JP2708542B2 - Isdndチャネルパケット制御端末における呼制御方式 - Google Patents

Isdndチャネルパケット制御端末における呼制御方式

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JP2708542B2 JP1087953A JP8795389A JP2708542B2 JP 2708542 B2 JP2708542 B2 JP 2708542B2 JP 1087953 A JP1087953 A JP 1087953A JP 8795389 A JP8795389 A JP 8795389A JP 2708542 B2 JP2708542 B2 JP 2708542B2
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【発明の詳細な説明】 〔作業上の利用分野〕 本発明は、ISDN網を利用してデータ通信を行う通信端
末に係り、特に回線交換制御とDチャネルパケット交換
制御との双方の機能を有する装置において好適な呼制御
方式に関する。
〔従来の技術〕
従来、回線交換制御機能を有したISDN通信端末は、TT
C(電信電話技術委員会)標準JT−Q.931(ISDNユーザ・
網インタフェースレイヤ3仕様)に記載されているプロ
トコル制御概略SDL(Status Discription Language)図
に基づいて通信呼の状態を遷移させることにより、メッ
セージの送受信シーケンスの制御を行っていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、TTC(電信電話技術委員会)標準JT
−X31(ISDNによるパケットモード端末のサポートとイ
ンタフェース仕様)記載のDチャネルアクセスに対する
メッセージ受送信シーケンスにおいて、回線交換呼によ
り通信可能性を調べた後、一旦呼を解放して新たにパケ
ット呼として着信するということについての配慮がなさ
れていない。すなわち、該シーケンスにおける着信時に
は、回線呼として一旦着信した呼が網側から「呼が設定
済みのチャネルに着信」したことにより解放された後、
改めてパケット呼の着信を受けることになる。このため
使用者に対し、着信中になったにもかかわらず一旦通信
終了状態になり、そして直ちに再度着信中になるという
複雑な動きにより、混乱を与えてしまうという問題があ
る。
また、該シーケンスでは、パケット呼の着信時に回線
呼としての呼設定メッセージとパケット呼としての着呼
パケットの両者を受信するため、連続してパケット呼の
着信を受けた場合には、回線呼とパケット呼の着信順序
が逆に完全に一致していなければならないという問題が
ある。
さらに、該シーケンスの着信時において、回線呼によ
る接続手順終了後、着呼パケットを受信しなければ、端
末が通信中のままになってしまうという問題がある。
本発明の第1の目的は、表示器やスピーカなどで通信
状態を示す場合に、メッセージの情報要素内に「呼が設
定済みのチャネルに着信」したことを示す理由表示をも
つ解放メッセージを受信しても、呼が解放されたと誤解
されるような表示、鳴動を行わない呼制御方式を提供す
ることにある。
本発明の第2の目的は、上記Dチャネルパケット着信
手順において、パケット呼の連続着信時に、呼の整合を
正しくとることができる呼制御方式を提供することにあ
る。
本発明の第3の目的は、上記Dチャネルパケット着信
手順において、通信路の異常などにより網から正規のメ
ッセージを受信できない場合に、端末側で異常を検知
し、呼の解放を自動的に行う呼制御方式を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、ISDN通信端末に、呼の管理のために呼毎
に付ける番号(呼管理番号)とその呼管理番号が示す呼
がパケット呼か又はパケット着信用回線呼なのかを示す
情報(呼識別情報)などを記憶するテーブル(呼管理テ
ーブル)と、該呼管理テーブルの情報を制御する手段
と、該呼管理テーブルに記憶されている情報を検索する
手段と、ISDN網からのメッセージ受信タイミングを監視
する手段とを設けることにより達成される。
〔作用〕
TTC(電信電話技術委員会)標準JT−X31(ISDNによる
パケットモード端末のサポートとインタフェース仕様)
