JP3159130B2 - ワイヤレスatmアクセスシステム - Google Patents

ワイヤレスatmアクセスシステム

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JP3159130B2 JP17612697A JP17612697A JP3159130B2 JP 3159130 B2 JP3159130 B2 JP 3159130B2 JP 17612697 A JP17612697 A JP 17612697A JP 17612697 A JP17612697 A JP 17612697A JP 3159130 B2 JP3159130 B2 JP 3159130B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非同期転送モード
網におけるセルの送受信を行うワイヤレスATMアクセ
スシステムに係り、特に、サービス内容に適した送受信
を行うワイヤレスATMアクセスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】空中伝送路をデータ伝送路とする無線通
信では、受信波は電波の伝搬特性によって時系列的に変
化し、フェージングの発生に伴う電界強度の低下や他局
信号の干渉波等によって発生する受信データの誤りは避
けることができない。このように誤りの発生した受信デ
ータは使用することができないので、このような場合、
誤り訂正符号(error correcting code )を使用するこ
とにより受信データに多少の誤りが発生しても受信側で
訂正するようにしている。
【0003】また、誤り訂正符号の訂正能力を越えるほ
ど通信品質が低下した場合、具体的には、CRC(Cycl
ic Redundancy Check )等の巡回符号による受信データ
誤り検出を行い、多くの受信データが誤りであると判断
されると、受信データを破棄し、誤った受信データが取
り込まれることを防止するようになっている。このた
め、ある端末局において、送信局からの送信データをエ
ラー等によって正しく受信できなかった場合には、端末
局内の送受信部において、送信されたデータ中のエラー
となったラインやブロックの再送要求を行い、エラー等
のない正しい受信ができるまで送信局と端末局との間で
データの送受信を繰り返し、再送処理を行っていた。
【0004】通常、同一システム内における各端末局間
では、これらの誤り訂正処理や再送処理は、まったく同
一の誤り訂正処理および再送処理を行うように構成され
たものが一般的である。すなわち、音声データの送受信
サービスを行う場合でも、動画像データの送受信サービ
スを行う場合でも、データ種別またはサービス種別に関
係なく、あらかじめ設定された同一の方法でエラーの訂
正を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ワイヤレスATMアク
セスシステムにおいて送受信されるデータの品質は、周
辺の環境によって悪化することが考えられるため、品質
向上のためのさまざまな対策がなされている。しかしな
がら、従来のワイヤレスATMアクセスシステムにあっ
ては、データ種別またはサービス種別に関係なく、あら
かじめ決定された同一方法によってエラーの訂正を行っ
ていたため、以下に述べるような問題点があった。
【0006】すなわち、音声データのようにリアルタイ
ム性が要求されるデータでは、送受信データ中に多少の
エラーがあってもあまり問題とはならず、遅延のないデ
ータ送受信が要求される。一方、動画像データのように
高い品質が要求されるデータでは、リアルタイム性はあ
まり要求されないものの、誤りのないデータ送受信が要
求される。このように、受信側で期待しているデータ品
質は、そのデータ種別によって異なり、従来のように同
一のエラー訂正を行うものでは、受信側において期待し
ているサービス品質を維持することができない場合が生
じるという問題点があった。
【0007】詳しくは、リアルタイム性の要求される音
声データの場合、完全にエラーを訂正するためにデータ
の再送処理等を行っていたのでは、リアルタイム性が得
られないばかりか、必要以上の再送処理のために伝送効
率の低下を招くことになる。一方、高い品質が要求され
る動画像データの場合、リアルタイム性を高めるために
データ再送処理等を省略していたのでは、受信側では正
しい画像データを得ることができない。
【0008】本発明の目的は、データ種別およびサービ
ス種別に応じて、回線品質を向上させるために最適なエ
ラー訂正処理を行うワイヤレスATMアクセスシステム
