JP2711986B2 - データ送受信方法 - Google Patents

データ送受信方法

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JP2711986B2
JP2711986B2 JP5255216A JP25521693A JP2711986B2 JP 2711986 B2 JP2711986 B2 JP 2711986B2 JP 5255216 A JP5255216 A JP 5255216A JP 25521693 A JP25521693 A JP 25521693A JP 2711986 B2 JP2711986 B2 JP 2711986B2
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忠正 後藤
隆久 林
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移動通信システム開発株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体通信のように伝
送状態が著しく劣悪になるような伝送路を用いて行うデ
ィジタルデータの伝送においても、誤りの少ない伝送を
行えるように伝送品質の向上を図るデータ送受信方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】地上波を用いた空間伝送において高品質
のデータ伝送を必要とする場合には、特性の異なる複数
の受信信号を合成あるいは切り換えて単一の信号を得る
ダイバーシチ技術が用いられている。このダイバーシチ
技術を用いた通信方式として、複数の受信アンテナのう
ち最も受信状態の良いものを選択する選択ダイバーシチ
が知られており、自動車電話等に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た選択ダイバーシチ方式によるデータ伝送を劣悪な伝送
路を介して行う場合においては、データ伝送速度を高め
るに従って受信波選択の切換を高速に行う必要が生じ、
通常の伝送路切換手段では追随できなくなってしまう。
このような場合に、HEMT(高電子移動度トランジス
タ)を用いて伝送路切換の高速化を図る等の手段を講じ
ることも想定できるが、HEMTにしてもスイッチング
速度に限界があると共に、伝送路の切換時の瞬断回数が
増えることで伝送品質も劣化する。加えて、複数の伝送
路で受信した受信波のうち最も受信電界の強い受信波を
得るように伝送路を切り換える方式の選択ダイバーシチ
においては、誤りを含んだデータを受信しているにも拘
わらず遅延波等の影響で受信電界が強くなった伝送路を
選択してしまう場合もあることから、必ずしも良好な伝
送路を選択できるとは限らず、却って受信データにおけ
る誤りを増加させてしまう場合もあった。
【0004】一方、データ誤り訂正用データを情報デー
タに付加しておき、受信局が受信データに対してデータ
誤り訂正用データに基づくデータ誤り訂正を行うデータ
伝送方法もあり、斯かるデータ伝送方法によれば、デー
タ中の誤りが比較的少ない場合には受信局で受信データ
の訂正を行うことにより送信データを復元することがで
きるので、伝送速度を落とすことなく信頼性の高いデー
タ伝送を期せる。また、伝送データの誤りをデータ受信
後に検出するために、データ誤り検出用データを情報デ
ータに付加しておき、受信局が受信データに対してデー
タ誤り検出用データに基づくデータ誤り検出を行うデー
タ伝送方法もあり、斯かるデータ伝送方法によれば、受
信データの誤りを検出した受信局から送信局に対して当
該データの再送要求を行えるので、信頼性の高いデータ
受信を期せる。なお、データ誤り検出用データやデータ
誤り訂正用データには、ブロック符号や畳み込み符号等
が用いられる。
【0005】上記したデータ誤り訂正用データやデータ
誤り検出用データを情報データに付加したデータ送受信
方法を選択ダイバーシチ方式と組み合わせれば、受信デ
ータ中の誤り検出能力や誤り訂正能力を高めることはで
きるものの、本来の伝送情報たる情報データ以外のデー
タが増加するために、実利的な伝送速度は低下し、伝送
効率が悪くなってしまう。加えて、ダイバーシチ方式に
よって得られる受信データは一系統の情報に過ぎないた
め、伝送路切換時の瞬断によって伝送データの一部が欠
落することもあり、必ずしも十分な誤り検出能力や誤り
訂正能力を得られるとはいえず、移動体通信のように伝
送状態が著しく劣悪になる伝送路においては、実用に供
し得る程にデータ誤りの少ないデータ伝送を行えるとは
言えない点もあった。
【0006】そこで、本発明は、伝送状態の悪い伝送路
においても、従来のダイバーシチ方式のデータ送受信方
法よりデータ誤りの少ないデータ伝送を行い得るデータ
送受信方法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るデータ送受信方法は、送信局より単一
のディジタル送信データを送信し、受信局で当該単一の
送信データを異なる伝送路を介して複数の受信手段によ
り受信し、各受信手段によって受信した各プリ受信デー
タの全アドレスの内容を相互に比較した結果、全プリ受
信データの内容が一致しないアドレスが存在する場合、
多数派のデータ内容を当該アドレスの内容に選定するこ
とで、単一の受信データを得るようにしたデータ送受信
方法であって、多数派の比率が予め定めた比率に満たな
い場合には、予め定めた所定の受信手段で受信したプリ
受信データにおける当該アドレスのデータ内容を受信デ
ータにおける当該アドレスのデータ内容に選定するよう
にした。 また、送信局より単一のディジタル送信データ
を送信し、受信局で当該単一の送信データを異なる伝送
路を介して複数の受信手段により受信し、各受信手段に
よって受信した各プリ受信データの全アドレスの内容を
相互に比較した結果、全プリ受信データの内容が一致し
ないアドレスが存在する場合、多数派のデータ内容を当
該アドレスの内容に選定することで、単一の受信データ
を得るようにしたデータ送受信方法であって、多数派の
比率が予め定めた比率に満たない場合には、アドレスの
データ内容を特定できない内容不明アドレスが存するも
のとして、送信局へ当該内容不明アドレスを含むデータ
の再送要求を行うことにした。 また、送信局より送信す
る単一のディジタル送信データは情報データとデータ誤
り訂正用データと含むものとし、受信局で複数の受信手
段によって受信した各プリ受信データを比較した結果に
基づいて、全プリ受信データの内容が一致した正常アド
レスと全プリ受信データの内容が一致していない内容不
明アドレスとを特定し、データ誤り訂正用データを用い
た誤り訂正を行うことで内容不明アドレスの内容を特定
し、単一の受信データを得るようにした。 また、データ
誤り訂正用データを用いた誤り訂正によっても特定でき
