JPH0648066Y2 - 車輌用ドアロックのストライカ移動装置 - Google Patents

車輌用ドアロックのストライカ移動装置

Info

Publication number
JPH0648066Y2
JPH0648066Y2 JP2361088U JP2361088U JPH0648066Y2 JP H0648066 Y2 JPH0648066 Y2 JP H0648066Y2 JP 2361088 U JP2361088 U JP 2361088U JP 2361088 U JP2361088 U JP 2361088U JP H0648066 Y2 JPH0648066 Y2 JP H0648066Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
striker
door
vehicle body
cam shaft
moving device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2361088U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01129451U (ja
Inventor
稔 河野
明 藤本
克 白倉
Original Assignee
株式会社本田ロック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社本田ロック filed Critical 株式会社本田ロック
Priority to JP2361088U priority Critical patent/JPH0648066Y2/ja
Publication of JPH01129451U publication Critical patent/JPH01129451U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0648066Y2 publication Critical patent/JPH0648066Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] 〈産業上の利用分野〉 本考案は、車輌用ドアの閉扉操作力を軽減すべく、ラッ
チ装置と係合状態にあるストライカをドアの開閉方向に
沿って移動させるためのストライカの移動装置に関す
る。
〈従来の技術〉 雨水などの車室内への侵入を防止するために、所謂ウェ
ザーストリップと呼ばれるシール部材が扉と車体との間
隙に設けられている。シール効果をより一層高め、風切
り音や風洩れ音を低減するために、このウェザーストリ
ップの押圧反力は増強される傾向にあり、そのため閉扉
操作力の増大を余儀なくされたり、或いは急激な閉扉動
作により生ずる音響や車室内の気圧変化が過大となるな
どの不都合を生じている。
このような不都合を解消するために、ストライカをドア
の開閉方向に沿って移動可能なように構成し、ウェザー
ストリップの押圧反力が作用しない位置にてラッチとス
トライカとを係合させた後に、閉扉方向にストライカを
移動させるようにしたドアロック装置が、例えば実開昭
61−133666号公報に於て提案されている。
このようなストライカ駆動装置は、その構造を簡略化す
る都合上、移動可能なストライカと電動モータ及び減速
機などからなる駆動源とが一体的に構成されることが一
般的である。
〈考案が解決しようとする課題〉 一方、駆動源の騒音・振動の車輌に対する伝達を遮断す
る上には、駆動装置をゴム材などからなる弾性材を介し
てマウントすることが好ましく、他方、高い閉扉保持力
を得る都合上、ストライカは車体パネルに対して剛固に
結合することが望ましい。従って、駆動源とストライカ
とが一体構造であると、弾性材のコンプライアンスを高
める上には限度があり、充分な騒音・振動の遮断性能を
得ることが困難であった。
本考案はこのような従来技術の不都合を改善すべくなさ
れたものであり、その主な目的は、騒音・振動の遮断性
能をより一層高めることができるように改良された車輌
用ドアロックのストライカ移動装置を提供することにあ
る。
[考案の構成] 〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、本考案によれば、ドア側に装着され
たラッチ装置と完全閉扉以前に係合可能なるように車体
側に装着されたストライカを、ドアの開閉方向に沿って
移動させるための車輌用ドアロックのストライカ移動装
置であって、回転出力軸を有する駆動源と、該駆動源に
て回転駆動されるカム軸と、前記ストライカが固着され
ると共に前記カム軸に形成されたカムに係合して直線往
復運動を行うカムフォロアとを有し、前記カム軸と前記
回転出力軸とが撓み継手を介して連結されると共に、前
記駆動装置が弾性材を介して車体に取付けられることを
特徴とする車輌用ドアロックのストライカ移動装置を提
供することにより達成される。
〈作用〉 このようにすれば、ストライカの部分と駆動源の部分と
を隔置することが可能となることから、十分に高いコン
プライアンスをもって駆動源を車体に取付けることがで
きる。また、撓み継手を用いることにより、ストライカ
の部分を単独に位置決めすることができる。
〈実施例〉 以下に添付の図面を参照して本考案を特定の実施例につ
いて詳細説明する。
第1図は本考案に基づくストライカ移動装置が適用され
た車輌用ドアのロック装置部分を示している。
ドアインナパネル1aをドアアウタパネル1bに向けて曲折
形成したドア1の後方端面2の内側の空間3には、ラチ
ェット式ラッチ機構4が装着されている。そしてボディ
アウタパネル5aをボディインナパネル5bに向けて曲折形
成した車体5のセンタピラー若しくはリアピラーの前方
端面6には、ラッチ機構4と噛み合うことをもってドア
1を閉鎖保持するためのストライカ7が装着され、車体
内側の空間8にはストライカ7を駆動するための駆動装
置9が装着されている。また、これらドア1と車体5と
は、ドア後方端面2の隅部に取付けられたウェザースト
リップ10により、閉扉時の密閉性を得るようにされてい
る。
ストライカ7は丸棒材をコ字状に曲折してなり、ドア1
の開閉方向に沿って摺動自在なように設けられたスライ
ドプレート11に一体的に固着されている。
第2・3図に併せて示すように、スライドプレート11
は、車体前方端面6に固設されたインナプレート12に凹
設されたガイド溝13に、フッソ樹脂などからなる滑接部
材13aを介して係合すると共に、インナプレート12と共
締めにて車体前方端面6に固着されるアウタプレート14
をもって押え込まれている。このアウタプレート14に
は、ストライカ7の脚部7aと干渉しないように逃げ孔14
