JP2707874B2 - Cad/cam装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、CAD/CAM装置
に関し、さらに詳しくは、型彫り放電加工機のシャンク
に取り付ける加工電極のCAD図などから被加工物を彫
り込むための加工電極の移動経路を生成するCAD/C
AM装置および芯ズレ量により加工電極の移動経路を補
正してシャンクの移動経路のNCデータを作成するCA
D/CAM装置に関する。
に関し、さらに詳しくは、型彫り放電加工機のシャンク
に取り付ける加工電極のCAD図などから被加工物を彫
り込むための加工電極の移動経路を生成するCAD/C
AM装置および芯ズレ量により加工電極の移動経路を補
正してシャンクの移動経路のNCデータを作成するCA
D/CAM装置に関する。
【0002】
【従来の技術】型彫り放電加工機では、加工電極をシャ
ンクに取り付け,シャンクによって加工電極を移動させ
て被加工物を所望の形状に加工する。このような型彫り
放電加工機におけるシャンクの移動経路のNCデータを
作成するためにCAD/CAM装置が使用されている。
ンクに取り付け,シャンクによって加工電極を移動させ
て被加工物を所望の形状に加工する。このような型彫り
放電加工機におけるシャンクの移動経路のNCデータを
作成するためにCAD/CAM装置が使用されている。
【0003】ところで、シャンクの中心と加工電極の中
心の芯ズレ量が0であれば目的の加工電極の移動経路=
シャンクの移動経路となるが、一般に芯ズレ量が0では
ないから、目的の加工電極の移動経路を芯ズレ量で補正
してシャンクの移動経路を求める必要がある。
心の芯ズレ量が0であれば目的の加工電極の移動経路=
シャンクの移動経路となるが、一般に芯ズレ量が0では
ないから、目的の加工電極の移動経路を芯ズレ量で補正
してシャンクの移動経路を求める必要がある。
【0004】次に、シャンクの移動経路のNCデータを
作成する従来の手順について説明する。図6は、シャン
クの中心と加工電極の中心の芯ズレ量を計測するための
電極接触検出装置(34)の概略図である。(33)
は、先端部が球状になっている基準電極である。(3
2)は、シャンクである。(31)は、シャンク(3
2)に取り付けた加工電極である。
作成する従来の手順について説明する。図6は、シャン
クの中心と加工電極の中心の芯ズレ量を計測するための
電極接触検出装置(34)の概略図である。(33)
は、先端部が球状になっている基準電極である。(3
2)は、シャンクである。(31)は、シャンク(3
2)に取り付けた加工電極である。
【0005】オペレータは、図7,図8に示すように、
シャンク(32)に取り付けた加工電極(31)に基準
電極(33)の球状(半径R)の先端部を接触させ、そ
のときの基準電極(33)の中心(33P)の座標(Q
X,QY)とシャンク(32)の中心(32P)の座標
(SX,SY)から接触距離{DX,DY}を求める。 DX=|SX−QX| DY=|SY−QY| なお、(31P)は加工電極(31)の中心を示す。
シャンク(32)に取り付けた加工電極(31)に基準
電極(33)の球状(半径R)の先端部を接触させ、そ
のときの基準電極(33)の中心(33P)の座標(Q
X,QY)とシャンク(32)の中心(32P)の座標
(SX,SY)から接触距離{DX,DY}を求める。 DX=|SX−QX| DY=|SY−QY| なお、(31P)は加工電極(31)の中心を示す。
【0006】そして、検出した接触距離{DX,DY}
と基準電極(33)の半径(R)と加工電極(31)の
X方向の長さ(LX),Y方向の長さ(LY)とから、
オペレータが、次のように、芯ズレ量{ΔX,ΔY}を
算出する。 ΔX=DX−(R+LX/2) ΔY=DY−(R+LY/2)
と基準電極(33)の半径(R)と加工電極(31)の
X方向の長さ(LX),Y方向の長さ(LY)とから、
オペレータが、次のように、芯ズレ量{ΔX,ΔY}を
算出する。 ΔX=DX−(R+LX/2) ΔY=DY−(R+LY/2)
【0007】次に、オペレータが、シャンク(32)か
ら見た基準電極(33)の位置を考慮し、前記芯ズレ量
{ΔX,ΔY}により加工電極の中心位置を補正して、
シャンクの中心座標を求める。すなわち、図7,図8に
示すように、接触距離(DX)を検出するときの基準電
極(33)の位置がシャンク(32)から見て−X側,
−Y側であり、図9に示すように、加工電極の中心位置
が(CX1,CY1)であれば、 CX1’=CX1+ΔX CY1’=CY1+ΔY として、シャンクの中心座標を求める。また、図9に示
すように、加工電極の中心位置が(CX2,CY2)で