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)無線伝送路を介してデータの送受信を行うデ
ータ送受信部と、(ロ)このデータ送受信部によって受
信した受信データのフレームエラーの有無を確認して、
フレームエラーがあるときこれを記憶するフレームエラ
ー記憶手段と、(ハ)前記した受信データにおけるCR
Cエラーの有無を確認して、CRCエラーがあるときこ
れを記憶するCRCエラー記憶手段と、(ニ)前記した
受信データにおけるシーケンス番号の抜けの有無を確認
して、シーケンス番号の抜けがあるときこれを記憶する
シーケンス番号の抜け記憶手段と、(ホ)前記した受信
データのブロックごとに符号化エラーの有無を確認し
て、符号化エラーがあるときこれを記憶する符号化エラ
ー記憶手段と、(ヘ)前記した受信データから通信サー
ビスの種類を判別する通信サービス種類判別手段と、
(ト)この通信サービス種類判別手段の判別する通信サ
ービスの種類ごとにエラーに対する対応を指示したエラ
ー対応指示手段と、(チ)前記した受信データにフレー
ムエラーがあり、エラー対応指示手段がそのフレームエ
ラーの訂正を指示しているときデータ送受信部を介して
そのエラーの生じたフレームの再送要求を行うと共に、
前記した受信データにシーケンス番号の抜けがあり、エ
ラー対応指示手段がシーケンス番号の抜けの訂正を指示
しているときデータ送受信部を介してその抜けたフレー
ムの再送要求を行うフレーム再送要求手段と、(リ)受
信データにCRCエラーがあり、エラー対応指示手段が
そのフレームエラーの訂正を指示しているときCRCエ
ラーの訂正を行うCRCエラー訂正手段と、(ヌ)受信
データのブロックに符号化エラーがあり、エラー対応指
示手段がその符号化エラーの訂正を指示しているときそ
のエラーの生じたブロックの符号化エラーの訂正を行う
符号化エラー訂正手段とをワイヤレスATMアクセスシ
ステムに具備させる。
【0010】すなわち請求項1記載の発明では、データ
送受信部が無線伝送路を介してデータを受信したとき、
この受信データのフレームエラーをフレームエラー記憶
手段に記憶し、CRCエラーがあるときにはこれをCR
Cエラー記憶手段に記憶し、受信データにおけるシーケ
ンス番号の抜けがあるときこれをシーケンス番号の抜け
記憶手段に記憶し、受信データのブロックに符号化エラ
ーがあるときこれを符号化エラー記憶手段に記憶するよ
うにしている。これと共に、通信サービス種類判別手段
で通信サービスの種類を判別し、エラー対応指示手段で
事前に通信サービスの種類ごとのエラーに対する対応を
指示させておく。そして、これらの記憶手段に記憶した
エラーが通信サービスの種類との関係で訂正される必要
があったりあるいはそのデータの再度の受信が必要な場
合には、これらの処理が行われるような各手段が備えら
れている。したがって、このような構成のワイヤレスA
TMアクセスシステムでは、たとえば受信データが音声
等のリアルタイム性が重要となるデータにおいては、品
質は低くても構わない場合が多いので、データ転送に遅
延が出ないような通信サービスとして位置付ける。ま
た、動画像データ等のように品質を重視するものについ
ては、再送等を行い、高い品質を確保する。
【0011】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
ワイヤレスATMアクセスシステムでデータ送受信部は
同一のデータの受信を行うための複数のアンテナを備え
ており、このデータ送受信部の受信した電波の電界強度
レベルが予め定めた一定値以下であるときには現在使用
しているアンテナから電界強度レベルがこの一定値を越
えるアンテナに切り替えるアンテナ切替手段を具備して
いる。
【0012】すなわち、請求項2記載の発明では、請求
項1記載のワイヤレスATMアクセスシステムのデータ
送受信部は同一のデータの受信を行うための複数のアン
テナを備えさせると共にアンテナ切替手段を新たに具備
させて、データ送受信部の受信した電波の電界強度レベ
ルが予め定めた一定値以下であるときには現在使用して
いるアンテナから電界強度レベルがこの一定値を越える
アンテナに切り替えることを可能にしてデータの受信の
品質の低下を防いでいる。
【0013】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
ワイヤレスATMアクセスシステムでデータ送受信部は
データの受信を行う方向や仰角を調整することのできる
アンテナを備えており、このデータ送受信部の受信した
電波の電界強度レベルが予め定めた一定値以下であると
きには現在使用している方向や仰角から電界強度レベル
がこの一定値を越える方向や仰角に変更するアンテナ調
整手段を具備することを特徴としている。
