JP2709803B2 - ベッド移動装置 - Google Patents

ベッド移動装置

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JP2709803B2
JP2709803B2 JP21564495A JP21564495A JP2709803B2 JP 2709803 B2 JP2709803 B2 JP 2709803B2 JP 21564495 A JP21564495 A JP 21564495A JP 21564495 A JP21564495 A JP 21564495A JP 2709803 B2 JP2709803 B2 JP 2709803B2
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邦雄 松澤
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邦雄 松澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般的に、ベッ
ド移動装置に関するものであり、より特定的には、ベッ
ドの移動作業を円滑にし、かつ清掃後またはベッドメー
キング後の元の位置への移動復帰が簡単に行なうことが
できるように改良されたベッド移動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、たとえばホテル等の
各部屋にベッド1を設置する際、ベッド1を、室内Rの
コーナ両壁面W1 ,W2 に、ベッド1の1つのコーナ両
側面1a,1bを当接させた状態で設置することが一般
的に行なわれている。従来のベッド1は、ベッド1の裏
面周縁部の6ヶ所に支脚5が設けられており、この支脚
5によりベッド1は、床面にどっしりと設置される。
【0003】ところで、図8を参照して、毎日の室内清
掃時、あるいはシーツ、上掛け毛布等の取替えによるベ
ッドメーキングの際には、ベッド1を移動させて、ベッ
ド1と室内コーナ両壁面W1 ,W2 との間に、作業者が
通れる、幅20〜30cm程度の通路を形成することに
より、ベッドメーキング等の作業の円滑化を図る必要が
ある。
【0004】しかしながら、周知のように、ベッドは大
別してシングル、セミダブル、ダブルの3種類あり、そ
の重量はそれぞれ40キログラム、50キログラム、6
0キログラムあるので、図7に示すような従来のベッド
1では、移動させることが困難であった。
【0005】本願発明の説明をする前に、図9と図10
を参照して、従来のベッドの移動の方法について説明す
る。
【0006】まず、図9を参照して、作業者が、中腰に
なって、ベッドの裏面端部を把持する。図10を参照し
て、まず、図中の方向に、ベッドを移動させ、次い
で、の方向に移動させ、最後にの方向にベッドを移
動させて、室内Rのコーナ両壁面からベッドを離す。こ
のようなベッドの移動作業は、作業者の腰を痛めやすい
ばかりでなく、ベッドを元の位置に移動させる際にも、
正確に、元の位置に復帰させることができないという問
題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような問題点を
解決するために、実公平2−12916号は、図11に
示すような、ベッドを提案している。図11に示すベッ
ドにおいては、支脚をキャスタで構成している。このよ
うなキャスタ18を備えるベッドは、移動させるには便
利であるが、ベッド1を所定の位置に、どっしりと設置
することが困難であった。
【0008】すなわち、客が、ベッド1に横たわるとき
に、また、子供がベッド1の上で暴れたときに、ベッド
1が、キャスタ18の転動動作により、動くという問題
点があった。ベッド1はどっしりと床面に設定されたと
きに、客は快眠を得ることができる。図11に示すよう
な、支脚をキャスタで構成したベッドでは、客は快眠を
得ることができなかった。
【0009】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、移動させることが容易で、か
つベッドメーキング後は、床面にどっしりと安定に設置
することができるように改良された、ベッド移動装置を
提供すること目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るベッド移
動装置は、ベッドを、設置すべき第1の位置から、ベッ
ドメーキングをするための第2の位置まで移動させる装
置に係る。当該装置は、上記ベッドの裏面周縁部に取付
けられてベッドを床面上に支持する複数の支脚を備え
る。当該装置は、また、上記ベッドの裏面中央部に取付
けられて、鉛直線の周りを旋回し得る旋回部、および該
旋回部に回転自在に保持されて床面上を転動し得る車輪
を含む旋回輪を備える。当該装置は、さらに、床面に固
定されるものであり、上記第1の位置から上記第2の位
置まで延びる、所定の高さを有するプレート部材を備え
る。当該装置は、また、上記旋回輪が上記プレート部材
上を落下することなく、上記第1の位置から上記第2の
位置まで移動し得るように上記旋回軸を案内する案内部
材を備える。上記プレート部材の、上記第1の位置側の
端部は、上記床面から上記所定の高さまで傾斜する傾斜
