JP2706430B2 - ロボットの走行制御装置およびその制御方法 - Google Patents

ロボットの走行制御装置およびその制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、学習された径路を走行
しつつ掃除あるいは監視等の作業を行う自走式ロボット
に関するもので、特に、前記ロボットの走行時に変化す
る位置誤差、方向角誤差および瞬間方向角にしたがって
ファジー推論を行うことにより、ロボットが目標地点ま
で正確に走行できるようにしたロボットの走行制御装置
およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来によるロボットの走行制御装置にお
いては、本出願人から出願された韓国特許出願第93−
12664号がある。
【0003】上記出願された前記ロボットの走行制御装
置は、走行距離検出手段と方向角検出手段とにより検出
された走行距離および方向角データを所定時間間隔で制
御手段から入力されてロボットの径路制御にかかわる位
置座標と方向角および瞬間方向角を演算する。
【0004】そして、演算された位置座標、方向角およ
び瞬間方向角の結果は、径路制御ファジー推論部に入力
されてロボットの径路走行を制御するための左右側走行
モータの出力変化量ΔUd を算出する。
【0005】また、前記方向角検出手段により検出され
た方向角データは演算された位置座標および方向角とと
もに、加重値演算部に入力されてロボットの走行方向に
よる左右側走行モータの径路制御出力変化量を決定する
ための加重値mを算出する。前記加重値演算部から算出
された加重値mは、演算子により前記径路制御ファジー
推論部から算出された出力変化量に乗算されて左右側走
行モータの最終的なる径路制御出力変化量m・ΔUd を
算出するようになる。
【0006】一方、前記走行距離検出手段から検出され
た左右側動力輪の回転数に比例する走行距離データは、
前記制御手段にあらかじめ設定されている基準速度と演
算子とにより比較され、その比較結果は障害物感知手段
から感知された障害物の距離データとともに、速度制御
ファジー推論部に入力されて前記ロボットの速度走行を
制御するための左右側走行モータの速度制御出力変化量
ΔUf を算出する。
【0007】前記径路制御ファジー推論部と速度制御フ
ァジー推論部とから算出された径路制御出力変化量m・
ΔUd および速度制御出力変化量ΔUf は、前記制御手
段に内蔵されている単位時間以前の左右側走行モータの
出力量UR (t-1),UL (t-1)と演算されて、次のごと
き最終の左右側モータ出力量を算出させる。
【0008】上記において算出された左側走行モータの
最終出力量は、 UL (t)=UL (t-1)+ΔUd +ΔUf であり、 右側走行モータの最終出力量は、 UR (t)=UR (t-1)−ΔUd +ΔUf である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の走行
制御方式においては、瞬間方向角を利用して左右側走行
モータの出力変化量ΔUd に加重値mを与えると現在の
走行状態により出力量m・ΔUd を増加あるいは減少さ
せて安定された走行制御が可能である。しかし、前記ロ
ボットの走行する床面の状態が不均一の場合には、その
床面の状態により加重値を変化させなければならないた
め、ロボットの走行制御が煩雑になるという問題があっ
た。
【0010】また、径路制御ファジー推論部に適用され
るメンバーシップ関数の内容も変化すべきであるため、
床面の急激な状態変化に対して適切なファジー推論を行
うことができなくなることにより、ロボットが安定され
た走行状態を保持できないという問題があった。
【0011】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、その目的は、ロボットの走行時に
変化する位置誤差、方向角誤差および瞬間方向角にした
がって左右側走行モータの出力量を可変するファジー推
論を行うことにより、床面状態の突然の変化とはかかわ
りなしに、ロボットが所定の走行速度を保持しつつ目標
地点まで正確に走行できるようにしたロボットの走行制
御装置およびその制御方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の第1の発明によるロボットの走行制
御装置は、学習された径路を走行しつつ与えられた作業
を行う自走式ロボットを移動させる駆動手段と、前記駆
動手段により移動される前記ロボットの所定時間間隔の
走行距離を検出する走行距離検出手段と、前記駆動手段
により変化される前記ロボットの走行方向を検出する方
向角検出手段と、前記ロボットが走行する領域内の障害
物の有無および障害物までの距離を感知する障害物感知
手段と、前記方向角検出手段により検出された方向角デ
ータが入力されてロボットの単位時間当たりの角度変化
を示す瞬間方向角および方向角誤差を算出して全体方向
角を演算する方向角演算部と、前記方向角演算部により
演算された全体方向角および前記走行距離検出手段によ
り検出された所定時間間隔の走行距離データが入力され
てロボットの位置誤差を算出して位置座標を演算する位
置演算部と、前記方向角演算部により演算された全体方
向角および前記位置演算部により演算された位置座標が
入力されて当該方向角演算部により算出された瞬間方向
角の大きさにしたがってロボットの走行径路を制御する
左右側走行モータの径路制御出力変化量ΔUd を算出す
るファジー推論を行う径路制御ファジー推論部と、前記
走行距離検出手段により検出された所定時間間隔の走行
距離データを基準速度と比べてロボットの速度誤差を算
出する速度誤差演算子と、前記速度誤差演算子により算
出された速度誤差および前記障害物感知手段により感知
された障害物までの距離が入力されてロボットの走行速
