JP2711457B2 - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JP2711457B2
JP2711457B2 JP63228398A JP22839888A JP2711457B2 JP 2711457 B2 JP2711457 B2 JP 2711457B2 JP 63228398 A JP63228398 A JP 63228398A JP 22839888 A JP22839888 A JP 22839888A JP 2711457 B2 JP2711457 B2 JP 2711457B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は光ピツクアツプ装置に関し、特に光デイスク
装置の対物レンズ駆動のためのアクチユエータを備える
光ピツクアツプ装置に関する。
[従来の技術] この種の装置では対物レンズをアクチユエータに固定
し、該アクチユエータをデイスクのフオーカス方向及び
ラジアル方向に駆動している。
従来のアクチユエータには軸摺動型と板バネ型がある
が、軸摺動型では、 軸ガタによる共振や位相変化を生ずる フオーカス方向に自重の影響が出る 軸との摩擦が、なめらかな変位を阻害する等の欠点が
ある。
一方、板バネ型では、 フオーカス方向又はラジアル方向以外の方向に振動を
起こす可能性がある 上記の欠点はヒンジのものでは生じないが、フオー
カス及びトラツク方向のために別々のヒンジ部を付けて
いるため構造複雑になる フオーカス方向、トラツク方向に自重の影響が出る 等の欠点がある。
また、特開昭60−247834号公報によれば、ナイフエツ
ジを両端に構成した一対の支持板によりレンズ保持部を
固定部の間を保持する平行リンク機構を設けることが開
示されているが、この構成によればレンズ保持部と固定
部の間に引つ張りバネを設けたりスベリ防止のバネを余
分に設けることでナイフエツジによる回動動作を確保し
ているので、その分の構成部品点数が増加し、組み立て
作業に余分な時間を要することになる。
[発明が解決しようとする課題] したがつて、本発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、従来の光ピックアップ装置である軸摺動軸
型や板バネ部材や、ナイフエッジ付きの部材他を用いて
構成される多くの部品点数から構成される光ピックアッ
プ装置を、簡単かつ組み立て容易な構造にでき、しかも
小型軽量にでき、アクチエータの光軸を保持しつつ実質
的にフオーカス方向とラジアル方向に迅速かつ安定的に
変移できる応答性の良い光ピックアップ装置の提供を目
的としている。
[課題を解決するための手段] 上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発
明によれば、対物レンズを保持するレンズ保持部と、前
記レンズ保持部を固定する固定部と、前記固定部と前記
レンズ保持部との間を連結し、前記レンズ保持部を支持
する連結部材を備えてなる光ピックアップ装置におい
て、前記連結部材は、前記固定部に対して連結される一
端に設けられるとともに、フオーカス方向に弾性屈曲可
能でトラツク直交方向に弾性屈曲不能の弾性部材からな
る第1のヒンジ部と、前記レンズ保持部に対して連結さ
れる一端に設けられるとともに、前記フオーカス方向及
び前記トラツク直交方向に弾性屈曲可能な弾性部材から
なる第2のヒンジ部とから構成されることを特徴として
いる。
また、前記1のヒンジ部は、幅の広い弾性部材からな
ることを特徴としている。
また、前記第1のヒンジ部は、複数の弾性部材からな
ることを特徴としている。
また、前記第2のヒンジ部に可動部の重心が移動する
ように、前記第2のヒンジ部から見て前記対物レンズの
反対側にも前記連結部材を拡張し、その一端にバランサ
を付加するとともに、その接続のために前記第1のヒン
ジ部と同様の機能を有する第3のヒンジ部を設けること
を特徴としている。
また、前記第1のヒンジ部または前記第3のヒンジ部
は、幅の広い弾性部材からなることを特徴としている。
また、前記第1のヒンジ部または前記第3のヒンジ部
は、複数の弾性部材からなることを特徴としている。
また、前記第2のヒンジ部は、幅の狭い弾性部材から
