすると共
    に、前記トラック外れ検出手段が前記往動時に読み取っ
    た前記光カード上の前記所定トラックのトラックアドレ
    ス情報と前記復移動時に読み取った前記所定トラックの
    トラックアドレス情報との一致を確認する確認手段を備
    え、両トラックアドレス情報が一致しないときにトラッ
    ク外れが生じたと見做す請求項1記載の光カード装置。
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