あれば、 CX2’=CX2+ΔX CY2’=CY2+ΔY として、シャンクの中心座標を求める。なお、図9にお
いて、(21)は、型彫り放電加工による被加工物の目
的加工形状を示す型金図である。(22)は、加工位置
に配置されている加工電極図である。(BX,BY)
は、加工原点である。(D1),(D2),(D3)
は、目的の加工電極の移動経路である。
ら見た基準電極(33)の位置を考慮し、前記芯ズレ量
{ΔX,ΔY}により加工電極の中心位置を補正して、
シャンクの中心座標を求める。すなわち、図7,図8に
示すように、接触距離(DX)を検出するときの基準電
極(33)の位置がシャンク(32)から見て−X側,
−Y側であり、図9に示すように、加工電極の中心位置
が(CX1,CY1)であれば、 CX1’=CX1+ΔX CY1’=CY1+ΔY として、シャンクの中心座標を求める。また、図9に示
すように、加工電極の中心位置が(CX2,CY2)で
あれば、 CX2’=CX2+ΔX CY2’=CY2+ΔY として、シャンクの中心座標を求める。なお、図9にお
いて、(21)は、型彫り放電加工による被加工物の目
的加工形状を示す型金図である。(22)は、加工位置
に配置されている加工電極図である。(BX,BY)
は、加工原点である。(D1),(D2),(D3)
は、目的の加工電極の移動経路である。
【0008】オペレータは、シャンクの中心座標を求め
た後、図10のフローチャートに示すようにCAD/C
AM装置を作動させ、シャンクの移動経路のNCデータ
を作成する。すなわち、ステップ(R1)にて、オペレ
ータは、加工原点(BX,BY)とシャンクの中心座標
(CX1’,CY1’),(CX2’,CY2’)およ
び各点を結ぶ移動経路をCAD/CAM装置に入力し、
記憶する。
た後、図10のフローチャートに示すようにCAD/C
AM装置を作動させ、シャンクの移動経路のNCデータ
を作成する。すなわち、ステップ(R1)にて、オペレ
ータは、加工原点(BX,BY)とシャンクの中心座標
(CX1’,CY1’),(CX2’,CY2’)およ
び各点を結ぶ移動経路をCAD/CAM装置に入力し、
記憶する。
【0009】次に、ステップ(R2)にて、図11に示
すような加工電極の移動を行うときの移動高さ(Z
1),加工電極を早送りで下降させるときの下限高さ
(Z2),加工電極で被加工物を削り込む加工深さ(Z
3)などZ方向についての情報をCAD/CAM装置に
入力し、記憶する。
すような加工電極の移動を行うときの移動高さ(Z
1),加工電極を早送りで下降させるときの下限高さ
(Z2),加工電極で被加工物を削り込む加工深さ(Z
3)などZ方向についての情報をCAD/CAM装置に
入力し、記憶する。
【0010】次に、ステップ(R3)にて、CAD/C
AM装置は、シャンクの移動経路のNCデータを作成す
る。
AM装置は、シャンクの移動経路のNCデータを作成す
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のCAD/CAM
装置では、シャンクの移動経路のNCデータを作成する
ために、加工原点(BX,BY)と、シャンクの中心座
標(CX1’,CY1’),(CX2’,CY2’)
と、前記各点を結ぶ移動経路(D1),(D2),(D
3)とをオペレータが入力する必要があり、入力作業が
煩雑な問題点がある。
装置では、シャンクの移動経路のNCデータを作成する
ために、加工原点(BX,BY)と、シャンクの中心座
標(CX1’,CY1’),(CX2’,CY2’)
と、前記各点を結ぶ移動経路(D1),(D2),(D
3)とをオペレータが入力する必要があり、入力作業が
煩雑な問題点がある。
【0012】また、加工電極の中心位置を芯ズレ量で補
正してシャンクの中心座標を求める計算をオペレータが
行なっており、手間がかかると共に計算ミスが発生しや
すい問題点がある。
正してシャンクの中心座標を求める計算をオペレータが
行なっており、手間がかかると共に計算ミスが発生しや
すい問題点がある。
【0013】この発明の目的は、シャンクの移動経路の
NCデータを作成するための入力作業が煩雑とならず、
且つ、加工電極の中心位置を芯ズレ量で補正してシャン
クの中心座標を求める計算を短時間で正確に行なうこと
ができるCAD/CAM装置を提供することにある。
NCデータを作成するための入力作業が煩雑とならず、
且つ、加工電極の中心位置を芯ズレ量で補正してシャン
クの中心座標を求める計算を短時間で正確に行なうこと
ができるCAD/CAM装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、型彫り放電
