JP2709473B2 - レーザプリンタ等の光走査装置等の脱着装置 - Google Patents

レーザプリンタ等の光走査装置等の脱着装置

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JP2709473B2
JP2709473B2 JP63116810A JP11681088A JP2709473B2 JP 2709473 B2 JP2709473 B2 JP 2709473B2 JP 63116810 A JP63116810 A JP 63116810A JP 11681088 A JP11681088 A JP 11681088A JP 2709473 B2 JP2709473 B2 JP 2709473B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、レーザプリンタ等の光走査装置等のユニッ
ト構成に関し、特に簡単な着脱装置に係るものである。
(従来の技術) 第13図は従来のレーザプリンタの断面図を示し、レー
ザプリンタ本体内には、感光体1、転写チャージャ2、
帯電チャージャ3、除電ランプ4、現像部5、クリーニ
ング6、トナーカートリッジ7、光走査装置8、給紙部
9、定着部10、排紙切換部11、用紙反転機12、排紙搬送
路13、給紙カセット14a,14b、排紙トレイ15a,15b等で構
成されている。
排紙搬送路13は排紙障害等の場合、矢印(A)方向に
回動し、障害処理ができるようになっている。
従来のレーザプリンタ等に於いては、機能優先を前提
に上記各部の配置構成がとられているため、製造上、部
品交換等の組付け、分解あるいは取出し作業の観点から
は、あまり考慮された構造となっていないのが現状であ
る。
例えば、光走査装置8の場合、感光体1との位置関係
が正確に配置されていないと、記録に影響するので、従
来はレーザプリンタ本体から簡単に脱着できない構造と
なっていた。
第14図は従来の光走査装置8の斜視外観図を示し、プ
リンタ本体への取付構造と光学箱80の配置部品を示すも
のである。
光学箱80は少なくとも4本の取付ネジ81によってレー
ザ光の光走査面(主走査方向)に対して直角方向に固定
されている。したがって光学箱の取外しは光学箱の高さ
方向(B)に取外す必要があるため光学箱の高さ以上の
空間が必要となる。しかし光学箱の高さ方向には排紙ト
レイ15a,15bその他の部材があり、これらが様々な方向
から組付けられているため、簡単に取外しができないの
が現状である。
また、レーザプリンタ本体内に占める平面積は側面積
よりもはるかに大きく、光学箱をその高さ方向に脱着す
ることは、他の部材との配置関係から考えても好ましい
方法とはいえなかった。
なお第14図に於いてレーザプリンタ本体基板82に4本
の取付ネジ81で光学箱80が取付けられ、箱内には回転多
面鏡83、レーザ光の光軸上に配置の複数の結像レンズ8
4、水平同期信号検知用ミラー85、このミラーからの反
射ビームを取出す光ファイバー90と接続の光コネクタ8
7、半導体レーザ86、回転多面鏡83のリードコネクタ8
8、防塵ガラス89等を有する。そして光コネクタ87、半
導体レーザ86のコネクタおよび回転多面鏡のリードコネ
クタ88等は光学箱80の側壁から様々な方向へ導出されて
いる。また、図面には示されていないがふたが光学箱に
取付ネジで固定され、内部から外部へレーザ光の漏洩を
防止し、外部から内部へのゴミ等の浸入を防止してい
る。
これまでのべた電子写真方式を用いたプリンタ、複写
機の各部機能に於いて、光学系を除いたプロセスは、ほ
ぼ同じである。トナーの補給が必要であり、また、感光
体、現像、クリーニング、チャージャ等の交換の必要な
ユニットを有している。
さて、最近はトナーの補給はもちろん感光体ユニッ
ト、クリーニングユニットまでもユーザ交換としている
機械が製品化されている。特にプリンタにおいてはユー
ザメンテナンスの要求が強く各交換ユニットをユーザが