度を制御するための前記左右側走行モータの速度制御出
力変化量ΔUf を算出するファジー推論を行う速度制御
ファジー推論部と、前記径路制御ファジー推論部により
算出された径路制御出力変化量ΔUd および速度制御フ
ァジー推論部により算出された速度制御出力変化量ΔU
f が入力されて単位時間以前の左右側走行モータ出力量
UL (t-1),UR (t-1)に加減して左右側走行モータの
最終出力量UR (t),UL (t)を算出する演算子とから
構成されることを要旨とする。
【0013】請求項2記載の第2の発明によるロボット
の走行制御方法は、学習された径路を走行しつつ与えら
れた作業を行う自走式ロボットを移動させる段階と、前
記段階により移動される前記ロボットの所定時間間隔の
走行距離を検出する段階と、前記段階により変化される
前記ロボットの走行方向を検出する段階と、前記ロボッ
トが走行する領域内の障害物の有無および障害物までの
距離を感知する段階と、前記段階により検出された方向
角データが入力されてロボットの単位時間当たりの角度
変化を示す瞬間方向角および方向角誤差を算出して全体
方向角を演算する段階と、前記段階により演算された全
体方向角および前記段階により検出された所定時間間隔
の走行距離データが入力されてロボットの位置誤差を算
出して位置座標を演算する段階と、前記段階から演算さ
れた全体方向角および前記段階により演算された位置座
標が入力されて当該段階により算出された瞬間方向角の
大きさにしたがってロボットの走行径路を制御する左右
側走行モータの径路制御出力変化量ΔUd を算出するフ
ァジー推論を行う段階と、前記段階により検出された所
定時間間隔の走行距離データを基準速度と比較して前記
ロボットの速度誤差を算出する段階と、前記段階から算
出された速度誤差および前記段階により感知された障害
物までの距離が入力されてロボットの走行速度を制御す
る前記左右側走行モータの速度制御出力変化量ΔUf を
算出するファジー推論を行う段階と、前記段階から算出
された径路制御出力変化量ΔUd および前記段階から算
出された速度制御出力変化量ΔUf にしたがって前記左
右側走行モータの最終出力量UR (t),UL (t)を算出
する段階とからなるすることを要旨とする。
【0014】
【作用】上述の如く構成すれば、第1の発明は、方向角
演算部により演算された全体方向角および位置演算部に
より演算された位置座標が入力されて当該方向角演算部
により算出された瞬間方向角の大きさにしたがってロボ
ットの走行径路を制御する左右側走行モータの径路制御
出力変化量ΔUd を算出するファジー推論を行う。一
方、走行距離検出手段により検出された所定時間間隔の
走行距離データを基準速度と比べてロボットの速度誤差
を算出し、算出された速度誤差および障害物感知手段に
より感知された障害物までの距離が入力されてロボット
の走行速度を制御して左右側走行モータの速度制御出力
変化量ΔUf を算出するファジー推論を行う。そして、
算出された径路制御出力変化量ΔUd および速度制御フ
ァジー推論部により算出された速度制御出力変化量ΔU
f が入力されて単位時間以前の左右側走行モータ出力量
UL (t-1),UR (t-1)に加減して左右側走行モータの
最終出力量UR (t),UL (t)を算出するので、床面状
態の突然の変化とはかかわりなしに、ロボットが所定の
走行速度を保持しつつ目標地点まで正確に走行できる。
【0015】第2の発明は、演算された全体方向角およ
び演算された位置座標が入力されて当該段階により算出
された瞬間方向角の大きさにしたがってロボットの走行
径路を制御するための左右側走行モータの径路制御出力
変化量ΔUd を算出するファジー推論を行う。一方、検
出された所定時間間隔の走行距離データを基準速度と比
較して前記ロボットの速度誤差を算出して、算出された
速度誤差および感知された障害物までの距離が入力され
てロボットの走行速度を制御するための前記左右側走行
モータの速度制御出力変化量ΔUf を算出するファジー
推論を行う。そして、算出された径路制御出力変化量Δ
Ud および算出された速度制御出力変化量ΔUf にした
がって前記左右側走行モータの最終出力量UR (t),U
L (t)を算出するので、左右走行モータの最終出力量に
したがってパルス幅変調PWM信号を左右モータ駆動部
に出力して、ロボットの目標地点までの走行を可能にで
きる。
【0016】
【実施例】以下、本発明による一実施例について、添付
図面に沿って詳述する。
【0017】図1に示すごとく、駆動手段10は、ロボ
ットの前後進および左右方への移動を制御するものであ
って、しかも、当該駆動手段10は、前記ロボットを右
側へ移動させるよう左側走行モータ12を駆動する左側
モータ駆動部11と、前記ロボット掃除機を左側へ移動
されるよう右側走行モータ14を駆動する右側モータ駆
動部13とから構成されている。
【0018】前記左側走行モータ12および右側走行モ
ータ14には、駆動輪(図示せず)がそれぞれ付着され
ている。
【0019】さらに、走行距離検出手段20は、前記駆
動手段10により移動されるロボットの走行距離を検出
するものであって、しかも、当該走行距離検出手段20
は前記左側走行モータ12の回転数に比例するパルス信
号を発生させて前記ロボットが右側へ移動した走行距離
を検出する左側エンコーダ21と、前記右側走行モータ
14の回転数に比例するパルス信号を発生して前記ロボ
ットが左側へ移動した走行距離を検出する右側エンコー
ダ22とから構成されている。
【0020】また、方向角検出手段30は、前記駆動手
段10により移動されるロボットの走行方向変化を検出
するよう前記ロボットの回転時に変化する電圧レベルに
したがって回転角速度を感知して前記ロボットの走行方
向変化を検出するジャイロセンサ等の方向角センサであ
る。
