JP2708399B2 - 被洗浄物の付着物の測定方法およびその装置 - Google Patents

被洗浄物の付着物の測定方法およびその装置

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被洗浄物に付着した汚
物、洗浄液等の付着物の測定方法およびその装置に係る
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、被洗浄物に付着した汚物、若しく
は液洗浄完了後の被洗浄物に付着した洗浄液等は、特別
にこれを測定する事が行われていない。そのため、被洗
浄物の汚染程度により洗浄液の汚れも著しく異なるもの
となるが、従来は経験と感によって洗浄液の汚れを判断
しており、正確に汚染程度を予測して洗浄液の交換を行
う等の方法は採用されていない。
【0003】また、洗浄液による洗浄完了後は液洗浄の
完了した被洗浄物を、温風乾燥機とか減圧乾燥機の内部
に収納し、加熱、減圧若しくはその双方、若しくは他の
任意の方法により、被洗浄物に付着した洗浄液を乾燥除
去する事が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな被洗浄物の乾燥等に於ては、被洗浄物にどの程度の
洗浄液が残留付着しているか、計量を行わずに乾燥作業
を行うと、乾燥の際に被洗浄物に加える乾燥の熱カロリ
ーの必要量が、どの程度であるかという事は、作業者の
感に頼って行う以外に方法がない。
【0005】そのため、被洗浄物に付着した洗浄液の乾
燥を行う際に、被洗浄物に過剰な熱カロリーを加える事
により、被洗浄物の乾燥を行う不経済性を生じるばかり
でなく、加える熱カロリーが必要量に達しない場合は、
被洗浄物の乾燥を不十分なものとする結果となる。
【0006】そこで、液洗浄を完了した乾燥前の被洗浄
物に残留付着した、洗浄液の総量を計量する事ができれ
ば、その残留付着した洗浄液が全て蒸発できるための、
蒸発潜熱量を計算する事が可能となる。そして、この蒸
発潜熱量に相当する熱カロリーを外部から加えたり、予
め温液等に被洗浄物を浸漬して洗浄を行う事により、被
洗浄物に蓄熱させておく等の方法により、どのような被
洗浄物でも乾燥に必要な量の熱カロリーを的確に加え
て、無駄のない確実な被洗浄物の洗浄を行う事が可能と
なる。
【0007】しかし、従来このような付着洗浄液の計量
測定は、全く行われておらず、無駄で過剰な熱カロリー
を被洗浄物に加えて不経済な作業を行なったり、乾燥の
不十分なまま乾燥機から取り出し、被洗浄物にシミ等を
残留させたりする場合が多いものであった。
【0008】また、被洗浄物に付着した汚物について
も、洗浄作業の前に測定することは行われていない。そ
のため、許容された汚染量を越えた洗浄液で被洗浄物の
洗浄を行い、確実な洗浄効果を得ることができなかった
り、まだ使用が可能な汚染されていない洗浄液を廃棄し
てしまう不経済な事態を発生させていた。
【0009】本発明は上述の如き欠点を除去し、被洗浄
物に付着した洗浄液を測定する事により、被洗浄物に加
える熱カロリーを事前に知る事によって、被洗浄物の乾
燥作業等を自動化したり、少ない熱カロリーによって、
確実な乾燥を可能とする洗浄システムを構築する事を可
能にする。また、被洗浄物に付着した汚染量を事前に知
ることにより、洗浄液の交換時期や濾過装置の清掃時期
を正確に判断可能にしようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の如き課
題を解決するため、汚物の付着した被洗浄物の重量を測
定して第1計量値を得るとともに上記被洗浄物を洗浄液
中で洗浄した後に乾燥して洗浄液を除去し、被洗浄物の