簡単に交換できることが必要条件となりつつある。
従来のこの種装置の一例では、感光体ユニット、現像
ユニット、クリーニングユニット等の複数の作像ユニッ
トを一体に構成し、ある一定期間経過後、交換の際には
これらの一体となっているユニットを一体のまま交換す
るようにしている。各部ユニットの寿命や消耗は、その
特性や使用状態によって異なっているので、あるユニッ
トが寿命がきて交換が必要になっても他のユニットはま
だ十分に使用することができる場合が生じる。しかし、
このような一体型の装置では、交換すべき時期の早いユ
ニットにあわせて交換しなければならないので、1回の
交換毎の部品コストが高くつき、ランニングコストが必
然的に高くなってユーザに大きな負担を強いるという欠
点があった。
また、このような一体型の欠点を除くため、クリーニ
ングユニット、現像ユニット、感光体ユニット等の各ユ
ニットを個別に交換サイクルを設定し、各ユニットを個
別に交換する方式をとっている機械も製品化されてい
る。
そして、その交換の仕方として、大別して二つに分け
ることができる。
その一つは、機械本体から個別に各ユニットを引出し
て交換する方式であり、この方式では、各ユニットごと
に引出しのための機構を必要とし、しかも各ユニット間
の位置は正確に位置決めされればならず、それが狭い空
間内に配置してあるため交換の作業がしにくいだけでな
く、交換するユニットを取出す際に交換時期でない他の
ユニットを傷つけたり、トナーがこぼれて内部を汚した
りしやすいという欠点があった。
また、他の一つは、各ユニットを作業ユニットとして
全体を機械本体の外に引出すよう構成し、引出したもの
から個々のユニットを交換する方式である。この方式で
は、各ユニットが本体内で動作するのに必要な精度を出
して位置決めされていて、それがそのまま引出されるの
で、まだユニットを取り出しにくく、また、トナーのこ
ぼれや感光体を傷つけやすいという欠点があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記光走査装置等をモジュール化して交換
性を持たせる場合、光学箱の脱着のために必要とする空
間容積を大きくせず、他の交換ユニット(感光体、現
像、クリーニング等)との位置決め上の整合性をとるこ
とが必要であり、特に感光体に対する機械的な位置精度
が重要であった。
したがって、本発明は光走査装置をモジュール化し、
感光体に対する機械的な位置精度を正確にするとともに
脱着が簡単なように脱着の際の作業者の作業容易性,安
全性を高めることを目的とするものである。
(構成および作用) 本発明は、レーザプリンタ等の本体内部に、光走査装
置等を備える光学ケースを脱着させるレーザプリンタ等
の光走査装置等の脱着装置において、前記光学ケースを
前記本体から着脱する際に前記光学ケースをガイドする
ガイドレールと、前記光学ケースをスライドさせたとき
上下方向,着脱方向,上下および着脱方向に対して垂直
方向の3次元方向の位置決めを行う複数の固定部を有す
る固定部材とを前記本体に備え、前記固定部材に嵌合す
る複数の嵌合部を有する嵌合部材を前記光学ケースに備
え、前記光学ケースのスライドによって前記固定部と前
記嵌合部とを結合または離脱させることにより、前記本
体に対して前記光学ケースを装着および取外し可能に構
成し、さらに垂直方向の固定部に嵌合する嵌合部を前記
光学ケースにおける着脱方向の後面側板に設け、前記垂
直方向の固定部を前記本体における前記後面側板に対向
する位置に設けたことを特徴とする。
また本発明は、前記光学ケースと感光体等を備える作
像ケースとは互いに直角方向に水平移動し、前記光学ケ
ースはレーザプリンタ本体の側面から着脱できるように
配置され、前記光学ケースの着脱方向の前面側板に把手
を有することを特徴とする。
本発明によれば、光走査装置の光学箱に設けたスライ
ド用リブを本体ガイドレールによりガイドし、光学箱の
先端部突起と本体ステーの穴との嵌合で横方向を、また
光学箱の前方、後方の嵌合溝と本体の前方、後方スタッ
