JP2715987B2 - スペクトラム拡散通信方式用同期捕捉装置および同期捕捉方法 - Google Patents
スペクトラム拡散通信方式用同期捕捉装置および同期捕捉方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスペクトラム拡散通信方
式における同期捕捉装置に関するものである。
式における同期捕捉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スペクトラム拡散通信方式の送受信機の
構成を図11に示す。送信側では、情報変調回路1でデ
ータ変調された入力データと、拡散符号発生器2で生成
される高速な伝送速度をもつ拡散符号を拡散回路3で乗
算し、信号の帯域を広げて送信する。受信側では送信側
での拡散に用いたものと同一の拡散符号を拡散符号発生
器5で生成し、逆拡散回路6での逆拡散操作により送信
データを検出する。このとき、受信信号中の拡散符号と
拡散符号発生器5で生成する拡散符号の位相を同期回路
4において同期させる必要がある。従来、このスペクト
ラム拡散通信用同期捕捉法として、特開平5−6367
8号公報に示されるように、スライディング相関法が多
く用いられている。
構成を図11に示す。送信側では、情報変調回路1でデ
ータ変調された入力データと、拡散符号発生器2で生成
される高速な伝送速度をもつ拡散符号を拡散回路3で乗
算し、信号の帯域を広げて送信する。受信側では送信側
での拡散に用いたものと同一の拡散符号を拡散符号発生
器5で生成し、逆拡散回路6での逆拡散操作により送信
データを検出する。このとき、受信信号中の拡散符号と
拡散符号発生器5で生成する拡散符号の位相を同期回路
4において同期させる必要がある。従来、このスペクト
ラム拡散通信用同期捕捉法として、特開平5−6367
8号公報に示されるように、スライディング相関法が多
く用いられている。
【0003】図12は従来の同期捕捉装置の一例を示す
ブロック図である。乗算器10は拡散符号発生器8から
出力される拡散符号と入力信号を乗算し、バンドパスフ
ィルタ(BPF)11はこの乗算結果をろ波した信号を
出力する。積分器12はその結果を所定時間積分する。
積分結果を図13に示す。同期点での出力には鋭いピー
ク値が現れる。判定器13は積分器12の出力が同期点
のピーク値であるかを判定する。判定器13における判
定方法は、予め定められた所定値と比較することにより
行う。タイミング制御装置9はクロック信号を拡散符号
発生器8に供給する。
ブロック図である。乗算器10は拡散符号発生器8から
出力される拡散符号と入力信号を乗算し、バンドパスフ
ィルタ(BPF)11はこの乗算結果をろ波した信号を
出力する。積分器12はその結果を所定時間積分する。
積分結果を図13に示す。同期点での出力には鋭いピー
ク値が現れる。判定器13は積分器12の出力が同期点
のピーク値であるかを判定する。判定器13における判
定方法は、予め定められた所定値と比較することにより
行う。タイミング制御装置9はクロック信号を拡散符号
発生器8に供給する。
【0004】タイミング制御装置9が発生するクロック
信号は、一積分周期毎に所定時間停止され、拡散符号発
生器8で生成される拡散符号の位相があらかじめ定めら
れたチップ数分(例えば1/2チップ)だけずれるよう
に制御されるもので、この結果、拡散符号発生器8が生
成する拡散符号は一積分周期毎に異なるものとなり、判
定器13がピーク値であることを検出するまで行われ
る。
信号は、一積分周期毎に所定時間停止され、拡散符号発
生器8で生成される拡散符号の位相があらかじめ定めら
れたチップ数分(例えば1/2チップ)だけずれるよう
に制御されるもので、この結果、拡散符号発生器8が生
成する拡散符号は一積分周期毎に異なるものとなり、判
定器13がピーク値であることを検出するまで行われ
る。
【0005】上記の方法では、一回の相関計算により、
入力信号に対して拡散符号のある一つの位相についての
結果しか得られないことになる。
入力信号に対して拡散符号のある一つの位相についての
結果しか得られないことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のスライ
ディング相関器による方法では、拡散符号の同期を受信
側で発生させる疑似雑音符号の位相を一積分周期毎に一
つずつずらしておこなっているため、同期捕捉完了まで
に時間がかかるという問題点がある。
ディング相関器による方法では、拡散符号の同期を受信
側で発生させる疑似雑音符号の位相を一積分周期毎に一
つずつずらしておこなっているため、同期捕捉完了まで
に時間がかかるという問題点がある。
【0007】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、上記従来のス
ペクトラム拡散通信用同期捕捉装置における問題点の解
決をはかり、同期捕捉を短縮化することのできるスペク
トラム拡散通信方式用同期捕捉装置および方法を実現す
ることを目的とする。
る問題点に鑑みてなされたものであって、上記従来のス
ペクトラム拡散通信用同期捕捉装置における問題点の解
決をはかり、同期捕捉を短縮化することのできるスペク
トラム拡散通信方式用同期捕捉装置および方法を実現す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のスペクトラム拡散通信用同期捕捉装置は、所
定の間隔にてクロック信号を出力するタイミング制御装
置と、前記タイミング制御回路より供給されるクロック
信号のタイミングにて拡散符号を発生する拡散符号発生
器と、外部より供給される入力信号と前記拡散符号発生
器出力との乗算を行った後に所定時間積分する相関部
と、前記相関部からの出力をもとに前記入力信号の同期
点を検出する判定器と、を有するスペクトラム拡散通信
方式用同期捕捉装置において、前記拡散符号発生器は位
相がそれぞれ異なる第1の拡散符号および該第1の拡散
符号の位相を1チップ以上送らせた第2の拡散符号を生
成して、第1の拡散符号から第2の拡散符号を減じた差
を出力し、前記判定器は相関部出力を第1の所定値およ
び第2の所定値と比較することにより同期点での位相を
検出することを特徴とする。
の本発明のスペクトラム拡散通信用同期捕捉装置は、所