【0014】すなわち請求項3記載の発明では、請求項
1記載のワイヤレスATMアクセスシステムのデータ送
受信部は、データの受信を行う方向や仰角を調整するこ
とのできるアンテナとアンテナ調整手段を備えており、
データ送受信部の受信した電波の電界強度レベルが予め
定めた一定値以下であるときには現在使用している方向
や仰角から電界強度レベルがこの一定値を越える方向や
仰角に変更できるようにしてデータの受信の品質の低下
を防いでいる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図示した一実施例に基づい
て本発明を詳細に説明する。
【0016】図1は、本実施例におけるワイヤレスAT
Mアクセスシステムの概略構成を示すものである。本実
施例の概略としてのワイヤレスATMアクセスシステム
1は、大別して、無線伝送路を介して他の無線通信装置
との間でデータの送受信を行うデータ送受信手段2と、
データ送受信手段2から入力される受信データのエラー
の有無を検出するためのエラー検出手段3と、エラー検
出手段3によって検出されたエラー情報を入力すること
で、検出されたデータエラーの種別に対応してデータエ
ラーの訂正またはデータの再送要求を行うエラーリカバ
リ手段4と、データ送受信手段2による通信サービス内
容に関する情報を入力することで、現時点における通信
サービス内容を検出するサービス内容検出手段5と、デ
ータの送受信に際してユーザによって設定される指示情
報を記憶するための指示情報記憶手段6と、サービス内
容検出手段5および指示情報記憶手段6に記憶された指
示情報によって検出されたサービス内容に対応して、エ
ラーリカバリ手段4を選択的に起動するサービス維持手
段7とを備えている。
【0017】図2は、図1に示すエラー検出手段の要部
構成を示し、エラー検出手段に含まれる各検出部を示
す。エラー検出手段3は、フレームエラー検出部31
と、CRCエラー検出部32と、シーケンス番号抜け検
出部33と、符号化エラー検出部34と、受信電波レベ
ル検出部35とを備えている。そして、各検出部31〜
35は、信号線11を介してデータ送受信手段2より入
力されるデータに基づいてエラーの有無を検出し、信号
線12を介して、検出したエラー情報をエラーリカバリ
手段4に出力する。
【0018】フレームエラー検出部31は、受信データ
におけるフレームエラーの有無を検出するものであり、
CRCエラー検出部32は、受信データに対してCRC
巡回符号を用いてCRCエラーの有無を検出するもので
ある。シーケンス番号抜け検出部33は、受信データの
ブロック毎に付与されたシーケンス番号の抜けの有無を
検出するものであり、符号化エラー検出部34は、受信
データのブロック毎に符号化エラーの有無を検出するも
のである。
【0019】ここで、フレームエラー検出部31、CR
Cエラー検出部32、シーケンス番号抜け検出部33、
符号化エラー検出部34は、エラーがあることを検出し
た場合、ハイレベル(以下、“H”)のエラー情報を出
力し、エラーがない場合、ローレベル(以下、“L”)
のエラー情報を出力する。そして、受信電波レベル検出
35は、データ送受信手段2による受信電波の電界強度
レベルを検出し、電界強度レベルが一定値以下の場合、
受信電波レベルエラーを示す“H”のエラー情報を出力
し、電界強度レベルが一定値を越える場合、“L”のエ
ラー情報を出力する。
【0020】図3は、図1に示すエラーリカバリ手段の
要部構成を示し、エラーリカバリ手段に含まれる各処理
部を示す。エラーリカバリ手段4は、フレームデータ再
送処理部41と、CRCエラー訂正処理部42と、シー
ケンスブロック再送処理部43と、符号化エラー訂正処
理部44と、アンテナ切替部45とを備えている。そし
て、各処理部41〜45は、信号線12を介して入力さ
れるエラー情報に基づいてエラー内容を特定し、信号線
17を介して入力される選択信号に基づいて、実際にエ
ラー訂正処理を行ったりエラー再送処理を行ったり、あ
るいは電界強度レベルを一定値以上に確保させる。
【0021】フレームデータ再送処理部41は、フレー
ムエラー検出部31によって検出されたフレームエラー
に対してデータ再送要求を行うものであり、CRCエラ
ー訂正処理部42は、CRCエラー検出部32によって
検出されたCRCエラーに対してCRCエラー訂正を行
うものである。シーケンスブロック再送処理部43は、
シーケンス番号抜け検出部33によって検出されたシー
ケンス番号の抜けに対してデータ再送要求を行うもので
あり、符号化エラー訂正処理部44は、符号化エラー検
出部34によって検出された符号化エラーに対して符号
化エラー訂正を行うものである。