【0021】さらに、障害物感知手段40は、前記駆動
手段10により移動されるロボットの走行径路に存在す
る障害物の有無と障害物までの距離を感知するものであ
る。また、該障害物感知手段40は、前記ロボットの移
動する前面に超音波を発生し、その発生された超音波が
壁面等の障害物にぶつかって反射されてくる信号を受信
して前記ロボットの前面に位置された障害物を感知する
超音波センサ41と、該超音波センサ41が180°往
復スイングするようステップインモータ(図示せず)を
駆動するセンサ駆動部42とから構成されている。
【0022】また、制御手段50は、前記走行距離検出
手段20により検出された走行距離データおよび前記方
向角検出手段30により検出されて走行方向データを所
定時間間隔で入力されて前記ロボットの現在位置を演算
し、前記障害物感知手段40により感知された障害物に
対するデータが入力されて前記ロボットの前方と左右に
存在する障害物までの距離を演算し、その情報結果によ
り前記ロボットの走行径路および走行速度を制御するよ
うファジー推論を行うことにより、前記ロボットが正常
軌道から逸脱せずに、目標地点まで正確に走行するよう
制御する中央処理装置(CPU)である。
【0023】上述のごとく構成されたロボットの走行径
路および走行速度に関するファジー推論を図2を参照し
て説明する。
【0024】図2に示すごとく、前記走行距離検出手段
20により検出された走行距離データと前記方向角検出
手段30により検出された走行方向データとが所定時間
間隔で前記制御手段50に入力されると、該制御手段5
0の方向角演算部51は、入力された走行方向データに
したがってロボットの単位時間の間の角度変化を表す瞬
間方向角Δθを演算した後、その演算された瞬間方向角
Δθの結果にしたがって全体方向角を演算してロボット
の目標走行方向と現在方向との差を表す方向角誤差θe
を算出する。
【0025】この際、前記方向角演算部51により演算
された全体方向角は、ロボットの絶対位置を演算する前
記制御手段50の位置座標演算部53に入力される。前
記位置座標演算部53は、前記方向角演算部51により
演算された全体方向角および前記走行距離検出手段20
により検出されて所定時間間隔で走行距離が入力され
る。走行距離データが入力されると位置座標演算部53
は、ロボットの位置座標を演算してロボットが目標径路
から逸脱した垂直距離を表す位置誤差Pe を算出する。
【0026】前記方向角演算部51と位置座標演算部5
3により演算されたロボットの位置誤差Pe と方向角誤
差θe および瞬間方向角Δθの結果は、径路制御ファジ
ー推論部55に入力されて前記ロボットが目標地点まで
正確に走行するようロボットの走行径路を制御するファ
ジー推論を行うことにより、左右側走行モータ12,1
4の径路制御出力変化量ΔUd を算出する。
【0027】一方、前記走行距離検出手段20により検
出された走行距離データを所定時間間隔で前記制御手段
50にあらかじめ設定された基準速度と演算子59とで
比較してロボットの目標走行速度と現在速度との差を表
す速度誤差Ve を演算し、前記演算子59から演算され
た速度誤差Ve は、前記障害物感知手段40により感知
された障害物までの距離データdとともに、速度制御フ
ァジー推論部57に入力されて前記ロボットの目指す一
定速度で走行するようロボットの走行速度を制御する速
度制御出力変化量ΔUf を算出する。
【0028】前記径路制御ファジー推論部55および速
度制御ファジー推論部57から算出された径路制御出力
変化量ΔUd と走行モータの速度制御出力変化量ΔUf
は、下記式の(1) ,(2) に示した公式にしたがって前記
制御手段50に内蔵されている単位時間以前の左右側走
行モータ出力量UR (t-1),UL (t-1)とともに演算さ
れ、下記式のごとき最終出力量を算出する。
【0029】左側走行モータ12の出力量 UL (t)=UL (t-1)+ΔUd +ΔUf …(1) 右側走行モータ14の出力量 UR (t)=UR (t-1)−ΔUd +ΔUf …(2) この際、制御手段50では、上記において算出された左
右側走行モータ12,14の最終出力量(UR (t),U
L (t))にしたがってパルス幅の変調されたパルス幅変調
PWM信号を左右側モータ駆動部11,13に出力して
左右側走行モータ12,14を駆動させる。
【0030】以下に、前記径路制御ファジー推論部55
のファジー推論方式に対し図3ないし図9を参照して説
明する。
【0031】図3は、径路制御ファジー推論部55の入
力なる位置座標のメンバーシップ関数であって、しか
も、前記ロボットが目標径路から逸脱された垂直距離を
表す位置誤差Pe を示す入力メンバーシップ関数であ
る。
【0032】図3において、Zはロボットの走行位置が
‘正常軌道’に存在するのを表し、RBはロボットの走
行位置が正常軌道Zから‘右方向へ大にかたよる’のを
表し、RSはロボットの走行位置が正常軌道Zから‘右
方向へ小にかたよる’のを表し、LSはロボットの走行
位置が正常軌道Zから‘左方向へ小にかたよる’のを表
し、LBはロボットの走行位置が正常軌道Zから‘左方
向へ大にかたよる’のを表す。
【0033】図4は、径路制御ファジー推論部55の入
力なる方向角のメンバーシップ関数であって、しかも、
前記ロボットの目標走行方向と現在方向との差を表す方
向角誤差θe を示す入力メンバーシップ関数である。
【0034】図4において、Zはロボットの走行方向が
‘正常方向’に存在するのを表し、RBはロボットの走
行方向が正常方向Zから‘右方向へ大にかたよる’のを
表し、RSはロボットの走行方向が正常方向Zから‘右
方向へ小にかたよる’のを表し、LBはロボットの走行
方向が正常方向Zから‘左方向へ大にかたよる’のを表
し、LSはロボットの走行方向が正常方向Zから‘左方
向へ小にかたよる’のを表す。