ドとの嵌入により高さ方向および縦方向の3次元方向の
位置決めを行ない、2本の取付ネジにより固定させるも
のである。したがって本発明の光走査装置はモジュール
化された状態で、レーザプリンタ本体の横方向から、即
ち占有面積の小さい水平移動により着脱しうるようにし
た。
本発明は後で述べる作像ケースにある感光体と上,下
関係に光走査装置が配置され、両者の本体への着脱は互
いに直角方向にスライドできるようになっており、正し
い位置関係が保持され、部品交換等が容易に行なえるよ
うになっている。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例の斜視外観図を示し、
(1)はレーザプリンタ本体側、(2)は光走査装置8
の光学箱80であり、第13図、第14図と同一数字記号は機
能上ほぼ同じであるが後述するように配置関係等を異に
する。
プリンタ本体(1)側に於いて、光学箱80の横幅間隔
に配設された本体側板16の内側面に、本体ガイドレール
17を備える。このガイドレールの両端に、レールの位置
レベルより少し高い位置へ前方および後方スタッド18,1
9を備え、前方は高さ方向、後方は高さ方向および縦方
向(スライド方向(D)−(D′))の位置決め用に使
用される。また、2つのプリンタ本体側板16間に本体ス
テー20を張架し、横方向位置決め用の穴20aを少なくと
も1箇所備える。更に、後方スタッド19の後方、従って
レーザプリンタ本体の外側に近い本体側板16の内側面に
取付ネジ22のネジ穴プレート21を備え、その設定位置は
光学箱80の前面側板80gの内面側と若干の隙間g1(第5
図参照)を有する。
次に光学箱(2)に於いて、モジュール化のためほぼ
方形状に形成され、その両側板80gに前記本体ガイドレ
ール17と滑動しガイドされるスライド用リブ80bと、前
記本体側の前方、後方スタッド18,19と嵌合する前方、
後方嵌合溝80c,80dとを備える。また、後面側板80eには
前記本体ステー20の穴20aと嵌合する突起80fを備え、前
面側板80gには前記本体のネジ穴プレート21に螺入する
取付ネジ22の挿入孔80hが穿たれている。
また、半導体レーザ86のコネクタ80c、水平同期信号
検知光コネクタ87、回転多面鏡のリードコネクタ88との
対応コネクタ86′c,87′,88′を前面側板80g側に集め板
面より凹んだ所に配設され、コネクタ86,87,88がこれに
接続されたとき、コネクタの筐体部が前面側板80gの凹
みに入るよう形成されている。
図面では前面側板80g側にコネクタ86′c,87′,88′を
設けているが、後面側板80eに設けてもよい。
上記光走査装置の光学箱80の前面側板80gには脱着作
業が容易にできるための各実施例の斜視外観図を第2図
(1),(2),(3)に示す。同図(1)は前面側板
80gのほぼ中央部に把手80iを設けた場合で、脱着の際本
体側の前方,後方スタッド18,19と嵌合している前方嵌
合溝80c,後方嵌合溝80dとに等分の脱着力が係るように
配置される。
また、同図(2)は前面側板80gのほぼ両端部に把手8
0i1,80i2を配置し、脱着の際には両把手をつかみ脱着で
きるので、光走査装置が重量物である場合等に有効であ
る。
また、同図(3)は前面側板80gの底面部から断面L
形状の把手80jを設けた場合であり、脱着の際には握り
として用いられ、装置後はプリンタ本体側から光走査装
置の各コネクタ86′c,87′,88′に接続されるコネクタ8
6c,87,88のガイドとして使用される。
上述したプリンタ本体側と光学箱の位置決め用の部材
としては、第3図に示すような部材でも同じ機能を満足
することができる。同図(1)は本体ガイドレール17と
前方、後方スタッド18,19を一体化して本体側板16の内
面側に設けた場合を示す。同図(2)は光学箱80の側板
80aに設けられる後方嵌合溝80dに鍔部80d′を付設し、
本体側スタッドとの係合をし易いようにし、保持面積を
