JP2710810B2 - 気泡発生浴槽 - Google Patents

気泡発生浴槽

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JP2710810B2 JP33177288A JP33177288A JP2710810B2 JP 2710810 B2 JP2710810 B2 JP 2710810B2 JP 33177288 A JP33177288 A JP 33177288A JP 33177288 A JP33177288 A JP 33177288A JP 2710810 B2 JP2710810 B2 JP 2710810B2
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Description

【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野 本発明は、気泡発生浴槽に関するものである。 (ロ)従来の技術 従来、気泡発生浴槽の基本形態として、特開昭59−13
5058号公報に記載されているように、浴槽本体と同浴槽
本体の外部に設置した循環ポンプとの間に、浴湯吸込パ
イプと浴湯強送パイプとよりなる浴湯循環流路を介設
し、浴湯強送パイプの中途に空気取入部を設けたもので
ある。 かかる構成により、浴湯本体内の浴湯を循環ポンプに
より浴湯吸込パイプ中を通して吸込むと共に、同循環ポ
ンプにより浴湯を浴湯強送パイプ中を通して同パイプの
吐出部より浴槽本体内へ噴出させるようにしており、こ
の際、噴出する浴湯には、空気取入部より浴湯噴出によ
る負圧を利用して吸入した空気を混合させて、気泡混じ
りの浴湯にして噴出させることができるようにしてい
る。 また、上記のような基本形態を具備する気泡発生浴槽
は、空気取入部に接続した空気吸入管路の中途部に、空
気吸入量を自動的に調節する自動調節弁を設けて、同自
動調節弁により空気吸入量を調節して気泡混じりの浴湯
の噴出圧の強弱調節を行なうことにより、所望の噴出圧
の噴流を楽しむことができるようにしている。 また、特開昭63−3861号公報には、微細気泡と、同微
細気泡より気泡径の大きい通常気泡とを選択的、或いは
混合させて浴湯とともに噴出可能として、健康的な人以
外に老人や病人でも入浴ができる気泡発生浴槽が記載さ
れている。 (ハ)発明が解決しようとする課題 ところが、特開昭59−135058号公報に記載の気泡発生
浴槽は、吸入空気量の調節により浴湯の噴出圧を強弱調
節することができるだけであり、また、特開昭63−3861
号公報に記載の気泡発生浴槽は、微細気泡と通常気泡と
の噴出状態を選択することができるだけで、両者共に単
一的な浴湯の噴出状態を採りうるだけであり、多種類の
浴湯の噴出形態を採りうるものではなかった。 すなわち、上記気泡発生浴槽は、噴出圧の強弱調節や
気泡の噴出状態の変更調節以外に、噴出量の増減や噴出
量・噴出圧の周期的変更等、入浴者の多種多様の嗜好に
対応し得る多種類の噴出形態を選択的に採り得るもので
はなかった。 (ニ)課題を解決するための手段 そこで、本発明では、浴槽本体と同浴槽本体の外部に
設置した循環ポンプとの間に、浴湯吸込流路と浴湯強送
流路とからなる浴湯循環流路を介設し、浴湯強送流路の
浴槽本体内への吐出部に噴出量自動可変噴出ノズルを設
け、同浴湯強送流路に空気取入量を自動可変とした空気
取入部を連通連結して、上記噴出量自動可変噴出ノズル
により気泡混じりの浴湯を浴槽本体内へ噴出可能に構成
すると共に、上記噴出量自動可変噴出ノズルから浴槽本
体内への浴湯の噴出量・噴出圧と、空気取入部の空気取
入量と、循環ポンプの回転数とを、制御部を介してそれ
ぞれ制御可能に構成して、多種類の浴湯の噴流形態を選
択的に採りうるようにしてなる気泡発生浴槽を提供せん
とするものである。 また、本発明は、制御部により、噴出量自動可変噴出
ノズルから浴槽本体内への浴湯の噴出量・噴出圧と、空
気取入部の空気取入量と、循環ポンプの回転数とを制御
して、浴湯の噴流形態を、 上記噴出量自動可変噴出ノズルからの浴湯の噴出量が
多くかつ噴出圧が低いマイルドブロー、 上記噴出量自動可変噴出ノズルからの浴湯の噴出量が
少なくかつ噴出圧が高い指圧ブロー、 上記噴出量自動可変噴出ノズルを周期的に開閉作動さ
せ、浴湯の噴出・停止を交互に行なうパルスブロー、 上記噴出量自動可変噴出ノズルからの浴湯の噴出量・
噴出圧を周期的に変更して、上記マイルドブローと指圧
ブローとを交互に行なうマッサージブロー、 循環ポンプの回転数を周期的に変更して、浴湯の噴出
圧の強弱を周期的に変化させるウェーブブロー、 空気取入部による空気取入時間と空気取入停止時間と
を周期的に変更して、気泡混じりの浴湯と気泡の混じら
ない浴湯の噴出を交互に行なうパルスブロー、 のいずれかに変更可能としたことにも特徴を有する気泡
発生浴槽を提供せんとするものである。 (ホ)実施例 以下本発明に係る気泡発生浴槽を添付図面に基づいて
詳説する。
【気泡発生浴槽の全体的構成の説明】
まず、本発明に係る気泡発生浴槽の全体的構成につい
て説明する。 第1図及び第2図に示す(A)は、本発明に係る気泡
発生浴槽であり、同気泡発生浴槽(A)は、上面開口の
箱型に形成した浴槽本体(1)の前後壁及び左右側壁
に、それぞれ足側・背側・腹側噴出ノズル(2)(2)
(3)(3)(4)(4)を合計六個設けている。 そして、同浴槽本体(1)は、周縁に一定幅の鍔状の
縁部(1a)を形成し、同縁部(1a)に空気取入部(5)
を設け、左右側壁の略中央部に、横断面略V字状の縦長
凹部(1b)(1b)を形成し、同凹部(1b)(1b)の後壁
(背側)に面する側の傾斜面(1′b)に、上記腹側噴
出ノズル(4)(4)を後壁の中央部に向けて取付けて
いる。 また、かかる気泡発生浴槽(A)の外部にはポンプ保
護ケース(9)を配設しており、同ケース(9)内に
は、浴湯を循環させる循環ポンプ(P)と、同ポンプ
(P)により循環される浴湯を過する過機(43)
と、同ポンプ(P)を駆動させるポンプ駆動用モーター
(M)と、同モーター(M)や後述するノズル用弁体進
退駆動用モーター(M1)、気泡量調節用弁体駆動用モー
ター(M2)及び電動三方弁(45)の駆動を制御する制御
部(C)とを設けている。 また、上記循環ポンプ(P)と気泡発生浴槽(A)と
の間には、浴湯循環流路(D)を介在させている。 すなわち、浴湯循環流路(D)は、気泡発生浴槽
(A)から循環ポンプ(P)へ浴湯を送るための浴湯吸
込パイプ(10)と、同循環ポンプ(P)から、同浴槽
(A)へ浴湯を送るための浴湯強送パイプ(11)とより
構成している。 そして、同浴湯吸込パイプ(10)は、浴槽本体(1)
の下部に一端を開口し、循環ポンプ(P)の吸水口に他
端を連通して同循環ポンプ(P)に浴湯を吸込むように
する一方、浴湯強送パイプ(11)は、循環パイプ(P)
の吐水口に一端を連通し、前記噴出ノズル(2)(3)
(4)にそれぞれ他単を連通連結している。 また、循環ポンプ(P)には、第3図に示すように、
同循環ポンプ(P)の回転数を検出する回転数検出セン
サ(6)を取付け、同センサ(6)からの検出結果を、
後述する制御部(C)に送り、同制御部(C)により、
循環ポンプ(P)の回転数を制御するようにしている。 また、インバータの出力周波数を変換させて循環ポン
プ(P)の回転数を制御することもできる。 また、浴湯強送パイプ(11)の中途部には、第3図に
示すように、同パイプ(11)内を圧送される浴湯の圧力
を検出する圧力検出センサ(48)を取付け、同センサ
(48)からの検出結果を、後述する制御部(C)に送
り、同制御部(C)により各噴出ノズル(2)(3)
(4)から噴出される浴湯の噴出圧を、ポンプ駆動用モ
ーター(M)の回転数及び各噴出ノズル(2)(3)
(4)の噴出量調節用弁体(22)の位置を変えることに
よって制御するようにしている。 また、圧力検出センサ(48)は、浴槽本体(1)内の
浴湯量を検出するための水位センサとしても用いること
ができる。 また、第1図中、(7)は電源に接続したコンセン
ト、(30b)は後述するリモートコントローラ(30)か
ら発信される赤外線を受信する赤外線受信センサ、(30
c)は同赤外線受信センサに設けた受信表示ランプであ
る。 以下、前記気泡発生浴槽における各部の構成について
具体的に説明する。
【各部の構成の説明】
〔噴出ノズルの構成の説明〕 噴出ノズル(2)(3)(4)は、それぞれ浴湯の噴
出量及び噴出圧を自動的に変更可能に構成した同一構成
の噴出量自動可変噴出ノズルを使用しており、以下第4
図及び第5図にもとづき、足側噴出ノズル(2)の構造
について説明する。 すなわち、足側噴出ノズル(2)は、浴槽本体(1)
の足側噴出ノズル接続口(1g)に連通連結した筒状のノ
ズル本体(20)と、同ノズル本体(20)内の前部(浴槽
本体(1)側)に嵌入した弁座形成筒体(21)と、同弁
座形成筒体(21)の後部に形成した弁座(21a)に後方
より接離する噴出量調節用弁体(22)と、同噴出量調節
用弁体(22)を着脱自在に支持しかつ進退作動させるノ
ズル用弁体進退駆動用モーター(M1)と、上記弁座形成
筒体(21)に、弁座(21a)の前方において、首振り自
在に支持させたスロート(24)とから構成している。 そして、ノズル本体(20)は、前端部外周面に雄ネジ
部(20a)を設け、同雄ネジ部(20a)を足側噴出ノズル
接続口(1g)の内周面に嵌合して装着したゴムパッキン
(1h)をはさみ筒状雌ネジ部(1i)に着脱自在に螺着し
ている。 しかも、ノズル本体(20)の中央部周壁には、吸気パ