面になっている。
【0011】この発明に係るベッド移動装置によれば、
上記ベッドが上記第1の位置にあるときには、上記複数
の支脚が上記床面に接触しており、上記旋回輪が上記傾
斜面を乗り越えて所定の高さになったとき、上記複数の
支脚は床面から離れるように構成されている。
【0012】したがって、ベッドメーキングをするため
の第2の位置にベッドを移動させる時、上記複数の支脚
が床面から離れる結果、旋回輪だけでベッドを支持さ
せ、ベッドの水平方向のバランスを取りながら、ベッド
を動かせるので、小さい力で、ベッドを動かせることが
できる。また、ベッドを引出した位置で、ベッドを水平
面内で旋回させることができるので、ベッドを作業のし
やすい方向に向けることができ、ひいては、ベッドメー
キングが容易となる。
【0013】また、客がベッドを使用するとき、ベッド
が設置すべき位置にあるときは、複数の支脚が、床面に
接触しているので、ベッドはどっしりと床面に設置され
ている。したがって、客が、ベッドの上で暴れても、ベ
ッドが、動かないので、客は快眠を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図について説明する。
【0015】図1は、この発明に係るベッド移動装置を
備えたベッドの側面図である。ベッド1は、ベッドボト
ム2とベッドマット3とを含む。ベッド1は、設置すべ
き第1の位置では、ヘッドボード6に当接するように床
面に設置される。客は、枕4に頭を載せて、ベッドマッ
ト3の上に横たわる。
【0016】ベッドボトムの裏面周縁部には、6個の支
脚5が取付けられている。ベッドボトムの裏面の中央部
には、旋回輪7が取付けられている。
【0017】旋回輪7は、図3を参照して、ベッドの裏
面中央部に固定される固定部19と、鉛直線21の周り
を旋回し得る旋回部8と、旋回部8に回転自在に保持さ
れ、床面上を転動し得る車輪9を含む。
【0018】次に、旋回輪と、プレート部材と案内部材
について、詳細に説明する。図4には、プレート部材1
0の平面図Aと、旋回輪7の正面図Bと、プレート部材
10の側方から見た図Cが描かれている。
【0019】旋回輪7は、図4を参照して、間隔をあけ
た1対の車輪9を含むように構成されるのが好ましい。
【0020】床面には、図1と図4を参照して、ベッド
1を設置すべき第1の位置からベッドメーキングをする
ための第2の位置まで延びる、所定の高さを有するプレ
ート部材10が固定されている。プレート部材10は、
たとえば止め釘22により、床面に固定される。当該装
置は、旋回輪7がプレート部材10上を落下することな
く、ベッドを設置すべき第1の位置から、ベッドメーキ
ングをするための第2の位置まで移動し得るように旋回
輪7を案内する案内部材11を備える。案内部材11
は、プレート部材10の表面から上方向に向かって突出
するガイドレール(以下、ガイドレール11という)で
形成される。
【0021】図4を参照して、ガイドレール11の幅
は、旋回輪7の1対の車輪9の間に位置するように選ば
れている。ガイドレール11の高さは、10mm位が好
ましい。プレート部材10の、第1の位置側の端部は、
床面13から所定の高さ(約5mm)まで傾斜する傾斜
面12になっている。案内部材であるガイドレール11
は、第1の位置側において、床面13にまで延びて形成
されるのが好ましい。そして、第1の位置において、ガ
イドレール12の端部が1対の車輪9の間に、はまり込
んでいるのが好ましい。
【0022】また、図4を参照して、ガイドレール11
およびプレート部材10は、直線状に延びてもよく、図
中点線で示すように、直線部分と曲線部分を含むように
構成してもよい(これについては後述する)。
【0023】図1と図2を参照して、プレート部材10
の、第2の位置側の端部には、ストッパ14が設けられ
ている。
【0024】次に、ベッドの移動の動作について説明す
る。図1および図2を参照して、ベッド1を、矢印15
に示す方向(第1の位置から第2の位置に向かう方向)
に引くと、旋回輪7が、傾斜面12を昇り始める。旋回
輪7が傾斜面12を乗り越えて、所定の高さになったと
き、ベッドの裏面に取付けられた複数の支脚5は、床面
から離れる。さらに、ベッド1を、ガイドレール10に
沿って、ストッパ14に当接するまで、移動させる。こ
のベッド1の移動時において、ベッド1を床面上に支え
ていた支脚5が床面13から離れる結果、旋回輪7だけ
でベッド1をプレート部材10上に支持させ、ベッド1
の水平方向のバランスを取りながら、ベッド1を動かせ
るので、小さな力でベッド1を動かせることができる。
【0025】なお、図2中、左端に点線で図示した支脚
5aは、ベッド1が、第1の位置に固定されているとき
の、支脚の高さを示す。図2から、旋回輪7が、所定の
高さになったとき、支脚5は、床面13から所定の高さ
だけ離れ、一方、第1の位置では、支脚5が床面上にベ
ッド1をどっしりと支えていることが明らかである。
【0026】ベッドが第2の位置に移動したとき(旋回
輪7がストッパ14に当接したとき)、ベッド1を水平
方向に旋回させて、ベッド1を、ベッドメーキングの動
作がしやすい方向に向ける。これによって、ベッドメー
キングが容易となる。
【0027】ベッドメーキングが終わると、旋回輪7