大きくして安定な固定化をはかったものである。なお前
方嵌合溝80cも同様に形成されている。次に同図(3)
は光学箱の前面側板80gに後方嵌合溝80dを一体に形成
し、本体側の後方スタッド19とは取付ネジ22によって固
定し、本体側のネジ穴プレート21を省略した場合を示
す。以上いずれの形態も3次元方向の位置決めができる
ように設計変更しうることの一例を述べたものである。
次に第4図は本発明に使用される光学箱80の内装部品
の配置例を示し、モジュール化に最適なようになってい
る。筐体はほぼ方形状に形成し回転多面鏡83を前面側板
80g寄りの中央部に配置し、回転多面鏡83の水平走査光
学軸方向に、後面側板80eから所定の間隔を置いて第1
ミラー84a,第2ミラー84b,第3ミラー84cおよびFθレ
ンズ84dが順次前面側板側へと配置されている。また水
平同期信号検出用の第4ミラー85が一方の側板80a側に
第1ミラー84aと第2ミラー84bとの間に配置され、第4
ミラー85の反射光軸に光ファイバー87aが配設され、光
コネクタ87′に接続されている。また半導体レーザ86
は、斜め方向に回転多面鏡83と対峙するよう配設し、こ
のレーザ光軸上に第1シリンドリカルレンズ86aを備
え、レーザ光が回転多面鏡83へ集束するようにしてい
る。また前記回転多面鏡83の駆動ボード83aが側板80aと
前面側板80gとで囲まれた角部に配設される。また、光
ファイバー87aから光コネクタ87′に導く際、レーザ光
が直進し箱外へ洩れるのを防止するため障壁87bを設
け、直進を遮断するよう配設されている。
次にプリンタ本体への光走査装置の光学箱の着脱につ
いて第5図を用いて説明する。同図(1)はプリンタ本
体へ光学箱を装着前の状態、(2)は装着後の状態を示
す一部断面図である。光学箱80のスライド用リブ80bを
プリンタ本体のガイドレール17上に沿ってスライド(矢
印D方向)させると、前方および後方の嵌合溝80c,80d
はプリンタ本体の前方および後方のスタッド18,19とそ
れぞれ嵌入する。この場合、前方スタッド18と前方嵌合
溝80cとのスライド方向に隙間g2を持たせるように前方
嵌合溝80cを配置してある。これによって、スライド方
向(矢印D:縦方向)の位置決めを行なう後方スタッド19
と後方嵌合溝80dとの嵌入接着がし易くしてある。ま
た、高さ方向(矢印B)は、前方および後方のスタッド
18,19にそれぞれ嵌合溝80c,80dが嵌入したとき、スタッ
ド径と嵌合溝幅寸法とで決められている。また、横方向
(図面に対して垂直方向:第1図(1)の矢印E)は、
突起80fが本体ステー20の穴20aに嵌入し位置決めされ
る。即ち、光学箱80をプリンタ本体へ装着すると縦方
向、横方向および高さ方向の3次元方向がプリンタ本体
と光学箱との各部材によって自動的に位置決めされる。
この状態でプリンタ本体のネジ穴プレート21の面と前面
側板80gのプリンタ本体側の内面とは、前述したように
隙間g1を有している。したがって、取付ネジ22を穴プレ
ート21のネジ穴へ螺入することによって、前記スライド
方向の位置決め状態に影響を与えることもなく固定する
ことができる。
次にプリンタ本体から光学箱を取出す場合は、装着の
場合と反対に取付ネジ22を緩め、光学箱のスライド用リ
ブをプリンタ本体のガイドレールに沿って、逆方向へス
ライド(矢印D′)すれば第5図(1)の状態となりプ
リンタ本体から取出すことができる。なお、説明が後に
なったが、第13図に於いて排紙搬送路13を矢印(A)方
向に回動し、光走査装置8(光学箱80)の引出し方向
(D′)を開放し、プリンタ本体の横から水平移動でき
る。
第6図は前述した光走査装置の下段に配置し、プリン
タ本体からの脱着方向が光走査装置のそれと直角方向
((G′)−(G))に設定された作像ケース23の斜視
図を示す。この図面は作像ケース23を着脱するに必要な
機構部のみを示し、プリンタ本体は前面側板24と後面側
板25とを有し、作像ケース23の縦方向(スライド方向:
(G)−(G′))の長さ間隔に配置される。前面側板
24および後面側板25には作像ケース23の位置決め用スタ
ッド24a,24bおよび25a,25bが感光体1と光走査装置の水
平走査面と正確に対応する位置に設けられる。また前面
側板24には作像ケース23が出入できる開口24cが開けら
れている。後面側板25には作像ケース23の感光体(この
場合はドラム)を駆動するドラム駆動用軸25cが配設さ
れる。また、前面側板24と後面側板25との間に作像ケー
ス23を脱着支持するガイドレール26,26′を有する。作
像ケース23には前記スタッド24a,24bおよび25a,25bに嵌
入し高さ方向(矢印(B))、横方向(矢印(E))お
よび縦方向(矢印(G)−(G′))の3次元位置決め
用の穴23a,23bおよび23a′,23b′を有する。また作像ケ
ース23の両側板にはプリンタ本体の支持ガイドレール2
6,26′と係合するリブ23cを有し、前面側板に引出し入
れ用の把手23dを備える。
上述した作像ケースをプリンタ本体へ装着する場合
は、把手23dによりスライド方向(G)へ押し込むと本
体の支持ガイドレール26,26′に沿ったリブ23cが摺動
し、後面側板25のスタッド25a,25bに位置決め用穴23
a′,23b′が嵌入し、前面側板24のスタッド24a,25bに位
置決め用穴23a,23bが嵌入し3次元方向の位置決めがさ
れる。この時、作像ケースの感光体1の穴1aにドラム駆
動用軸25cが嵌入結合し、感光体を駆動源と接合する。
このように把手23dを持ってプリンタ本体へ押し込むと
自動的に作像ケースの位置決めと、感光体に対する駆動
源が接合される。次に取出した上記と反対の動作により
容易にプリンタ本体から取り出すことができる。
次にこれまで述べたレーザプリンタ本体内に収容され
る光走査装置、作像ケース(以下、ドロワという)等に
ついて付言する。
第7図は第13図に示すレーザプリンタの斜視図を示
し、第8図にドロワの一部断面図を示す。
第7図および第8図に示すように、本例のレーザプリ
ンタは、そのプリンタ本体の一側面にドロワ23が、支持
ガイドレール26,26′によって滑動自在に取り付けられ
ている。
ドロワ23には、感光体ユニット1、現像ユニット5、
クリーニングユニット6、トナーカートリッジ7等の作
像ユニットが着脱自在に収納されている。ドロワ23が本
体内に押し込まれた状態では、これら各ユニットが電子
写真方式による記録動作が正しく行なわれるように相互
に適切な位置関係を保持して装着され、かつプリンタ本
体側に設けられる転写チャージャ2、帯電チャージャ
3、除電ランプ4、光学系ユニット8、レジストローラ
27等とも適切な位置関係を保持するように位置決めされ
ている。
ドロワ23を本体外へ引出すことによって、感光体ユニ
ット1に対して現像ユニット5およびトナーカートリッ
ジ7は第8図の向かって右側へ自動的に引き離され、ク
リーニングユニット6は左側へ自動的に引き離される。
このようなユニット相互の隔離によって、どれかのユニ
ットの交換時期がきて取外す時に、隣接ユニットとの間
に若干の空間の余裕が生じているので、作業が簡単とな
り隣接ユニットを傷つけることがない。
ドロワ23の前面には引出しを行なうための把手23dが
取り付けられている。また、現像ユニット5、クリーニ
ングユニット6、トナーカートリッジ7にもそれぞれ把
手が設けられている。ただし、第7図にはその把手は省
略されていて図示されていない。
プリンタ本体には、前述の作像ユニットを搭載したド
ロワ23や、感光体上を光学的に走査する光学系ユニット
8やその他の構成のほかに、記録紙を供給する第1給紙
カセット14aおよび第2給紙カセット14bと、作像ユニッ
トで現像された記録紙上のトナー像を加熱および加圧に
より定着させる定着ユニット10、搬送部28等を備えてい
る。またプリンタ本体の上部には、搬送路13を介して排
出された記録済の記録紙を受け入れれる第1排紙トレイ
15aおよび第2排紙トレイ15bが設けられている。