イプ連結部(20b)を開口し、同連結部(20b)に、一端
を前記空気取入部(5)(第1図参照)に連通連結した
吸気パイプ(12)の他端を着脱自在に連通連結してい
る。 さらに、上記吸気パイプ連結部(20b)の軸線と直交
するノズル本体(20)の外周面位置には、第5図及び第
6図に示すように、外周面に沿って環状空気流入路(20
d)を形成し、同空気流入路(20d)中の吸気パイプ連結
部(20b)側と、同連結部(20b)と180度対向する側
に、それぞれ空気流入口(20e)(20f)を設けて、同空
気流入口(20e)(20f)中を通してノズル本体(20)内
と吸気パイプ連結部(20b)とを連通させている。
(m)は空気流入方向を示す。 また、第4図及び第5図に示すように、ノズル本体
(20)の後部周壁には、ノズル軸線と直交する強送パイ
プ連結部(20c)を開口し、同連結部(20c)に浴湯強送
パイプ(11)を着脱自在に連通連結している(第1図参
照)。(n)は浴湯流入方向を示す。 そして、上記連結部(20b)(20c)は、ノズル本体
(20)の円周方向に90度位相を変えて開口している。 このように、両連結部(20b)(20c)をノズル本体
(20)の周壁に開口し、かつ相互に90度位相を変えるこ
とにより、各連結部(20b)(20c)に連通連結する吸気
パイプ(12)と浴湯強送パイプ(11)との干渉を防止す
ることができ、しかも、ノズル本体(20)の筒長を短く
することができると共に、配管の自由度を大きくするこ
とができる。 また、弁座形成筒体(21)は、ノズル本体(20)の前
端開口部より出入れ自在に嵌入して、後端面を前記強送
パイプ連結部(20c)の近傍に位置させ、前部外周面に
形成した突状段部(21b)をノズル本体(20)の内周面
に形成した凹状段部(20i)に係合して、後方の摺動を
規制すると共に、ノズル本体(20)の前端縁には、前部
を外側方に折返した筒状の化粧カバー(26)を嵌入装着
し、同化粧カバー(26)により、スロート固定部材(2
5)を介して前方への摺動を規制している。 また、スロート固定部材(25)は、弁座形成筒体(2
1)の前端部内周面に位置決め用溝を介して嵌合してい
る。 そして、弁座形成筒体(21)の後端部中央には、浴湯
流通路(27)を同弁座形成筒体(21)の軸線方向に形成
すると共に、同浴湯流通路(27)の後端周縁部に直角状
の角部(21′a)を形成し、同角部(21′a)の後面を
弁座(21a)として、同弁座(21a)に、先端外周縁部を
傾斜面(22a)に形成した噴出量調節用弁体(22)を、
接離させて、同噴出量調節用弁体(22)より浴湯流通路
(27)の開閉量(噴出量と噴出圧を調節する)を調節可
能に構成している。 しかも、上記弁座(21a)の角部(21′a)には、噴
出量調節用弁体(22)の傾斜面(22a)が閉弁時に線接
触するようにしている。 このようにして、噴出量調節用弁体(22)による浴湯
流通路(27)の閉塞を確実に行なうことができると共
に、同噴出量調節用弁体(22)による浴湯流通路(27)
の開放時には、浴湯強送パイプ(11)より強送パイプ連
結部(20c)中を通って弁座(21a)中に流入する浴湯
は、弁座(21a)の角部(21′a)の突出形状のため
に、流れを大きく乱されることになる。 従って、吸気パイプ(12)より吸気パイプ連結部(20
b)中を通って弁座形成筒体(21)内に吸込まれる空気
は、上記のように大きく流れを乱された浴湯中にスムー
ズにかつ大量に巻込まれるために、同浴湯を浴槽本体
(1)内へ噴出させた際の気泡発生を有効にすることが
できる。 また、かかる空気の巻込みを多くする手段として、流
通路(27)を形成する弁座(21a)の内周面に突起を設
け、また、弁座(21a)の手前配管部に、棒、球、板状
のものを設けて、流通路(27)内を流通する浴湯が全体
的に乱れるように、浴湯の乱れを大きくすることも考え
られる。 また、弁座形成筒体(21)の前部内周面には、略凹状
球面のスロート支持面(21c)を形成しており、同スロ
ート支持面(21c)は、後述するスロート(24)の基部
(24a)の球状面と対応した凹状球面に形成している。 そして、かかるスロート支持面(21b)に嵌着される
スロート(24)は、次のように構成している。 すなわち、スロート(24)は、基部(24a)の外周面
を球面状に形成し、同基部(24a)をスロート支持面(2
1b)に摺動自在に面接触させて嵌着しており、同基部
(24a)より外径を縮径させた円筒状の先端部(24b)を
前方へ向けて突出させ、同先端部(24b)を手動により
基部(24a)を中心に上下左右任意の方向に首振り自在
としている。 しかも、スロート(24)の基部(24a)には、スロー
ト支持面(21b)より一定の摺動抵抗が作用し、スロー
ト(24)を任意の首振り角度で停止できるようにしてい
る。 なお、スロート(24)をスロート首振り手段により自
動的に首振り調節することもできる。 そして、スロート(24)の基部(24a)は、スロート
支持面(21b)に嵌着させた状態で頂部(24′a)を、
弁座形成筒体(21)の前端面と同一垂直面上に位置さ
せ、かつ同基部(24a)中心から後端面(24′b)まで
の幅を基部(24a)の半径の略半分に形成して、浴槽本
体(1)内よりスロート支持面(21b)へのスロート基
部(24a)の嵌着を容易に行なえるようにしている。 しかも、スロート(24)の基部(24a)は、略前半部
内周面を先端部(24b)の内径と同径とし、略後半部内
周面を、後方へ向けて拡径に形成して、同基部(24a)
の後端開口径を弁座形成筒体(21)の内径よりも大径と
し、同スロート(24)の首振り調節時にも、同筒体(2
1)よりスロート(24)への噴出浴湯の流入が円滑に行
なえるようにしている。 さらに、スロート(24)の先端部(24b)は、先端面
を化粧カバー(26)の浴湯本体(1)内に位置する前端
面近傍まで伸延させ、同先端部(24b)の外周面と化粧
カバー(26)の内周面との間に、スロート首振り操作用
空間(28)を形成している。 そして、かかるスロート首振り操作用空間(28)は、
入浴者がスロート(24)の先端部(24b)をつまんで、
同スロート(24)を任意の方向へ首振操作可能な大きさ
に形成している。 また、前記したスロート固定部材(25)は、内周面
(25a)をスロート(24)の基部(24a)の前部球状外周
面と対応した凹状球面に形成しており、同スロート固定
部材(25)を、ノズル本体(20)内に同心円的に取付け
ると共に、上記内周面(25a)をスロート(24)の基部
(24a)の前部外周面に面接触させ、前面(25b)を化粧
カバー(26)の後端部により固定している。 また、化粧カバー(26)は、カバー本体(26a)をノ
ズル本体(20)の前端部内周面に着脱自在に螺着し、同
カバー本体(26a)の前端(26b)をノズル本体(20)の
前端及び筒状雌ネジ部(1g)の前端に沿って、同雌ネジ
部(1g)の外周面まで折返し状に伸延させる一方、カバ
ー本体(26a)の後端に固定用リング(28a)を連結し
て、前記したように、同固定用リング(28c)を介して
スロート固定部材(25)を固定している。 かかる構成により、足側噴出ノズル(2)は浴槽本体
(1)内より分解可能としている。 すなわち、足側噴出ノズル(2)は、浴槽本体(1)
内より化粧カバー(26)を取外すことにより、同化粧カ
バー(26)により固定されているスロート固定部材(2
5)及び弁座形成筒体(21)を噴出ノズル本体(20)内
より浴槽本体(1)内方へ取出すことができ、さらに噴
出量調節用弁体(22)をノズル用弁体進退駆動用モータ
ー(M1)と共にノズル本体(20)内より浴槽本体(1)
内方へ取出すことができる。 なお、ノズル用弁体進退駆動用モーター(M1)は、必
要に応じて浴槽本体(1)の外部より取外すこともでき
る。 このように、足側噴出ノズル(2)は、化粧カバー
(26)のみで各構成部材を固定しているだけであるため
に、容易に分解・組立が行なえ、メンテナンス等も楽に
行なえる。 また、上記ノズル用弁体進退駆動用モーター(M1)
は、ノズル本体(20)の後壁(20g)に取付けたモータ
ーケーシング(23)内に、円筒状のコイル(23a)をノ
ズル本体(20)と同軸的に設け、同コイル(23a)内に
円筒状のマグネット(23b)をベアリング(23e)を介し
て同心円的にかつ回転自在に軸架し、同マグネット(23
b)中にボールスクリュー(23c)を一体的に取付け、同
ボールスクリュー(23c)中に弁体支持ロッド(23d)を
ノズル本体(20)と同軸的にかつ進退自在に取付けてい
る。 しかも、弁体支持ロッド(23d)の先端は、ノズル本
体(20)の後壁(20g)の中央部に設けたロッド挿通孔
(20h)中を貫通して、同ノズル本体(20)内に伸延さ
せ、上記弁体支持ロッド(23d)の先端に噴出量調節用
弁体(22)を取付けている。 また、(22e)は、噴出量調節用弁体(22)の後端周
縁と噴出ノズル本体(20)の後壁(20g)の前面との間
に介設した蛇腹状の防水カバーであり、同防水カバー
(22e)は弁体支持ロッド(23d)の先端部を囲繞し、か
つ同弁体支持ロッド(23d)の進退作動に連動して前後
方向に伸縮自在としている。 さらに、弁体支持ロッド(23d)の後端には、同弁体
支持ロッド(23d)の進退移動量、すなわち、同弁体支
持ロッド(23d)の進退作動による噴出量調節用弁体(2
2)の開閉量(噴出量と噴出圧を調節する)を検出する
弁体基準位置検出センサ(23f)を取付けており、同弁
体基準位置検出センサ(23f)は、基準位置ホール素子
(23i)と、同基準位置ホール素子(23i)と対向する弁
