JP2596359Y2 - 患者移乗車 - Google Patents

患者移乗車

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JP2596359Y2
JP2596359Y2 JP1992056427U JP5642792U JP2596359Y2 JP 2596359 Y2 JP2596359 Y2 JP 2596359Y2 JP 1992056427 U JP1992056427 U JP 1992056427U JP 5642792 U JP5642792 U JP 5642792U JP 2596359 Y2 JP2596359 Y2 JP 2596359Y2
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康幸 高岩
和士 角南
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オージー技研株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自分で身動き不可能な
或いは不自由な患者をベッドから載せ台に載せ替えて移
動する、患者移乗車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の移乗車に係る従来技術として
は、例えば、特公昭62−30771号公報や、実公平
2−2336号公報にみられようなものが知られてい
る。そして、前者は、車体に装備された障害者用受台
に、その上面部からベッド上面へ向けて展開状態に繰り
出したり、受台上に引き込んだりすることができる硬め
の可撓材シ−トを設け、該可撓材シ−トをベッド上面に
繰り出してそれに患者を載せた後、可撓材シ−トを受台
上に引き込むことでベッドから受台上に患者を載せ替え
ることができるように構成されている。また、後者は、
ストレッチャ−本体に対して水平方向に移動することが
できる移載台に、掛回上面が載せ面となるベルトを掛回
してそのベルトの両端部をストレッチャ−本体側に掛止
固定し、移載台が水平方向に移動されると、それに伴っ
て両端部がストレッチャ−本体側に掛止固定されている
ベルトが追従移動するように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
ののうち前者においては、ベッド上面に繰り出した可撓
材シ−ト上に患者を載せて車体側の受台上に引き込むこ
とで患者を移乗させることができるとはいうものの、ベ
ッド側に繰り出した可撓材シ−トに患者を乗せると、そ
の体重が可撓材シ−ト裏面とベッド面との広域な接触面
に全てかかるため、可撓材シ−トを引き込む際の接触抵
抗が大きくなって引き込み操作が容易ではなく、大きな
接触抵抗が掛った状態で引き込みが行なわれる故に耐久
性もよくないという問題点があった。
【0004】その点、後者においては、両端部がストレ
ッチャ−本体側に掛止固定されたベルトで移載台を包
み、移載台の移動につれてベルトの位置が変わるように
構成されているから、前者のような引き込み操作の困難
性はなくなってはいるが、ベルトで包まれた移載台をベ
ッド上に進出させた際に、移載台の上面、つまり移載台
に掛回されたベルトの上面とベッド面との間に段差が生
ずるのでベッドから移載台への患者の載せ替えが容易で
はないという別の問題を持つことになっていた。
【0005】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、患者を載せた状態での移載台の移動操作を軽快容易
に行なえるものでありながら、ベッドから移載台、或い
はその逆への患者の載せ替えも容易なように改良された
患者移乗車を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案における患者移乗車は、ストレッチャ−本体
1と、それに装備される上部架台2と、上部架台2に横
移動案内支持部3を介して取り付けられる移載台4とか
らなり、移載台4に患者載置部であるベルト5が掛回さ
れ、該ベルト5の両掛回端部が上部架台2に固定され
て、移載台4の移動によりベルト5が移載台4と共に移
動するように構成された患者移乗車において、前記横移
動案内支持部3を、移載台4が上部架台2から横側方の
所定位置に進出移動されたときにその移載台4の進出方
向前部を下傾させ得るものに構成してある。
【0007】そして、上記横移動案内支持部3は、移載
台4の両端辺部に装設するローラー6とそれぞれのロー
ラー6を転動可能に係合すべく上部架台2側に対設する
ガイド体7とで構成し、各々のガイド体7におけるロー
ラー係合溝8の前方溝部8aの幅を後方溝部8bの幅よ
りも上方に拡幅形成して、移載台4が所定位置に進出し
たときに下傾されるように構成してある。前記上部架台
2には送り手段15が設けられ、移載台4には送り手段
15に余裕をもって係合される突起23が設けられてな
る。また、ベルト5が掛回された移載台4は、移載台4
