JP2707125B2 - 竪軸型摩擦切削式精穀機 - Google Patents

竪軸型摩擦切削式精穀機

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JP2707125B2 JP32468388A JP32468388A JP2707125B2 JP 2707125 B2 JP2707125 B2 JP 2707125B2 JP 32468388 A JP32468388 A JP 32468388A JP 32468388 A JP32468388 A JP 32468388A JP 2707125 B2 JP2707125 B2 JP 2707125B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、精穀室の下端から穀粒を供給して精穀し、
上端から排出する竪軸型摩擦切削式精穀機に関する。
〔従来の技術〕
従来の竪軸型摩擦切削式精穀機を第4図により説明す
る。符号39は竪軸型摩擦切削式精穀機であり、立設した
多孔壁除糠精白筒40内に回転自在に設けた主軸41の底部
に螺旋転子42を、上部に撹拌突起43を設けた摩擦精穀転
子44をそれぞれ軸装する。穀粒は給穀樋45を経て機枠46
の一側壁に設けた穀粒供給部47から螺旋転子42へ供給さ
れ、螺旋転子42により米粒は精穀室48へ揚送される。精
穀室48において摩擦精穀転子44の回転によって生じる搗
精作用を受けて搗精され、搗精された穀粒は排出口49か
ら排出樋50を経て機外へ排出される。
しかし、上記のような従来の竪軸型摩擦切削式精穀機
においては、精穀室48内の竪軸方向に等圧に圧力が加わ
るため、米粒が脈動せず、撹拌作用が充分に行われにく
く、一部の穀粒が不完全搗精のまま摩擦精穀転子44に伴
って排出され、ムラ付きが発生するという問題点があっ
た。また搗精度を上げるために排出部の抵抗調節装置で
抵抗圧力を高めても、米粒が公転せず、粒粒間の摩擦作
用が無効なものとなって穀温が上昇するだけで有効な摩
擦搗精作用が行えず、搗精能率及び歩留りが低いという
問題点があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明は上記のような問題点を解消し、十分な脈動
作用及び撹拌作用によりムラ付きを防止し、搗精度を上
げても搗精能率及び歩留りの低下を防止できる竪軸型摩
擦研削式精穀機を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために、この発明は次のような構
成とする。
立設した多孔壁除糠精白筒内に回転自在に設けた主軸
に螺旋転子と撹拌突起を有する精穀転子とを軸装し、多
孔壁除糠精白筒と精穀転子とを主要部とする精穀室の下
端を穀粒供給部に、上端を穀粒排出部にそれぞれ連絡し
た竪軸型摩擦切削式精穀機を形成する。そして、摩擦精
穀転子の上部と下部の撹拌突起を精穀転子の回転方向に
対して前側の径を大に後側の径を小に形成し、精穀転子
の上部と下部との中間部の撹拌突起を、精穀転子の回転
方向に対して前側の径を小に後側の径を大に形成する。
〔作 用〕
竪型摩擦切削式精穀機の穀粒供給部より螺旋転子に供
給された穀粒は、螺旋転子により送られて多孔壁除糠精
白筒と精穀転子とを主要部とする精穀室において搗精さ
れる。搗精された穀粒は、穀粒排出部より排出されて次
行程へ送られる。そのとき、精穀転子の上部及び下部の
撹拌突起と中間部の撹拌突起とがそれぞれ逆方向に偏心
しているため、その境界部の精穀室において、穀粒の圧
力が変動し、穀粒は大きな脈動作用及び撹拌作用を受け
て公転するために全穀粒が、精穀室において充分な搗精
作用を受ける。
〔実施例〕
この発明の実施例を図面を参照しながら説明する。第
1図は竪軸型摩擦切削式精穀機の側断面図、第2図は摩
擦精穀転子の正面図、第3図は摩擦精穀転子の側断面図
である。符号1は竪軸型摩擦切削式精穀機であり、立設
した多孔壁除糠精白筒2内に回転自在に設けた主軸3の
底部に螺旋転子4を、上部に摩擦精穀転子5をそれぞれ
軸装する。摩擦精穀転子5は下部摩擦精穀転子5Aと上部
摩擦精穀転子5Bと中間摩擦精穀転子5Cとからなり、精穀
転子5A,5Bの撹拌突起34A,34Bを、精穀転子5の回転方向
に対して前側の径を大に後側の径を小に形成し、精穀転
子5Cの撹拌突起34Cを精穀転子5の回転方向に対して前
側の径を小に後側の径を大に形成する。多孔壁除糠精白
筒2と摩擦精穀転子5A,5B,5Cとで下部精穀室6A,上部精
穀室6B,中間精穀室6Cをそれぞれ形成し、精穀室6Aの下
部を穀粒供給部7に精穀室6の上部を穀粒排出部8にそ
れぞれ連絡する。主電動機9のモータープーリー10と主
軸3のプーリー11とをVベルト12により連結する。
穀粒排出部8には、穀粒排出部8から吐出する穀粒を
規制する自動抵抗調節装置13に連結した抵抗板14を設け
る。抵抗板14はレバー15を介して歯軸16に連結し、歯軸
16は正逆回転電動機17に連動連結してある。正逆回転電
動機17により歯軸16が水平移動すると、レバー15が抵抗
板軸18を中心に回動して抵抗板14が穀粒排出部8に対し
て遠近に回動する。穀粒排出部8に接続して流下樋19を
