JP2708658B2 - 位置決め装置 - Google Patents

位置決め装置

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JP2708658B2
JP2708658B2 JP4268392A JP4268392A JP2708658B2 JP 2708658 B2 JP2708658 B2 JP 2708658B2 JP 4268392 A JP4268392 A JP 4268392A JP 4268392 A JP4268392 A JP 4268392A JP 2708658 B2 JP2708658 B2 JP 2708658B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用 実施例 (a) 一実施例構成の説明(図2乃至図3) (b) 一実施例処理の説明(図4乃至図9) (c) 他の実施例の説明 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、ポジショナーの絶対位
置を検出して、ポジショナーを目標位置に位置決め制御
する位置決め装置に関する。
【0003】磁気ディスク装置、光ディスク装置(光磁
気ディスク装置を含む)等では、ディスクの半径方向に
ヘッドをシーク動作するため、ポジショナーが用いられ
る。例えば、光ディスク装置では、レーザーダイオード
の光を、回転するディスク状記録担体上に照射すること
により、情報を記録したり、その反射光の性質(光量、
偏光面等)の変化を検出することにより、情報を再生し
たりする。
【0004】内周から外周にわたる光ディスク全周に対
し、情報を記録・再生するためには、ヘッドを光ディス
クの半径方向に移動させる必要があり、この可動部分を
ポジショナーと称している。
【0005】このようなポジショナーでは、構成の簡易
さから、絶対位置検出機構を用いて、目標位置に位置決
めしており、正確な位置決め動作が要求されている。
【0006】
【従来の技術】光ディスク装置において、光学ヘッドの
移動経路に、半導体位置検出素子を設け、光学ヘッドの
絶対位置を半導体検出素子によって検出し、目標位置の
駆動信号との差により、光学ヘッドの駆動部を制御する
ものが提案されている(例えば、特開昭63−2812
31号公報等)。
【0007】このようなものでは、目標位置の駆動信号
と半導体検出素子の検出出力との差により駆動するた
め、駆動信号は目標絶対位置に対応している必要があ
り、絶対位置と検出出力、駆動信号との関係がわかって
いなければならない。
【0008】この関係は、設計値から計算により、求め
ることができ、従来は設計値により、決定していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、次の問題があった。 装置間に、回路の特性、素子の固定位置等の機構のバ
ラツキがあり、設計値では、正確な関係が得られなくな
り、正確な位置決め動作が実現できない。
【0010】特に、光ディスク等のように、ミクロン
オーダーの位置決めを行うには、若干のこれらのバラツ
キでも、位置決めを正確にできなくなる。従って、本発
明は、回路、機構のバラツキがあっても、正確な位置決
めを行うことができる位置決め装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。本発明の請求項1は、位置決め動作するポジショ
ナー12と、該ポジショナー12の絶対位置を検出する
位置検出部18と、該位置検出部の検出出力と目標位置
の駆動出力との差により、該ポジショナー12を駆動制
御する制御部46とを有する位置決め装置において、該
制御部46は、該駆動出力を制御して、基準の2点の位
置に位置決めして、該2点の位置と駆動出力とから、位
置と駆動出力との関係を計測して、格納部47に格納し
ておき、該ポジショナー12の駆動制御時に、該格納し
た計測値から目標位置に対応する駆動出力を算出するこ
とを特徴とする。
【0012】本発明の請求項2は、請求項1において、
前記制御部46は、所定の2点の位置に位置決めして、
前記駆動出力と前記検出出力を測定して、前記駆動出力
と前記検出出力との関係を計測した後、前記基準の2点
の位置に位置決めして、前記検出出力と位置との関係と
を計測することを特徴とする。
【0013】本発明の請求項3は、請求項2において、
前記制御部46は、前記駆動出力により、前記ポジショ