【0035】図5は、径路制御ファジー推論部55の入
力なる瞬間方向角のメンバーシップ関数であって、しか
も、前記ロボットの単位時間の間の角度変化を表す瞬間
方向角Δθを示す入力メンバーシップ関数である。
【0036】図5において、Zはロボットの瞬間方向角
が‘正常方向’に存在するのを表し、RBはロボットの
瞬間方向角が正常方向Zから‘右方向へ大にかたよる’
のを表し、RSはロボットの瞬間方向角が正常方向Zか
ら‘右方向へ小にかたよる’のを表し、LBはロボット
の瞬間方向角が正常方向Zから‘左方向へ大にかたよ
る’のを表し、LSはロボットの瞬間方向角が正常方向
Zから‘左方向へ小にかたよる’のを表す。
【0037】すなわち、前記図5は、床面状態の突然の
変化に最大の影響を受けるロボットの瞬間方向角Δθを
径路制御ファジー推論部55の入力メンバーシップ関数
として用いてロボットの走行時に変化する床面状態にし
たがって適宜なるファジー推論を行うようにする。
【0038】図6は径路制御ファジー推論部55の入出
力関係を示す入出力規則作成表であり、図7(A) 〜(E)
は径路制御ファジー推論部55の方向角入力と位置座標
入力に対する出力ファジー関数を示す入出力規則表であ
る。
【0039】まず、図6に示すロボットの絶対位置に関
する瞬間方向角Δθが0のときには、前記方向角誤差θ
e と位置誤差Pe に対する入出力規則表を太線内のごと
く作成し、瞬間方向角ΔθがLSのときには左方向へ2
間、瞬間方向角ΔθがLBのときには左方向へ1間、瞬
間方向角ΔθがRSのときには右方向へ1間、瞬間方向
角がRBのときには右方向へ2間ずつ動作したそれぞれ
の方向角誤差θe と位置誤差Pe に対する別途の5×5
入出力規則表を作成する。
【0040】すなわち、瞬間方向角ΔθがLSのときに
は図7(A) 、瞬間方向角ΔθがLBのときには図7(B)
、瞬間方向角Δθが0のときには図7(C) 、瞬間方向
角ΔθがRSのときには図7(D) 、瞬間方向角ΔθがR
Bのときには図7(E) に示されたごとき、径路制御ファ
ジー推論部55の5×5入出力規則表が作成される。
【0041】上記において、瞬間方向角Δθの大きさに
したがって径路制御ファジー推論部55の入出力規則表
が作成されると、前記方向角誤差θe と位置誤差Pe の
メンバーシップ関数値に対応する位置に最小値を書きこ
む。
【0042】図8は、径路制御ファジー推論部55の方
向角入力と位置座標入力に対する実際入出力規則表を作
成する例であって、前記図7(A) 〜(E) に示す5群の入
出力規則表から入力メンバーシップ関数に該当する最小
値を書きこんで算出した離散形図表である。
【0043】図9は、径路制御ファジー推論による径路
制御出力変化量のメンバーシップ関数であって、Zは径
路制御出力変化量が‘出力不変’であることを表し、R
Bは‘右方向出力が大きく増加’、すなわち、前記左側
走行モータ12の出力を高めるのを表し、RSは‘右方
向の出力のやや増加’を表し、LSは‘左方向出力のや
や増加’を表し、LBは‘左方向出力の大きく増加’す
なわち、前記右側走行モータの出力を高めるのを表す。
【0044】前記径路制御出力変化量は、前記図3ない
し図8から求めてそれぞれの出力関数値からそれぞれの
出力関数値の構成する面積を算出し、これらの面積の重
量重心を算出して上記から算出した重量重心値を径路制
御出力変化量ΔUd として取る。
【0045】前記径路制御ファジー推論による径路制御
出力変化量ΔUd を算出する方式を詳述すれば、図3な
いし図5に示すグラフにより径路制御ファジー推論部5
5の入力なる位置誤差Pe と方向角誤差θe および瞬間
方向角Δθのメンバーシップ関数を求める。
【0046】上述のごとく、位置誤差Pe 、方向角誤差
θe および瞬間方向角Δθに対するメンバーシップ関数
値が求められると図7に示す前記位置誤差Pe 、方向角
誤差θe 、瞬間方向角Δθのそれぞれの関数に対応する
位置に3つの関数値のうちの最小値を書きこむ。
【0047】上記した方式により求められた関数値を図
7に示す125個の間にすべて書きこむと、図8に示す
径路制御ファジー推論部55の方向角誤差θe と位置誤
差Pe に対する実際の入出力規則表が完成される。
【0048】上述のように、径路制御ファジー推論部5
5の実際入出力規則表が完成されると、図7に示す5個
の出力群LS,LB,Z,RB,RSの関数値を求め
る。
【0049】前記出力関数値は、図8に示す5個の出力
群中の最大値を選択し、該選択された結果によりそれぞ
れのファジー変数に対する面積により求める。
【0050】上記の求められた面積から下記式(3) に示
す公式にしたがって重量重心値Wcを算出して、これを
径路制御出力変化量ΔUd として取る。
【0051】
【数1】 として径路制御出力変化量ΔUd を算出する。
【0052】次に、速度制御ファジー推論部57のファ
ジー推論方式について図10ないし図14を参照して説
明する。
【0053】図10は、速度制御ファジー推論部57の
入力なる速度誤差のメンバーシップ関数であって、しか
も、前記走行距離検出手段20により検出された走行距
離データを前記制御手段50にあらかじめ設定された基
準速度と比較して前記ロボットの目標走行速度と現在速
度との差に該当する速度誤差Ve を示す入力メンバーシ
ップ関数である。
【0054】図10において、Zはロボットの走行速度
が‘正常’なることを表し、VFはロボットの走行速度
が正常速度Zよりも迅速なるを表し、Fはロボットの走
行速度が正常速度Zで‘速い’のを表し、Sはロボット
の走行速度が正常速度で‘遅い’のを表し、VSはロボ
ットの走行速度が正常速度Zよりも‘遅延’なるを表
す。
【0055】図11は、速度制御ファジー推論部57の
入力なる障害物距離のメンバーシップ関数であって、し
かも、前記ロボットの走行前方に存在する障害物までの
