JP2713719B2 - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JP2713719B2
JP2713719B2 JP63060593A JP6059388A JP2713719B2 JP 2713719 B2 JP2713719 B2 JP 2713719B2 JP 63060593 A JP63060593 A JP 63060593A JP 6059388 A JP6059388 A JP 6059388A JP 2713719 B2 JP2713719 B2 JP 2713719B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば電子写真法、静電記録法、静電印刷
法等に適用される画像形成方法に関し、詳しくはリサイ
クルシステムを採用した画像形成方法に関するものであ
る。
〔技術の背景〕
現在において、ある画像情報から可視画像を形成する
方法として、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等の
ように静電潜像を経由する方法が広く利用されている。
例えば電子写真法においては、光導電性材料よりなる
感光層を有してなる潜像担持体に一様な静電荷が付与さ
れた後、像露光により当該潜像担持体の表面に原稿に対
応した静電潜像が形成され、この静電潜像が現像剤によ
り現像されてトナー像が形成される。このトナー像は紙
等の記録材に静電気力等により転写された後、加熱ある
いは加圧等により定着されて複写画像が形成される。一
方、転写工程後の潜像担持体は、除電され,次いで転写
されずに潜像担持体上に残留したトナーがクリーニング
されたうえ次の複写画像の形成に供される。
しかして、最近、トナーを経済的に使用する観点か
ら、クリーニングにより回収したトナーを再び現像器に
戻してこれを再使用するいわゆるトナーのリサイクルシ
ステムを採用した画像形成方法が注目を浴びている。
一方、良好な画質の画像を形成するためにはトナーが
高い流動性を有することが必要である。トナーの流動性
を向上させる技術としては、従来、結着樹脂中に着色剤
等のトナー成分が含有されてなる着色粒子の粉末に、シ
リカ微粒子等の流動化剤を添加混合することが知られて
いる。
しかしながら、トナーのリサイクルシステムを採用し
て画像を形成する場合には、トナーがリサイクルにより
苛酷な機械的ストレスを受ける。具体的には、例えばト
ナーのリサイクルシステムがスクリューコンベアによる
ものである場合には、トナーは、スクリューコンベアに
よる搬送時に、当該スクリューコンベアの作用により、
非常に強力な機械的ストレスを強制的にしかも時間的に
継続した状態で受けることとなる。このため、トナーが
シリカ微粒子等の流動化剤を有する場合には、シリカ微
粒子等が着色粒子中に埋め込まれて次第にトナーの流動
性が低下し、その結果トナーの摩擦帯電の立ち上がりが
悪くなって画像にカブリが発生したり、クリーニング不
良に起因する画像の汚れが発生する問題点がある。
このような問題点を解決するための技術として、トナ
ーのリサイクルシステムを採用した画像形成方法におい
て、ビッカース硬度が160以上の感光層を有する潜像担
持体と、一次粒子が25mμ以上の流動化剤を有するトナ
ーとを用いる技術が提案された(特開昭62−180376号公
報参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、当該技術においても、流動化剤の着色粒子中
への埋め込みを十分に防止することがいまだ困難であ
り、そのためトナーをリサイクルさせて多数回にわたり
画像を形成すると、次第にカブリが発生し、またクリー
ニング不良に起因する画像の汚れが発生する問題点があ
る。
そして、潜像担持体の表面が硬質であるとはいえ流動
化剤の粒子径が大きいため、多数回にわたり画像を形成
すると潜像担持体の表面に傷が発生し、当該傷に流動化
剤が堆積してこれに着色粒子が付着し、この着色粒子が
原因となって画像に点状の汚れ(以下「黒ポチ」ともい
う。)が発生する問題点がある。
さらには、ビッカース硬度が160以上の感光層を有す
る潜像担持体は、高価であるため製造コストが上昇し、
しかも電荷保持性が低いため十分な濃度の画像が得られ