なることを特徴としている。
そして、前記第2のヒンジ部は、ワイヤからなること
を特徴としている。
[作用] 上記構成により、対物レンズがフオーカス方向に変位
する時は第1及び第2のヒンジ部が夫々間隔方向に屈曲
して対物レンズの光軸を倒さずに変位させる。また対物
レンズがラジアル方向に変位する時は第1のヒンジ部は
ラジアル方向には屈曲せず、第2のヒンジ部のみがラジ
アル方向に屈曲する。
好ましくは、第1のヒンジ部材は幅の広い複数の弾性
部材から成り、ラジアル方向には屈曲せずフオーカス方
向にのみ屈曲する。
また好ましくは、第2のヒンジ部に可動部の重心が位
置するように、該第2のヒンジ部から見て対物レンズの
反対側にも連結部材を拡張し、その一端にバランサを付
加すると供にその接続のために第1のヒンジ部と同様の
機能を有する第3のヒンジ部を設け、振動モードの単純
化を図る。
[実施例の説明] 以下、添付図面に従つて本発明による実施例を詳細に
説明する。
第1図は実施例の光ピツクアツプ装置の光学ヘツド部
の外観斜視図である。図中、1は光源である半導体レー
ザ(LD)、2はLD1の射出光を平行光束にするコリメー
トレンズ、3はビーム整形プリズム3a及び無位相ビーム
スプリツタ(ガラス3bと3cの境界G)を含む光学ブロツ
ク、4はデイスク20からの戻り光束の偏光面を変える1/
2波長板、5は戻り光束を集光する集光レンズ、6は戻
り光束を2系統(P成分とS成分)に分割する偏光ビー
ムスプリツタ(PBS)、7及び8は信号検出用のデイテ
クタである。
10はデイスク20の回転軸(Z軸)方向及びラジアル
(X軸)方向に移動可能に支持されたアクチユエータ本
体、11はアクチユエータ10に固定され、LD光をデイスク
面上に集光してその反射光を平行光束にする対物レン
ズ、9bは不図示の光学ヘツドシーク機構に固定されたマ
グネツト、9aはマグネツト9bの磁路を形成する磁気ヨー
ク、12aはアクチユエータ10をフオーカス(Z軸)方向
に駆動するフオーカスコイル、12bは同じくラジアル
(X軸)方向に駆動するトラツクコイル、13及び14はバ
ネ材よりなるアクチユエータ10の保持部材、15は同じく
シーク機構により固定され、前記保持部材13及び14を取
り付ける取付部材である。
尚、実施例の光学ヘツド部は不図示のシーク機構によ
りその全体がラジアル方向にシークされる。
第2図は光学ヘツド部における光路を説明する図であ
る。LD1から射出したLD光はコリメートレンズ2で平行
光束にされるが、その光断面はLD光の性質により一般に
楕円強度分布をしている。実施例ではビーム整形プリズ
ム3aによりこれを真円補正する。即ち、楕円の長軸が紙
面に垂直であるとすると、LD光束を例えば材質BK7(BSC
7)のビーム整形プリズム3aの面Eに入射角θで入射さ
せ、屈折角φで屈折させる。これによりビーム径はCOS
φ/COSθだけ短軸方向に広がり、略円になる。
また一般にLD光の波長λは温度や発光強度によつて若
干変化する。このために屈折角φも変化して光学ヘツド
の光軸9も変化してしまう。そこで、屈折率nについて
波長依存性や温度依存性を有する例えば材質SE11(FD1
1)のガラス3bを設け、LD光をガラス3aと3bの境界Fに
入射角αで入射させ、屈折角βで屈折させる。これによ
りLD光の波長依存性、温度依存性を補償している。
ガラス3bと3cの境界Gは無位相ビームスプリツタにな
つており、LD1からのP偏光は70〜80%透過し、S偏光
はほとんど反射する。透過したP偏光はガラス3cの低斜
面Hに入射角45゜で入射し、面Hで全反射し、光束は直
角(Z軸)方向に立ち上がり、光学ブロツク3から射出
する。更にアクチユエータ10で支持される対物レンズ11
に入射し、該対物レンズ11によりデイスク20の情報記録
面に集光し、反射した光束は再び対物レンズ11により平
行光束(戻り光束)にされる。
光磁気デイスク方式においては、ビームスポツトがデ
イスク情報記録面で反射される際に、情報ビツトを形成
する垂直磁荷(N又はS)によるカー(kerr)効果を受
け、カー回転角±Δθkだけ偏光面が傾く。偏光を受け
た戻り光束は再び光学ブロツク3に入射し、無位相ビー
ムスプリツタGに入射するが、カー効果により偏光面は
