JP2712871B2 - インバータ装置の出力電流極性検出回路 - Google Patents
インバータ装置の出力電流極性検出回路Info
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Description
にインバータ装置の出力電流極性検出回路に関するもの
である。
号公報に示された従来のインバータ装置の出力電流極性
検出回路であり、図において、1はフルブリッジ構成の
電流駆動形パワートランジスタT1〜T6及びパワート
ランジスタT1〜T6に並列接続された還流用ダイオー
ドD1〜D6から成るインバータ回路部、2は正弦波パ
ルス幅変調信号(以下、PWM信号と称す)をインバー
タ回路部1のパワートランジスタT1〜T6に供給する
ドライブ回路部、3はインバータ回路部1から出力され
る疑似正弦波交流により駆動される交流電動機である。
ドライブ回路部2において、4はベース電流供給用のト
ランジスタ、5はトランジスタ4のコレクタに接続され
たベース電流制限抵抗、6はトランジスタ4のコレクタ
と電源の正極間にツェナーダイオード7及び電流制限抵
抗8を介して接続された発光ダイオード、9、10は逆
バイアス用のダイオードとコンデンサ、11、12はフ
ィルタ用のコンデンサと抵抗、13はホトトランジスタ
であり、発光ダイオード6と対をなしホトカプラ14を
構成している。
り説明する。図5のEU は相電圧を示しているが、実際
にはPWM波形であり、電圧の高い部分ではデューティ
が高く、電圧の低い部分ではデューティが低くなってい
る。これに対して、電動機のような誘導性負荷での相電
流は図5のIに示すように位相がφだけ遅れることにな
る。そして、相電流Iの正の区間では、図4の例えばパ
ワートランジスタT1にベース電流IB がベースからエ
ミッタ方向に流れる。逆に相電流Iが負の区間では、パ
ワートランジスタT1に流れるベース電流IB は負荷電
流に引かれてベースからコレクタ方向に流れ、ダイオー
ドD1の順方向電圧の分だけ図5に示すようにベース電
流IB に差が生じることになる。よって、ベース電流制
限抵抗5の両端電圧も同様な変化が起こる。
昇すると、ツェナーダイオード7がブレイクダウンす
る。ツェナーダイオード7がブレイクダウンすると、発
光ダイオード6に図5に示す順方向電流IF が流れて発
光し、この発光がホトトランジスタ13により検出され
たホトカプラ14から出力が送出される。そして、前出
力信号はコンデンサ11と抵抗12で構成されるフィル
タを介し、出力電流極性信号として出力される。
流駆動形素子を用いているため、ベース電流として最低
でも数百mAは必要であり、駆動電源回路を小形化する
妨げとなっている。これを解決するためには、パワート
ランジスタに電圧駆動形素子(MOS FET及びIG
BTなど)を使用すればよいが、図4の従来回路におい
て電圧駆動形のパワートランジスタに変更した場合、相
電流Iが負の区間において、ベース(ゲート)電流IB
(IG )があまり負荷電流に引かれなくなり、相電流I
が正の区間との差が生じなくなるため出力電流極性信号
が得られない。
路として例えば特開平2−46176号公報に図6のよ
うな回路が示されている。図において、3は交流電動
機、15は電圧駆動形のパワートランジスタT11〜T
16及び還流用ダイオードD11〜D16で構成された
インバータ回路部、16は発光ダイオード部が直流電源
の負極側と交流電動機3の一相(U相)間に電流制限抵
抗17を介して接続されたホトカプラ、18はホトカプ
ラ16の出力電流制限用抵抗である。
説明する。図7のEU は基本波となる相電圧を示してお
り、これに対して上下パワートランジスタ、例えばT1
1、T14を駆動するためのPWM信号を模式的に表す
と、図7のUP、UNのようになる。また、図7のU
P、UNのデューティ50%付近を拡大した詳細なタイ
ミングを図8に示す。図8に示すようにUPとUNのオ
ン期間の間に上下パワートランジスタの短絡破壊を防ぐ
ためにデッドタイム(Td)が設けられている。
流電動機3のU相と直流電源の負極側間の電圧は図7の
EUOとなり、PWM信号を含んだ波形となる。ここで、
図7の電圧EUOには、上下パワートランジスタがオフし
ているデッドタイム期間中に相電流IU の状態が分かる
情報が含まれていることになり、この期間中の電圧EUO
の状態が、”H”ならば上側のダイオードD11が還流
中であるのでIU は負(図6の)、”L”ならば下側
のダイオードD14が還流中であるのでIU は正(図6
の)であり、相電流IU の極性が分かることになる。
よって、電圧EUOをホトカプラ16により絶縁して検出
すると、出力は図7の電圧VU となる。
の出力電流極性検出回路は以上のように構成されている
ので、出力電圧VU にはまだパワートランジスタのスイ
ッチング情報も含まれており、所望の出力電流極性信号
が得られないという問題点があった。
ためになされたもので、パワートランジスタに電圧駆動
形素子を用いても出力電流極性信号が検出できるととも
に、省スペース性に優れたインバータ装置の出力電流極
性検出回路を得ることを目的とする。
タ装置の出力電流極性検出回路は、ブリッジ構成のパワ
ートランジスタと前記パワートランジスタに並列接続さ
れた還流用ダイオードとを備え、正弦波パルス幅変調信
号を前記パワートランジスタに供給し、直流電源を疑似
正弦波交流に変換し電動機を駆動するインバータ装置に
おいて、前記電動機の一相と前記直流電源間の電圧を検
出する手段と、前記電動機の一相に接続されたパワート
ランジスタがオフしている期間における前記検出電圧を
保持する手段とを備える。
性検出回路は、電動機の一相と直流電源間の電圧を電動
機の一相に接続されたパワートランジスタがオフしてい
る期間だけ保持し、その結果を出力電流の極性信号とす
る。
する。図1において、3は交流電動機、15は電圧駆動
形パワートランジスタで構成されたインバータ回路部、
16は発光ダイオード部が直流電源の一極(負極)と交
流電動機3の一相(U相)間に電流制限抵抗17を介し
