JP2710081B2 - 自在パッキングランド - Google Patents

自在パッキングランド

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JP2710081B2
JP2710081B2 JP3335441A JP33544191A JP2710081B2 JP 2710081 B2 JP2710081 B2 JP 2710081B2 JP 3335441 A JP3335441 A JP 3335441A JP 33544191 A JP33544191 A JP 33544191A JP 2710081 B2 JP2710081 B2 JP 2710081B2
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gland
packing land
axial
channel
bolt
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ヘンリー・ヴィー・アジバート
マーガレット・ビー・ウィルブラント
マーレン・エス・クラーク
アン・ティー・アテナシオ
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エイ・ダブリュー・チェスタトン・カンパニー
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    • F16J15/16—Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/18—Sealings between relatively-moving surfaces with stuffing-boxes for elastic or plastic packings
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16J15/16—Sealings between relatively-moving surfaces
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    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16B2200/50—Flanged connections
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    • F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
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  • Closures For Containers (AREA)
  • Cartons (AREA)
  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、機械的シール又はパッ
キンと共に使用するためのシール又はパッキングランド
に関し、特に、いろいろな異なる配列の取付ボルトパタ
ーンに自在に使用することができる自在シール又はパッ
キングランドに関する。
【０００２】
【従来の技術】パッキングランドは、例えばポンプ等の
機械の軸を囲繞して装着され、機械的シール又はパッキ
ンをスタッフィングボックス内に密閉するために機械の
ハウジングにボルト止めされる。パッキングランドを機
械ハウジングにボルト止めするためのボルトの配列パタ
ーンは、いろいろに異り、メーカーによっても異るの
で、いろいろな異なるボルト配列パターンに自在に適応
することができるパッキングランドが望ましい。そのよ
うなグランドの１例は、米国特許第４，２６９，４１７
号に開示されている。同特許のグランドの取付部分は、
予測される最外側のボルト位置を越えて半径方向外方に
延長しており、グランドの両側に形成された半径方向に
細長い第１対のスロット（ボルト位置）を有している。
この第１対のスロットの間に等間隔に配置された第２対
のスロット（ボルト位置）が形成されている。各スロッ