距離dを示す入力メンバーシップ関数である。
【0056】図11において、Mはロボットの小が障害
物距離dが‘普通’なるを表し、Sはロボットの障害物
距離dが普通Sから‘近い’のを表し、Lはロボットの
障害物距離dが普通Sから‘遠い’のを表す。
【0057】図12は速度制御ファジー推論部57の速
度誤差Ve と障害物距離dに対する出力ファジー関数を
示す入出力規則表であり、図13は速度制御ファジー推
論部57の速度誤差Ve と障害物距離dに対する実際入
出力規則表作成例であって、前記図12に示された5群
の入出力規則表から入力メンバーシップ関数に該当する
最小値を記入して算出した離散形図表である。
【0058】図14は速度制御ファジー推論による速度
制御出力変化量のメンバーシップ関数であって、Zは速
度制御出力変化量が‘出力不変’なるを表し、DBは
‘出力大の減少’を表し、DSは‘出力のやや減少’を
表し、ISは‘出力のやや増加’を表し、IBは‘出力
の大きい増加’を表す。
【0059】前記速度制御出力変化量は、前記図10な
いし図11から求めたそれぞれの出力メンバーシップ関
数からそれぞれのメンバーシップ関数が構成する面積を
算出し、これらの面積の重量重心Wc を算出して、上記
から算出した重量中心値を速度制御出力変化量ΔUf と
して取る。
【0060】前記速度制御ファジー推論による速度制御
出力変化量ΔUf を算出する方式を詳述すれば、図10
ないし図11に示すグラフを踏まえて速度制御ファジー
推論部57の入力なる位置誤差Pe と障害物距離dのメ
ンバーシップ関数を求める。上記のごとく、速度誤差V
e と障害物距離dに対するメンバーシップ関数値が求め
られると、図12に示す前記速度誤差Ve と障害物距離
dの各関数に対応する位置に2つの関数値のうちの最小
値を書きこむ。
【0061】上記した方式により求められた関数値を図
12に示す25個の間にすべて書きこむと、図13に示
す速度制御ファジー推論部57の速度誤差Ve と障害物
距離dに対する実際の入出力規則表54が完成される。
【0062】上述のように、速度制御ファジー推論部5
7の実際の入出力規則表が完成されると、図13に示す
5個の出力群DB,DS,Z,IS,IBの関数値を求
める。
【0063】前記出力関数値は、図13に示す5個の出
力群中の最大値を選択し、該選択された結果によりそれ
ぞれのファジー変数に対する面積を求める。
【0064】上記の求められた面積から下記式(4) に示
す公式にしたがって重量重心Wc を算出して、これを速
度制御出力変化量ΔUf として取る。
【0065】
【数2】 上述のごとく求められた径路制御出力変化量ΔUd と速
度制御出力変化量ΔUf を前記式(1) ,(2) に示された
公式に代入して左側モータ出力量UL (t)と右側モータ
出力量UR (t)を算出すると前記制御手段50は、これ
をパルス幅変調PWMして前記算出された結果にしたが
って左右側走行モータ12,14の制御値を左側モータ
駆動部11と右側モータ駆動部13に出力する。
【0066】したがって、前記左側モータ駆動部11と
右側モータ駆動部13では前記制御手段50から出力さ
れるパルス制御信号が入力されて左側走行モータ12と
右側走行モータ14を駆動させることにより、ロボット
が所定の走行速度を保持しつつ目標地点まで正確に走行
できるようにする。
【0067】以下、上述のごとく構成されたロボットの
走行制御装置およびその制御方法の作用、効果について
述べる。
【0068】図15および図16は、本発明によるロボ
ットの走行制御動作順を示すフローチャートである。
【0069】図15および図16において、Sはステッ
プを表す。
【0070】まず、使用者がロボットの定位置に装着さ
れている動作スイッチをオンさせると、ステップS1で
は制御手段50(図外)から供給される駆動電圧を制御
手段50に入力されて前記ロボットを走行作業機能に適
合するよう初期化させつつ使用者の入力した作動命令に
したがって動作を開始する。
【0071】次いで、ステップS2では、前記制御手段
50から出力される制御信号を駆動手段10に入力され
て左側走行モータ12と右側走行モータ14を駆動させ
ることにより、ロボットが走行を開始する。
【0072】この際、左側エンコーダ21では前記左側
走行モータ12の駆動による左側駆動輪の回転数に比例
するパルス信号が生じて前記制御手段50に出力し、右
側エンコーダ22では前記右側走行モータ14の駆動に
よる右側駆動輪の回転数に比例するパルス信号を生じて
前記制御手段50に出力する。
【0073】したがって、前記制御手段50は、左右側
エンコーダ21,22から出力される回転数パルス信号
が入力されてロボットの移動した走行距離を算出する。
【0074】一方、方向角検出手段30は、前記左右側
走行モータ12,14の動力が印加されて回転する左右
側駆動輪の回転角速度を感知して、その感知された回転
角データを制御手段50に出力する。
【0075】これにより、前記制御手段50では、方向
角検出手段により感知された回転角データを時間に対し
て積分してロボットの走行方向変化を検出する。
【0076】そして、障害物感知手段40は、前記左右
側走行モータ12,14の駆動によるロボットの走行時
に前記ロボットの移動する前方を基準にして180°往
復回転しつつ超音波を放射し、その放射された超音波が
障害物にぶつかって反射されてくる信号を受信して前記
ロボットの走行径路に存在する障害物の有無、障害物ま
での距離を感知して制御手段50に出力する。
【0077】したがって、前記制御手段50は、前記走
行距離検出手段20により検出された走行距離データと
前記方向角検出手段30により検出された方向角データ
を所定時間間隔で入力される。
【0078】次いで、ステップS3では、前記方向角検
出手段30により検出された方向角データを制御手段5
