JP2712883B2 - センサ収納具 - Google Patents

センサ収納具

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JP2712883B2
JP2712883B2 JP3150674A JP15067491A JP2712883B2 JP 2712883 B2 JP2712883 B2 JP 2712883B2 JP 3150674 A JP3150674 A JP 3150674A JP 15067491 A JP15067491 A JP 15067491A JP 2712883 B2 JP2712883 B2 JP 2712883B2
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孝道 増渕
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Yamaha Corp
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  • Position Input By Displaying (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、中央部が折曲可能な
センサを収納するのに用いて好適なセンサ収納具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、本出願人は、人体の各部の関
節の曲げ角度に応じて楽音制御を行うことができる楽音
制御装置を開発し、提案している(特願昭63−291
13号、特願平1−24528等)。そして、これらの
装置においては、人体の関節の曲げ角度を検出するセン
サが必要である。これらセンサは、種々の方式によって
実現可能であるが、例えば図6に示すように構成するこ
とができる。図6において1,2はベルトであり、肱8
をはさんで演奏者の腕に取付けられている。このベルト
1には、固定具4を介してポテンショメータ3が取付け
られており、ポテンショメータ3の回転軸3aには金具
5およびアーム6が順次固着されている。また、ベルト
2には凹部7aの設けられた固定具7が取付けられてお
り、凹部7aにはアーム6が遊挿されている。
【0003】上記構成において肱8を屈伸させると、こ
れに応じてポテンショメータ3の本体と回転軸3aとの
回転角が変化する。ポテンショメータ3は、この回転角
に応じて抵抗値が変化する。従って、この抵抗値を検出
して回転角を求め、この回転角によって楽音を制御する
ことにより、演奏者の体の動きに応じた楽音の制御が可
能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成に
おいては、ベルト1,2を装着する場合の位置決めが難
しく、取付け作業が煩雑であるという問題があった。例
えば、図7において、演奏者にベルト1,2を装着する
際、ベルト1,2をA,A’に示す位置に装着した場合
と、B,B’に示す位置に装着した場合とではポテンシ
ョメータ3の回転角θが相違し、演奏者が全く同一の動
作を行ったとしても同一の楽音制御が行えなくなる場合
がある。従って、正確な曲げが検出できず、再現性の高
い演奏を行うためにはベルト1,2を細心の注意をもっ
て取付ける必要があり、不便であった。
【0005】また、演奏前にベルト1,2を適切な位置
に装着した場合にも、演奏者が体を激しく動かすことに
よりベルト1,2の位置がずれ、所望の楽音効果が得ら
れなくなるおそれもあった。さらに、ポテンショメータ
3等の部品は外観的に無骨であり、コンサート等に用い
る場合には好ましくなかった。本発明は、上述した事情
に鑑みてなされたものであり、装着がきわめて容易であ
るとともに、曲げを正確に検出するセンサ収納具を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明にあっては、第1の回転軸を中心に回動自在に設
けられた第1の平板と、前記第1の回転軸と異なる方向
の第2の回転軸を中心に回動自在に設けられた第2の平
板と、前記第1の平板と前記第2の平板との間に回動自
在に介挿された部材と、前記第1の平板と前記部材との
相対的な第1の角度を検出する第1の角度検出手段と、
前記第2の平板と前記部材との相対的な第2の角度を検
出する第2の角度検出手段とを有しかつ所定の細長形状
のセンサを収納するセンサ収納具であって、伸したとき
に縮む性質を有する材料を筒状に形成してなる筒部と、
前記筒部の周壁に軸方向に沿って設けられ、前記センサ
を前記軸方向に沿って収納するとともに、前記軸方向の
長さが前記センサの長手方向の長さよりも若干長く形成
され、この長手方向に前記センサが滑動可能に構成さ
れ、装着時に前記筒体の中心軸に向かう力を発生するよ
うにした収納部とを具備することを特徴としている。
【0007】
【作用】筒体を人体の関節(例えば、手首)部分に装着