に示されているDチャネルパケット着信時に、通信端末
は、まず網から回線呼の着信を示す情報(呼設定メッセ
ージ)を受信する。呼設定メッセージを受信した端末
は、呼管理情報を記憶しておく呼管理テーブルに、呼設
定メッセージ受信時に割り当てた呼管理番号と、Dチャ
ネルパケット着信用回線呼であることを示す呼識別情報
を登録する。その後、メッセージの情報要素内に「呼が
設定済みのチャネルに着信」したことを示す理由表示を
もつ解放メッセージを受信した場合、該解放メッセージ
に対応する呼管理テーブルの呼管理番号を解放し、呼識
別情報をDチャネルパケット着信用回線呼を示す情報か
らパケット呼を示す情報に変更する。こうして、Dチャ
ネルパケットの着信時には、回線呼の呼管理番号は解放
されるが、パケット呼の着信であることを呼識別情報を
用いて記憶されるので、表示器やスピーカなどで通信状
態を示す場合にも、前記解放メッセージを受信しても、
呼が解放されたと誤解されるような表示,鳴動をするこ
とはなくなる。
また、上記Dチャネルパケット着信時のメッセージシ
ーケンスにおいて、呼管理テーブルに呼管理番号を持た
ないパケット呼が登録されている間に、Dチャネルパケ
ットであることを示す回線呼を着信した場合、その着信
を拒否するので、連続して着信を受けた場合にも該テー
ブルに登録されている着信呼は一つとなり、後に受信す
る着呼パケットによるパケット呼の着信と一対一に対応
をとることができる。
さらに、上記Dチャネルパケット着信時のメッセージ
シーケンスにおいて、回線呼による接続完了直後から着
呼パケットを受信するまでの時間を監視するので、通信
路の異常などにより着呼パケットの送信が滞った場合
に、端末側から自動的に着信呼を解放することができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の1実施例を図を用いて説明する。
第1図は、本発明を適用した通信端末におけるDチャ
ネルパケット着信呼管理処理手順の1実施例を示すフロ
ーチャートであり、第2図は、本発明を適用した通信端
末におけるDチャネルパケット発信呼管理処理手順の1
実施例を示すフローチャートである。第3図は、本発明
に係る呼管理情報の登録に用いる呼管理テーブルの構成
図である。第4図は、本発明に係るISDN通信端末のハー
ドウエアの構成を示すブロック図であり、また第5図
は、第4図の中央処理部で処理されるソフトウエアの構
成を示すブロック図である。さらに第6図は、回線呼の
発着信、及び切断手順を示すシーケンス図であり、第7
図は、本発明に係るDチャネルパケット呼の発着信、及
び切断手順を示すシーケンス図である。
第4図において、400は回線制御機能とDチャネルパ
ケット制御機能を有するISDN通信端末、401はISDN通信
端末400の各部を制御するソフトウエアを有する中央処
理部、402はISDN網410に加入者線409により接続するISD
N宅内網インタフェース、403は呼管理番号などの呼管理
情報を記憶する記憶部、404は呼の状態や着番号などの
表示を行う表示部、405はハンドセット、ダイヤルキー
やスピーカからなる電話機能部、406はデータ端末407と
データ通信ケーブル408により接続するデータ端末イン
タフェースである。また、ISDN通信端末400は、それ自
体にデータ端末407の機能を収容した形態をとっても良
い。
第5図において、500はデータリンク設定を行うリン
ク制御部、501は回線交換接続手順においてメッセージ
の解析、編集を行う回線呼制御部、502はDチャネルパ
ケット交換手順においてパケットの解析、編集及びデー
タのフロー制御を行うパケット呼制御部、503は回線呼
制御部501やパケット呼制御部502からの要求により所定
のタイマを起動した後そのタイマを監視しタイムアウト
した場合その通知を行う監視タイマ、504は各制御部か
らのメッセージにより記憶部403内の各種呼管理情報を
管理しその呼管理情報をもとに各制御部へ指示を出す呼
管理部、505は表示部404や電話機能部405を制御するマ
ンマシン制御部、506はデータ端末407との通信を行うデ
ータ端末インタフェース406の制御を行うデータ通信制
御部である。
ここで、第6図のシーケンス図を用いて回線呼におけ
る発着信、および切断時のISDN網と通信端末との情報
