JP2716709B2 - 車輌用開閉パネル - Google Patents

車輌用開閉パネル

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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ドアなどの車輌用開閉パネルに関し、特
に、半閉鎖位置から完全閉鎖位置へ向かう一定区間の閉
扉動作を動力を用いて行なうようにされた車輌用開閉パ
ネルに関する。 〈従来の技術〉 ドア、テールゲート、トランクリッドなどの車輌用開
閉パネルは、アウタパネルとインナパネルとを組み合わ
せて形成されるが、その端縁部はヘミング加工にて偏平
にして結合されることが一般的である。 他方、雨水などの車室内への侵入を防止するために、
扉と車体との間隙には、所謂ウェザーストリップと呼ば
れるシール部材が設けられているが、シール効果をより
一層高め、風切り音や風洩れ音を低減するために、この
ウェザーストリップの押圧反力は増強される傾向にあ
る。そのため閉扉操作力の増大を余儀なくされたり、或
いは急激な閉扉動作により生ずる音響や車室内の気圧変
化が過大となるなどの不都合を生じている。 このような不都合を解消するために、ストライカをド
アの開閉方向に沿って移動可能なように構成し、ウェザ
ーストリップの押圧反力が作用しない位置にてラッチ装
置とストライカとを係合させ、この後に、室内燈の明滅
を行なうドアスイッチなどの信号によりストライカを閉
扉方向に移動させるようにしたドアロック装置が実開昭
61−144173号公報に於て提案されている。 〈発明が解決しようとする問題点〉 しかるに、上記したドアロック装置にあっては、ラッ
チ装置とストライカとが係合しただけの状態に於ては見
掛け上は所謂半ドア状態にある。従って、ドア端縁部が
偏平な構造をなす従来形式のドアパネルの場合、ラッチ
装置とストライカとが係合しただけの状態では車体表面
とドア端縁部との間に隙間が生ずる。そのため、この隙
間に何らかの異物が入り込む虞れがあり、電動機などを
用いて完全閉扉状態に向けてストライカを強制移動させ
る際に異物が挾込まれた場合には、ドア或いは車体に損
傷の及ぶことを考えられる。 このような先行技術の不都合に鑑み、本発明の主な目
的は、ラッチ装置とストライカとが係合した段階で異物
などが挾込まれる不都合を生ずることのないように改良
された車輌用ドアパネルを提供することにある。 〈問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、ヒンジにて枢支
されて自由端が旋回運動を行うドアなどの開閉パネル
を、その外面と車体の外面との間に幾分段差のある第1
の位置で保持した後、当該開閉パネルの外面と前記車体
の外面とが同一面となる第2の位置へ向けて駆動装置に
て強制移動させられる閉扉保持手段を備えた車輌用開閉
パネルであって、前記第1の位置において、前記開閉パ
ネルの自由端の端縁部へ向けて車体側から異物が進入す
ることを阻止するべく、当該開閉パネルの外面と概ね直
交しかつその内端が前記車体の外面より内側に入り込ん
だ壁面が、当該開閉パネルの自由端の端縁部の少なくと
も一部に形成されていることを特徴とする車輌用開閉パ
ネルを提供することにより達成される。 〈作用〉 このようにすれば、車体と開閉パネルとの間に夾雑物
があると、開閉パネルの端縁部に形成された壁面の終端
縁が夾雑物に干渉し、開閉パネルを閉状態に保持するた
めの閉扉保持手段が係合する第1の位置まで開閉パネル
が移動し得なくなる。また係合した状態では、壁面があ
るために車体外面と開閉パネルとの間に車体外面に沿う
方向から見て隙間が生じないので、夾雑物の侵入が防止
される。 〈実施例〉 以下、本発明の好適実施例を添付の図面を参照して詳
細に説明する。 第1図は、ドアロック装置を備えたドア1の要部を示
しており、ドアインナパネル1aをドアアウタパネル1bに
向けた曲成したドア後方端面2の内側の空間3には、ラ
チェット式ラッチ機構4が取着され、ボディアウタパネ
ル5aをボディインナパネル5bに向けて曲成した車体5の
センタピラー若しくはリアピラーの前方端面6の内側の
空間7には、ストライカ駆動装置8(請求の範囲の閉扉
保持手段に対応)が取着されている。また、ドア後方端
面2の隅部には、ウェザーストリップ9が取着され、閉
扉時にはこのウェザーストリップ9がボディアウタパネ
ル5aの対応面に密接し、所要のシール作用が得られるよ
うにされている。 ストライカ駆動装置8は、ボディアウタパネル5aの前
方端面6から突出したコ字状をなすストライカ10と、ス
トライカ10をドア1の開閉方向に沿って直線的に移動さ
せるためのカム機構11と、カム機構11を回転駆動する減
速機12及び直流電動機13とからなっており、カム機構11
のケーシング部分にて車体5に固着されている。 このストライカ駆動装置8は、別途制御回路の信号に
より電動機13を正逆転駆動し、この回転力を減速機12で
適宜に減速した上でカム機構11にて直線運動に変換する
ようにされており、これによりストライカ10が、ドア1
の開閉方向に沿って往復直線運動をなし得るようにされ
ている。 ラッチ機構4は、公知型式のものであり、内部にスト
ライカ10と係合する回転式ラッチ4aを備えており、閉扉
時にはストライカ10を噛み込んで保持固定し、開扉時に
は、図示されないドアハンドルの操作によりストライカ
10を解放するようにされている。 車体5の開口部に対応するドアアウタパネル1bの端縁
部は、その外面から車体5に向けて概ね直角に曲折され
た上でドアインナパネル1aと結合されており、これによ
り、第1図にW寸法で示すように、車体の幅方向に沿う
壁面1cが形成されている。 次に上記実施例の作動要領について説明する。 先ず、完全閉扉状態に於ては、ストライカ10は第1図
に実線で示す車体5の内側に位置している。この状態よ