ない問題点がある。
本発明は以上の如き事情に基づいてなされたものであ
って、その目的は、スクリューコンベアによるトナーの
リサイクルシステムを採用した画像形成方法において、
カブリ、黒ポチ、クリーニング不良に起因する画像汚れ
を伴わずに画像濃度が十分で良好な画像を多数回にわた
り安定に形成することができる画像形成方法を提供する
ことである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、スクリューコン
ベアによるトナーのリサイクルシステムを採用した画像
形成方法において、着色粒子と、当該着色粒子より小径
でその一次粒子の平均径が0.01〜5μmであるポリメタ
クリル酸メチルよりなる有機微粒子と、一次粒子の平均
径が20mμ以下の無機微粒子よりなる流動化剤とを有し
てなり、前記有機微粒子の割合が全体の0.01〜3.0重量
%であり、前記流動化剤の割合が全体の0.05〜2.0重量
%であるトナーを用いて画像を形成することを特徴とす
る。
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明において、スクリューコンベアによるトナーの
リサイクルシステムを採用した画像形成方法において、
特定のトナーを用いて画像を形成する。
本発明に用いるトナーは、結着樹脂中に着色剤等のト
ナー成分が含有されてなる着色粒子と、この着色粒子よ
り小径の特定の有機微粒子と、特定の流動化剤とを各々
特定の割合で有してなるものである。
トナーを構成する有機微粒子は、一次粒子(個々の単
位粒子に分離した状態の粒子)の平均径が0.01〜5μm
のものであり、特に0.1〜2.0μmが好ましい。有機微粒
子の平均径が過大のときにはトナーの流動性が低下しや
すい。一方、有機微粒子の平均径が過小のときにはクリ
ーニング不良が発生しやすい。
有機微粒子の割合は、トナー全体の0.01〜3.0重量%
とされるが、特に0.1〜2.0重量%が好ましい。有機微粒
子の割合が過小のときにはトナーの流動性が低下しやす
く、またクリーニング不良が生じやすい。一方、有機微
粒子の割合が過大のときにはトナーの摩擦帯電が阻害さ
れやすい。
有機微粒子を構成するための有機物質としては、ポリ
メチルメタクリレートが用いられる。ポリメチルメタク
リレートによれば、均一で小径の有機微粒子を容易に得
ることができ、しかも適度に硬質であるため流動性およ
びクリーニング性の向上効果が著しく良好に発揮され、
また、トナーの摩擦帯電性を阻害するおそれもないの
で、安定した現像性能が得られる。ポリメチルメタクリ
レートは、乳化重合法、懸濁重合法等の各種の重合法に
より製造されるが、小径でしかも球形の有機微粒子が効
率的に得られる点で乳化重合法が好ましい。
本発明においては、トナーとして、さらに一次粒子
(個々の単位粒子に分離した状態の粒子)の平均径が20
mμ以下、好ましくは5〜18mμの無機微粒子よりなる流
動化剤を有してなるものが用いられる。斯かる流動化剤
を有機微粒子とともに併用することにより、トナーのリ
サイクルシステムにおいて、一層優れた画質の画像を多
数回にわたり安定に形成することができる。流動化剤の
平均径が過大のときには潜像担持体の表面に損が発生し
やすく、その結果画像に黒ポチが発生する。
斯かる流動化剤の割合は、トナー全体の0.05〜2.0重
量%とされるが、特に0.1〜1.0重量%が好ましい。流動
化剤の割合が過小のときには流動性の向上効果が低く、
また当該割合が過大のときには黒ポチの発生原因となり
やすい。
流動化剤を構成する無機微粒子の構成材料としては、
例えばシリカ、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ジ
ルコニウム、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、炭酸バリ
ウム等の酸化物;窒化ケイ素、窒化ホウ素等の窒化物;
炭化ケイ素、炭化アルミニウム、炭化チタン等の炭化
物;その他を挙げることができる。これらの無機微粒子
は表面処理されたものであってもよい。特にシリカ微粒
子もしくは表面処理されたシリカ微粒子が好ましい。表
面処理剤としては、例えばシラン系カップリング剤、チ
タン系カップリング剤等を用いることができる。表面処
