JP2707190B2 - 仕切弁 - Google Patents
仕切弁Info
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- JP2707190B2 JP2707190B2 JP4279116A JP27911692A JP2707190B2 JP 2707190 B2 JP2707190 B2 JP 2707190B2 JP 4279116 A JP4279116 A JP 4279116A JP 27911692 A JP27911692 A JP 27911692A JP 2707190 B2 JP2707190 B2 JP 2707190B2
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- flow path
- gate valve
- valve body
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Description
して垂直方向に移動する弁体を有する仕切弁であって、
弁体には操作部が連結されており、流路の周壁には弁体
を出し入れするための流路開口が設けられており、そし
て流路開口を閉塞するとともに操作部を支承するための
ふたが備えられている形式の仕切弁に関する。
干大きい剛性の弁体が、流路開口を介して流路に対して
出し入れ可能に配設されていた。
弁の場合、流路開口は弁体の形状(特に横幅)もしくは
流路の流過口の大きさにその都度対応して大型化してお
り、それゆえ流路開口を閉塞するふたも同様に大型化し
ている。また弁体が剛性であることに基因して、閉弁時
の密封性を確保するためには弁体及び流路にそれぞれ専
用の複雑な弁座を設けなければならなかった。このよう
な流路開口及びふたの大型化、並びに専用の弁座の付設
は、弁体及び流路の構造を複雑化して、製造コストを大
幅に上昇させる原因になっていた。
されたもので、流路開口及びふたを弁体の形状もしくは
流路の流過口の大きさとは無関係に小型化するととも
に、専用の弁座の付設を不要にすることを目的とする。
に、本発明の仕切弁においては、流路内の流れ方向に対
して垂直方向に移動する弁体を有する仕切弁であって、
弁体には操作部が連結されており、流路の周壁には弁体
を出し入れするための流路開口が設けられており、そし
て流路開口を閉塞するとともに操作部を支承するための
ふたが備えられている形式のものにおいて、弁体は、鋼
製の枠体と、この枠体の外周面に固着された柔軟なゴム
又はプラスチック製のシール条片とからなる流路の流過
口の形状に適合する周囲形状を有するループ状の弾性の
シール枠と、シール枠に全周にわたって担持された柔軟
な薄板とから成る、流過口平面に沿って変形可能な可撓
性弁体であって、流路開口の横幅は、少なくとも流路の
流過口の横幅よりも小さく、可撓性弁体と操作部の結合
部には、仕切弁の閉弁時に流路開口を密封するための栓
体が設けられていることを特徴としている。
ふた内で、流路開口に対向して待機している。仕切弁を
閉じる場合、可撓性弁体は操作部を介して流路開口内に
強制的に押し込められる。この時可撓性弁体は、流路開
口の横幅に適合するべく細長く収縮変形して、流路開口
を徐々に通過する。やがて可撓性弁体の先端部分が流路
内周壁の底部に当接すると、可撓性弁体は操作部と流路
内周壁との間で圧縮されるために、今度は横方向に徐々
に拡張し始める。可撓性弁体が完全に流路内に収容され
ると、可撓性弁体の弾性のシール枠は、ほぼ全周にわた
って十分なシール圧力をもって流路の内周壁に押し付け
られ、これによって流過口全域に柔軟な薄板が張りわた
される。またこの時流路開口は、可撓性弁体と操作部の
結合部に設けられた栓体によって密封されている。仕切
弁を開弁するために操作部を引き上げると、可撓性弁体
は今度は逆の順序で収縮変形して、流路開口を通過して
流路外部に引き出される。
する。
体1が示されている。可撓性弁体1は、流路2(図3、
4、5、6)の流過口3の形状に適合する周囲形状を有
するループ状の弾性のシール枠4と、シール枠4に全周
にわたって担持された柔軟なゴム又はプラスチック製の
薄板5とから成る。可撓性弁体1のシール枠4には操作
部としての弁棒6が結合されており、この結合部付近の
弁棒6には鍔7が固着されていて、この鍔7とシール枠
4との間には仕切弁の閉弁時に流路開口8を閉塞して密
封する(図6)ためのゴム又はプラスチック製の栓体9
が介装されている。
ル枠4は、好ましくは鋼製又は硬質プラスチック製の弾
性の枠体10と、枠体10の外周面に固着された柔軟な
ゴム又はプラスチック製の、又は布、皮からなるシール
条片11とから構成されている。
の結合部に対向する先端側の位置に予め部分的に偏平に
成形された偏平部12を有している。また必要に応じて
流路内周壁13(図3、4、5、6)の底部にもシール
枠4のこの偏平部12と当接係合し得る相応の偏平部
(図示せず)を設けることができる。これらの偏平部1
2によって、後述するように可撓性弁体1の流路2内で
の位置決め、したがって可撓性弁体1の適切な拡張が保
証されている。またシール条片11に外に向かって拡大
するV字形の切れ目を適宜設けると、シール条片11の
収縮及び拡張がより円滑に行われる。
路2の流過口3の横幅よりも小さく、またフランジ結合
