JP2707417B2 - 帯における飾り結の構成用具 - Google Patents

帯における飾り結の構成用具

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JP2707417B2
JP2707417B2 JP19802594A JP19802594A JP2707417B2 JP 2707417 B2 JP2707417 B2 JP 2707417B2 JP 19802594 A JP19802594 A JP 19802594A JP 19802594 A JP19802594 A JP 19802594A JP 2707417 B2 JP2707417 B2 JP 2707417B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文庫結状、蝶結状等の
飾り結を備えた帯における飾り結の構成用具に関する。
【0002】
【従来の技術】従前、本願発明者は、実公平2−388
94号公報によって正式の半幅帯本体または正式の単
衣帯本体の巻き終り端部を長手中央線に沿って二つに折
ることによって帯本体のおもて面が外面に出た状態の巻
止ベルト部を形成する第1工程、この巻止ベルト部の
基端を直角三角形の折り線に沿って形を整えると共に当
該巻止ベルト部を帯本体に対して直角状を呈するように
倒す第2工程、帯本体の残り分を上記の直角三角形の
折り線の底辺より片方の羽根の長さ分だけ離れた第1線
と同第1線より両方の羽根の長さを加えた長さ分だけ反
対側に戻った第2線とに於て1回巻もしくは2回巻状態
に折り畳んで一重もしくは二重の羽根形成部とする第3
工程、帯本体の残り分を羽根形成部の長手中央線と巻
止ベルト部の長手中央線との交点を通る半直角傾斜線に
於て折り返して同残り分を巻止ベルト部に重合する第4
工程、当該残り分を羽根形成部の上辺縁線を挟んで対
称の半直角傾斜線で第4工程に於ける折り返しと反対の
方向に折り返して同残り分を羽根形成部と平行向きとす
る第5工程、羽根形成部の長手中央線部をおもて側よ
り押し込み且つ上下両側縁部をうらの方向に倒すことに
よって二つ山状のひだを形成すると共に巻止ベルト部を
を同両ひだの外側に掛け廻して巻止ベルト部の先端を下
側のひだのうら側の間に挟止する第6工程、巻止ベル
ト部の両端部の間に上記の第5工程により平行向きとし
た残り分に於ける羽根形成部に近い方の側縁の基端個所
を挟み、この挟み状態に於て同基端個所と巻止ベルト部
の両端部とを一緒に縫着する第7工程を帯本体に施す要
領によって同帯本体の巻き終り端部に飾り結を一体に設
け、更に巻止ベルト部に於て飾り結の内側の上辺に位置
する個所に表裏両面に上方に向って倒れた短い無数の剛
毛を有する舌状の折曲自在な挿止片を垂下状態に取付
け、また飾り結部の内側と帯本体とに帯本体の胴への巻
き付け使用時に相互に止着する位置関係で結着紐もしく
はベルベット式ファスナーを取付けて成る帯を提供し
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て述べた帯は、点状に縫着する工程および挿込片を縫着
する工程があるために、店側で飾り結をつくって顧客に
提供するにしても帯をもっている人が自分で飾り結付き
の帯を予めつくって使い易くしておくにしても面倒であ
るのみならず予めつくっておく必要がなくなって分解し
たときには縫着の跡が残ってしまう等の欠陥があった。
【0004】本発明は上記欠陥を解消する工夫を施した
新規の、帯における飾り結の構成用具を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決しょうとする手段】上記目的を達成するた
めに本発明に係わる帯における飾り結の構成用具は、片
方面に上方向に向って倒れた短い無数の抜け出し防止用
剛毛4を、他方面に横方向に向って倒れた短い無数の弛
み防止用剛毛6をそれぞれ有し且つ上辺に抜落阻止用膨
大部13を設けた舌形状の挿込片1と、この挿込片1と
は別個のUの字状に折曲した形状を呈する止めピン2と
から成るものであり、また、両方面もしくは片方面に上
方に向って倒れた短い無数の抜け出し防止用剛毛を有し
且つ上辺に抜落阻止用膨大部を設けた舌形状挿込片と、
この挿込片とは別個のUの字状に折曲した形状を呈する
止めピンとから成るものであり、そして、挿込片1が布
等柔軟材製とされ且つ塑性変形可能の芯部材12入りと
されたものであり、そして、芯部材12が二つ折りとさ
れた針金から成るものである。
【0006】
【実施例】図に示す実施例は、下記1において詳述する
挿込片1と下記2において詳述する止めピン2からなる
ものであって、下記3において詳述するような使い方で
用いるものである。
【0007】(記1)挿込片1は、図1〜図4に示すよ
うに、表側全面に上方向に向って倒れた短い無数の抜け
出し防止用剛毛4を有する表側布片5と表側全面に横方
向に向って倒れた短い無数の弛み防止用剛毛6を有する
