JP2715400B2 - フラックス塗布装置 - Google Patents

フラックス塗布装置

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JP2715400B2
JP2715400B2 JP3359311A JP35931191A JP2715400B2 JP 2715400 B2 JP2715400 B2 JP 2715400B2 JP 3359311 A JP3359311 A JP 3359311A JP 35931191 A JP35931191 A JP 35931191A JP 2715400 B2 JP2715400 B2 JP 2715400B2
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克利 田辺
歓人 深井
修 竹井
浩一 荒川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回路基板の自動ハンダ
付工程におけるフラックス塗布装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】回路基板を搬送させて回路基板のハンダ
付面を、例えば、溶融したハンダ湯が噴流するハンダ槽
上を通過させてハンダ付する自動ハンダ付装置がある。
【0003】この自動ハンダ付装置には、このハンダ付
処理を行う前処理として次の目的でフラックスを、搬送
される回路基板のハンダ付面に塗布するフラックス塗布
装置が設けられている。
【0004】一般にフラックスをハンダ付面に塗布する
ことで、 ハンダ付部に形成されてしまう酸化膜を除去し、ハン
ダ付後のハンダとハンダ付部の電気接触不良を防止す
る。
【0005】ハンダ槽に搬送されるまでの間に再び酸
化膜が形成されることを防止する。 松やになどを含ませることによりハンダ付の付着を良
好とする。
【0006】なる効果などを与えるためのものである。
【0007】従来、このフラックス塗布装置は、ハンダ
槽に向かってハンダ付面を下側にして搬送される前記回
路基板の下方に、ハンダ槽に搬送方向手前側に基板予熱
装置を介して並設状態に配置させるもので、この搬送さ
れる回路基板のハンダ付面が上方を近接通過する位置
に、前記フラックスを噴流(溢れ流)する噴流部を設け
たものである。
【0008】具体的には、例えばフラックスを収納した
フラックス槽にフラックス液面高さ以上に突出するフー
ドを設け、このフードの上端に噴流部としてハンダ付面
巾に応じた巾の噴流口を設け、このフード内に発泡管を
架設したものである。
【0009】従って、フラックスは発泡管により発泡さ
れて噴流口から噴流し、図4に示すように搬送されてく
る回路基板のハンダ付面に接触して塗布されて行くもの
である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のフラ
ックス塗布装置は、図4に示すように噴流部3から噴流
されるフラックス2を、搬送通過して行く回路基板1の
ハンダ付面1Aに塗布する場合、ハンダ付面1Aの表面
張力,フラックス2の表面張力並びに両者の界面張力な
どによりフラックス2が、ハンダ付面1Aに引き寄せら
れ、必要以上のフラックス2が付着し、過剰塗布されて
しまう。
【0011】特にこのフラックス2は松やになどの成分
を含むために粘性度があり、また一般に前述のように発
泡させているため、単なる過剰塗布では済まず、ハンダ
付面1Aに図4に示すように、均一ではなく、塗布量に
もムラが生じてしまう。
【0012】このように従来構造では、フラックス2が
過剰塗布したり、塗布量にムラが生じてしまうため、以
下のような問題を生じていた。
【0013】次工程のハンダ付処理に際してハンダ付
部のフラックスによる活性化(酸化膜除去並びにハンダ
付着性の向上)が不均一となるために、ハンダの流動性
が劣り、ハンダ付不良を起こす。
【0014】ハンダの流動性が不均一となり、流動性
の高い部分では、ハンダが付かないピンホール現象が生
じたり、流動性が低く過ぎる部分では、不要部分までに
ハンダが付いてしまうブリッジ現象が生じたりする場合
がある。
【0015】ハンダの付着度が定まらないため、ハン
ダ付処理を行う自動ハンダ付装置の諸条件が定まらず、
設計が厄介となる。
【0016】フラックス塗布後において、回路基板の
次工程に搬送途中でフラックスがハンダ付装置の内部に
垂れてしまい装置内部を汚してしまうという問題があ
る。
【0017】本発明は、このような問題を解決し、フラ
ックスがハンダ付面に必要以上に塗布されず、且つ均一
に塗布し得る過剰塗布防止機能を備えたフラックス塗布
装置を提供することが技術的課題である。
【0018】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0019】回路基板1にハンダ付を行う前処理として
回路基板1のハンダ付面1Aにフラックス2を塗布する
回路基板の自動ハンダ付工程におけるフラックス塗布装
置であって、搬送される前記回路基板1のハンダ付面1
Aが上方を近接通過する位置に、フラックス2を上方に
噴流する噴流部3を設け、この噴流部3の前記回路基板
1の搬送方向側に隣接し、噴流部3より噴流するフラッ
クス2を上方のハンダ付面1Aに対して反対側の下方向
きに毛細管現象作用によって引き込む毛細管力発生部材
4を前記回路基板1に対して非接触状態にして前記噴流
部3に並設して、前記回路基板1の搬送によってハンダ
付面1Aに塗布されて行く洗浄剤2が必要以上にハンダ
付面1Aに引き寄せられて過剰に塗布されることを阻止
するように構成したことを特徴とするフラックス塗布装
置に係るものである。
【0020】
【作用】噴流部3より噴流するフラックス2は、この上
方を接近通過する回路基板1のハンダ付面1Aに接触し
塗布される。
【0021】この際、ハンダ付面1Aの表面張力,フラ