【0022】そして、アンテナ切替部45は、アンテナ
あるいはアンテナの指向性を切り替えるためのものであ
り、具体的には、受信電波レベル検出部35によって検
出された電界強度レベルが一定値以下となると、複数の
受信アンテナを有する場合には、複数の受信アンテナの
中から一定値以上の電界強度レベルが得られる受信アン
テナを選択する。また、単一の受信アンテナにローテー
タ等が取り付けられている場合には、一定値以上の電界
強度レベルが得られる方向および仰角に、アンテナの指
向性を合わせるようにするものである。
【0023】図4は、本実施例の回線品質自律管理型
ワイヤレスATMアクセスシステムの要部構成を示すも
のである。本実施例のワイヤレスATMアクセスシステ
ム101は、サービス管理部102、ユーザ・端末要求
部103、回線品質管理機能部104、サービス認識部
105、データ送受信部106、アンテナ切替部10
7、アンテナA1〜Anを備えている。
【0024】サービス管理部102は、信号線201を
介して、後述する回線品質管理機能部104におけるサ
ービス内容を設定する。ユーザ・端末要求部103は、
信号線202を介して、ユーザや端末側から各サービス
のデータに対する品質確保のレベルを設定するためのも
のであり、たとえば、音声等のリアルタイム性が重要と
なるデータにおいては、品質は低くても構わないので、
データ転送に遅延が出ないようなサービスとして位置づ
け、少々のエラーについては、訂正や再送等を行わない
ように、高速低品位レベルを設定する。また、動画像デ
ータ等のように品質を重視するものについては、再送等
を行い、高い品質を確保するような低速高品位レベルを
設定する。
【0025】回線品質管理機能部104は、前述したエ
ラー検出手段3における各エラー検出部31〜35に相
当するエラー検出機能をそれぞれ含んでいる。具体的に
は、信号線206を介して、データ送受信部106で受
信した電波の信号強度レベルを検出したり、CRCエラ
ーの有無を確認したり、各データに付与しているシーケ
ンス番号よりシーケンス番号抜けを検出してエラーを見
つけたり、受信フレームエラーを検出したりする。そし
て、これらのエラー検出情報と、ユーザ・端末要求部1
03からの指示とに基づいて、信号線203を介してサ
ービス認識部105に必要な指示を行い、各サービスご
とに本システムが自律的に通信品質の向上あるいは確保
を行う。
【0026】サービス認識部105は、信号線204を
介して、データ送受信部106によって受信しだデータ
から、このデータがどのサービスに該当するのかを判断
し、信号線203を介して、回線品質管理機能部104
にサービス種類を通知する。また、前述したエラーリカ
バリ手段4における各処理部41〜45に相当する機能
をそれぞれ含んでいる。具体的には、受信フレームエラ
ー時にデータの再送を行うSSCOP再送機能、CRC
エラー検出時にCRCエラーを訂正するCRCエラー訂
正機能、シーケンスナンバー抜け検出時に再送するAR
Q(AutomaticRepeat Request)再送機能、符号化エラ
ー検出時に符号化エラーを訂正する符号化エラー訂正機
能、受信電波レベルが下がって正しいデータが受信でき
ないときに、信号線207を介して、アンテナ切替部1
07に切替制御信号を出力する機能等を有している。
【0027】データ送受信部106は、アンテナ切替部
107によって選択的に切り替えられたアンテナA1〜
Anに対して、データの送受信を行うものである。アン
テナ切替部107は、信号線207を介してサービス認
識部105から出力される切り替え制御信号に基づい
て、複数のアンテナA1〜Anから任意のアンテナA1
〜Anを選択し、送受信用アンテナとして切り替えて使
用するものである。これらの品質向上のための各機能
を、ユーザからの指示、端末の性質、サービスの種類と
いった各サービスごとのデータ品質を常に監視し、これ
らの情報に基づいて回線品質管理機能部104からの指
示によって、サービス認識部105において、品質向上
のための機能を選択して期待している品質を確保する。
【0028】つぎに、上述の実施例におけるワイヤレス
ATMアクセスシステムの動作例を説明する。
【0029】図5および図6は、本実施例のワイヤレス
ATMアクセスシステムの動作手順を示す。まず、アン
テナ切替部107を介してデータ送受信部106によっ
て無線データを受信すると、回線品質管理機能部104
内部でエラー検出を行い、エラーの有無を判断する。す
なわち、フレームエラー検出機能ブロックにおいて、フ
レームエラーの有無を確認し(ステップS101)、フ
レームエラーがあれば(ステップS101;Y)、フレ
ームエラーがあることを記憶する(ステップS10