し、収納部にセンサを収納して関節を屈伸させると、関
節の複数方向の屈伸に応じてセンサにおける第1および
第2の角度が変化し、関節の複数方向の曲げ角度が第1
および第2の角度検出手段により検出される。ここで、
センサの曲げ中心が関節の曲げ中心から外れた場合に
は、関節の曲げ角度に対してセンサの曲げ角度が小とな
るが、この場合には筒体の収束力によってセンサの曲げ
角度が大となるように該センサが付勢され、センサの曲
げ中心が関節の曲げ中心に向って滑動する。
【0008】
【実施例】以下、図1を参照してこの発明の一実施例に
ついて説明する。図において10は伸ばしたときに縮む
性質を有する材料を装着部位の外周よりも短かい外周の
筒状に形成して成る筒体であり、筒体10は、このよう
な構成をもつことによって装置時には装置部位方向に常
に力を発圧している。筒体10の外周壁に筒体10の軸
方向に沿って略長方形状の収納部11が設けられてい
る。収納部11は、一点鎖線Eに沿って筒体10に固着
されており、固着されていない部分は開口部になってい
る。この開口部からはマジックテープ(商標)の固着さ
れた結合部11aが突出しており、筒体10の表面にお
いて結合部11aが対向する部分にはマジックテープ1
0aが固着されている。これにより、結合部11aとマ
ジックテープ10aとが着脱自在になっている。
【0009】次に、12は曲げセンサであり、収納部1
1の長手方向の長さよりも若干短く形成されている。こ
れは、関節を曲げることにより生じる筋や筋肉の隆起や
必然的な中心軸の移動によって、曲げセンサ12の先端
が収納部11に当接して曲げセンサの動きが規制される
ことを防ぐためである。マジックテープ10aと結合部
11aとを引き離して曲げセンサ12を収納部11の開
口部から挿入し、しかる後にマジックテープ10aと結
合部11aとを付着させると、曲げセンサ12が収納部
11に収納される。ここで、収納部11の内部には平滑
材が塗付されており、これにより、曲げセンサ12は収
納部11の内部において、収納部11の長手方向に滑動
自在になっている。
【0010】次に、曲げセンサ12の詳細を図2を参照
して説明する。図において曲げセンサ12はポテンショ
メータ3と、このポテンショメータ3の本体に固着され
た平板31と、ポテンショメータ3の回転軸3aに固着
された平板32とポテンショメータ3を図示しない検出
回路と電気的に接続するコード33とから構成されてい
る。従って、平板31,32は回転軸3aを中心軸とし
て相対的に回動自在になっており、両者のなす角度に応
じてポテンショメータ3の抵抗値が変化する。
【0011】次に、上記構成による動作を説明する。ま
ず、曲げセンサ12を収納部11の中に収納し、筒体1
0に演奏者の関節部分(例えば肱8)を挿通する。この
場合の断面図を図4に示す。次に、演奏者が肱8を屈伸
すると、肱8の曲げ角度に応じて曲げセンサ12が屈伸
する。すなわち、平板31,32のなす回転角が肱8の
動きに応じて変化する。この回転角をポテンショメータ
3の抵抗値の変化によって検出することにより、楽音等
が制御される。
【0012】ここで、曲げセンサ12の正しい位置は、
図4に示す通り、曲げセンサ12の曲げ中心が肱関節の
曲げ中心に最も近接した位置である。しかしながら、筒
体10を肱8に装着する時あるいは演奏中等に、曲げセ
ンサ12の位置が図4の位置より若干ずれることがあ
る。この場合に演奏者が肱8を曲げた場合の動作を図3
を参照して説明する。
【0013】まず、曲げセンサ12の設置位置がずれた
場合に肱8を曲げようとすると、筒体部10と曲げセン
サ12との間に隙間13ができる。ここで、筒体部10
は伸ばしたときに縮む性質を有する材料から構成されて
いるから、筒体10には、肱8に密着する方向に収束す
る力が働いている。そして、収納部11も筒体10に固
着されていることにより引張り力が働き、同様に肱8に
密着する方向に収束力が働いている。これにより、曲げ
センサ12は、隙間13を埋める方向に付勢され、図上
C方向に滑動する。この結果、曲げセンサ12は、図4
に示す正しい位置に移動し、肱8の曲げ角度が正確に検
出される。このように、本実施例のセンサ収納具によれ
ば、曲げセンサ12の位置ずれを自動的に修正すること
が可能であるから、装着の際の精密さが要求されず装着
がきわめて容易であるとともに、このセンサ収納具を楽
音制御に適用した場合、再現性の高い演奏が可能であ
る。
【0014】図5は、本発明の他の実施例である。図5
において、20は曲げセンサであり、第1のポテンショ
メータ21と、このポテンショメータ21の回転軸21
1に固着された平板22と、ポテンショメータ21の本
体にその本体を固着する第2のポテンショメータ23
と、第2のポテンショメータ23の回転軸231に固着
された平板24と、第1のポテンショメータ21と第2
のポテンショメータ23とを図示しない検出回路に電気
的に接続するためのコード25から構成されている。平
板22と第2のポテンショメータ23は回転軸211を