0の方向角演算部51に入力されてロボットの走行する
床面の状態が突然変化するかを感知するようロボットの
単位時間の間、角度変化を表す瞬間方向角Δθを演算す
る。
【0079】さらに、ステップS4で前記方向角演算部
51は、前記ステップS3で演算された瞬間方向角Δθ
の結果によりロボットの走行方向変化を感知するよう全
体方向角を演算してロボットの目標走行方向と現在方向
との差を表す方向角誤差θeを演算する。
【0080】この際、ステップS5で位置座標演算部5
3は、前記方向角演算部51により演算された全体方向
角を前記走行距離検出手段20により検出されて所定時
間間隔で前記制御手段50に入力される走行距離データ
とともに入力されてロボットの位置座標を演算し、前記
ロボットが目標径路から逸脱した垂直距離を位置誤差P
e を演算する。
【0081】上記において、ロボットの位置誤差Pe と
方向角誤差θeおよび瞬間方向角Δθが演算されると、
ステップS6では前記演算された位置誤差Pe と方向角
誤差θeおよび瞬間方向角Δθのデータがロボットの径
路制御にかかわるファジー推論を行う径路制御ファジー
推論部55に入力されて位置座標と方向角および瞬間方
向角のメンバーシップ関数値を算出する。
【0082】まず、図3ないし図5に示すグラフを踏ま
えて径路制御ファジー推論部55の入力なる位置誤差P
e と方向角誤差θeおよび瞬間方向角Δθのメンバーシ
ップ関数を求める。
【0083】例えば、仮に、径路制御ファジー推論部5
5の入力なる位置誤差Pe =a(-14cm)、方向角誤差θ
e =b(-5c)、瞬間方向角Δθ=c(0.06c)としたら、
前記位置座標aに対するメンバーシップ関数値は、図3
に示すグラフを踏まえてRS(a)=0.4 、RS(a)=0.
6 であり、前記方向角bに対するメンバーシップ関数値
は、図4に示すグラフを踏まえてRS(b)=Z(b)=0.
5 であり、前記瞬間方向角cに対するメンバーシップ関
数値は、図5に示すグラフを踏まえてZ(c)=0.4 、L
S(c)=0.6 であり、そのほかの値はすべて0なるを算
出できる。
【0084】上記ステップS6において、位置座標a、
方向角b、瞬間方向角cに対するメンバーシップ関数値
が求められるとステップS7では、前記求められたメン
バーシップ関数値にしたがってロボットが目指す径路に
沿って走行するよう制御する左右側走行モータ12,1
4の径路制御出力変化量ΔUd を前記径路制御ファジー
推論部55から算出する。
【0085】まず、前記ステップS6から求められた入
力メンバーシップ関数値を図7に示す前記位置座標a、
方向角b、瞬間方向角cのそれぞれの関数値に対応する
位置に3つの関数値のうちの最小値を書きこむ。
【0086】すなわち、Z(c),RB(a),RS(b)に
は、min(0.4, 0.4, 0.5)=0.4 を記入し、LS(c),R
S(a),Z(b)には、min(0.6, 0.6, 0.5)=0.5 を書き
こむ。
【0087】上記した方式により求められた関数値を図
7に示す125個の間にすべて書きこむと、図8に示す
径路制御ファジー推論部55の方向角誤差θe と位置誤
差Pe に対する実際の入出力規則表が完成される。
【0088】上述のように、径路制御ファジー推論部5
5の実際の入出力規則表が完成されると、図7に示す5
個の出力群RB,RL,Z,LB,LSの関数値を求め
る。前記出力関数値は、それぞれの束のうちの最大値を
選択するのであるが、Po(Z)は図8(b) からmax(0,
0.5, 0, 0)=0.5 であり、Po(RS)は図8(b) 、(c)
からmax{max(0.4, 0.4, 0.5, 0, 0),max(0, 0.4, 0.
4, 0.4, 0, 0, 0)}=0.5 であり、Po(RB)は図8
(c) からmax(0.4, 0, 0)=0.4 であり、Po(LB)(L
S)=0となる。
【0089】すなわち、図8に示す5個の出力群中の最
大値を選択し、該選択された結果によりそれぞれのファ
ジー変数Po(RB)=0.4 から面積SPo(RB)=7.2
を求め、ファジー変数Po(Z)=0.5 から面積SPo
(Z)=7.5 を求め、ファジー変数Po(RS)=0.5 か
ら面積SPo(RS)=7.5 を求め、該面積から下記式
(3)に示す公式にしたがって重量重心Wc を算出して、
これを径路制御出力変化量ΔUd として取る。
【0090】
【数3】 として径路制御出力変化量ΔUd を算出する。
【0091】次いで、ステップS8では、前記走行距離
検出手段20により検出された走行距離データを所定時
間間隔で前記制御手段50に入力され、あらかじめ設定
された基準速度と演算子59を介して比較し、ロボット
の目標走行速度と現在速度との差を表す速度誤差Ve を
演算する。
【0092】さらに、ステップS9では、前記障害物感
知手段40により感知された障害物までの距離データを
前記制御手段50に入力されてロボットの前方の存在す
る障害物の有無および障害物までの距離に該当する障害
物距離dを算出する。
【0093】上述において、ロボットの速度誤差Ve と
障害物距離dとが算出されると、ステップS10では、
前記算出された速度誤差Ve と障害物距離dのデータが
ロボットの速度制御にかかわるファジー推論を行う速度
制御ファジー推論部57に入力されて速度誤差Ve と障
害物距離dのメンバーシップ関数値を算出する。
【0094】まず、図10ないし図11に示すグラフを
踏まえて速度制御ファジー推論部57の入力なる速度誤
差Ve と障害物距離dのメンバーシップ関数を求める。
【0095】例えば、仮に、速度制御ファジー推論部5
7の入力なる速度誤差Ve =e(6),障害物距離(d)=
f(14cm)としたら、前記速度誤差eに対するメンバー
シップ関数値は、図10に示すグラフを踏まえてS(e)
=0.8 ,VS(e)=0.2 であり、前記障害物距離fに対