2)。
【0030】つづいて、CRCエラー検出機能ブロック
において、受信データにおけるCRCエラーの有無を確
認し(ステップS103)、CRCエラーがあれば(ス
テップS103;Y)、CRCエラーがあることを記憶
する(ステップS104)。同様にして、シーケンス番
号抜け検出機能ブロックにおいて、シーケンス番号抜け
の有無を確認し(ステップS105)、シーケンス番号
の抜けを確認すると(ステップS105;Y)、シーケ
ンス番号抜けがあることを記憶する(ステップS10
6)。
【0031】さらに、符号化エラー検出機能ブロックに
おいて、受信データのブロック毎に符号化エラーの有無
を確認し(ステップS107)、符号化エラーがあれば
(ステップS107;Y)、符号化エラーがあることを
記憶する(ステップS108)。そして、受信電波レベ
ル検出機能ブロックにおいて、受信電波の電界強度レベ
ルが一定値以下となったか否かを判断し(ステップS1
09)、一定値以下であれば(ステップS109;
Y)、電界強度エラーを記憶する(ステップS11
0)。
【0032】つぎに、サービス管理部102およびユー
ザ・端末要求部103によって期待している品質を確保
するために、回線品質管理機能部104からの指示によ
って、サービス認識部105によるエラー訂正あるいは
再送処理を実行する。具体的には、ステップS102、
S104、S106、S108、S110の各処理にお
いて記憶されたエラー情報と回線品質管理機能部104
からの指示情報とを比較し(ステップS111)、実行
すべきエラー訂正あるいはエラー再送処理があるかどう
かを判断する(ステップS112)。
【0033】ステップS112の判断処理において、実
行すべきエラー訂正あるいはエラー再送処理がある場合
(ステップS112;Y)、該当するエラーリカバリ機
能を用いて、エラー訂正あるいはエラー再送処理を実行
する(ステップS113)。すなわち、データにリアル
タイム性が求められる場合は、エラー訂正およびエラー
再送処理を必要最小限にとどめ、データに忠実性が求め
られる場合には、エラー訂正およびエラー再送処理を確
実に行う。
【0034】このように、エラー情報のすべてを回線品
質管理機能部104で収集し、サービス管理部102で
の情報によって受信しているデータのサービスを確認す
るとともに、ユーザ・端末要求部103からの品質に関
する情報によって必要な品質向上の機能ブロックを用
い、期待している品質を確保する。
【0035】以上説明したように、本実施例では、品質
を確認する各種機能ブロックによって、品質情報やエラ
ー情報を検出し、この検出した情報に基づいて、同一シ
ステム中でもサービスの異なるデータを受信したときに
は、データの特性にマッチした、データ品質を確保する
ことができる。また、音声データ等のように、リアルタ
イム性の必要なデータに対しては、必要以上にデータの
再送を行わないようにすることで、伝送効率を上げ、電
波の有効利用を実現することができる。さらに、ユーザ
端末からの指示によって品質保証を設定できることか
ら、様々なサービスに対応することができ、どのような
データサービスに対しても同一システムで対応可能とな
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
では受信データから通信サービスの種類を判別する通信
サービス種類判別手段を設け、受信データや受信データ
のブロックをチェックして、要求される通信サービスに
応じて各エラーの訂正や受信データの再送を行うか否か
を決めるようにしたので、各種エラーが生じた場合に受
信データの内容に最もふさわしい対応をとることができ
る。特に、受信データにシーケンス番号の抜けがあり、
エラー対応指示手段がシーケンス番号の抜けの訂正を指
示しているときデータ送受信部を介してその抜けたフレ
ームの再送要求を行うフレーム再送要求手段が備えられ
ているので、無線を使用してセルの送信を行うワイヤレ
スATMアクセスシステムであっても、データの欠落を
防止させる通信サービスにも十分対応させることがで
き、品質の保証を行うことが可能になる。 また、請求項
2および請求項3記載の発明によれば、アンテナを他の
ものと切り替えたり、データの受信を行う方向や仰角を
調整することにしたので、電界強度レベルが低いような
場合でもこれらの対応によって電界強度レベルを向上さ
せ、受信データの訂正や再送を減少させる等の効果を奏
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例におけるワイヤレスATMアクセスシ
ステムの全体構成を示す概略ブロック図である。