を、ガイドレール11に沿って、第2の位置から第1の
位置まで復帰移動させることにより、ベッド1を元の位
置に戻す。このとき、支脚5は、床面13に、直接接触
するので、ベッド1は、床面13に、どっしりと固定さ
れる。客がベッド1上で少々暴れても、ベッド1は動か
ないため、客は快眠を得ることができる。
【0028】図5はガイドレール11を、直線状に形成
したときの、ベッドの移動の様子を示した図である。図
5に示すように、ベッドがシングルベッドであり、この
ベッド1を、室内のコーナ両壁面W1 ,W2 に、該ベッ
ドの1つのコーナ両側面1a,1bを当接させた状態
で、設置する場合には、ガイドレールは図中、矢印17
に示す方向に、直線状に設けられるのが好ましい。
【0029】一方、図6を参照して、ベッドが、ツイン
ベッドであり、図のように、ベッドとベッドとの間に、
置物17がある場合には、ガイドレール11は、直線部
分11aと曲線部分11bとを組合せて形成するのが好
ましい。このように、ガイドレール11とプレート部材
10の平面形状は、ベッドが配置される環境に応じて、
適宜変更するのが好ましい。
【0030】なお、上記発明の実施の形態では、案内部
材をガイドレールで構成する場合を例示したが、この発
明はこれに限られるものでなく、プレート部材の両側
に、上方向に延びる壁部材を設け、これにより案内路を
形成するものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るベッド移動装置を備えたベッドの
側面図である。
【図2】本発明に係るベッド移動装置の移動動作を説明
するための図である。
【図3】本発明に係るベッド移動装置において使用する
旋回輪を側方から見た図である。
【図4】本発明に係るベッド移動装置に使用される、旋
回輪とプレート部材とガイドレールとの係合の様子を示
す図である。
【図5】ガイドレールを直線状に延びるように形成した
場合の、ベッドの移動の様子を示した図である。
【図6】ガイドレールを、直線部分と曲線部分との組合
せで形成した場合の、ベッドの移動の様子を示す図であ
る。
【図7】従来のベッドを室内のコーナ部に設置したとき
の斜視図である。
【図8】ベッドメーキングの様子を示した図である。
【図9】従来のベッドを、移動させるときの様子を示し
た図である。
【図10】従来のベッドを移動させる方法を示した図で
ある。
【図11】従来のベッドの他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 ベッド 5 支脚 7 旋回輪 8 旋回部 9 車輪 10 プレート部材 11 案内部材 12 斜面 13 床面

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッドを、設置すべき第1の位置から、
    ベッドメーキングをするための第2の位置まで移動させ
    る装置であって、 前記ベッドの裏面周縁部に取付けられてベッドを床面上
    に支持する複数の支脚と、 前記ベッドの裏面中央部に取付けられて、鉛直線の周り
    を旋回し得る旋回部、および該旋回部に回転自在に保持
    されて前記床面上を転動し得る車輪を含む旋回輪と、 床面に固定されるものであり、前記第1の位置から前記
    第2の位置まで延びる、所定の高さを有するプレート部
    材と、 前記旋回輪が、前記プレート部材上を落下することな
    く、前記第1の位置から前記第2の位置まで移動し得る
    ように前記旋回輪を案内する案内部材と、を備え、 前記プレート部材の、前記第1の位置側の端部は、床面
    から前記所定の高さまで傾斜する傾斜面になっており、
    前記ベッドが前記第1の位置にあるときには前記複数の
    支脚が床面に接触しており、前記旋回輪が前記傾斜面を
    乗り越えて前記所定の高さになったとき前記複数の支脚
    は前記床面から離れる、ベッド移動装置。
  2. 【請求項2】 前記旋回輪は、間隔をあけた1対の車輪
    を含み、 前記案内部材は、前記プレート部材の表面から上方に向
    かって突出するガイドレールで形成され、 前記ガイドレールは前記1対の車輪の間に位置するよう
    になっている、請求項1に記載のベッド移動装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイドレールは直線状に延びる、請
    求項2に記載のベッド移動装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイドレールは、直線部分と曲線部
    分を含む、請求項2に記載のベッド移動装置。
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ITMI20040106U1 (it) * 2004-03-16 2004-06-16 Whirlpool Co Mezzo di appoggio dinamico per apparecchi quali frigoriferi congelatori e simili

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