JP2000248535A - ゲートの水密装置 - Google Patents

ゲートの水密装置

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JP2000248535A
JP2000248535A JP11049262A JP4926299A JP2000248535A JP 2000248535 A JP2000248535 A JP 2000248535A JP 11049262 A JP11049262 A JP 11049262A JP 4926299 A JP4926299 A JP 4926299A JP 2000248535 A JP2000248535 A JP 2000248535A
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JP
Japan
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opening
seal member
gate
gate body
water
Prior art date
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Application number
JP11049262A
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English (en)
Inventor
Hideji Shirai
秀治 白井
Shoichiro Ishiyo
昭一郎 伊墻
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】噴流防止用のシール材のゲートに対する押付力
が十分に作用するゲートの水密装置を提供する。 【解決手段】堤体に形成された放水路3における開口部
4と、鉛直面内で揺動自在にされて開口部4を開閉する
ゲート本体12との間のシールを行う水密装置21であ
って、開口部4の周囲に設けられるとともに空間部22
内に水が供給されて膨張し得るようにされた第1シール
材23と、開口部4の上縁部でかつゴム製の第1シール
材23の外側に配置された第2シール材24とから構成
し、さらにこの第2シール材24として円筒状のゴム製
のものを使用するとともに、この第2シール材24を、
ゲート本体12の揺動方向と直交する軸心回りで回転自
在に構成したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲートの水密装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、図4に示すように、ダムにおける
堤体51には断面が矩形状の放水路52が形成されると
ともに、この放水路52の途中には、その開口部53を
開閉する高圧ラジアルゲート54が配置されている。こ
の高圧ラジアルゲート54は、堤体51の放水路52途
中の開口部53に対応する位置に形成された作業用空間
室55内に、支持体61を介して鉛直面内で揺動自在に
支持された円弧状のゲート本体62と、同じく作業用空
間室55内に配置れさて上記ゲート本体62を揺動させ
て開口部53の開閉を行うシリンダ装置63とから構成
されている。
【0003】そして、図5および図6に示すように、上
記開口部53とゲート本体62との間のシールを行うた
めの水密装置71は、開口部53の周囲に沿って矩形状
に配置されるとともに開口部53表面との間に形成され
る空間部72に水などの流体が供給されて膨張し得るよ
うにされた第1シール材73と、開口部53の上縁部で
かつこの第1シール材73より外側の上方位置に配置さ
れた第2シール材74とから構成されている。
【0004】上記構成において、放水路52の開口部5
3をゲート本体62により閉塞する場合には、空間部7
2内に水を供給して第1シール材73を膨張させ、その
膨張部分をゲート本体62の表面に押圧させることによ
り、シールが行われている。一方、開口部53を開放さ
せる場合には、空間部72内から水を排出して、ゲート
本体62を揺動させることになるが、この時、水圧によ
り、水が作業用空間室55内に噴流となって吹き込もう
とするが、この噴流水は、上記第2シール材74によ
り、シールされることになる。
【0005】ところで、従来、この噴流防止用の第2シ
ール材74は、図6に示すように、その断面がP字形状
にされており、すなわち平坦な取付部74aと、この取
付部74aの端縁に連設されたシール部である断面円形
の押圧部74bとから構成されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の水密装置の
構成によると、その押圧部74bが取付部74aに対し
て片持ち式に連設支持されているため、たとえ背面にか
かる水圧により押圧部74bがゲート本体62側に押し
付けられているとしても、その押付力が十分ではないと
いう問題があった。
【0007】そこで、本発明は、噴流防止用のシール材
のゲートに対する押付力が十分に作用するゲートの水密
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のゲートの水密装置は、堤体に形成された放
水路における開口部と、鉛直面内で揺動自在にされて上
記開口部を開閉するゲート本体との間のシールを行う水
密装置であって、上記開口部の周囲に設けられるととも
に空間部内に流体が供給されて膨張し得るようにされた
第1シール材と、上記開口部の上縁部でかつ上記第1シ
ール材の外側に配置された第2シール材とから構成し、
さらにこの第2シール材として円筒状のゴム製のものを
使用するとともに、この第2シール材を、上記ゲート本
体の揺動方向と直交する軸心回りで回転自在に設けたも
のである。
【0009】上記の構成によると、第2シール材のゲー
ト本体に対する押圧部は、片持ち式ではなく、押圧部で
あるゴム製円筒部が開口部側に直接支持されているた
め、ゲート本体に対する押圧が十分に行うことができ
る。また、第2シール材は、ゲート本体の揺動に合わせ
て回転するため、ゲート本体を揺動させる駆動装置の駆