±Δθkだけ傾いているので、P成分の20〜30%と、S
成分が反射する。具体的にはP成分(RpcosΔθk)と
S成分(±RssinΔθk)である。
無位相ビームスプリツタGで反射した光束は更にP成
分(又はS成分)に対して結晶軸が22.5゜傾いている1/
2波長板4を通過し、その偏光面はPBS6に対して略45゜
に傾けられる。これにデイスクの情報が乗ると、 の偏光面となる。
更に戻り光束は集光レンズ5を通り、PBS6によりP成
分とS成分に分割され、夫々は一方の光路の焦点Fの内
側に設けたデイテクタ7と、もう一方の焦点F′の外側
に設けたデイテクタ8上に集光される。
[対物レンズのフオーカス位置制御] 第2図において、F及びF′は集光レンズ5の2光路
における焦点(F=F′)であり、受光面7aは焦点Fの
前方pの距離に、受光面8aは焦点F′の後方qの距離に
夫々位置している。
更に受光面7aはデイスク20のトラツク(Y)方向を投
影した直線に相当する線l及び該線上の略中点(光軸9
と一致)を中心とする径φの円RによりエリアA1〜A4
に分割され、受光面8aも前記7aと等しいエリアB1〜B4
分割されている。但し、この分割形状は後述するトラツ
ク追従誤差信号(TES)の検出をも兼ね備えた形状であ
り、もしフオーカス検出のみを考える時は夫々を径φ
の円A,B(A=A2+A3,B=B2+B3)と考えて良い。
今、戻り光束Sのスポツト径を夫々φSASBとする
と、距離pはφSA>φを満足する範囲で、距離qはφ
SB>φを満足する範囲で夫々決められる。好ましく
は、対物レンズ11の合焦時において各スポツト径φSA,
φSBが円Rの径φを余裕を持つて上回るようにし、か
つ検出光量A(=A2+A3)と検出光量B(=B2+B3)と
が等しくなるように距離p,q(p≒q)を決める。
第3図(A)〜(C)は対物レンズ11のフオーカス/
アンフオーカス状態とフオーカスエラー(FES)信号の
関係を示す図である。ここで、FES信号は検出光量Aと
Bとの差信号(A−B)とする。
第3図(B)は対物レンズ11の中心がトラツクの真上
に有り、かつ合焦点位置にある状態を示している。対物
レンズ11の中心はトラツクの真上に有るからスポツトS
内の光強度は略均一である。また対物レンズ11は合焦点
位置にあるからスポツト径はφSASB>φ及びφSA
=φSBの関係にあり、夫々における単位面積当りの光強
度は略等しい、従つて検出光量はA≒Bの関係になり、
FES信号は略ゼロになる。
第3図(A)は対物レンズ11の中心がトラツクの真上
に有り、かつ近焦点側にある状態を示している。対物レ
ンズ11が近焦点側にあるとスポツト径はφSA>φSBの関
係になり、単位面積当りの光強度は受光面7aでは減る一
方であるが、受光面8aでは増す一方(但し、φSB
φ)である。従つて常にA<Bの関係を満足し、FES
信号は負になる。
第3図(C)は対物レンズ11の中心がトラツクの真上
に有り、かつ遠焦点側にある状態を示している。対物レ
ンズ11が遠焦点側にあるとスポツト径は逆にφSA<φSB
の関係にあり、単位面積当りの光強度は受光面7aでは増
す一方(但し、φSA≧φ)であるが、受光面8aでは減
る一方である。従つて常にA>Bの関係を満足し、FES
信号は正になる。
このように対物レンズ11の合焦点位置を境にして、対
物レンズとデイスク面間の距離の微小変化に応じて増加
する量と減少する量との光学的な差動検出を行うので前
記微小変化が光学的に増幅された形で取り出せる。
またデイスク面の傷や傾き等による影響は2系統のデ
イテクタに等しく現われるのでこれらをキヤンセルでき
る。
またデイスクの複屈折はデイスクへの入射角が大きい
時(戻り光束の外周付近)に顕著に現われるが、実施例
では戻り光束の中心付近(円Rの内側)を利用している
ので複屈折の影響は軽減される。
第4図は実施例のフオーカス位置制御回路の回路図で
ある。受光面7aではエリアA2とA3の和信号(A2+A3)が
アンプ(AMP)31で増幅されて信号Aになる。受光面8a
ではエリアB2とB3の和信号(B2+B3)がAMP32で増幅さ
れて信号Bになる。更に信号AとBの差信号(A−B)
がAMP33で増幅されてフオーカスエラー(FES)信号にな
り、更に位相補償回路34でサーボ制御のための位相補償