重量を測定して第3計量値を得、第1計量値から第3計
量値を減算する事により被洗浄物に付着した汚物量を測
定する事を特徴として成るものである。
【0011】また、第2の発明は、汚物の付着した被洗
浄物を洗浄液中で洗浄した後、洗浄液中から離脱させ洗
浄液の付着した被洗浄物の重量を測定して第2計量値を
得、更に被洗浄物を乾燥して洗浄液を除去した後、被洗
浄物の重量を測定して第3計量値を得、第2計量値から
第3計量値を減算する事により被洗浄物に付着した洗浄
液量を測定する事を特徴として成るものである。
【0012】また、第3の発明は、上記第1、第2の発
明を実施する装置の発明に係るもので、内部に洗浄液と
被洗浄物を収納可能とした洗浄槽と、この洗浄槽内に収
納した被洗浄物の重量を測定する計量機構と、洗浄液へ
の被洗浄物の浸漬状態を解除する液制御機構と、洗浄液
への浸漬を解除した被洗浄物を乾燥する乾燥機構とから
成るものである。
【0013】また、液制御機構は、洗浄槽内に洗浄液を
導入若しくは洗浄槽内の洗浄液を排出する事により、洗
浄液への被洗浄物の浸漬を制御するものであっても良
い。
【0014】また、液制御機構は、洗浄槽内の洗浄液に
被洗浄物を下降して浸漬したり、被洗浄物を洗浄液から
引き上げる事により、洗浄液への被洗浄物の浸漬を解除
する上下動装置を伴うものであっても良い。
【0015】
【作用】本発明は、上述の如く構成したものであるか
ら、被洗浄物に付着した付着物の測定を行おうとする場
合には、まず、汚物の付着した被洗浄物を洗浄前の状態
に於て測定する。そして、この被洗浄物の測定により、
第1計量値を得る事ができる。この第1計量値は上述の
如く、被洗浄物自身の重量と付着した汚物を含む重量と
なる。
【0016】次に、上記汚物の付着した被洗浄物を洗浄
液中で超音波洗浄、揺動洗浄、その他適宜の洗浄手段に
より洗浄し汚物を除去する。その後、洗浄液から引き上
げて、洗浄液の付着した乾燥前の被洗浄物の重量を測定
する事により、第2計量値を得る事ができる。
【0017】更に、この洗浄液の付着した被洗浄物を乾
燥機構により乾燥して、洗浄液を除去し、この洗浄液が
乾燥除去された被洗浄物の重量を測定して、第3計量値
を得る事ができる。
【0018】そして、被洗浄物に付着した汚物の重量を
測定するためには、第1計量値から第3計量値を減算す
る事により、被洗浄物に付着した汚物の重量を測定する
事ができるものとなる。また、被洗浄物に付着した洗浄
液の量を測定するには、第2計量値から第3計量値を減
算する事により、被洗浄物に付着した洗浄液の重量を測
定する事が可能となる。
【0019】上述の如く、被洗浄物に付着している洗浄
液の量を測定することが出来れば、洗浄液の重量に対応
する乾燥に必要な熱カロリーを予め計算できるから、こ
の被洗浄物の乾燥を必要とされる最小の熱カロリーによ
り確実に行う事も可能となる。
【0020】このように、被洗浄物に付着した洗浄液の
量を予め知る事により、乾燥時に於ける被洗浄物に加え
る熱カロリーを、事前に計算する事が可能となるから、
被洗浄物に付着する洗浄液の量を、予めテスト洗浄等に
於て知る事ができる。そのため、大量に行う連続的な被
洗浄物の洗浄作業ラインに於て、そのテストケースに於
て得られた数値を利用して、乾燥に必要な被洗浄物の全
体の蒸発潜熱量を換算する事が可能となる。その結果、
自動化ライン等に於て、連続して大量の被洗浄物を、簡
易に乾燥する事も可能となるものである。
【0021】また、被洗浄物に付着した汚染量を予め知
ることにより、一定の洗浄液量に対する洗浄可能な被洗
浄物の量を事前に知ることができるから、従来の如く、
許容された汚染量を越えた洗浄液で被洗浄物の洗浄を行
ったり、まだ使用が可能な汚染されていない洗浄液を廃
