JP2593214Y2 - 逆止め弁内蔵ボール弁 - Google Patents

逆止め弁内蔵ボール弁

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JP2593214Y2
JP2593214Y2 JP1992070478U JP7047892U JP2593214Y2 JP 2593214 Y2 JP2593214 Y2 JP 2593214Y2 JP 1992070478 U JP1992070478 U JP 1992070478U JP 7047892 U JP7047892 U JP 7047892U JP 2593214 Y2 JP2593214 Y2 JP 2593214Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、逆止め弁内蔵ボール弁
に関し、特に、水、油、ガス等の配管に装着し、配管の
開閉を行うと共に逆流を防止するための逆止め弁を内蔵
したボール弁に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の逆止め弁内蔵ボール弁の
一例を示す縦断面図である。同図において、21は逆止
め弁内蔵ボール弁、22はボール弁部、23はばね式リ
フト形逆止め弁であって、逆止め弁内蔵ボール弁21
は、ハンドル22aを操作しボール22bを回転させて
開閉するボール弁部22の他に、正流時には弁体23a
が流体の流れによりばね23bを圧縮して開弁し、逆流
時には弁体23aがばね23bの弾発力によって閉弁し
弁体23aに装着された弾性シート部材23cによって
密封するばね式リフト形逆止め弁23を内蔵している。
なお、図に矢印で示した方向は、正流時の流体の流れ方
向である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この構造では、急激な
高圧逆流が生じた場合に、弁体23aが逆止め弁23の
弁箱23dに強く押し付けられ、弾性シート部材23c
が過度に圧縮され、弁体23aと弁箱23dとの弁座部
が強く金属接触したまま固着し、次に正流になっても弁
体23aが開弁しない不都合が生じることがあった。ま
た、長時間にわたり下流側の方が上流側よりも非常に高
い圧力に保たれた場合に、弾性シート部材23cは過度
に圧縮変形した状態が持続され、このために弾性シート
部材23cが弁箱23dの弁座部に固着して、上記のよ
うな不都合が生じたり、弾性シート部材23cが永久変
形を起こして弾性機能が低下し密封性が損なわれるなど
の不都合が生じていた。しかも弁体23aの摺動面に
ゴミ等の異物が詰まったときに弁体23aは傾いた状
態で移動するおそれがあり、確実なシール性を保持でき
なかった。
【0004】本考案の逆止め弁内蔵ボール弁は、上記の
従来の逆止め弁内蔵ボール弁が有していた課題を解決す
るためのものであって、その目的とするところは、圧力
による過剰なシート部材への圧縮を防止し逆止め弁の
確実な作動と閉止状態での密封性の向上を図ることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案は、ボデーとキャップを結合して弁本体を構
成し、このボデー内部には、一対のボールシートで支受
けした貫通孔を有するボールをハンドル操作により回転
自在に設け、ボデー開口側のボールシートを断面略コ字
形状で、かつ流路孔を有するストッパ部で保持させ、一
方、キャップ内部には、弁箱内に弁体をばねを介して流
路方向へ弾発させたリフト形の逆止め弁を装着すると共
に、ボデーにキャップを結合させたとき、前記弁箱の先
端側に設けた弁座部で前記ストッパ部の外面を押圧支持
し、この弁座部には、斜面シール 部と筒部を形成し、前
記弁体の先端に流路と直交方向に設けた当接部を前記ス
トッパ部の外面に係合可能に設け、かつ弁体に装着した
弾性シート部材を前記斜面シール部に密封接触させ、こ
の弾性シート部材の先方である弁体の先端側に形成した
周壁部を弁座部の筒部内に摺動させて弁体の傾きを防止
するようにした逆止め弁内蔵ボール弁とした。
【0006】
【作用】本考案の逆止め弁内蔵ボール弁は、上記のよう
に構成されているので、まず、ボデー内のボール弁部は
ボールを回転して流路を開閉する。このボール弁部が開
弁状態になっていて流体が正流側に流れる時には、流体
の流れが逆止め弁の弁体をばねを圧縮して開弁させ、流