ない内容不明アドレスが残った場合には、予め定めた所
定の受信手段における受信データに誤り訂正を施した訂
正済み受信データを単一の受信データに選定するように
した。 また、送信局より送信する単一のディジタル送信
データは情報データとデータ誤り検出用データとを含む
ものとし、受信局で複数の受信手段によって受信した各
プリ受信データを比較した結果に基づいて、全プリ受信
データの内容が一致した正常アドレスと全プリ受信デー
タの内容が一致していない内容不明アドレスとを特定
し、各プリ受信データについてデータ誤り検出用データ
による誤り検出を行い、データ誤りの検出されないプリ
受信データが存在しない場合には、プリ受信データにお
ける内容不明アドレスの内容を変更する第1行程と、デ
ータ内容変更後の変更プリ受信データについてデータ誤
り検出用データによるデータ誤り検出を行う第2行程と
を繰り返し行うことで、データ誤りの検出されないデー
タ内容の組み合わせによる変更プリ受信データを選定
し、単一の受信データを得るようにした。
【0008】
【作用】局所的な伝送状態の悪化に起因して一部の受信
手段が送信データとは異なるデータを受信しても、複数
の伝送路で同一アドレスに同様なデータ誤りが生ずる確
率は極めて小さいことから、他の伝送路を介して受信し
たプリ受信データと比較することによって、送信データ
における当該アドレスの内容として蓋然性の高い内容を
選定できる。
【0009】
【実施例】次に、本発明に係るデータ送受信方法の実施
例を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1は、2局間の双方向通信における一方
を送信局1、他方を受信局2と仮定し、送信局1から単
一のディジタル送信データを送信し、該送信データを受
信局2で受信する場合の概略を示すものである。なお、
図1においては省略したが、送信局1は受信局2の機能
を、受信局2は送信局1の機能を夫々有する。
【0011】上記受信局2は配設位置を異ならしめた複
数のアンテナによって、夫々送信局1より送信されたデ
ータを受信するものとしてあり、複数の伝送路を介して
複数の受信信号を得ることができる。図面に示す実施例
においては、例えば5つのアンテナを介して第1受信手
段3a,第2受信手段3b,第3受信手段3c,第4受
信手段3d,第5受信手段3eで、各々第1プリ受信デ
ータ,第2プリ受信データ,第3プリ受信データ,第4
プリ受信データ,第5プリ受信データを得るものとして
ある。そして、第1〜第5受信手段3a〜3eから受信
データ選定手段4へ第1〜第5プリ受信データが各々供
給され、これら第1〜第5プリ受信データの全アドレス
の内容を受信データ選定手段4が相互に比較し、比較結
果に基づいて単一の受信データを選定するのである。
【0012】受信データ選定手段4が第1〜第5プリ受
信データの比較結果に基づいて単一の受信データを選定
する方法は種々考えられるが、以下に幾つかの具体例を
説明する。なお、説明にあたっては送信局1よりnビッ
トのデータが送信されるものとし、第1〜第5プリ受信
データにおける各アドレスの内容は第1表のようである
とする。
【0013】
【表1】
【0014】第1表において、第1プリ受信データと第
2プリ受信データと第5プリ受信データとは全データア
ドレスの内容が一致しており、受信データの内容が同一
であるプリ受信データが過半数(本実施例においては3
/5)以上存することに基づいて、第1,第2,第5プ
リ受信データの全アドレスの内容を単一の受信データの
内容に選定すれば、送信データの内容と同一である蓋然
性の高い受信データを得ることができる。
【0015】また、各データアドレス毎に送信データと
同一内容である蓋然性の高い受信内容を選定してゆき、
選定した各アドレスの内容を結合させて単一の受信デー
タを特定するようにしても良い。例えば、データアドレ
ス1においては第1〜第3及び第5プリ受信データの内
容が“0”であり、第3プリ受信データのみが“1”で
あることから、データアドレス1のデータ内容として
“0”を選定し、データアドレス2,3においては第1
〜第5プリ受信データの内容が同一であることから、デ
ータアドレス2,3のデータ内容として“1”,“0”
を各々選定し、データアドレス4においては第1,2,
4,5プリ受信データの内容が“1”であり、第3プリ
受信データのみが“0”であることから、データアドレ
ス4の内容として“1”を選定し、…という選定動作を
行うことによって、全データアドレスの内容を特定して
ゆくのである。
【0016】上記のように、複数の受信データについて
全アドレスの内容を相互に比較するものとすれば、局所
的な伝送状態の悪化に起因して一部の受信手段(例えば
第3受信手段3cと第4受信手段3d)が送信データと
は異なるデータを受信しても、複数の伝送路で同一アド
レスに同様なデータ誤りが生ずる確率は極めて小さいこ
とから、送信データにおける当該アドレスの内容として
蓋然性の高い内容を選定できる。なお、データ伝送に際
して1つの伝送エラーが生ずる確率をpとした場合、単
独の受信データに誤りが皆無である確率pcは1−pに
過ぎないが、2系統の受信データの同一箇所に伝送エラ
ーが生ずる確率はp×pであることから、2系統の受信
データの内容が同一の場合に受信データの誤りが皆無で
ある確率pc′は1−p×pとなり、p<1の条件より
pc<pc′であることが必然的に導かれる。よって、
プリ受信データの数が増すほど、受信データの同一箇所
に伝送エラーが生ずる確率は小さくなり(n系統の場合
にはpn )、受信データにおける誤り率を良好に低減で
きる。
【0017】なお、各プリ受信データの相互比較は、I
Cチップ化した電子回路等によってハードウェア的に実
現できるので、高速な実時間処理が可能となり、高速な
データ伝送にも追随できることから、受信データの比較
処理やデータアドレスの内容の選定処理の行程を行って
も、著しく伝送効率を低下させることはない。
【0018】一方、上記第1表におけるデータアドレス
nにおいて、第1,2,5プリ受信データの内容は
“0”であり、第3,4プリ受信データの内容のみが
“1”であることから、データアドレスnの内容を
“0”に選定しても良いが、異なるプリ受信データの比
率も2/5に達することから、アドレスnの内容が多数
派の“0”である蓋然性を一概に認めることには難があ
る。そこで、多数派の比率が予め定めた比率に満たない
場合に、当該アドレスの内容を多数決とは異なる方法で
選定するようにしても良い。例えば、多数派が4/5に
満たない場合(3/5である場合)には、予め定めた所
定の受信手段である第1受信手段3aで受信した第1プ
リ受信データにおける当該アドレスnのデータ内容
“0”を受信データにおける当該アドレスのデータ内容
に選定するのである。何れの受信手段で受信したプリ受
信データを用いるかは設計上の自由度の範囲内である