定の間隔にてクロック信号を出力するタイミング制御装
置と、前記タイミング制御回路より供給されるクロック
信号のタイミングにて拡散符号を発生する拡散符号発生
器と、外部より供給される入力信号と前記拡散符号発生
器出力との乗算を行った後に所定時間積分する相関部
と、前記相関部からの出力をもとに前記入力信号の同期
点を検出する判定器と、を有するスペクトラム拡散通信
方式用同期捕捉装置において、前記拡散符号発生器は位
相がそれぞれ異なる第1の拡散符号および該第1の拡散
符号の位相を1チップ以上送らせた第2の拡散符号を生
成して、第1の拡散符号から第2の拡散符号を減じた差
を出力し、前記判定器は相関部出力を第1の所定値およ
び第2の所定値と比較することにより同期点での位相を
検出することを特徴とする。
【0009】この場合、判定器が相関部出力と比較する
第1の所定値および第2の所定値のそれぞれが正符号お
よび負符号であり、判定器は相関部出力が第1の所定値
を上回った場合には第1の拡散符号による位相の同期点
と判定し、相関部出力が第2の所定値を下回った場合に
は第2の拡散符号による位相の同期点と判定することと
してもよい。
第1の所定値および第2の所定値のそれぞれが正符号お
よび負符号であり、判定器は相関部出力が第1の所定値
を上回った場合には第1の拡散符号による位相の同期点
と判定し、相関部出力が第2の所定値を下回った場合に
は第2の拡散符号による位相の同期点と判定することと
してもよい。
【0010】本発明の他の形態によるスペクトラム拡散
通信用同期捕捉装置は、前記拡散符号発生器は位相がそ
れぞれ異なる第1の拡散符号および該第1の拡散符号の
位相を1チップ以上送らせた第2の拡散符号を生成し
て、第1の拡散符号から第2の拡散符号を減じた差を出
力し、前記判定器は相関部出力の絶対値が最大となる位
相を検出してその正負を判定し、相関部出力が正である
場合には第1の拡散符号による位相の同期点と判定し、
相関部出力が負である場合には第2の拡散符号による位
相の同期点と判定することを特徴とする。
通信用同期捕捉装置は、前記拡散符号発生器は位相がそ
れぞれ異なる第1の拡散符号および該第1の拡散符号の
位相を1チップ以上送らせた第2の拡散符号を生成し
て、第1の拡散符号から第2の拡散符号を減じた差を出
力し、前記判定器は相関部出力の絶対値が最大となる位
相を検出してその正負を判定し、相関部出力が正である
場合には第1の拡散符号による位相の同期点と判定し、
相関部出力が負である場合には第2の拡散符号による位
相の同期点と判定することを特徴とする。
【0011】
【0012】
【0013】本発明のスペクトラム拡散通信用同期捕捉
方法は、入力信号と拡散符号との相関をとり、該相関結
果から前記入力信号と拡散符号との同期点を求めるスペ
クトラム拡散通信方式用同期捕捉方法において、前記拡
散符号として位相がそれぞれ異なる第1の拡散符号から
該第1の拡散符号の位相を1チップ以上送らせた第2の
拡散符号を減じた差を用い、相関出力を第1の所定値お
よび第2の所定値と比較することにより同期点での位相
を検出することを特徴とする。
方法は、入力信号と拡散符号との相関をとり、該相関結
果から前記入力信号と拡散符号との同期点を求めるスペ
クトラム拡散通信方式用同期捕捉方法において、前記拡
散符号として位相がそれぞれ異なる第1の拡散符号から
該第1の拡散符号の位相を1チップ以上送らせた第2の
拡散符号を減じた差を用い、相関出力を第1の所定値お
よび第2の所定値と比較することにより同期点での位相
を検出することを特徴とする。
【0014】この場合、相関出力と比較する第1の所定
値および第2の所定値のそれぞれが正符号および負符号
であり、相関出力が第1の所定値を上回った場合には第
1の拡散符号による位相の同期点と判定し、相関部出力
が第2の所定値を下回った場合には第2の拡散符号によ
る位相の同期点と判定することとしてもよい。
値および第2の所定値のそれぞれが正符号および負符号
であり、相関出力が第1の所定値を上回った場合には第
1の拡散符号による位相の同期点と判定し、相関部出力
が第2の所定値を下回った場合には第2の拡散符号によ
る位相の同期点と判定することとしてもよい。
【0015】本発明の他の形態によるスペクトラム拡散
通信用同期捕捉方法は、前記拡散符号として位相がそれ
ぞれ異なる第1の拡散符号から該第1の拡散符号の位相
を1チップ以上送らせた第2の拡散符号を減じた差を用
い、相関出力の絶対値が最大となる位相を検出してその
正負を判定し、相関出力が正である場合には第1の拡散
符号による位相の同期点と判定し、相関部出力が負であ
る場合には第2の拡散符号による位相の同期点と判定す
ることを特徴とする。
通信用同期捕捉方法は、前記拡散符号として位相がそれ
ぞれ異なる第1の拡散符号から該第1の拡散符号の位相
を1チップ以上送らせた第2の拡散符号を減じた差を用
い、相関出力の絶対値が最大となる位相を検出してその
正負を判定し、相関出力が正である場合には第1の拡散
符号による位相の同期点と判定し、相関部出力が負であ
る場合には第2の拡散符号による位相の同期点と判定す
ることを特徴とする。
【0016】
【0017】
【0018】
【作用】拡散符号発生器では異なる位相をもつ複数の拡
散符号を合成した符号が生成される。合成した拡散符号
とスライディング相関器への入力信号との相関計算を行
うと、入力信号の位相が合成した拡散符号の位相のうち
のどれかと一致した時相関器出力にピーク値が現れる。
散符号を合成した符号が生成される。合成した拡散符号
とスライディング相関器への入力信号との相関計算を行
うと、入力信号の位相が合成した拡散符号の位相のうち
のどれかと一致した時相関器出力にピーク値が現れる。
【0019】拡散符号発生器での合成方法が二つの拡散
符号の差(拡散符号1−拡散符号2)をとる場合は、拡
散符号1に同期すると正のピークが、拡散符号2に同期
すると負のピークが現れる。従って、相関器出力に現れ
るピーク値の正負を判定することにより拡散符号1と拡
散符号2のどちらに同期しているかがわかる。
符号の差(拡散符号1−拡散符号2)をとる場合は、拡
散符号1に同期すると正のピークが、拡散符号2に同期
すると負のピークが現れる。従って、相関器出力に現れ
るピーク値の正負を判定することにより拡散符号1と拡
散符号2のどちらに同期しているかがわかる。
【0020】
