JPH0450786Y2 - - Google Patents

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JPH0450786Y2
JPH0450786Y2 JP18613487U JP18613487U JPH0450786Y2 JP H0450786 Y2 JPH0450786 Y2 JP H0450786Y2 JP 18613487 U JP18613487 U JP 18613487U JP 18613487 U JP18613487 U JP 18613487U JP H0450786 Y2 JPH0450786 Y2 JP H0450786Y2
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striker
door
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latch
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案はドアロツク装置に関し、特に車輌用ド
アなどの開閉体に於て、ドアが完全閉鎖する以前
にラツチ及びストライカを互いに係合させ、この
後にこれらを完全閉扉方向に向けて強制的に移動
するように構成されたドアロツク装置に関する。
<従来の技術> 雨水などの車室内への侵入を防止するために、
扉と車体との間隙には、所謂ウエザーストリツプ
と呼ばれるシール部材が設けられている。シール
効果をより一層高め、風切り音や風洩れ音を低減
するために、このウエザーストリツプの押圧反力
は増強される傾向にあり、そのため閉扉操作力の
増大を余儀なくされたり、或いは急激な閉扉動作
により生ずる音響や車室内の気圧変化が過大とな
るなどの不都合を生じている。
このような不都合を解消するために、ストライ
カをドアの開閉方向に沿つて往復移動可能なよう
に構成し、ウエザーストリツプの押圧反力が作用
しない位置にてラツチとストライカとを係合さ
せ、この後に、主に室内灯の明滅を行なうドアス
イツチの信号によりストライカを閉扉方向に強制
移動させるようにしたドアロツク装置が実開昭61
−144173号公報に提案されている。
一方、ストライカなどを直線往復移動させるた
めの駆動装置としては、偏心軸を有する円形カム
の円周面に直線摺動自在なカムフオロワを外接さ
せ、カムを電動モータにより回転駆動すると共
に、この回転運動を、カム軸の偏心量に対応した
ストロークの直線運動にカムフオロワを介して変
換するようにした機構が好適である。
<考案が解決しようとする問題点> しかるに、上記した偏心カム機構は、電動モー
タを単一方向に回転させるのみでカムフオロワに
往復運動を与えることができる反面、モータの電
源を遮断しても、慣性力によりモータが或る程度
回転し続け、また停止位置が各部の摩擦に依存す
ることから、カムフオロワを所定位置に正確に停
止させることが困難である。
このような観点に立脚し、本考案の主な目的
は、偏心カム機構を用いた上で高い停止位置精度
が得られるように改良されたストライカなどの移
動装置を備えたドアロツク装置を提供することに
ある。
<問題点を解決するための手段> このような目的は、本考案によれば、ドアなど
の開閉体が完全閉鎖する以前に互いに係合可能な
ラツチ装置及びストライカと、前記ラツチ装置及
びストライカの少なくともいずれか一方を前記開
閉体の開閉方向に沿つて移動させる駆動装置とを
有するロツク装置であつて、前記駆動装置が、回
転式モータと、該モータにて回転駆動されるカム
と、該カムに係合して直線往復運動を行なうカム
フオロワとを有すると共に、前記ラツチ装置また
は前記ストライカの移動限度が、前記カムの回転
中心と同心的な弧状スロツトと、該スロツトに突
入するピンとからなるストツパ手段により規定さ
れることを特徴とするドアロツク装置を提供する
ことにより達成される。
<作用> このようにすれば、気温の変化など外的な要因
や電動モータのオーバーランなどに影響されるこ
となく、ストライカなどの移動部材を確実に規定
位置にて停止させることができる。
<実施例> 以下、本考案の好適実施例を添付の図面につい
て詳しく説明する。
第1図は、本考案に基づくドアロツク装置が適
用された車輌用ドア1の要部を示しており、ドア
インナパネル1aをドアアウタパネル1bに向け
た曲成したドア後方端面2の内側の空間3には、