加工機の加工電極を取り付けるシャンクの移動経路のN
Cデータを作成するCAD/CAM装置において、電極
接触検出装置で検出した接触距離などから加工電極の中
心とシャンクの中心のズレである芯ズレ量を算出する芯
ズレ量算出手段と、算出した芯ズレ量からシャンクの中
心座標を設定するシャンク中心座標設定手段と、前記シ
ャンクの中心座標に基づいて加工電極の移動経路を補正
してシャンクの移動経路のNCデータを設定するシャン
ク移動経路設定手段とを具備したことを特徴とするCA
D/CAM装置を提供する。
加工機の加工電極を取り付けるシャンクの移動経路のN
Cデータを作成するCAD/CAM装置において、電極
接触検出装置で検出した接触距離などから加工電極の中
心とシャンクの中心のズレである芯ズレ量を算出する芯
ズレ量算出手段と、算出した芯ズレ量からシャンクの中
心座標を設定するシャンク中心座標設定手段と、前記シ
ャンクの中心座標に基づいて加工電極の移動経路を補正
してシャンクの移動経路のNCデータを設定するシャン
ク移動経路設定手段とを具備したことを特徴とするCA
D/CAM装置を提供する。
【0015】
【0016】
【作用】この発明のCAD/CAM装置では、加工原
点,複数の加工位置に配置した複数の加工電極図を含む
型金図面と前記加工原点の座標,前記複数の加工電極図
の中心座標とに基づいて加工電極移動経路設定手段によ
り加工電極の移動経路が設定される。そこで、オペレー
タによる移動経路の入力作業が省かれる。また、この発
明のCAD/CAM装置では、芯ズレ量算出手段により
電極接触検出装置で検出した接触距離などからシャンク
の中心に対する加工電極の中心のズレである芯ズレ量が
算出される。算出された芯ズレ量からシャンク中心座標
設定手段がシャンクの中心座標を設定する。そして、設
定されたシャンクの中心座標に基づいて加工電極の移動
経路を補正してシャンク移動経路設定手段がシャンクの
移動経路のNCデータを作成する。そこで、オペレータ
による補正計算が省かれ、計算ミスも生じない。
点,複数の加工位置に配置した複数の加工電極図を含む
型金図面と前記加工原点の座標,前記複数の加工電極図
の中心座標とに基づいて加工電極移動経路設定手段によ
り加工電極の移動経路が設定される。そこで、オペレー
タによる移動経路の入力作業が省かれる。また、この発
明のCAD/CAM装置では、芯ズレ量算出手段により
電極接触検出装置で検出した接触距離などからシャンク
の中心に対する加工電極の中心のズレである芯ズレ量が
算出される。算出された芯ズレ量からシャンク中心座標
設定手段がシャンクの中心座標を設定する。そして、設
定されたシャンクの中心座標に基づいて加工電極の移動
経路を補正してシャンク移動経路設定手段がシャンクの
移動経路のNCデータを作成する。そこで、オペレータ
による補正計算が省かれ、計算ミスも生じない。
【0017】
【0018】
【実施例】以下、図に示す実施例に基づいてこの発明を
さらに詳細に説明する。なお、これによりこの発明が限
定されるものではない。図1は、この発明のCAD/C
AM装置の一実施例の構成概念図である。このCAD/
CAM装置(1)は、情報入力部(2)と、情報記憶部
(3)と、情報解析部(4)と、情報表示制御部(5)
と、表示部(6)とを有してなっている。
さらに詳細に説明する。なお、これによりこの発明が限
定されるものではない。図1は、この発明のCAD/C
AM装置の一実施例の構成概念図である。このCAD/
CAM装置(1)は、情報入力部(2)と、情報記憶部
(3)と、情報解析部(4)と、情報表示制御部(5)
と、表示部(6)とを有してなっている。
【0019】次に、図2のフローチャートを参照し、動
作の順に沿って説明する。ステップ(S1)にて、図3
に示すような型金図面の情報を情報入力部(2)により
入力すると、その型金図面の情報が情報記憶部(3)に
記憶され情報解析部(4),情報表示制御部(5)を経
て表示部(6)に表示される。前記型金図面には、型彫
り放電加工による被加工物の目的加工形状を示す型金図
(21)に、加工電極図(22)が加工位置に配置され
ている。加工電極図(22)には、X方向,Y方向の中
心線(L1)(L2)(L3)(L4)が記入されてい
る。
作の順に沿って説明する。ステップ(S1)にて、図3
に示すような型金図面の情報を情報入力部(2)により
入力すると、その型金図面の情報が情報記憶部(3)に
記憶され情報解析部(4),情報表示制御部(5)を経
て表示部(6)に表示される。前記型金図面には、型彫
り放電加工による被加工物の目的加工形状を示す型金図
(21)に、加工電極図(22)が加工位置に配置され
