JP2706680B2 - 擬似正弦波発生器 - Google Patents
擬似正弦波発生器Info
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Description
波に著しく近似した出力波形を容易かつ低コストに得る
ことができる擬似正弦波発生器に関するものである。
基準周波数信号を発生させる発振回路と、この基準周波
数信号を入力として波形整形を図る正弦波発生回路とに
よって得られていた。
路としては、折線近似回路が一般的に用いられている
が、このような折線近似回路を用いた正弦波発生回路の
最大の欠点として、微分ノイズが発生するという問題が
あった。
い正弦波発生回路として、例えば図7に示すような正弦
波発生回路が提案されている。(特願平1−75413
号参照)
波数信号VINを入力とする4入力X1,X2,Y1,
Y2の掛け算器M1およびM2からなり、その正弦波出
力V0の伝達関数は、
な正弦波発生回路では、先ず使用される演算素子が特殊
であると共に回路の構成が比較的複雑であることから、
正弦波発生器自体がコスト高となるという問題を有して
いる。
されるように、伝達関数V0は3次式(分子)を2次式
(分母)で割り算した形となっており、信号処理上にお
いて大変不利な割算項(分母)を含んでいる。
れたものであり、その目的とするところは、比較的簡単
な回路構成によりコストの低減化が図れるとともに、正
弦波に著しく近似した出力波形を容易に得ることが可能
な擬似正弦波発生器を提供することにある。
目的を達成するために、請求項1記載のように第1のク
ロス・カップルド差動ペアと第1の対数電圧発生ダイオ
ードペアと第1の差動電圧−電流交換手段とからなり、
入力三角波信号の振幅を自乗ずる第1の乗算器と、第2
のクロス・カップルド差動ペアと第2の対数電圧発生ダ
イオードペアと第2の差動電圧−電流変換手段とからな
り、前記入力三角波信号と前記第1の乗算器の出力とを
乗算する第2の乗算器と、前記入力三角波信号を位相反
転させるとともに、振幅を3倍する第3の差動電圧−電
流変換手段と、前記第2の乗算器の3乗出力と前記第3
の差動電圧−電流変換手段の出力とに共通接続される負
荷抵抗とから構成されることを特徴とするものである。
を入力すると、入力された三角波VINが3乗回路で3
乗されて3乗出力VIN 3となり、さらに入力された上
記三角波VINを位相反転させた波形に対応する差動電
流を3倍、すなわち−3VINに増幅させながら上記3
乗出力電流VIN 3とを足し合わせるため、出力V0に
は((VIN 3−3VIN)が得られる。
詳細に説明する。図1は本発明に係る擬似正弦波発生器
の基本構成を示すブロック図であり、1は3乗回路、Z
は電圧−電流変換器、RL1およびRL2は共通出力負
荷抵抗である。
信号としての三角波入力信号+VINを加え、また入力
端子INAには入力端子INBに加えた三角波入力信号
+VINに対して位相反転させた三角波を入力信号−V
INとして加える。
L1およびRL2は共に電圧−電流変換器Zの出力負荷
抵抗でもあるように、すなわち互いが共通出力負荷抵抗
となるように結線してあるので、入力端子INBに加え
られた基準周波数信号としての三角波信号入力+
VIN、および入力端子INAに加えられた三角波入力
信号+VINの位相反転された三角波入力信号−VIN
は、同時に電圧−電流変換器Zでのベース入力にも加え
られる。
角波入力信号VINは、図2に実線および点線で示した
ような逆相波形の関係にある三角波が入力端子INAお
よびINBにそれぞれ入力され、これにより図1におい
ては3乗回路1で3乗されて共通出力負荷抵抗RL1お
よびRL2には上記三角波入力信号VINに対応した3
乗電流ICB1およびICB2が流れ、同時に電圧−電
流変換器Zで三角波入力信号+VINが位相反転され3
倍に増幅された結果としての差動電流IZ1およびI
Z2も、共通出力負荷抵抗RL1およびRL2に流れる
こととなる。
CB2と差動電流IZ1およびIZ2とはそれぞれ足し
合わせられることとなり、同時にこの共通出力負荷抵抗
RL1およびRL2により電流−電圧変換されて出力電
圧V0の伝達関数は、
る。
的なブロック図である。
よび差動電圧−電流変換器X,Yを備えるトランス・コ
ンダクタンス乗算回路Mに対して、マルチ・プライヤ・
コアCBを2段重ねにし、かつ差動電圧−電流変換器W
を増設し、その2段目のマルチ・プライヤ・コアCBを
駆動するようにマルチ・プライヤ・コアCAおよび差動
電圧−電流変換器Wを結線接続して構成したものであ
る。
4に示す。
基準周波数信号としての三角波入力信号+VIN,−V