理されたシリカ微粒子は、温度・湿度等の環境変化に対
して安定性が高いため、トナーの摩擦帯電性の環境依存
性を小さく抑制することができる。
トナーの必須成分である有機微粒子と流動化剤は、着
色粒子の粉末に外部から添加混合されて使用される。具
体的には、例えばV型ブレンダー等の混合装置を用いて
着色粒子の粉末と有機微粒子の粉末と流動化剤とを混合
することにより、着色粒子の表面に有機微粒子および流
動化剤を存在させることが好ましい。
着色粒子は、結着樹脂中に、例えば着色剤、オフセッ
ト防止剤、荷電制御剤、磁性体等のトナー成分が含有さ
れてなる粒子である。
着色粒子を構成する結着樹脂としては、特に限定され
ず種々の樹脂を用いることができる。具体的には、スチ
レン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン・アクリル系共
重合体樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂等を
挙げることができる。これらの樹脂は組合せて用いても
よい。
結着樹脂として用いられるスチレン・アクリル系共重
合体樹脂は、スチレン系単量体とアクリル系単量体とお
共重合体よりなる樹脂である。スチレン系単量体として
は、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−エ
チルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−n−ブチ
ルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキ
シルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノ
ニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデ
シルスチレン、p−メトキシスチレン、p−フェニルス
チレン、p−クロルスチレン、3,4−ジクロルスチレン
等を挙げることができる。
アクリル系単量体としては、アクリル酸、アクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、ア
クリル酸イソブチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸
n−オクチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸ラウリ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステア
リル、アクリル酸2−クロルエチル、アクリル酸フェニ
ル、α−クロルアクリル酸メチル、メタクリル酸、メタ
クリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プ
ロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブ
チル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸ドデシ
ル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2−エチルヘ
キシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸フェニ
ル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸
ジエチルアミノエチル、アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリル、アクリルアミド、その他を挙げることができ
る。
着色剤としては、例えばカーボンブラック、ニグロシ
ン染料、アニリンブルー、カルコオイルブルー、クロム
イエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッ
ド、キノリンイエロー、メチレンブルークロライド、フ
タロシアニンブルー、マラカイトグリーンオクサレー
ト、ランプブラック、ローズベンガル、これらの混合
物、その他を挙げることができる。