ナー12の限界位置まで駆動した後、前記所定の2点の
位置に位置決めすることを特徴とする。
【0014】本発明の請求項4は、請求項1又は2又は
3において、前記ポジショナー12は、情報記憶ディス
ク20の内容を少なくとも読み取るヘッド10を含み、
前記情報記憶ディスク20の内周と外周の基準の2点位
置に、該ヘッド10の出力を用いて、位置決めすること
を特徴とする。
【0015】本発明の請求項5は、請求項4において、
前記情報記憶ディスク20が、光ディスクであり、前記
基準の2点位置が、前記光ディスクのグルーブと鏡面と
の境界と、PEPゾーンであることを特徴とする。
【0016】本発明の請求項6は、請求項3又は4又は
5において、前記制御部46は、前記限界位置の検出出
力を前記格納部47に格納することを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明の請求項1では、制御部46は、該駆動
出力を制御して、基準の2点の位置に位置決めして、該
2点の位置と駆動出力とから、位置と駆動出力との関係
を計測して、個々の装置の特性を測定し、これを格納部
47に格納しておき、該ポジショナー12の駆動制御時
に、該格納した計測値から目標位置に対応する駆動出力
を算出することにより、回路、機構にバラツキがあって
も、個々の装置にあった正確な位置決め制御が可能とな
る。
【0018】本発明の請求項2では、制御部46は、所
定の2点の位置に位置決めして、前記駆動出力と前記検
出出力を測定して、前記駆動出力と前記検出出力との関
係を計測した後、前記基準の2点の位置に位置決めし
て、前記検出出力と位置との関係とを計測するため、位
置と検出出力、駆動出力との関係を容易に測定でき、回
路、機構のバラツキがあっても、個々の装置にあった正
確な位置決めが可能となる。
【0019】本発明の請求項3では、制御部46は、前
記駆動出力により、前記ポジショナー12の限界位置ま
で駆動した後、前記所定の2点の位置に位置決めするの
で、駆動出力と位置の関係がわからなくても、限界位置
を基準に所定位置に位置決めして、特性を測定できる。
【0020】本発明の請求項4では、ポジショナー12
は、情報記憶ディスク20の内容を少なくとも読み取る
ヘッド10を含み、前記情報記憶ディスク20の内周と
外周の基準の2点位置に、該ヘッド10の出力を用い
て、位置決めするため、情報記憶ディスクに対しても、
容易に基準位置に位置決めして、特性を測定できる。
【0021】本発明の請求項5では、情報記憶ディスク
20が、光ディスクであり、前記基準の2点位置が、前
記光ディスクのグルーブと鏡面との境界と、PEPゾー
ンであるので、正確に基準位置に位置決めして、特性を
測定できる。
【0022】本発明の請求項6では、制御部46は、前
記限界位置の検出出力を前記格納部47に格納するの
で、限界位置も測定でき、駆動出力のエラー検出等に利
用でき、暴走を防止できる。
【0023】
【実施例】
(a) 一実施例の構成の説明 図2は本発明の一実施例構成図、図3は本発明の一実施
例ブロック図であり、光磁気ディスク装置を示してい
る。
【0024】図2(A)中、1は光磁気ディスク装置で
あり、10は光学ヘッドであり、光ディスク20に書き
込み、読み出しを行うもの、11はVCM(ボイスコイ
ルモータ)コイルであり、光学ヘッド10を光ディスク
20の半径方向に駆動するもの、12はポジショナー
(可動部分)であり、光学ヘッド10とVCMコイル1
1を備えるものである。
【0025】13はポジショナー12の内周ストッパで
あり、14はポジショナーの外周ストッパであり、15
はスピンドルモータであり、光ディスク20を回転する
もの、16は外部磁石であり、光ディスク20に磁界を
与え、書き込み可能とするものである。
【0026】2は光ディスクカートリッジであり、光デ
ィスク20を備え、光磁気ディスク装置1に着脱される
ものである。図2(B)において、17は発光部であ
り、LED(発光ダイオード)で構成され、ポジショナ
ー12に設けられ、半導体位置検出素子18に光を発光
するもの、18は半導体位置検出素子(PSD)であ
り、ポジショナー12の移動経路に並行に設けられ、発
光部17の光を受光面18aで検出して、ポジショナー
12の位置(絶対位置)に対応する電流出力を発生する
ものである。
【0027】図3において、30、31は各々電流/電
圧変換部であり、各々半導体位置検出素子18の両端の