ている。加工電極図(22)には、X方向,Y方向の中
心線(L1)(L2)(L3)(L4)が記入されてい
る。
【0020】ステップ(S2)にて、加工原点(BX,
BY)と加工電極図(22)の中心座標(CX1,CY
1),(CX2,CY2)とを情報入力部(2)により
入力し、情報記憶部(3)に記憶する。
BY)と加工電極図(22)の中心座標(CX1,CY
1),(CX2,CY2)とを情報入力部(2)により
入力し、情報記憶部(3)に記憶する。
【0021】次に、シャンクの中心に対する加工電極の
中心のズレである芯ズレ量を算出する。まず、ステップ
(S3)にて、図6に示すような電極接触検出装置(3
4)を用いて、先端部が球状になっている基準電極(3
3)の中心からシャンク(32)の中心までの接触距離
{DX,DY}を検出する。(31)は、シャンク(3
2)に取り付けた加工電極である。
中心のズレである芯ズレ量を算出する。まず、ステップ
(S3)にて、図6に示すような電極接触検出装置(3
4)を用いて、先端部が球状になっている基準電極(3
3)の中心からシャンク(32)の中心までの接触距離
{DX,DY}を検出する。(31)は、シャンク(3
2)に取り付けた加工電極である。
【0022】すなわち、オペレータは、図7,図8に示
すように、シャンク(32)に取り付けた加工電極(3
1)に基準電極(33)の球状(半径R)の先端部を接
触させ、そのときの基準電極(33)の中心(33P)
の座標(QX,QY)とシャンク(32)の中心(32
P)の座標(SX,SY)から接触距離{DX,DY}
を求める。 DX=|SX−QX| DY=|SY−QY| なお、(31P)は加工電極(31)の中心を示す。
すように、シャンク(32)に取り付けた加工電極(3
1)に基準電極(33)の球状(半径R)の先端部を接
触させ、そのときの基準電極(33)の中心(33P)
の座標(QX,QY)とシャンク(32)の中心(32
P)の座標(SX,SY)から接触距離{DX,DY}
を求める。 DX=|SX−QX| DY=|SY−QY| なお、(31P)は加工電極(31)の中心を示す。
【0023】次に、ステップ(S4)にて、検出した接
触距離{DX,DY}と基準電極(33)の半径(R)
と加工電極(31)のX方向の長さ(LX),Y方向の
長さ(LY)とを情報入力部(2)により入力し、情報
記憶部(3)に記憶する。すると、これらの入力情報に
基づいて情報解析部(4)が、次のように、芯ズレ量
{ΔX,ΔY}を算出する。 ΔX=DX−(R+LX/2) ΔY=DY−(R+LY/2)
触距離{DX,DY}と基準電極(33)の半径(R)
と加工電極(31)のX方向の長さ(LX),Y方向の
長さ(LY)とを情報入力部(2)により入力し、情報
記憶部(3)に記憶する。すると、これらの入力情報に
基づいて情報解析部(4)が、次のように、芯ズレ量
{ΔX,ΔY}を算出する。 ΔX=DX−(R+LX/2) ΔY=DY−(R+LY/2)
【0024】ステップ(S5)にて、基準電極(33)
がシャンク(32)から見てどちら側であるかを情報入
力部(2)により入力し、情報記憶部(3)に記憶す
る。すると、情報解析部(4)が、前記芯ズレ量{Δ
X,ΔY}と前記基準電極(33)の位置についての情
報に基づいて図4のフローチャートに従ってシャンク
(32)の中心座標(CX1’,CY1’)を求める。
がシャンク(32)から見てどちら側であるかを情報入
力部(2)により入力し、情報記憶部(3)に記憶す
る。すると、情報解析部(4)が、前記芯ズレ量{Δ
X,ΔY}と前記基準電極(33)の位置についての情
報に基づいて図4のフローチャートに従ってシャンク
(32)の中心座標(CX1’,CY1’)を求める。
【0025】すなわち、図4のステップ(S21)に
て、接触距離(DX)を検出するときの基準電極(3
3)の位置がシャンク(32)から見て+X側か−X側
かを判断する。基準電極(33)の位置が+X側であれ
ば、ステップ(S22)にてCX1’=CX1−ΔXと
して、ステップ(S24)に進む。一方、−X側であれ
ば、ステップ(S23)にてCX1’=CX1+ΔXと
して、ステップ(S24)に進む。そして、ステップ
(S24)にて、接触距離(DY)を検出するときの基
準電極(33)の位置がシャンク(32)から見て+Y
側か−Y側かを判断する。基準電極(33)の位置が+
Y側であれば、ステップ(S25)にてCY1’=CY
1−ΔYとする。一方、−Y側であれば、ステップ(S
26)にてCY1’=CY1+ΔYとする。同様にし
て、シャンク(32)の中心座標(CX2’,CY2’)
も求める。
