JP2716564B2 - ハニカム構造部材の切断方法および切断装置 - Google Patents

ハニカム構造部材の切断方法および切断装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、超音波切断ナイフを利用したハニカム構造
部材の切断方法および切断装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、ハニカム構造部材は、バンドソー、ナイフを
使用した切断、あるいは、プレス装置を用いた打ち抜き
切断によって所望の外形に加工している。
このような切断加工では、ハニカム構造部材を刃物で
圧接しながら切断することになるため、材料強度、寸法
精度、切断部の面精度が損なわれるという加工上の欠点
ともに、騒音の発生、また、人体に有害な粉塵の発生と
いう作業環境上の問題点があった。
一方、上記のような切断加工の欠点を解決すべく、研
磨材が混入されている高圧流体をノズルから被加工物に
向け噴射して切断を行うアブレイシブウォータジェット
加工をハニカム構造部材の切断に適用した加工技術が提
案されている(例えば、特開昭64-87196号公報、特開昭
64-87198号公報参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記アブレイシブウォータジェット加
工によるハニカム構造部材の加工では、流体を高圧に加
圧する必要があるため、必然的に加工設備が大掛かりな
ものとなる。また、被加工物を治具によってしっかりと
位置決めするなどの段取り作業に時間を要することか
ら、加工効率の上で難点が指摘されていた。
そこで、本発明は、上記従来技術の有する問題点を解
消し、加工装置の簡素化に加えて、加工精度、加工効率
の向上を可能とするハニカム構造部材の切断方法および
切断装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、ハニカム構造
部材を載せて加工するテーブル面上に超音波切断ナイフ
の刃先を突出させ、加工品の外形寸法に対応した寸法の
テンプレートをテーブル上に載置するとともにこのテン
プレート上面にハニカム構造部材を固定し、テーブル面
に突設したガイド部材にテンプレートを当接させて当該
テンプレートを移動しながらハニカム構造部材を超音波
切断ナイフで切断することを特徴とするものである。
また、本発明は、加工品の外形寸法に対応するテンプ
レート上にハニカム構造部材を固定して加工するテーブ
ルに超音波切断ナイフの刃先が突出する開口部を設ける
とともに、テーブル下面側に上記超音波切断ナイフをテ
ーブル面と刃の角度および上記開口部から突出する刃先
長さを調整可能なように装着し、上記テーブル上面に上
記テンプレートを案内するガイド部材を上記開口部近傍
に突設したことを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明によれば、超音波切断ナイフがハニカム構造部
材を切断するため、騒音、粉塵の発生が少ないととも
に、切断面を平滑に良好な面精度で切断加工できる。ま
た、テンプレートをガイド部材に当てて移動するだけで
ハニカム構造部材が作業性良好に加工品の外形寸法に切
断される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例について添付の図面を参照し
て説明する。
第1図において、符号1は、ハニカム構造部材の切断
装置を示す。この切断装置1は、加工テーブル2と、こ
の加工テーブル2に取り付けられた超音波切断ナイフ3
と、切断加工に供されるハニカム構造部材が固定される
テンプレート4を備えている。
加工テーブル2は、4本の脚部5a乃至5dによって支持
され、この脚部5a乃至5dの下端にはローラ6a乃至6dが取
り付けられており、当該切断装置1の移動の際の取扱い
が容易になっている。また、上記脚部5a乃至5dの間に架
設された設置板7には、超音波発生装置8が設置され、
超音波切断ナイフ3は、この超音波発生装置7に接続さ
れている。
加工テーブル2の下面と設置板7の間には、鉛直面に
平行なブラケット9が取り付けられている。超音波切断
ナイフ3は、このブラケット9に対して回動可能に取り
付けられたナイフホルダ10に装着されるものである。こ
の場合、超音波切断ナイフ3の刃3aと加工テーブル2の
テーブル面のなす角度を調整することができるようにな
っている。すなわち、上記ブラケット9の取着された内
歯車11には、ハンドル12の軸に設けられた歯車が噛み合
っており、ハンドル12を回すことによって、ナイフホル
ダ10がその支軸(図示せず)を中心に回動するようにな
っている。これによって、超音波切断ナイフ3の刃3aが
テーブル面となす角度を調整することができる。また、
加工テーブル2の所定位置には、開口部13が形成され、
この開口部13から超音波切断ナイフ3の刃3aが突出する
ようになっている。この場合、ナイフホルダ10には、こ
の超音波切断ナイフ3の刃3aの突出長さを調整するハン