部14を介して流路2に結合されたふた15の内壁16
も、同様に流路2の流過口3の横幅よりも小さく構成さ
れている。この場合ふた15は、流路開口8の閉塞と可
撓性弁体1の収納のために利用されている。したがって
開弁に際してふた15内に収納された可撓性弁体1は、
ふた15の内壁16から圧縮力を受けて、すでに細長く
収縮している。なお弁棒6の上端部には弁棒6を手動で
操作するためのハンドル17が取り付けられているが、
必要に応じて手動に代えて任意の駆動手段で操作できる
ように構成し得ることは当業者において自明である。
る場合、可撓性弁体1はハンドル17及び弁棒6を介し
て下方に押し下げられ、やがて流路開口8に到達する
(図4)。可撓性弁体1が、前述のようにふた15内に
おいてすでに細長く収縮していると、流路開口8を通過
させるために必要な可撓性弁体1の新たな収縮変形量は
小さくなり、それゆえ可撓性弁体1を押し下げるために
要する力も小さくなって、結局可撓性弁体1が受ける磨
耗及び応力が減少することから、可撓性弁体1の寿命が
向上することになる。
を徐々に通過して、図5に示すようにやがて流路内周壁
13の底部に当接すると、可撓性弁体1は弁棒6と流路
内周壁13との間で圧縮されるために、今度は横方向に
徐々に拡張し始める。この場合可撓性弁体1のシール枠
4の先端側の偏平部12が、流路内周壁13の底部に必
要に応じて設けられた偏平部と当接係合して、可撓性弁
体1の位置決めが行われる。これにより可撓性弁体1
は、流路2内の所定の位置で所定の方向に、即ち流体の
流れ方向に対して垂直な流過口平面に沿って拡張するよ
うになる。
流路2内に収容されると、可撓性弁体1の弾性のシール
枠4は、ほぼ全周にわたって十分なシール圧力をもって
流路の内周壁13に押し付けられ、これによって流過口
3の全域に柔軟な薄板5が張りわたされる。またこの時
流路開口8は、可撓性弁体1と弁棒6の結合部に設けら
れた栓体9によって密封されている。こうして仕切弁が
完全に閉弁されると、ふた15及び弁棒6の上部に設け
られたロック用の挿通孔18、19にロックピン20が
挿通されて、可撓性弁体1が流過口3を遮断した状態で
保持される。
を取り外して再び弁棒6を引き上げると、可撓性弁体1
は、開弁の時とは逆の順序で収縮変形して、流路開口8
を通過して流路外部のふた15内に引き込まれる。
施例が示されている。この場合、可撓性弁体1が流路内
において流過口平面に沿って確実に拡張し得るようにす
るために、言い換えると可撓性弁体1が流体圧力に起因
して流過口平面に対して垂直方向に変形しないようにす
るために、可撓性弁体1には、弁棒6及び弾性のシール
枠4を弁棒6の軸線に沿って直線的に遊びをもって貫通
するガイド棒21が備えられている。つまり弁棒6及び
シール枠4には、ガイド棒21の外径よりも若干大きい
内径の貫通孔が設けられており、この貫通孔を貫通する
ガイド棒21によって、弾性のシール枠4の剛性、それ
も流体圧力に対抗する方向の剛性が高められている。こ
の場合柔軟な薄板5は、ガイド棒21の貫通を許すため
に特に図8に示すように、枠体10を一方の側面におい
て迂回して同枠体10に外周面側から固着されている。
またこのガイド棒21が、先端側においてシール枠4か
ら僅かに突出していて、この突出した部分22が、閉弁
時に、流路内周壁の底部に設けられた凹部(図示せず)
と係合するように構成されていれば、可撓性弁体1の位
置決めが一層確実に行われる。
4が、外力を受けていない自然な状態において、流路の
流過口に相応してほぼ円形に拡張するように予め構成す
ることができる。この場合には、閉弁時に、シール枠と
流路内周壁との密着がより確実に行われるという利点が
生じる。
流体を遮断することなく本管から枝管を取り出す工程を
説明する。まず図9に示すように、本管23に丁割り継
手24を介して流路としての接続管25を連結する。こ
の接続管25は、両端にそれぞれ接続フランジ26、2
7を有するとともに、丁割り継手24と反対側の端部が
段階的に拡径されており、さらに中間付近に本発明の仕
切弁のための流路開口8が設けられている。
続管25にフランジ結合部14を介してふた15を取り
付ける。このふた15内には、接続管25の流過口とし
ての内周壁13に適合する可撓性弁体1が弁棒6を介し
て支承されている。また接続管25の段階的に拡径され
た端部には、本管23に分岐口29(図11)を開設す
るためのブレードカッター30がフランジ27、28を
介して密封的に取り付けられる。このブレードカッター
30は、切削部として、接続管25の内径にほぼ相当す
る外径を有する円筒形のカッター31と、このカッター
31に対して同軸的に配設されたセンタリングドリル3
2とを有している。
を回転させつつ左方へ移動させて、本管23に分岐口2
9を開設すると、切り取られた本管の側壁33は、図1
1に点線で示すように本管23内の流体圧力を受けて円
筒形のカッター31内に押し込まれる。続いてカッター
31及びセンタリングドリル32を右方へ引き戻した後
に、本発明の仕切弁の可撓性弁体1を流路としての接続
管25内に押し下げて、接続管25を一時的に遮断す
る。
ーを接続管25から取り外して、代りに枝管34を接続
管25にフランジ27、35を介して結合する。その後
弁棒6及びハンドル17を介して可撓性弁体1をふた1
5内に引き上げれば、本管23から枝管34へ向けて流