ラチエツト式ラツチ機構4が取着され、ボデイア
ウタパネル5aをボデイインナパネル5bに向け
て曲成した車体5のセンタピラー若しくはリアピ
ラーの前方端面6の内側の空間7には、ストライ
カ駆動装置8が取着されている。また、ドア後方
端面2の隅部には、ウエザーストリツプ9が取着
され、閉扉時にはこのウエザーストリツプ9がボ
デイアウタパネル5aの対応面に密接し、所要の
シール作用が得られるようにされている。
ストライカ駆動装置8は、ボデイアウタパネル
5aの前方端面6から突出したコ字状をなすスト
ライカ10と、ストライカ10をドア1の開閉方
向に沿つて移動させるためのカム機構11と、カ
ム機構11を回転駆動する減速機12及び直流電
動機13とからなつており、カム機構11のケー
シング14部分にて車体5に固着されている。
一方、ラツチ機構4は公知形式のものであり、
内部にストライカ10と係合する回転式ラツチ4
aを備えており、閉扉時にはストライカ10を噛
み込んで保持し、開扉時には図示されないドアハ
ンドルの操作によりストライカ10を解放するよ
うにされている。
第2図に併せて良く示されるように、カム機構
11のケーシング14は、エラストマ材料からな
るマウントブツシユ15を介してボデイアウタパ
ネル5aの前方端面6部分にねじ止めされてい
る。これにより、ストライカ駆動装置8の作動音
が車体5に伝達されることを効果的に遮断し得る
ようにされている。
車体5に対するケーシング14の取付面には、
ドア1の開閉方向に沿うガイド溝16が凹設され
ている。ガイド溝16には、スライド部材17が
滑動自在なように装着されており、このスライド
部材17の外面17aは、前方端面6に開設され
た開口18から露出している。そしてこの外面1
7aには、前記したストライカ10を固設してな
るベースプレート19が、ボルト19aを用いて
ねじ止めされている。
ベースプレート19は、スライド部材17と共
に摺動変位するが、全摺動範囲に亘り開口18と
オーバーラツプするように形成されている。そし
て開口18の内周縁には、スライド部材17とベ
ースプレート19との間に挟み込まれるようにし
て自己潤滑性を有するシール部材20が介装され
ており、これにより車体5に対する作動音の伝達
を削減すると同時に、これらの滑接面から水分な
どが車体5内部に侵入することのないようにされ
ている。
スライド部材17の内面には、ボス21が突設
されている。このボス21は、ケーシング14の
ガイド溝16の底部にガイド溝16に平行して穿
設された長孔22内に突入している。また、ケー
シング14の内面には、ガイド溝16及び長孔2
2と同一方向に沿うガイド窪み23が凹設されて
おり、カムフオロワ24が摺動自在なように装着
されている。
カムフオロワ24は、長孔22を貫通してガイ
ド窪み23の内面に露出するボス21の端面に皿
ボルト25を用いて固着されており、この結果、
スライド部材17と、カムフオロワ24とは、互
いにケーシング14から抜け止めされた上で長孔
22で定められた範囲内を移動可能なようにされ
ている。
第1図及び第3図に示すように、カムフオロワ
24内面のスライド方向についての両端には、ス
ライド方向に直交する向きに一対の内壁26a,
26bが立ち上げられている。そしてこれら両内
壁26a,26bに内接して円形の偏心カム27
が設けられている。この偏心カム27の外周面に
は、自己潤滑性を有する樹脂材とからなる被覆2
7aが施されており、カムフオロワ24が両内壁
26a,26bに対して円滑に滑接するようにさ
れている。
ケーシング14の内端面には、減速機12が固
着されている。
第4図に併せて示すように、減速機12は、偏
心カム27がその軸端にキー止めされたカム軸2
8と、カム軸28に一体的に固設された最終段歯
車29と、この最終段歯車29に噛合するように
設けられた複数の伝動歯車群30と、これら伝動
歯車群30を介してカム軸28を駆動すべく直流
電動機13の軸端に固着されたピニオン歯車31
とからなり、電動機13の回転力を適宜に減速し
た上でカム軸28に伝達するようにされている。
最終段歯車29には、カム軸28と同心をなし
概ね180度の角度に亘る円弧状スロツト32が開
設されている。そしてこのスロツト32には、ケ
ーシング14にその両端を固着したピン33が貫
通しており、これにより最終段歯車29の回動角
度が規定されている。また、このスロツト32の
内周縁にも樹脂材からなる被覆32aが施されて