裏側布片7とを両片5、7の表面が外になるようになし
て重ね、これ等表側布片5、裏側布片7の上辺の中央個
所を除いた全周縁8および当該全周縁8の一端から下方
に向って表・裏布片5、7の下辺の近くまで伸びてUタ
ーンしたのち同全周縁8の他端に戻るU字状線上個所9
を相互に止着することによって縦中央線個所に芯部材挿
込用管状部10を備えた挿込片本体11を構成し、この
挿込片本体11における芯部材挿込用管状部10に針金
を二つ折りして得た芯部材12を挿込むと共に当該挿込
片本体11の上辺個所を筒状に巻き且つ芯部材12の上
端を環状に巻くことによって抜落阻止用膨大部13を形
成して得たものである。
【0008】(記2)止めピン2は、図5に示すよう
に、太い針金15に布地16を被覆しこれをU字状に折
曲し且つ両端17、18を僅かに外側に折り広げること
によって得たものである。
【0009】(記3)上記挿込片1および止めピン2の
一つの使い方を図6〜図20に従って説明する。すなわ
ち、 後述する飾り結を解いた時でも通常に使用できる正式
の半幅帯本体21の巻き終り端部22を長手中央線23
に沿って二つに折ることによって帯本体21のおもて面
が外側に出た状態の巻止ベルト部24を形成する第1工
程、 この巻止ベルト部24の基端を直角三角形の折り線2
5に沿って形を整えると共に当該巻止ベルト部24を帯
本体21に対して直角状を呈するように倒す第2工程、 帯本体21の残り分を上記の直角三角形の折り線25
の底辺より片方の羽根26の長さ分だけ離れた第1線2
7と同第1線27より両方の羽根26、26′の長さを
加えた長さ分だけ反対側に戻った第2線29とに於て1
回巻状態に折り畳んで羽根形成部30とする第3工程、 帯本体21の残り分を羽根形成部30の長手中央線と
巻止ベルト部24の長手中央線との交点を通る半直角傾
斜線34に於て折り返して同残り分を巻き止めベルト部
24に重合する第4工程、 当該残り分を羽根形成部30の下辺縁線35を挟んで
対称の半直角傾斜線36で第4工程に於ける折り返しと
反対の方向に折り返して同残り分を羽根形成部30と平
行向きとし且つ第4工程に於ける折り返し部の下辺縁と
反対方向への折り返しの上辺縁とを羽根形成部30に対
して安全ピン33により止着する第5工程、 羽根形成部30の長手中央線部37をおもて側より押
し込み且つ上下両側縁部38、38′をうらの方向に倒
すことによって、内外二つの山状のひだ39、39′を
形成する第6工程、 巻止ベルト部24を同両ひだ39、39′の外側に掛
け廻して巻止ベルト部24の先端40を外側のひだ3
9′のうら側の間に挟止することによって巻止ベルト部
24の基端個所と先端個所とに上記した止めピン2の挿
し込み用管状部41、41′を形成すると共に巻止ベル
ト部24の両端部の間に安全ピン33による止着部42
を位置させる第7工程、 巻止ベルト部24の基端個所と安全ピン33による止
着部42との間に上記した挿込片1の基端部を挿し込ん
だのちに上記挿し込み用管状部41、41′に上記止め
ピン2の両辺部45、45′を抜落不能に挿入すること
によって安全ピン33による止着部42の保持および挿
込片1の挟止ならびに巻止ベルト部24を掛け廻した二
つ山状のひだ39、39′の保形をなすべくする第8工
程、を列記の順に帯本体21に対して施す要領によっ
て、同帯本体21の巻き終り端部に文庫結状の飾り結4
6を一体に設ける。
【0010】図中、符号47は上記羽根形成部30の保
形用の硬質合成樹脂薄片製芯材で示すものであって、中
央個所にはひだ39、39′の形成を容易にする切線4
8をもっているものであり、また49は帯本体21の巻
き始め端部50の表側に止着した内方に向う横向きに倒
れた短い無数の剛毛(図示せず)を有する細長片を示す
ものである。
【0011】
【作用】本発明は上記のように片方面に上方向に向って
倒れた短い無数の抜け出し防止用剛毛4を、他方面に横
方向に向って倒れた短い無数の弛み防止用剛毛6をそれ
ぞれ有し且つ上辺に抜落阻止用膨大部13を設けた舌形
状の挿込片1と、この挿込片1とは別個のUの字状に折
曲した形状を呈する止めピン2とから成ることを特徴と
するので、上記した記3において説明したような要領で
用いるものであって、縫着を施すことなく飾り結46を
構成することを可能とするものであり、そして挿込片1
が布等柔軟材製とされ且つ塑性変形可能の芯部材12入
りとされたことを特徴とするので、構成された飾り結4
6に対する挿込片1のなす角度や向きもしくは挿込片1
の曲り具合等を調節する必要がある場合には芯部材の形
状(曲り具合)を変更することでなすことが可能であ
り、そして芯部材12が二つ折りとされた針金から成る
ことを特徴とするので、上記芯部材の形状変更作業をな
す場合において針金製芯部材12の両側辺部52、5
2′が手指でしごくようにして曲げられるときには、両
側辺部52、52′に対して手指の面が同時にほぼ同じ