体が分岐されるようになる。この作業工程の間、本管2
3内の流体を遮断する必要はまったくない。この時点で
本管23から枝管34を取り出す工程は一応完了してい
るが、その後仕切弁によって枝管34をもはや遮断する
必要がない場合には、仕切弁を接続管25から取り外す
こともできる。
開口8に栓36が詰め込まれて、流路開口8が密封され
る。
さな横幅の流路開口を収縮変形しつつ通過するために、
流路開口及びふたを、弁体の形状もしくは流路の流過口
の大きさとは無関係に小さく、それも一定の大きさに形
成することができる。また閉弁時に、可撓性弁体の弾性
のシール枠は、ほぼ全周にわたって十分なシール圧力を
もって流路の内周壁に押し付けられるので、流路及び弁
体に特別な弁座を設ける必要はない。それゆえ特に流路
は、通常の管材に可撓性弁体が通過し得る程度の大きさ
の流路開口を設けるのみできわめて簡単に製作すること
ができる。
ある。
ある。
示す断面図である。
を取り付けた状態の断面図である。
を遮断した状態の断面図である。
を遮断し、さらに接続管に枝管を結合した状態の断面図
である。
の断面図である。
枠 5 薄板 6 弁棒
(操作部) 7 鍔 8 流路開
口 9 栓体 10 枠体 11 シール条片 12 偏平
部 13 流路内周壁 14 フラ
ンジ結合部 15 ふた 16 内壁 17 ハンドル 18 挿通
孔 19 挿通孔 20 ロッ
クピン 21 ガイド棒 22 突出
した部分 23 本館 24 丁割
り継手 25 接続管 26 フラ
ンジ 27 フランジ 28 フラ
ンジ 29 分岐口 30 ブレ
ードカッター 31 カッター 32 セン
タリングドリル 33 本管の側壁 34 枝管 35 フランジ 36 栓
Claims (5)
- 【請求項1】 流路内の流れ方向に対して垂直方向に移
動する弁体を有する仕切弁であって、弁体には操作部が
連結されており、流路の周壁には弁体を出し入れするた
めの流路開口が設けられており、そして流路開口を閉塞
するとともに操作部を支承するためのふたが備えられて
いる形式のものにおいて、弁体は、鋼製の枠体とこの枠
体の外周面に固着された柔軟なゴム又はプラスチック製
のシール条片とからなる流路の流過口の形状に適合する
周囲形状を有するループ状の弾性のシール枠と、シール
枠に全周にわたって担持された柔軟な薄板と、から成る
流過口平面に沿って変形可能な可撓性弁体であって、流
路開口の横幅は、少なくとも流路の流過口の横幅よりも
小さく、可撓性弁体と操作部の結合部には、仕切弁の閉
弁時に流路開口を密封するための栓体が設けられている
ことを特徴とする仕切弁。 - 【請求項2】 弾性のシール枠は、操作部との結合部に
対向する先端側の位置に予め部分的に偏平に成形された
偏平部を有している請求項1に記載の仕切弁。 - 【請求項3】 操作部及び弾性のシール枠を操作部の軸
線に沿って直線的に遊びをもって貫通するガイド棒が備
えられている請求項1または2に記載の仕切弁。 - 【請求項4】 ガイド棒は、先端側においてシール枠か
ら僅かに突出しており、この突出した部分が、閉弁時
に、流路内周壁の底部に設けられた凹部と係合するよう
になっている請求項3に記載の仕切弁。 - 【請求項5】 シール条片には外に向かって拡大するV
字形の切れ目が設けられている請求項1ないし4のいず
れかに記載の仕切弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4279116A JP2707190B2 (ja) | 1992-09-05 | 1992-09-05 | 仕切弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4279116A JP2707190B2 (ja) | 1992-09-05 | 1992-09-05 | 仕切弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0681969A JPH0681969A (ja) | 1994-03-22 |
JP2707190B2 true JP2707190B2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=17606649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4279116A Expired - Fee Related JP2707190B2 (ja) | 1992-09-05 | 1992-09-05 | 仕切弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2707190B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS593466A (ja) * | 1982-06-30 | 1984-01-10 | 富士通株式会社 | 表示装置の組み立て方法 |
-
1992
- 1992-09-05 JP JP4279116A patent/JP2707190B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0681969A (ja) | 1994-03-22 |
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