荷電制御剤としては、例えば金属錯体系染料、ニグロ
シン系染料、アンモニウム塩系化合物等を挙げることが
できる。
オフセット防止剤としては、例えば低軟化点のポリオ
レフィン、高融点パラフィンワックス、シリコーンワニ
ス、脂肪酸エステル類またはその部分ケン化物類、脂肪
酸アミド系化合物、高級アルコール等を挙げることがで
きる。
磁性体としては、磁場によってその方向に強く磁化す
る物質、例えば鉄、フェライト、マグネタイトをはじめ
とする鉄、ニッケル、コバルト等の強磁性を示す金属も
しくは合金またはこれらの元素を含む化合物、強磁性元
素を含まないが適当な熱処理を施すことによって強磁性
を示すようになる合金、例えばマンガン−銅−アルミニ
ウム、マンガン−銅−錫、等のマンガンと銅とを含むホ
イスラー合金と呼ばれる種類の合金、二酸化クロム、そ
の他を挙げることができる。磁性体は、平均粒径が0.1
〜1μmの微粉末の形態で均一に分散されて含有される
ことが好ましい。磁性体の含有割合は、磁性トナーを得
る場合において、トナー全体の20〜80重量%であること
が好ましく、特に30〜70重量%であることが好ましい。
二成分現像剤を構成する場合には、上記の如きトナー
にキャリアが混合される。斯かるキャリアとしては、特
に限定されず従来公知のキャリアを用いることができ
る。具体的には、磁性体粒子のみにより構成された非被
覆キャリア、磁性体粒子の表面が樹脂により被覆されて
なる被覆キャリア、樹脂粒子中に磁性体粒子が分散含有
されてなる磁性体分散型キャリア等のいずれをも用いる
ことができる。
キャリアを構成する磁性体粒子としては、磁場によっ
てその方向に強く磁化する物質、例えば鉄、フェライ
ト、マグネタイトをはじめとする鉄、ニッケル、コバル
ト等の強磁性を示す金属もしくは合金またはこれらの元
素を含む化合物、強磁性元素を含まないが適当に熱処理
することによって強磁性を示すようになる合金、例えば
マンガン−銅−アルミニウムもしくはマンガン−銅−錫
等のホイスラー合金とよばれる種類の合金または二酸化
クロム等よりなる粒子を用いることができる。
キャリアの平均粒径は、30〜200μmであることが好
ましく、特に40〜150μmであることが好ましい。キャ
リアの平均粒径が過小のときにはキャリアが静電潜像に
付着して定着されてしまういわゆるキャリア付着現象が
発生し、その結果画像が不鮮明となる場合があり、一方
キャリアの平均粒径が過大のときには画像アレが発生す
る場合がある。ここで、キャリアの平均粒径(重量)
は、「マイクロトラック」(日機装社製)を用いて測定
された値である。
次に、本発明の画像形成方法の各工程について具体的
に説明する。
(現像工程) 有機微粒子および流動化剤を必須成分として有してな
るトナーを用いて構成した一成分現像剤または二成分現
像剤を用いて、これを現像剤搬送担体により現像領域に
搬送し、この現像剤により潜像担持体上の静電潜像を現
像して、未定着トナー画像を形成する。現像方法として
は、特に限定されず、従来公知の方法を適用することが
できる。具体的には、以下の方法を挙げることができ
る。
現像剤搬送担体上に、現像領域の間隙より厚さの大き
い現像剤の磁気ブラシを形成し、この磁気ブラシを現像
領域に搬送して当該磁気ブラシにより潜像担持体上の静
電潜像を摺擦しながら磁気ブラシ中のトナーを静電潜像
に付着させて現像を行う接触型磁気ブラシ現像法。
現像剤搬送担体上に、現像領域の間隙より厚さの小さ
い現像剤の磁気ブラシを形成し、この磁気ブラシを現像
領域に搬送するとともに、現像領域に振動電界を作用さ
せることにより磁気ブラシ中のトナーを飛翔させて静電
潜像に付着させて現像を行うジャンピング磁気ブラシ現
像法。
カスケード現像法。
(転写工程) 現像により得られた潜像担持体上の未定着トナー画像
を記録材に転写する。この転写工程においては、静電転
写方式あるいはバイアス転写方式のいずれをも適用でき
るが、特に静電転写方式を好ましく用いることができ
る。具体的には、例えば直流コロナ放電を生じさせる転
写器を、記録材を介して潜像担持体に対向するよう配置
し、記録材にその裏面側から直流コロナ放電を作用させ
ることにより潜像担持体の表面に担持されていた未定着
トナー画像を記録材の表面に転写する。
(クリーニング工程) 転写工程を経た後に潜像担持体上に残留したトナーを