aが形成してあり、所定の範囲内に亘って直線的に滑動
自在なようにスライドプレート11を保持すると共に、車
体前方端面6に対してストライカ7を強固に保持してい
る。
インナプレート12の中央部には、車体内側の空間8に向
けて軸受ケーシング15が突設されており、この軸受ケー
シング15をもってカム軸16が回動自在なように保持され
ている。
カム軸16の軸端には、偏心ピン17が突設されている。こ
の偏心ピン17は、スライドプレート11の中央部に、スラ
イドプレート11の摺動方向に直交する向きに設けられた
長孔18内に突入している。これにより、カム軸16、偏心
ピン17、スライドプレート11の間にクランク機構が構成
され、カム軸16の回転運動がスライドプレート11の往復
直線運動に変換される。
一方、駆動装置9は、電動機19及び歯車減速機20からな
り、減速機20のケーシングに突設されたマウントアーム
20aをもって車体内の空間8に設けらたブラケット21に
ボルト止めされている。このマウントアーム20aと車体
ブラケット21との間には、適宜なコンプライアンスを有
する弾性材からなるマウントブッシュ22が介装されてお
り、駆動装置9が発生する作動音や振動の車体への伝達
防止が図られている。
駆動装置9の出力軸23とカム軸16との互いに対向する軸
端には、直径線に沿う溝24a・24bがそれぞれ形成されて
いる。そしてこれらの溝24a・24bに係合する突部25a・2
5bを互いに直交する向きにその両端に突設してなる滑り
子25が、両軸端間に介装されている。これにより、カム
軸16と出力軸23との間に所謂オルダム継手が構成され、
カム軸16と出力軸23との間にある程度の偏心があった場
合にも、両軸間のトルク伝達に支障のないようにされて
いる。また、カム軸16と滑り子25との間には、ラバーブ
ーツ26が介装されており、これらが互いに分離できない
ようにされている。
次に上記実施例の作動について説明する。
偏心ピン17がカム軸16の外周側に偏在していることか
ら、電動機19を駆動すると、出力軸23の回転に応じて偏
心ピン17の径方向位置が変移する。この偏心ピン17は、
スライドプレート11の長孔18に係合しており、偏心ピン
17の変移により長孔18が押され、スライドプレート11が
ガイド溝13に沿って移動する。しかして、ストライカ7
は、第1図に実線で示す位置から想像線で示す位置の範
囲内を移動することとなる。
上記したようにして、開扉状態に於てストライカ7を車
体外側に位置させておくと、ドア1側に設けられたウェ
ザーストリップ10が押圧変形する以前に第1図に実線で
示すフルラッチ状態が実現する。この状態に於ては、フ
ルラッチ状態でありながら、見かけ上は所謂半ドア状態
にあり、ウェザーストリップ10の押圧反力が大きく作用
する以前であることから、比較的小さな閉扉操作力にて
フルラッチ状態とすることができる。
尚、ラッチ装置4の端面に衝当するようにスライドプレ
ート11の車室内側の端部11aが立ち上げられており、同
部分にはクッション部材11bが貼設されている。
この状態から電動機19を回転させると、偏心ピン17が回
動するのに応じてスライドプレート11がストライカ7を
伴ってガイド溝13に沿って車室内に向けて強制的に摺動
させられ、第1図に想像線で示す完全閉扉状態が実現す
る。
[考案の効果] このように本考案によれば、ストライカを車体に対して
比較的剛固に結合し、しかも駆動装置を任意のコンプラ
イアンスをもって車体に結合することが可能となる。従
って、駆動源が発生する騒音・振動の車体に対する遮断
特性を向上させることができる。また、撓み継手をもっ
て駆動軸とカム軸とを連結することにより、両軸間の偏
心を許容することが可能となることから、建付け調整の
際に、従来と同様にして駆動装置と関わりなくストライ
カの位置調整を行うことができることから、作業性を向
上し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に基づく自動車用ドアロック装置のドア
及び車体に対する取付図である。 第2図は第1図に於けるII方向矢視図であり、第3図は
一部切除して示すIII方向矢視図である。 1…ドア、1a…インナパネル 1b…アウタパネル、2…ドア後方端面 3…ドア内空間、4…ラッチ機構 5a…アウタパネル、5b…インナパネル 6…車体前方端面、7…ストライカ 7a…脚部、8…車体内空間 9…駆動装置、10…ウェザーストリップ 11…スライドプレート 11a…端部、11b…クッション部材 12…インナプレート、13…ガイド溝 13a…滑接部材、14…アウタプレート 15…軸受ケーシング、16…カム軸 17…偏心ピン、18…長孔 19…電動機、20…歯車減速機 20a…マウントアーム 21…ブラケット、22…マウントブッシュ 23…出力軸、24a・24b…溝 25…滑り子、25a・25b…突部 26…ラバーブーツ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドア側に装着されたラッチ装置と完全閉扉
    以前に係合可能なるように車体側に装着されたストライ
    カを、ドアの開閉方向に沿って移動させるための車輌用
    ドアロックのストライカ移動装置であって、 回転出力軸を有する駆動源と、該駆動源にて回転駆動さ
    れるカム軸と、前記ストライカが固着されると共に前記
    カム軸に形成されたカムに係合して直線往復運動を行う
    カムフォロアとを有し、 前記カム軸と前記回転出力軸とが撓み継手を介して連結
    されると共に、 前記駆動装置が弾性材を介して車体に取付けられること
    を特徴とする車輌用ドアロックのストライカ移動装置。
JP2361088U 1988-02-24 1988-02-24 車輌用ドアロックのストライカ移動装置 Expired - Lifetime JPH0648066Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2361088U JPH0648066Y2 (ja) 1988-02-24 1988-02-24 車輌用ドアロックのストライカ移動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2361088U JPH0648066Y2 (ja) 1988-02-24 1988-02-24 車輌用ドアロックのストライカ移動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01129451U JPH01129451U (ja) 1989-09-04
JPH0648066Y2 true JPH0648066Y2 (ja) 1994-12-07