(メッセージ)の送受信、及び通信端末が行う通信状態
の表示動作を説明する。
まず、発信者が回線呼の発信操作を行うことにより
(ステップ600)、通信端末<A>61は表示部に“発信
中”を表示し(601)、ISDN網410に対し呼設定メッセー
ジを送信する(602)。呼設定メッセージを受けた網410
は着信側の通信端末に呼設定メッセージを送信する(60
3)。呼設定メッセージを受信した通信端末<B>62
は、回線呼の着信を認識し表示部に“着信中”を表示し
(604)、呼設定受付メッセージと呼出メッセージを網4
10へ送信する(605,607)。呼設定受付メッセージと呼
出メッセージを受けた網410は通信端末<A>61に呼設
定受付メッセージと呼出メッセージを送信する(606,60
8)。呼設定受付メッセージと呼出メッセージを受信し
た通信端末<A>61は表示部に“呼出中”を表示する
(609)。その後、使用者が着信呼に対し応答操作を行
うことにより(610)、通信端末<B>62は網410に応答
メッセージを送信する(611)。応答メッセージを受け
た網410は通信端末<A>61に応答メッセージを送信す
る(612)。応答メッセージを受信した通信端末は表示
部に“通信中”を表示する(613)。また、網410は着信
側の応答メッセージに対して通信端末<B>62に応答確
認メッセージを送信する(614)。応答確認メッセージ
を受信した通信端末<B>62は表示部に“通信中”を表
示する(615)。そして、通信端末<A>61と通信端末
<B>62は通信中(616)状態となる。また、切断シー
ケンスは次のように行われる。通信者が通信終了動作を
行うことにより(617)、通信端末<A>61は網410へ切
断メッセージを送信する(618)。切断メッセージを受
信した網410は通信端末<B>62へ切断メッセージを送
信する(619)。切断メッセージを受信した通信端末<
B>62は表示部に“通信終了”を表示する(620)。そ
して、通信端末<B>62の通信者が表示部に表示された
“通信終了”を認識し通信終了操作を行うと(621)、
通信端末<B>62は網410へ解放メッセージを送信する
(622)。解放メッセージを受信した網410は通信端末<
A>61へ解放メッセージを送信する(623)。解放メッ
セージを受信した通信端末<A>61は表示部に“通信終
了”を表示する(624)。その後、網410は通信端末<B
>62へ解放完了メッセージを送信する(625)。
次に、第7図のシーケンス図を用いてTTC標準JT−X31
に示されたメッセージシーケンスに示されているDチャ
ネルパケット呼における発着信、および切断時のISDN網
と通信端末との情報(メッセージおよびパケット)の送
受信、および通信端末が行う通信状態の表示動作を説明
する。
まず、発信者がパケット呼の発信操作を行うことによ
り(ステップ700)、通信端末<A>71は表示部に“発
信中”を表示し(701)、ISDN網410に対して発呼要求パ
ケットを送信する(702)。発呼要求パケットを受けた
網410は通信端末<B>72に呼設定メッセージを送信す
る(703)。呼設定メッセージを受信した通信端末<B
>72は、Dチャネルパケット呼の着信を認識し表示部に
“着信中”を表示する(704)。その後、使用者が着信
呼に対し応答することにより(705)、通信端末<B>7
2は網410に応答メッセージを送信する(706)応答メッ
セージを受けた網410は情報要素内に「呼が設定済みの
チャネルに着信」したことを示す理由表示をもつ解放メ
ッセージを通信端末<B>72に送信する(707)。解放
メッセージを受信した通信端末<B>72は着信呼を解放
した後、解放完了メッセージを網410に送信する(70
8)。解放完了メッセージを受信した網410は着呼パケッ
トを通信端末<B>72に送信する(709)。着呼パケッ
トを受信した通信端末<B>72は着呼受付パケットを網
410に送信し(710)、表示部に“通信中”を表示する
(711)。着呼受付パケットを受信した網410は通信端末
<A>71に着呼完了パケットを送信する(712)。着呼
完了パケットを受信した通信端末は表示部に“通信中”
を表示する(713)。そして、通信端末<A>71と通信
端末<B>72はデータ転送中(714)状態となる。また
切換シーケンスは次のように行われる。通信者がパケッ