【0021】これにより、一回の相関計算で同時に拡散
符号の複数の位相についての結果を得ることができるた
め、同期捕捉時間を短縮することができる。
符号の複数の位相についての結果を得ることができるた
め、同期捕捉時間を短縮することができる。
【0022】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0023】図1は本発明スペクトラム拡散通信用同期
捕捉装置の一実施例の構成を示すブロック図である。
捕捉装置の一実施例の構成を示すブロック図である。
【0024】図1において、拡散符号発生器101は、
位相の異なる二つの拡散符号(拡散符号1と、拡散符号
1の位相を1チップ以上遅らせた拡散符号2)の差をと
った拡散符号を発生する。乗算器103はBPF104
および積分器105とともに相関部を構成するもので、
入力信号と拡散符号発生器101から出力される拡散符
号を乗算する。この結果はBPF104を介して積分器
105に供給される。BPFl04では、帯域通過ろ波
された信号が出力される。積分器105はこの出力を所
定時間積分する。判定器106は、積分器105の出力
からピーク値を検出して入力信号中の拡散符号が拡散符
号1と拡散符号2のどちらと同期しているかを判定す
る。拡散符号1と拡散符号2の位相差を1チップとした
時の積分器105の出力を図3に示す。
位相の異なる二つの拡散符号(拡散符号1と、拡散符号
1の位相を1チップ以上遅らせた拡散符号2)の差をと
った拡散符号を発生する。乗算器103はBPF104
および積分器105とともに相関部を構成するもので、
入力信号と拡散符号発生器101から出力される拡散符
号を乗算する。この結果はBPF104を介して積分器
105に供給される。BPFl04では、帯域通過ろ波
された信号が出力される。積分器105はこの出力を所
定時間積分する。判定器106は、積分器105の出力
からピーク値を検出して入力信号中の拡散符号が拡散符
号1と拡散符号2のどちらと同期しているかを判定す
る。拡散符号1と拡散符号2の位相差を1チップとした
時の積分器105の出力を図3に示す。
【0025】図3に示す出力は、入力信号中の拡散符号
の位相が拡散符号1の位相と一致する時は正のピーク値
をとり、拡散符号2の位相と一致する時は負のピーク値
をとる。タイミング制御装置102は、拡散符号発生器
101にクロック信号を供給する。このクロック信号
は、積分器105での一積分周期毎に所定時間停止し、
拡散符号1と拡散符号2を発生させるタイミングを制御
する。
の位相が拡散符号1の位相と一致する時は正のピーク値
をとり、拡散符号2の位相と一致する時は負のピーク値
をとる。タイミング制御装置102は、拡散符号発生器
101にクロック信号を供給する。このクロック信号
は、積分器105での一積分周期毎に所定時間停止し、
拡散符号1と拡散符号2を発生させるタイミングを制御
する。
【0026】図2は、本発明の第1の実施例におけるス
ペクトラム拡散通信用同期捕捉装置の各装置で行われる
動作を表わすフローチャートである。
ペクトラム拡散通信用同期捕捉装置の各装置で行われる
動作を表わすフローチャートである。
【0027】拡散符号発生器101では拡散符号1と、
拡散符号1の位相を遅らせた拡散符号2の差をとる(ス
テップS201)。乗算器103ではステップS201
により生成された符号と入力信号とを乗算する(ステッ
プS202)。乗算結果は、BPF104を通過した後
(ステップS203)、積分器105により積分されて
判定器106へ出力される(ステップS204)。判定
器106では、装置全体の動作の基本となるマスターク
ロックを計測することにより所定時間積分したかどうか
を確認し、所定時間積分されていない場合には入力に対
しての処理は行わない。この結果、上記の各ステップS
201〜S204が繰返し行われることとなる。
拡散符号1の位相を遅らせた拡散符号2の差をとる(ス
テップS201)。乗算器103ではステップS201
により生成された符号と入力信号とを乗算する(ステッ
プS202)。乗算結果は、BPF104を通過した後
(ステップS203)、積分器105により積分されて
判定器106へ出力される(ステップS204)。判定
器106では、装置全体の動作の基本となるマスターク
ロックを計測することにより所定時間積分したかどうか
を確認し、所定時間積分されていない場合には入力に対
しての処理は行わない。この結果、上記の各ステップS
201〜S204が繰返し行われることとなる。
【0028】ステップS205で、所定時間積分された
と判断された場合、判定器106は積分器105の出力
と所定値とを比較する(ステップS206)し、ピーク
値が検出されたかの確認を行う(ステップS207)こ
とにより同期点であるかの判定を行う。比較する所定値
は、正と負の二つあり、積分器105の出力が正の所定
値を超えた場合には、または負の所定値を下回った場合
のみ同期点であると判定する。ステップS207で同期
点だと判定されない場合は、同期点だと判定される信号
入力を待つ。このため、ステップS201からS207
までの動作が繰り返されるが、この時、タイミング制御
装置102は積分器105での一積分周期毎にクロック
信号を所定時間停止させるので(ステップS211)、
ステップS201で生成される拡散符号1と拡散符号2
の位相は同時にずれたものとなる。
と判断された場合、判定器106は積分器105の出力
と所定値とを比較する(ステップS206)し、ピーク
値が検出されたかの確認を行う(ステップS207)こ
とにより同期点であるかの判定を行う。比較する所定値
は、正と負の二つあり、積分器105の出力が正の所定
値を超えた場合には、または負の所定値を下回った場合
のみ同期点であると判定する。ステップS207で同期
点だと判定されない場合は、同期点だと判定される信号
入力を待つ。このため、ステップS201からS207
までの動作が繰り返されるが、この時、タイミング制御
装置102は積分器105での一積分周期毎にクロック
信号を所定時間停止させるので(ステップS211)、
ステップS201で生成される拡散符号1と拡散符号2
の位相は同時にずれたものとなる。
【0029】ステップS207でピーク値を検出し、同
期点であると判定した場合、判定器106は、同期点出