IN、は、図2の実線および点線で示した波形を用い
る。
数電圧発生ダイオード・ペアQw3,Qw4と差動電圧
−電流変換器Wは、その差動回路により発生した出力差
動電流Iw1,Iw2を負荷の対数電圧発生ダイオード
・ペアQw3,Qw4により対数電圧変換する回路であ
る。
びRw2により決まり次式により求められる。
振幅ピーク値
Wのノードの出力電流値が求められる。
w2に流れる電流Iw1,Iw2が、差動電圧−電流変
換器Wのベースに流れる入力電流値に対し変化すること
により、負荷ダイオードである対数電圧発生ダイオード
・ペアのVBE(ベースエミッタ電圧)が変化する。こ
れは次式により求められる。
w4のVBEの変化量差分ΔVBE(W)を表すと次式
となる。
ントロールするコントロール電圧となる。
まれる対数電圧発生ダイオード・ペアQx3,Qx4と
差動電圧−電流変換器Xは、上記と全く同じ動作でΔV
BEの変化量差分ΔVBE(X)が導き出せる。
ントロールするコントロール電圧となる。
・プライヤ・コアCAに含まれるクロス・カップルド差
動ペアQCA1〜QCA4を負荷とし、差動電圧−電流
変換器Yのコレクタ電流をクロス・カップルド差動ペア
QCA1〜QCA4にシンク電流として与えている。ノ
ード電流は電圧−電流変換器Wと同様に、次式により求
められる。
CA4は、ΔVBE(X)をゲインコントロール電圧、
Iy1,Iy2をシンク電流とした回路である。
CA1,ICA2では、入力に対する2乗電流となる。
する出力電流は、次式で求めることができる。
(X)に相当し、I0はIy1,Iy2に相当する。こ
れにより、マルチ・プライヤ・コアCAの出力電流I
CA1,ICA2を求める式となる。
は、マルチ・プライヤ・コアCAと同じクロス・カップ
ルド差動ペアQCB1〜QCB4でΔVBE(W)を入
力コントロール電圧とし、マルチ・プライヤ・コアCA
の出力電流ICA1,ICA2をシンク電流とした回路
である。
CB1,ICB2では入力に対する3乗電流を得ること
ができる。
チ・プライヤ・コアCBの出力電流ICB1,ICB2
を求めると次式となる。
変換し出力する。その出力差動電流ΔIZは、次式によ
り求められる。
の出力電流IZ1,IZ2が求められる。
プライヤ・コアCBの出力電流ICB1,ICB2と差
動電圧−電流変換器Zの出力電流を足し合わせた電流と
なる。つまり、
作特性図である。
0.0〜4.0まで変化させた場合の出力電圧の波形変
化がみられ、増幅電圧が3.0V近傍で理想的な正弦波
形が現れる。
せた波形に対応する差動電圧を、0.0〜4.0ボルト
まで変化させながら増幅した後、差動電圧−電流変換し
て3乗回路1からの3乗出力VIN 3とを足し合わせ、
共通出力負荷抵抗RL1およびRL2により電流−電圧
変換させた場合の出力電圧V0には波形変化がみられ、
増幅電圧が3.0V近傍で理想的な正弦波形が現れる。
IN 3−3VIN)は、同図に示すように正弦波に著し
く近似した波形となるのである。
は、第1のクロス・カップルド差動ペアQCA1,QC
A2,QCA3,QCA4と第1の対数電圧発生ダイオ
ードペアQX3,QX4と第1の差動電圧−電流変換手
段X,Yとからなり、入力三角波信号の振幅を自乗する
第1の乗算器CA,X,Y,RX1−RX1,RX2,
RY1−RY1,RY2と、第2のクロス・カップルド
差動ペアQCB1,QCB2,QCB3,QCB4と第
2の対数電圧発生ダイオードペアQW3,QW4と第2
の差動電圧−電流変換手段W,RW1−RW1,RW2
とからなり、前記入力三角波信号と前記第1の乗算器C
A,X,Y,RX1−RX1,RX2,RY1−R
Y1,RY2の出力とを乗算する第2の乗算器CB,
W,RW1−RW1,RW2と、前記入力三角波信号を
位相反転させるとともに、振幅を3倍する第3の差動電
圧−電流変換手段Z,RZ1−RZ1,RZ2と、前記
第2の乗算器CB,W,RW1−RW1,RW2の3乗
出力と前記第3の差動電圧−電流変換手段Z,RZ1−
RZ1,RZ2の出力とに共通接続される負荷抵抗RL
1,RL2とから構成され、入力した基準周波数信号に
簡単な演算処理を加えて正弦波に近似した3乗波を得る
ようにしているので、実用上支障のない程度に正弦波に
近似した3乗出力を得ることができる。
しても過敏でなく常に安定動作が期待できるとともに、
微分ノイズの発生の恐れもなく正弦波を得ることができ
る。
ロス・カップルド差動ペア、差動電圧−電流変換器によ
って構成した場合は、30トランジスタを集積する程度
ですむため安価で高周波域でも精度のよい擬似正弦波発
生器を容易に得ることができ、より高い周波数の正弦波