が、例えば各受信アンテナの配列構造等から総合的に判
断して最も適切と思われる一の受信手段を定めればよ
い。
【0019】また、多数派の比率が予め定めた比率に満
たない場合には、当該アドレスnをデータ内容が特定で
きない内容不明アドレスとし、送信局1へ当該内容不明
アドレスを含むデータの再送要求を行うようにしても良
い。なお、受信局2が再送要求を行うと、データ伝送の
効率は低下してしまうが、このような内容不明アドレス
が発生することで再送要求が為される確率は実用上許容
できる程度に小さいものと考えられ、著しく伝送効率を
低下させることはない。よって、内容不明アドレスの発
生に基づく再送要求で若干の伝送効率低下は認められる
ものの、誤り率の極めて少ない高品質のデータ伝送を実
現できる。
【0020】上述した実施例における受信データ選定手
段4は、単に複数のプリ受信データを比較することで、
単一の受信データを得るような選定動作を行うものとし
たが、これに限定されるものではない。例えば、送信局
1が情報データにデータ誤り訂正用データを付加して送
信し、受信局2の受信データ選定手段4が単一の受信デ
ータを選定するに際してデータ誤り訂正用データを用い
た誤り訂正を行うようにしても良い。
【0021】図2に示す受信データ選定手段4′は2つ
の受信手段を有する受信局についての実施例であり、第
1プリ受信データを一時的に記憶する第1受信データ記
憶部5aと、第2プリ受信データを一時的に記憶する第
2受信データ記憶部5bとを備えるものとしてあり、第
1,第2受信データ記憶部5a,5bより各プリ受信デ
ータを供給された受信データ比較・判定部6は、両プリ
受信データの全アドレスの内容を比較してゆく。そし
て、受信データ比較・判定部6は、両プリ受信データの
内容が一致した正常アドレスと両プリ受信データの内容
が一致していない内容不明アドレスとを比較結果として
特定し、この特定情報を第1受信データ訂正制御部7a
および第2受信データ訂正制御部7bへ供給する。
【0022】上記受信データ比較・判定部6より特定情
報を取得した第1,第2受信データ訂正制御部7a,7
bは各々正常データに基づくデータ訂正を行い、内容不
明アドレスの内容を特定してゆく。すなわち、第1,第
2受信データ訂正制御部7a,7bは、夫々第1,第2
受信データ記憶部5a,5bより正常アドレスにおける
内容を読み込み、データ誤り訂正用データに基づく演算
を行って内容不明アドレスの内容を特定し、第1,第2
受信データ記憶部5a,5bにおける当該内容不明アド
レスの内容を修正してゆくのである。そして、データ誤
り訂正が終了した時点で、予め定めた何れかの受信デー
タ記憶部から訂正済み受信データを出力することによ
り、受信データ選定手段4′における受信データの選定
動作を実現できる。
【0023】一方、データ誤り訂正用データに基づいて
全内容不明アドレスの内容を特定できなかった場合に
は、何れか予め定めた受信データ記憶部の訂正済み受信
データを出力させることで、単一の受信データを得るよ
うにする。斯くすれば、訂正済みデータ出力用の受信デ
ータ記憶部に対してのみ受信データ訂正制御部による誤
り訂正を行えばよいので、例えば訂正済みデータ出力用
の受信データ記憶部として第1受信データ記憶部5aを
選定した場合には、第2受信データ訂正制御部7bは不
要となる。しかしながら、本実施例の如く各受信データ
記憶手段に対してデータ訂正を行うものとすれば、全内
容不明アドレスの内容が特定された場合には、各受信デ
ータ記憶部の記憶データが一致することに基づき、受信
データ比較・判定部6より全アドレスが正常アドレスで
ある旨の特定情報が出力されることとなる。この全アド
レスが正常である旨の特定情報が出力されることによっ
て、何れかの訂正済み受信データを単一の受信データと
して出力させたり、所定時間経過後においても内容不明
アドレスが特定されていない場合には、全アドレスが正
常アドレスである旨の特定情報が出力されないことに基
づいて、送信局1へ再送要求を行うようにしても良い。
【0024】図3に示す受信データ選定手段4″は、上
述した図2の実施例と同様な第1,第2受信データ記憶
部5a,5b、受信データ比較判定部6、第1,第2受
信データ訂正制御部7a,7bに、データ選択手段8を
付加したものである。本実施例においては、情報データ
にデータ誤り訂正用データ及びデータ誤り検出用データ
を付加した送信データを送信局1が送信するものとし、
上記データ選択手段8が各受信データ記憶部5a,5b
より供給された訂正済みデータ毎に誤り検出を行うと共
に、データ誤りのないデータを選択して出力するのであ
る。
【0025】例えば、第1受信データ記憶部5aからの
訂正済み受信データは第1データ誤り検出部9aに、第
2受信データ記憶部5bからの訂正済み受信データは第
2データ誤り検出部9bに各々供給され、これら第1,
第2データ誤り検出部9a,9bは夫々の受信データに
対してデータ誤り検出用データに基づくデータ誤り検出
を行い、誤り検出の結果を出力データ選択部10へ出力
し、この出力データ選択部10が両データ誤り検出部9
a,9bより受けた誤り検出結果に基づいて出力する受
信データを選定するのである。
【0026】出力データ選択部10による受信データの
選択基準は設計上の自由度の範囲内であるが、例えば以
下のようにして受信データの選択を行うようにする。デ
ータ誤りの検出されない訂正済みデータが一つのみであ
れば、誤りを検出しなかったデータ誤り検出部が受けた
訂正済みデータを単一の受信データとして出力するよう
に、当該データ誤り検出部へデータ出力する旨の信号を
出力し、データ誤りが検出されていない受信データが複
数存する場合には、予め定めたデータ誤り検出部の選択
序列に則って、何れかのデータ誤り検出部が受けた訂正
済み受信データを単一の受信データとして出力させても
よい。例えば第1〜第5データ誤り検出部まで存する場
合の選択序列を第1データ誤り検出部から第5データ誤
り検出部へ順次選択順位が低くなるものとすれば、第
1,第2受信データにデータ誤りが検出されなかった場
合には第1受信データが、第2,第4,第5受信データ
にデータ誤りが検出されなかった場合には第2受信デー
タが夫々単一の受信データとして選択されることとな
る。
【0027】なお、複数の訂正済み受信データに誤りが
検出されない場合の選択基準として選択序列を予め設定
することなく、乱数等に基づいて選択する受信データを
決定するようにしても良い。また、データ誤りの検出さ
れない訂正済み受信データが存在しない場合には、上記
のように何れかのデータを単一の受信データとして出力
させるようにしても良いし、単一の受信データを特定で
きなかったものとして送信局1へ当該データの再送要求
を行うようにしても良い。
【0028】図4に示す受信データ選定手段11は、上
述した図2や図3の実施例と同様な第1,第2受信デー