体が流れる。逆流時には弁体がばねの弾発力によって閉
弁し、流体の逆流が止められる。
【0007】この場合、弁体に装着した弾性シート部材
が圧縮されて弁座部を密封するが、弁体は、弾性シート
部材を適度に圧縮するまで移動すると、弁体が逆止め弁
とボール弁部との間に装入したストッパ部に当接して停
止する。
【0008】このため、逆止め弁の弾性シート部材が過
度に圧縮変形することにより損傷したり、過度に圧縮変
形させられた状態が、特に高温状態で続いて永久変形を
起こし、弾性機能が低下して密封性が損なわれたり、弾
性シート部材が弁体と弁箱との弁座部で固着して、弁体
の開弁を不能にすることがない。また、弾性シート部材
がウォータハンマ等によって極度に圧縮変形し、弁体と
弁箱の弁座部が強く金属接触するに至って固着し、次の
正流時に弁体が開弁しないという不都合も生じない。
【0009】また、逆止め弁のストッパ部を弁体と弁箱
との間に設けてカートリッジ構造にすると、保全作業が
容易になり、弾性シート部材が過度に圧縮されていない
ので永久変形を起こさず、長期保管をすることができ
る。
【0010】
【実施例】次に、本考案の逆止め弁内蔵ボール弁の実施
例を図面に基づいて説明する。図1は、本考案の逆止め
弁内蔵ボール弁の一実施例を示す縦断面図であって、逆
止め弁が閉弁した状態を示している。図2は、図1に示
した逆止め弁内蔵ボール弁の逆止め弁が開弁した状態を
示す部分縦断面図である。図1及び図2において、1は
逆止め弁内蔵ボール弁の弁本体、2はボール弁部を有す
るボデー、3はばね式リフト形逆止め弁を内蔵したキャ
ップであって、ボデー2とキャップ3を螺着結合して弁
本体1を構成し、このボデー2の内部には、一対のボー
ルシート2c,2cで支受けした貫通孔2dを有するボ
ール2bをハンドル2aの回転操作により回転自在に設
け、ボデー2の開口側のボールシート2cを断面略コ字
形状で、かつ流路孔4aを有するストッパ部4で保持さ
せている。逆止め弁内蔵ボール弁は、ハンドル2aを操
作しボール2bを回転させて開閉するボール弁部2の他
に、正流時には弁体3aが流体の流れによりばね3bを
圧縮して開弁し、逆流時には弁体3aがばね3bの弾発
力によって閉弁し、弁体3aに装着された弾性シート部
材3cによって密封するばね式リフト形逆止め弁3を内
蔵している。なお、図2に矢印で示した方向は、正流時
の流体の流れ方向である。
【0011】また、図1及び図2において、弁箱3eと
ボール弁部2の間に流路と直交する流路孔4aを有する
ストッパ部4を設ける。この弁箱3eの先端に設けた弁
座部5に斜面シール部3gと筒部3iを形成し、一方、
弁体3aの先端に流路と直交方向に設けた当接部3dを
ストッパ部4に係合停止させ、弁体3aに装着したOリ
ング等の弾性シート部材3cを斜面シール部3gに密封
接触させ、弁体3aの先端に設けた周壁部3hを弁座部
5の筒部3i内に摺動させて弁体3aの傾きを防止する
ようにしている。
【0012】このストッパ部4は、上記のように、円板
状に形成され、中央部位に流路孔4aを設けており、逆
止め弁3とボール弁部2との間に装着されている。逆止
め弁3の閉弁時に弁体3aが弾性シート部材3cを適度
に圧縮するまで移動した後に、弁体3aの先端部に設け
た当接部3dがストッパ部4の外周面に当接して停止す
るようになっている。図は、ストッパ部4の側面図で
あって、4aは流体の流路孔である。図、図及び図
はストッパ部4の他の実施例を示す側面図であって、
それぞれ異なる形状の流路孔4aを有しており、この場
合、流路孔4aの形状を任意に選定することができる。
【0013】なお、図1及び図2に示した実施例では、
弾性シート部材3cが弁体3aの弁座部に装着してある
が、弾性シート部材3cを逆止め弁3の弁箱3eの弁座
部に装着してもよい。
【0014】次に、上記した各実施例の作用を説明す
る。まず、ボール弁部2はボール2bを回転して流路を
開閉する。ボール弁部2が開弁状態になっていて流体が
正流側に流れる時には、流体の流れが逆止め弁3のばね
3bを圧縮して弁体3aを開弁させ、流体が流れる。逆
流時には弁体3aがばね3bの弾発力によって閉弁し、
流体の逆流が止められる。
【0015】この場合、弾性シート部材3cが圧縮され
て弁座部を密封するが、図1及び図2の実施例では、弁
体3aが弾性シート部材3cを適度に圧縮するまで移動
すると、弁体3aの端部である当接部3dがストッパ部