力の符号を確認する(ステップS208)。符号が正で
ある場合には、入力信号中の拡散符号の位相は拡散符号
1の位相であるとし(ステップS209)、符号が負で
ある場合には、拡散符号2の位相であるとして(ステッ
プS210)終了する。
期点であると判定した場合、判定器106は、同期点出
力の符号を確認する(ステップS208)。符号が正で
ある場合には、入力信号中の拡散符号の位相は拡散符号
1の位相であるとし(ステップS209)、符号が負で
ある場合には、拡散符号2の位相であるとして(ステッ
プS210)終了する。
【0030】なお、上述した実施例では各拡散符号の位
相差を1チップ以上として説明した。これは各拡散符号
の位相差を1チップ内とすると、得られるピーク値が従
来技術よりも小さくなり、同期点検出精度が低下するた
めである。各拡散符号の位相差を1チップ以上とするこ
とにより、上述したような同期点検出を行うことができ
る。
相差を1チップ以上として説明した。これは各拡散符号
の位相差を1チップ内とすると、得られるピーク値が従
来技術よりも小さくなり、同期点検出精度が低下するた
めである。各拡散符号の位相差を1チップ以上とするこ
とにより、上述したような同期点検出を行うことができ
る。
【0031】図4は、本発明の第2の実施例におけるス
ペクトラム拡散通信用同期捕捉装置の構成を示すブロッ
ク図である。本実施例は、判定器206の動作が図1に
示した第1の実施例における判定器106での動作と異
なる点を除いては、第1の実施例と同様の構成を有する
ものであるため、判定器206以外は図1と同様の符号
を付して説明は省略する。
ペクトラム拡散通信用同期捕捉装置の構成を示すブロッ
ク図である。本実施例は、判定器206の動作が図1に
示した第1の実施例における判定器106での動作と異
なる点を除いては、第1の実施例と同様の構成を有する
ものであるため、判定器206以外は図1と同様の符号
を付して説明は省略する。
【0032】図5は、本発明の第2の実施例におけるス
ペクトラム拡散通信用同期捕捉装置の各装置で行われる
動作を表わすフローチャートである。
ペクトラム拡散通信用同期捕捉装置の各装置で行われる
動作を表わすフローチャートである。
【0033】本実施例は上述したように図1に示した実
施例と判定器206の動作のみが異なるものであり、当
然ながらステップS301〜S305、ステップS30
8からステップS311までの動作も図2に示したステ
ップS201〜S205、ステップS208からステッ
プS211までの動作と同様であるため、これらの各ス
テップについての説明は省略する。
施例と判定器206の動作のみが異なるものであり、当
然ながらステップS301〜S305、ステップS30
8からステップS311までの動作も図2に示したステ
ップS201〜S205、ステップS208からステッ
プS211までの動作と同様であるため、これらの各ス
テップについての説明は省略する。
【0034】第1の実施例では、積分器105の出力が
同期点のピーク値であるかを所定値との比較により判定
したのに対し、本実施例では、ステップS306にて全
位相についての積分値を算出したと判断するまで、入力
を待つ、すなわち、ステップS301からS305まで
の動作を繰り返し行い、積分器105の出力の絶対値が
最大となる位相を検出して(ステップS307)、この
ときの位相を同期点での位相とする。
同期点のピーク値であるかを所定値との比較により判定
したのに対し、本実施例では、ステップS306にて全
位相についての積分値を算出したと判断するまで、入力
を待つ、すなわち、ステップS301からS305まで
の動作を繰り返し行い、積分器105の出力の絶対値が
最大となる位相を検出して(ステップS307)、この
ときの位相を同期点での位相とする。
【0035】本実施例では、積分器出力を所定値と比較
することにより同期判定を行う第1の実施例と異なり、
すべての位相についての比較を行ってその最大ピークを
検出しているため、第1の実施例に比較すると判定まで
の時間は長くなることが多いが、検出精度が向上したも
のとなっている。
することにより同期判定を行う第1の実施例と異なり、
すべての位相についての比較を行ってその最大ピークを
検出しているため、第1の実施例に比較すると判定まで
の時間は長くなることが多いが、検出精度が向上したも
のとなっている。
【0036】図6は、本発明の第3の実施例におけるス
ペクトラム拡散通信用同期捕捉装置の構成を示すブロッ
ク図である。
ペクトラム拡散通信用同期捕捉装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【0037】図6において、拡散符号発生器301は、
位相の異なる拡散符号1から拡散符号n(n≧2)の和
をとった拡散符号を発生する。乗算器303では、入力
信号と拡散符号発生器301から出力される拡散符号を
乗算し、この結果はBPF304を介して積分器305
に供給される。BPF304では、帯域通過ろ波された
信号が出力され、積分器305で所定時問積分する。判
定器306は、積分器305の出力からピーク値を検出
する。n=2で拡散符号1と拡散符号2の位相差が2チ
ップである時の積分器305の出力を図8に示す。この
出力は、入力信号中の拡散符号の位相が拡散符号1およ
び拡散符号2の位相と一致する時に正のピーク値をと
る。タイミング制御装置302は、拡散符号発生器30
1にクロック信号を供給する。このクロック信号は、積
分器805での一積分周期毎に所定時間停止し、拡散符
号発生器301で合成する拡散符号1から拡散符号nを
発生させるタイミングを制御する。本発明の第3の実施
例は、判定器306がタイミング制御装置302および
拡散符号発生器301に接続されている点で、第1の実
施例と異な構成を有する。
位相の異なる拡散符号1から拡散符号n(n≧2)の和
をとった拡散符号を発生する。乗算器303では、入力
信号と拡散符号発生器301から出力される拡散符号を
乗算し、この結果はBPF304を介して積分器305
に供給される。BPF304では、帯域通過ろ波された
信号が出力され、積分器305で所定時問積分する。判
定器306は、積分器305の出力からピーク値を検出
する。n=2で拡散符号1と拡散符号2の位相差が2チ
ップである時の積分器305の出力を図8に示す。この