トは、半径方向に間隔をおいて所定位置に設けられた複
数の爪を有している。ボルトの配置パターンに合わせて
選択された爪のところにボルト穴を正確に穿孔すること
ができる。しかしながら、ボルト位置は一定の限度内で
半径方向には調節可能であるが、ボルトの角度位置（パ
ッキングランドの円周方向の位置）は、上記スロットと
爪によって予め決められており、調節することはできな
い。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術の問題を解決することを企図したものであり、い
ろいろな異るボルト配置パターンに自在に適合させるこ
とができるパッキングランドを提供することを目的とす
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の一側面によれ
ば、上記課題を解決するために、機械ハウジングを貫通
して延長した機械軸に嵌めて同軸的に取付けるための中
央開口を有しており、該ハウジングに複数のボルトによ
って固定されるようになされた自在パッキングランドで
あって、前記機械軸の軸線からボルト位置までの最小半
径方向距離より短い距離のところまで半径方向に突出し
たグランド本体から成り、該グランド本体の外周面を越
えて少くともボルト位置にまで半径方向に突出した複数
のボルト支承耳片を有し、該グランド本体は、前記ハウ
ジングに隣接して位置づけするためのグランド取付面
と、該グランド取付面とは反対向きに面する少くとも１
つの耳片係合面を有しており、該耳片係合面は、該グラ
ンド本体を該ハウジングに固定するために前記ボルトか
らの押圧力を該グランド本体に加えるために前記ボルト
支承耳片によって係合されるようになされていることを
特徴とする自在パッキングランドを提供する。
【０００５】非常に好ましい実施例では、グランド本体
の外周面に連続した環状チャンネルを形成する。このチ
ャンネルは、グランド本体の外周面から半径方向内方に
切込んだ形とし、チャンネルの軸方向の幅は、グランド
本体の外周面から半径方向内方へ該チャンネルの底壁に
至るまで漸次広くする。グランド本体の外周面における
該チャンネルの軸方向の幅より大きい軸方向の寸法を有
する端部を備えた前記耳片の一部分を該チャンネルに出
し入れするためのスロットをグランド本体の１つの壁を
貫通して形成する。該チャンネルの、前記グランド取付
面とは反対向きに面する壁が、前記耳片係合面を構成す
るようにする。
【０００６】別法として、グランド本体の、前記グラン
ド取付面のある側とは反対側の外側壁に複数の円弧状凹
部を形成し、各円弧状凹部内に前記耳片の一部分を突入
させ脱着自在に受容させるように構成してもよい。
【０００７】別の好ましい実施例においては、グランド
本体の外周面に複数のスロットをグランド本体の外周面
から半径方向内方に切込んだ形に形成する。各スロット
の円周方向の幅は、グランド本体の外周面から半径方向
内方へ該スロットの底壁に至るまで漸次広くする。該ス
ロット内に前記耳片の一部分を突入させ脱着自在に受容
させるように構成する。各スロットは、一端において該
グランド本体の外側壁に開放しており、軸方向に延長し
て、前記グランド取付面に対置する他端において閉鎖し
たスロットとする。スロットのこの閉鎖端が、前記耳片
係合面を構成するようにする。
【０００８】別の側面によれば、本発明は、パッキング
ランドに形成された凹部に脱着自在に取付けるためのボ
ルト支承耳片であって、一方の側にボルト支承面を有
し、該支承面の一端に基部端面を有する本体から成り、
パッキングランドの前記凹部に係合するための突起が該
基部端面に突設されており、ボルト支承面とは反対向き
に向けられたグランド係合面を有していることを特徴と
するボルト支承耳片を提供する。該耳片の前記グランド
係合面は、前記突起の一表面とするのが好ましい。該突
起は、耳片の基部端面から突出させ、その突起の基部分
から突起の先端部分にまで漸次拡大する形状とする。
【０００９】
【実施例】本発明による自在パッキングランド（以下、
単に「グランド」とも称する）は、いろいろな異なるボ
ルト位置に適応するためにグランドの円周の周りにいろ
いろな角度位置に位置づけすることができるいろいろな