4に当接して停止させられる。
【0016】
【考案の効果】以上のことから明らかなように、本考案
の逆止め弁内蔵ボール弁は、内蔵した逆止め弁の弾性シ
ート部材が過度に圧縮変形させられて損傷したり、過度
に圧縮変形させられた状態が、特に高温状態で続いて永
久変形を起こし、弾性機能が低下して密封性が損なわれ
たり、弾性シート部材が弁体と弁箱との弁座部で固着し
て、弁体の開弁を不能にさせたりすることがない。
た、弾性シート部材がウォータハンマ等によって極度に
圧縮変形させられ、弁体と弁箱の弁座部が強く金属接触
したまま固着されて、次の正流時に弁体が開弁しないと
いう不都合も生じない。更には、逆止め弁の摺動面など
にゴミ等の異物が詰まった場合にも弁体が傾くことな
く、確実に密封シールされる。
【0017】また、弾性シート部材に過度の圧縮変形が
おきないので、動作が安定して耐久性を有し、逆止め弁
の弁開時には、弁体と弁座部が大きく離間して流量が絞
られることなく、流体は円滑に流れ、一方、閉弁時に
は、弁体が倒れずに安定した姿勢で動作するので、確実
な密封シールができ、耐久性や信頼性に優れている。し
かも、弾性シート部材の先方に筒部を設けたので、仮
に、開弁時に流体が高速で流れても弾性シート部材が装
着溝からみだりに外れるおそれがない。更には、逆止め
弁内蔵のボール弁を組立てるときや、メンテナンス時の
分解・組立時において、一方のボールシートをストッパ
部で仮止めしたボデーと逆止め弁を内蔵したキャップを
螺着結合できるので、従来のボール弁に比較して組立性
が極めて良好である機能の他に、上述したように、この
ストッパ部は、弾性シート部材の過度の圧縮変形を防止
する機能を併せ持つ等の顕著な効果を奏する。このた
め、本考案の逆止め弁内蔵ボール弁は、信頼性が高く、
耐久性が大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の逆止め弁内蔵ボール弁の一実施例を示
す縦断面図である。
【図2】図3に示した逆止め弁内蔵ボール弁の逆止め弁
が開弁した状態を示す部分縦断面図である。
【図3】図1に示した実施例のストッパ部を示す側面図
である。
【図4】図1に示した実施例のストッパ部の他の実施例
を示す側面図である。
【図5】図1に示した実施例のストッパ部の他の実施例
を示す側面図である。
【図6】図1に示した実施例のストッパ部の他の実施例
を示す側面図である。
【図7】従来の逆止め弁内蔵ボール弁の一例を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1 逆止め弁内蔵ボール弁 2 ボール弁部3 逆止め弁 3a 弁体 3b ばね 3c 弾性シート部材 3d 当接部3e 弁箱 4 ストッパ部3g 斜面シール部 3h 周壁部 3i 筒部 5 弁座部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボデーとキャップを結合して弁本体を構
    成し、このボデー内部には、一対のボールシートで支受
    けした貫通孔を有するボールをハンドル操作により回転
    自在に設け、ボデー開口側のボールシートを断面略コ字
    形状で、かつ流路孔を有するストッパ部で保持させ、一
    方、キャップ内部には、弁箱内に弁体をばねを介して流
    路方向へ弾発させたリフト形の逆止め弁を装着すると共
    に、ボデーにキャップを結合させたとき、前記弁箱の先
    端側に設けた弁座部で前記ストッパ部の外面を押圧支持
    し、この弁座部には、斜面シール部と筒部を形成し、前
    記弁体の先端に流路と直交方向に設けた当接部を前記ス
    トッパ部の外面に係合可能に設け、かつ弁体に装着した
    弾性シート部材を前記斜面シール部に密封接触させ、こ
    の弾性シート部材の先方である弁体の先端側に形成した
    周壁部を弁座部の筒部内に摺動させて弁体の傾きを防止
    するようにしたことを特徴とする逆止め弁内蔵ボール
    弁。
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WO2014061056A1 (ja) * 2012-10-16 2014-04-24 三菱電機株式会社 絞り装置、および冷凍サイクル装置
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