出力は、入力信号中の拡散符号の位相が拡散符号1およ
び拡散符号2の位相と一致する時に正のピーク値をと
る。タイミング制御装置302は、拡散符号発生器30
1にクロック信号を供給する。このクロック信号は、積
分器805での一積分周期毎に所定時間停止し、拡散符
号発生器301で合成する拡散符号1から拡散符号nを
発生させるタイミングを制御する。本発明の第3の実施
例は、判定器306がタイミング制御装置302および
拡散符号発生器301に接続されている点で、第1の実
施例と異な構成を有する。
【0038】図7は、本発明の第3の実施例におけるス
ペクトラム拡散通信用同期捕捉装置の各装置で行われる
動作を表わすフローチャートである。
ペクトラム拡散通信用同期捕捉装置の各装置で行われる
動作を表わすフローチャートである。
【0039】拡散符号発生器301では、拡散符号1か
ら拡散符号nの和をとった符号を生成し、出力する(ス
テップS701)。乗算器304は、ステップS701
により生成された拡散符号と入力信号とを乗算する(ス
テップS702)。乗算結果はBPF304通過後(ス
テップS703)、積分器305にて所定時間積分され
る(ステップS704)。判定器306では積分器30
5にて所定時間積分されたかを確認し(ステップS70
5)、所定時間積分されていない場合は、次入力を待
つ。このため、所定時間積分された信号が入力されるま
ではステップS701からS704までの動作が繰返し
行われる。
ら拡散符号nの和をとった符号を生成し、出力する(ス
テップS701)。乗算器304は、ステップS701
により生成された拡散符号と入力信号とを乗算する(ス
テップS702)。乗算結果はBPF304通過後(ス
テップS703)、積分器305にて所定時間積分され
る(ステップS704)。判定器306では積分器30
5にて所定時間積分されたかを確認し(ステップS70
5)、所定時間積分されていない場合は、次入力を待
つ。このため、所定時間積分された信号が入力されるま
ではステップS701からS704までの動作が繰返し
行われる。
【0040】ステップS705にて所定時間積分された
ことが確認された場合には、積分器305の出力と所定
値を比較する(ステップS706)。ステップS706
での比較の結果、積分器305の出力が所定値を超えた
かを確認し(ステップS707)、超えた場合にのみ同
期点と判定する。ステップS707で同期点のピーク値
が検出されない場合は、ステップ次入力を待ち、ステッ
プS701からS707までの動作が繰り返されるが、
この時、タイミング制御装置302は積分器305での
一積分周期毎にクロック信号を所定時間停止させるので
(ステップS708)、ステップS701で生成される
拡散符号1から拡散符号nの位相は同時にずれたものと
なる。
ことが確認された場合には、積分器305の出力と所定
値を比較する(ステップS706)。ステップS706
での比較の結果、積分器305の出力が所定値を超えた
かを確認し(ステップS707)、超えた場合にのみ同
期点と判定する。ステップS707で同期点のピーク値
が検出されない場合は、ステップ次入力を待ち、ステッ
プS701からS707までの動作が繰り返されるが、
この時、タイミング制御装置302は積分器305での
一積分周期毎にクロック信号を所定時間停止させるので
(ステップS708)、ステップS701で生成される
拡散符号1から拡散符号nの位相は同時にずれたものと
なる。
【0041】図9は、本発明の第4の実施例におけるス
ペクトラム拡散通信用同期捕捉装置の構成を示すブロッ
ク図である。本実施例は、判定器406の動作が図6に
示した第3の実施例における判定器306での動作と異
なる点を除いては、第3の実施例と同様の構成を有する
ものであるため、判定器406以外は図1と同様の符号
を付して説明は省略する。
ペクトラム拡散通信用同期捕捉装置の構成を示すブロッ
ク図である。本実施例は、判定器406の動作が図6に
示した第3の実施例における判定器306での動作と異
なる点を除いては、第3の実施例と同様の構成を有する
ものであるため、判定器406以外は図1と同様の符号
を付して説明は省略する。
【0042】図10は、本発明の第4の実施例における
スペクトラム拡散通信用同期捕捉装置の各装置で行われ
る動作を表わすフローチャートである。
スペクトラム拡散通信用同期捕捉装置の各装置で行われ
る動作を表わすフローチャートである。
【0043】本実施例は上述したように図6に示した実
施例と判定器406の動作のみが異なるものであり、当
然ながらステップS1001〜S1005までの動作お
よびステップS1008の動作も図7に示したステップ
S701〜S705までの動作およびステップS708
の動作と同様であるため、これらの各ステップについて
の説明は省略する。
施例と判定器406の動作のみが異なるものであり、当
然ながらステップS1001〜S1005までの動作お
よびステップS1008の動作も図7に示したステップ
S701〜S705までの動作およびステップS708
の動作と同様であるため、これらの各ステップについて
の説明は省略する。
【0044】第3の実施例では、積分器305の出力が
同期点のピーク値であるかを所定値との比較により判定
したのに対して、本実施例では、ステップS1006で
全位相についての積分値を算出したと判断するまで、ス
テップS1001からステップ1005までの動作を繰
り返し、積分器305の出力の絶対値が最大となる位相
を検出して(ステップS1007)、このときの位相を
同期点での位相とする。
同期点のピーク値であるかを所定値との比較により判定
したのに対して、本実施例では、ステップS1006で
全位相についての積分値を算出したと判断するまで、ス
テップS1001からステップ1005までの動作を繰
り返し、積分器305の出力の絶対値が最大となる位相
を検出して(ステップS1007)、このときの位相を
同期点での位相とする。
【0045】本実施例では、積分器出力を所定値と比較
することにより同期判定を行う第3の実施例と異なり、
すべての位相についての比較を行ってその最大ピークを
検出しているため、第3の実施例に比較すると判定まで
の時間は長くなることが多いが、検出精度が向上したも
のとなっている。
することにより同期判定を行う第3の実施例と異なり、
