JP2712738B2 - 水晶発振器と水晶発振器を使用する信号装置の温度補償方法 - Google Patents

水晶発振器と水晶発振器を使用する信号装置の温度補償方法

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JP2712738B2
JP2712738B2 JP2082662A JP8266290A JP2712738B2 JP 2712738 B2 JP2712738 B2 JP 2712738B2 JP 2082662 A JP2082662 A JP 2082662A JP 8266290 A JP8266290 A JP 8266290A JP 2712738 B2 JP2712738 B2 JP 2712738B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は水晶発振器と水晶発振器を使用する信号装置
の温度補償方法に関し、特に補正実行温度点を検出する
ごとに出力信号の発振周波数を補正する機能を持つ水晶
発振器と水晶発振器を使用する信号装置の温度補償方法
に関する。
〔従来の技術〕
従来の水晶発振器と水晶発振器を使用する信号装置の
温度補償方法は、水晶発振器自身に、周囲温度が予め定
めた補正実行温度点となると、該当する補正実行温度点
ごとに定めた制御手順で回路定数を変更し、信号周波数
を補正し、標準周波数との差を一定に保つよう動作する
機能を持たせている。このため水晶発振器を使用する信
号装置は、周波数変動に対する対応を考慮せずに動作す
ることが可能である。このことは、言いかえれば、水晶
発振器の信号周波数補正機能にシステムの動作を左右す
る周波数安定度が委ねられていることになるため、補正
実行温度点を非常に細かく設定している。例えば、補正
実行温度点の刻みを0.5℃とすれば、0〜45℃の温度範
囲で、補正実行温度点は91個所になる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の水晶発振器と水晶発振器を使用する信
号装置の温度補償方法は、補正実行温度点を非常に細か
く設定しているため、これに伴ない各補正実行温度点ご
とに定めた制御手順を記述するデータが多くなり作成に
時間がかかり、従ってこの制御手順を記憶するための記
憶容量も多く必要となるという問題点がある。
本発明の目的は、水晶発振器自身の持つ補正実行温度
点を極力少なくし、多少の周波数変動に伴う信号の乱れ
に対しては、発振周波数を補正するごとに外部に対して
出力される発振周波数の補正を行うことを通知するパル
ス信号を受信して信号装置側で対応することを可能とす
る経済的な水晶発振器と水晶発振器を使用する信号装置
の温度補償方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の水晶発振器は、予め複数の補正実行温度点を
定め周囲温度を計測する温度計測部が前記補正実行温度
点を検出するごとに出力信号の発振周波数を補正する機
能を持つ水晶発振器において、前記発振周波数の補正動
作時に当該発振器を内蔵する通信機器の動作を中断する
ために外部に対して発振周波数の補正を行うことを通知
するパルス信号を出力する構成である。
本発明の水晶発振器を使用する信号装置の温度補償方
法は、送受信信号の誤りを訂正する信号誤り訂正機能を
持ち、周囲温度を計測し予め定めた補正実行温度を検出
すると出力信号の発振周波数の補正を実行し同時に外部
に通知する水晶発振器を使用する信号装置であって、前
記発振周波数の補正が実行されたことを知ると信号の送
受信動作を間欠的に中断し、前記信号の送受信動作の中
断で発生した送受信信号の誤りを前記信号誤り訂正機能
で訂正し、周囲温度の変化に伴う前記水晶発振器の発振
周波数の補正動作を吸収する構成である。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の水晶発振器の一実施例のブロック図
である。
水晶発振器1は、水晶発振子を含む発振部2と、発振
部2を制御する制御部3と、制御部3の制御動作に使用
する制御手順およびデータを記憶する記憶部4と、周囲
温度を計測し制御部3に通知する温度計測部5とを備
え、発振部2から特定の発振周波数の出力信号6を送出
し、制御部3からは制御動作ごとにパルス信号7を送出
する。
第2図(a)は周囲温度と制御部3の制御動作による
補正実行温度点前後での発振周波数の変化を説明するた
めの説明図、第2図(b)は補正実行時のパルス信号を
示す図である。
第2図(a)では、発振部2の特性が温度が上ると周
波数も高くなるものであるとし、これを補正実行温度点
8,9を越えるごとに(温度が上る場合と下る場合とがあ
る)制御部3の制御を受け標準周波数からの誤差を一定
値以内に保つように周波数を変えている様子を示してい
る。第2図(b)では、制御部3が発振部2の制御を行