異なる長さの脱着自在の交換自在ボルト支承耳片を有す
る。グランドの外径は、グランドの周りに配置される複
数のボルトの配列パターンの最小直径より小さい。使用
において、このグランドは、機械軸の出口端のところで
機械のハウジングにボルトによって取付ける。その際、
各ボルトは、グランドの周りに適当な角度位置に配置し
た２つの隣接したボルト支承耳片の間に挿入し、グラン
ド取付用ボルトのヘッドをボルト支承耳片によって支持
する。ボルトのヘッドの下面とボルト支承耳片の上面と
の間にはワッシャを介設する。各ボルトを締付けてグラ
ンドを機械ハウジングに固定する。
【００１０】第１、２図を参照して説明すると、ここに
例示した本発明の自在パッキングランド（以下、単に
「グランド」とも称する）１０は、グランド前部部材１
２と、外側グランド端部材１４とから成る二部片グラン
ド本体で構成されており、機械軸（図示せず）に嵌めて
同軸的に取付けるための中央開口１１を有している。グ
ランド前部部材１２は、グランド端部材１４のある側と
は反対の、機械ハウジング（以下、単に「ハウジング」
とも称する）５５に隣接する面に、ガスケット１７を受
容することができる環状凹部１６を備えた外面即ちグラ
ンド取付面１３を有している。グランド取付面１３は、
グランド１０をハウジング５５に取付けるための面であ
る。グランド前部部材１２は、又、図示の実施例では、
その内周面にチャンネル１８及びＯリング溝２０を有し
ている。グランド端部材１４は、その外周面に半径方向
外方に面する連続した円形環状の耳片受容凹部又はチャ
ンネル２４を有している。耳片受容チャンネル２４は、
複数の半径方向のボルト支承耳片（以下、単に「耳片」
とも称する）３０をグランド１０の周りに適宜の角度位
置に円周方向に摺動可能に受容し支持するためのもので
ある。耳片３０は、グランドを機械ハウジング５５に取
付けるための取付ボルト５０（以下、単に「ボルト」と
も称する）を支承するためのものである。グランド端部
材１４の外側前面壁１５には、グランド端部材１４の外
周面２９にまで半径方向に延長し、かつ、耳片受容チャ
ンネル２４に連通したスロット２６（第１図参照）が形
成されている。スロット２６は、耳片３０を耳片受容チ
ャンネル２４内へ挿入するためのチャンネル入口を画定
する。耳片受容チャンネル２４の軸方向の幅は、グラン
ド端部材１４の外周面２９から半径方向内方へ該チャン
ネルの底壁２８に至るまで漸次広くなっている（第２
図）。図示の実施例では、グランド端部材１４の内周面
は、グランド前部部材１２の内周面と協同してチャンネ
ル１９を画定する。グランドの周壁を貫通してチャンネ
ル１８，１９の一方又は両方に連通する流体出入りポー
ト２２（第１図には１つだけが示されている）を設ける
ことができる。グランド１０の外径は、グランドの周り
に配置される複数のボルトの配列パターンの最小直径
（機械軸の中心からボルトまでの最小半径距離）より小
さい。
【００１１】取付ボルト受容耳片３０は、グランド１０
を装着すべき機械ハウジング５５の特定のボルト配置パ
ターン（ボルト穴パターン）に適応するようにグランド
端部材１４の外周の周りに位置づけする。各耳片３０
は、比較的幅狭のボルト支承前面４０と、グランド１０
の軸方向の厚さと実質的に同じ幅の側面３８，３８を有
する本体３１から成る。耳片３０は、グランド本体の外
周を越えて半径方向に突出させる。グランドを装着すべ
き機械ハウジングに貫挿された機械軸の軸線から測定し
た耳片３０の突出長さは、該機械軸の軸線からボルト穴
の位置までの最小半径距離に少くとも等しい長さとす
る。各耳片３０は、その前面４０に近接したところでそ
の基部端面即ち内周面３３から突出したチャンネル嵌入
突起（以下、単に「突起」とも称する）３２を有してい
る。突起３２は、グランドのチャンネル２４の断面形状
に合致する断面形状を有し、チャンネル２４の最外方部
分に円周方向に摺動可能に嵌合する幅狭基部３６からチ
ャンネル２４の最内方部分に円周方向に摺動可能に嵌合
する幅広線端部３４にまで漸次幅が広くなっている。か
くして、突起３２はチャンネル２４に蟻溝関係に係合す
る。突起３２従って耳片３０をグランド端部材１４のチ
ャンネル２４に沿って円周方向に摺動可能にするため