すべての位相についての比較を行ってその最大ピークを
検出しているため、第3の実施例に比較すると判定まで
の時間は長くなることが多いが、検出精度が向上したも
のとなっている。
【0046】以上のような構成の各実施例においては、
一回の積分結果には拡散符号の複数の位相についての積
分結果が含まれている為、同期捕捉完了までにかかる時
間は従来のスライディング相関器を用いた場合と比較し
て約1/2に短縮される。
一回の積分結果には拡散符号の複数の位相についての積
分結果が含まれている為、同期捕捉完了までにかかる時
間は従来のスライディング相関器を用いた場合と比較し
て約1/2に短縮される。
【0047】実際にスライディング相関器へ入力される
信号は、データ変調されている場合がある。このような
場合、第1の実施例および第2の実施例では、ステップ
S208,S308での正負を逆に判定し、誤った同期
捕捉を行う可能性がある。このため、データ変調により
符号が反転する可能性がある場合は、第3の実施例およ
び第4の実施例が適する。
信号は、データ変調されている場合がある。このような
場合、第1の実施例および第2の実施例では、ステップ
S208,S308での正負を逆に判定し、誤った同期
捕捉を行う可能性がある。このため、データ変調により
符号が反転する可能性がある場合は、第3の実施例およ
び第4の実施例が適する。
【0048】本発明の実施例で用いる拡散符号として
は、完全直交符号が適する。第1の実施例および第2の
実施例での積分器105の出力は、拡散符号1と拡散符
号2のそれぞれの位相について入力信号との乗算を行っ
た後に差をとる場合と同様の結果を得る。また、第3の
実施例および第4の実施例についても、積分器305の
出力は、拡散符号1から拡散符号nのそれぞれの位相に
ついて入力信号との乗算を行った後に和をとる場合と同
様の結果を得る。ところが、完全に直交しておらず自己
相関特性のサイドローブ値が大きな拡散符号を用いる
と、積分器の出力に現れる同期点のピーク値を減少させ
ることになる。
は、完全直交符号が適する。第1の実施例および第2の
実施例での積分器105の出力は、拡散符号1と拡散符
号2のそれぞれの位相について入力信号との乗算を行っ
た後に差をとる場合と同様の結果を得る。また、第3の
実施例および第4の実施例についても、積分器305の
出力は、拡散符号1から拡散符号nのそれぞれの位相に
ついて入力信号との乗算を行った後に和をとる場合と同
様の結果を得る。ところが、完全に直交しておらず自己
相関特性のサイドローブ値が大きな拡散符号を用いる
と、積分器の出力に現れる同期点のピーク値を減少させ
ることになる。
【0049】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0050】請求項1に記載のものおよび請求項6に記
載の方法においては、一回の相関計算により2つの位相
についての相関結果を得ることができるため、従来のス
ライディング相関法に比べて高速な同期捕捉を行うこと
ができる効果がある。
載の方法においては、一回の相関計算により2つの位相
についての相関結果を得ることができるため、従来のス
ライディング相関法に比べて高速な同期捕捉を行うこと
ができる効果がある。
【0051】請求項2に記載のものおよび請求項7に記
載の方法においては、いずれの拡散符号による同期点で
あるかが同時に得られるので、上記効果が一層向上す
る。
載の方法においては、いずれの拡散符号による同期点で
あるかが同時に得られるので、上記効果が一層向上す
る。
【0052】請求項3に記載のものおよび請求項8に記
載の方法においては、上記効果に加えて位相同期点の検
出精度を向上することができる効果がある。
載の方法においては、上記効果に加えて位相同期点の検
出精度を向上することができる効果がある。
【0053】請求項4に記載のものおよび請求項9に記
載の方法においては、一回の相関計算により複数の位相
についての相関結果を得ることができるため、従来のス
ライディング相関法に比べて高速な同期捕捉を行うこと
ができる効果がある。
載の方法においては、一回の相関計算により複数の位相
についての相関結果を得ることができるため、従来のス
ライディング相関法に比べて高速な同期捕捉を行うこと
ができる効果がある。
【0054】請求項5に記載のものおよび請求項10に
記載の方法においては、上記効果に加えて位相同期点の
検出精度を向上することができる効果がある。
記載の方法においては、上記効果に加えて位相同期点の
検出精度を向上することができる効果がある。
【図1】本発明の第1の実施例についてのブロック図で
ある。
ある。
【図2】本発明の第1の実施例についての動作を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図3】本発明の第1および第2の実施例における受信
信号中の拡散符号と受信側で発生させた拡散符号の位相
差を横軸、積分器出力を縦軸とした特性図である。
信号中の拡散符号と受信側で発生させた拡散符号の位相
差を横軸、積分器出力を縦軸とした特性図である。
【図4】本発明の第2の実施例についてのブロック図で
ある。
ある。
【図5】本発明の第2の実施例についての動作を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図6】本発明の第8の実施例についてのブロック図で
ある。
ある。
【図7】本発明の第3の実施例についての動作を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図8】本発明の第3および第4の実施例に於ける受信
信号中の拡散符号と受信側で発生させた拡散符号の位相
差を横軸、積分器出力を縦軸とした特性図である。
信号中の拡散符号と受信側で発生させた拡散符号の位相
差を横軸、積分器出力を縦軸とした特性図である。
【図9】本発明の第4の実施例についてのブロック図で
ある。
ある。
【図10】本発明の第4の実施例についての動作を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図11】スペクトラム拡散通信方式の送受信機の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図12】従来のスペクトラム拡散通信用同期捕捉装置