電流出力I1 、I2 を電圧V1 、V2 に変換するもの、
32は差回路であり、電圧V1 から電圧V2 を差引き、
位置信号を発生するもの、33はAD(アナログ・デジ
タル)コンバータであり、アナログ位置信号をデジタル
信号に変換して、制御部46に入力するものである。
【0028】34は微分回路であり、位置信号を微分し
て、速度信号を得るもの、35はAD(アナログ・デジ
タル)コンバータであり、アナログ速度信号をデジタル
信号に変換して、制御部46に入力するものであり、3
6はDA(デジタル・アナログ)コンバータであり、制
御部46のデジタル駆動信号をアナログ駆動信号に変換
するもの、37は差回路であり、位置信号から駆動信号
を差引き、位置誤差信号を発生するものである。
【0029】38は位相補償回路であり、位置誤差信号
の高域成分を進ませ、位相補償するもの、39は第1の
スイッチであり、制御部46の制御により、位相補償回
路38を和回路42に接続するためのもの、40は第2
のスイッチであり、微分回路34を和回路42に接続す
るためのもの、41はDA(デジタル・アナログ)コン
バータであり、制御部46のデジタル駆動信号をアナロ
グ駆動信号に変換するものである。
【0030】42は和回路であり、第1、第2のスイッ
チ39、40の位置誤差信号、速度信号、DAコンバー
タ41の駆動信号の和をとるもの、43はVCM駆動ア
ンプであり、和回路42の出力により、ポジショナー1
2のVCMコイル11を電流駆動するものである。
【0031】44はトラックサーボ制御部であり、光学
ヘッド10の反射光からトラックエラー信号TESを検
出して、光学ヘッド10のトラックアクチュエータをサ
ーボ制御するもの、45はフォーカスサーボ制御部であ
り、光学ヘッド10の反射光からフォーカスエラー信号
FESを検出して、光学ヘッド10のフォーカスアクチ
ュエータをサーボ制御するものある。
【0032】46は制御部であり、マイクロプロセッサ
(MPU)で構成され、シーク制御等をプログラムの実
行により行うもの、47は不揮発性メモリであり、EE
PROM(電気的消去可能なプログラマブル・リード・
オンリー・メモリ)で構成され、測定した特性値等を格
納するものである。
【0033】この実施例では、制御部46の駆動信号と
位置信号との差である位置誤差信号と、速度信号と、制
御部46の駆動信号とにより、VCMコイル11を駆動
できる。
【0034】(b) 一実施例の処理の説明 図4、図5、図6は本発明の一実施例計測処理フロー図
(その1)、(その2)、(その3)、図7は本発明の
一実施例計測動作説明図、図8は本発明の一実施例光デ
ィスク媒体レイアウト説明図である。
【0035】図8に示すように、ISO準拠5インチ光
ディスク媒体のレイアウトは、内周から鏡面部と、媒体
の種類(1トラックのセクタ数、1セクタ中のバイト
数、光磁気かライトワンスか、記録膜の反射率、ランド
又はグルーブ記録か等)を記録したPEP(Phase-Enco
ded Part)ゾーンと、遷移(PEPからSFPへ)ゾー
ンと、詳細情報(装置毎のライトパワー、パルス幅等)
を記録した内周側SFPゾーンと、内周製造者ゾーン
(ガードバンド、製造者テストゾーン、ガードバンド)
と、ユーザーゾーンと、外周製造者ゾーンと、外周SF
Pゾーンと、リードアウトゾーンと、外周鏡面部とから
なる。
【0036】このような光ディスクのレイアウトを利用
して、図4以下のようにして、特性計測を行う。 計測処理は、工場での調整時に行い、制御部(以下プ
ロセッサと言う)46は、計測処理の起動により、第
1、第2のスイッチ39、40をオフし、DAコンバー
タ41に、80H(中心値であり、インナー、アウター
のいずれにも動かない)+8Hを出力し、和回路42、
VCM駆動アンプ43よりVCMコイル11を駆動し
て、アウター側にポジショナー12を移動する。
【0037】これにより、半導体位置検出素子18から
の出力により、差回路32から位置信号が発生し、微分
回路34から速度信号が得られる。この駆動は、オープ
ンループのため、図7に示すように、ポジショナー12
は、アウター側の外周ストッパ14に突き当たり、機械
的に停止するから、プロセッサ46は、ADコンバータ
35の速度出力を監視し、速度がゼロかを判定し、速度
がゼロなら、ポジショナー12は、外周ストッパ14に
突き当たり停止したと判定する。
【0038】この位置は、外周側の移動限界eのため、