体支持ロッド(23d)の後端位置に取付けたマグネット
(23j)とから構成している。 そして、弁体基準位置検出センサ(23f)は、弁体支
持ロッド(23d)の進退作動に応じて変化する基準位置
ホール素子(23i)とマグネット(23j)との間の磁力変
化を、電気的変化に変換して制御部(C)へ送り、基準
位置(例えば完全閉位置を検出すると共に同制御部
(C)によりノズル用弁体進退駆動用モーター(M1)の
基準点からのパルス数(回転角度)を演算するようにし
ている。(23g)は、上記弁体支持ロッド(23d)がボー
ルスクリュー(23c)とつれまわりするのを防止する回
転規制片、(23h)は、コイル(23a)や上記弁体基準位
置検出センサ(23f)に接続したコードである。 かかる構成により、ノズル用弁体進退駆動用モーター
(M1)は、コイル(23a)に通電してマグネット(23b)
と共にボールスクリュー(23c)を回転させ、同ボール
スクリュー(23c)に連動連結した弁体支持ロッド(23
d)を進退作動させて、同弁体支持ロッド(23d)の先端
に取付けた噴出量調節用弁体(22)を弁座(21a)に接
離させて、噴出量と噴出圧の調節ができるようにしてい
る。 しかも、かかる噴出量調節用弁体(22)の開閉量は、
弁体基準位置検出センサ(23f)により検出した基準位
置の結果を制御部(C)へ送り、それを基準に同制御部
(C)によりコイル(23a)への通電を制御して、同噴
出量調節用弁体(22)を適正に開閉作動させ、浴槽本体
(1)内への浴湯噴出量の調節及び浴湯噴出圧の微調節
を行なえるようにしている。 また、他の噴出ノズル(3)(4)も上記噴出ノズル
(2)と同様に構成して、浴湯噴出量の調節及び浴湯噴
出圧の調節が行なえるようにしている。 また、上記噴出ノズル(2)(3)(4)の調節は、
後述するワイヤレスのリモートコントローラ(30)によ
り行なうことができるようにしている。 そして、上記した六個の足側・背側、腹側噴出ノズル
(2)(3)(4)の使用パターンは、後に第12図及び
第20c図を参照して説明するが、六個全部から同時に浴
湯を噴出させて使用する場合、足側噴出ノズル(2)→
背側噴出ノズル(3)→腹側噴出ノズル(4)、又は足
側噴出ノズル(2)→背側噴出ノズル(3)の順序で一
定時間の周期で各噴出ノズルより浴湯を順次噴出させて
使用する場合、及びいずれかの噴出ノズルを一種又は二
種選択して使用する場合とがあり、各使用パターンは、
リモートコントローラ(30)のお好み噴出ノズル使用パ
ターンへの切替スイッチにより選択することができるよ
うにしている。 〔空気取入部の構成の説明〕 以下、空気取入部(5)の構成について説明する。 空気取入部(5)は、第7図〜第9図に示すように、
浴槽本体(1)の縁部(1a)に空気取入部取付口(1f)
を開口し、同空気取入部取付口(1f)中に、上面開口の
矩形箱型の空気取入部本体(80)を嵌入し、同空気取入
部本体(80)の上端周縁に形成した取付フランジ(80
a)を空気取入部取付口(1f)の周縁上面に係止させる
と共に、取付ボルト(81)により固定して、同空気取入
部本体(80)の上面開口部を左右側開口の蓋体(82)に
より被覆し、同蓋体(82)の外側にのみ形成された空気
取入口(82a)により外気と空気取入部本体(80)内と
を連通させている。 そして、空気取入部本体(80)の底面中央部には、吸
気パイプ連結部(83)を連通連結し、同連結部(83)の
前後壁にそれぞれ吸気パイプ(12)(12)の一端を連通
連結して、空気取入部本体(80)内に取入れた空気を吸
気パイプ連結部(83)中を通して各吸気パイプ(12)
(12)に送り、各吸気パイプ(12)(12)より各噴出ノ
ズル(2)(3)(4)へ空気を供給できるようにして
いる。第7図中、(84)はリアクタンス形のサイレン
サ、(85)は逆止弁であり、同逆止弁(85)により吸気
パイプ(12)中を浴湯が逆流するのを防止している。 しかも、吸気パイプ連結部(83)内には、同連結部
(83)と取入部本体(80)との連通部(86)を開閉する
ための気泡量調節弁(87)を設けており、同気泡量調節
弁(87)は、上端縁を取入部本体(80)の底部に連通開
口した円筒状の円本体(88)と、同弁本体(88)の底部
(88a)に取付けた気泡量調節用弁体駆動用モーター(M
2)と、同モーター(M2)に取付けた弁体支持ロッド(8
9)と、同ロッド(89)の先端に取付け、弁本体(88)
の上端縁に形成した弁座(88b)に接離自在とした弁体
(90)とから構成している。 また、気泡量調節弁(87)は、吸気パイプ連結部(8
3)より空気取入部本体(80)内から取外し可能とし
て、同気泡量調節弁(87)のメンテナンス等が楽に行な
えるようにしている。(88d)は弁本体(88)の周壁に
設けた連通口である。 また、気泡量調節用弁体駆動用モーター(M2)は、前
記ノズル用弁体進退駆動用モーター(M1)と同様にステ
ッピングリニヤモーター構造としており、後述する制御
部(C)により制御可能とし、後述するリモートコント
ローラ(30)の気泡量増大・減少スイッチ(66)(67)
を操作して、気泡量調節用弁体駆動用モータ(M2)を駆
動させることにより、弁体(90)を進退作動させ、同弁
体(90)と弁座(88b)との間隙を調節して、吸気パイ
プ(12)中を通って各噴出ノズル(2)(3)(4)へ
吸込まれる空気量の調節、すなわち、浴湯中に混在させ
る気泡量の調節を行なうことができるようにしている。 そして、上記気泡量調節用弁体駆動用モーター(M2)
には、ノズル用弁体進退駆動用モーター(M1)に取付け
た弁体基準位置検出センサ(23f)と同様に構成した、
弁基準位置検出センサ(91)を取付けて、同センサ(9
1)からの検出結果を制御部(C)に送り、同制御部
(C)により弁体(90)の開閉量を制御するようにして
いる。 また、空気取入部本体(80)内には、プラスチック多
孔質焼結体(例えば、ポリエチレン焼結体、ポリプロピ
レン焼結体等)よりなり、吸音機能と空気清浄機能を具
備する吸音材により円筒状に形成したサイレンサ(92)
を複数個設けており、同サイレンサ(92)は、空気取入
部本体(80)内の下部に横架したサイレンサ支持板(9
3)上に前後一定間隔を開けて立設し、各サイレンサ(9
2)の下端開口部(92a)を、サイレンサ支持板(93)上
に前後一定間隔を開けて立設し、各サイレンサ(92)の
下端開口部(92a)を、サイレンサ支持板(93)に複数
個設けた連通孔(94)にそれぞれ符合させて連通してい
る。 そして、各サイレンサ(92)の上面は蓋部(95)によ
り閉塞して、上記蓋体(82)の空気取入口(82a)より
空気取入部本体(80)内に取入れた空気を、サイレンサ
(92)の周壁を通過させて下端開口部(92a)より空気
取入部本体(80)の下部へ送り、気泡量調節弁(87)を
介して吸気パイプ(12)へ空気を送るようにしている。
(r)は空気流入方向を示す。 このようにして、空気取入部本体(80)内に取入れた
空気を、サイレンサ(92)の周壁を通過させることによ
り、消音すると共に清浄することができる。 〔循環ポンプの説明〕 以下、循環ポンプの構成について説明する。 循環ポンプ(P)は、第10図に示すように、ポンプケ
ーシング(32)内に、上段インペラー室(33)と下段イ
ンペラー室(34)とを相互に連動流路(32d)を介して
連通させて形成し、下段インペラー室(34)を、ポンプ
ケーシング(32)の下部一側に設けた浴湯吸込路(32
a)を介して浴湯吸込パイプ(10)と連通させると共
に、ポンプケーシング(32)の下部他側に設けた浴湯強
送路(32b)を介して浴湯強送パイプ(11)と連通さ
せ、上段インペラー室(33)の一側に設けた過強送路
(32c)を介して、後述する過機(43)の引込みパイ
プ(41)の一端と連通させている。(32e)は吸水口、
(32f)は下段吐水口、(32g)は上段吐水口、(z1)は
循環流れ方向、(z2)は過流れ方向を示している。 そして、上下段インペラー室(33)(34)内の中央部
を上下に貫通する状態にインペラー軸(35)を軸架し、
同インペラー軸(35)に上段インペラー(33a)と下段
インペラー(34a)とをそれぞれ上下段インペラー室(3
3)(34)内で同軸的に取付け、インペラー軸(35)を
ポンプケーシング(32)上に一体的かつ水密状態に載設
したポンプ駆動用モーター(M)の駆動軸(39)に連動
連設している。(36)は、インペラー軸(35)に取付け
たシール材であり、ポンプケーシング(32)内の水密性
を確保している。 また、循環ポンプ(P)の上段インペラー室(33)に
は、第11図に示すように、引込みパイプ(41)と戻しパ
イプ(42)を介して過機(43)を連通連結しており、
上段インペラー室(33)の上段吐水口(32g)に連通連
結した引込みパイプ(41)中を通して、下段インペラー
室(34)内に吸込んだ浴湯の一部を過機(43)に送
り、同過機(43)により過した浴湯を戻しパイプ
(42)中を通して浴湯強送パイプ(11)中へ送り、下段
インペラー室(34)の下段吐水口(32f)より浴湯強送
パイプ(11)中へ強送される浴湯に合流させるようにし
ている。 かかる構成により、上下段インペラー(33a)(34a)
を回転させると浴槽本体(1)内の給湯は浴湯吸込パイ
プ(10)から吸水口(32e)中を通して下段インペラー
室(34)の浴湯吸込路(32a)内に吸込まれ、同下段イ
ンペラー室(34)より浴湯強送路(32b)内を通して下
段吐水口(33a)、さらには浴湯強送パイプ(11)中を