のブロック図である。
のブロック図である。
【図13】従来のスペクトラム拡散通信用同期捕捉装置
における受信信号中の拡散符号と受信側で発生させた拡
散符号の位相差を横軸、積分器出力を縦軸とした特性図
である。
における受信信号中の拡散符号と受信側で発生させた拡
散符号の位相差を横軸、積分器出力を縦軸とした特性図
である。
101,301 拡散符号発生器 102,302 タイミング制御装置 103,303 乗算器 104,304 BPF 105,305 積分器 106,206,306,406 判定器 S201〜S211,S301〜S311,S701〜
S708,S1001〜S1008 ステップ
S708,S1001〜S1008 ステップ
Claims (6)
- 【請求項1】 所定の間隔にてクロック信号を出力する
タイミング制御装置と、前記タイミング制御回路より供
給されるクロック信号のタイミングにて拡散符号を発生
する拡散符号発生器と、外部より供給される入力信号と
前記拡散符号発生器出力との乗算を行った後に所定時間
積分する相関部と、前記相関部からの出力をもとに前記
入力信号の同期点を検出する判定器と、を有するスペク
トラム拡散通信方式用同期捕捉装置において、 前記拡散符号発生器は位相がそれぞれ異なる第1の拡散
符号および該第1の拡散符号の位相を1チップ以上送ら
せた第2の拡散符号を生成して、第1の拡散符号から第
2の拡散符号を減じた差を出力し、 前記判定器は相関部出力を第1の所定値および第2の所
定値と比較することにより同期点での位相を検出するこ
とを特徴とするスペクトラム拡散通信用同期捕捉装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のスペクトラム拡散通信用
同期捕捉装置において、 判定器が相関部出力と比較する第1の所定値および第2
の所定値のそれぞれが正符号および負符号であり、判定
器は相関部出力が第1の所定値を上回った場合には第1
の拡散符号による位相の同期点と判定し、相関部出力が
第2の所定値を下回った場合には第2の拡散符号による
位相の同期点と判定することを特徴とするスペクトラム
拡散通信用同期捕捉装置。 - 【請求項3】 所定の間隔にてクロック信号を出力する
タイミング制御装置と、前記タイミング制御回路より供
給されるクロック信号のタイミングにて拡散符号を発生
する拡散符号発生器と、外部より供給される入力信号と
前記拡散符号発生器出力との乗算を行った後に所定時間
積分する相関部と、前記相関部からの出力をもとに前記
入力信号の同期点を検出する判定器と、を有するスペク
トラム拡散通信方式用同期捕捉装置において、 前記拡散符号発生器は位相がそれぞれ異なる第1の拡散
符号および該第1の拡散符号の位相を1チップ以上送ら
せた第2の拡散符号を生成して、第1の拡散符号から第
2の拡散符号を減じた差を出力し、 前記判定器は相関部出力の絶対値が最大となる位相を検
出してその正負を判定し、相関部出力が正である場合に
は第1の拡散符号による位相の同期点と判定し、相関部
出力が負である場合には第2の拡散符号による位相の同
期点と判定することを特徴とするスペクトラム拡散通信
用同期捕捉装置。 - 【請求項4】 入力信号と拡散符号との相関をとり、該
相関結果から前記入力信号と拡散符号との同期点を求め
るスペクトラム拡散通信方式用同期捕捉方法において、 前記拡散符号として位相がそれぞれ異なる第1の拡散符
号から該第1の拡散符号の位相を1チップ以上送らせた
第2の拡散符号を減じた差を用い、 相関出力を第1の所定値および第2の所定値と比較する
ことにより同期点での位相を検出することを特徴とする
スペクトラム拡散通信用同期捕捉方法。 - 【請求項5】 請求項4記載のスペクトラム拡散通信用
同期捕捉方法において、 相関出力と比較する第1の所定値および第2の所定値の
それぞれが正符号および負符号であり、相関出力が第1
の所定値を上回った場合には第1の拡散符号による位相
の同期点と判定し、相関部出力が第2の所定値を下回っ
た場合には第2の拡散符号による位相の同期点と判定す
ることを特徴とするスペクトラム拡散通信用同期捕捉方
法。 - 【請求項6】 入力信号と拡散符号との相関をとり、該
相関結果から前記入力信号と拡散符号との同期点を求め
るスペクトラム拡散通信方式用同期捕捉方法において、 前記拡散符号として位相がそれぞれ異なる第1の拡散符
号から該第1の拡散符号の位相を1チップ以上送らせた
第2の拡散符号を減じた差を用い、 相関出力の絶対値が最大となる位相を検出してその正負
を判定し、相関出力が正である場合には第1の拡散符号
による位相の同期点と判定し、相関部出力が負である場
合には第2の拡散符号による位相の同期点と判定するこ
とを特徴とするスペクトラム拡散通信用同期捕捉方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12373495A JP2715987B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | スペクトラム拡散通信方式用同期捕捉装置および同期捕捉方法 |
US08/638,283 US5832029A (en) | 1995-05-23 | 1996-04-26 | Apparatus for and method of acquiring synchronization for spread-spectrum communication system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12373495A JP2715987B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | スペクトラム拡散通信方式用同期捕捉装置および同期捕捉方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08316878A JPH08316878A (ja) | 1996-11-29 |