クリーニングする。クリーニング手段は、特に限定され
ないが、潜像担持体の表面に接触配置したクリーニング
ブレードを有してなるクリーニング装置を好ましく用い
ることができる。このクリーニング装置によれば、潜像
担持体の表面がクリーニングブレードにより摺擦される
ことにより、残留トナーが掻き取り除去される。
このクリーニング工程の前段においては、クリーニン
グの容易化を図るために潜像担持体の表面を除電する除
電工程を付加することが好ましい。この除電工程は、例
えば交流コロナ放電を生じさせる除電器により行うこと
ができる。
(リサイクル工程) クリーニングにより回収したトナーを、スクリューコ
ンベアによるリサイクルシステムにより再び現像器に戻
してこれを再使用する。
第1図は本発明の画像形成方法において用いられるス
クリューコンベアによるリサイクルシステムの一例を示
す説明図である。20は回収ドラムであり、この回収ドラ
ム20は、ドラム状の潜像担持体(図示せず)の一端側に
おいて隔壁(図示せず)を介して当該潜像担持体と同軸
的に軸支され、この回収ドラム20の内部にはその外周に
沿って複数の磁石21が固定して設けられ、この回収ドラ
ム20の外周には搬送ベルト22が懸架されている。
23はクリーニング機構であり、このクリーニング機構
23は潜像担持体のクリーニング領域に対向しかつ回収ド
ラム20にも対向するよう伸びている。このクリーニング
機構23においては、潜像担持体に残留したトナーが例え
ばブレードなどにより掻き取られて補集されると共に、
この補集されたトナーが内部に設けたスクリューコンベ
ア24により出口25側に供給される。
26は現像機構であり、この現像機構26は、潜像担持体
の現像領域に対向しかつ回収ドラム20にも対向するよう
配置された回転ドラム状の磁気ブラシ機構27と、現像剤
撹拌機構28と、回収されたトナーを受け入れてこれを現
像機構26内に分配するトナー受入れ分配機構29とを有し
てなり、前記搬送ベルト22は、回収ドラム20と磁気ブラ
シ機構27との間隙を通過した後、回収ドラム20とクリー
ニング機構23の出口25との間隙を経由して現像機構26の
トナー受入れ分配機構29に至るように、回収ドラム20と
ローラ30,31とに懸架されている。27aは回転スリーブ、
27bは磁石である。
この例においては、搬送ベルト22が移動されると、当
該搬送ベルト22が回収ドラム20と磁気ブラシ機構27との
間隙を通過するときに、磁気ブラシ機構27により当該搬
送ベルト22上に現像剤の磁気ブラシが形成され、この磁
気ブラシが搬送ベルト22の移動に伴ってクリーニング機
構23に移送されると、クリーニング機構23によって潜像
担持体から補集されてスクリューコンベア24により出口
25側に供給されたトナーは、搬送ベルト22上の磁気ブラ
シに拾い上げられ、そして搬送ベルト22の移動により磁
気ブラシに拾い上げられたトナーがトナー受入れ分配機
構29に搬送され、ここで当該トナーが現像機構26内に収
納され、回収されたトナーが再び潜像担持体上の潜像の
現像に供される。
第2図は本発明の画像形成方法において用いられるス
クリューコンベアによるリサイクルシステムの他の例を
示す説明図である。41は現像機構、42はクリーニング機
構、43はトナー受入れ分配機構、44は磁気ブラシ機構、
45は潜像担持体、46はスクリューコンベア、47は第1ス
クリュー、48は第2スクリューであり、この例の装置
は、第1スクリュー47と第2スクリュー48とによりスク
リューコンベア46よりのトナーをトナー受入れ分配機構
43に供給するようにしたものである。すなわち第1スク
リュー47および第2スクリュー48は、それぞれ内部に回
転軸とこの回転軸に沿ってスパイラル状に設けた羽根を
有してなり、第1スクリュー47においては、スクリュー
コンベア46により送られたトナーが回転軸の回転に伴っ
て羽根より順次押上げられて第2スクリュー48に送ら
れ、この第2スクリュー48においては、第1スクリュー
47と同様の原理で水平方向にトナーが順次送られてトナ
ー受入れ分配機構43に供給され、回収されたトナーが再
び潜像担持体45上の潜像の現像に供される。
(定着工程) 転写工程によって、未定着トナー画像が転写された記
録材を、加熱定着装置あるいは加圧定着装置等により定