力および向きで圧接することになって当該両側辺部5
2、52′を同形の曲げ状態に曲げ易いものであり、芯
部材の形状変更を捻れを生じない状態でなすことを可能
とするものである。
【0012】
【発明の効果】本発明に係わる帯における飾り結の構成
用具を用いて飾り結を得る場合には縫着をなすことなく
当該飾り結を構成することができ、また縫着跡を残さず
に分解することができるものであり、請求項2に係わる
帯における飾り結の構成用具は、つけ帯に取付ける飾り
結の構成(この飾り結の構成要領は上記した記3の説明
から容易に判ることであるのでその説明は省略する。)
に用いて便利なものであり、請求項3に係わる帯におけ
る飾り結の構成用具を用いた場合には挿込片1の曲り具
合等の調節ができ使い易く使い良い便利さがあり、また
請求項4に係わる帯における飾り結の構成用具を用いた
場合には上記調節が捻れの生じない状態で容易になすこ
とができる。
【0013】本発明により次のようなことが可能にな
る。 挿込片1が挿込みに支障のない程度にかたい素材であ
る場合には芯部材を入れなくともよく、当該挿込片の構
成を容易にする。 芯部材は最適な形状に成形されたプラスチック製とす
る。 抜落阻止用膨大部は使う人が使うときに任意につくる
ようにする。 抜落阻止用膨大部は別部材をつけることによって設け
る。 止めピン2を使わずに縫止する。 安全ピン33を使わずに縫止する。 抜落阻止用膨大部を設けずに挿込片1を直に縫着す
る。 止めピン2、針金製芯部材12を合成樹脂被覆製とす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における挿込片を示す全体の正
面図である。
【図2】同じく分解正面図である。
【図3】図1A−A線に沿う断面図である。
【図4】図1B−B線に沿う断面図である。
【図5】本発明の実施例における止めピンを示す全体の
正面図である。
【図6】半幅帯本体の巻き終り端部を示す正面図であ
る。
【図7】第1工程の完了状態を示す正面図である。
【図8】第2工程の完了状態を示す正面図である。
【図9】第3工程の途中状態を示す正面図である。
【図10】第3工程の途中状態を示す正面図である。
【図11】第3工程の完了状態を示す正面図である。
【図12】第4工程の完了状態を示す正面図である。
【図13】第5工程の途中状態を示す正面図である。
【図14】第5工程の完了状態を示す正面図である。
【図15】図14C−C線に沿う断面略図である。
【図16】第6工程の完了状態を示す断面略図である。
【図17】第7工程の完了状態を示す断面略図である。
【図18】第8工程の途中状態を示す断面略図である。
【図19】第8工程の完了状態を示す断面略図である。
【図20】文庫結状の飾り結を完成した状態で示す帯全
体の斜視図である。
【符号の説明】
1 挿込片 2 止めピン 4 剛毛 5 表側布片 6 剛毛 7 裏側布片 8 全周縁 9 U字状線上個所 10 管状部 11 挿込片本体 12 芯部材 13 抜落阻止用膨大部 15 針金 16 布地 17、18 端 21 帯本体 22 巻き終り端部 23 長手中央線 24 巻止ベルト部 25 折り線 26、26′ 羽根 27 第1線 29 第2線 30 羽根形成部 33 安全ピン 34 傾斜線 35 下辺縁線 36 傾斜線 37 長手中央線部 38、38′ 上下両側縁部 39、39′ ひだ 40 先端 41、41′ 挿し込み用管状部 42 止着部 45、45′ 辺部 46 飾り結 47 保形用芯材 48 切線 49 細長片 50 巻き始め端部 52、52′ 側辺部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片方面に上方向に向って倒れた短い無数
    の抜け出し防止用剛毛4を、他方面に横方向に向って倒
    れた短い無数の弛み防止用剛毛6をそれぞれ有し且つ上
    辺に抜落阻止用膨大部13を設けた舌形状の挿込片1
    と、この挿込片1とは別個のUの字状に折曲した形状を
    呈する止めピン2とから成ることを特徴とする帯におけ
    る飾り結の構成用具。
  2. 【請求項2】 両方面もしくは片方面に上方向に向って
    倒れた短い無数の抜け出し防止用剛毛を有し且つ上辺に
    抜落阻止用膨大部を設けた舌状挿込片と、この挿込片と
    は別個のUの字状に折曲した形状を呈する止めピンとか
    ら成ることを特徴とする帯における飾り結の構成用具。
  3. 【請求項3】 挿込片1が布等柔軟材製とされ且つ塑性
    変形可能の芯部材12入りとされたことを特徴とする請
    求項1または2記載の帯における飾り結の構成用具。
  4. 【請求項4】 芯部材12が二つ折りとされた針金から
    成ることを特徴とする請求項3記載の帯における飾り結
    の構成用具。
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