JP2708979B2 - シフト加算方式を用いた乗算回路 - Google Patents

シフト加算方式を用いた乗算回路

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JP2708979B2 JP3218856A JP21885691A JP2708979B2 JP 2708979 B2 JP2708979 B2 JP 2708979B2 JP 3218856 A JP3218856 A JP 3218856A JP 21885691 A JP21885691 A JP 21885691A JP 2708979 B2 JP2708979 B2 JP 2708979B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル信号処理装置
などに使用されるデジタル乗算回路に関し、特に、シフ
ト加算方式を用いた乗算回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、シフト加算方式を用いた乗算回
路は、図6に示すように構成される。乗数が5ビット場
合、被乗数a(a0、a1、・・・・)が印加されるシフ
トレジスタ1は、4個のDFF2から構成され、各出力
は乗数bの各ビットb0〜b4が一方の入力に印加された
ANDゲート3の他方の入力に印加される。下位2ビッ
トのANDゲートG0及びG1の各出力はフルアダー回
路4(FA1)の入力に印加され、ANDゲートG3〜
G4の各出力は前段のフルアダー回路4の出力Sととも
に次段のフルアダー回路4に印加される。また、各フル
アダー回路のキャリー出力COとキャリー入力CIの間に
は、キャリー保持用のDFF5が設けられている。
【0003】図6に示された乗算回路によると、乗数b
のビットが“1”のANDゲート3のみを介してシフト
された、即ち、2n(nはシフトの段数)倍された被乗
数が各々加算され、乗算結果として出力される。しかし
ながら、図6の乗算回路は被乗数及び乗数が正の場合に
は使用できるが、被乗数あるいは乗数の一方が負の場合
には、負のデータから2の補数を求め、絶対値どうしの
乗算を行った後に、乗算結果から2の補数を求めて符号
を付さなければならない。
【0004】デジタル信号処理装置などでは、負の定数
を乗算することがしばしば行われている。例えば、乗数
が−30の場合には図7に示すような乗算回路が使用さ
れていた。−30を乗算すると言うことは、被乗数に−
1を乗算したものに30を乗算することであり、30を
示すバイナリデータの “1”が立っているビットに相
当するシフトレジスタ6の出力を反転し+1を加算する
ことによって被乗数の2の補数を得、これらを加算する
ことである。そこで、図においては、シフトレジスタ6
の1段目、2段目、3段目、及び、4段目のDFF7の
各出力はインバータ8によって反転され、各々従属接続
されたハーフアダー回路9(HA1)及びフルアダー回
路10(FA2、FA3、FA4)の加算入力Bに印加
される。また、1段目の反転出力が印加されたハーフア
ダー回路FA1の加算入力Aとキャリー出力COとの間
と、フルアダー回路10のキャリー出力COとキャリー
入力COの間には、キャリー保持用のDFF11が各々
接続される。ここで、DFF11のセット入力Sにはセ
ット信号SETが印加され、シフトクロックCLKを印
加する前に、DFF11をセット状態にする。
【0005】図7の乗算回路によれば、セット信号SE
Tによりキャリー保持用のDFF11をセットすること
により、ハーフアダー回路HA1において被乗数aの−
2倍の数値に+1が加算されて2の補数が出力され、同
様に、各フルアダー回路10においても−4倍、−8
倍、−16倍されたデータに+1が加算されて、各々2
の補数が出力され、そして加算される。従って、フルア
ダー回路FA4の加算出力が乗算結果、−30×(a4
3210)となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6及
び図7に示された乗算回路では、乗数が2n以外の数値
の場合にはシフトレジスタ1または6に接続される加算
回路及びキャリー保持回路の構成が複雑となり、集積回
路化されたデジタル信号処理装置に組み込む際に素子数
の増大となる欠点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した点に
鑑みて創作されたものであり、被乗数がシフトされるn
段のシフトレジスタと、乗数を±ann±an-1n-1±
・・・±a12±a0 0の形の最少項数で表現し、前記
各項に対応する前記シフトレジスタの出力段からの出力
信号が印加される加算回路と、前記乗数の各項の符号が
負の場合に前記シフトレジスタの対応する段の出力を反
転するとともに該反転出力に1を加算する2の補数作成
回路とを備えたることにより、構成が簡単なシフト加算
方式を使用した乗算回路を供するものである。
【0008】
【作用】上述の手段によれば、乗数が最少項数の加算と
減算によって表現されるため、シフトレジスタからの出
力取り出し数が減少し、これら出力信号の加算回路及び
キャリー保持回路の構成が少なくなる。また、乗数が負
の場合にも2の補数を作成する回路が少なくて構成でき
るので、システムの縮小化を図ることが可能となる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示す回路図であ
り、乗数が30の場合を示す。乗数30は、25−21
表現できるから、シフトレジスタの5段目の出力、即
ち、被乗数を32倍した出力からシフトレジスタの1段
目の出力、即ち、被定数を2倍した出力を引けばよい。
従って、図1の回路は、5個のDFF12から構成され
たシフトレジスタ13と、5段目のDFF12の出力
(×32)と1段目のDFF12の出力(×2)をイン
バータ14によって反転した出力を加算するフルアダー
回路15と、フルアダー回路15のキャリー出力CO
キャリー入力CI間に接続されたDFF16とから構成
される。
【0010】ここで、DFF16のセット入力Sにはセ
ット信号SETが印加され、シフトクロックCLKを印
加して乗算を開始する前に、DFF16がセット状態に
設定される。即ち、被乗数aを2倍したデータを反転
し、これに+1を加算することによって2の補数を算出
するのである。図2は、図1に示した回路の動作を説明
