JP2714613B2 - 段ボール箱の製造方法 - Google Patents

段ボール箱の製造方法

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由夫 石崎
宏泰 長田
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石▲崎▼産業 株式会社
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02W90/10Bio-packaging, e.g. packing containers made from renewable resources or bio-plastics

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  • Cartons (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、表面に熱溶着フィル
ムを貼着した段ボールを使用し、そのフィルムの熱溶着
により組み立てられるとともに、完全に密閉され、且つ
完全なる防湿・防水が図られる段ボール箱の製造方法
関するものである。 【0002】 【従来の技術】この種段ボール箱は、普通の段ボールと
は違って、耐湿・耐水性に優れた点があるため、フィル
ムの貼着方法の成功に伴なって、各種の物品、特に湿気
を嫌う商品や液体の梱包に使用できるようになってきた
が、組立て時に段ボールの断熱特性のために熱溶着に時
間を要し、また段ボールの硬性のために両接着部を接合
させるのに具合が悪い等、組立て作業に不都合な点があ
った。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この発明は上記の欠点
を解決することを目的としたもので、完全なる密閉性と
完全なる防水・防湿性が図られ、組立て時に熱溶着箇所
を合わせやすく、且つ熱溶着を素くできる段ボール箱
の製造方法を提供することを目的としたものである。 【課題を解決するための手段】 【0004】すなわちこの発明による段ボール箱の製造
方法は、段ボール箱の素材として熱溶着フィルムがラミ
ネートされている段ボールを使用し、そのフィルムの熱
溶着により組立てがなされる段ボール箱の製造方法にお
いて、段ボールの製造工程で片面段ボールに熱溶着フィ
ルム付きライナーを接着する際に、熱溶着予定箇所では
ハツ水剤の介在によりその接着を除いて剥離状態にして
おき、段ボールの成形後に熱溶着予定箇所の中芯および
他のライナーを切り取り、その切り取り箇所から熱溶着
に必要な加熱を効率的に行なうものである。 【0005】 【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。 【0006】図面は本発明を一斗罐程度の大きさのカー
トン形態の箱に実施したもので、その構造を段ボールの
製造から箱の組立て・梱包に至るまでの一連の工程の中
において説明する。 【0007】図1は段ボールを製造するコルゲートマシ
ンの概略を示したもので、そのコルゲートマシンはシン
グルフェーサー部Sとダブルフェーサー部Wを有し、シ
ングルフェーサー部Sで中芯原紙1aがコルゲート加工
され、それに表ライナー原紙2aが接着されて片面段ボ
ールFが構成され、その片面段ボールFは中芯1の
段頂に糊付けされてダブルフェーサー部Wに裏ライナー
原紙3aと共に繰り込まれ、そこで両者が合体して段ボ
ール構造体Fが構成される。 【0008】上記した段ボールの製造工程は従来のそれ
と何ら変わりはないが、以下に記すように熱溶着予定箇
所において裏ライナー3と中芯1を剥離状態にするため
特別な工夫がなされている。 【0009】裏ライナー原紙3aは図2に示すように裏
側に熱溶着フィルム4がラミネートされているものが使
用される。しかしそのままダブルフェーサー部Wに繰り
込まれるのではなく、その手前のハツ水剤塗布装置Tに
おいて熱溶着予定箇所5aの表面にハツ水剤が塗布され
る。 【0010】図3はハツ水剤の塗布装置Tを特に示した
もので、槽6に入れられている浸漬ロール7に塗布ロー
ル8が合わせられ、塗布ロール8の外面にはハツ水剤を
塗布する箇所だけが突面9に形成されている。そして浸
漬ロール7を介して槽6内のハツ水剤が塗布ロール8の