通して浴槽本体(1)内へ強送される。 この際、下段インペラー室(34)内に流入した浴湯の
一部は、連通流路(32d)を通って上段インペラー室(3
3)内に流入し、過強送路(32c)内を通して上段吐水
口(33a)より引込みパイプ(41)中を通って過機(4
3)に送られて過され、過された浴湯、戻しパイプ
(42)中を通って浴湯強送パイプ(11)中へ送られる。 このように、上下段インペラー(33a)(34a)を具備
する循環ポンプ(P)により、浴湯循環流路(D)中を
循環する浴湯は、一部が過機(43)により過される
ようにしている。 また、第10図中、(39a)は、ポンプ駆動用モーター
(M)の駆動軸(39)の外周面に取付けた回転子、(39
b)は、モーターケーシング(38)の内周面に、回転子
(37)と内外側対向状態に取付けた固定磁極、(39c)
は冷却用ファンである。 〔過機の説明〕 以下に、過機の構成について説明する。 過機(43)は、第11図に示すように、過機本体
(43a)内下部にアクリルメッシュ(43b)を張設し、同
メッシュ(43b)上に過材(43c)を設け、過機本体
(43a)の上壁内面にバッフル(43d)を取付けて構成し
ている。 そして、かかる過機本体(43a)の上端に引込みパ
イプ(41)の一端を連通連結し、同過機本体(43a)
の下端に戻しパイプ(42)の一端を連通連結して、浴湯
を過機本体(43a)の上方より下方へ向けて過材(4
3c)中を通過させることにより、浴湯を過することが
できるようにしている。 また、引込みパイプ(41)の中途部には、電動三方弁
(45)を設け、同電動三方弁(45)の一端に排水パイプ
(46)を接続して、電動三方弁(45)により引込みパイ
プ(41)と排水パイプ(46)とを連通可能としている。 そして、の電動三方弁(45)を切替えて、引込みパイ
プ(41)と排水パイプ(46)とを連通状態として、循環
ポンプ(P)の上下段インペラー(33a)(34a)を回転
させることにより、浴湯の一部を戻しパイプ(42)中を
通して過機本体(43a)の下方より上方へ向けて過
材(43c)中を通過させることにより、同過材(43c)
の洗浄を行なうことができるようにしている。 また、上記電動三方弁(45)の切替操作は、後述する
リモートコントローラ(30)により行なうことができる
ようにしている。 〔制御部の説明〕 以下に、制御部の構成について説明する。 制御部(C)は、第3図に示すように、マイクロプロ
セッサ(MPU)と、入出力インターフェース(50)(5
1)と、ROMとRAMとからなるメモリ(52)と、タイマー
(53)とから構成している。 そして、上記構成において、入力インターフェース
(50)には、循環ポンプ(P)の回転数を検出する回転
数検出センサ(6)、噴出量調節用弁体(22)の開閉量
を検出する弁体基準位置検出センサ(23f)、気泡量調
節弁(5d)の開閉量を検出する弁基準位置検出センサ
(91)、浴湯強送パイプ(11)内の水圧を検出する圧力
センサ(48)、浴槽本体(1)内の浴湯の温度を検出す
る浴湯温度検出センサ(T)及びリモートコントローラ
(30)からの赤外線による駆動信号を受信する赤外線受
信センサ(30b)を接続している。 一方、出力インタフェース(51)には、ポンプ駆動用
モーター(M)、ノズル用弁体進退駆動用モーター(M
1)、気泡量調節用弁体駆動用モーター(M2)、及び電
動三方弁(45)を接続している。 また、メモリ(52)には、上記した各センサからの出
力信号や、リモートコントローラ(30)からの駆動信号
に基づいて、各モーター(M)(M1)(M2)及び電動三
方弁(45)等の駆動部を駆動するための駆動順序プログ
ラムを記憶させている。 また、循環ポンプ(P)の回転数は、インバータによ
りポンプ駆動用モーター(M)に供給する電流の周波数
を変更することによって行なうことができる。 〔リモートコントローラの説明〕 以下に、上記制御部(C)に駆動出力を手動操作で送
るためのリモートコントローラ(30)について説明す
る。 リモートコントローラ(30)いは、第12図に示すよう
に、運転スイッチ(60)と、お好み噴流モードスイッチ
であるマイルドブロースイッチ(61)、指圧ブロースイ
ッチ(62)、パルスブロースイッチ(63)、マッサージ
ブロースイッチ(64)ウェーブブロースイッチ(65)及
びエアパルスブロースイッチ(79)と、気泡量増大・減
少スイッチ(66)(67)と、浴湯噴出強弱側スイッチ
(68)(69)と、周期増大減少スイッチ(71)(71)
と、お好み噴出ノズル使用パターンの切替スイッチであ
る噴出ノズル全部使用パターンスイッチ(72)、循環使
用パターンスイッチ(73)、背側噴出ノズル使用パター
ンスイッチ(74)、足側噴出ノズル使用パターンスイッ
チ(75)、及び腹側噴出ノズル使用パターンスイッチ
(76)と、過機洗浄スイッチ(77)とを具備してい
る。 そして、運転スイッチ(60)をオンすることにより、
リモートコントローラ(30)、制御部(C)、各モータ
ー(M)(M1)(M2)及び電動三方弁(45)の各種駆動
装置や、各センサ等に給電することできるようにしてい
る。 また、(78)は、電源に接続したコンセント(7)に
プラグを差し込んだ場合に点灯する電源ランプ、(60
a)は、運転スイッチ(60)がONした場合に点灯する運
転表示ランプ、(61a)(62a)(63a)(64a)(65a)
(79a)は各モードスイッチ表示ランプ、(66a)(67
a)は気泡量設定ランプ、(68a)(69a)は浴湯噴出強
弱設定ランプ、(70a)(71a)は浴湯噴出周期設定ラン
プ、(72a)(73a)(74a)(75a)(76a)は噴出ノズ
ル使用パターン設定ランプ、及び(77a)は過機洗浄
スイッチ表示ランプである。 また、かかるリモートコントローラ(30)は、第12図
に示すように、前端部に赤外線照射部(30a)を具備
し、各スイッチ操作により、あらかじめ設定したマルチ
フリケンシートーンモジュレーションシステム(MFTM)
にもとづいて、各スイッチに応じた所定の周期の赤外線
が赤外線照射部(30a)より放出されると、同赤外線が
浴室内に設置した赤外線受信センサ(30b)(第1図参
照)により検出され、同検出信号が制御部(C)の入力
インターフェース(50)に送られて、メモリ(52)から
読み出された駆動プログラムに基づいて所望の駆動装置
を駆動するようにしている。 しかも、上記リモートコントローラ(30)は、浴湯面
に浮上可能(比重を1以下にする)に構成し、入浴者が
入浴状態で操作できるようにしている。また、同リモー
トコントローラ(30)は、浴湯中に沈まないようにする
こともできる。また、赤外線受信センサ(30b)と空気
取入部(5)とを一体的に構成することもできる。 上記のような構成により、本発明に係る気泡発生浴槽
(A)では、リモートコントローラ(30)を浴湯面上に
おいて操作することにより、ポンプ駆動用モーター
(M)、ノズル用弁体進退駆動用モーター(M1)、気泡
量調節用弁体駆動用モーター(M2)、及び電動三方弁
(45)等の駆動装置を制御部(C)を介して駆動・制御
して、各駆動装置により駆動する循環ポンプ(P)の回
転数、各噴出ノズル(2)(3)(4)に設けた噴出量
調節用弁体(22)の開閉量と開閉速度、及び空気取入部
(5)に設けた気泡量調節弁(5d)の開閉量と開閉速度
の調節、電動三方弁(45)の切替作動を行なうことでき
るようにしている。 そして、上記循環ポンプ(P)の回転数の調節、噴出
量調節用弁体(22)の開閉量と開閉速度の調節、及び気
泡量調節弁(5d)の開閉量と開閉速度の調節又はこれら
の組合せにより、各噴出ノズルから噴出する浴湯の噴出
量、噴出圧、混入する気泡量に差異を設けた六種類の噴
流モード(マイルドブロー、指圧ブロー、パルスブロ
ー、マッサージブロー、ウェーブブロー及びエアパルス
ブロー)を設定することができ、各噴流モードをリモー
トコントローラ(30)に設けたお好み噴流モードスイッ
チのON・OFF操作により選択することができるようにし
ている。 しかも、各モードについて、気泡量増大・減少スイッ
チ(66)(67)と、浴湯噴出強・弱側スイッチ(68)
(69)と、周期増大・減少スイッチ(70)(71)とをそ
れぞれON・OFF操作することにより、気泡量の増減調節
と、噴出浴湯の強弱調節と、噴出浴湯の周期の増減調節
を行なうことができるようにしている。 さらに、お好み噴出ノズル使用パターンへの各切替え
スイッチをON・OFF操作することにより、上記噴流モー
ドを適用する六個の噴出ノズルの使用パターンを選択す
ることができるようにしている。 また、過機洗浄スイッチ(77)をON・OFF操作する
ことにより、過機の洗浄をすることができるようにし
ている。
【お好み噴流モードの説明】
以下に、前記したお好み噴流モード(マイルドブロ
ー、指圧ブロー、パルスブロー、マッサージブロー、ウ
ェーブブロー及びエアパルスブロー)について、第13図
〜第17図にもとづいて説明する。 〔1〕マイルドブロー マイルドブローは、各噴出ノズル(2)(3)(4)
からの浴湯の噴出量が多くかつ噴出圧が低い噴流形態で
あり、マイルドでソフトに入浴者の体全体を包み込ん
で、入浴者に刺激マッサージする感覚を与えるものであ
る。 すなわち、マイルドブローは、各噴出ノズル(2)
(3)(4)の各噴出量調節用弁体(22)を全開作動さ
せ、循環ポンプ(P)の回転数を一定範囲内(例えば、
2100〜3000r.p.mの範囲内)で変更して、同ポンプ
(P)の吐出圧力を一定に設定した低い圧力範囲内(例
えば0.2〜0.5kg/cm2)で数段階(例えば五段階)の強弱