タ記憶部5a,5b、受信データ比較判定部6を備え、
第1,第2受信データ記憶部5a,5bが記憶する第
1,第2プリ受信データの各アドレスの内容を受信デー
タ比較・判定部6が相互に比較し、比較結果を出力デー
タ選定制御部12、第1受信データ変更制御部13a及
び第2受信データ変更制御部13bへ夫々供給する。一
方、受信データ比較・判定部6によるデータ比較に供さ
れた各プリ受信データは、夫々第1データ誤り検出部9
aと第2データ誤り検出部9bへ供給される。そして、
これら第1,第2プリ受信データを受けた第1,第2デ
ータ誤り検出部9a,9bはデータ誤り検出用データに
基づく誤り検出を行い、各プリ受信データについてのデ
ータ誤りの有無を出力データ選定制御部12へ出力す
る。
【0029】上記第1,第2データ誤り検出部9a,9
bから受けた誤り検出の結果、両プリ受信データ共にデ
ータ誤りのない場合には、予め定めた一方のプリ受信デ
ータ(例えば、第1データ誤り検出部9aによって誤り
検出を行った第1プリ受信データ)を単一の受信データ
として出力する。何れか一方のみがデータ誤りのな
リ受信データであれば、誤りの検出されないプリ受信デ
ータを単一のプリ受信データとして出力する。
【0030】しかしながら、両プリ受信データ共にデー
タ誤りが検出された場合には、出力データ選定制御部1
2が第1,第2受信データ変更制御部13a,13bへ
夫々データ変更指令を出力する。該指令を受けた第1,
第2受信データ変更制御部は、両プリ受信データの内容
が一致しなかった内容不明アドレスの内容を予め定めた
手順に従って変更する。すなわち、ディジタルデータ伝
送において取り扱うディジタル量は“0”か“1”のみ
であるから、例えば、内容不明アドレスの内容が“1”
であった場合には、当該内容不明アドレスの内容を
“0”に変更するように、第1,第2受信データ変更制
御部13a,13bが夫々第1,第2受信データ記憶部
5a,5bの記憶内容を書き替えるのである。
【0031】そして、データ内容変更後の変更プリ受信
データは改めて第1,第データ誤り検出部9a,9b
へ供給され、改めてデータ誤り検出用データに基づく誤
り検出が行われ、各データ誤り検出部9a,9bより各
結果が出力データ選定制御部12へ供給され、データ誤
りの検出されない変更プリ受信データが存在した場合に
は、単一の受信データを出力データ選定制御部12が選
定し、未だ変更プリ受信データが存在しない場合には、
再び第1,第2受信データ変更制御部13a,13bへ
夫々データ変更指令を出力することで、内容不明アドレ
スの内容変更を第1,第2受信データ変更制御部13
a,13bに行わせるのである。
【0032】すなわち、本実施例における受信データ選
定手段11によれば、複数の受信手段である第1,第2
受信手段3a,3bによって受信した第1,第2プリ受
信データを比較した結果に基づいて、全プリ受信データ
の内容が一致した正常アドレスと全プリ受信データの内
容が一致していない内容不明アドレスとを受信データ比
較・判定部6が特定し、第1,第2プリ受信データにつ
いてデータ誤り検出用データによる誤り検出を第1,第
2データ誤り検出部9a,9bによって行い、データ誤
りの検出されないプリ受信データが存在しない場合に
は、各プリ受信データにおける内容不明アドレスの内容
を第1,第2受信データ変更制御部13a,13bによ
って変更する第1行程と、データ内容変更後の変更プリ
受信データについてデータ誤り検出用データによるデー
タ誤り検出を第1,第2データ誤り検出部9a,9bに
よって行う第2行程とを繰り返し行うことで、データ誤
りの検出されないデータ内容の組み合わせによる変更プ
リ受信データを選定し、単一の受信データを得ることが
できるのである。
【0033】なお、内容不明アドレスの数に応じて想定
し得る変更プリ受信データの組み合わせ数は決定される
(内容不明アドレスの数がnの場合には2n )が、これ
ら全ての変更プリ受信データの何れについても、データ
誤り検出用データによる誤り検出でデータ誤りが検出さ
れてしまった場合には、両プリ受信データの同じアドレ
スに同じデータ誤りが存在しているものと推定できるの
で、送信局1へ当該データの再送要求を行うように構成
したり、予め定めたプリ受信データを単一の受信データ
として出力するように構成したりすれば良い。また、受
信データ比較・判定部6による比較結果として、両プリ
受信データの内容が一致しているにも拘わらず、第1,
第2データ誤り検出部9a,9bによってデータ誤りが
検出されるような場合も、極めて低い確率で起こり得
る。このような場合にも、予め定めた一方のプリ受信デ
ータを単一の受信データに選定したり、送信局1へ当該
データの再送要求するような処理手順を予め設定してお
けば良い。
【0034】ここで、上記した受信データ選定手段の第
3実施例における第1,第2受信データ変更制御部13
a,13bの具体的な変更手順を説明する。なお、説明
を容易にするために、10ビットの送信データを2つの
受信手段によって受信し、両受信手段によって受信した
第1,第2プリ受信データの内容が一致しない内容不明
アドレスが3箇所あったものとする。すなわち、第1プ
リ受信データ及び第2プリ受信データの各アドレスの内
容は下記の第2表に示すようなものとする。
【0035】
【表2】
【0036】上記の第2表において、両プリ受信データ
の内容が相違する内容不明アドレスのアドレスナンバは
「1」,「4」,「9」の3箇所であり、これら3箇所
のアドレスの内容を変更して得られるプリ受信データの
組み合わせは、23 =8通りである。尚、この8通りの
組み合わせのうち、2通りは正規のプリ受信データとし
て得たものであるから、変更プリ受信データは6通りで
ある。
【0037】先ず、出力データ選定制御部12から最先
の変更指令を受けることによって、第1,第2受信デー
タ変更制御部13a,13bは、第1回目の第1行程と
して、夫々アドレスナンバ「1」の内容を変更する。斯
くして、下記の第3表に示すような第1変更プリ受信デ
ータ及び第2変更プリ受信データが各々得られるのであ
る。
【0038】
【表3】
【0039】上記の第3表に示すような第1回目の第1
行程によって得られた第1,第2変更プリ受信データに
つき、夫々第1回目の第2行程として、第1,第2デー
タ誤り検出部9a,9bによる誤り検出が行われ、両デ
ータ誤り検出部9a,9bの検出結果が共にデータ誤り
を検出していると、出力データ選定制御部12から再び
第1,第2受信データ変更制御部13a,13bへ第2
回目の変更指令が出力され、該指令に基づいて、第1,
第2受信データ変更制御部13a,13bは第2回目の
第1行程を行う。なお、第2回目の第1行程において
は、アドレスナンバ「4」の内容のみを変更するものと
し、上記第1回目の第1行程によって内容変更したアド