を発生可能にした擬似正弦波発生器を低コストで提供す
ることができる。
では、約200トランジスタの集積度が必要であるう
え、上記伝達関数式を因数分解すると下記のような式と
なり、その分母に虚数が現れてしまうが、本発明に係る
擬似正弦波発生器では回路機能動作を著しく単純化する
ことができ、簡単な回路構成により容易に微分ノイズ等
の発生を防止しつつ正弦波を得ることができる。
基準周波数信号として三角波を入力すると、入力ざれた
三角波VINが3乗回路で3乗されて3乗出力電流V
IN 3となり、さらに入力された上記三角波VINを位
相反転させた波形に対応する差動電流を3倍、すなわち
−3VINに増幅させながら上記3乗出力電流VIN 3
とを足し合わせるように構成したため、出力V0には
(VIN 3−3VIN)が得られ、比較的簡単な回路構
成によりコストの低減化が図れるとともに、正弦波に著
しく近似した出力波形を容易に得ることが可能な擬似正
弦波発生器を提供することができる。
すブロック図である。
図である。
示すブロック図である。
る。
イヤ・コアにおける差動回路1段での入力に対する出力
電流との関係を示す回路図である。
ある。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 第1のクロス・カップルド差動ペアと第
1の対数電圧発生ダイオードペアと第1の差動電圧−電
流交換手段とからなり、入力三角波信号の振幅を自乗す
る第1の乗算器と、第2のクロス・カップルド差動ペア
と第2の対数電圧発生ダイオードペアと第2の差動電圧
−電流変換手段とからなり、前記入力三角波信号と前記
第1の乗算器の出力とを乗算する第2の乗算器と、前記
入力三角波信号を位相反転させるとともに、振幅を3倍
する第3の差動電圧−電流変換手段と、前記第2の乗算
器の3乗出力と前記第3の差動電圧−電流変換手段の出
力とに共通接続される負荷抵抗とから構成されることを
特徴とする擬似正弦波発生器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3063920A JP2706680B2 (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | 擬似正弦波発生器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3063920A JP2706680B2 (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | 擬似正弦波発生器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04277907A JPH04277907A (ja) | 1992-10-02 |
JP2706680B2 true JP2706680B2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=13243259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3063920A Expired - Lifetime JP2706680B2 (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | 擬似正弦波発生器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2706680B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62295187A (ja) * | 1986-06-13 | 1987-12-22 | Nec Corp | トランジスタ回路 |
US4888725A (en) * | 1988-10-13 | 1989-12-19 | Tektronix, Inc. | Subtraction of wide band signals |
JPH02253704A (ja) * | 1989-03-28 | 1990-10-12 | Inter Nitsukusu Kk | 正弦波発生器 |
-
1991
- 1991-03-05 JP JP3063920A patent/JP2706680B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04277907A (ja) | 1992-10-02 |
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