を受け、ドライバ回路35で増幅され、フオーカスコイル
12aをサーボ制御する。
第5図は実施例のフオーカス検出特性を示す図であ
る。図において、横軸は対物レンズ11とデイスク20間の
距離(μm)であり、合焦点位置では“0"である。また
縦軸は前記距離に対するFES信号を正規化(A.U)して示
したものであり、図示の如く距離±20μmの範囲内で急
峻なリニア特性が得られた。
[対物レンズのトラツク位置制御] 実施例のトラツク位置制御は受光面7a(又は受光面8a
若しくは双方)の信号を利用して行う。基本的には、円
Rの内側の信号A2とA3の差信号(A3−A2)を形成して高
レスポンスのトラツク追従制御を行い、かつ円Rの外側
の信号A1とA4の差信号(A1−A4)の低周波成分を抽出し
て前記のトラツク追従制御に対する後述のオフセツト補
正を行うと供に、シーク時の対物レンズ11のサーボロツ
クも行う。
第6図(A),(B)は対物レンズ11のラジアル方向
への移動と戻り光スポツトSの関係を説明する図であ
る。
第6図(A)では対物レンズ11は合焦点位置にあり、
かつ対物レンズ11の中心はレンズシフトしない状態で追
跡すべきトラツクの真上(真下)にある。即ち、対物レ
ンズ11はラジアル方向に移動(レンズシフト)していな
い。この状態では対物レンズ11の中心と光軸9は一致し
ており、受光面7a上の線lと追跡トラツク方向の投影線
l′も重なつている。また検出光量A2とA3はバランスし
ている。しかし、何らかの理由で追跡中のトラツクが左
又は右の方向にズレると検出光量A2とA3のバランスが崩
れ、TES(トラツク・エラー・シグナル)信号により対
物レンズ11の中心はズレたトラツクの真上に移動させら
れる。
第6図(B)では対物レンズ11は合焦点位置にある
が、アクチユエータ10にラジアル方向の変位を加えた結
果、対物レンズ11の中心はレンズシフトした状態で追跡
中のトラツクの真上にある。実施例の光学ブロツク3か
らの射出ビーム径は十分に大きいから、対物レンズ11の
中心が光軸9からズレてもデイスク面への集光、反射は
正常に行われる。しかし、集光及び戻り光束の中心は光
軸9からズレるため、この戻り光束の中心は集光レンズ
5の中心を通らない。従つて受光面7a上のスポツトSの
中心も例えば図示の如くズレる。しかし、対物レンズ11
の中心は既に追跡中のトラツクの真上にいるのであるか
ら、これに変位を加える必要はない。
この点、実施例ではトラツク追従誤差信号として円R
の内側の信号A2とA3を利用しているが、図示の如く、こ
の範囲では検出光量A2とA3には若干の差が生じるので微
妙なオフセツトを生じる。これをそのままトラツク追従
誤差信号とすると対物レンズ11はトラツクから少しズレ
た位置を追従することになり正確なトラツキングを行え
ない。ところで、検出光量A1とA4とは対物レンズ11のシ
フト量を良く反映しており、しかも、エリアA2とA3の部
分は除かれているから、これらの差信号(A1−A4)は対
物レンズ11のシフト量に対して一層敏感に反応する。そ
こで差信号(A1−A4)の低周波成分を抽出し、該信号で
前記オフセツト量をキヤンセルすることにより、対物レ
ンズ11は正確なトラツキングが行える。
また、光学ヘツド全体をシークする時には機械的振動
によりアクチユエータ10(対物レンズ11)が振らつかな
いようにサーボロツクする必要が有る。その場合にもシ
ーク前の位置でサーボロツクすれば、余分なサーボを省
略でき、アクセス全体の時間を短くできる。
上記の通り、差信号(A1−A4)の低周波成分は対物レ
ンズ11のシフト量を良く反映しているから、実施例では
この信号でロツクサーボをかけてアクチユエータ10をロ
ツクする。そして、シーク後はサーボロツクを解除して
直ちにトラツク追従制御を行う。
第7図は実施例のトラツク位置制御回路の回路図であ
る。エリアA3とA2の差信号(A3−A2)はAMP41で増幅さ
れてトラツク追従誤差信号PPになり、更にAMP44におい
て信号pp′によるオフセツト補正を受け、位相補償回路
46で位相補償され、ドライバ回路48に入力し、タイミン
グ回路49の制御下でトラツク追従制御に使用される。
一方、エリアA1とA4の差信号(A1−A4)はAMP41で増