プロセッサ46は、ADコンバータ33の位置信号を読
み、最アウター位置Y0として、セーブする。 次に、プロセッサ46は、DAコンバータ41に、8
0H(中心値であり、インナー、アウターのいずれにも
動かない)を出力し、和回路42、VCM駆動アンプ4
3よりVCMコイル11を駆動して、移動をロックす
る。
【0039】プロセッサ46は、回路定数から最アウタ
ー位置Y0に、ポジショナー12を位置ロックするため
のDAコンバータ36の出力値(駆動信号)X0を計算
し、DAコンバータ36に出力し、第1のスイッチ39
をオンし、和回路42、VCM駆動アンプ43よりVC
Mコイル11を駆動して、最アウター位置で位置ロック
する。
【0040】次に、図7のd点にシークするため、プ
ロセッサ46は、DAコンバータ36に、Xd(=X0
−10H)を出力し、和回路42、VCM駆動アンプ4
3よりVCMコイル11を駆動して、d点に位置決め
し、ADコンバータ33の位置信号を読み、d点位置Y
dとして、セーブし、第1のスイッチ39をオフし、位
置ロックを解除する。
【0041】次に、プロセッサ46は、DAコンバー
タ41に、80H(中心値)−8Hを出力し、和回路4
2、VCM駆動アンプ43よりVCMコイル11を駆動
して、インナー側にポジショナー12を移動する。
【0042】これにより、半導体位置検出素子18から
の出力により、差回路32から位置信号が発生し、微分
回路34から速度信号が得られる。この駆動は、オープ
ンループのため、図7に示すように、ポジショナー12
は、インナー側の内周ストッパ13に突き当たり、機械
的に停止するから、プロセッサ46は、ADコンバータ
35の速度出力を監視し、速度がゼロかを判定し、速度
がゼロなら、ポジショナー12は、内周ストッパ13に
突き当たり停止したと判定する。
【0043】この位置は、内周側の移動限界fのため、
プロセッサ46は、ADコンバータ33の位置信号を読
み、最インナー位置Yiとして、セーブする。 図5に移り、プロセッサ46は、DAコンバータ41
に、80H(中心値)を出力し、和回路42、VCM駆
動アンプ43よりVCMコイル11を駆動して、移動を
ロックする。
【0044】プロセッサ46は、回路定数から最インナ
ー位置Yiに、ポジショナー12を位置ロックするため
のDAコンバータ36の出力値(駆動信号)Xiを計算
し、DAコンバータ36に出力し、第1のスイッチ39
をオンし、和回路42、VCM駆動アンプ43よりVC
Mコイル11を駆動して、最インナー位置で位置ロック
する。
【0045】次に、図7のa点にシークするため、プ
ロセッサ46は、DAコンバータ36に、Xa(=Xi
−10H)を出力し、和回路42、VCM駆動アンプ4
3よりVCMコイル11を駆動して、a点に位置決め
し、ADコンバータ33の位置信号を読み、a点位置Y
aとして、セーブする。
【0046】これにより、外周限界と内周限界から一定
距離の2点a、dのDAコンバータ36の値(駆動信
号)と、ADコンバータ33の値(位置検出出力)が測
定できたので、プロセッサ46は、DAコンバータ36
の駆動信号XとADコンバータ33の位置検出出力Yと
の関係式である下記(1)式の係数を算出する。
【0047】 X=A1・Y+B1 (1) この係数は、次の式により算出する。 A1=(Xd−Xa)/(Yd−Ya) B1=Xa−〔(Xd−Xa)/(Yd−Ya)〕・Ya そして、プロセッサ46は、この係数A1、B1と外
周、内周限界値Y0、Yiを不揮発性メモリ47にセー
ブしておく。
【0048】次に、PEPゾーンb点に移動するた
め、プロセッサ46は、DAコンバータ36の出力値
(駆動信号)に+1して、DAコンバータ36に出力
し、和回路42、VCM駆動アンプ43よりVCMコイ
ル11を1ステップづつ駆動して、媒体からの反射光量
をモニターし、PEPゾーン特有の信号が発生するかを
調べる。
【0049】図8に示したように、PEPゾーンは、内
周から鏡面部の次のため、鏡面部では、媒体からの反射
光量はほぼ一定で変化せずPEPゾーンに入ると、PE
Pゾーン特有の信号が発生するため、PEPゾーン特有
の信号が発生すると、PEPゾーンに移動したと判定で
きる。
【0050】プロセッサ46は、PEPゾーンb点に移
動したと判定すると、ADコンバータ33の位置信号Y
bを読み、セーブする。この時、このPEPゾーンのb
点の絶対位置rbは、図8の半径位置に示したように、
判っており、DAコンバータ36の駆動信号値Xbも判