また、プリンタ本体は、いわゆるオプションとして必
要に応じて用いられる別体の大量給紙ユニット29と、定
着ユニット10を出た片面に記録された記録紙を裏返して
再び作像ユニットに供給するための反転ユニット12(第
13図)とからなるオプションユニット30の上に載置され
ている。
ドロワ23をプリンタ本体内に納めた状態で覆板23eを
起こして被せることによりほこり等の浸入を防ぐと共に
外観の体裁を整えることができる。
第9図および第10図はドロワ23を引出すことによりク
リーニングユニット6の感光体ユニット1から離すため
の機構の一例を示すものである。スライド孔31、クリー
ニングユニット保持用切欠部32、スプリング支持突起
(ピン)33およびカム当接部34からなる一対のスライダ
35,35′をドロワ23の引出し方向の前後に配設し、ガイ
ドピン36によりドロワ23に対し滑動自在に固定する。そ
してスライダ35のスプリング支持突起33とドロワ23の底
部に固定したスプリング支持突起38との間にスプリング
39を張設する。
また、ドロワ23の前後の側板間に軸棒40を通し、スラ
イダ35のカム当接部34の位置に対応する箇所にカム41を
固定し、軸棒40を軸方向に回動させるように付勢するス
プリング37を取り付ける。なお、このようなカムおよび
スプリングは第9図には図示されていないが、スライダ
35′に対して設けられることはもちろんである。軸棒40
の後端部にはプリンタ本体側に設けられたカム43と係合
するようにピン42が設けられる。
クリーニングユニット6はその前後両端に設けた4本
のピンを有し、そのうち2本のピン44,44′が第10図に
示すようにスライダ35の切欠部32,32′にはめ合わされ
て、スライダ35に保持され、第11図に示すように残りの
2本のピン45,45′がプリンタ本体の側壁に設けたピン
支承部46,46′により保持される。そのピン支承部46,4
6′は第12図に示すようにスライド方向にピンを滑動可
能に支承するためのピンスライド用長孔47を有し、その
上方にピン挿入口となる切り欠き48を有している。
以上のように構成された作像ユニットを保持したドロ
ワ23は、それがプリンタ本体内に収容された動作位置に
おいては、軸棒40の端部のピン42が本体側カム43の奥の
方へ当接され、スプリング37がカム41を回動させるのを
阻止している。そのため、スライダ35,35′にはスプリ
ング39の弾性力のみが有効に作用し、スライダ35,35′
に支持されたクリーニングユニット6を本来の作動位置
である感光体ユニット1に近接して位置させる。即ち、
クリーニングユニット6はスプリング39によって第9図
の右方向へ引っ張られた位置(基準位置)に規定された
状態にされる。
一方、ドロワ23を引出した状態においては、ドロワ23
の前後に渡っている軸棒40の端部のピン42が、プリンタ
本体側のカム43から抜けて、スプリング37による回転力
をカム41が受けてスライダ35,35′の当接部34を押す。
スプリング力は、スプリング37の方がスプリング39より
も強いものが用いられているので、スライダ35は図の左
側へ移動し、その結果クリーニングユニット6のピン4
4,44′を引くことによってクリーニングユニット6は感
光体ユニット1により離れる。
以上は、クリーニングユニット6についてのみ説明し
たが、現像ユニット5についても同様の機構により、ド
ロワ23の引き出し時に感光体ユニット1から引き離すこ
とができる。
以上の例ではドロワ23をプリンタ本体から引出したと
きに、ドロワ23にセットした各ユニット間を自動的に離
間するために、ドロワ23の位置の検出と、その検出に応
じた所定のユニットのスライド動作とを複数のカム機構
の組み合わせによって行なっているが、このようなカム
機構に限らず、他の手段、例えばドロワ位置の電気的な
検出とそれによって駆動される電磁的機構との組み合わ
せによって実現することができる。
(発明の効果) 本発明によれば、レーザプリンタ本体内に組付けられ