レスナンバ「1」の内容を再変更するものとした。斯く
して、下記の第4表に示すような第1変更プリ受信デー
タ及び第2変更プリ受信データが各々得られるのであ
る。
【0040】
【表4】
【0041】上記の第4表に示すような第2回目の第1
行程によって得られた第1,第2変更プリ受信データに
つき、夫々第2回目の第2行程として、第1,第2デー
タ誤り検出部9a,9bによる誤り検出が行われ、両デ
ータ誤り検出部9a,9bの検出結果が共にデータ誤り
を検出していると、出力データ選定制御部12から再び
第1,第2受信データ変更制御部13a,13bへ第2
回目の変更指令が出力され、該指令に基づいて、第1,
第2受信データ変更制御部13a,13bは第3回目の
第1行程を行う。なお、第3回目の第1行程において
は、アドレスナンバ「9」の内容のみを変更するものと
し、上記第1,2回目の第1行程によって内容変更した
アドレスナンバ「1」,「4」の内容を再変更するもの
とした。斯くして、下記の第5表に示すような第1変更
プリ受信データ及び第2変更プリ受信データが各々得ら
れるのである。
【0042】
【表5】
【0043】上記の第5表に示すような第3回目の第1
行程によって得られた第1,第2変更プリ受信データに
つき、夫々第1回目の第2行程として、第1,第2デー
タ誤り検出部9a,9bによる誤り検出が行われ、両デ
ータ誤り検出部9a,9bの検出結果が共にデータ誤り
を検出していた場合、想定され得る全ての変更プリ受信
データについて行った誤り検出において、適正な受信デ
ータが特定できなかったものとして、所定の出力データ
の選定を行ったり、送信局1への再送要求を行ったりす
る。
【0044】なお、適正な受信データの選定に失敗した
際の後処理は、設計上の自由度の範囲内として如何様に
設定しても良い。例えば、第1プリ受信データの内容を
受信データとして出力するように予め定めておいた場合
には、出力データ選定制御部12から第1受信データ変
更制御部13aへ変更内容をクリアする旨の指令を行う
ことで、第1受信データ変更制御部13aが第1プリ受
信データに対して行ったアドレス内容の変更点をクリア
させ、第1受信手段によって受信した第1プリ受信デー
タに戻した後、第1データ誤り検出部9aを経て単一の
受信データとして出力させるのである。斯くする場合に
は、第1データ誤り検出部9aによる誤り検出が再度行
われることを防止するべく、出力データ選定制御部12
が第1データ誤り検出部9aを制御するようにしても良
い。
【0045】また、上記した第1,第2受信データ変更
制御部13a,13bが行う第1行程では、1つのアド
レスの内容のみを順次書き替えてゆくものとしたが、第
1行程における内容変更の順序は上記の例に限定される
ものではない。例えば、下記の第6表に示すように、ア
ドレスナンバ「1」の内容を変更した後に、当該アドレ
スの変更状態を保持したままアドレスナンバ「4」の内
容を変更するように設定しても良い。
【0046】
【表6】
【0047】なお、上記第6表における第1変更プリ受
信データの内容は、第5表における第2変更プリ受信デ
ータの内容と同一となり、第6表における第1変更プリ
受信データの内容は、第5表における第1変更プリ受信
データの内容と同一となるので、第3回目の第1行程に
おいては、アドレスナンバ「1」の内容を再変更すれ
ば、第4表と同じ第1,第2変更プリ受信データが得ら
れるので、想定し得る全ての変更プリ受信データについ
てデータ誤り検出を行うことが可能となる。このよう
に、各受信データ変更制御部によって行う内容不明アド
レスの内容変更制御も設計上の自由度の範囲内であり、
内容不明アドレスの個数に応じた組み合わせが得られる
ような処理が成されればよい。無論、単一のプリ受信デ
ータのみを用いて全ての変更プリ受信データが得られる
ような組み合わせを実現できるデータ内容の変更制御を
行うようにしても良い。
【0048】また、3以上のプリ受信データを用いる場
合においても、最短で全ての変更プリ受信データを得ら
れる内容変更処理の手順を数学的解法を用いて求め、そ
のように予め設定しておけば良い。また、本実施例は内
容不明アドレスの数が少ない場合に有効である(内容不
明アドレスの数がnから1増えると、想定し得る変更プ
リ受信データの数は2n+1 −2n だけ増えることとな
り、nが大きければ大きい程、その差は広がってしま
う。)ことから、実用レベルの処理速度を確保できるレ
ベルで設計する場合、3以上のプリ受信データを用いる
場合であっても、2つのプリ受信データのみで内容変更
制御を行うようにしても、受信データの選定処理速度を
著しく低下させることはない。
【0049】次に、データ誤り訂正用データを用いたデ
ータ誤り訂正を本発明に適用した場合の具体例をいくつ
か説明する。なお、伝送データのフレーム構成は、例え
ば図5に示すように、フレーム同期用データ(FS),
情報データ(INF),フレームデータ誤り検出用デー
タ(FCS),データ誤り訂正用データ(PR)より成
るものであるが、説明を簡略化するために、以下の例に
おいては情報データとデータ誤り訂正用データのみから
伝送データを構成するものとする。
【0050】先ず、ブロック符号による誤り訂正とし
て、BCHを本発明に適用した例を説明する。なお、本
発明にBCH誤り訂正方式を採用した場合、誤り訂正符
号の生成や付加には公知のBCH方式を用いるが、複数
データを用いて行う誤り訂正方法は本発明固有のもので
ある。例えば、BCH(7,4)による誤り訂正を行う
場合、7ビットの伝送データに対して、4ビット分を情
報データに、残り3ビット分をデータ誤り訂正用データ
に割り当てるもので、情報データをI1〜I4、データ
誤り訂正用データをPR0〜PR2とすると、その送信
データ構造は[I1,I2,I3,I4,PR0,PR
1,PR2]となる。また、データ誤り訂正用データP
R0〜PR2と情報データI1〜I4は、各々下式〜
の関係とする。なお、伝送データは“0”又は“1”
のデジタルデータであることから、以下の計算には全て
MOD2の計算法を適用する。
【0051】
【数1】 PR2=I1+I2+I4… PR1=I1+I2+I3… PR0=I1+I3+I4…
【0052】上記のように設定した送信データを2つの
異なる伝送路としのルート1及びルート2を介して2
つの受信手段で受信するものとすると、ルート1を介し
て受信された第1プリ受信データを[I1′,I2′,
I3′,I4′,PR0′,PR1′,PR2′]と
し、ルート2を介して受信した第2プリ受信データを
[I1″,I2″,I3″,I4″,PR0″,PR
1″,PR2″]とする。そして、これら2つのプリ受
信データの各アドレス内容毎に比較して、I1′=I
1″,I2′=I2″,I3′=I3″,I4′=I
4″,PR0′=PR0″,PR1′=PR1″,PR
2′=PR2″が成立すれば、第1プリ受信データ=第