レベルに設定して、各噴出ノズル(2)(3)(4)よ
り大量の浴湯(例えば、40〜80l/min)を噴出すること
ができるものである。 また、第13図には、循環ポンプ(P)の回転数の変化
に伴い変化する噴出量一噴出圧特性曲線(F1)(F2)
(F3)を例示しており、(N1)(N2)(N3)(N4)は循
環ポンプ(P)の回転数性能曲線である。ただし、回転
数の大小関係はN1>N2>N3>N4である。 また、第13a図の、噴出量−噴出圧特性曲線(F1)上
にある点(b)が、循環ポンプ(P)の回転数を最大
(N1)付近(例えば、3000r.p.m)とした場合のマイル
ドブローの状態を示している。 また、第13a図中、(Y1)は、マイルドブローゾーン
を示しており、点(b1)(b2)は、同マイルドゾーン
(Y1)内に設定されたマイルドブロー状態を示してい
る。 また、第14図には、噴出量調節用弁体(22)を全開
放、二分の一開放、四分の一開放させた場合の噴出ノズ
ル特性曲線R1,R2,R3を例示しており、U1,U2,U3…は噴出
圧力線である。ただし、噴出圧力の大小関係はU1<U2<
U3…である。 また、第13a図中の点(b)は、第14a図に示す噴出ノ
ズル特性曲線(R1)に点(b′)で表示できる。 また、第14a図中、(Y′1)は、噴出ノズル特性に
おけるマイルドブローゾーンを示しており、点(b′
1)(b′2)は同マイルドブローゾーン(Y′1)内
に設定されたマイルドブロー状態を示している。 上記したマイルドブローは、リモートコントローラ
(30)のマイルドブロースイッチ(61)をONさせること
により作動するものである。 しかも、かかるマイルドブローの浴湯を噴出する噴出
ノズルの使用パターンは、噴出ノズル全部使用パターン
スイッチ(72)をONして、六個の全噴出ノズル(2)
(2)(3)(3)(4)(4)より同時に浴湯を噴出
させる場合と、循環使用パターンスイッチ(73)をONし
て、各噴出ノズル(2)(3)(4)よりX1秒(例えば
3秒)の周期で交互に浴湯を噴出させる場合と、各噴出
ノズル(2)(3)(4)を一種又は二種選択して、選
択した噴出ノズルより浴湯を噴出させる場合がある。 また、マイルドブロー使用時には、空気取入部(5)
の気泡量調節弁(5d)をリモートコントローラ(30)の
気泡量増大・減少スイッチ(66)(67)により操作し
て、気泡量の調節も行ない、入浴者の人体に与えるマイ
ルドさに変化をもたせることができるようにしている。 また、マイルドブローの強弱レベルの変更や、噴出ノ
ズル使用パターンの変更の際の各スイッチ切替のスピー
ドは、約1秒とする。さらに、気泡量増大、減少スイッ
チ(66)(67)の切替も1秒以内に行なう。 〔2〕指圧ブロー 指圧ブローは、各噴出ノズル(2)(3)(4)から
の浴湯の噴出量が少なくかつ噴出圧が高い噴流形態であ
り、入浴者の体の一部に勢いよく噴流を当てることによ
り、入浴者に指圧感のある刺激マッサージ感覚を与える
ものである。 すなわち、指圧ブローは、循環ポンプ(P)の吐出圧
力が一定(例えば、1.0kg/cm2)となるように、同じポ
ンプ(P)を最高の回転数(N1)(例えば、3000r.p.
m)付近で運転制御し、各噴出ノズル(2)(3)
(4)の噴出量調節用弁体(22)を調節して、浴湯の噴
出量を一定の少ない範囲(例えば、30〜50l/min)の範
囲内)で数段階(例えば五段階)に設定することができ
るものである。 また、第13図(a)の噴出量−噴出圧特性曲線(F3)
上にある点(e)が、浴湯の噴出量を最小(例えば、30
l/minとした場合の指令ブローの状態を示している。 また、第13a図中、(Y2)は、噴出量−噴出圧特性に
おける指圧ブローゾーンを示しており、点(e1)(e2)
は、同指圧ブローゾーン(Y2)内に設定された指圧ブロ
ー状態を示している。 また、第13a図中の点(e)は、第14a図に示す噴出ノ
ズル特性曲線(R3)上に点(e′)で表示できる。 また、第14a図中、(Y′2)は、噴出ノズル特性に
おける指圧ブローゾーンを示しており、点(e′1)
(e′2)は同指圧ブローゾーン(Y′2)内に設定さ
れた指圧ブロー状態を示している。 上記した指圧ブローは、リモートコントローラ(30)
の指圧ブロースイッチ(62)をONさせることにより作動
するものである。 しかも、かかる指圧ブロー状態に浴湯を噴出する噴出
ノズルの使用パターンは、噴出ノズル全部使用パターン
スイッチ(72)をONして、四個の噴出ノズル(2)
(2)(4)(4)より同時に浴湯を噴出させる場合
と、循環使用パターンスイッチ(73)をONして、各噴出
ノズル(2)(4)よりX2秒(例えば3秒)の周期で交
互に浴湯を噴出させる場合と、各噴出ノズル(2)
(3)(4)を一種又は二種選択して、選択した噴出ノ
ズルより浴湯を噴出させる場合がある。 また、指圧ブローのレベルの変更や噴出ノズル使用パ
ターンの変更の際の各スイッチ切替のスピードは、約1
秒とする。 また、指圧ブロー使用時には、空気取入部(5)の気
泡量調節弁(5d)をリモートコントローラ(30)の気泡
量増大・減少スイッチ(66)(67)により操作して、気
泡量の調整も行ない、入浴者の人体に与える指圧感に変
化をもたせることができるようにしている。 この際、気泡量増減調節スイッチ(66)(67)による
切替作動は、気泡量調節弁(5d)を最大スピード(例え
ば、1秒以内)で動かすことにより行なう。 〔3〕パルスブロー パルスブローは、個々の噴出ノズル(2)(4)を周
期的に開閉作動させ、浴湯の噴出・停止を交互に行なう
噴流形態であり、噴流をパルス的に出したり出さなかっ
たりすることにより、入浴者に鋭い刺激を与えることが
できるものである。 すなわち、パルスブローは、前記指圧ブローにおい
て、各噴出ノズル(2)(4)の噴出量調節用弁体(2
2)を一定時間経過ごとに最大スピード(例えば、1秒
以内)で全開位置と全閉位置に交互に移動させるもので
ある。これにより第15a図及び第15b図に示すように、浴
湯を噴出する状態(P1)と浴湯が噴出しない状態(P2)
とを交互に生じさせることができる。なお、浴湯を噴出
する際には気泡を含んでいる場合と気泡を含んでいない
場合とがある。 第16図は、パルスブローの浴湯噴出時間と浴湯噴出停
止時間とを同一(t1)秒間とした場合の浴湯噴出量と噴
出時間の関係を示している。 そして、かかるパルスブローの強弱レベルの変更は、
浴湯の噴出量を一定の範囲内(例えば30〜50l/min内)
で数段階(例えば五段階)に設定して行なうことができ
る。 また、かかるパルスブローは、リモートコントローラ
(30)のパルスブロースイッチ(79)をONさせることに
より作動するものである。 しかも、かかるパルスブローの浴湯を噴出する噴出ノ
ズルの使用パターンは、噴出ノズル全部使用パターンス
イッチ(72)をONして、四個の噴出ノズル(2)(2)
(4)(4)より同時に浴湯を噴出させる場合と、循環
使用パターンスイッチ(73)をONして、各噴出ノズル
(2)(4)よりX3秒(例えば3秒)の周期で交互に浴
湯を噴出させる場合と、各噴出ノズル(2)(3)
(4)を一種又は二種選択して、選択した噴出ノズルに
より浴湯を噴出させる場合がある。 また、パルスブローのレベルの変更や噴出ノズル使用
パターンの変更の際の各スイッチ切替のスピードは、約
1秒とする。 また、パルスブロー使用時には、各噴出ノズルの噴出
量調節用弁体(22)の開閉作動周期をリモートコントロ
ーラ(30)の周期増大・減少スイッチ(70)(71)によ
り調節して、入浴者に与える指圧感に変化をもたせるこ
とができるようにしている。 そして、上記噴出量調節用弁体(22)の開閉作動周期
は、例えば、1秒、2秒、3秒、4秒、5秒の五段階に
設定することができる。 〔4〕マッサージブロー マッサージブローは、各噴出ノズル(2)(4)から
の浴湯の噴出量・噴出圧を周期的に変更して、上記マイ
ルドブローと指圧ブローとを交互に行なう噴流形態であ
り、入浴者にマイルドブローのマイルドさと指圧ブロー
の指圧感とを交互に与えるものである。 すなわち、マッサージブローは、空気取入部(5)の
気泡量調節弁(5d)を全開作動状態とし、循環ポンプ
(P)の回転数を一定に保持して、各噴出ノズル(2)
(3)(4)の噴出量調節用弁体(22)を開度を漸次減
少、又は漸次拡大させて、各噴出ノズルからの浴湯の噴
出量の増減変化(例えば、30〜80l/min)と噴出圧の強
弱変化(例えば、0.3〜1.0kg/cm2)を周期的に行なうも
のである。 そして、かかるマッサージブローの強弱レベルの変更
は、浴湯の噴出量の増減変化を数段階(例えば五段階)
に設定して行なうことができる。 また、第13b図に示す(c1)(c2)は、それぞれ噴出
量−噴出圧特性曲線(F1)(F3)間を回転数性能曲線に
沿って変化するマッサージブローの特性曲線であり、各
特性曲線(c1)(c2)に沿って各噴出ノズルからの浴湯
の噴出量と噴出圧が周期的に変化し、マイルド効果と指
圧効果を奏するものである。 また、第13b図中のマッサージブロー特性曲線(c1)
(c2)は、第14b図の噴出ノズル特性においては曲線
(c′1)(c′2)で表示でき、同曲線(c′1)
(c′2)に沿って気泡量が大幅に変化し、同気泡量の
変化により入浴者へのマッサージ効果を高めている。 そして、かかるマッサージブローは、リモートコント
ローラ(30)のマッサージブロースイッチ(64)をONさ
せることにより作動するものである。 しかも、かかるマッサージブローの浴湯を噴出する噴
出ノズルの使用パターンは、噴出ノズル全体使用パター