突面9に塗布されるようになっており、10は余分のハ
ツ水剤を落とす副ロール、11は塗布ロール8に対する
裏ライナー原紙3aの押圧ロールである。なおハツ水剤
としては、パラフィンロウ、シリコーン樹脂、油脂等を
挙げることができる。 【0011】所定箇所にハツ水剤を塗布された裏ライナ
ー原紙3aは、ダブルフェーサー部Wにおいてシングル
フェーサー部Sから繰り出されてきた片面段ボールF
の中芯1の段頂に接着される訳であるが、接着には澱粉
糊を使用するので、ハツ水剤が塗布された箇所には接着
がなされなく、熱溶着予定箇所の裏ライナー3と中芯1
が剥離状態となっている段ボールが構成される。また、
裏ライナー3には熱溶着フィルム4が塗布されている関
係で、ダブルフェーサー部Wにおいてはそのフィルム4
が運転の支障にならないように改良が加えられている。 【0012】すなわちダブルフェーサー部Wには加熱部
12の上を滑走する自由ベルト13が装備され、裏ライ
ナー3が自由ベルト13を介して澱粉糊の糊化に要する
熱量を受けるようになっている。そこでダブルフェーサ
ー部Wに繰り込まれた裏ライナー3は片面段ボールF
と合体して押圧ベルト14によって移送されながら摩擦
で自由ベルト13を随伴し、その間に裏ライナー3が自
由ベルト13から徐々に熱を受けて澱粉糊が糊化し片面
段ボールFと接着する。普通のコルゲートマシンに見
られるように、もしも自由ベルト13が無ければ、熱溶
着フィルム4が加熱部12に直接触れるために溶解した
り破壊し、また加熱部12との摩擦で段ボール構造体F
の移送が全く停止し運転不能となる。 【0013】次にダブルフェーサー部Wで接着が完了し
た段ボール構造体Fは冷却ベルト15上において冷却
された後、カッター28で所定位置で切断される。熱溶
着予定箇所は段ボール構造体Fの両側端に縦に連続し
て有するばかりでなく、等間隔おきに横にも有するか
ら、それとの関係で切断位置を誤ると、箱の組立てに用
をなさないことになるので、裏ライナー原紙3aにハツ
水剤を塗布する時に何らかの印を付けておき、センサー
16で切断箇所を感知するようにしておく等、切断位置
の誤差を極力少なくすることを要する。 【0014】箱Xの組立てに要する長さに切断された各
段ボールFは、次にプレス成形機により所定位置に押刃
17により折目18を入れると同時に、熱溶着予定箇所
の表ライナー2と中芯1を切刃19により切り取る。こ
の熱溶着予定箇所では中芯1と表ライナー2の端部20
がハツ水剤の介在により裏ライナー3に対して未接着で
あるから、切込みを入れるだけでその端部20が除去さ
れ、接着部分を剥がす手間が省かれる。しかし切込み時
に切刃19が裏ライナー3に達してそれも同時に切り取
られてはならないから、プレス成形機には裏ライナー3
と中芯1との間に挿入される受け板29を取り付けてお
くのが望ましい。また、縦横熱溶着箇所の連結片26,
27のうち、縦の連結片27については箱内の液体が段
ボール紙に触れないようにするためと、相手方23とフ
ィルム4,4どうしの接着をさせるために、二つ折りに
されるので、その巾中央には折目21が形成されるが
(図9)、30はその形成用の押刃である。また31は
段ボールFの受け台である。 【0015】図5は本発明方法により製造された実施例
段ボール箱の展開図であるが、その特徴は、上下のフラ
ップ41,42が折目18を有する連続する連結フラッ
プに形成され、また、この上下の連結フラップ41,4
2の端縁43,44の外側に、及び箱の一側壁45の側
辺縁46の外側に、熱溶着用の連結片26,27を連続
して一体的に設けてある。即ち、上下の連結フラップ4
1,42に設けられた横の連結片26も各フラップ毎に
切断されているものではなく、且つ一側壁45側の縦の
連結片27と連続し、両連結片26及び27は一体的に
設けられているものである。 【0016】次に箱Xの組立てについて述べると、まず
縦の連結片27を二つ折りにして他端に接着することに
よって箱Xの前段階としての四角筒体を構成するが、こ
の場合は、まず連結片27の二つ折り外側片27aを裏
ライナー3側から加熱して先に相手方23に熱溶着し、
次で外側片27aに内側片27bを接着剤で接着する
が、中芯がある場合とは違って両方27a,27bの接
着力は極めて大きい(図12)。 【0018】次に底を封じて容器としての形態を整えて