するメンバーシップ関数値は、図11に示すグラフを踏
まえてS(f)=0.6 ,M(f)=0.4 であり、そのほかの
値はすべて0なるを算出できる。
【0096】上記ステップ10において、速度誤差e、
障害物距離fに対するメンバーシップ関数値が求められ
るとステップS11では、前記求められたメンバーシッ
プ関数値にしたがってロボットが目指す定速で走行する
よう制御する左右側走行モータ12,14の速度制御出
力変化量ΔUf を速度制御ファジー推論部57から算出
する。
【0097】まず、前記ステップS10から求められた
入力メンバーシップ関数値を図12に示す速度誤差e、
障害物距離fのそれぞれの関数値に対応する位置に2つ
の関数値のうちの最小値を書きこむ。
【0098】すなわち、s(e),s(f)にはmin(0.8,
0.6)=0.6 を書きこみ、VS(e),S(f)にはmin(0.2,
0.6)=0.2 を書きこむ。
【0099】上記した方式により求められた関数値を図
12に示す15個の間にすべて書きこむと、図13に示
す速度制御ファジー推論部57の速度誤差Ve と障害物
距離dに対する実際の入出力規則表が完成される。
【0100】上述のように、速度制御ファジー推論部5
7の実際の入出力規則表が完成されると、図14に示す
5個の出力群DB,DS,Z,IS,IBの関数値を求
める。
【0101】前記出力関数値は、それぞれの束のうちの
最大値を選択するのであるが、Vo(DS)は図13にお
いてはmax(0, 0, 0.6)=0.6 であり、Vo(Z)は図13
においてはmax(0, 0.4, 0.2)=0.4 であり、Vo(IS)
は図13においてはmax(0, 0.2)=0.2 であり、Vo(D
S)(LB)=0となる。
【0102】すなわち、前記図12に示す5個の出力群
中の最大値を選択する。
【0103】前記選択された結果にしたがってファジー
変数Vo(DS)=0.6 から面積SVo(DS)=8.4 を求
め、ファジー変数Vo(Z)=0.4 から面積SVo(Z)=
6.4を求め、ファジー変数Vo(IS)=0.2 から面積S
Vo(IS)=3.6 を求め、該面積から下記式(4) に示す
公式にしたがって重量重心Wc を算出して、これを速度
制御出力変化量ΔUf として取る。
【0104】
【数4】 として速度制御出力変化量ΔUf を算出する。
【0105】前記ステップS7およびステップS11か
ら左右側走行モータ12,14の径路制御出力変化量Δ
Ud と速度制御出力変化量ΔUf が算出されると、ステ
ップS12では前記制御手段50は、前記算出された径
路制御出力変化量ΔUd と速度制御出力変化量ΔUf を
単位時間以前の左右側走行モータ12,14の出力量
(その直前の左右側走行モータの出力量)に加減して左
右側走行モータ12,14の制御値なる最終駆動制御値
を算出する。
【0106】すなわち、前記算出された経路制御出力変
化量ΔUd および左右側走行モータ12,14の速度制
御出力変化量ΔUf は、単位時間以前の左右側走行モー
タ12,14の出力量と下記式(1) ,(2) に示す公式に
したがって演算されて左右側走行モータ12,14の最
終出力量を算出せしめる。
【0107】左側走行モータ出力量 UL (t)=UL (t-1)+ΔUd +ΔUf …(1) 右側走行モータ出力量 UR (t)=UR (t-1)−ΔUd +ΔUf …(2) 上述のごとく、左側走行モータ出力量UL (t)と、右側
走行モータ出力量UR(t)が算出されると、前記制御手
段50は前記算出された左側走行モータ出力量と右側走
行モータの出力量をパルス幅変調PWMして前記左右側
走行モータ12,14の制御値に該当するパルス幅変調
PWMを左側モータ駆動部11と右側モータ駆動部13
に出力する。
【0108】したがって、ステップS13では、前記制
御手段50から出力されるパルス幅変調PWM信号を前
記左側モータ駆動部11と右側モータ駆動部13に入力
されて左側走行モータ12と右側走行モータ14を駆動
させることにより、ロボットが所定の走行速度を保持し
つつ目標地点まで正確に走行できるようにする。
【0109】次いで、ステップS14では、前記ロボッ
トが走行を終了したかどうかを、前記制御手段50で判
別し、走行を終了していない場合(NOのとき)には、
前記ステップS2に復帰してステップS2以下の動作を
繰返し行い、走行を終了した場合(YESのとき)に
は、前記ロボットの走行動作を停止しつつ動作を終了す
る。
【0110】次に、ロボットの走行する床面状態の突然
の変化時にも、上記のごとき走行制御方式によりロボッ
トが目標径路に沿って正確に移動する実際の走行実験結
果について図17を参照して説明する。
【0111】図17(A) は、本発明によるロボットの走
行実験結果図であって、しかも、径路制御ファジー推論
部55の入力なる瞬間方向角Δθ、(単位時間中の角度
変化)を考慮した場合の実際走行結果図である。
【0112】図17(B) は、従来によるロボットの走行
実験結果図であって、しかも、径路制御ファジー推論部
55の入力なる瞬間方向角Δθを考慮しない場合の実際
走行結果図である。
【0113】まず、走行開始位置は、基準径路から30
cm逸脱された基準方向から右方向へ30°ずれるように
設定してロボットが基準径路を容易に接近するかを観察
する。
【0114】そして、毛長さ20mmの厚いカーペット上
を走行しはじめたロボットが走行開始後、略2mの地点
からかたい床面に移行したときの走行状態も観察した。
【0115】この際、ロボットの走行速度は20cm/sec
であり、サンプリング時間は20msecであり、それぞれ
の入力メンバーシップ関数等の媒介変数はすべてカーペ
ット上の走行に適合するように調整されている。
【0116】図17(A) は、ロボットが走行を開始して
基準径路への接近が良好で安定された走行状態を示し、