おり、これにより、金属音発生の防止が図られて
いる。
次に上記実施例の作動要領について説明する。
先ず、完全閉扉状態に於ては、偏心カム27と
最終段歯車29とは第3図及び第4図に示す回動
位置にあり、ストライカ10は第1図に実戦で示
す車体5の内側に位置している。この状態よりド
アハンドルを操作すると、回転式ラツチ4aから
ストライカ10が解放される。このとき、例えば
ドアハンドルの変位、或いはこれに伴うラツチ機
構4各部の運動をリミツトスイツチなどにより検
出し、電動機13を正転方向に運転制御する。
電動機13の正転により、伝動歯車群30に噛
合する最終段歯車29のカム軸28回りに偏心カ
ム27が第3図に於ける時計回り方向に回動し、
カムフオロワ24を左方へと移動させる。このカ
ムフオロワ24の左行に伴つて、スライド部材1
7及びストライカ10がガイド溝16に沿つて車
室内より外方の前進位置へと移動させられる(第
1図想像線)。
最終段歯車29が回動してスロツト32の一方
の内端がピン33に突き当ると、電動機13が機
械的に停止させられると共に、ストライカ10が
前進位置に保持される。同時に、このときの電動
機13のストール電流を検出して、電動機13を
電気的に停止させる。その場合、例えばトリクリ
ミツタなどにより電動機13の停止を検出し、電
動機13に対する通電を遮断するようにしても良
い。
次に、この状態からドア1を閉じると、上記し
た経過を経てストライカ10が車体外側に位置し
ていることから、ドア1側に設けられたウエザー
ストリツプ9が押圧変形する以前に回転式ラツチ
4aとストライカ10との間にフルラツチ状態が
実現する。この状態に於ては、フルラツチ状態で
ありながら、見かけ上は所謂半ドア状態にあり、
ウエザーストリツプ9の押圧反力が大きく作用す
る以前であることから、比較的小さな閉扉操作力
にてフルラツチ状態とすることができる。尚、符
号44は、閉扉時に、ラツチ機構4のケーシング
端面に弾接するように、ストライカ10のベース
プレート19に設けられたクツシヨン部材を示
す。
次いでラツチ部材4aがフルラツチ位置にまで
回動したこと、或いはラツチ機構4とストライカ
10との当接をリミツトスイツチなどにて検出
し、この信号により直流電動機13を逆転方向に
運転制御する。
電動機13の逆転に伴い、偏心カム27が第3
図に示す位置に回動するのに応じ、カムフオロワ
24と共にスライド部材17及びストライカ10
がガイド溝16に沿つて車室内に向けて強制的に
摺動させられ、再び第1図に示す完全閉扉状態が
実現する。
偏心カム27が、スロツト32及びピン33に
て定められた角度回動すると、前記と同様にして
スロツト32の他方の内端にピン33が突き当
り、ストライカ10が後退位置に保持されると共
に、前記と同様に、このときの電動機13のスト
ール電流を検出して、電動機13を停止させる。
さて、上記した偏心カム機構に於ては、ストラ
イカなど往復運動する部材の停止位置の設定手段
が問題となる。即ち、回転運動を往復運動に変換
する機構にあつて停止位置の精度を高める上に
は、可及的にストロークが拡大される部位にスト
ツパを設けることが好ましい。
そこで本考案に於ては、上記実施例に示すよう
に、偏心カム27と同心をなす最終段歯車29に
円弧状をなすスロツト32を設け、このスロツト
32に突入させたピン33をケーシング14に固
着することにより上記した問題点を解決するよう
にしている。即ち、スロツト32の半径によりス
トライカ10のストロークを適宜に拡大すること
ができ、しかも容易にかつ強固にカム軸28の回
動角度を規定することが可能となる。
ところで、車体とドアとの間の建て付けを調整
する段差調整は、一般的にストライカ10の取付
位置にて行なわれる。この場合、ベースプレート
19を固定するボルト19aを弛め、ベースプレ
ート19に穿設されたばか孔19bの範囲内にて
車体5に対するストライカ10の位置を変化させ
ることとなるが、上記したようにスライド部材1
7とストライカ10のベースプレート19とが別
体であることから、駆動装置本体8の取付位置と
は無関係にストライカ10の位置調整を行うこと
ができる。
尚、上記実施例は最終段歯車29にスロツト3
2を設けるものとしたが、これは最終段歯車にピ
ンを立設し、このピンの遊端が突入し得るスロツ
トをケーシング側に凹設するようにしても良い。
また電動機の停止制御に関しては、上記したトル
ク制御のみならず、パルス発信機などを用いて電