棄してしまう等の不経済な事態を発生させる事が無いも
のである。
【0022】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1に於て説明すれ
ば、(1)は洗浄槽で、内部に洗浄液(2)と被洗浄物(3)
を収納可能としている。そして、この洗浄槽(1)内に収
納した被洗浄物(3)の重量を測定する計量機構(4)を、
洗浄槽(1)の上部に形成している。
【0023】この洗浄槽(1)の上部に設けた計量機構
(4)は、従来公知の任意の機構を用いる事が可能であ
る。そして、図面に示す実施例に於ては、洗浄籠(5)内
に収納して洗浄槽(1)内に挿入した被洗浄物(3)を、洗
浄槽(1)の上部に配置した計量機構(4)によって吊り下
げる事により、被洗浄物(3)の重量を測定している。
【0024】この場合、洗浄籠(5)の重量及び洗浄籠
(5)に付着する洗浄液(2)の重量等は、予め測定する事
によって、数値として事前に確認をしておく必要があ
る。また、この計量機構(4)は図面に示す如き、吊り下
げ型の装置を用いる必要は必ずしもなく、洗浄槽(1)内
に配置したロードセル等を用いるものであっても良く、
従来公知の任意の計量機構(4)を用いる事ができる。
【0025】また、洗浄槽(1)内には、洗浄液(2)を導
入若しくは洗浄槽(1)内の洗浄液(2)を排出する液制御
機構(6)を接続している。この液制御機構(6)は、洗浄
槽(1)の下端に電磁弁(7)を介して排出管(8)を接続
し、この排出管(8)の下端を液貯槽(10)に接続し、洗
浄槽(1)内の洗浄液(2)を液貯槽(10)に移送する事が
できるようにしている。
【0026】また、液制御機構(6)は、この液貯槽(1
0)と洗浄槽(1)とを、ポンプを介した導入管(11)を
介して接続し、必要に応じて洗浄液(2)を洗浄槽(1)に
戻す事ができるように構成している。そして、液貯槽
(10)には洗浄槽(1)から排出された洗浄液(2)を浄化
する液清浄機(12)を接続している。
【0027】また、洗浄槽(1)には被洗浄物(3)の乾燥
を行う乾燥機構(13)を接続している。この乾燥機構
(13)はヒーター等により、熱風を被洗浄物(3)に吹き
付けるようにしたものである。他の異なる実施例では、
乾燥機構(13)は、洗浄槽(1)内を減圧しながら加熱す
る減圧乾燥機構であっても良いし、従来公知の任意の乾
燥機構(13)を用いる事が可能である。
【0028】また、この乾燥機構(13)は図面に示す如
く、洗浄槽(1)とは別個に設けたものでなくとも可能で
あって、例えば、洗浄液(2)を加熱し、この加熱した洗
浄液(2)により、被洗浄物(3)の液洗浄を行った後、洗
浄槽(1)内を減圧処理すれば、加熱した洗浄液(2)との
接触によって蓄熱した被洗浄物(3)は、その蓄熱カロリ
ーにより、減圧状態に於て、表面に付着した洗浄液(2)
の蒸発除去を行う事が可能となる。
【0029】このように、必ずしも別個に設けたヒータ
ー等を付属する必要はなく、加熱した洗浄液(2)と減圧
用のバキュームポンプ等から、乾燥機構(13)を構成す
るものであっても良い。
【0030】上述の如く構成したものに於て、被洗浄物
(3)の洗浄とともに、付着した洗浄液(2)の乾燥を行う
には、まず、計量機構(4)に接続した洗浄籠(5)内に、
被洗浄物(3)を収納して被洗浄物(3)の重量を測定する
事により、第1計量値を得る事ができる。
【0031】また、被洗浄物(3)は必ずしも洗浄籠(5)
に収納する必要はなく、直接、計量機構(4)に接続する
ものであっても良い。そして、この被洗浄物(3)を洗浄
槽(1)内に収納した状態に於て、ポンプ(14)を作動
し、導入管(11)を介して、液貯槽(10)から洗浄槽