っている。
【0051】同様に、外周のグルーブ/鏡面境界c点
に移動するため、プロセッサ46は、DAコンバータ3
6の出力値(駆動信号)に+1して、DAコンバータ3
6に出力し、和回路42、VCM駆動アンプ43よりV
CMコイル11を1ステップづつ駆動して、トラックサ
ーボ制御部44からのトラックエラー信号TESが発生
しなくなるかを調べる。
【0052】図8に示したように、外周の鏡面部は、リ
ードアウトゾーンの次のため、リードアウトゾーンで
は、トラックエラー信号TESが発生し、鏡面部に入る
と、トラックエラー信号TESが発生しなくなるため、
トラックエラー信号TESが発生しなくなると、グルー
ブ/鏡面部の境界c点に移動したと判定できる。
【0053】プロセッサ46は、境界c点に移動したと
判定すると、ADコンバータ33の位置信号Ycを読
み、セーブする。この時、この境界のc点の絶対位置r
cは、図8の半径位置に示したように、判っており、D
Aコンバータ36の駆動信号値Xcも判っている。
【0054】このようにして、絶対位置の判っている
標準の2点に位置決めし、絶対位置rとADコンバータ
33の位置信号Yを測定すると、プロセッサ46は、絶
対位置rとADコンバータ33の位置検出出力Yとの関
係式である下記(2)式の係数を算出する。
【0055】 Y=A2・r+B2 (1) この係数は、次の式により算出する。 A2=(Yc−Yb)/(rc−rb) B2=Yb−〔(Yc─Yb)/(rc−rb)〕・rb そして、プロセッサ46は、この係数A2、B2と標準
2点のADコンバータ33の値Yb、Ycを不揮発性メ
モリ47にセーブして、スイッチ39をオフして、終了
する。
【0056】このようにして、DAコンバータ36の駆
動信号XとADコンバータ33の位置検出信号Yとの関
係、絶対位置rとADコンバータ33の位置検出信号と
の関係が測定でき、装置の回路、機構特性にあった絶対
位置rに対するDAコンバータ36の駆動信号Xへの換
算が可能となる。
【0057】次に、この測定値による関係を用いたシー
ク動作を説明する。図9は本発明の一実施例シーク処理
説明図である。 電源オン時に、プロセッサ46は、不揮発性メモリ4
7から係数A1、B1、A2、B2をロードする。
【0058】次に、シークに先立ち、プロセッサ46
は、第1、第2のスイッチ39、40をオフし、上位か
ら与えられた目標位置rに対する出力値Xを算出するた
め、前記(2)式により、係数A2、B2と目標位置r
とからADコンバータ33の値Yを算出した後、前記
(1)式により、係数A1、B1と、算出したADコン
バータ33の値YよりDAコンバータ36の駆動信号X
を算出する。
【0059】プロセッサ46は、DAコンバータ36
に駆動信号Xを出力し、第1のスイッチ39をオンする
と、差回路37から発生する半導体位置検出素子18の
位置信号とDAコンバータ36の駆動信号Xとの位置誤
差信号が、位相補償回路38、第1のスイッチ39、和
回路42、VCM駆動アンプ43を介しVCMコイル1
1に与えられ、シークする。
【0060】位置誤差信号がゼロとなると、目標位置
(トラック)に位置決めされたことになり、速度はゼロ
となる。プロセッサ46は、ADコンバータ35の速度
信号を監視し、速度信号がゼロとなると、シーク完了と
判定し、シーク動作を終了する。
【0061】尚、このシーク動作は、内周ストッパ13
へのGO HOMEシーク、光学ヘッド10のレーザー
ダイオード発光調整時の媒体鏡面部にシークする時、P
EPゾーンのデータリードの際のPEPゾーンへのシー
クに用い、通常のユーザーゾーンのトラックへのシーク
は、トラックエラー信号TESの計数により、位置を検
出して、DAコンバータ41より速度制御信号を出力し
て、シークする。
【0062】このようにして、回路、機構のバラツキに
よる駆動特性を測定し、関係係数を格納しておき、シー
ク時に目標位置に対する駆動信号の算出に利用して、正
確なシークを可能とする。
【0063】又、外周、内周に機械的に位置決めし、そ
こから基準点にシークするので、基準点を早期に見つけ
ることができ、しかも限界位置も測定できる。 (c) 他の実施例の説明 上述の実施例の他に、本発明は次の変形が可能である。
【0064】標準点を探索するため、外周限界、内周
限界に位置付けているが、直接標準点を検索して、絶対
位置とDAコンバータの駆動信号との関係を求めてもよ
い。 光磁気ディスク装置で説明したが、光ディスク装置、