JP2715987B2 true JP2715987B2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=14868027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12373495A Expired - Fee Related JP2715987B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | スペクトラム拡散通信方式用同期捕捉装置および同期捕捉方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5832029A (ja) |
JP (1) | JP2715987B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FI961362A (fi) * | 1996-03-25 | 1997-09-26 | Nokia Telecommunications Oy | Häiriöiden vähentämismenetelmä ja radiojärjestelmä |
JP3825179B2 (ja) | 1998-07-17 | 2006-09-20 | 富士通株式会社 | 相関器 |
GB2391780B (en) * | 1998-07-17 | 2004-03-24 | Fujitsu Ltd | Delay lock loop circuit |
JP3477520B2 (ja) * | 1999-04-21 | 2003-12-10 | 松下電器産業株式会社 | 移動体通信装置、通信システム、及び通信方法 |
US6614864B1 (en) | 1999-10-12 | 2003-09-02 | Itran Communications Ltd. | Apparatus for and method of adaptive synchronization in a spread spectrum communications receiver |
US6728301B1 (en) | 2000-07-07 | 2004-04-27 | Texas Instruments Incorporated | System and method for automatic frequency control in spread spectrum communications |
US6346332B1 (en) | 2000-07-19 | 2002-02-12 | Westvaco Corporation | Laminate substrate with oxygen barrier properties |
CA2361247C (en) * | 2000-11-06 | 2008-10-07 | Ntt Docomo, Inc. | Transmitter, transmitting method, receiver, and receiving method for mc-cdma communication system |
US6727790B2 (en) * | 2001-08-20 | 2004-04-27 | Itran Communications Ltd. | Acquisition of sychronization in a spread spectrum communications transceiver |
DE10303917B3 (de) * | 2003-01-31 | 2004-10-07 | Infineon Technologies Ag | Anordnung und Verfahren zum Synchronisieren einer Signalverarbeitungsvorrichtung mit einem Empfangssignal |
JP4635060B2 (ja) * | 2008-02-20 | 2011-02-16 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | スペクトラム拡散通信用の受信装置 |
US8817735B1 (en) * | 2012-09-28 | 2014-08-26 | Sprint Spectrum L.P. | Systems and methods for allocating fully-orthogonal and quasi-orthogonal spreading codes to access terminals in radio access networks based on a tolerance level for additional interference on a per-access-terminal basis |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01124730U (ja) * | 1988-02-19 | 1989-08-24 | ||
JP2846159B2 (ja) * | 1991-08-29 | 1999-01-13 | サンデン株式会社 | スペクトル拡散通信用同期捕捉保持装置 |
JP3212390B2 (ja) * | 1992-11-17 | 2001-09-25 | クラリオン株式会社 | スライディング相関器 |
EP1075089B1 (en) * | 1993-10-14 | 2003-01-02 | NTT DoCoMo, Inc. | Correlation detector and communication apparatus |
KR100326312B1 (ko) * | 1994-06-17 | 2002-06-22 | 윤종용 | 대역확산통신방식의동기식송신및수신장치 |
-
1995
- 1995-05-23 JP JP12373495A patent/JP2715987B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-04-26 US US08/638,283 patent/US5832029A/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH08316878A (ja) | 1996-11-29 |
US5832029A (en) | 1998-11-03 |
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