(1)内に洗浄液(2)を充填する。そして、被洗浄物(3)
と洗浄液(2)とを接触させる事により、超音波振動、揺
動振動、その他適宜の洗浄手段により、被洗浄物(3)の
液洗浄を行う。
【0032】そして、被洗浄物(3)の液洗浄を行った
後、排出管(8)の電磁弁(7)を開放し、洗浄槽(1)から
洗浄液(2)を排除する事によって液貯槽(10)内に洗浄
液(2)を収納する。このように、洗浄槽(1)内の洗浄液
(2)は全て液貯槽(10)に移送されるものとなる。この
状態に於て、計量機構(4)を作動し、被洗浄物(3)の重
量を測定すれば、被洗浄物(3)に洗浄液(2)が付着した
状態で、被洗浄物(3)の重量を測定する事ができ、第2
計量値を得る事が可能となる。
【0033】そして、次に乾燥機構(13)を作動し、被
洗浄物(3)の乾燥を行った後、計量機構(4)を作動し、
被洗浄物(3)の重量を測定すれば、第3計量値を得る事
ができる。そして、上記の第2計量値から第3計量値を
減算する事により、被洗浄物(3)に付着した洗浄液(2)
の量を測定する事ができるものとなる。
【0034】そして、このようなデーターを得た後は、
計量機構(4)を必ずしも作動する事なく、同一条件の元
では、被洗浄物(3)に残留付着する洗浄液(2)の量は事
前に知る事ができる。そのため、この被洗浄物(3)に残
留付着している洗浄液(2)の乾燥に、必要とされるカロ
リー量を乾燥機構(13)によって供給する事により、被
洗浄物(3)の洗浄を確実に行う事ができるとともに、不
必要な熱カロリーを消費する事がないし、また、熱カロ
リーの供給不足により、被洗浄物(3)の不完全な乾燥を
生じる事がないものである。
【0035】また、被洗浄物(3)に付着した汚物の重量
を測定するためには、上記の第1計量値から第3計量値
を減算する事により、被洗浄物(3)に付着した汚物の重
量を測定する事ができるものとなる。この被洗浄物(3)
に付着した汚染量を予め知ることにより、一定の洗浄液
(2)量に対する洗浄可能な被洗浄物(3)の量を事前に知
ることができるから、従来の如く、許容された汚染量を
越えた洗浄液(2)で被洗浄物(3)の洗浄を行ったり、ま
だ使用が可能な汚染されていない洗浄液(2)を廃棄して
しまう等の不経済な事態を発生させる事が無いものであ
る。
【0036】また、上記実施例に於いて液制御機構(6)
は、洗浄槽(1)内に洗浄液(2)を導入若しくは洗浄槽
(1)内の洗浄液(2)を排出することにより、洗浄液(2)
への被洗浄物(3)の浸漬を制御するものとしている。し
かし、他の異なる実施例に於いては、図3、図4に示す
如く液制御機構(6)は、上下動装置によって被洗浄物
(3)の上下動を可能とすることにより、洗浄槽(1)内の
洗浄液(2)に被洗浄物(3)を下降して浸漬したり、被洗
浄物(3)を洗浄液(2)から引き上げる事により、洗浄液
(2)への被洗浄物(3)の浸漬を解除するようにしたもの
であっても良い。
【0037】また、上記の液制御機構(6)を構成する上
下動装置は、被洗浄物(3)を下から保持して上下動させ
るものであっても良いし、図3、図4に示す如く計量機
構(4)に組み込んだウインチ等の上下動装置を用いるも
のであっても良い。
【0038】実験例 以下は、汚染した被洗浄物を洗浄籠に収納して洗浄槽に
挿入して洗浄し、乾燥を完了するまでの具体例である。
被洗浄物は、長さ1.5cm、幅1cm、厚み2mmの
平板に凹凸模様を施した鉄片を用いた。
【0039】被洗浄物の重量、 洗浄前の被洗浄物重量(第1計量値) M 304g(被洗浄物数は100個) 洗浄後の被洗浄物重量(第2計量値) M’ 305g 乾燥後の被洗浄物重量(第3計量値) m 300g 上記の第1乃至第3計量値から下記の、 洗浄液付着重量 M'−m=305−300=5g 汚れ付着重量 M −m=304−300=4g を得た。