に、チャンネル２４と突起３２との間には例えば０．２
０３２ｍｍ（０．００８ｉｎ) 程度のクリアランスを設
ける。かくして、耳片３０の突起３２は、チャンネル２
４内に保持され、チャンネル２４への出し入れは、突起
３２の幅より僅かに大きい幅を有するスロット即ちチャ
ンネル入口２６を通してのみ行うことができる。
【００１２】第２図に示されるように、各ボルト５０を
隣接する２つの耳片３０の間に位置させる前に、耳片３
０をその突起３２をチャンネル２４内に嵌めて位置づけ
する。後述する目的のために、耳片のボルト支承前面４
０は、耳片の基部端面３３に対しても、グランド端部部
材１４の外側前面壁１５に対しても角度をなしており、
グランド端部部材１４の外側前面壁１５の平面即ち第２
図に破線で示されている垂直線から３０°の角度で斜め
外方へ延長している。耳片３０の、基部端面即ち内周面
３３とは反対側の外周面４２も、やはり、耳片の基部端
面３３、及び、グランド端部部材１４及びグランド前部
部材１２の外周面に対して角度をなしており、ボルト支
承前面４０の平面即ち第２図に破線で示されている水平
線から３０°の角度で斜め上方へ延長している。耳片３
０の、ボルト支承前面４０とは反対側の後面４６は、ガ
スケット１６を挿入するためのクリアランスを設定する
ためにグランド前部部材１２の後面１３より引込むよう
に截形形状とされており、不必要な材料を節約するため
と、機械の配管又はその他の障害物のためのクリアラン
スを設けるために外側部分４８に沿って面取りされてい
る。
【００１３】使用において、適当な長さの耳片３０を、
その突起３２をスロット２６からチャンネル２４内へ挿
入することによってグランド１０の本体に取付ける。取
付けボルト５０１本当り２つの耳片３０を挿入する。そ
れらの耳片の角度位置は、突起３２をチャンネル２４に
沿って円周方向に適当に摺動させることによって特定の
ボルト穴パターンに適応するように調節する。次に、第
３図に示されるようにワッシャ５２をボルト５０に嵌
め、ボルト５０を２つの隣接する耳片３０の間に位置す
る機械ハウジング５５のボルト穴に挿入し、ボルトのヘ
ッドを耳片のボルト支承前面４０上に当接させて締付け
る（第３図参照）。それによって、ボルト５０は、各耳
片３０の前面４０に第３図の矢印の方向に力を加える。
このとき、上述したようにチャンネル２４と突起３２と
の間にクリアランスが存在するので、突起３２はチャン
ネル２４内で歪曲し、その結果、耳片３０の本体３１が
約３０°軸方向後方へ傾くので、最終的に、ボルト５０
及びワッシャ５２が圧接しているボルト支承前面４０
が、グランド端部部材１４の外側前面壁１５の平面と垂
直に整列する。同様にして、耳片３０の外周面４２も、
グランド端部部材１４及びグランド前部部材１２の外周
面に平行な位置をとる。チャンネル２４の外向き壁即ち
耳片係合面２５と、突起３２の内向き壁３５とが相互に
係合し、ボルトからの力をグランド本体に伝達してグラ
ンドをハウジングに固定する。
【００１４】第４図は、本発明の別の実施例を示す。こ
の実施例では、第１〜３図の実施例のボルト支承耳片３
０に相当するボルト支承耳片６２は、蟻溝継手６４によ
ってパッキングランド６０に取付けられる。蟻溝継手６
４は、第１〜３図の実施例のチャンネル２４のように環
状のチャンネルではなく、グランドの外周面に円周方向
に間隔をおいて形成され、軸方向に延長した複数の蟻溝
形スロット６６と、耳片６２から突出しており、スロッ
ト６６に嵌合する突起６３とから成る。スロット６６及
び突起６３の円周方向の幅は、グランドの外周面のとこ
ろから半径方向内方へ漸次増大している。スロット６６
は、グランド６０の外側端面において開放しており、内
側端面（図示せず）においては閉鎖している。耳片の突
起６３と、グランド６０の外側端面側のスロット６６の
閉鎖端とが、蟻溝継手６４における相互係合表面を構成
し、それによってボルト（第４図には示されていない）
からの力をグランド本体に伝達してグランド６０をハウ
ジングに固定する。この実施例では、蟻溝形スロット６
６は、耳片６２のグランド６０に対する円周方向の角度
位置を変更することができるように等間隔に配置されて
いる。