Family

ID=31242745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2361088U Expired - Lifetime JPH0648066Y2 (ja) 1988-02-24 1988-02-24 車輌用ドアロックのストライカ移動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0648066Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4632928B2 (ja) * 2005-10-28 2011-02-16 株式会社アルファ 扉用錠装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01129451U (ja) 1989-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4707007A (en) Striker means for automotive door latch assembly
US7069695B2 (en) Automatically opening/closing apparatus for vehicle
EP1445150B1 (en) Motorized retracting unit and motorized retractable rearview mirror
US20060175845A1 (en) Power striker with manual override
US20220185079A1 (en) Vehicular door device
CA2218003A1 (en) Integrated power window lock
EP0995870A1 (en) Lock for a door of a motor vehicle
US20030075934A1 (en) Power striker machanism with backdrive prevention
JPH0648066Y2 (ja) 車輌用ドアロックのストライカ移動装置
US20240003173A1 (en) Hinge System for Vehicle Door
JP3879476B2 (ja) グロメット
JP2004060376A (ja) ドアの開閉装置の構造
JPS61183588A (ja) 自動車用ドアロツク装置に於けるストライカ構造
JPH0417735Y2 (ja)
JPH0417736Y2 (ja)
JPH0450786Y2 (ja)
JPS5914377B2 (ja) ハツチバツク式リヤゲ−トドアのウインドシ−ルドワイパ−装置
CN220956720U (zh) 一种传动系统的密封机构
JP3832675B2 (ja) 直線動作機構
JPH0417734Y2 (ja)
JPH0450787Y2 (ja)
JPH0347383A (ja) 自動車用ドアロック装置
CN221119587U (zh) 一种汽车自动门执行器
JPH0417737Y2 (ja)
JPS5820058Y2 (ja) 自動車のドアチェッカ装置