着処理し、もって記録材上に定着トナー画像を形成す
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を具体的に説明するが、本発明
がこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 (結着樹脂の製造) テレフタル酸299gと、ポリオキシプロピレン(2.2)
−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン211g
と、ペンタエリスリトール82gとを、温度計、ステンレ
ススチール製撹拌器、ガラス製窒素ガス導入管および流
下式コンデンサを備えた丸底フラスコ内に入れ、このフ
ラスコをマントルヒーターにセットし、窒素ガス導入管
より窒素ガスを導入してフラスコ内を不活性雰囲気に保
った状態で昇温せしめた。次いでジブチルスズオキシド
0.05gを加え、軟化点において反応を追跡しながら温度2
00℃で反応せしめて、クロロホルム不溶分が17重量%、
JIS K 1351−1960による環境軟化点が131℃のポリエス
テルを得た。これを「結着樹脂1」とする。
(トナーの製造) 上記結着樹脂1 100重量部 カーボンブラック「モーガルL」(キャボット社製) 10重量部 低分子量ポリプロピレン「ビスコール660P」(三洋化
成工業社製) 3重量部 以上の物質を溶融混練し、冷却後粉砕し、分級して、
平均粒径が10μmの着色粒子粉末1を得た。
次に、上記着色粒子粉末1に、有機微粒子(ポリメチ
ルメタクリレート微粒子,一次粒子の平均径=500mμ)
粉末を1.0重量%、流動化剤「R−972」(疏水性シリカ
微粒子,一次粒子の平均径=16mμ,日本アエロジル社
製)を0.8重量%となる割合で混合撹拌してトナー1を
製造した。
(現像剤の調整) フェライト粒子の表面がメチルメタクリレート−スチ
レン共重合体樹脂により被覆されてなる平均粒径が100
μmの被覆キャリアと、上記トナー1とを混合して、ト
ナー濃度が4重量%の二成分現像剤1を製造した。
(実写テスト) 上記二成分現像剤1を用いて、セレン感光体よりなる
潜像担持体と、スクリューコンベアによるトナーのリサ
イクルシステムとを有してなる電子写真複写機「U−Bi
x 5000」(コニカ(株)製)改造機により、複写画像を
100,000回にわたり繰り返して形成する実写テストを行
った。
(評価) 実写テストの最終回に至るまで、カブリ、黒ポチ、ク
リーニング不良に起因する画像汚れが認められず、しか
も画像濃度が高くて鮮明な画質の複写画像が安定に得ら
れた。
比較例1 比較のため、実施例1のトナーの製造において、有機
微粒子を用いないほかは同様にして比較トナーを製造
し、この比較トナーを用いて同様にして比較用の二成分
現像剤を調製した。
この比較用の二成分現像剤を用いて実施例1と同様に
して実写テストを行ったところ、複写回数が5万回を超
えた頃から流動性の低下に起因するカブリの発生が認め
られ、また、複写回数が1万回を超えた頃から潜像担持
体の表面の傷に起因する黒ポチの発生が認められ、ま
た、複写回数が3.5万回を超えた頃からクリーニング不
良に起因する画像汚れが認められた。
実施例2 実施例1のトナーの製造において、有機微粒子を、一
次粒子の平均径が600mμのポリメチルメタクリレート微
粒子1.2重量%に変更したほかは同様にしてトナー2を
得た。
このトナー2を用いて同様にして二成分現像剤を調製
した。
この二成分現像剤を用いて実施例1と同様にして実写
テストを行ったところ、実写テストの最終回に至るま
で、カブリ、黒ポチ、クリーニング不良に起因する画像
汚れが認められず、しかも画像濃度が高くて鮮明な画質
の複写画像が安定に得られた。
実施例3 実施例1のトナーの製造において、有機微粒子を、一
次粒子の平均径が300mμのポリメチルメタクリレート微
粒子0.7重量%に変更したほかは同様にしてトナー3を
得た。
このトナー3を用いて同様にして二成分現像剤を調製
した。
この二成分現像剤を用いて実施例1と同様にして実写
テストを行ったところ、実写テストの最終回に至るま
で、カブリ、黒ポチ、クリーニング不良に起因する画像
汚れが認められず、しかも画像濃度が高くて鮮明な画質