【図2】図1に示すエラー検出手段の要部構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図1に示すエラーリカバリ手段の要部構成を示
すブロック図である。
【図4】本実施例の回線品質自律管理型のワイヤレスA
TMアクセスシステムの要部構成を示すブロック図であ
る。
【図5】本実施例のワイヤレスATMアクセスシステム
の動作手順を説明するための流れ図である。
【図6】図5に続く、本実施例のワイヤレスATMアク
セスシステムの動作手順を説明するための流れ図であ
る。
【符号の説明】1、101 ワイヤレスATMアクセスシステム 2 データ送受信手段 3 エラー検出手段 4 エラーリカバリ手段 5 サービス内容検出手段 6 指示情報記憶手段 7 サービス維持手段 31 フレームエラー検出部 32 CRCエラー検出部 33 シーケンス番号抜け検出部 34 符号化エラー検出部 35 受信電波レベル検出部 41 フレームデータ再送処理部 42 CRCエラー訂正処理部 43 シーケンスブロック再送処理部 44 符号化エラー訂正処理部 45 アンテナ切替部102 サービス管理部 103 ユーザ・端末要求部 104 回線品質管理機能部 105 サービス認識部 106 データ送受信部 107 データ送受信部 A1〜An アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 1/00 H04B 7/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線伝送路を介してデータの送受信を行
    うデータ送受信部と、 このデータ送受信部によって受信した受信データのフレ
    ームエラーの有無を確認して、フレームエラーがあると
    きこれを記憶するフレームエラー記憶手段と、前記受信
    データにおけるCRCエラーの有無を確認して、CRC
    エラーがあるときこれを記憶するCRCエラー記憶手段
    と、 前記受信データにおけるシーケンス番号の抜けの有無を
    確認して、シーケンス番号の抜けがあるときこれを記憶
    するシーケンス番号の抜け記憶手段と、 前記受信データのブロックごとに符号化エラーの有無を
    確認して、符号化エラーがあるときこれを記憶する符号
    化エラー記憶手段と、 前記受信データから通信サービスの種類を判別する通信
    サービス種類判別手段と、 この通信サービス種類判別手段の判別する通信サービス
    の種類ごとにエラーに対する対応を指示したエラー対応
    指示手段と、 前記受信データにフレームエラーがあり、エラー対応指
    示手段がそのフレームエラーの訂正を指示しているとき
    前記データ送受信部を介してそのエラーの生じたフレー
    ムの再送要求を行うと共に、前記受信データにシーケン
    ス番号の抜けがあり、前記エラー対応指示手段がシーケ
    ンス番号の抜けの訂正を指示しているとき前記データ送
    受信部を介してその抜けたフレームの再送要求を行うフ
    レーム再送要求手段と、 前記受信データにCRCエラーがあり、前記エラー対応
    指示手段がそのフレームエラーの訂正を指示していると
    CRCエラーの訂正を行うCRCエラー訂正手段と、 前記受信データのブロックに符号化エラーがあり、前記
    エラー対応指示手段がその符号化エラーの訂正を指示し
    ているときそのエラーの生じたブロックの符号化エラー
    の訂正を行う符号化エラー訂正手段とを具備することを
    特徴とするワイヤレスATMアクセスシステム。
  2. 【請求項2】 前記データ送受信部は同一のデータの受
    信を行うための複数 のアンテナを備えており、このデー
    タ送受信部の受信した電波の電界強度レベルが予め定め
    た一定値以下であるときには現在使用しているアンテナ
    から電界強度レベルがこの一定値を越えるアンテナに切
    り替えるアンテナ切替手段を具備することを特徴とする
    請求項1記載のワイヤレスATMアクセスシステム。
  3. 【請求項3】 前記データ送受信部はデータの受信を行
    う方向や仰角を調整することのできるアンテナを備えて
    おり、このデータ送受信部の受信した電波の電界強度レ
    ベルが予め定めた一定値以下であるときには現在使用し
    ている方向や仰角から電界強度レベルがこの一定値を越
    える方向や仰角に変更するアンテナ調整手段を具備する
    ことを特徴とする請求項1記載のワイヤレスATMアク
    セスシステム
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