ト呼の終了操作を取ることにより(715)、通信端末<
A>71が網410へ切断要求パケットを送信する(716)。
切断要求パケットを受信した網410は通信端末<B>72
へ切断指示パケットを送信した後(717)、通信端末<
A>71へ切断確認パケットを送信する(718)。切断確
認パケットを受信した通信端末<A>71は表示部に“通
信終了”を表示する(719)。また、網410から切断指示
パケットを受信した通信端末<B>72は表示部に“通信
終了”を表示し(720)、網410へ切断確認パケットを送
信する(721)。
このように、回線呼とパケット呼の接続シーケンスに
は、特にその着信シーケンスにおける処理に大きな違い
がある。そのため、回線呼制御機能しか有していない呼
管理部は、Dチャネルパケット呼の制御を実現すること
はできない。
ここでは、第7図に示した発着信、および切断シーケ
ンスにおける本発明を用いた呼管理部の処理動作の一実
施例を第1図,第2図,及び第3図を用いて説明し、本
発明により、パケット呼の制御が実現できることを述べ
る。
ステップ700から702およびステップ712,713の発信処
理において、通信端末<A>71が受けた発信操作を確認
したマンマシン制御部505からDチャネルパケットの発
呼要求プリミティブを受けた呼管理部504は、発信処理
プログラム200を実行する。発信処理プログラム200で
は、まず、呼管理テーブル30の呼管理番号フィールド32
と呼識別フィールド33に何も登録されていない未使用id
番号31を検索する(201)。その結果、未使用id番号31
があった場合、呼管理番号フィールド32にそのid番号31
を登録し、さらに呼識別フィールド33にパケット呼であ
ることを示す情報を登録する(203)。そして、このid
番号31を呼管理番号としてマンマシン制御部へ“発信
中”表示を要求し(204)、パケット呼制御部502へは発
呼要求プリミティブを送る(205)。また、未使用id番
号31がない場合、呼管理部504はマンマシン制御部505へ
発呼できないことを示して(209)、発信処理を終了す
る。その後、表示要求を受けたマンマシン制御部は、表
示部に“発信中”を表示し、発呼要求プリミティブを受
けたパケット呼制御部502はリンク制御部を介してISDN
網発呼要求パケットを送信する。その後、パケット呼制
御部502から通信端末<B>72の応答による接続完了パ
ケットを網から受信したことを示す接続完了プリミティ
ブを受けた呼管理部504は、マンマシン制御部505へ“通
信中”表示を要求し(207)、データ通信中(208)状態
となる。
また、ステップ703から711の着信処理において、通信
端末<B>72が受信した呼設定メッセージはリンク制御
部から回線呼制御部501へ送られる。呼設定メッセージ
を受けた回線呼制御部501は、呼管理番号を割り当て着
信を受けたことを示す接続表示プリミティブを呼管理部
504へ送る。回線呼制御部501より接続表示プリミティブ
を受けた呼管理部504は、着信処理プログラム100を実行
する。着信処理プログラム100では、まず、呼管理テー
ブル30の未使用id番号31を検索し(101)、その結果、
未使用番号id31があった場合、その未使用番号id31の呼
管理番号フィールド32と呼識別フィールド33に回線呼制
御部501にて割り当てられた呼管理番号とDチャネルパ
ケット着信用回線呼であることを示す情報を登録する
(103)。そして、このid番号31を呼管理番号としてマ
ンマシン制御部505へは“着信中”に表示を要求し、デ
ータ通信制御部506には接続表示プリミティブを送る(1
04)。また、未使用id番号31がない場合、呼管理部504
は回線呼制御部501へ着呼できないことを示す切断プリ
ミティブを送り(118)、着信処理を終了する。そのあ
と、呼管理部504は、着信者が着信呼に対し応答したこ
とを示すマンマシン制御部505、またはデータ通信制御
部506からの着信確認プリミティブを待つ(105)。そし
て、着信確認プリミティブを受けた呼管理部504は、呼
管理テーブル30の該当id番号31の呼管理番号エリア32に
登録されている呼管理番号を用い回線呼制御部501へ着
信確認プリミティブを送る(106)。着信確認プリミテ
ィブを受けた回線呼制御部501は応答メッセージを編集