中心軸として相対的に回動自在になっており、回転軸2
11を中心軸として両者のなす角度に応じて、抵抗値が
変化する。また、平板24と第1のポテンショメータ2
1は回転軸231を中心軸として相対的に回動自在にな
っており、回転軸231を中心軸として両者のなす角度
に応じて、抵抗値が変化する。第1のポテンショメータ
21と第2のポテンショメータ23の抵抗値の変化は、
図示しない検出回路で検出される。これによって、曲げ
角度が求められる。上記構成の曲げセンサ20を図1の
センサ収納具に収納し、センサ収納具を演奏者の関節部
分(例えば手首)に装着することによって、演奏者の関
節の2方向の曲げを1つの曲げセンサで検出でき、楽音
制御に好適である。
【0015】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、筒
体10を肱8に装着する際、収納部11が肱の外側(図
4の一点鎖線Dに示す位置)に位置するように装着して
もよく、また、収納部11を筒体10の内側に固着して
もよい。さらに、収納部の材質は、装着時に筒体の中心
軸に向かう収束力を発生するものであれば何でもよく、
例えば、ゴム、皮、蛇腹状のプラスチック等がもちいら
れる。なお、実施例においては、曲げセンサを収納部の
長手方向に滑動自在にするために、収納部の内部には平
滑材が塗布されていたが、これに限らず、例えば、平滑
性の高いシート等を曲げセンサと収納部の間に介在させ
てもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のセンサ
収納具によれば、曲げセンサの位置ずれを自動的に修正
することができるから、装着がきわめて容易であると
う効果が得られる。 また、この発明のセンサ収納具によ
れば、手首のように複数方向へ動かすことができる関節
の曲げを正確に検出することができるため、楽音制御に
用いて好適であるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例のセンサ収納具の斜視図である。
【図2】 曲げセンサ12の斜視図である。
【図3】 一実施例のセンサ収納具の断面図である。
【図4】 一実施例のセンサ収納具の断面図である。
【図5】 他の曲げセンサ20の斜視図である。
【図6】 従来の曲げセンサの斜視図である。
【図7】 従来の曲げセンサの動作説明図である。
【符号の説明】
3 ポテンショメータ 10 筒体 11 収納部 12 曲げセンサ(センサ)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の回転軸を中心に回動自在に設けら
    れた第1の平板と、前記第1の回転軸と異なる方向の第
    2の回転軸を中心に回動自在に設けられた第2の平板
    と、前記第1の平板と前記第2の平板との間に回動自在
    に介挿された部材と、前記第1の平板と前記部材との相
    対的な第1の角度を検出する第1の角度検出手段と、前
    記第2の平板と前記部材との相対的な第2の角度を検出
    する第2の角度検出手段とを有しかつ所定の細長形状の
    センサを収納するセンサ収納具であって、 伸したときに縮む性質を有する材料を筒状に形成してな
    る筒部と、 前記筒部の周壁に軸方向に沿って設けられ、前記センサ
    を前記軸方向に沿って収納するとともに、前記軸方向の
    長さが前記センサの長手方向の長さよりも若干長く形成
    され、この長手方向に前記センサが滑動可能に構成さ
    れ、装着時に前記筒体の中心軸に向かう力を発生するよ
    うにした収納部と、 を具備することを特徴とするセンサ収納具。
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JP2004246445A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Japan Science & Technology Agency ポインティング・デバイス
DE102007054305A1 (de) * 2007-11-08 2009-05-28 Siemens Ag Sensorapplikation mit einer Trägerstruktur und einem Sensorband, Trägerstruktur, Sensorband und Verfahren zum Betreiben der Sonsorapplikation

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2720443B2 (ja) * 1988-02-10 1998-03-04 ヤマハ株式会社 楽音制御装置
JP2666455B2 (ja) * 1988-05-18 1997-10-22 ヤマハ株式会社 関節角度センサ

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