ックス2の表面張力並びに両者の界面張力により必要以
上のフラックス2が通過移動して行くハンダ付面1Aに
引き寄せられようとするが、噴流部3の回路基板1の搬
送方向側に隣接状態にして並設した毛細管力発生部材4
の毛細管現象作用によって、前記回路基板1のハンダ付
面1Aに接触することなく常時一定の下方向きに毛細管
力(引き込み力)が付与されるため、例えば図3に示す
ようにフラックス2はフラックス2自身の重力に加え、
この毛細管力によりフラックス2をハンダ付面1Aから
下方へ切り離し、前記ハンダ付面1Aへ引き寄せられ従
来例を示す図4に示すようにフラックス2がハンダ付面
1Aにムラとなって過剰に塗布されること阻止するこ
とができる
【0022】
【実施例】先ず本実施例に概略構成を図1〜図3に基づ
き説明する。
【0023】フラックス2を収納したフラックス槽にフ
ラックス液面高さ以上に上方に突出するフード体5を、
上方を搬送通過する回路基板1の巾方向に配設し、この
フード体5内にフラックス2を発泡噴流させる発泡管6
を架設し、フード体5の上端巾方向に、搬送通過する回
路基板1の下面側のハンダ付面1Aに接近した位置に噴
流部3として噴流長口を形成している。
【0024】本実施例は、この噴流部3の搬送方向側に
近接せしめて毛細管力発生部材4を並設している。
【0025】本発明の主要部であるこの毛細管力発生部
材4の実施例について説明する。
【0026】本実施例は、噴流部3の両端に回路基板1
の搬送方向側に向けて取付部7・7を対向状態に突設
し、この取付部7・7間に取付軸8を噴流部3と並設状
態に架設し、この取付軸8に数mm程度の間隙10を置いて
多数に間隙形成板9を付設したものである。
【0027】従って、この間隙10が噴流部3に並設状態
に均一に配されることとなり、この間隙10が上方から下
方へ貫通した間隙であるために、上方で噴流するフラッ
クス2を下方に向かってこの間隙10内に引き込む毛細管
力を常時巾方向に均一に発生されるものである。
【0028】尚、この間隙10の巾は、適正な毛細管力を
発生させるように設計すると共に、間隙10内にフラック
ス2が滞留せず、毛細管力が常時持続するように設計し
ている。
【0029】また、この毛細管力発生部材4における間
隙10の形成方法や形状などは、本実施例に限られるもの
ではなく、上方のハンダ付面1Aに対して反対側の下方
向き(斜め下方でも良い)に毛細管力が生じるものであ
れば良く、一条に間隙10を噴流部3に並設しても良い
し、数条の間隙10を噴流部3に並設しても良く、また本
実施例のように構成して更に間隙形成板9を回動させて
毛細管力に加えてこの回動による引き込む力を発生させ
て引き込み力を増大させても良い。
【0030】また、本発明を適用するフラックス塗布装
置の構成も適宜設計し得るものであり、例えばフラック
スを発泡させないタイプのフラックス塗布装置に適用し
ても良い。
【0031】図中符号11は回路基板1を支承搬送する搬
送爪、12は噴流部3の両端部に突設し、回路基板1の側
縁部までフラックス2が回り込んで塗布されないように
噴流をガイドするガイド突出縁部、13はこのガイド突出
縁部12の上縁を搬送方向側に上り傾斜させ、この頂縁の
高さを回路基板1の高さが適正となるように設計した搬
送爪ガイド縁である。
【0032】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、フ
ラックスは回路基板とは非接触状態に設けた毛細管力発
生部材の毛細管現象作用により常時発生する一定の毛細
管力により下方向きに引き込まれ、フラックスが必要以
上にハンダ付面に引き寄せられ、過剰塗布されることな
く、均一に塗布され、次工程におけるハンダ付処理が良
好となり、適正なハンダ付処理を行うことができる秀れ
た回路基板の自動ハンダ付工程におけるフラックス塗布
装置を提供することができる。
【0033】また、この引き込み力を毛細管現象作用に
より生じせしめる構成のため、駆動源などを要せず、常
時一定の引き込み力を発生させることができる極めて秀
れたフラックス塗布装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の概略構成斜視図である。
【図2】本実施例に回路基板搬送前の使用状態での側面
図である。
【図3】本実施例の回路基板通過時の使用状態での側面
図である。
【図4】従来例の回路基板通過時の使用状態での側面図
である。
【符号の説明】
1 回路基板 1A ハンダ付面 2 フラックス 3 噴流部 4 毛細管力発生部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒川 浩一 新潟県長岡市東蔵王2丁目2番34号 日 本精機株式会社内 (56)参考文献 実公 昭54−2379(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板にハンダ付を行う前処理として
    回路基板のハンダ付面にフラックスを塗布する回路基板
    の自動ハンダ付工程におけるフラックス塗布装置であっ
    て、搬送される前記回路基板のハンダ付面が上方を近接
    通過する位置に、フラックスを上方に噴流する噴流部を
    設け、この噴流部の前記回路基板の搬送方向側に隣接
    し、噴流部より噴流するフラックスを上方のハンダ付面
    に対して反対側の下方向きに毛細管現象作用によって引
    き込む毛細管力発生部材を前記回路基板に対して非接触
    状態にして前記噴流部に並設し、前記回路基板の搬送に
    よってハンダ付面に塗布されて行くフラックスが必要以
    上にハンダ付面に引き寄せられて過剰に塗布されること
    を阻止するように構成したことを特徴とするフラックス
    塗布装置。
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