ンスイッチ(72)をONして四個の噴出ノズル(2)
(2)(4)(4)より同時に浴湯を噴出させる場合
と、循環使用パターンスイッチ(73)をONして、各噴出
ノズル(2)(4)よりX4秒(例えば3秒)の周期で交
互に浴湯を噴出させる場合と、各噴出ノズル(2)
(3)(4)を一種又は二種選択して、選択した噴出ノ
ズルにより浴湯を噴出させる場合がある。 また、マッサージブローのレベルの変更や噴出ノズル
使用パターンの変更の際の各スイッチ切替のスピード
は、約1秒とする。 また、マッサージブロー使用時には、各噴出ノズル
(2)(3)(4)の噴出量調節用弁体(22)の開閉作
動周期を、リモートコントローラ(30)の周期増大・減
少スイッチ(70)(71)により調節して、入浴者に与え
る指圧効果に変化をもたせることができるようにしてい
る。 そして、上記噴出量調節用弁体(22)の開閉作動周期
は、例えば、1秒、2秒、3秒、4秒、5秒の五段階に
設定することができる。 また、上記した足側噴出ノズル(2)と背側噴出ノズ
ル(4)からの交互の浴湯噴出周期は、噴出量調節用弁
体(22)の開閉作動周期の二分の一とすることができ
る。 〔5〕ウェーブブロー ウェーブブローは、循環ポンプ(P)の回転数を周期
的に変更して、浴湯の噴出圧の強弱を周期的に変化させ
る噴流形態であり、噴出量をゆっくりとした周期で強弱
させることにより、不定常の流れを作り、入浴者に寄せ
ては返す波のイメージの噴流を与えるものである。 すなわち、ウェーブブローは、各噴出ノズル(2)
(3)(4)の各噴出量調節用弁体(22)を全開若しく
は中開状態として、循環ポンプ(P)の作動をON・OFF
させ、若しくは循環ポンプ(P)の回転数を一定の範囲
内(例えば、1500〜3000r.p.mの範囲内)で周期的に変
化させるものである。 そして、かかるウェーブブローの強弱レベルの変更
は、流量変化の他に空気取入部(5)の気泡量調節弁
(5d)の開閉調節により行なうものであり、気泡量が多
い程、噴出圧を強くすることができる。 また、ウェーブブローの強弱変化は、例えば音楽のリ
ズムに合わせて、快適なブローを楽しむこともできる。 すなわち、リズムの強弱を電圧の強弱に変換し、同電
圧に合わせてインバータ出力の周波数を変換して、ポン
プ駆動用モーター(M)の回転数を変化させ、ウェーブ
ブローの強弱変化を音楽のリズムに合わせることができ
る。 また、第13c図に示す(d1)(d2)(d2)は、それぞ
れウェーブブローの噴出量−噴出圧特性曲線であり、各
曲線(d1)(d2)(d3)に沿って、浴湯の噴出量と噴出
圧が変化するものである。 また、第14c図に示す(d′1)(d′2)(d′
3)は、それぞれウェーブブローの噴出ノズル特性曲線
であり、ウェーブブローでは気泡量を大幅に変化させる
ことができる。 また、ウェーブブローは、リモートコントローラ(3
0)のウェーブブロースイッチ(65)をONさせることに
より作動するものである。 しかも、かかるウェーブブロー状態に浴湯を噴出する
噴出ノズルの使用パターンは、噴出ノズル全部使用パタ
ーンスイッチ(72)をONして六個の全噴出ノズル(2)
(2)(3)(3)(4)(4)より同時に浴湯を噴出
させる場合と、循環使用パターンスイッチ(73)をONし
て、各噴出ノズル(2)(4)よりX5秒(例えば3秒)
の周期で交互に浴湯を噴出させる場合と、各噴出ノズル
(2)(3)(4)を一種又は二種選択して、選択した
噴出ノズルにより浴湯を噴出させる場合がある。 また、ウェーブブローのレベルの変更や噴出ノズル使
用パターンの変更の際の各スイッチ切替のスピードは、
約1秒とする。 また、ウェーブブロー使用時には、循環ポンプ(P)
の回転数を変化させる周期をリモートコントローラ(3
0)の周期増大・減少スイッチ(70)(71)により調節
して、入浴者に与える指圧効果に変化をもたせることが
できるようにしている。 そして、上記噴出量調節用弁体(22)の開閉作動周期
は、例えば、2秒、3秒、4秒、6秒、8秒の五段階に
設定することができる。 また、第17図に示す波形曲線(P5)は、上記一定周期
で噴出するウェーブブローの浴湯噴出量と浴湯噴出時間
の関係を示している。 また、上記した循環使用パターンにおける周期は、循
環ポンプ(P)の回転数が変化する上記周期と一致させ
ることができる。 〔6〕エアパルスブロー エアパルスブローは、空気取入部(5)による空気取
入時間と空気取入停止時間とを周期的に変更して、気泡
混じりの浴湯と気泡の混じらない浴湯の噴出を交互に行
なう噴流形態であり、入浴者に前記したパルスブローと
は異なる刺激を与えるものである。 すなわち、エアパルスブローは、前記指圧ブローにお
いて、空気取入部(5)の気泡量調節弁(5d)を(例え
ば、1秒内)で全開作動と全閉作動とを交互に一定周期
で繰返すことにより、第18a図及び第18b図に示すよう
に、気泡混じりの浴湯(p3)と気泡の混じらない浴湯
(p4)とを交互に噴出させることができるものである。 また、第19図は、エアパルスブローの気泡噴出時間と
気泡噴出停止時間とを同一(t2)秒間とした場合の気泡
量と噴出時間の関係を示している。 そして、かかるエアパルスブローの強弱レベルの変更
は、浴湯の噴出量を一定の範囲内(例えば、30〜50l/mi
n内)で数段階(例えば五段階)に設定して行なうこと
ができる。 また、かかるエアパルスブローは、リモートコントロ
ーラ(30)のエアパルスブロースイッチ(63)をONさせ
ることにより作動するものである。 しかも、かかるエアパルスブローの浴湯を噴出する噴
出ノズルの使用パターンは、噴出ノズル全部使用パター
ンスイッチ(72)をONして、四個の噴出ノズル(2)
(2)(4)(4)より同時に浴湯を噴出させる場合
と、循環使用パターンスイッチ(73)をONして、各噴出
ノズル(2)(4)よりX6秒(例えば3秒)の周期で交
互に浴湯を噴出させる場合と、各噴出ノズル(2)
(3)(4)を一種又は二種選択して、選択した噴出ノ
ズルにより浴湯を噴出させる場合がある。 また、エアパルスブローのレベルの変更や噴出ノズル
使用パターンの変更の際の各スイッチ切替のスピード
は、約1秒とする。 また、パルスブロー使用時には、空気取入部(5)の
気泡量調節弁(5d)の開閉作動周期をリモートコントロ
ーラ(30)の周期増大・減少スイッチ(70)(71)によ
り調節して、入浴者に与える刺激に変化をもたせること
ができるようにしている。 そして、上記気泡量調節弁(5d)の開閉作動周期は、
例えば、1秒、2秒、3秒、4秒、5秒の五段階に設定
することができる。
【気泡発生浴槽の運転の説明】
以下に、上記した気泡発生浴槽(A)の運転を第20a
図〜第20f図及び第21図の制御シーケンスにもとづき説
明する。 まず、電源に制御部(C)等のプラグを差込み、給電
する(100)。 次に、凍結予防運転をする(110)。 すなわち、凍結予防運転は、第21図に示すように、浴
湯循環流路(D)内の浴湯温度を浴湯温度検出センサ
(T)により検出し(111)、同浴湯温度が0℃より多
角(111Y)、かつ循環ポンプ(P)を正常使用可能な温
度(例えば5℃)より低ければ(112N)、浴槽本体
(1)内の浴湯の水位が一定レベル以上あるかチェック
し(113)、水位が一定レベル以上あれば(113Y)、異
常ランプ(図示せず)を点滅させ(114)、循環ポンプ
(P)をインタバータ制御により低速運転し(115)、
浴湯を循環させることにより、浴湯を正常使用可能な温
度にした後(112Y)、循環ポンプ(P)の制御運転を停
止して(116)、次のステップ(120)に進む。 また、浴湯温度0℃より低ければ(111N)、異常ラン
プを点滅させ(117)、循環ポンプ制御運転はOFF状態
(118)を維持する。 また、浴槽本体(1)内の浴湯の水位が一定レベル以
上あるかチェックし(113)、水位が一定レベル以上な
ければ(113N)、循環ポンプ(P)の運転を停止させる
(116)。 また、浴槽本体(1)内の浴湯の温度が循環ポンプ
(P)を通常使用可能な温度以上あれば、正規モードで
次のステップ(120)に進む。 そして、リモートコントローラ(30)に設けた運転ス
イッチ(60)をONする(120)。 この場合、上記した浴湯温度条件(5℃以上)が満た
されていなければ、運転スイッチ(60)をONしても、各
駆動装置は作動しない。 次に、水位センサを兼用する圧力センサ(48)によ
り、浴槽本体(1)内の浴湯の水位が一定レベル以上、
すなわち、各噴出ノズル取付位置よりも水位が高く、各
噴出ノズルより好みのモードの浴湯噴出が行なえる水位
レベル以上であるかどうかを検出する(121)。 その結果、水位が一定レベル以上であれば(121Y)、
運転ランプ(60a)が点灯する(122)が、水位が一定レ
ベル以上なければ(121N)、異常ランプ(図示せず)が
点滅する(123)、 自動給湯器を具備する浴槽においては、たし湯運転が
始まる(124)。かかるたし湯運転は、浴槽本体(1)
内に浴湯を補充して、同浴湯の水位を上記一定レベル以
上にするものである。そして、水位が一定レベル以上に
なったところでたし湯運転は停止し、運転ランプ(60
a)が点灯する(122)。 次に、全噴出ノズル(2)(3)(4)の流量調節用
弁体(22)及び気泡量調節弁(87)がプリセット位置に
あるかどうかを、弁体開閉度検出センサ(23f)(91)
により検出する(125)。 ここで、プリセット位置とは、例えば、全噴出ノズル
(2)(3)(4)の上記各弁体(22)の開度を全開の
状態として、全噴出ノズル(2)(3)(4)より一定
の噴出量・噴出圧で浴湯を噴出させることのできる位置