りドアハンドル(図示せず)を操作すると、回転式ラッ
チ4aからストライカ10が解放される。このとき、例えば
ドアハンドルの変位、或いはこれに伴うラッチ機構4各
部の運動をリミットスイッチなどにより検出し、電動機
13を正転方向に運転制御する。 電動機13が正転することにより、減速機12及びカム機
構11を介してストライカ10が車室内より外方の前進位置
へと移動させられる(第1図想像線)。 次いでこの状態からドア1を閉じると、ストライカ10
が車体外側に位置していることから、ドア1側に設けら
れたウェザーストリップ9が押圧変形する以前に回転式
ラッチ4aとストライカ10との間のフルラッチ状態が実現
する。 この状態(請求の範囲の第1の位置に対応)に於て
は、フルラッチ状態でありながら、見掛け上は半ドア状
態にあり、ドアアウタパネル1bとボディアウタパネル5a
との表面同士の間にはΔl寸法で示す段差がある。従っ
て、ウェザーストリップ9の変形が僅少であり、その押
圧反力が大きく作用する以前であることから、比較的小
さな閉扉操作力にてフルラッチ状態とすることができ
る。 次に、回転式ラッチ4aの回動、或いはラッチ機構4と
ストライカ10との当接をリミットスイッチなどにて検出
し、この信号により直流電動機13を逆転方向に運転制御
する。 電動機13の逆転に伴ない、減速機12及びカム機構11を
介して上記とは逆にストライカ10が車室内に向けて強制
的に摺動させられ、ドア1が引き込まれて再び第1図に
実線にて示す完全閉扉状態(請求の範囲の第2の位置に
対応)が実現する。 さて、閉扉時に回転式ラッチ4aとストライカ10とが係
合した段階では、上記したようにドアアウタパネル1bと
ボディアウタパネル5aとの表面同士の間にΔl寸法で示
す段差がある。従って、従来型式のように単にへミング
加工がなされた偏平な端縁部であると、ドア1と車体5
との隙間に異物を挾込んだ状態であっても回転式ラッチ
4aとストライカ10とが係合し得る。そのため、異物を挾
込んだままストライカ10が駆動されてドア1を引き込ん
だ場合には、ドア1或いは車体5に損傷が及ぶ虞れがあ
る。そこで本発明に於ては、上記実施例に示すように、
ドア端縁部に形成された壁面1cの幅寸法(W)を段差寸
法(Δl)即ち、電動機13の動力でストライカ10が強制
的に移動させられる距離より大きくとると共に、フルラ
ッチ状態でありながら見掛け上は半ドア状態にある第1
の位置において、その内端が車体の外面より幾分か内側
に入り込んだ状態となるようにすることにより、ドア1
と車体5との間に隙間が生ずることのないようにして、
同部分に対する夾雑物の侵入防止を図っている。この壁
面1cは、ドア1の全周に亘って設ける必要はなく、開放
側の端縁部に必要に応じて設ければ良い。 尚、上記実施例は、ドアアウタパネル5aを曲成して所
要の壁面1cを形成するものとしたが、これは第2図に示
すように、合成樹脂材などで形成したドアエッジモール
14にて形成することも可能である。 また、本発明は上記したドアに限らず、テールゲート
或いはトランクリッドなどにも等しく適用することが可
能である。 〈発明の効果〉 このように本発明によれば、車体とドアパネルとの間
に何らかの夾雑物が存在すると、ラッチ装置とストライ
カとが係合し得ないこととなる。しかもラッチ装置とス
トライカが係合した後には、壁面があるために車体とド
アパネルとの間に車体の外面に沿う方向から見て隙間が
生じないので、車体とドアパネルとの間に夾雑物が侵入
することが防止される。従って、ストライカが強制駆動
される際に夾雑物を挟込むなどして車体が損傷する虞れ
を解消することが可能となり、この種の駆動装置を備え
るドアロック装置の使用性を向上する上に大きな効果が
ある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に基づく自動車用ドアロック装置のドア
及び車体に対する取付図である。 第2図は本発明の変形実施例を示す要部拡大断面図であ
る。 1……ドア、1a……ドアインナパネル 1b……ドアアウタパネル 1c……壁面、2……ドア後方端面 3……空間、4……ラッチ機構 4a……回転式ラッチ、5……車体 5a……ボディアウタパネル 5b……ボディインナパネル 6……前方端面、7……空間 8……ストライカ駆動装置 9……ウェザーストリップ 10……ストライカ、11……カム機構 12……減速機、13……電動機 14……ドアエッジモール

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.ヒンジにて枢支されて自由端が旋回運動を行うドア
    などの開閉パネルを、その外面と車体の外面との間に幾
    分段差のある第1の位置で保持した後、当該開閉パネル
    の外面と前記車体の外面とが同一面となる第2の位置へ
    向けて駆動装置にて強制移動させられる閉扉保持手段を
    備えた車輌用開閉パネルであって、 前記第1の位置において、前記開閉パネルの自由端の端
    縁部へ向けて車体側から異物が進入することを阻止する
    べく、当該開閉パネルの外面と概ね直交しかつその内端
    が前記車体の外面より内側に入り込んだ壁面が、当該開
    閉パネルの自由端の端縁部の少なくとも一部に形成され
    ていることを特徴とする車輌用開閉パネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60141984A (ja) * 1983-12-28 1985-07-27 アイシン精機株式会社 開口覆材の自動開閉装置
JPS6137738U (ja) * 1984-08-10 1986-03-08 ヤンマー農機株式会社 田植機のスイング装置

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