それに液体を入れた後に蓋を封じるが、底と蓋の密封の
仕方は同じであって、いずれも図6の如く横の連結片2
6を唇合わせに合わせて、その合わせ部分を両側から加
圧しながら加熱することによって熱溶着する(図10、
図11)。1そうすると図7のように両側に三角巾2
5,25ができるからそれを折り曲げて図8の如く側壁
に止着する。 【0019】図13は他の実施例を示したもので、この
場合は、裏ライナー3の外面にプラスチックの熱溶着フ
ィルム4とアルミ箔38をラミネートし、アルミ箔38
によってガスバリヤ性を付与してある。この場合、アル
ミ箔38はフィルム4の内外いずれの面に位置していて
もよく、またフィルムの間にサンドイッチ状に挾まれて
いてもよいが、図のようにフィルム4の外面に位置する
ときは、フィルム4によって溶着する箇所はアルミ箔3
8を欠除して溶着可能にしておく(図示省略)。 【0020】このように段ボール製容器の密封につきガ
スバリヤ性をもたせたときは、例えば湿布剤等、揮発性
物質を含む薬剤の包装に適する。すなわち従来、湿布剤
はその効き目がなくならないようにガスバリヤ性を有す
るアルミ箔の袋に詰めて提供されていたが、大量に消費
する病院等へは、小口に袋詰めする必要がないから、そ
のまま多量に段ボール箱に詰めて納めるようにすれば、
袋詰めが省けて経済的である。 【0021】また裏ライナー3の外面にアルミ箔だけを
貼り合わせた容器では、それを組み立てるときに掛線の
箇所に折り曲げによりアルミ箔が傷み、ピンホール、破
れの問題が生じるが、上記のようにアルミ箔をプラスチ
ックフィルムとの複合形態で貼り合わせたときには、そ
のフィルムにより補強されるため、上記のような問題が
生じない。 【0022】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の製造方法
によれば、段ボールの製造工程において、ハツ水剤の介
在により熱溶着予定箇所の裏ライナーと中芯を剥離状態
にしておくため、熱溶着箇所を簡単に薄くでき、剥離作
業を何ら要しないので、フィルムがラミネートされた段
ボール箱を極めて容易に製造し得る。
【図面の簡単な説明】 【図1】コルゲートマシンの概略を示す側面図である。 【図2】裏ライナー原紙の拡大断面図である。 【図3】ハツ水剤の塗布装置を示す斜視図である。 【図4】段ボールのプレス成形機の一部断面図である。 【図5】段ボール箱の展開図である。 【図6】蓋を封じる手順を示す段ボール箱の斜視図であ
る。 【図7】蓋を封じる手順を示す段ボール箱の斜視図であ
る。 【図8】蓋を封じる手順を示す段ボール箱の斜視図であ
る。 【図9】図5A−A線矢視の拡大断面図である。 【図10】図6B−B線矢視の拡大断面図である。 【図11】図7C−C線矢視の拡大断面図である。 【図12】図8D−D線矢視の拡大断面図である。 【図13】更に他の実施例による段ボールの断面図であ
る。 【符号の説明】 1 中芯 2 表ライナー 3 裏ライナー 4 熱溶着フィルム 8 ハツ水剤の塗布ロール 12 加熱部 13 自由ベルト

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】1.段ボール箱の素材として熱溶着フィルムがラミネー
    トされている段ボールを使用し、そのフィルムの熱溶着
    により組立てがなされる段ボール箱の製造方法におい
    て、段ボールの製造工程で片面段ボールに熱溶着フィル
    ム付きライナーを接着する際に、熱溶着予定箇所ではハ
    ツ水剤の介在によりその接着を除いて剥離状態にしてお
    き、段ボールの成形後に熱溶着予定箇所の中芯および他
    のライナーを切り取り、その切り取り箇所から熱溶着に
    必要な加熱を行なうことを特徴とする段ボール箱の製造
    方法。
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JP3731114B2 (ja) * 2001-11-01 2006-01-05 三菱電機株式会社 熱交換器の製造方法
JP6330304B2 (ja) * 2013-12-05 2018-05-30 凸版印刷株式会社 バッグインボックス包装体

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