【００１５】第５、６図は、本発明の更に別の実施例に
よるパッキングランド７０を示す。この実施例では、第
１〜３図の実施例のボルト支承耳片３０に相当する各ボ
ルト支承耳片７２は、ボルト５０を支承することができ
るようになされている。支承耳片７２は、突起７３を有
しており、パッキングランド７０の外側前面７６に形成
された１対の円弧状チャンネル７４に突起７３を嵌合さ
せることによってパッキングランド７０に角度調節自在
に取付けられる。グランド７０は、機械軸（図示せず）
の周りに装着するのを容易にするために２つの部片即ち
半分体７８と８０に分割されている。詳述すれば、パッ
キングランド７０の外側前面７６は、円弧状チャンネル
７４の、半径方向最外方に位置する半径方向外側壁を構
成する第１軸方向表面８２と、円弧状チャンネル７４
の、半径方向最内方に位置する半径方向内側壁を構成す
る第２軸方向表面８４を有する。第１軸方向表面８２
は、第６図にみられるように、第２軸方向表面８４より
は機械ハウジングのグランド取付面１３の方に偏った構
成とすることが好ましい。図示のボルト支承耳片７２
は、半径方向下方に、かつ、軸方向内方に突出した突起
７３を有している。突起７３は、円弧状チャンネル７４
の第１軸方向表面８２及び第２軸方向表面８４の円弧形
状にほぼ合致する円弧形状を有し、円弧状チャンネル７
４内に受容される。ボルト支承耳片７２は、グランド７
０の外周面の円弧形状に合致する円弧形状の半径方向内
側表面８６Ａを有している。それによって、ボルト支承
耳片７２をグランド７０の円周方向に角度調節自在に取
付けることができる。ボルト支承耳片７２は、半径方向
に延長したほぼＵ宇形の孔を有している。この孔は、ボ
ルト５０を受容するように形成されており、ボルト５０
を締めつけることによってパッキングランド７０を機械
ハウジングに固定することができる。
【００１６】上述したいずれの実施例においても、ボル
ト支承耳片３０，６０，７０は、異なる直径のボルトに
適合するように、例えば破線３０' ，６０' ，７０' で
示されるようにいろいろな長さのものと交換することが
できる。又、本発明は、ボルトに関連して説明された
が、そのようなボルトは、機械ハウジングに植設された
植込みボルトであってもよく、その場合は、ナットを植
込みボルトの外端に螺合しナットとボルト支承耳片のボ
ルト支承前面の間にワッシャを介設する。第２、３及び
６図にはグランドの内周面の形状が図示されているが、
グランドの内周面の設計は、本発明の一部分を構成する
ものではなく、特定のパッキン応用例に適合するように
適宜改変することができる。
【００１７】
【発明の効果】本発明の自在パッキングランドは、いろ
いろな異るボルト配置パターン及びボルト寸法に適合さ
せることができ、従って、広範囲の特定目的のためのパ
ッキングランドを在庫する必要性を排除する。本発明の
脱着自在のボルト支承耳片は、ボルトの異る半径方向位
置に適応するように異る長さのものと交換することがで
きる。しかも、耳片の角度位置（パッキングランド本体
に対する円周方向の位置）も自在に調節することができ
るので、ボルトのいろいろな異る角度位置に合わせるこ
とができる。又、グランド本体の直径を最少限にするこ
とができるので、グランド本体の製造に要する材料を節
約することができる。しかも、グランド本体の直径を最
少限にしたことと、調節自在の耳片との組合せは、グラ
ンドを装着すべき機械のハウジングのボルト位置の周辺
に存在する、例えば配管等の構造物に干渉しないように
容易に対処することができる。
【００１８】以上、本発明を実施例に関連して説明した
が、本発明は、ここに例示した実施例の構造及び形態に
限定されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸
脱することなく、いろいろな実施形態が可能であり、い
ろいろな変更及び改変を加えることができることを理解
されたい。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１図は、本発明のパッキングランドの正面図
である。
【図２】第２図は、第１図の線２−２に沿ってみたパッ
キングランドの断面図であり、取付ボルトを挿入する前