である。 そして、上記検出結果がプリセット位置であれば、お
好み直流モードを選択することができる。 また、検出の結果、プリセット位置でない場合には
(125N)、全噴出ノズル(2)(3)(4)の噴出量調
節用弁体(22)及び気泡量調節弁(87)をプリセット位
置まで移動させる(126)。 そして、お好み噴流モードは、リモートコントローラ
(30)に設けたマイルドブロースイッチ(61)をONする
ことにより(127Y)、マイルドブロー運転を選択する
(128)か、指圧ブロースイッチ(62)をONすることに
より(129Y)、指圧ブロー運転を選択する(130)か、
パルスブロースイッチ(63)をONすることにより(131
Y)、エアパルスブロー運転を選択する(132)か、マッ
サージブロースイッチ(64)をONすることにより(133
Y)、マッサージブロー運転を選択する(134)か、ウェ
ーブブロースイッチ(65)をONすることにより(135
Y)、ウェーブブロー運転を選択する(136)か、又はエ
アパルスブロースイッチ(79)をONすることにより(13
1aY)、パルスブロー運転を停止する(132a)。 以下、マイルドブロー運転を選択した場合(128)に
ついて説明する。 上記いずれかの噴流モードが選択されると、再度浴槽
本体(1)内の浴湯の水位が一定レベル以上にあるかど
うかをチェックする(137)。 これは、お好み噴流モードが選択される前に、浴槽本
体(1)内の浴湯がくみ出されて、水位が一定レベル以
上に保たれていない場合があるからである。 そして、水位が一定レベル以上にない場合は、異常ラ
ンプが点滅し(138)、自動給湯機を具備する浴湯の場
合は、たし湯運転が始まり(139)、浴槽本体(1)内
の浴湯の水位を一定レベル以上にする。 次に、一定レベル異常の水位が検出されたところで、
循環ポンプ(P)の制御運転が始まる(140)。 そして、循環ポンプ(P)の吐出圧力を圧力センサ
(48)により検出し、同吐出圧力が正常かどうかをチェ
ックする(141)。 上記吐出圧力が異常であれば(141N)、異常ランプを
点滅させ(142)、さらに循環ポンプ(P)の運転を停
止させる(143)。 また、吐出圧力が正常であれば(141Y)、循環ポンプ
(P)の駆動時間設定タイマーが自動的にONする(14
4)。 これは、循環ポンプ(P)の駆動時間をあらかじめ設
定(例えば、30分間)しておくことにより、運転スイッ
チ(60)をOFFし忘れて、長時間循環ポンプ(P)を駆
動させてしまうという不具合の発生を防止するものであ
る。 次に、噴流運転モードランプが点灯する(145)。 これは、前に選択したお好み噴流モードのランプを点
灯させて、使用者がどのモードを選択したかを視認でき
るようにしているものである。 次に、気泡量を、プリセット量を基準にして、必要に
応じて増減調節する。 すなわち、リモートコントローラ(30)の気泡量増大
・減少スイッチ(66)(67)のいずれもONしなければ、
気泡量調節弁(87)が前記プリセット位置に保たれ(14
6Y)、一定量の気泡が浴湯と共に噴出される(147)。 しかも、マイルドブロー運転の場合は、ステップ(14
b)において、あらかじめプリセット量を、浴湯の噴出
量が多くかつ噴出圧が低い噴流の一形態を採り得るよう
に設定している。 また、気泡量を増大させる気泡量増大スイッチ(67)
をONし続けると(148Y)、気泡量が増大する(149)。 また、気泡量を減少させる気泡量減少スイッチ(66)
をONし続けると(151Y)、気泡量が減少する(152)。 上記のように気泡量を設定した後に、再度循環ポンプ
(P)の吐出圧力と浴槽本体(1)内の浴湯の水位レベ
ルを圧力センサ(48)により、又循環ポンプ(P)の回
転数を回転数検出センサ(6)により検出し、正常であ
るかどうかをチェックする(154)。 そして、異常があれば、異常ランプを点滅させ(15
5)、循環ポンプ(P)の運転を停止させる(156)。 さらに、循環ポンプ(P)の吐出圧力と回転数をチェ
ックし(157)、設定値との偏差に応じて制御部(C)
にフィードバック制御させ、循環ポンプ(P)の吐出圧
力と回転数とを制御する(140)。 また、偏差が設定範囲内であれば(157Y)、気泡量設
定ランプ(66a)(67a)又は浴湯噴出周期設定ランプ
(70a)(71a)及び浴湯噴出強弱設定ランプ(68a)(6
9a)が点灯する(158)。かかるランプの点灯により使
用者は、使用状態を視認できる。 かかる状態で、次に各噴射ノズル(2)(3)(4)
の好みの使用パターンを、切替スイッチをONすることに
より選択することができる。 すなわち、全噴出ノズル(2)(3)(4)を使用す
る噴出ノズル全部使用パターンをプリセットパターンと
して、いずれの切替スイッチもONしなければ(159Y)
(161N)、全噴出ノズル(2)(3)(4)よりあらか
じめ設定した噴流モードの浴湯が噴出される(160)。 そして、循環使用パターンスイッチ(73)をONすると
(161Y)、循環使用パターンに従って各噴出ノズル
(2)(3)(4)より設定噴流モードの浴湯が順次噴
出される(162)。 また、循環使用パターンスイッチ(73)をOFFすると
(163Y)、プリセットパターンにもどる。 また、背側噴出ノズル使用パターンスイッチ(74)を
ONすると(164Y)、背側噴出ノズル使用パターンに従っ
て、各噴出ノズル(3)(3)より設定噴流モードの浴
湯が噴出される(165)。また、背側噴出ノズル使用パ
ターンスイッチ(74)74)をOFFすると(166Y)、プリ
セットパターンにもどる。 また、足側噴出ノズル使用パターンスイッチ(75)を
ONすると(167y)、足側噴出ノズル使用パターンに従っ
て、各噴出ノズル(2)(2)より設定噴流モードの浴
湯が噴出される(168)。また、足側噴出ノズル使用パ
ターンスイッチ(75)をOFFすると(169Y)、プリセッ
トパターンにもどる。 また、腹側噴出ノズル使用パターンスイッチ(76)を
ONすると(170Y)、腹側噴出ノズル使用パターンに従っ
て、各噴出ノズル(4)(4)より設定噴流モードの浴
湯が噴出される(171)。また、腹側噴出ノズル使用パ
ターンスイッチ(76)をOFFすると(172Y)、プリセッ
トパターンにもどる。 また、背側噴出ノズル使用パターンスイッチ(74)と
足側噴出ノズル使用パターンスイッチ(75)とをONする
と(173Y)、背側噴出ノズル使用パターンと足側噴出使
用パターンとに従って、各噴出ノズル(2)(2)
(3)(3)より設定噴流モードの浴湯が噴出される
(174)。また、背側噴出ノズル使用パターンスイッチ
(74)と足側裏出ノズル使用パターンスイッチ(75)と
をOFFすると(175Y)、プリセットパターンにもどる。 また、背側噴出ノズル使用パターンスイッチ(74)と
腹側噴出ノズル使用パターンスイッチ(76)とをONする
と(176Y)、背側噴出ノズル使用パターンと足側噴出使
用パターンとに従って、各噴出ノズル(2)(2)
(4)(4)より設定噴流モードの浴湯が噴出される
(177)。また、背側噴出ノズル使用パターンスイッチ
(74)と腹側噴出ノズル使用パターンスイッチ(76)と
をOFFすると(178Y)、プリセットパターンにもどる。 また、足側噴出ノズル使用パターンスイッチ(75)と
腹側噴出ノズル使用パターンスイッチ(76)とをONする
と(179Y)、背側噴出ノズル使用パターンと足側噴出使
用パターンとに従って、各噴出ノズル(3)(3)
(4)(4)より設定噴流モードの浴湯が噴出される
(180)。また、足側噴出ノズル使用パターンスイッチ
(75)と腹側噴出ノズル使用パターンスイッチ(76)と
をOFFすると(181Y)、プリセットパターンにもどる。 上記のように、お好み噴流を、お好みの噴流ノズル使
用パターンで噴出させながら、入浴を楽しんでいる間
も、常時循環ポンプ(p)の吐出圧力と回転数、及び浴
槽本体(1)内の浴湯の水位レベルは正常に保たれてい
るかどうかをチェックしている(182)。 そして、異常があれば(182N)、異常ランプが点滅し
(183)、循環ポンプ(P)の運転を停止する(184)。 また、異常がなければ(182Y)、さらに循環ポンプ
(P)の吐出圧力と回転数をチェックして(185)、吐
出圧力、回転数を設定値との偏差に応じてフィードバッ
ク制御をする(140)。 また、偏差がなければ(185Y)、噴出ノズル使用パタ
ーンランプが点灯する(186)。かかるランプの点灯に
より使用者は、どのパターンを選択しているかを視認す
ることができる。 この後、運転スイッチ(60)がOFFされると(187
Y)、循環ポンプ(P)の運転が停止され(188)され
る。 続いて、気泡量設定ランプ(66a)(67a)、浴湯噴出
周期設定ランプ(70a)(71a)、又は浴槽噴出強弱設定
ランプ(68a)(69a)が消灯し(189)、続いて噴出ノ
ズル使用パターン設定ランプが点灯し(190)、さらに
噴流運転モードランプが消灯する(191)。 そして、運転がOFFとなり(192)、運転ランプ(60
a)が消灯する(193)。 また、運転スイッチ(60)がOFFされず(187N)、し
かも、循環ポンプ(P)の駆動時間設定タイマーが完了
しない間は(194N)は、循環ポンプ(P)の制御運転は
継続される(140)。 また、上記駆動時間設定タイマーがアップした場合に
は(194Y)、循環ポンプ(P)の運転が停止され(18
8)、以下上記のステップ(189)〜(193)をたどる。 以上、マイルドブロー運転について説明してきたが、
指圧ブロー運転を選択した場合(130)は、上記マイル