しリンク制御部500を通してISDN網410へ送信する。その
後、リンク制御部500を介して網410から解放メッセージ
を受信した回線呼制御部501は、回線呼制御部501内部の
該当呼を解放し、呼管理部504へ切断表示プリミティブ
を送る。切断表示プリミティブを受けた呼管理部504は
(107)、その切断表示プリミティブをチェックし(10
8)、その切断表示プリミティブが情報要素に「呼が設
定済みのチャネルに着信」したことを示す理由表示をも
つ解放メッセージの受信を示している場合、該当呼管理
番号を格納しているid番号11の呼管理番号フィールド12
から呼管理番号を削除して、呼識別フィールド13の呼識
別をパケット呼であることを示す情報に変更する(10
9)。そして、パケット呼制御部502からの着呼パケット
受信を示す接続表示プリミティブを待つ(111)。それ
以外の解放受信を示す切断表示プリミティブの場合に
は、呼管理テーブル30に登録してある該当呼の呼管理情
報を全て削除する(116)。そして、マンマシン制御部5
05へは“通信終了”表示要求を行い、データ通信制御部
506には切断表示プリミティブを送り、着信呼の解放を
通知する(117)。また、回線呼制御部501は解放メッセ
ージの応答として解放完了メッセージを組み立て網410
に送信して、監視タイマ503に対し着呼パケットの着信
を監視するタイマ(着信パケット待ちタイマ)の起動を
要求する。回線呼制御部501からタイマ起動要求を受け
た監視タイマ503は着信パケット待ちタイマをスタート
し、以後同タイマのタイムアウト監視を行う。その後、
通信端末は網410から着呼パケットを受信する。受信し
た着呼パケットはリンク制御部からパケット呼制御部50
2へ送られる。着呼パケットを受けたパケット呼制御部5
02は呼管理番号を割当て、パケットの着信を受けたこと
を示す接続表示プリミティブを呼管理部504へ送る。ま
た以前、回線呼制御部501からの要求により起動された
タイマは着呼パケット受信時にパケット呼制御部502が
停止する。パケット呼制御部502から接続表示プリミテ
ィブを受けた呼管理部504は、呼管理テーブル30の呼管
理番号フィールド32に呼管理番号がなく、呼識別フィー
ルド33にパケット呼で有ることを示す情報が登録されて
いるid番号31を検索し(112)、そのid番号31の呼管理
番号フィールド32にパケット呼制御部502にて割り当て
られた呼管理番号を登録して、この着呼パケットの応答
として着呼受付パケットの送信を要求する着信確認プリ
ミティブをパケット呼制御部502へ送った後(113)、マ
ンマシン制御部505へは“通信中”表示を要求し、デー
タ通信制御部506にはDチャネルパケットの着信処理が
完了したことを示す呼接続完了プリミティブを送る(11
4)。その後、データ転送中(115)状態となる。呼管理
部504から着信確認プリミティブを受けたパケット呼制
御部502は、着呼受付パケットを組み立て網410に送信す
る。また、呼管理テーブル30の呼管理番号フィールド32
に呼管理番号がなく、呼識別フィールド33にパケット
呼、あるいはDチャネルパケット着信用回線呼であるこ
とを示す情報が登録されている呼が存在している間に回
線呼制御部501から新たなDチャネルパケット呼の着信
を受けた場合、呼管理部304はその呼の呼管理情報を呼
管理テーブル30へ登録せず、回線呼制御部501にその呼
の着信拒否を要求する切断要求プリミティブを送る。ま
た、着信パケット待ちタイマがタイムアウトした場合、
監視タイマ503はタイムアウトした旨をパケット呼制御
部502へタイムアウト通知プリミティブを送出して通視
する。タイムアウト通知プリミティブを受けたパケット
呼制御部502は、呼管理部504に対し着信パケット待ちタ
イマのタイムアウトによる呼の解放を通知する切断指示
プリミティブを送る。この切断指示プリミティブを受け
た呼管理部504は、呼管理テーブル30の呼管理番号フィ
ールド32に呼管理番号がなく、呼識別フィールド33にパ
ケット呼であることを示す情報が登録されているid番号
31の呼管理情報を削除し(116)、マンマシン制御部505
へは“通信終了”表示を要求して、データ通信制御部50
6には切断指示プリミティブを送る(117)。
さらに、ステップ715から721の切断、被切断処理にお