2プリ受信データの関係が成立し、送信データ=第1,
第2プリ受信データの蓋然性が高いので、第1,第2受
信データの何れか一方を単一の受信データとして選択す
ればよい。
【0053】ここで、I1′≠I1″であった場合に
は、何れか一方が送信データのI1と異なっていると判
定できる。そして、上記した関係式,から、I1=
PR1−I2−I3…′及びI1=PR0−I3−I
4…′が得られるので、I1≠I1′またはI1≠I
1″を特定することができるのである。更に、I1′≠
I1″且つI2′≠I2″となってしまった場合にも、
上記関係式,からI1=PR1−PR2+I4…
が、上記関係式,よりI2=PR1−PR0+I4
…が夫々導かれるので、I1=I1′或いはI1=I
1″を特定できると共に、I2=I2′或いはI2=I
2″をも特定できるのである。
【0054】これに対して、従来の単一の受信データに
基づいて行うBCH(7,4)による受信データ訂正に
おいては、同一データ中に2つのデータ誤りが発生した
場合、確実な誤り訂正を期すことはできない。例えば、
上記のように受信データのI1,I2に誤りが発生して
いる場合、上記関係式では誤りが検出されず、式,
にのみ誤りが検出されるために、両式に含まれるI4
にのみデータ誤りが発生したものと誤判断してしまい、
適正な誤り訂正を行えないのである。すなわち、本発明
によれば、複数の受信手段で受信したプリ受信データを
比較してデータ誤りの発生している蓋然性の高いデータ
アドレスとデータ誤りの発生していない蓋然性の高いデ
ータアドレスとを特定できるので、従来のように単一の
受信データに対して誤り訂正を行う場合に比べて、誤り
訂正能力を高めることが可能となり、データ誤りの少な
いデータ伝送を行えるのである。
【0055】なお、現実的なBCH符号による誤り訂正
として、BCH(31,26)の符号構成を用いた場合
の特性を、従来方法と本願発明の方法とでの特性比較を
図6に示す。本図は、移動通信路で発生するデータ誤り
をシミュレートして、1データフレームが31ビットの
データを30000フレーム伝送したもので、受信デー
タ中に存するデータ誤り数(R1ERBIT)を横軸
に、データ誤りのあるフレーム数(ERFLM)を縦軸
に設定してある。本図中において、L1は何も誤り訂正
等の改善策を行わないでデータ送信した場合における受
信側のデータ誤り発生に関する特性曲線であり、L2は
伝送データにBCH(31,26)の訂正符号を付加し
て従来のデータ誤り訂正方法による誤り訂正を施した場
合のデータ誤り発生に関する特性曲線であり、L3は本
発明の一例である2つの異なる伝送路で受信したプリ受
信データに基づいて誤り訂正を施した場合のデータ誤り
発生に関する特性曲線である。
【0056】本特性曲線図より明らかなように、本発明
に係るデータ送受信方法によれば、1万ビット以上のデ
ータ誤りがあってもデータ誤りを訂正できないデータフ
レーム数を数百程度に抑えられるの対して、従来のデー
タ誤り訂正方法のみでは一千以上の誤りデータフレーム
が発生し、誤り訂正等の改善策を施さない場合において
は一万以上の誤りデータフレームが発生してしまう。こ
のように、本発明にデータ誤り訂正データによる誤り訂
正を適用すれば、データ伝送における誤り率を飛躍的に
小さくすることができ、極めて信頼性の高いデータ伝送
を行うことができる。
【0057】また、ブロック符号による他の誤り訂正の
実施例として、データをマトリックス状に並べてチェッ
ク用データを生成する場合を説明する。例えば16ビッ
トの情報データを[D01,D02,D03,D04,
D05,D06,D07,D08,D09,D10,D
11,D12,D13,D14,D15,D16]と
し、これらの情報データを4×4のマトリックスに組ん
で、各行列毎の積算値をデータ誤り検出用データとする
場合を第7表に示す。
【0058】
【表7】
【0059】これら情報データD01〜D16とデータ
誤り訂正用データPH1〜PH4,PV1〜PV4をシ
リアルデータとして送信する。なお、送信データのデー
タ構造は[D01,D02,D03,D04,D05,
D06,D07,D08,D09,D10,D11,D
12,D13,D14,D15,D16,PH1,PH
2,PH3,PH4,PV1,PV2,PV3,PV
4]である。そして、ルート1を介して受信した第1プ
リ受信データを[D01′,D02′,D03′,D0
4′,D05′,D06′,D07′,D08′,D0
9′,D10′,D11′,D12′,D13′,D1
4′,D15′,D16′,PH1′,PH2′,PH
3′,PH4′,PV1′,PV2′,PV3′,PV
4′]、ルート2を介して受信した第2プリ受信データ
を[D01″,D02″,D03″,D04″,D0
5″,D06″,D07″,D08″,D09″,D1
0″,D11″,D12″,D13″,D14″,D1
5″,D16″,PH1″,PH2″,PH3″,PH
4″,PV1″,PV2″,PV3″,PV4″]とす
る。
【0060】これら2つのプリ受信データについても各
アドレスの内容を比較することで、データ誤りの発生し
ている蓋然性の高いデータアドレスとデータ誤りの発生
していない蓋然性の高いデータアドレスとを特定し、適
正なデータと看做し得るデータを用いて不明なデータを
特定(データ誤りを訂正)してゆけるので、上記したB
CHブロック符号による誤り訂正と同様に、誤り率の低
いデータ伝送を行うことが可能となる。
【0061】また、データ誤り訂正に用いるのはブロッ
ク符号に限らない。例えば、畳み込み符号を用いたデー
タ誤り訂正を行うようにしても、同様の効果が得られ
る。畳み込み符号は、例えば図7に示すような符号器に
よってコード化され、シリアルデータとして送信され
る。すなわち、伝送用の情報ビットIj を遅延出力手段
11で一旦プールしておき、次の情報ビットIj+1 が出
力されると、この情報ビットIj+1 と遅延出力手段11
より供給される情報ビットIj とを加算手段12によっ
て加算し、この加算結果を検査ビットCj+1 とする。す
なわち、情報ビットIj と検査ビットCj とを1つのペ
アとし、P/S変換器13で[(I0 ,C0)(I1 ,
C1 )(I2 ,C2 )…(In-1 ,Cn-1 )(In ,C
n )]といったシリアルデータに変換され、送信局から
送信されるのである。
【0062】畳み込み符号を含む伝送データを受信した
受信局は、受信データIj'及びIj-1'から受信検査ビッ
トCjR=(Ij'+1)+Ij-1'を生成し、受信した検査
ビットCj'と生成した検査ビットCjRとの加算値Sj が
“0”であればデータ誤りが無く、Sj が“1”であれ
ば誤りがあると判定し、受信データの訂正を行うのであ
る。
【0063】上記のような従来の畳み込み符号によるデ
ータ訂正は、Ij ,Cj に混入する誤りが1つであれば