て、接触距離(DX)を検出するときの基準電極(3
3)の位置がシャンク(32)から見て+X側か−X側
かを判断する。基準電極(33)の位置が+X側であれ
ば、ステップ(S22)にてCX1’=CX1−ΔXと
して、ステップ(S24)に進む。一方、−X側であれ
ば、ステップ(S23)にてCX1’=CX1+ΔXと
して、ステップ(S24)に進む。そして、ステップ
(S24)にて、接触距離(DY)を検出するときの基
準電極(33)の位置がシャンク(32)から見て+Y
側か−Y側かを判断する。基準電極(33)の位置が+
Y側であれば、ステップ(S25)にてCY1’=CY
1−ΔYとする。一方、−Y側であれば、ステップ(S
26)にてCY1’=CY1+ΔYとする。同様にし
て、シャンク(32)の中心座標(CX2’,CY2’)
も求める。
【0026】図2に戻り、ステップ(S6)にて、従来
のステップ(R2)と同様に、Z方向についての情報を
情報入力部(2)により入力し、情報記憶部(3)に記
憶する。次に、ステップ(S7)にて、前記ステップ
(S1)で記憶した複数の加工電極図を含む型金図面と
前記加工原点の座標,前記複数の加工電極図の中心座標
とに基づいて、情報解析部(4)が、加工電極の移動経
路を設定する。さらに、情報記憶部(3)に記憶する各
種情報に基づいて、加工電極の移動経路を芯ズレ量で補
正して、図12に示すシャンクの移動経路のNCデータ
を作成する。なお、加工原点(BX,BY)について
は、加工上、不都合を生じないため、芯ズレ量の補正を
省略している。ただし、加工原点(BX,BY)にも補
正を加えて良い。
のステップ(R2)と同様に、Z方向についての情報を
情報入力部(2)により入力し、情報記憶部(3)に記
憶する。次に、ステップ(S7)にて、前記ステップ
(S1)で記憶した複数の加工電極図を含む型金図面と
前記加工原点の座標,前記複数の加工電極図の中心座標
とに基づいて、情報解析部(4)が、加工電極の移動経
路を設定する。さらに、情報記憶部(3)に記憶する各
種情報に基づいて、加工電極の移動経路を芯ズレ量で補
正して、図12に示すシャンクの移動経路のNCデータ
を作成する。なお、加工原点(BX,BY)について
は、加工上、不都合を生じないため、芯ズレ量の補正を
省略している。ただし、加工原点(BX,BY)にも補
正を加えて良い。
【0027】図5に、CAD/CAM装置の一般的なシ
ステム構成図を示す。この構成は、形状情報を処理する
CPU(11)と、各種情報を記憶するメモリ(12)
と、形状や文字を記録するプリンタ(13)と、各種情
報を紙テープに穿孔したり,穿孔した紙テープから各種
情報を読み取ったりする紙テープ入出力装置(14)
と、形状や文字を表示するCRT表示器(15)と、情
報を入力するためのキーボード(16)と、CRT表示
器(15)上で作図するために必要な情報を入力するマ
ウス(またはタブレット)(17)と、保存したい情報
を書き込んだり,保存した情報を読み出したりする補助
記憶装置(18)と、これらの構成要素を接続するバス
(19)からなっている。
ステム構成図を示す。この構成は、形状情報を処理する
CPU(11)と、各種情報を記憶するメモリ(12)
と、形状や文字を記録するプリンタ(13)と、各種情
報を紙テープに穿孔したり,穿孔した紙テープから各種
情報を読み取ったりする紙テープ入出力装置(14)
と、形状や文字を表示するCRT表示器(15)と、情
報を入力するためのキーボード(16)と、CRT表示
器(15)上で作図するために必要な情報を入力するマ
ウス(またはタブレット)(17)と、保存したい情報
を書き込んだり,保存した情報を読み出したりする補助
記憶装置(18)と、これらの構成要素を接続するバス
(19)からなっている。
【0028】
【発明の効果】この発明のCAD/CAM装置によれ
ば、加工電極の移動経路が自動的に設定されるため、オ
ペレータの入力作業が容易になる。また、芯ズレ量の算
出,シャンクの中心座標の設定を自動的に行ってシャン
クの移動経路のNCデータを作成するため、手計算によ
る計算ミスがなくなり、短時間で正確なNCデータが作
成できる。また、オペレータの作業量も減る。
ば、加工電極の移動経路が自動的に設定されるため、オ
ペレータの入力作業が容易になる。また、芯ズレ量の算
出,シャンクの中心座標の設定を自動的に行ってシャン
クの移動経路のNCデータを作成するため、手計算によ
る計算ミスがなくなり、短時間で正確なNCデータが作
成できる。また、オペレータの作業量も減る。
【図1】この発明のCAD/CAM装置の一実施例の構
成概念図である。
成概念図である。
【図2】図1の装置に係る動作についてのフローチャー
