JPH05187565A - 圧力緩和構造を備えた逆止弁 - Google Patents

圧力緩和構造を備えた逆止弁

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JPH05187565A
JPH05187565A JP4003292A JP4003292A JPH05187565A JP H05187565 A JPH05187565 A JP H05187565A JP 4003292 A JP4003292 A JP 4003292A JP 4003292 A JP4003292 A JP 4003292A JP H05187565 A JPH05187565 A JP H05187565A
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JP
Japan
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check valve
valve seat
secondary side
seat body
sliding
Prior art date
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Pending
Application number
JP4003292A
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English (en)
Inventor
Kentaro Masuoka
兼太郎 増岡
Shuichi Kataoka
修一 片岡
Reiji Seki
令治 関
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】二次側の圧力を設定圧力以上に上昇させないこ
と。 【構成】弁ケース11の流路11c内ヘ摺動自在に収納
された摺動弁座体12が一次側から二次側へ向かってバ
ネ14で押圧され、摺動弁座体12に設けた弁座12a
へ向かって移動して着座する逆止弁体13が二次側から
一次側へ向かってバネ15で押圧され、弁ケース11と
逆止弁体13との間に、逆止弁体13の移動を阻止する
ストッパー16を設けることにより、逆止弁体13が着
座した状態で摺動弁座体12と共に一次側から二次側に
向かって移動するストロークS−13よりも、摺動弁座
体12の摺動可能なストロークの方が大きくなるよにし
たこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧力緩和構造を備えた
逆止弁の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水栓器具の内部又は水栓器具へ接続され
る給水管や給湯管には、その流路中に逆止弁が設けられ
たものがある。そして、この逆止弁には、本来の逆流阻
止作用のみならず、逆止弁の二次側での異常な昇圧を防
止できるようにしたものがある。この異常な昇圧は、水
栓器具の操作ハンドルの操作を重くしたり、水栓器具の
漏水や疲労破壊等の問題を招くことになる。この異常な
昇圧が生じる原因としては、水栓器具や給水管等が湯又
は外気により加熱されて二次側で密閉状態の冷水が膨張
することや、水栓器具の急激な止栓操作により生じるウ
オーターハンマーの衝撃波によるものがある。
【0003】図3は、実開昭55−34036号公報に
記載された従来の圧力緩和構造を備えた逆止弁を示す断
面図である。この逆止弁は、管体状に形成された弁ケー
ス1の流路内に、筒状をした摺動弁座体2が摺動自在に
収納されており、摺動弁座体2内に逆止弁体3が移動自
在に組み込まれ、逆止弁体3が弁座2aへ着座するよう
になっている。弁ケース1は、その両端部に、給水管や
水栓器具等への接続用の継手部1a,1bが形成されて
おり、図中上側の継手部1bが二次側で下側の継手部1
aが一次側となるように配管される。摺動弁体2は、弁
ケース1の一次側から二次側へ向かうようにバネ4によ
って押圧されている。また、逆止弁体3は、摺動弁座体
2とは反対向きにバネ5によって押圧されている。この
ようにしてなる逆止弁は、摺動弁座体2と弁体3との組
合せによって逆流阻止作用を奏するようになっていると
共に、摺動弁座体2と弁ケース1との組合せにより二次
側昇圧時の圧力緩和作用を奏するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この逆止弁は、二次側
昇圧時に、摺動弁座体2がバネ4の弾性反発力に抗して