動力も少なくて済む。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
るゲートの水密装置を、図1〜図3に基づき説明する。
本実施の形態における水密装置は、従来例の箇所で説明
したように、ダムの堤体に形成された断面矩形状の放水
路の途中における開口部を開閉するための高圧ラジアル
ゲートのシール部分に適用した場合について説明する。
【0011】図1に示すように、この高圧ラジアルゲー
ト1は、堤体2の放水路3の途中の開口部4に対応する
位置で形成された作業用空間室5内に、支持体11を介
して鉛直面内で揺動自在に支持された円弧状のゲート本
体12と、同じく作業用空間室5内に配置れさて上記ゲ
ート本体12を揺動させて放水路3における開口部4の
開閉を行う駆動装置例えばシリンダ装置13とから構成
されている。
【0012】そして、上記開口部4とゲート本体12と
のシールを行うための水密装置21は、開口部4の周囲
に沿って矩形状に配置されるとともに開口部4表面との
間に形成される空間部22内に水などの流体が供給され
て膨張し得るようにされた弾性を有する部材例えばゴム
製の第1シール材23と、開口部4の上縁部でかつ第1
シール材23より上方の外側位置で水平方向に配置され
た第2シール材24とから構成されている。
【0013】この第2シール材24としては、円筒状で
かつ弾性を有する部材例えばゴム製のものが使用される
とともに、この第2シール材24は、開口部4の上方に
設けられた支持部材6側に、軸受などを介して、ゲート
本体12の揺動方向と直交する軸心回りで、すなわち水
平軸心回りで回転自在に支持されている。より具体的に
言えば、第2シール材24は、その両端部が軸受を介し
て支持部材6側に回転自在に支持された軸部24aと、
この軸部24aの外周に形成された環状ゴム部24bと
から構成されている。
【0014】上記構成において、ゲート本体12による
開口部4の閉塞時には、第1シール材23裏面の空間部
22内への水の供給により、第1シール材23が膨張さ
れて、ゲート本体12とのシールが行われる。そして、
ゲート本体12による開口部4の開放時には、空間部2
2からの水の排出により第1シール材23が収縮された
後、シリンダ装置13によりゲート本体12が上方に揺
動されるが、この時、第2シール材24の表面がゲート
本体12の表面に押圧された状態であり、作業用空間室
5内への水の噴出、すなわち噴流が防止されている。
【0015】しかも、ゲート本体12の揺動時において
も、ゲート本体12の揺動に伴って第2シール材24自
体が回転するため、常に、ゲート本体12表面とは、良
好な押圧状態が維持されている。すなわち、この第2シ
ール材24の構成によると、従来のように、その押圧部
が取付部に対して片持ち式ではなく、押圧部そのものが
開口部4側に支持されているため、ゲート本体12に対
する押圧が十分に行われており、またゲート本体12の
揺動に合わせて第2シール材24が回転するため、ゲー
ト本体12を揺動させるシリンダ装置13の駆動力も少
なくて済み、その小型化を図ることができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、第
2シール材のゲート本体に対する押圧部は片持ち式では
なく、押圧部であるゴム製円筒部が開口部側に直接支持
されているため、ゲート本体に対する押圧が十分に行わ
れるとともに、第2シール材は、ゲート本体の揺動に合
わせて回転するため、ゲート本体を揺動させる駆動装置
の駆動力も少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における水密装置の配置状
態を示す堤体の断面図である。
【図2】同実施の形態の放水路の開口部に設けられた水
密装置の配置状態を示す斜視図である。
【図3】同水密装置の要部断面図である。
【図4】従来例の水密装置の配置状態を示す堤体の断面
図である。
【図5】従来例の放水路の開口部に設けられた水密装置
の配置状態を示す斜視図である。
【図6】従来例の水密装置の要部断面を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 高圧ラジアルゲート 2 堤体 3 放水路 4 開口部 5 作業用空間室 11 支持体 12 ゲート本体 13 シリンダ装置 21 水密装置 22 空間部 23 第1シール材 24 第2シール材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】堤体に形成された放水路における開口部
    と、鉛直面内で揺動自在にされて上記開口部を開閉する
    ゲート本体との間のシールを行う水密装置であって、上
    記開口部の周囲に設けられるとともに空間部内に流体が
    供給されて膨張し得るようにされた第1シール材と、上
    記開口部の上縁部でかつ上記第1シール材の外側に配置
    された第2シール材とから構成し、さらにこの第2シー
    ル材として円筒状のゴム製のものを使用するとともに、
    この第2シール材を、上記ゲート本体の揺動方向と直交
    する軸心回りで回転自在に設けたことを特徴とするゲー
    トの水密装置。
JP11049262A 1999-02-26 1999-02-26 ゲートの水密装置 Pending JP2000248535A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103046518A (zh) * 2013-01-18 2013-04-17 黄河勘测规划设计有限公司 钢围堰与混凝土闸墩之间水下密封方法
CN106192930A (zh) * 2016-07-21 2016-12-07 水利部交通运输部国家能源局南京水利科学研究院 一种潜孔平面闸门双向止水减振的弹性水封装置

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CN106192930B (zh) * 2016-07-21 2018-07-17 水利部交通运输部国家能源局南京水利科学研究院 一种潜孔平面闸门双向止水减振的弹性水封装置

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