る光走査装置、作像ケース等へ本体内に設けられた高さ
方向、横方向および縦方向の3次元方向の位置決め用の
固定部材と嵌合する嵌合部材を備え、本体内のガイドレ
ールに沿って光学ケースを装着すれば、固定部材と嵌合
部材との嵌合により自動的に光学ケースの安定した位置
決めがなされる。また本体内からの引出しも把手を握り
上記と反対に行なえば簡単に取出すことができる。ま
た、光走査装置の本体への脱着が最小空間面積で行なえ
るよう、本体の側面方向へ行なうようにしたので、従来
のような本体への組付け、組外しが極めて簡単となっ
た。更に光走査装置の光学箱は本体への脱着が簡単にな
るように方形状に形成し、各種リードコネクタをその一
面に集合し、制御系との接続を容易とした。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の斜視外観図、第2図は光学
箱の前面側板に設置される把手の各実施例の斜視外観
図、第3図は位置決め用部材の各例を示す斜視外観図、
第4図は光走査装置の光学箱の内装部品配置例、第5図
は第1図に示すレーザプリンタ本体と光学箱との位置決
め動作説明図、第6図は作像ケースをレーザプリンタ本
体に脱着する機構例図、第7図はレーザプリンタの斜視
外観図、第8図は第7図のドロワの一部断面図、第9図
および第10図はドロワ23を引出すことによりクリーニン
グユニット6を感光体ユニット1から離すための機構の
一例図、第11図はクリーニングユニット6をドロワ23に
支持する機構図、第12図はピン45,45′の支承部を示す
図、第13図は第7図のレーザプリンタの断面図、第14図
は従来の光走査装置に於ける光学箱のプリンタ本体への
取付状態を示す外観斜視図である。 1……感光体:感光体ユニット、8′……光走査装置、
80……光学箱、80a……側板、80b……スライド用リブ、
80c……前方嵌合溝、80d……後方嵌合溝、80e……後面
側板、80f……突起、80g……前面側板、80h……挿入
孔、80i,80j……把手、80〜88,86′〜87′……コネク
タ、16……本体側板、17……本体ガイドレール、18……
前方スタッド、19……後方スタッド、20……本体ステ
ー、20a……穴、21……ネジ穴プレート、22……取付ネ
ジ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザプリンタ等の本体内部に、光走査装
    置等を備える光学ケースを脱着させるレーザプリンタ等
    の光走査装置等の脱着装置において、 前記光学ケースを前記本体から着脱する際に前記光学ケ
    ースをガイドするガイドレールと、前記光学ケースをス
    ライドさせたとき上下方向,着脱方向,上下および着脱
    方向に対して垂直方向の3次元方向の位置決めを行う複
    数の固定部を有する固定部材とを前記本体に備え、前記
    固定部材に嵌合する複数の嵌合部を有する嵌合部材を前
    記光学ケースに備え、前記光学ケースのスライドによっ
    て前記固定部と前記嵌合部とを結合または離脱させるこ
    とにより、前記本体に対して前記光学ケースを装着およ
    び取外し可能に構成し、 さらに垂直方向の固定部に嵌合する嵌合部を前記光学ケ
    ースにおける着脱方向の後面側板に設け、前記垂直方向
    の固定部を前記本体における前記後面側板に対向する位
    置に設けたことを特徴とするレーザプリンタ等の光走査
    装置等の脱着装置。
  2. 【請求項2】前記光学ケースと感光体等を備える作像ケ
    ースとは互いに直角方向に水平移動し、前記光学ケース
    はレーザプリンタ本体の側面から着脱できるよう配置さ
    れ、前記光学ケースの着脱方向の前面側板に把手を有す
    ることを特徴とする請求項(1)記載のレーザプリンタ
    等の光走査装置等の脱着装置。
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