設け、流下樋19に排出樋20を連結する。
供給ホッパー21を穀粒供給装置22に連絡し、螺旋体23
を捲回したコンベア軸24に取付けたプーリー25と、電動
機26のプーリー27とVベルト28により連結し、また穀粒
供給装置22は穀粒供給部7に連絡している。
主軸3に多数の通風口29を穿設すると共に、主軸3は
送風装置30と連結している。符号31は摩擦精穀転子5に
設けた噴風口であり、また除糠室32は除糠ダクト33を介
してサイクロン(図示せず)等に連絡している。
次に上記構成における作用を説明する。穀粒は供給ホ
ッパー21を介して穀粒供給装置22へ送られ、主電動機9
と電動機26とをそれぞれ駆動させると、穀粒は螺旋体23
により螺旋転子4へ供給され、螺旋転子4により下部精
穀室6Aへ揚送される。下部摩擦精穀転子5Aの回転によっ
て生じる搗精作用を受けて搗精され、次に中間精穀室6C
に送られて同様に中間精穀転子5Cにより搗精される。下
部精穀室6Aから中間精穀室6Cに上送されるとき、精穀転
子5Aと精穀転子5Cとがそれぞれ逆方向に偏心しているた
め、その境界部の精穀室において、穀粒の圧力が変動
し、穀粒は大きな脈動作用及び撹拌作用を受けて公転す
る。そのため、精穀室6A,6C内において充分な搗精作用
が行われ、未搗精穀粒が排出されてムラ付きが発生する
ことがない。同様に、中間精穀室5Cと上部精穀室6Bとの
境界部においても圧力変動が生じてムラ搗きの発生が防
止され、常に有効な摩擦搗精作用を行うことができ搗精
能率が上昇する。
精穀室6A,6B,6Cにおいて、送風機30から通風口29を経
て噴風口31から噴出する除糠風により除糠作用が行われ
る。精穀室6A,6B,6Cにおける搗精作用により発生した糠
等の塵埃は、多孔壁除糠精白筒2の通孔から除糠室32へ
排出され、除糠ダクト33からサイクロン(図示せず)等
の集糠装置の送られる。
搗精された穀粒は穀粒排出部8に到達し、自動抵抗調
節装置13の抵抗板14により流出が抑制され、抵抗板14の
抑制を変更することにより搗精度が調節される。そして
穀粒は抵抗板14に抗して流出し、流下樋19及び排出樋20
を経て機外へ排出される。
〔発明の効果〕
本発明における竪軸型摩擦切削式精穀機によれば、摩
擦精穀転子の上部と下部の撹拌突起を精穀転子の回転方
向に対して前側の径を大に後側の径を小に形成し、精穀
転子の上部と下部との中間部の撹拌突起を精穀転子の回
転方向に対して前側の径を小に後側の径を大に形成する
構成としたため、精穀室の下部と中間部及び精穀室の中
間部と上部の各境界部においては、穀粒は大きな圧力変
動を受けて充分な撹拌作用が行われる。そのため、不完
全搗精穀粒が排出されてムラ搗きが発生することがない
と共に、常に有効な摩擦搗精作用を行うことができ搗精
能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した竪軸型摩擦切削式精穀機の側
断面図、第2図は摩擦精穀転子の正面図,第3図は摩擦
精穀転子の側断面図、第4図は従来の竪軸型摩擦切削式
精穀機の側断面図である。 1……竪軸型摩擦切削式精穀機、2……多孔壁除糠精白
筒、3……主軸、4……螺旋転子、5……摩擦精穀転
子、5A……下部摩擦精穀転子、5B……上部摩擦精穀転
子、5C……中間摩擦精穀転子、6A……下部精穀室、6B…
…上部精穀室、6C……中間精穀転子、7……穀粒供給
部、8……穀粒排出部、9……主電動機、10……モータ
ープーリー、11……プーリー、12……Vベルト、13……
自動抵抗調節装置、14……抵抗板、15……レバー、16…
…歯軸、17……正逆回転電動機、18……抵抗板軸、19…
…流下樋、20……排出樋、21……供給ホッパー、22……
穀粒供給装置、23……螺旋体、24……コンベア軸、25…
…プーリー、26……電動機、27……プーリー、28……V
ベルト、29……通風口、30……送風装置、31……噴風
口、32……除糠室、33……除糠ダクト、34A,34B,34C…
…撹拌突起、39……竪軸型摩擦切削式精穀機、40……多
孔壁除糠精白筒、41……主軸、42……螺旋転子、43……
撹拌突起、44……摩擦精穀転子、45……給穀樋、46……
機枠、47……穀粒供給部、48……精穀室、49……排出
口、50……排出樋。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】立設した多孔壁除糠精白筒内に回転自在に
    設けた主軸に螺旋転子と撹拌突起を有する精穀転子とを
    軸装し、多孔壁除糠精白筒と精穀転子とを主要部とする
    精穀室の下端を穀粒供給部に、上端を穀粒排出部にそれ
    ぞれ連絡した竪軸型摩擦切削式精穀機において、摩擦精
    穀転子の上部と下部の撹拌突起を精穀転子の回転方向に
    対して前側の径を大に後側の径を小に形成し、前記精穀
    転子の上部と下部との中間部の撹拌突起を、精穀転子の
    回転方向に対して前側の径を小に後側の径を大に形成し
    たことを特徴とする竪軸型摩擦切削式精穀機。
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