JP3039552U - ブレーキライニング - Google Patents

ブレーキライニング

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JP3039552U
JP3039552U JP1996013013U JP1301396U JP3039552U JP 3039552 U JP3039552 U JP 3039552U JP 1996013013 U JP1996013013 U JP 1996013013U JP 1301396 U JP1301396 U JP 1301396U JP 3039552 U JP3039552 U JP 3039552U
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JP
Japan
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brake
lining
holes
brake lining
disc
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JP1996013013U
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Inventor
大誠 翁
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大誠 翁
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキディスクをコーティングするため、
その表面に提供された複数の穴に対応して挿入された複
数のチョーク製のブロックを有した改良型ブレーキライ
ニングを提供し、もってブレーキライニングの表面とブ
レーキディスクとの間の摩擦を増大させ、かつブレーキ
の寿命を延ばすこと。 【解決手段】 複数の穴21を有したライニング体20
と、複数のブロック30とを含んだブレーキライニング
が開示されている。各ブロック30はそれらの穴21内
にそれぞれ提供されており、本ブレーキライニングがブ
レーキディスクに押し付けられるとディスク上にコーテ
ィング層が提供され、ディスクを摩耗から保護する。ラ
イニング体20の穴21を円形にし、ブロック30をそ
の穴21にマッチするように形状化することもできる。
これらの穴21を、ブレーキライニングとブレーキディ
スクとの間の摩擦通路を横断して1列に配置すること
も、2列で交互に配置することも、拡散させて配置する
こともできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はブレーキライニングに関する。特定すれば、摩擦係数を増加させるよ うにブレーキディスクをコーティングする複数のブロックを有したブレーキライ ニングに関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
自動車のブレーキシステムは数ある安全装置要素の中でも最も重要な要素であ ると考えられる。一般的に、ブレーキシステムはディスクブレーキ式とドラムブ レーキ式とに大別される。これらの構造の相違にも拘らず、ブレーキ機能は、ブ レーキディスクまたはブレーキドラムの金属表面と、ブレーキブロックに固定さ れたブレーキライニングとの摩擦による摩擦力の手段によって提供される。当然 ながらこのブレーキライニングは使用によって摩耗する。従来のブレーキライニ ングは図5のごとき構造を有している(ディスクブレーキの場合を例示)。この ブレーキライニングはプレート90に固定されたライニング体91を含んでおり 、油圧力あるいは機械力が作用し、ブレーキディスクの表面に押し付けられると 摩擦力を提供するようになっている。
【0003】 しかしながら、この種のブレーキライニングは長期の使用によって摩耗し、摩 擦係数を減少させ、ブレーキの効果と安全性とが低下する。本考案はこのような 欠点を解消あるいは緩和する改良型ブレーキライニングを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の1目的は、ブレーキディスクをコーティングするため、その表面に提 供された複数の穴に対応して挿入された複数のチョーク製のブロックを有した改 良型ブレーキライニングを提供し、ブレーキライニングの表面とブレーキディス クとの間の摩擦を増大させ、かつブレーキの寿命を延ばすことである。
【0005】 本考案のブレーキライニングは、複数の穴を有するライニング体と、チョーク 材で製造された複数のブロックとを含んでいる。それぞれのブロックはそれぞれ に対応する穴に挿入固定されており、このブレーキライニングとブレーキディス クとが摩擦することで、ブレーキディスク上にチョークよりなるコーティング層 が形成されるようになっている。
【0006】 本考案の1実施例によれば、ライニング体の穴は円形であり、ブロックはその 穴にマッチするサイズと形状とを有している。
【0007】 本考案の別実施例によれば、これらの穴は、ブレーキライニングとブレーキデ ィスクとの間の摩擦通路に沿って互い違いに配置されている。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案の他の目的、利点、及び新規な特徴を以下において添付の図面と共にさ らに詳細に説明する。図1は、本考案の1好適実施例の分解斜視図である。この ディスクブレーキのブレーキブロック形状は1実施例として提供されている。ブ レーキブロックは、プレート10と、2本のリベット(図示せず)で固定された ブレーキライニングとで構成されている。このブレーキライニングは複数の穴2 1を有するライニング体20と、穴21とほぼ同じ高さを備えた複数のチョーク 製(炭酸石灰製)のブロック30とを含んでいる。各ブロックは対応する穴21 内に配置されており、車両のブレーキ作動時にブレーキライニングがブレーキデ ィスクに押し付けられると、ディスクブレーキの金属表面にはチョーク(炭酸石 灰)よりなるコーティング層が形成されるようになっている。
【0009】 本例の場合にはライニング体20の穴21は円形状であり、ブロックはそれら にマッチするように提供されている。もちろん、これ以外の形状であっても構わ ない。ブロック30はチョークブロック(block of chalk)である。この態様の 場合には、適当なサイズに加工したチョークブロック(block of chalk)を、加 熱されて液化したロジンに浸し、そのロジンが含浸したチョークを冷却してブロ ック30とした。このため、チョーク(炭酸石灰)の摩耗減少効果がより助長さ れている。
【0010】 以上の説明から、本考案のライニングは、ブレーキ効果を低下させることなく 、ブレーキディスクあるいはブレーキドラムとブレーキライニングとの間の摩耗 を大きく減少させることが理解されよう。さらに、望ましいブロック30を提供 するための材料の適正な選択により、ブレーキディスクの金属表面の摩擦係数を ドライブの安全性を確保しながら増大させることができる。
【0011】 図2は、本考案の穴の配置の別実施例を示す平面図である。前記のコーティン グの最良効果を提供するため、穴21はブレーキライニングの摩擦通路を横断し て直線状に提供されている。穴21の存在によるライニング体の弱体化を防止す るため、穴21を図3に示すようにライニング体の表面に拡散させて提供するこ ともできる。別実施例においては、穴21は図4に示すようにブレーキライニン グの摩擦通路を横断して交互に提供されている。図3のように互いに離してアレ ンジすることも可能である。
【0012】 しかし、本考案の特徴と利点とは前記の実施例以外でも提供される。よって以 上の実施例は本考案の説明だけを目的としたものである。穴とブロックの形状、 サイズ、及び配置のアレンジを適宜変更することは可能である。よって、本考案 の範囲は本願の請求の範囲に記載されたものである。
【0013】
【考案の効果】
本考案のブレーキライニングにあっては、ブレーキ作動時にブレーキライニン グがブレーキディスクあるいはブレーキドラムに押し付けられると、ライニング 体の穴に挿入固定されたチョーク製のブロックによってブレーキディスクあるい はブレーキドラムの金属表面にチョーク(炭酸石灰)よりなるコーティング層が 形成されるようになっており、これによりブレーキライニングの表面とブレーキ ディスクあるいはブレーキドラムとの間の摩耗を大きく減少させ、もってブレー キの寿命を大幅に延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1好適実施例を示す分解斜視図。
【図2】本考案の別実施例による穴の配置を示す平面
図。
【図3】図1の実施例の完成状態を示す平面図。
【図4】本考案のさらに別な実施例による穴の配置を示
す平面図。
【図5】従来のブレーキブロックの分解斜視図。
【符号の説明】
10・・・プレート 20・・・ライニング体 21・・・穴 30・・・ブロック