て接続されたホトカプラ、18はホトカプラ16の出力
電流制限用抵抗であり、これらは図6に示す従来回路と
同様の部分である。また、19はPWM信号をインバー
タ回路部15のパワートランジスタT11〜T16に供
給するドライブ回路部、20はPWM信号を生成してド
ライブ回路部19に送出する制御回路部、21はホトカ
プラ16の出力状態を制御回路部20から送出されるP
WM信号(UP)をトリガとして保持し、制御回路部2
0にその出力を送るラッチ回路部である。
波形により説明する。図2のEU 及びUP、UNは、図
7と同じく相電圧及びPWM信号を示している。また、
図3は図2のUP、UNのデューティ50%付近を拡大
した図である。以上のようなPWM信号を制御回路部2
0よりドライブ回路部19を介してインバータ回路部1
5に供給し、交流電動機3を駆動すると相電流IU は図
2のようにやはり位相φだけ遅れる。そして、この時の
交流電動機3のU相と直流電源の負極側間の電圧EUOは
図2のようになり、ホトカプラ16の出力は図2の電圧
VU のようなパワートランジスタのスイッチングを含ん
だ波形となる。したがって、ラッチ回路部21におい
て、電圧VU を入力とし、制御回路部20から送出され
るPWM信号(UP)のOFFからONに切換わるオン
エッジ(図3のUPの矢印のタイミング毎)をトリガと
することによりデッドタイム(Td)期間中の状態だけ
を保持し、出力は図2の電圧VOUT となる。例えば、相
電流I U が正の区間では、デットタイム期間中の電圧V
u は”L”であり、この状態をオンエッジのタイミング
毎に保持すると、”L”の連続状態が得られ、また、相
電流I U が負の区間では”H”の連続状態が同様に得ら
れる。そして、この電圧VOUT を出力電流極性信号とし
て制御回路部20に送出する。
より出力電流極性信号を得ているが、他相(V、W)と
正極の組合わせでも同様な動作で極性信号を得ることが
できる。
ッジ構成のパワートランジスタと前記パワートランジス
タに並列接続された還流用ダイオードとを備え、正弦波
パルス幅変調信号を前記パワートランジスタに供給し、
直流電源を疑似正弦波交流に変換し電動機を駆動するイ
ンバータ装置において、前記電動機の一相と前記直流電
源間の電圧を検出する手段と、前記電動機の一相に接続
されたパワートランジスタがオフしている期間における
前記検出電圧を保持する手段とを備えた構成にしたの
で、パワートランジスタに電圧駆動形素子を用いても出
力電流極性検出信号が検出でき、駆動電源回路の小形化
が図れる。
力電流検出回路の回路図である。
力電流検出回路の動作を説明する波形図である。
力電流検出回路の動作説明図である。
路図である。
作を説明する波形図である。
力電流極性検出回路図である。
力電流極性検出回路の動作を説明する波形図である。
作説明図である。
ワートランジスタ
Claims (1)
- 【請求項1】 ブリッジ構成のパワートランジスタと前
記パワートランジスタに並列接続された還流用ダイオー
ドとを備え、正弦波パルス幅変調信号を前記パワートラ
ンジスタに供給し、直流電源を疑似正弦波交流に変換し
電動機を駆動するインバータ装置において、前記電動機
の一相と前記直流電源間の電圧を検出する手段と、前記
電動機の一相に接続されたパワートランジスタがオフし
ている期間における前記検出電圧を保持する手段とを備
えたことを特徴とするインバータ装置の出力電流極性検
出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3106207A JP2712871B2 (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | インバータ装置の出力電流極性検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3106207A JP2712871B2 (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | インバータ装置の出力電流極性検出回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04334978A JPH04334978A (ja) | 1992-11-24 |
JP2712871B2 true JP2712871B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=14427716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3106207A Expired - Lifetime JP2712871B2 (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | インバータ装置の出力電流極性検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2712871B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10461671B2 (en) * | 2017-03-29 | 2019-10-29 | Qm Power, Inc. | Multispeed alternating current motor |
WO2019058671A1 (ja) * | 2017-09-25 | 2019-03-28 | 日本電産株式会社 | 故障診断方法、モータ制御方法、電力変換装置、モータモジュールおよび電動パワーステアリング装置 |
-
1991
- 1991-05-13 JP JP3106207A patent/JP2712871B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04334978A (ja) | 1992-11-24 |
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