が上部架台2から横側方の所定位置に進出移動する側に
おいて上部架台2の長辺部に設置する受ローラー9と、
前記横移動案内支持部3とによって支持するように構成
してある。このように構成すれば上部架台2に対する移
載台4の横方向移動が益々軽く行なわれることとなって
移乗操作がさらに容易となる。
【0008】
【作用】上部架台2に対する移載台4の横移動は、従前
のものと同様、上部架台2と移載台4との間に組成され
るネジ機構等の任意の送り手段によって行なわれる。そ
して、移載台4が上部架台2に重合する状態に引き入れ
られた状態では、横移動案内支持部3を構成するロ−ラ
−6が、ロ−ラ−係合溝8における後部の狭い溝幅部分
に位置して、移載台4は上部架台2の上面に沿った姿勢
に維持される。ついで、ベッド上の患者をストレッチャ
ーに載せ替える場合には、ネジ機構等の任意の送り手段
15を操作すれば、その作動によって移載台4が上部架
台2から横側方に進出移動されて、移載台4に掛回され
ているベルト5が移載台4と共に進出移動するが、ベル
ト5の両掛回端部は上部架台2に固定されている故に、
進出側のベルト裏面とベッド面との接触面積が増大して
も摺動することはない。
【0009】そうして、移載台4およびベルト5がベッ
ド上の所定位置に至ったときには、前記ロ−ラ−6がロ
−ラ−係合溝8における前部の拡幅溝部分即ち前方溝部
8aに位置し、拡幅溝部分によって規制される範囲内に
おいてロ−ラ−6が上方に動き得る自由度が大になるの
で、進出移動してくる移載台4は、自重により進出前部
が低くなるように傾斜することとなってベッド面が柔ら
かい故に下方に押圧しながらもベッド面に沿って軽く移
行し、所定の進出位置においては移載台前部の下傾によ
りベッド面と患者載置部であるベルト5の掛回上面との
段差が小さくなり、段差の小さい状態において比較的容
易にベッドからベルト上に患者を載せることができる。
【0010】このようにしてベルト上に患者を載せた
後、送り手段15を前述と反対方向に作動操作すると、
移載台4が進出位置から引き込まれるのであるが、その
過程では、ロ−ラ−係合溝8における前方溝部8aに位
置していたロ−ラ−6が、この位置から狭い溝部分即ち
後方溝部8bに移行するため、進出前部が低い状態に傾
斜されていた移載台4は、次第にベッド面から離れるよ
うに持ち上げられることとなって、軽い移動状態のもと
に上部架台2上の所定位置に重なり合う位置まで引込み
移動されるのである。
【0011】
【実施例】次に、実施例について図面を参照して説明す
るが、図1は本考案による患者移乗車の斜視図、図2は
患者移乗車の載せ台部の平面図、図3は図2のA−A断
面矢視図、図4は図2をB−B線で断面にて示し作用を
説明した図である。
【0012】図1において、患者移乗車は、ストレッチ
ャ−本体1と、それに装備される上部架台2と、上部架
台2に横移動案内支持部3を介して横移動可能に取り付
けられる移載台4とで構成されている。
【0013】ストレッチャ−本体1は、キャスタ10を
備えた車体11の所定位置に支柱12を立設し、その支
柱12部に、ハンドル13の操作によって昇降作動する
昇降枠14を備えるものとなっている。そして昇降枠1
4に前記上部架台2が装備されている。
【0014】上部架台2は、平面視で長方形を呈する枠
体に形成され、その一方の長辺部を前記昇降枠14に取
り付けて、昇降枠14と共に支柱12に沿って昇降移動
できるように設けられている。そして、上部架台2の両
短辺部に、横移動案内支持部3の構成部材であるガイド
体7、7が互いに平行して敷設され、それぞれのガイド
体7、7におけるロ−ラ−係合溝8に移載台4の両短辺
部に枢設されたロ−ラ−6を係合させ、上部架台2と移
載台4に跨って装設されるネジ機構等の送り手段15に
よって、移載台4が上部架台2に対して横側方に進出移
動したり上部架台2に重なり合う状態に引込み移動した
りできるようになっている。
【0015】なお、ガイド体7におけるロ−ラ−係合溝
8は、支柱12より遠い方の前方溝部8aが、支柱に近
い方の後方溝部8bよりも上方に拡幅形成されていて、
ロ−ラ−6が前方溝部8aに移行したときには上方へ動
き得る範囲が増大されるものとなっている(図4参
照)。また、移載台4が上部架台2から横側方に進出移
動する側における上部架台2の長辺部には複数個の受ロ
−ラ−9が設けられ、これらの受ロ−ラ−9が前記横移
動案内支持部3に共働して、横移動する移載台4を支え
るように構成されている。
【0016】移載台4は、短辺部を形成する側板4a
と、それらの間を結合する部材4bとで長方形に各組形
成され、両側板4a、4aと両部材4b,4bとが囲繞
する空間部に柔軟性のあるマット4cを装備して構成さ
れている。そして、前述のロ−ラ−6は、側板4aから
外向きに突出して軸支されている。
【0017】また、移載台4の両長辺部、つまり部材4
bの外方部位にはベルト巻掛用の遊転輪群16、17が
設けられ、それらに患者載置部であるベルト5が掛回さ