磁気ディスク装置等に適用することもできる。
【0065】通常のシークに位置誤差信号を用いても
良い。 以上、本発明の実施例により説明したが、本発明の主旨
の範囲内で種々の変形が可能であり、これらを本発明の
範囲から排除するものではない。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。 制御部が、駆動出力を制御して、基準の2点の位置に
位置決めして、2点の位置と駆動出力とから、位置と駆
動出力との関係を計測して、個々の装置の特性を測定
し、これを格納部47に格納しておき、ポジショナー1
2の駆動制御時に、格納した計測値から目標位置に対応
する駆動出力を算出することにより、回路、機構にバラ
ツキがあっても、個々の装置にあった正確な位置決め制
御が可能となる。
【0067】計測するので、正確に駆動特性を得るこ
とができ、容易に正確な位置決め動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例構成図である。
【図3】本発明の一実施例ブロック図である。
【図4】本発明の一実施例計測処理フロー図(その1)
である。
【図5】本発明の一実施例計測処理フロー図(その2)
である。
【図6】本発明の一実施例計測処理フロー図(その3)
である。
【図7】本発明の一実施例計測動作説明図である。
【図8】本発明の一実施例光ディスク媒体レイアウト説
明図である。
【図9】本発明の一実施例シーク処理フロー図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク装置 2 光ディスクカートリッジ 10 光学ヘッド 11 VCMコイル 12 ポジショナー 13 内周ストッパ 14 外周ストッパ 17 発光部 18 半導体位置検出素子 46 制御部 47 不揮発性メモリ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置決め動作するポジショナー(12)
    と、該ポジショナー(12)の絶対位置を検出する位置
    検出部(18)と、該位置検出部の検出出力と目標位置
    の駆動出力との差により、該ポジショナー(12)を駆
    動制御する制御部(46)とを有する位置決め装置にお
    いて、 該制御部(46)は、該駆動出力を制御して、基準の2
    点の位置に位置決めして、該2点の位置と駆動出力とか
    ら、位置と駆動出力との関係を計測して、格納部(4
    7)に格納しておき、 該ポジショナー(12)の駆動制御時に、該格納した計
    測値から目標位置に対応する駆動出力を算出することを
    特徴とする位置決め装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部(46)は、所定の2点の位
    置に位置決めして、前記駆動出力と前記検出出力を測定
    して、前記駆動出力と前記検出出力との関係を計測した
    後、前記基準の2点の位置に位置決めして、前記検出出
    力と位置との関係とを計測することを特徴とする請求項
    1の位置決め装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部(46)は、前記駆動出力に
    より、前記ポジショナー(12)の限界位置まで駆動し
    た後、前記所定の2点の位置に位置決めすることを特徴
    とする請求項2の位置決め装置。
  4. 【請求項4】 前記ポジショナー(12)は、情報記憶
    ディスク(20)の内容を少なくとも読み取るヘッド
    (10)を含み、前記情報記憶ディスク(20)の内周
    と外周の基準の2点位置に、該ヘッド(10)の出力を
    用いて、位置決めすることを特徴とする請求項1又は2
    又は3の位置決め装置。
  5. 【請求項5】 前記情報記憶ディスク(20)が、光デ
    ィスクであり、前記基準の2点位置が、前記光ディスク
    のグルーブと鏡面との境界と、PEPゾーンであること
    を特徴とする請求項4の位置決め装置。
  6. 【請求項6】 前記制御部(46)は、前記限界位置の
    検出出力を前記格納部(47)に格納することを特徴と
    する請求項3又は4又は5の位置決め装置。
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