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキライニングであって、片面に複
    数の穴を有し、他面はブレーキプレートにカップリング
    されたライニング体と、複数のチョーク製のブロックで
    あって、前記ライニング体と実質的に等しい高さを有
    し、前記穴内にそれぞれ対応して配置されたブロックと
    を含んでおり、 該ブロックは、ディスクブレーキのディスクとの摩擦に
    よって該ディスク表面にコーティング層を形成すること
    を特徴とするブレーキライニング。
  2. 【請求項2】 前記穴は円形であり、前記ブロックは該
    穴にマッチするサイズと形状とを有していることを特徴
    とする請求項1記載のブレーキライニング。
  3. 【請求項3】 前記穴は本ブレーキライニングの摩擦通
    路を横断して直線状に配置されていることを特徴とする
    請求項1記載のブレーキライニング。
  4. 【請求項4】 前記穴は本ブレーキライニングの摩擦通
    路を横断して2列で交互に提供されていることを特徴と
    する請求項1記載のブレーキライニング。
  5. 【請求項5】 前記穴は前記ライニング体上で拡散され
    て提供されていることを特徴とする請求項1記載のブレ
    ーキライニング。
  6. 【請求項6】 前記チョークはロジンが含浸されている
    ことを特徴とする請求項1記載のブレーキライニング。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002048165A (ja) * 2000-08-03 2002-02-15 Kotobuki Jidosha Buhin Kogyo:Kk ブレーキパッド及びその異音発生防止方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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