動機の回転を常時監視するものであつても良い。
更に、本考案は上記したドアに限らず、テール
ゲート或いはトランクリツドなどにも等しく適用
することができる。
<考案の効果> このように本考案によれば、極めて簡単な構造
にてストライカなど被駆動側部材の停止位置精度
を高めることが可能となることから、この種のド
アロツク装置の信頼性を高める上に大きな効果が
ある。また、過度に高い機械的精度を要求される
ことがないため、品質管理面を簡略化する上にも
効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に基づく自動車用ドアロツク装
置のドア及び車体に対する取付図である。第2図
はストライカ駆動装置を一部破断して示す第1図
に於ける矢視図である。第3図は第1図に於け
る−線に沿う矢視図である。第4図は第1図
に於ける−線に沿う矢視図である。 1……ドア、1a……ドアインナパネル、1b
……ドアアウタパネル、2……ドア後方端面、3
……空間、4……ラツチ機構、4a……回転式ラ
ツチ、5……車体、5a……ボデイアウタパネ
ル、5b……ボデイインナパネル、6……前方端
面、7……空間、8……ストライカ駆動装置、9
……ウエザーストリツプ、10……ストライカ、
11……カム機構、12……減速機、13……電
動機、14……ケーシング、15……マウントブ
ツシユ、16……ガイド溝、17……スライド部
材、17a……外面、18……開口、19……ベ
ースプレート、19a……ボルト、19b……ば
か孔、20……シール部材、21……ボス、22
……長孔、23……ガイド窪み、24……カムフ
オロワ、25……皿ボルト、26a,26b……
内壁、27……偏心カム、27a……被覆、28
……カム軸、29……最終断歯車、30……伝動
歯車群、31……ピニオン歯車、32……スロツ
ト、32a……被覆、33……ピン、44……ク
ツシヨン部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ドアなどの開閉体が完全閉鎖する以前に互いに
    係合可能なラツチ装置及びストライカと、前記ラ
    ツチ装置及びストライカの少なくともいずれか一
    方を前記開閉体の開閉方向に沿つて移動させる駆
    動装置とを有するロツク装置であつて、 前記駆動装置が、回転式モータと、該モータに
    て回転駆動されるカムと、該カムに係合して直線
    往復運動を行なうカムフオロワとを有すると共
    に、 前記ラツチ装置または前記ストライカの移動限
    度が、前記カムの回転中心と同心的な弧状スロツ
    トと、該スロツトに突入するピンとからなるスト
    ツパ手段により規定されることを特徴とするドア
    ロツク装置。
JP18613487U 1987-12-07 1987-12-07 Expired JPH0450786Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18613487U JPH0450786Y2 (ja) 1987-12-07 1987-12-07
US07/281,199 US4982984A (en) 1987-12-07 1988-12-07 Active door latch assembly

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18613487U JPH0450786Y2 (ja) 1987-12-07 1987-12-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0190969U JPH0190969U (ja) 1989-06-15
JPH0450786Y2 true JPH0450786Y2 (ja) 1992-11-30

Family

ID=31477380

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JP18613487U Expired JPH0450786Y2 (ja) 1987-12-07 1987-12-07

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JPH0190969U (ja) 1989-06-15

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