れて、移載台4の上側の略全域がベルト5で覆われるも
のとなっている。そして、遊転輪群16、17に巻き掛
って移載台4の裏面に転向位置するベルトの両端部は、
上部架台2の所要位置即ち掛止固定位置18、19に固
定されている。
【0018】なお、移載台4は、側面視(図3参照)に
おいて或る部位から進出方向の前端部になるに従って漸
次薄肉厚となるように形成されており、そのために、ベ
ルト巻掛用の遊転輪群は、支柱12に近い方のもの16
を大径にし、支柱12から遠い方のもの17を小径とし
ている。
【0019】図中、20は送り手段を操作するハンド
ル、21は送り手段のネジ軸を回転駆動するギア、22
はネジ軸に螺合する雌ネジ体、23は、移載台に固設さ
れ前記雌ネジ体に傾動できる余裕をもって係合された突
起である。
【0020】
【考案の効果】本考案は、次に記載する効果を奏する。
請求項1に記載した考案の患者移乗車においては、横移
動案内支持部3を、移載台4が上部架台2から横側方の
所定位置に進出移動されたときにその移載台4の進出方
向前部を下傾させ得るものに構成しているので、移載台
4に患者を載せて上部架台2側に移行する際に従来の可
撓材シ−トによるもののように大きな接触抵抗がかかる
ことがなくなって容易に移行させることができながら、
患者載せ替えの際は、移載台4が進出前部が低くなるよ
うに傾斜することによりベッド上面との段差が小さな状
態で患者を載せ替えることができ、その作業が著しく容
易なものとなった。
【0021】また、横移動案内支持部3を、移載台4の
両端辺部に装設するローラー6とそれぞれのローラー6
を転動可能に係合すべく上部架台2側に対設するガイド
体7とで構成し、各々のガイド体におけるローラー係合
溝8の前部の溝幅を後部の溝幅よりも上方に拡幅形成し
て、移載台が所定位置に進出したときに下傾されるよう
に構成しているので、患者載せ替えの際の移載台の姿勢
変更ならびに患者を載置しての移載台4の移行がより軽
快に行なわれながら構造が簡潔であるという利点があ
る。
【0022】また、移載台4が上部架台2から横側方の
所定位置に進出移動する側において上部架台2の長辺部
に受ローラー9を設置し、これと前記横移動案内支持部
3とによって移載台4を支持しているので、上部架台2
に対する移載台4の横方向移動が益々軽快に行なわれる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による患者移乗車の斜視図である。
【図2】患者移乗車の移載台部の平面図である。
【図3】図2のA−A断面矢視図である。
【図4】図2をB−B線で断面し作用を説明した図であ
る。
【符号の説明】
1 ストレッチャ−本体 2 上部架台 3 横移動案内支持部 4 移載台 5 ベルト 6 ロ−ラ− 7 ガイド体 8 ロ−ラ−係合溝 8a 前方溝部 8b 後方溝部 9 受ロ−ラ−

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストレッチャー本体(1)と、それに装備
    される上部架台(2)と、上部架台(2)に横移動案内
    支持部(3)を介して取り付けられる移載台(4)とか
    らなり、移載台(4)に患者載置部であるベルト(5)
    が掛回され、該ベルト(5)の両掛回端部が上部架台
    (2)に固定されて、移載台(4)の移動によりベルト
    (5)が移載台(4)と共に移動するように構成された
    患者移乗車において、前記横移動案内支持部(3)を、
    移載台(4)が上部架台(2)から横側方の所定位置に
    進出移動されたときにその移載台(4)の進出方向前部
    を下傾させ得るものに構成し 横移動案内支持部(3)を、移載台(4)の両端部に装
    設するローラー(6)と各ローラー(6)(6)を転動
    可能に係合すべく上部架台(2)側に対設するガイド体
    (7)(7)とで構成し、各ガイド体(7)におけるロ
    ーラー係合溝(8)の前方溝部(8a)を後方溝部(8
    b)よりも上方に拡幅形成してなり、 前記上部架台(2)には送り手段(15)が設けられ、
    移載台(4)には送り手段(15)に余裕をもって係合
    される突起(23)が設けられてなり、 前記移載台(4)が上部架台(2)から横側方の所定位
    置に進出移動する側において上部架台(2)の長辺部に
    受ローラー(9)(9)を設け、これらの受ローラー
    (9)(9)と前記横移動案内支持部(3)とで移載台
    (4)を支持するようにしてある患者移乗車。
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CN112914844B (zh) * 2021-01-14 2023-04-18 北京京东方光电科技有限公司 医用转移床

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