トである。
トである。
【図3】図1の装置に係る型金図と加工電極図の例示図
である。
である。
【図4】図1の装置に係るシャンクの中心座標を求める
フローチャートである。
フローチャートである。
【図5】一般的なCAD/CAM装置のシステム構成図
である。
である。
【図6】電極接触検出装置の側面図である。
【図7】接触距離のX成分の検出についての説明図であ
る。
る。
【図8】接触距離のY成分の検出についての説明図であ
る。
る。
【図9】NCデータ作成に係る加工原点,移動経路につ
いての説明図である。
いての説明図である。
【図10】従来のCAD/CAM装置に係る動作につい
てのフローチャートである。
てのフローチャートである。
【図11】NCデータ作成に係るZ方向の情報について
の説明図である。
の説明図である。
【図12】NCデータの例示図である。
1 CAD/CAM装置 2 情報入力部 3 情報記憶部 4 情報解析部 5 情報表示制御部 6 表示部 21 型金図 22 加工電極図 31 加工電極 32 シャンク 33 基準電極34 電極接触検出装 置
Claims (1)
- 【請求項1】 型彫り放電加工機の加工電極を取り付け
るシャンクの移動経路のNCデータを作成するCAD/
CAM装置において、 電極接触検出装置で検出した接触距離などから加工電極
の中心とシャンクの中心のズレである芯ズレ量を算出す
る芯ズレ量算出手段と、算出した芯ズレ量からシャンク
の中心座標を設定するシャンク中心座標設定手段と、前
記シャンクの中心座標に基づいて加工電極の移動経路を
補正してシャンクの移動経路のNCデータを設定するシ
ャンク移動経路設定手段とを具備したことを特徴とする
CAD/CAM装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3178139A JP2707874B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | Cad/cam装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3178139A JP2707874B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | Cad/cam装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0527822A JPH0527822A (ja) | 1993-02-05 |
JP2707874B2 true JP2707874B2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=16043329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3178139A Expired - Fee Related JP2707874B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | Cad/cam装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2707874B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP4720710B2 (ja) | 2006-10-14 | 2011-07-13 | 船井電機株式会社 | 光ピックアップ |
KR101518005B1 (ko) * | 2014-06-30 | 2015-05-06 | 김윤기 | 오차 정보를 이용한 방전프로그램 생성장치, 그 생성방법 및 이를 이용한 방전시스템 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02212904A (ja) * | 1989-02-14 | 1990-08-24 | Mitsubishi Electric Corp | プログラミング装置 |
JP2691613B2 (ja) * | 1989-05-08 | 1997-12-17 | 菱電工機エンジニアリング株式会社 | Cad/cam装置 |
-
1991
- 1991-07-18 JP JP3178139A patent/JP2707874B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0527822A (ja) | 1993-02-05 |
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