するタイミング図であり、シフトクロックCLKと、シ
フトレジスタ13の各入出力、及び、加算出力を示して
いる。シフトクロックCLKが印加される前に、セット
信号SETによりDFF16がセットされると、フルア
ダー回路15のキャリー入力CIには“1”が印加され
る。ここでインバータ14の出力、即ち、2倍された反
転出力は“1”であるため、フルアダー回路15の加算
出力OUTは“0”となり、キャリー出力COが“1”
となる。そして、シフトクロックCLKが印加される
と、シフトレジスタ13に印加された被乗数aの最下位
ビットa0が1段目のDFF12にシフトされる。従っ
て、フルアダー回路15の加算出力は、a0の反転出力
*a0とキャリー“1”の加算された結果となる。さら
に、シフトクロックCLKが印加されると反転出力*a
1とDFF16の出力、即ち、前回の加算結果のキャリ
ーCの加算結果がフルアダー回路15から出力される。
以下同様にして、図2のOUTに示される加算出力が得
られる。
【0011】図3は、本発明の他の実施例を示す回路図
であり、乗数が−30の場合を示す。乗数−30は、−
5+21と表現できるから、図3は、図1の構成におい
て、シフトレジスタ13の5段目の出力をインバータ1
7によって反転し、この反転出力と1段目の出力がフル
アダー回路15に印加される構成となっている。そして
シフトクロックCLKを印加して乗算を開始する前に、
DFF16をセット状態に設定することにより、被乗数
aを−32倍したデータを反転し、これに+1を加算す
ることによって2の補数を算出している。
【0012】図3によれば、フルアダー回路15の加算
出力は、−30×(a4321 0)となる。図4
は、本発明の他の実施例を示す回路図であり、乗数が2
9の場合を示す。乗数29は、25−21−20と表現で
きるから、シフトレジスタの5段目の出力、即ち、被乗
数を32倍した出力から被乗数を1倍した出力と2倍し
た出力を引けばよい。従って、図4は、図1と同じシフ
トレジスタ13と、シフトレジスタ13の入力を反転す
るインバータ18と、1段目のDFF12の出力を反転
するインバータ19と、インバータ18及び19の出力
が印加されたフルアダー回路20と、フルアダー回路2
0のキャリー出力COとキャリー入力CI間に接続された
DFF21と、フルアダー回路20の加算出力とシフト
レジスタ13の5段目の出力が印加されたフルアダー回
路22と、フルアダー回路22のキャリー出力COとキ
ャリー入力CI間に接続されたDFF23とから構成さ
れる。ここでDFF21及び23は、信号SETによ
り、シフトクロックCLKを印加して乗算を開始する前
にセット状態に設定される。即ち、被乗数の−1倍と−
2倍のデータに各々+1、即ち、+2を加算することに
よって各々の2の補数を算出するのである。従って、フ
ルアダー回路22の加算出力は、29×(a4321
0)となる。
【0013】図5は、本発明の更に他の実施例を示す回
路図であり、乗数が−29の場合を示す。乗数−29
は、−25+21+20と表現できるから、シフトレジス
タの5段目の反転出力、即ち、被乗数を−32倍した出
力に被乗数を1倍した出力と2倍した出力を加算すれば
よい。従って、図5は、図4の構成において、シフトレ
ジスタ13の入力と1段目のDFF12の出力をフルア
ダー回路20に印加し、フルアダー回路20の加算出力
と5段目の出力をインバータ24によって反転した出力
をフルアダー回路22に印加した構成である。
【0014】ここで、DFF21は、セット信号SET
によりリセット状態にされ、DFF23は、セット信号
SETによりセット状態にされる。即ち、被乗数の−3
2倍のデータに+1が加算されて2の補数が算出され
る。従って、フルアダー回路22の加算出力は、−29
×(a43210)となる。
【0015】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、乗数を±
n±2n-1±・・・・±21±20という形で且つ最少項
数で表現することにより、シフトレジスタからの出力信
号の取り出し数が減少し、加算回路及びキャリー保持回
路の構成が簡単及び少なくなるため、集積回路化された
信号処理装置のシステムが単純化され、集積回路の構成
素子数が減少される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す回路図である。
【図2】図1の動作を説明するタイミング図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す回路図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す回路図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す回路図である。
【図6】従来例を示す回路図である。
【図7】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
12、16、21、23 DFF 13 シフトレジスタ 14、17、18、19、24 インバータ 15、20、22 フルアダー回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル信号処理装置などに使用される
    デジタル乗算回路であり、特に扱う乗数が定数であるシ
    フト加算方式を用いた乗算回路において、 被乗数がシフトされるn段のシフトレジスタと、±a n 2
    n ±a n-1 2 n-1 ±・・・±a 1 2±a 0 2 0 (a n =1、a 0 乃至
    n-1 =0または1)の形の最少項数で表現される前記乗
    数の乗数係数(a 0 乃至a n )が非零となる各項に対応す
    る前記シフトレジスタの出力段に接続され、該出力段か
    らの出力信号が印加される加算回路と、前記乗数の各項
    の符号が負の場合に前記シフトレジスタの対応する段の
    出力を反転するとともに該反転出力に1を加算する2の
    補数作成回路とを備えたことを特徴とするシフト加算方
    式を用いた乗算回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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