いて、通信者の通信終了操作によるマンマシン制御部50
5、またはデータ通信制御部506からの切断要求プリミテ
ィブ、もしくは網410からの切断指示パケット受信によ
るパケット呼制御部からの切断指示プリミティブを受け
た呼管理部504は、呼管理テーブル30に登録されている
該当呼の呼管理情報をすべて削除し呼管理処理を終了す
る。
この実施例によれば、TTC標準JT−X31に示されたDチ
ャネルパケット着信時のメッセージシーケンスにおい
て、ISDN網から「呼が設定済みのチャネルに着信」した
ことを示す理由表示を情報要素内にもつ解放メッセージ
を受信した場合、回線呼制御部側の呼管理番号のみを解
放することができるので、マンマシン制御部に対する呼
の保持や表示要求制御ができ、表示部に解放メッセージ
受信によって“通信終了”を表示することがなくなる。
また、上記Dチャネルパケット着信時のメッセージシー
ケンスにおいて、ISDN網から着呼パケットを受信する以
前に新たなDチャネルパケットの着信を受けた場合、そ
の着信呼に対し着信拒否を行うことにより、呼設定メッ
セージ受信時に割り当てられたマンマシン部に対するパ
ケット呼と着呼パケット受信時に割当てられる呼管理番
号との対応を1対1でとることができるので、Dチャネ
ルパケットの連続着信時に、回線呼とパケット呼の着信
順序が一致していなくても、呼の管理を誤ることがなく
通信を行うことができる。さらに、上記Dチャネルパケ
ット着信時のメッセージシーケンスにおいて、通信端末
がISDN網へ解放完了メッセージを送信してから着呼パケ
ットを受信するまでのタイミングを監視することによ
り、通信路異常などによりメッセージの送受が滞った場
合、端末側から自動的に呼を解放することができ、端末
を着信状態のまま放置することがなくなる。
本発明はさらに、前記呼管理テーブルに発信者の番号
を格納する発番号フィールドを追加することにより異な
る発信者からの複数のパケットが混在した場合でも、TT
C標準JT−X31に示されたDチャネルパケット着信時のメ
ッセージシーケンスにおいて、発信者の番号を利用する
ことにより、回線呼とパケット呼の整合を容易にとるこ
とができるようになる。これにより、Dチャネルパケッ
トの連続着信時に回線呼とパケット呼との着信順序が一
致していなくても呼の管理を誤ることがなくなる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、TTC標準JT−X31
に示されたDチャネルパケット着信時のメッセージシー
ケンスにおいて、ISDN網から「呼が設定済みのチャネル
に着信」したことを示す理由表示を情報要素内にもつ解
放メッセージした場合、回線呼制御部側の呼管理番号の
みを解放することができるので、マンマシン制御部に対
する呼の保持や表示要求の送出制御ができる。こうし
て、表示部に解放メッセージ受信によって“通信終了”
を表示することはなくなるので、ユーザに対して違和感
のない通信状態を通知することが可能となる。
また、上記Dチャネルパケット着信時のメッセージシ
ーケンスにおいて、ISDN網から連続してパケット呼の着
信を受けた場合にも、呼設定メッセージ受信時に割り当
てられたマンマシン制御部に対するパケット呼と着信パ
ケット受信時に割当てられる呼管理番号との整合をとる
ことができ、連続着信時に、呼の管理を誤ることがなく
なるので、Dチャネルパケットの連続着信に対応するこ
とが可能となる。
さらに、上記Dチャネルパケット着信時のメッセージ
シーケンスにおいて、通信端末がISDN網へ解放完了メッ
セージを送信してから着呼パケットを受信するまでの時
間を監視することにより、通信路異常などによりメッセ
ージの送受が滞った場合に、端末側から自動的に呼を解
放することができ、端末が着信状態のまま放置されるこ
とがなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した通信端末での着信呼管理処理
手順の1実施例を示すフローチャート、第2図は本発明
を適用した通信端末での発信呼管理処理手順の一実施例
を示すフローチャート、第3図は本発明の実施例に係る
呼管理テーブルの構成図、第4図は本発明に係るISDN通
信端末のハードウエア構成を示すブロック図、第5図は
第4図の中央処理部内ソフトウエア構成を示すブロック