幅されて信号ppになり、更にローパスフイルタ(LPF)4
3でフイルタリングされて低周波成分から成る信号pp′
が抽出される。信号pp′の一方はAMP45で反転増幅さ
れ、その出力はAMP44の−端子に入力してレンズシフト
による信号PPのオフセツト分をキヤンセルするように働
く。また信号pp′のもう一方は位相補償回路46で位相補
償されてドライバ回路48に入力し、タイミング回路49の
制御下でアクチユエータ10のサーボロツクに使用され
る。
[アクチユエータ部] 第8図(A)は実施例のアクチユエータ部の上面図、
第8図(B)は実施例のアクチユエータ部の側面図であ
る。図において、対物レンズ11はアクチユエータ本体10
に固定され、該アクチユエータ本体10の端部にはフオー
カスコイル12aと、更にその外側の2箇所にトラツクコ
イル12bが接着固定されている。アクチユエータ本体10
の他端では薄板材から成る保持部材13,14がスペーサ16
を挟んで平行に固定されているが、その接続部には夫々
幅の狭い2箇所のヒンジ部13a及び14aが形成されてい
る。また保持部材13,14の他端は夫々幅の狭い1つのヒ
ンジ部13b及び14bによりアクチユエータ取付部材15に接
続されている。また保持部材13,14の周囲には剛性を増
すための曲げ部や補強部13c,14cが付加されている。
フオーカス(Z軸)方向には、レンズ側の4箇所のヒ
ンジ部13a,14aと固定側の2箇所のヒンジ部13b,14bとが
夫々保持部材13,14の薄板面に対して垂直方向に弾性屈
曲することにより、保持部材13,14は平行を保ちなが
ら、かつ対物レンズ11はその光軸が倒れることがない状
態で上下のフオーカス方向に変位できる。
一方、固定側のヒンジ部13b,14bは薄板面の方向に弾
性屈曲する(尚、レンズ側のヒンジ部13a,14aは薄板面
の方向には屈曲しない)ことにより、対物レンズ11はヒ
ンジ部13b,14bを中心にしてデイスクのラジアル(X
軸)方向に円弧を描くが、ヒンジ部13a,14aの屈曲は極
めて小さいため、見かけ上、対物レンズ11はトラツクに
直交した方向に僅かに変位する。
その他の変位モードとしては、固定側ヒンジ部13b,14
bが薄板面内方向に互いに逆向きに屈曲して起こる回転
変位が考えられるが、これに対しては、仮にトラツク方
向最大に変位する屈曲と同等量発生するとしても、ヒン
ジ部の長さは高々0.5mm程度なので、保持部材13と14の
間隔が十分にあれば無視できる。例えば間隔を4mm、ト
ラツク変位量0.5mmとすると、その変位を起こす力が全
て回転に向いたとしても光軸の倒れは10′に満たない。
従つて、実施例のアクチユエータ10は実質的にフオーカ
ス方向とラジアル方向にのみ変位すると考えて良い。
第9図(A)は他の実施例のアクチユエータ部の上面
図、第9図(B)はその側面図である。尚、第8図と同
等の構成には同一符号を付してその説明を省略する。第
8図の場合はフオーカス方向変位のための固定側ヒンジ
部13bとトラツク方向変位のためのヒンジ部13bとは共通
であつた。第9図の場合は、固定部15のヒンジ部13bの
所にアクチユエータ可動部の重心が一致する様にして、
該固定側ヒンジ部13b(14b)を対称点として対物レンズ
11と反対側にバランサ16を設け、これをヒンジ部13d,14
dで支持している。これにより振動モードの単純化が図
れ、より安定したフオーカス及びトラツキングサーボが
行える。
この場合に、磁気ヨーク17a、マグネツト17b、フオー
カスコイル18a、トラツクコイル18bを設け、これらに対
して対物レンズ11に対するのと逆のサーボをかけること
によりアクチユエータ10の動きを迅速かつスムーズなも
のにしている。
尚、上述実施例では固定側のヒンジ部13b,14bを板バ
ネ材としたがこれに限らない。例えば弾性のワイヤ(細
線)で形成していも良い。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、簡単かつ組み立て容
易な構造にでき、しかも小型軽量にでき、アクチエータ
の光軸を保持しつつ実質的にフオーカス方向とトラツク
直交方向(ラジアル方向)に迅速かつ安定的に変移する
ように構成した応答性の良い光ピックアップ装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の光ピツクアツプ装置の光学ヘツド部の