ドブロー運転を選択した場合(128)と同様にスイッチ
(137)〜(194)をたどる。 そして、油圧ブロー運転の場合は、ステップ(146)
において、あらかじめプリセット量を、浴湯の噴出量が
少なくかつ噴出圧が高い噴流の一形態を採り得るように
設定している。 次に、パルスブロー運転を選択した場合(132)につ
いて、第20e図及び第20f図にもとづき説明する。 マイルドブロー運転を選択する場合(128)と同様
に、再度浴槽本体(1)内の浴湯の水位が一定レベル以
上あるかどうかチェックする(200)。 そして、水位が一定レベル以上にない場合(200N)
は、異常ランプが点滅し(201)、自動給湯機を具備す
る浴槽の場合は、たい湯運転が始まり(202)、水位を
一定レベル以上にする。 次に、一例レベル以上の水位が検出されたところで、
循環ポンプ(P)の制御運転が始まる(203)。 そして、循環ポンプ(P)の吐出圧力を圧力センサ
(48)により検出し、同吐出圧力が正常かどうかをチェ
ックする(204)。 上記吐出圧力が異常であれば、異常ランプを点滅させ
(205)、さらに循環ポンプ(P)の運転を停止させる
(206)。 また、吐出圧力が正常であれば(204N)、循環ポンプ
(P)の駆動時間設定マイマーが自動的にONする(20
7)。 次に、パルスブロー使用ランプ(噴流運転モードラン
プ)が点灯する(208)。 次に、気泡若しくは浴湯の噴出周期、又は気泡若しく
は浴湯の噴出強さを、それぞれプリセット値を基準にし
て、必要に応じて増減調節する。 すなわち、リモートコントローラ(30)に設けた周期
増大・減少スイッチ(70)(71)のいずれもONしなけれ
ば、循環ポンプ(P)の回転数変化、各噴出ノズルの噴
出量調節用弁体(22)の開閉速度及び気泡量調節弁(5
d)の開閉速度は、プリセット値に保たれ(209Y)、同
プリセット値の周期で気泡・浴湯が噴出される(21
0)。 しかも、パルスブロー運転の場合は、ステップ(20
9)と後続のステップ(217)において、あらかじめプリ
セット値を、個々の噴出ノズルが周期的に開閉作動し
て、浴湯の噴出・停止が交互に行なわれる噴出の一形態
を採り得るように設定している。 また、周期を増大させる周期増大スイッチ(71)をON
し続けると(211Y)、プリセット値よりも周期が増大す
る(212)。 また、周期を減少させる周期減少スイッチ(70)をON
し続けると(214Y)、プリセット値よりも周期が減少す
る(215)。 また、リモートコントローラ(30)に設けた浴湯噴出
強弱側スイッチ(68)(69)のいずれもONしなければ、
循環ポンプ(P)の回転数幅、各噴出ノズルの噴出量調
節用弁体(22)の開閉幅及び気泡量調節弁(5d)の開閉
幅は、プリセット値に保たれ(217Y)、同プリセット値
の強さで気泡・浴湯が噴出される(218)。 また、噴出強さ(噴出圧・噴出量)を増大させる浴湯
噴出強側スイッチ(68)をONし続けると(219Y)、プリ
セット値よりも噴出強さが増大する(220)。 また、噴出強さを減少させる浴湯噴出弱側スイッチ
(69)をONし続けると(222Y)、プリセット値よりも噴
出強さが減少する(223)。 その後は、マイルドブロー運転の場合のステップ(15
4)〜(194)をたどるものであり、この間、噴出ノズル
の好みの使用パターンを、切替スイッチをONすることに
より選択することができる。 以上、パルスブロー運転について説明してきたが、マ
ッサージブロー運転を選択した場合(134)とウェーブ
ブロー運転を選択した場合(136)とエアパルスブロー
運転を選択した場合(132a)も、上記エアパルスブロー
運転を選択した場合(132)と同様に、ステップ(200)
〜(224)及びステップ(154)〜(194)をたどる。 そして、マッサージブロー運転の場合は、ステップ
(209)(217)において、あらかじめプリセット値を、
浴湯の噴出量・噴出圧を周期的に変更して、マイルドブ
ローと指圧ブローとを交互に行なう噴流の一形態を採り
得るように設定している。 また、ウェーブ運転の場合は、ステップ(209)(21
7)において、あらかじめプリセット値を、循環ポンプ
の回転数を周期的に変更して、浴湯の噴出圧の強弱を周
期的に変化させる噴流の一形態を採り得るように設定し
ている。 また、エアパルスブロー運転の場合は、ステップ(20
9)(217)において、あらかじめプリセット値を、空気
取入部(5)による空気取入時間と空気取入停止時間と
を周期的に変更して、気泡混じりの浴湯と気泡の混じら
ない浴湯の噴出を交互に行なう噴流の一形態を採り得る
ように設定している。 (ホ)効果 本発明によれば、以下のような効果が生起される。 すなわち、制御部により、噴出量自動可変噴出ノズル
からの浴槽本体内への浴湯の噴出量・噴出圧と、空気取
入部の空気取入量と、循環ポンプの回転数とを制御し
て、多種類の浴湯の噴出形態を選択することができる。 例えば、噴出量自動可変噴出ノズルからの浴湯の噴出
量が多くかつ噴出圧が低いマイルドブローと、噴出量自
動可変噴出ノズルからの浴湯の噴出量が少なくかつ噴出
圧が高い指圧ブローと、噴出量自動可変噴出ノズルを周
期的に開閉作動させ、浴湯の噴出・停止を交互に行なう
パルスブローと、噴出量自動可変噴出ノズルからの浴湯
の噴出量・噴出圧を周期的に変更して、上記マイルドブ
ローと指圧ブローとを交互に行なうマッサージブロー
と、循環ポンプの回転数を周期的に変更して、浴湯の噴
出圧の強弱を周期的に変化させるウェーブブローと、空
気取入部による空気取入時間とを周期的に変更して、気
泡混じりの浴湯と気泡の混じらない浴湯の噴出を交互に
行なうエアパルスブローとの内の少なくとも二つの複数
形態に変更することができるために、入浴者の多種多様
の嗜好にも充分対応することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による気泡発生浴槽の斜視図。 第2図は、同気泡発生浴槽の平面図。 第3図は、同気泡発生浴槽の概念的構成説明図。 第4図は、噴出ノズルの拡大断面図。 第5図は、同噴出ノズルの背面図。 第6図は、第4図のI−I線断面図。 第7図は、吸気パイプの配管断面図。 第8図は、空気取入部の拡大断面図。 第9図は、第8図のII−II線断面図。 第10図は、ポンプ駆動用モーターと循環ポンプの一部切
欠正面図。 第11図は、過機の断面図。 第12図は、リモートコントローラの平面図。 第13a図〜第13c図は、噴出量−噴出圧特性の説明図。 第14a図〜第14c図は、噴出ノズル特性の説明図。 第15a図及び第15b図は、パルスブローの説明図。 第16図は、パルスブローのパルス説明図。 第17図は、ウェーブブローの周期説明図。 第18a図及び第18b図は、エアパルスブローの説明図。 第19図は、エアパルスブローのパルス説明図。 第20a図〜第20f図は、気泡発生浴槽の運転のフローチャ
ート。 第21図は、凍結予防運転のフローチャート。 (A):気泡発生浴槽 (P):循環ポンプ (C):制御部 (1):浴槽本体 (2):足側噴出ノズル (3):背側噴出ノズル (4):腹側噴出ノズル (10):浴湯吸込パイプ (10):浴湯強送パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋田 光明 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (72)発明者 内山 浩一 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽本体と同浴槽本体の外部に設置した循
    環ポンプとの間に、浴湯吸込流路と浴湯強送流路とから
    なる浴湯循環流路を介設し、浴湯強送流路の浴槽本体内
    への吐出部に噴出量自動可変噴出ノズルを設け、同浴湯
    強送流路に空気取入量を自動可変とした空気取入部を連
    通連結して、上記噴出量自動可変噴出ノズルにより気泡
    混じりの浴湯を浴槽本体内へ噴出可能に構成すると共
    に、 上記噴出量自動可変噴出ノズルから浴槽本体内への浴湯
    の噴出量・噴出圧と、空気取入部の空気取入量と、循環
    ポンプの回転数とを、制御部を介してそれぞれ制御可能
    に構成して、多種類の浴湯の噴流形態を選択的に採りう
    るようにしてなる気泡発生浴槽。
  2. 【請求項2】制御部により、噴出量自動可変噴出ノズル
    から浴槽本体内への浴湯の噴出量・噴出圧と、空気取入
    部の空気取入量と、循環ポンプの回転数とを制御して、
    浴湯の噴流形態を、 上記噴出量自動可変噴出ノズルからの浴湯の噴出量が
    多くかつ噴出圧が低いマイルドブロー、 上記噴出量自動可変噴出ノズルからの浴湯の噴出量が
    少なくかつ噴出圧が高い指圧ブロー、 上記噴出量自動可変噴出ノズルを周期的に開閉作動さ
    せ、浴湯の噴出・停止を交互に行なうパルスブロー、 上記噴出量自動可変噴出ノズルからの浴湯の噴出量・
    噴出圧を周期的に変更して、上記マイルドブローと指圧
    ブローとを交互に行なうマッサージブロー、 循環ポンプの回転数を周期的に変更して、浴湯の噴出
    圧の強弱を周期的に変化させるウェーブブロー、 空気取入部による空気取入時間と空気取入停止時間と
    を周期的に変更して、気泡混じりの浴湯と気泡の混じら
    ない浴湯の噴出を交互に行なうエアパルスブロー の内の少なくも二つの複数形態に変更可能としたことを
    特徴とする請求項1記載の気泡発生浴槽。
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