の複写画像が安定に得られた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、トナーが有機微粒子を有してなるの
で、有機微粒子によるいわばスペーサー効果によりトナ
ーの流動性およびクリーニング性が向上し、従ってリサ
イクルシステムによりトナーを経済的に使用しながら、
当該リサイクルシステムがスクリューコンベアによるも
のであってトナーが非常に強力な機械的ストレスを強制
的にしかも時間的に継続した状態で受けるにもかかわら
ず、カブリ、黒ポチ、クリーニング不良に起因する画像
汚れを伴わずに良好な画像を多数回にわたり安定に形成
することができる。
そして、トナーには、有機微粒子とともに、一次粒子
の平均径が20mμ以下の無機微粒子よりなる流動化剤が
含有されているので、着色粒子の表面に存在する有機微
粒子によって流動化剤の着色粒子中への埋め込みが十分
に防止され、そのためスクリューコンベアによるトナー
のリサイクルシステムによりトナーが機械的なストレス
を苛酷な状況で受ける場合でも流動化剤による流動性の
向上効果が安定に発揮され、従って、流動化剤の埋め込
みを防止するために当該流動化剤の平均径を大きくする
ことが不要となり、その結果潜像担持体の傷を伴わずに
流動性の向上効果を安定に得ることができる。しかも、
流動化剤の一次粒子の平均径が20mμ以下であるので、
潜像担持体に対する傷の発生を有効に防止することがで
き、潜像担持体として特に硬質のものを用いる必要がな
く、従って潜像担持体の選択範囲が格段に広くなって安
価でしかも電荷保持性の優れた潜像担持体を用いること
が可能となり、その結果コストの上昇を招来せずに画像
濃度の十分な画像を多数回にわたり安定に形成すること
ができる。
また、有機微粒子が、一次粒子の平均径が0.01〜5μ
mであるポリメタクリル酸メチルよりなるものであるの
で、均一で小径の有機微粒子を容易に得ることができ、
しかも適度に硬質であるため流動性およびクリーニング
性の向上効果が著しく良好に発揮され、また、トナーの
摩擦帯電性を阻害するおそれもないので、安定した現像
性能が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の画像形成方法において用いられるスク
リューコンベアによるリサイクルシステムの一例を示す
説明図、第2図は本発明の画像形成方法において用いら
れるスクリューコンベアによるリサイクルシステムの他
の例を示す説明図である。 20……回収ドラム、21……磁石 22……搬送ベルト、23……クリーニング機構 24……スクリューコンベア 25……出口、26……現像機構 27……磁気ブラシ機構、28……現像剤撹拌機構 29……トナー受入れ分配機構 30,31……ローラ、27a……回転スリーブ 27b……磁石、41……現像機構 42……クリーニング機構 43……トナー受入れ分配機構 44……磁気ブラシ機構、45……潜像担持体 46……スクリューコンベア 47……第1スクリュー、48……第2スクリュー
フロントページの続き (72)発明者 山田 裕之 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ 株式会社内 (72)発明者 松原 昭年 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−102249(JP,A) 特開 昭60−186862(JP,A) 特開 平1−101557(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリューコンベアによるトナーのリサイ
    クルシステムを採用した画像形成方法において、 着色粒子と、当該着色粒子より小径でその一次粒子の平
    均径が0.01〜5μmであるポリメタクリル酸メチルより
    なる有機微粒子と、一次粒子の平均径が20mμ以下の無
    機微粒子よりなる流動化剤とを有してなり、前記有機微
    粒子の割合が全体の0.01〜3.0重量%であり、前記流動
    化剤の割合が全体の0.05〜2.0重量%であるトナーを用
    いて画像を形成することを特徴とする画像形成方法。
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