図、第6図は回線呼の発着信及び切断手順を示すシーケ
ンス図、第7図はDチャネルパケット呼の発着信及び切
断手順を示すシーケンス図である。 100……着信処理プログラム、200……発信処理プログラ
ム、30……呼管理テーブル、32……呼管理番号、33……
呼識別情報、400……ISDN通信端末、401……中央処理
部、404……表示部、501……回線呼制御部、502……パ
ケット呼制御部、503……監視タイマ、504……呼管理
部、505……マンマシン制御部、506……データ通信制御
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 1/00 9744−5K H04L 11/02 Z (72)発明者 中根 啓一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所マイクロエレクトロ ニクス機器開発研究所内 (72)発明者 沢田 立夫 東京都千代田区内幸町1町目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 池田 昌夫 東京都千代田区内幸町1町目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 永井 直文 東京都千代田区内幸町1町目1番6号 日本電信電話株式会社内

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ISDN宅内網インタフェース回路と、記憶部
    と、表示部と、ハンドセットやダイヤルキーの電話機能
    部と、データ端末インタフェース回路部と、回線呼やパ
    ケット呼を制御する通信制御機能と該表示部や電話機能
    部やデータ端末インタフェース回路部を制御する機能と
    を有する中央制御部から成り、回線交換制御とDチャネ
    ルパケット交換制御の双方の機能と、通信状態の表示機
    能を有するISDN通信端末において、 呼管理のために呼毎に与える呼管理番号と該呼管理番号
    が示す呼がパケット呼か回線呼又はパケット着信用回線
    呼の何れかを示す呼識別情報を記憶する呼管理テーブル
    と、 呼設定メッセージを受信したことに応じて、前記呼管理
    テーブルに、当該メッセージ受信時に割り当てた呼管理
    番号と、パケット着信用回線呼であることを示す呼識別
    情報を登録する手段と、 「呼が設定済みのチャネルに着信」したことを示す解放
    メッセージを受信したことに応じて、前記呼管理テーブ
    ルの該解放メッセージに対応するエントリの呼管理番号
    を解放し、当該エントリの呼識別情報をパケット着信用
    回線呼からパケット呼に変更する手段と、 該呼管理テーブルの登録情報に基づき端末と網との間で
    パケットリンクが確立するまで新たなパケット呼の着信
    を拒否する着信規制を行なう手段とを設けたことを特徴
    とするISDN Dチャネルパケット制御端末における呼制
    御方式。
  2. 【請求項2】請求項1記載のISDN Dチャネルパケット
    制御端末における呼制御方式において、 夫々の呼の発番号を記憶するフィールドを該呼管理テー
    ブルにさらに設け、 パケット呼着信時に該発番号を用いて端末と網との間で
    呼の整合を取る着信制御を行う手段を設けたことを特徴
    とするISDN Dチャネルパケット制御端末における呼制
    御方式。
  3. 【請求項3】請求項1記載または2記載のISDN Dチャ
    ネルパケット制御端末における呼制御方式において、 網からパケット呼が着信した時に、回線呼による接続完
    了直後から着呼パケット受信までの時間を監視する手段
    を設けたことを特徴とするISDN Dチャネルパケット制
    御端末における呼制御方式。
  4. 【請求項4】請求項2記載のISDN Dチャネルパケット
    制御端末における呼制御方式において、 該中央制御部に発番号を含んでいない着信メッセージに
    対しては着信を拒否する手段を設けたことを特徴とする
    ISDN Dチャネルパケット制御端末における呼制御方
    式。
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