JP2706462B2 - ブレーキバンド - Google Patents

ブレーキバンド

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JP2706462B2
JP2706462B2 JP63073239A JP7323988A JP2706462B2 JP 2706462 B2 JP2706462 B2 JP 2706462B2 JP 63073239 A JP63073239 A JP 63073239A JP 7323988 A JP7323988 A JP 7323988A JP 2706462 B2 JP2706462 B2 JP 2706462B2
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JP
Japan
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lining material
band
shaped metal
hole
brake band
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努 島村
昌吉 亀井
宗男 水田
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ジャトコ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、自動変速機のバンドブレーキ装置などに用
いられるブレーキバンドに関するものである。
(ロ)従来の技術 バンドブレーキ装置に使用されるブレーキバンドの一
例としては、柔軟性を有する帯状金属材の両端部に、例
えばリベットによってブラケットを取付け、帯状金属材
のブラケット取付け側とは反対側の面にライニング材を
張付けたものがある。一方のブラケットはアンカーピン
に固定される形状を有しており、また、他方のブラケッ
トは油圧サーボ装置のピストンロッドによって押圧可能
な形状とされている。このようにブラケットを帯状金属
材に上述のようにリベットによってブラケットを取付け
る場合には、リベットの一端側がライニング張付け面側
に突出することになる。ライニング材は帯状金属材の全
面に張付けられるため、この凸部の上にもこれを覆うよ
うにライニング材が付着されることになる。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような従来のブレーキバンドで
は、帯状金属材から突出する凸部の上にライニング材を
張付けているので、凸部の部分のライニング材が薄くな
っており、この部分に荷重が集中し、凸部周辺のライニ
ング材が剥離しやすいという問題がある。また、凸部の
上側のライニング材は他の部分よりも強く圧縮されてい
るので密度が高く、他の部分と比較してオイル含有量が
少なくなり、焼損しやすいという問題もある。すなわ
ち、凸部周辺のライニング材が最も耐久性が劣る状態と
なっている。本発明は、このような課題を解決すること
を目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、凸部の位置にはライニング材を設けないこ
とにより上記課題を解決する。すなわち、本発明による
ブレーキバンドは、帯状金属材と、これの一面側に張付
けられるライニング材とを有するブレーキバンドであっ
て、帯状金属材のライニング材張付け面側に凸部が設け
られているブレーキバンドを対象としたのであり、ライ
ニング材の厚さ寸法は、上記凸部の突出高さよりも大き
いものとされており、ライニング材には、上記凸部に対
応する位置に、該凸部の大きさよりも大きい穴が設けら
れているとともに、該穴の縁部に面取りが設けられてい
ることを特徴としている。
(ホ)作用 帯状金属材から突出する凸部上にはライニング材の穴
が配置され、ライニング材が設けられていないととも
に、穴の縁部には面取りが設けられている。従って、凸
部の周辺でライニング材の面圧が増大するということが
なくなり、ライニング材全面に均一な面圧状態となる。
また、ライニング材の密度も全面にわたって均一とな
る。これにより、ライニング材の剥離、特に穴の縁部か
らの剥離、焼損などの発生が防止され、耐久性を向上す
ることができる。
(ヘ)実施例 第1及び2図に本発明の実施例を示す。このブレーキ
バンドは、帯状金属材10と、これにリベット12によって
取付けられるブラケット14と、帯状金属材10のブラケッ
ト14取付け面側とは反対側に張付けられるライニング材
16とから構成されている。リベット12のカシメ部は凸部
12aとなって帯状金属材10の第2図中上面側に突出して
いる。ただし、ライニング材16の凸部12aに対応する位
置には穴16aが設けられており、凸部12a上にはライニン
グ材が張付けられていない。なお、ライニング材16の厚
さ寸法は凸部12aの突出高さよりも大きくしてある。穴1
6aの縁部には面取り16bを施してある。
ブレーキバンドの使用時には、これがドラムに巻き付
けられ、ブラケット14に作用する油圧サーボによる力に
より締結状態とされる。その際、ライニング材16に作用
する面圧は全面にわたって均一となる。これは、凸部12
aの位置に穴16aが設けられており、これ以外の帯状金属
材10の張付け面は平坦であり、荷重が均一に負担される
からである。また、ライニング材16の厚さは均一であ
り、密度も一定であるのでオイルの含有状態も一様とな
り、焼けも発生しにくくなる。また、穴16aの縁部には
面取り16bが設けられており、この部分からの剥離も防
止されている。
(ト)発明の効果 以上説明してきたように、本発明によると、帯状金属
材から突出する凸部に対応する位置には穴を設けてライ
ニング材を設けないようにするとともに、穴の縁部に面
取りを設けたので、ライニング材に作用する面圧及びラ
イニング材の密度が均一となり、ライニング材の剥離、
特に穴の縁部からの剥離、焼けなどを防止して耐久性を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例であるブレーキバンドを示す
図、第2図は第1図のII−II線に沿う断面図である。 10……帯状金属材、12……リベット、12a……凸部、14
……ブラケット、16……ライニング材、16a……穴、16b
……面取り。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状金属材と、これの一面側に張付けられ
    るライニング材とを有するブレーキバンドであって、帯
    状金属材のライニング材張付け面側に凸部が設けられて
    いるブレーキバンドにおいて、 ライニング材の厚さ寸法は、上記凸部の突出高さよりも
    大きいものとされており、ライニング材には、上記凸部
    に対応する位置に、該凸部の大きさよりも大きい穴が設
    けられているとともに、該穴の縁部に面取りが設けられ
    ていることを特徴とするブレーキバンド。
JP63073239A 1988-03-29 1988-03-29 ブレーキバンド Expired - Lifetime JP2706462B2 (ja)

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