う都度送出するパルス信号7を示す。制御部3は、パル
ス信号7を一旦送出すると、一定の時間を経過しなけれ
ば次の制御を行わないように設定し、パルス信号7も送
出しないようにしている。このように設定することによ
り、補正実行温度点8,9の近辺で頻繁に温度補償動作が
行われることを防止している。
次に動作について説明する。図面としては、主として
第1図を使用し、補助的に第2図を使用する。
まず、周囲温度は低い方から高い方へと変化していく
ものとする。
発振部2は、標準周波数の近傍の周波数を発振し出力
信号6として出力し、周囲温度が上昇し補正実行温度点
8に近付くと、標準周波数よりも高い周波数を発振する
ようになる。温度計測部5が刻刻の計測値を制御部3に
通知すると、この計測値を監視している制御部3は、補
正実行温度点8を越えたことを知り、記憶部4ら補正実
行温度点8を越えたことに対応する制御手順およびデー
タを読出し、この読出した制御手順に従って発振部2を
制御する。この結果、発振部2の発振周波数は、標準周
波数より低い周波数数となり、周囲温度の上昇と共に標
準周波数に近付く。制御部3は、発振部2を制御すると
同時にパルス信号7を出力する。さらに周囲温度を上昇
し、補正実行温度点9を越えると、補正実行温度点8を
越えた場合と同様に、制御部3が補正実行温度点9に見
合った制御を発振部2に対して行い、補正実行温度点8
を越えた場合と同様にパルス信号7を出力する。この水
晶発振器1を使用している信号装置は、このパルス信号
7を受信することにより、水晶発振器1が温度補償動作
を行ったことを知りこれに対応する動作を行うことがで
きる。
第3図は本発明の水晶発振器を使用する信号装置の一
実施例のブロック図である。
信号装置の受信部10は、入力信号11を受けスイッチ12
を介して出力するように構成されている。スイッチ12
は、水晶発振器1から出力されるパルス信号7を受信す
ると、一定時間回線を断とし、信号装置内の周波数制御
機能を動作させ、水晶発振器1の内部で制御部3が発振
部2を制御し、発振周波数を変えたことによる誤動作を
防止するためのものである。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、水晶発振器に出力信
号の発振周波数を補正するごとに外部に対し発振周波数
の補正を行うことを通知するパルス信号を出力する機能
を設けることにより、多少の周波数変動に伴う信号の乱
れに対しては信号装置側で対応することを可能とし、水
晶発振器自身の持つ補正実行温度点を極力少なくして制
御手順を記述するデータの作成工数とこのデータを記憶
する記憶容量とを減少させて経済化することを可能とす
る効果が有る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の水晶発振器の一実施例のブロック図、
第2図は周囲温度と補正実行温度点前後での発振周波数
とパルス信号との関係を説明するための説明図、第3図
は本発明の水晶発振器を使用する信号装置の一実施例の
ブロック図である。 1……水晶発振器、2……発振部、3……制御部、4…
…記憶部、5……温度計測部、6……出力信号、7……
パルス信号、8,9……補正実行温度点、10……受信部、1
1……入力信号、12……スイッチ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め複数の補正実行温度点を定め周囲温度
    を計測する温度計測部が前記補正実行温度点を検出する
    ごとに出力信号の発振周波数を補正する機能を持つ水晶
    発振器において、前記発振周波数の補正動作時に当該発
    振器を内蔵する通信機器の動作を中断するために外部に
    対し発振周波数の補正を行うことを通知するパルス信号
    を出力することを特徴とする水晶発振器。
  2. 【請求項2】送受信信号の誤りを訂正する信号誤り訂正
    機能を持ち、周囲温度を計測し予め定めた補正実行温度
    を検出すると出力信号の発振周波数の補正を実行し同時
    に外部に通知する水晶発振器を使用する信号装置であっ
    て、前記発振周波数の補正が実行されたことを知ると信
    号の送受信動作を間欠的に中断し、前記信号の送受信動
    作の中断で発生した送受信信号の誤りを前記信号誤り訂
    正機能で訂正し、周囲温度の変化に伴う前記水晶発振器
    の発振周波数の補正動作を吸収することを特徴とする水
    晶発振器を使用する信号装置の温度補償方法。
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JPH02202719A (ja) * 1989-02-01 1990-08-10 Toyo Commun Equip Co Ltd デジタル温度補償発振器及びデータ入力方法

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