訂正可能であるが、それ以上のデータ誤りがあると、訂
正不能になる。しかしながら、本発明の如く複数の受信
データを用いたデータ比較によってデータ誤りの発生し
ている蓋然性の高い情報ビットや検査ビットを特定し、
これら適正なデータと看做し得る情報ビットや検査ビッ
トを用いてデータ誤りを訂正してゆけるので、誤り訂正
能力を向上させ、データ誤りの少ない良好なデータ伝送
を行うことが可能となる。
【0064】なお、上記実施例においては、データ誤り
訂正用データとデータ誤り検出用データとを各々独立さ
せて情報データに付加して伝送するものとしたが、誤り
訂正と誤り検出を兼ねた符号データを用いる方法もあ
り、斯かる場合には、データの誤り検出と誤り訂正とを
一括処理でき、この処理結果に基づいて単一の受信デー
タを選定すればよい。
【0065】また、上記した各実施例においては、複数
の受信手段によって受信した各プリ受信データの各アド
レス内容を予め比較するものとしたが、伝送路の状態が
比較的良好な場合には、より簡易な方法でデータ誤りの
少ないデータ伝送を実現できる。例えば図8に示すよう
に、送信局21より情報データとデータ誤り検出用デー
タよりなる送信データを受信局22の第1受信手段23
a,第2受信手段23bで各々受信し、これら第1,第
2受信手段23a,23bより第1プリ受信データ及び
第2プリ受信データを夫々データ選定手段24へ供給
し、このデータ選定手段24内に設けた第1データ誤り
検出部25aと第2データ誤り検出部25bとで各々第
1,第2プリ受信データについての誤り検出を行い、第
1,第2データ誤り検出部25a,25bは各々検出結
果を出力データ選択部26へ出力し、この検出結果に基
づいて出力データ選択部26が単一の受信データとして
出力するプリ受信データを選択するのである。なお、受
信手段を3以上設ける構成とした場合には、各受信手段
で受信した3以上のプリ受信データに各々対応するデー
タ誤り検出部を設けておけばよい。
【0066】出力データ選択部26による受信データの
選択基準は設計上の自由度の範囲内であるが、例えば以
下のようにして受信データの選択を行うようにする。デ
ータ誤りの検出されない訂正済みデータが一つのみであ
れば、誤りを検出しなかったデータ誤り検出部が受けた
プリ受信データを単一の受信データとして出力するよう
に、当該データ誤り検出部へデータ出力する旨の信号を
出力し、データ誤りが検出されていない受信データが複
数存する場合には、予め定めたデータ誤り検出部の選択
序列に則って、何れかのデータ誤り検出部が受けたプリ
受信データを単一の受信データとして出力させてもよ
い。例えば、第1〜第5受信手段を備える場合におい
て、第1〜第5データ誤り検出部まで存する場合の選択
序列を第1データ誤り検出部から第5データ誤り検出部
へ順次選択順位が低くなるものとすれば、第1,第2受
信データにデータ誤りが検出されなかった場合には第1
受信データが、第2,第4,第5受信データにデータ誤
りが検出されなかった場合には第2受信データが夫々単
一の受信データとして選択されることとなる。
【0067】なお、複数のプリ受信データに誤りが検出
されない場合の選択基準として選択序列を予め設定する
ことなく、乱数等に基づいて選択する受信データを決定
するようにしても良い。また、データ誤りの検出されな
い訂正済み受信データが存在しない場合には、上記のよ
うに何れかのデータを単一の受信データとして出力させ
るようにしても良いし、単一の受信データを特定できな
かったものとして送信局1へ当該データの再送要求を行
うようにしても良い。
【0068】上記のように、複数のプリ受信データ夫々
についてデータ誤り検出用データに基づく誤り検出を行
うものとすれば、局所的な伝送状態の悪化によって何れ
かの伝送路の受信データにデータ誤りが発生していた場
合でも、他の伝送路を介して受信されたプリ受信データ
にデータ誤りが検出されなければ、データ誤りのない単
一の受信データを得ることができるので、データ誤りの
少ないデータ伝送を行うことが可能となる。しかも、各
プリ受信データに対するデータ誤り検出は並列処理でき
るので、プリ受信データ数が2以上であってもデータ伝
送速度を著しく低下させることもない。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るデー
タ送受信方法によれば、単一の送信データを複数の伝送
路を介して受信し、伝送路の異なる各プリ受信データの
全アドレスの内容を相互に比較した結果、全プリ受信デ
ータの内容が一致しないアドレスが存在する場合、多数
派のデータ内容を当該アドレスの内容に選定すること
で、単一の受信データを得るようにしたデータ送受信方
法であって、多数派の比率が予め定めた比率に満たない
場合には、予め定めた所定の受信手段で受信したプリ受
信データにおける当該アドレスのデータ内容を受信デー
タにおける当該アドレスのデータ内容に選定するか若し
くは、アドレスのデータ内容を特定できない内容不明ア
ドレスが存するものとして、送信局へ当該内容不明アド
レスを含むデータの再送要求を行うものとしたので、局
所的な伝送状態の悪化に起因して一部の受信手段が送信
データとは異なるデータを受信しても、複数の伝送路で
同一アドレスに同様なデータ誤りが生ずる確率は極めて
小さいことから、送信データにおける当該アドレスの内
容として蓋然性の高い内容を選定か、或いは必要に
応じて送信局からデータが再送され、従来の選択ダイバ
ーシチによるデータ送受信方法の如く、伝送路の誤選択
に起因して送信データとは異なるデータのみを受信して
しまうことがな、誤り率の極めて低いデータ伝送を
現でき、更に、多数決ダイバーシチ方式に比べても、誤
り率の低いデータ伝送を期すことができる。
【0070】しかも、本発明に係るデータ送受信方法に
よれば、選択ダイバーシチ方式によるデータ受信のよう
に伝送路の切換制御を必要としないので、データ誤り訂
正用データやデータ誤り検出用データ等を情報データに
付加して送信データとする場合であっても、伝送路切換
のスイッチング速度に伝送速度が依存しないことから、
データ伝送速度を上げることで、伝送効率を著しく低下
させることなく誤り率の低いデータ伝送を行えるという
利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ送受信の基本概念を示す概
略ブロック図である。
【図2】2つの受信手段を備える受信局における受信デ
ータ選定手段の第1実施例を示すブロック図である。
【図3】2つの受信手段を備える受信局における受信デ
ータ選定手段の第2実施例を示すブロック図である。
【図4】2つの受信手段を備える受信局における受信デ
ータ選定手段の第3実施例を示すブロック図である。
【図5】送信データおよび2つの受信データ夫々のデー
タ構成を示すフレーム構成図である。
【図6】移動通信路をシミュレートしたデータ通信にお