の状態を示す。
【図３】第３図は、第１図の線２−２に沿ってみたパッ
キングランドの断面図であり、取付ボルトを挿入した後
の状態を示す。
【図４】第４図は、本発明の別の実施例によるパッキン
グランドの正面図である。
【図５】第４図は、本発明の更に別の実施例によるパッ
キングランドの正面図である。
【図６】第６図は、第５図の線６−６に沿ってみたパッ
キングランドの断面図である。
【符号の説明】 １０：パッキングランド １１：中央開口 １２，１４：グランド本体 １３：グランド取付面 １５：外側前面壁 ２４：耳片受容凹部又はチャンネル ２５：外向壁、耳片係合面 ２６：スロット、チャンネル入口 ２８：底壁 ２９：外周面 ３０：ボルト支承耳片 ３１：本体 ３２：チャンネル嵌入突起 ３３：基部端面 ３４：先端部 ３５：グランド係合面 ４０：ボルト支承面 ５０：ボルト ５２：ワッシャ ５５：機械ハウジング ６０：パッキングランド ６２：ボルト支承耳片 ６３：突起 ６４：蟻溝継手 ６６：蟻溝形スロット ７０：パッキングランド ７２：ボルト支承耳片 ７３：突起 ７４：円弧状チャンネル ７６：外側前面 ７８，８０：グランド半分体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーレン・エス・クラーク アメリカ合衆国マサチューセッツ州ニュ ーベリポート、フェデラル・ストリート 67 (72)発明者 アン・ティー・アテナシオ アメリカ合衆国マサチューセッツ州レビ ア、イースタン・アベニュー９ (56)参考文献 実開 平２−44163（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭60−18692（ＪＰ，Ｙ１)

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 機械ハウジング（５５）を軸方向に貫通
    して延長した機械軸に嵌めて同軸的に取付けるための中
    央開口（１１）を有しており、該ハウジングに複数の軸
    方向のボルト（５０）によって固定されるようになされ
    た自在パッキングランド本体（１０；６０；７０）であ
    って、 前記ハウジングに隣接して位置づけするための半径方向
    のグランド取付面（１３）と、該半径方向のグランド取
    付面とは反対向きに面する少くとも１つの耳片係合面
    （２４；６６；７４）を有しており、該耳片係合面は、
    該グランド本体を該ハウジングに固定するために前記ボ
    ルト（５０）からの押圧力を該グランド本体に加えるた
    めに、該グランド本体の円周方向に調節自在の角度位置
    に配置され、グランド本体の外周面を越えて半径方向に
    突出した複数のボルト支承耳片（３０；６２；７２）に
    よって係合されるようになされていることを特徴とする
    自在パッキングランド本体。
  2. 【請求項２】 前記耳片（３０；６２；７２）を脱着自
    在に受容するようになされていることを特徴とする請求
    項１に記載の自在パッキングランド本体。
  3. 【請求項３】 前記耳片係合面は、前記耳片（３０；６
    ２；７２）の一部分（３２；６３；７３）を受容するた
    めに、該グランド本体の、前記グランド取付面（１３）
    以外の表面（１４；６８；７６）の一部分に形成された
    少くとも１つの円弧状凹部（２４；６６；７４）によっ
    て画定されていることを特徴とする請求項２に記載の自
    在パッキングランド本体。
  4. 【請求項４】 前記凹部は、該グランド本体の外周面
    （２９）に形成された連続した環状チャンネル（２４）
    であり、該チャンネルは、グランド本体の外周面から半
    径方向内方に切込まれており、該チャンネルの、前記グ
    ランド取付面（１３）とは反対向きに面する半径方向の
    壁が、前記耳片係合面を構成していることを特徴とする
    請求項３に記載の自在パッキングランド本体。
  5. 【請求項５】 前記チャンネル（２４）の軸方向の幅
    は、該グランド本体の外周面（２９）から半径方向内方
    へ該チャンネルの底壁（２８）に至るまで漸次広くなっ