一次側へ向かって移動することにより、二次側の容積を
増大させて圧力緩和するものである。そのため、従来の
逆止弁は、摺動弁座体2が一次側へ向かって移動するの
に伴い、圧縮されるバネ4の反発弾性力が次第に増大し
て、二次側昇圧の緩和量を次第に小さくするため、水栓
器具の操作ハンドルの操作を重くする等の前記問題を根
本的に解決することができなかった。
【0005】本発明は、問題の根本的解決を図るため
に、二次側の圧力を設定値以上に上昇させることがな
い、圧力緩和構造を備えた逆止弁の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る圧力緩和構
造を備えた逆止弁(以下、「本発明逆止弁」という)の
要旨は、弁ケースの流路内へ摺動自在に収納された摺動
弁座体が一次側から二次側へ向かってバネで押圧され、
摺動弁座体に設けた弁座へ向かって移動して着座する逆
止弁体が二次側から一次側へ向かってバネで押圧された
圧力緩和構造を備えた逆止弁において、前記弁ケースと
逆止弁体との間に、逆止弁体の移動を阻止するストッパ
ーを設けることにより、逆止弁体が着座した状態で摺動
弁座体と共に一次側から二次側に向かって移動するスト
ロークよりも、摺動弁座体の摺動可能なストロークの方
が大きくなるよにしたことである。
【0007】
【作用】本発明逆止弁の作用を図1及び図2に示す実施
例に基づいて説明する。逆止弁体13は、図1に示す如
く、給水に伴い流路11cの二次側11c−2の圧力が
低下すると、一次側11c−1の圧力で押圧されて開弁
し、一次側11c−1と二次側11c−2とを通水状態
にする。逆に、逆止弁体13は、給水停止により流路1
1cの二次側11c−2の圧力と一次側11c−1の圧
力が等しくなると、バネ15の押圧力により閉弁状態と
なる(図示は省略)。
【0008】図2に示す如く、逆止弁体13は、弁座1
2aに着座した状態(図中2点鎖線で示す状態)で摺動
弁座体12と共に一次側から二次側に向かってストロー
クS−13だけ移動することができる。摺動弁座体12
は、二次側11c−2の圧力が上昇するのに伴い、バネ
14の反発弾性力と釣り合う位置まで二次側に向かって
移動し、二次側11c−2の容積を増大させて圧力上昇
を緩和させる。
【0009】二次側11c−2の圧力が設定圧力値(摺
動弁座体12の移動がストロークS−13となるときの
二次側11c−2の圧力値)を超えると、摺動弁座体1
2の移動がストロークS−13より大きくなるため、摺
動弁座体12に設けられた弁座12aは、ストッパー1
6により移動の阻止された逆止弁体13から離れて開弁
状態となる。この開弁は、昇圧した二次側11c−2の
水を一次側11c−1へ放出して二次側11c−2の異
常上昇を阻止する。摺動弁座体12は、この放出に伴い
二次側11c−2の圧力が低下すると、バネ14で押圧
されて二次側に向かって移動し、弁座12aに逆止弁体
13を着座させる。
【0010】
【実施例】以下、本発明逆止弁を図1及び図2に示す実
施例に基づいて説明する。本発明逆弁の改良点は、弁ケ
ース11と逆止弁体13との間に、逆止弁体13の移動
を阻止するストッパー16を設けることにより、逆止弁
体13が着座した状態で摺動弁座体12と共に一次側か
ら二次側に向かって移動するストロークS−13より
も、摺動弁座体12の摺動可能なストロークの方が大き
くなるよにしたことである。この改良点以外は、前記従
来の逆止弁と実質的に同一である。
【0011】前記弁ケース11は、一次側管部11eと
二次側ソケット部11fとをネジ部11dで接合したも
のからなる。弁ケース11は、筒状をした摺動弁座体1
2が摺動自在に収納されており、摺動弁座体12により
内部の流路11cが一次側11c−1と二次側11c−
2とに区画されている。弁ケース11は、その両端部
に、給水管や水栓器具等への接続用の継手部11a,1
1bが形成されている。
【0012】前記摺動弁座体12は、外周にシールリン
グ18が外嵌され、内部に逆止弁体13が組み込まれて
おり、逆止弁体13が弁座12aへ着座するようになっ
ている。摺動弁座体12は、弁ケース11の一次側11
c−1から二次側11c−2へ向かうようにバネ14に
よって押圧されている。逆止弁体13は、摺動弁座体1
2とは反対向きにバネ15によって押圧されている。
【0013】前記ストッパー16は、弁ケース11の一
次側管部11eと二次側ソケット部11fとの間に挿着
した案内リング19と、逆止弁体13の弁軸部13の先
端部に嵌着した係止リング17とからなる。逆弁体13
は、このストッパー16により、弁座12aに着座した