いて、データ誤り数に対するデータ誤りフレーム数の関
係を示した特性曲線図。
【図7】畳み込み符号を生成して情報データに付加する
符号器の一例を示す概略ブロック図である。
【図8】複数のプリ受信データに対して誤り検出を直接
て受信データを選定する実施例を示す概略ブロック
図である。
【符号の説明】
1 送信局 2 受信局 3a 第1受信手段 3b 第2受信手段 3c 第3受信手段 3d 第4受信手段 3e 第5受信手段 4 受信データ選定手段 4′ 第1実施例に係る受信データ選定手段 4″ 第2実施例に係る受信データ選定手段 11 第3実施例に係る受信データ選定手段

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信局より単一のディジタル送信データ
    を送信し、受信局で当該単一の送信データを異なる伝送
    路を介して複数の受信手段により受信し、各受信手段に
    よって受信した各プリ受信データの全アドレスの内容を
    相互に比較した結果、全プリ受信データの内容が一致し
    ないアドレスが存在する場合、多数派のデータ内容を当
    該アドレスの内容に選定することで、単一の受信データ
    を得るようにしたデータ送受信方法であって、 多数派の比率が予め定めた比率に満たない場合に、予め
    定めた所定の受信手段で受信したプリ受信データにおけ
    る当該アドレスのデータ内容を受信データにおける当該
    アドレスのデータ内容に選定するようにしたことを特徴
    とするデータ送受信方法。
  2. 【請求項2】 送信局より単一のディジタル送信データ
    を送信し、受信局で当該単一の送信データを異なる伝送
    路を介して複数の受信手段により受信し、各受信手段に
    よって受信した各プリ受信データの全アドレスの内容を
    相互に比較した結果、全プリ受信データの内容が一致し
    ないアドレスが存在する場合、多数派のデータ内容を当
    該アドレスの内容に選定することで、単一の受信データ
    を得るようにしたデータ送受信方法であって、 多数派の比率が予め定めた比率に満たない場合には、ア
    ドレスのデータ内容を特定できない内容不明アドレスが
    存するものとして、送信局へ当該内容不明アドレスを含
    むデータの再送要求を行うことを特徴とするデータ送受
    信方法。
  3. 【請求項3】 送信局より送信する単一のディジタル送
    信データは情報データとデータ誤り訂正用データと含む
    ものとし、受信局で複数の受信手段によって受信した各
    プリ受信データを比較した結果に基づいて、全プリ受信
    データの内容が一致した正常アドレスと全プリ受信デー
    タの内容が一致していない内容不明アドレスとを特定
    し、データ誤り訂正用データを用いた誤り訂正を行うこ
    とで内容不明アドレスの内容を特定し、単一の受信デー
    タを得るようにしたことを特徴とするデータ送受信方
    法。
  4. 【請求項4】 データ誤り訂正用データを用いた誤り訂
    正によっても特定できない内容不明アドレスが残った場
    合には、予め定めた所定の受信手段にお ける受信データ
    に誤り訂正を施した訂正済み受信データを単一の受信デ
    ータに選定するようにしたことを特徴とする請求項3に
    記載のデータ送受信方法。
  5. 【請求項5】 データ誤り訂正用データを用いた誤り訂
    正によっても特定できない内容不明アドレスが残った場
    合には、送信局へ当該内容不明アドレスを含むデータの
    再送要求を行うようにしたことを特徴とする請求項3に
    記載のデータ送受信方法。
  6. 【請求項6】 送信局より送信する単一のディジタル送
    信データは情報データとデータ誤り訂正用データとデー
    タ誤り検出用データとを含むものとし、受信局でデータ
    誤り訂正用データに基づく誤り訂正を行った複数の訂正
    済み受信データに対して、データ誤り検出用データに基
    づく誤り検出を行い、データ誤りが検出されない訂正済
    み受信データを単一の受信データに選定するようにした
    ことを特徴とする請求項3に記載のデータ送受信方法。
  7. 【請求項7】 データ誤り検出用データによる誤り検出
    によって単一の受信データを特定できない場合には、予
    め定めた所定の受信手段が受信したプリ受信データに誤
    り訂正を施した訂正済み受信データを単一の受信データ
    に選定するようにしたことを特徴とする請求項6に記載
    のデータ送受信方法。
  8. 【請求項8】 データ誤り検出用データによる誤り検出
    によって単一の受信データを特定できない場合には、送
    信局へ当該データの再送要求を行うようにしたことを特
    徴とする請求項6に記載のデータ送受信方法。
  9. 【請求項9】 送信局より送信する単一のディジタル送
    信データは情報データとデータ誤り検出用データとを含
    むものとし、受信局で複数の受信手段によって受信した
    各プリ受信データを比較した結果に基づいて、全プリ受
    信データの内容が一致した正常アドレスと全プリ受信デ
    ータの内容が一致していない内容不明アドレスとを特定
    し、各プリ受信データについてデータ誤り検出用データ
    による誤り検出を行い、データ誤りの検出されないプリ
    受信データが存在しない場合には、プリ受信データにお
    ける内容不明アドレスの内容を変更する第1行程と、デ
    ータ内容変更後の変更プリ受信データについてデータ誤
    り検出用データによるデータ誤り検出を行う第2行程と
    を繰り返し行うことで、データ誤りの検出されないデー
    タ内容の組み合わせによる変更プリ受信データを選定
    し、単一の受信 データを得るようにしたことを特徴とす
    るデータ送受信方法。
  10. 【請求項10】 内容不明アドレスの内容を変更するこ
    とで得た変更プリ受信データの何れについても、データ
    誤り検出用データによる誤り検出でデータ誤りが検出さ
    れた場合には、予め定めた所定の受信手段が受信したプ
    リ受信データを単一の受信データに選定するようにした
    ことを特徴とする請求項9に記載のデータ送受信方法。
  11. 【請求項11】 内容不明アドレスの内容を変更するこ
    とで得た変更プリ受信データの何れについても、データ
    誤り検出用データによる誤り検出でデータ誤りが検出さ
    れた場合には、送信局へ当該データの再送要求を行うよ
    うにしたことを特徴とする請求項9に記載のデータ送受
    信方法。
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