外観斜視図、 第2図は光学ヘツド部における光路を説明する図、 第3図(A)〜(C)は対物レンズ11のフオーカス/ア
ンフオーカス状態とフオーカスエラー(FES)信号の関
係を示す図、 第4図は実施例のフオーカス位置制御回路の回路図、 第5図は実施例のフオーカス検出特性を示す図、 第6図(A),(B)は対物レンズ11のラジアル方向へ
の移動と戻り光スポツトSの関係を説明する図、 第7図は実施例のトラツク位置制御回路の回路図、 第8図(A)は実施例のアクチユエータ部の上面図、 第8図(B)は実施例のアクチユエータ部の側面図、 第9図(A)は他の実施例のアクチユエータ部の上面
図、 第9図(B)は他の実施例のアクチユエータ部の側面図
である。 図中、1……半導体レーザ(LD)、2……コリメートレ
ンズ、3……光学ブロツク、3a……ビーム整形プリズ
ム、3b,3c……ガラス材、G……無位相ビームスプリツ
タ、4……1/2波長板、5……集光レンズ、6……偏光
ビームスプリツタ(PBS)、7,8……デイテクタ、9……
光軸、9a……磁気ヨーク、9b……マグネツト、10……ア
クチユエータ本体、11……対物レンズ、12a……フオー
カスコイル、12b……トラツクコイル、13,14……保持部
材、15……取付部材である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−247834(JP,A) 特開 昭64−37734(JP,A) 特開 昭64−59647(JP,A) 実開 昭61−145330(JP,U) 実開 昭61−145334(JP,U) 実開 昭62−150726(JP,U) 実開 昭63−195618(JP,U)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対物レンズを保持するレンズ保持部と、 前記レンズ保持部を固定する固定部と、 前記固定部と前記レンズ保持部との間を連結し、前記レ
    ンズ保持部を支持する連結部材を備えてなる光ピックア
    ップ装置において、 前記連結部材は、前記固定部に対して連結される一端に
    設けられるとともに、フオーカス方向に弾性屈曲可能で
    トラツク直交方向に弾性屈曲不能の弾性部材からなる第
    1のヒンジ部と、 前記レンズ保持部に対して連結される一端に設けられる
    とともに、前記フオーカス方向及び前記トラツク直交方
    向に弾性屈曲可能な弾性部材からなる第2のヒンジ部
    と、 から構成されることを特徴とする光ピツクアツプ装置。
  2. 【請求項2】前記第1のヒンジ部は、幅の広い弾性部材
    からなることを特徴とする請求項第1項に記載の光ピツ
    クアツプ装置。
  3. 【請求項3】前記第1のヒンジ部は、複数の弾性部材か
    らなることを特徴とする請求項第1項に記載の光ピツク
    アツプ装置。
  4. 【請求項4】前記第2のヒンジ部に可動部の重心が移動
    するように、前記第2のヒンジ部から見て前記対物レン
    ズの反対側にも前記連結部材を拡張し、その一端にバラ
    ンサを付加するともに、その接続のために前記第1のヒ
    ンジ部と同様の機能を有する第3のヒンジ部を設けるこ
    とを特徴とする請求項第1項に記載の光ピツクアツプ装
    置。
  5. 【請求項5】前記第1のヒンジ部または前記第3のヒン
    ジ部は、幅の広い弾性部材からなることを特徴とする請
    求項第4項に記載の光ピツクアツプ装置。
  6. 【請求項6】前記第1のヒンジ部または前記第3のヒン
    ジ部は、複数の弾性部材からなることを特徴とする請求
    項第4項に記載の光ピツクアツプ装置。
  7. 【請求項7】前記第2のヒンジ部は、幅の狭い弾性部材
    からなることを特徴とする請求項第4項に記載の光ピツ
    クアツプ装置。
  8. 【請求項8】前記第2のヒンジ部は、ワイヤからなるこ
    とを特徴とする請求項第1項または請求項第4項に記載
    の光ピツクアツプ装置。
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