状態(図中2点鎖線で示す状態)で摺動弁座体12と共
に一次側から二次側に向かってストロークS−13だけ
移動することができる。摺動弁座体12は、このストロ
ークS−13より更に一次側に向かって摺動できるよう
になっている。
【0014】前記摺動弁座体12を押圧するバネ14の
押圧力は、流路11cの二次側11c−2の昇圧により
二次側11c−2と一次側11c−1との差圧ΔPが設
定値(例えば、ΔP=7.5kg/cm)に達したと
きに、摺動弁座体12がストロークS−13だけ摺動で
きるように決定される。従って、本発明逆止弁は、流路
11cの二次側11c−2の圧力が上昇すると、先ず摺
動弁座体12がバネ14を圧縮するように一次側11c
−1へ向かって摺動して二次側圧力の昇圧を緩和する。
次に差圧ΔPが者定値を超えると、本発明逆止弁は、摺
動弁座体12の移動がストロークS−13より大きくな
るため、摺動弁座体12に設けられた弁座12aが、ス
トッパー16で移動の阻止された逆止弁体13から離れ
て開弁状態となり、昇圧した二次側11c−2の水を一
次側11c−1へ放出して二次側11c−2の異常上昇
を阻止する。
【0015】
【発明の効果】以上詳述の如く、本発明逆止弁は、流路
の二次側と一次側との差圧が設定値に達するまでは摺動
弁座体が摺動して二次側の昇圧を緩和し、差圧が設定値
を超えると逆止弁が開弁して二次側の昇圧を阻止する。
従って、本発明逆止弁は、従来の逆止弁が有していた水
栓器具の操作ハンドルの操作が重くなる等の問題を根本
的に解決することができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明逆止弁の実施例を示すものであって、二
次側の圧力低下により逆止弁体が開弁している状態を示
す断面図である。
【図2】本発明逆止弁の実施例を示すものであって、二
次側の圧力上昇により逆止弁体が開弁している状態を示
す断面図である。
【図3】従来の逆止弁を示す断面図である。
【符号の説明】
11c…流路 11c−1…一次側 11c−2…二次
側 12…摺動弁座体 12a弁座 13…逆止弁体 14…バネ 15…バネ
16…ストッパー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁ケースの流路内へ摺動自在に収納され
    た摺動弁座体が一次側から二次側へ向かってバネで押圧
    され、摺動弁座体に設けた弁座へ向かって移動して着座
    する逆止弁体が二次側から一次側へ向かってバネで押圧
    された圧力緩和構造を備えた逆止弁において、前記弁ケ
    ースと逆止弁体との間に、逆止弁体の移動を阻止するス
    トッパーを設けることにより、逆止弁体が着座した状態
    で摺動弁座体と共に一次側から二次側に向かって移動す
    るストロークよりも、摺動弁座体の摺動可能なストロー
    クの方が大きくなるよにしたことを特徴とする圧力緩和
    構造を備えた逆止弁。
JP4003292A 1992-01-10 1992-01-10 圧力緩和構造を備えた逆止弁 Pending JPH05187565A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002181231A (ja) * 2000-12-15 2002-06-26 Tlv Co Ltd 液体圧送装置
JP2002181230A (ja) * 2000-12-15 2002-06-26 Tlv Co Ltd ウォーターハンマー防止器
KR20030008033A (ko) * 2001-07-12 2003-01-24 현대자동차주식회사 엘피지 붐베의 체크밸브 구조
KR100754134B1 (ko) * 2006-07-13 2007-08-31 경성대학교 산학협력단 저장탱크의 압력 조절 밸브
KR100900150B1 (ko) * 2007-08-16 2009-05-28 손형모 스토퍼가 구비된 체크밸브용 개폐구
JP2011503483A (ja) * 2007-11-14 2011-01-27 ハイダック フィルターテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 油圧弁装置
JP5977425B1 (ja) * 2015-12-11 2016-08-24 タイム技研株式会社 逆流防止装置における過圧逃がし構造

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