【0040】上記の洗浄は2lの洗浄液(ノルマルデカ
ン)に洗浄籠に収納した被洗浄物を投入し、5分間超音
波を作用させた後、洗浄液(ノルマルデカン)を交換し
て被洗浄物を再度すすぎ、120℃の熱風で完全に乾燥
させたものである。
【0041】
【発明の効果】本発明は上述の如く、被洗浄物に付着し
た洗浄液の量を予め知る事により、乾燥時に於ける被洗
浄物に加える熱カロリーを事前に計算し、乾燥に必要な
被洗浄物の全体の蒸発潜熱量を換算する事が可能とな
る。その結果、被洗浄物の乾燥を最小の熱カロリーによ
り確実に行う事が可能となる。
【0042】また、被洗浄物に付着した汚染量を予め知
る事により、一定の洗浄液量に対する洗浄可能な被洗浄
物の量を事前に知る事ができるから、従来の如く、許容
された汚染量を越えた洗浄液で被洗浄物の洗浄を行った
り、まだ使用が可能な汚染されていない洗浄液を廃棄し
てしまう等の不経済な事態を発生させる事が無いもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】被洗浄物の液洗浄中の状態を示す断面図であ
る。
【図2】被洗浄物の乾燥状態を示す断面図である。
【図3】被洗浄物を上下動する液制御機構を用いて被洗
浄物の浸漬洗浄を行っている状態を示す断面図である。
【図4】被洗浄物を上下動する液制御機構を用いて被洗
浄物の乾燥を行っている状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 洗浄槽 2 洗浄液 3 被洗浄物 4 計量機構 6 液制御機構 13 乾燥機構

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚物の付着した被洗浄物の重量を測定し
    て第1計量値を得るとともに上記被洗浄物を洗浄液中で
    洗浄した後に乾燥して洗浄液を除去し、被洗浄物の重量
    を測定して第3計量値を得、第1計量値から第3計量値
    を減算する事により被洗浄物に付着した汚物量を測定す
    る事を特徴とする被洗浄物の付着物の測定方法。
  2. 【請求項2】 汚物の付着した被洗浄物を洗浄液中で洗
    浄した後、洗浄液中から離脱させ洗浄液の付着した被洗
    浄物の重量を測定して第2計量値を得、更に被洗浄物を
    乾燥して洗浄液を除去した後、被洗浄物の重量を測定し
    て第3計量値を得、第2計量値から第3計量値を減算す
    る事により被洗浄物に付着した洗浄液量を測定する事を
    特徴とする被洗浄物の付着物の測定方法。
  3. 【請求項3】 内部に洗浄液と被洗浄物を収納可能とし
    た洗浄槽と、この洗浄槽内に収納した被洗浄物の重量を
    測定する計量機構と、洗浄液への被洗浄物の浸漬状態を
    解除する液制御機構と、洗浄液への浸漬を解除した被洗
    浄物を乾燥す乾燥機構とから成る事を特徴とする被洗浄
    物の付着物の測定装置。
  4. 【請求項4】 液制御機構は、洗浄槽内に洗浄液を導入
    若しくは洗浄槽内の洗浄液を排出する事により、洗浄液
    への被洗浄物の浸漬を制御するものであることを特徴と
    する請求項3の被洗浄物の付着物の測定装置。
  5. 【請求項5】 液制御機構は、洗浄槽内の洗浄液に被洗
    浄物を下降して浸漬したり、被洗浄物を洗浄液から引き
    上げる事により、洗浄液への被洗浄物の浸漬を解除する
    上下動装置を伴うものである事を特徴とする請求項3の
    被洗浄物の付着物の測定装置。
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