    ており、グランド本体の外周面（２９）における該チャ
    ンネルの軸方向の幅より大きい軸方向の寸法を有する端
    部（３４）を備えた前記耳片（３０）の一部分（３２）
    を該チャンネルに出し入れするためのスロット（２６）
    が、該グランド本体の１つの壁（１５）を貫通して形成
    されていることを特徴とする請求項４に記載の自在パッ
    キングランド本体。
  6. 【請求項６】 前記グランド本体（６０；７０）の、前
    記グランド取付面（１３）以外の表面の（１４；６８；
    ７６）一部分に複数の円弧状凹部（６６；７４）が形成
    されており、各円弧状凹部は、該凹部内に突入した前記
    耳片（６２；７２）の１つの一部分（６３；７３）を受
    容するようになされていることを特徴とする請求項３に
    記載の自在パッキングランド本体。
  7. 【請求項７】 前記各凹部（６６）は、該グランド本体
    の外周面に形成され、半径方向外方に開放した、かつ、
    軸方向に延長した蟻溝形スロットであることを特徴とす
    る請求項６に記載の自在パッキングランド本体。
  8. 【請求項８】 前記蟻溝形スロット（６６）は、該スロ
    ット内に突入した前記耳片（６２）の一部分（６３）を
    受容するようになされており、該スロットは、該グラン
    ド本体の一方の端面（６８）において開放し、前記グラ
    ンド取付面に対置したグランド本体の他方の端面におい
    て閉鎖しており、該スロットの該閉鎖した端部が、前記
    耳片係合面を画定するようになされていることを特徴と
    する請求項７に記載の自在パッキングランド本体。
  9. 【請求項９】 前記各蟻溝形スロット（６６）は、該グ
    ランド本体の外周面から半径方向内方に延長しており、
    該スロットの底壁の円周方向の幅は、グランド本体の外
    周面のところの該スロットの円周方向の幅より大きいこ
    とを特徴とする請求項８に記載の自在パッキングランド
    本体。
  10. 【請求項１０】 前記各円弧状凹部（６４；７４）は、
    該グランド本体（６０；７０）の、前記グランド取付面
    （１３）とは反対側の端面（６８；７６）に形成されて
    いることを特徴とする請求項６に記載の自在パッキング
    ランド本体。
  11. 【請求項１１】 前記円弧状凹部（７４）は、該グラン
    ド本体（７０）の外周面から半径方向内方へ前記端面
    （７６）に切込まれた１対の円弧状チャンネルであるこ
    とを特徴とする請求項１０に記載の自在パッキングラン
    ド本体。
  12. 【請求項１２】 前記円弧状チャンネル（７４）の１つ
    の半径方向外方の部分は、該グランド本体の前記端面
    （７６）の第１の軸方向部位にある第１軸方向表面（８
    ２）によって画定され、該１つの円弧状チャンネルの半
    径方向内方の部分は、該グランド本体の前記端面（７
    ６）の第２の軸方向部位にある第２軸方向表面（８４）
    によって画定されており、該第１軸方向表面（８２）
    は、該第２軸方向表面（８４）より該グランド取付面
    （１３）に軸方向でみて近い位置にあることを特徴とす
    る請求項１１に記載の自在パッキングランド本体。
  13. 【請求項１３】 前記第１軸方向表面（８２）は、前記
    各耳片（７２）の突起（７３）を受容するための前記耳
    片係合面を画定することを特徴とする請求項１２に記載
    の自在パッキングランド本体。
  14. 【請求項１４】 該グランド本体（１０；７０）は、２
    つの部片（１２，１４；７８，８０）に分割されている
    ことを特徴とする請求項２に記載の自在パッキングラン
    ド本体。
  15. 【請求項１５】 前記２つの部片（１２，１４；７８，
    ８０）は、軸方向又は半径方向に互いに合致することを
    特徴とする請求項１４に記載の自在パッキングランド本
    体。
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