ドル14を備えた突出長さ調整手段15が設けられている。
この突出長さ調整手段15は、ピニオン・ラック機構を用
いて超音波切断ナイフ3を開口部13から臨入させかつ進
退させることができる。
次に、加工テーブル2の開口部13近くのテーブル面上
には、ガイドピン16、16が突設される。このガイドピン
16、16には、加工テーブル2に載置され外周が当接する
テンプレート4の移動の案内をするものである。
本実施例によるハニカム構造部材の切断装置は、以上
のように構成されるものであり、次に、本発明のハニカ
ム構造部材の切断方法との関連において、その作用につ
いて説明する。
まず、テンプレート4の外形寸法は、予め、切断加工
に供されるハニカムコアWの加工品の外形寸法にアンダ
カット量Cを見込んだ寸法に対応させてある(第3図参
照)。切断加工に際してハニカムコアWは、テンプレー
ト4の上面に例えば両面テープ17を介して固定保持され
る。
そこで、超音波切断ナイフ3の刃3aがテーブル面とな
す角度と刃3aの突出長さをハニカムコアWの加工寸法に
合わせて適当に調整するとともに、超音波発生装置8を
起動した後、超音波切断ナイフ3の刃先3aをハニカムコ
アWに押し当てながら、ハニカムコアWを切断する。
第2図に示すように、テンプレート4の外周縁をガイ
ドピン16、16に当接させ、このガイドピン16、16の案内
下にテンプレート4を矢印方向にゆっくりと移動しなが
ら切断を続ける。テンプレート4の外形寸法と加工品の
外形寸法とが対応関係にあるので、結果的にハニカムコ
アWが所定の寸法に切断される。この実施例では、ハニ
カムコアWは、その外周下端縁が第2図中2点鎖線に沿
って、その外周上端縁が1点鎖線に沿って切断される。
このような超音波切断ナイフ3による切断では、騒
音、粉塵の発生が少なく、また冷却水や切削油などを使
用しないので、作業環境が悪化したり、加工品が汚染さ
れることがない。
また、ガイドピン16、16にテンプレート4を当てて、
テンプレート4ごと軽く動かすだけでハニカムコアWが
所定の正確な外形寸法に切断されるので、作業性、生産
性が向上する。しかも、従来の切断方法では、切断面が
粗くなりがちで場合によっては、第4図に示されるよう
に、切断した端部がちぎれ切断面が不揃いになる不都合
があったが、超音波切断ナイフ3による切断では、第5
図に示されるように平滑な切断面が得られ加工精度が向
上する。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、超
音波切断ナイフを用いてハニカム構造部材の切断加工を
行うにあたり、ハニカム構造部材を載せて加工するテー
ブルに開口部を設け、この開口部から超音波切断ナイフ
の刃をテーブル面上に突出させ、加工品の外形寸法に対
応したテンプレートの上面にハニカム構造部材を固定
し、テーブル面に突設したガイド部材にテンプレートを
当接させて案内としながらハニカム構造部材を切断する
ようにしたので、切断装置の構成が簡素となり取扱い、
作業性が向上するとともに、加工精度、加工効率の向上
に寄与する等の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるハニカム構造部材の切断装置の一
実施例を示す斜視図、第2図は第1図の切断装置を用い
て実施する本発明の切断方法を示した一部省略平面図、
第3図は第1図の切断装置を用いて実施する本発明の切
断方法を示した一部省略断面図、第4図は従来のハニカ
ム構造部材の切断方法による切断面を示す斜視図、第5
図は本発明の切断方法によるハニカム構造部材の切断面
を示す斜視図である。 1……切断装置、2……加工テーブル、3……超音波切
断ナイフ、4……テンプレート、8……超音波発生装
置、10……ナイフホルダ、13……開口部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハニカム構造部材を載せて加工するテーブ
    ル面上に超音波切断ナイフの刃先を突出させ、加工品の
    外形寸法に対応した寸法のテンプレートをテーブル上に
    載置するとともにこのテンプレート上面にハニカム構造
    部材を固定し、テーブル面に突設したガイド部材にテン
    プレートを当接させて当該テンプレートを移動しながら
    ハニカム構造部材を超音波切断ナイフで切断することを
    特徴とするハニカム構造部材の切断方法。
  2. 【請求項2】加工品の外形寸法に対応するテンプレート
    上にハニカム構造部材を固定して加工するテーブルに超
    音波切断ナイフの刃先が突出する開口部を設けるととも
    に、テーブル下面側に上記超音波切断ナイフをテーブル
    面と刃の角度および上記開口部から突出する刃先長さを
    調整可能なように装着し、上記テーブル上面に上記テン
    プレートを案内するガイド部材を上記開口部近傍に突設
    したことを特徴とするハニカム構造部材の切断装置。
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