2m地点を経過して床面状態の突然の変化にも何ら影響
を受けずに、もとの基準径路に沿って目標地点まで正確
に移動する走行状態を確認することができる。
【0117】実際、床面状態の変化する2mの境界地点
でロボットは、略5cmほど基準径路から外れて再度基準
径路に戻り正常走行を行うことにより、床面のばらつき
状態の環境でのロボットの走行制御に適合するのを分り
うる。
【0118】ところで、図17(B) は、ロボットが走行
を開始して基準径路への接近は良好であり安定された走
行状態を示すが、2mの境界地点を経過して床面状態が
変化した以後には、ロボットがつづけてジグザグの走行
状態を示すことにより、目標地点まで安定に移動できな
いことを確認することができる。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明による
ロボットの走行制御装置によれば、方向角演算部により
演算された全体方向角および位置演算部により演算され
た位置座標が入力されて当該方向角演算部により算出さ
れた瞬間方向角の大きさにしたがってロボットの走行径
路を制御する左右側走行モータの径路制御出力変化量Δ
Ud を算出するファジー推論を行う。一方、走行距離検
出手段により検出された所定時間間隔の走行距離データ
を基準速度と比べてロボットの速度誤差を算出し、算出
された速度誤差および障害物感知手段により感知された
障害物までの距離が入力されてロボットの走行速度を制
御して左右側走行モータの速度制御出力変化量ΔUf を
算出するファジー推論を行う。そして、算出された径路
制御出力変化量ΔUd および速度制御ファジー推論部に
より算出された速度制御出力変化量ΔUf が入力されて
単位時間以前の左右側走行モータ出力量UL (t-1),U
R (t-1)に加減して左右側走行モータの最終出力量UR
(t),UL (t)を算出するので、床面状態の突然変化と
はかかわりなしに、一定なる走行速度を保持しつつ正常
軌道から逸脱せずに目標地点まで正確に走行できるとい
う優れた効果を有する。
【0120】第2の発明は、演算された全体方向角およ
び演算された位置座標が入力されて当該段階により算出
された瞬間方向角の大きさにしたがってロボットの走行
径路を制御するための左右側走行モータの径路制御出力
変化量ΔUd を算出するファジー推論を行う。一方、検
出された所定時間間隔の走行距離データを基準速度と比
較して前記ロボットの速度誤差を算出して、算出された
速度誤差および感知された障害物までの距離が入力され
てロボットの走行速度を制御するための前記左右側走行
モータの速度制御出力変化量ΔUf を算出するファジー
推論を行う。そして、算出された径路制御出力変化量Δ
Ud および算出された速度制御出力変化量ΔUf にした
がって前記左右側走行モータの最終出力量UR (t),U
L (t)を算出するので、床面状態の突然の変化とはかか
わりなしに、ロボットが所定の走行速度を保持しつつ目
標地点まで正確に走行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるロボットの走行制御装
置の制御ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例によるロボットの走行制御装
置のファジー推論にかかわる制御構成図である。
【図3】径路制御ファジー推論部の入力なる位置座標の
メンバーシップ関数である。
【図4】径路制御ファジー推論部の入力なる方向角のメ
ンバーシップ関数である。
【図5】径路制御ファジー推論部の入力なる瞬間方向角
のメンバーシップ関数である。
【図6】径路制御ファジー推論部の入出力関係を示す入
出力規則作成表である。
【図7】径路制御ファジー推論部の方向角入力と位置座
標入力に対する入出力規則表である。
【図8】径路制御ファジー推論部の実際入出力規則表作
成例である。
【図9】径路制御ファジー推論による径路制御出力変化
量のメンバーシップ関数である。
【図10】速度制御ファジー推論部の入力なる速度誤差
のメンバーシップ関数である。
【図11】速度制御ファジー推論部の入力なる障害物距
離のメンバーシップ関数である。
【図12】速度制御ファジー推論部の入出力規則表であ
る。
【図13】速度制御ファジー推論部の実際入出力規則表
作成例である。
【図14】速度制御ファジー推論による速度制御出力変
化量のメンバーシップ関数である。
【図15】本発明によるロボットの走行制御の動作順を
示すフローチャートである。
【図16】本発明によるロボットの走行制御の動作順を
示すフローチャートである。
【図17】(A) は本発明によるロボットの走行実験結果
図であり、(B) は従来によるロボットの走行実験結果図
である。
【符号の説明】
10 駆動手段 11 左側モータ駆動部 13 右側モータ駆動部 20 走行距離検出手段 21 左側エンコーダ 22 右側エンコーダ 30 方向角検出手段 40 障害物感知手段 41 超音波センサ 42 センサ駆動部 50 制御手段 51 方向角演算部 53 位置座標演算部 55 径路制御ファジー推論部 57 速度制御ファジー推論部 59 演算子

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 学習された径路を走行しつつ与えられた
    作業を行う自走式ロボットを移動させる駆動手段と、 前記駆動手段により移動される前記ロボットの所定時間
    間隔の走行距離を検出する走行距離検出手段と、 前記駆動手段により変化される前記ロボットの走行方向
    を検出する方向角検出手段と、 前記ロボットが走行する領域内の障害物の有無および障
    害物までの距離を感知する障害物感知手段と、 前記方向角検出手段により検出された方向角データが入
    力されてロボットの単位時間当たりの角度変化を示す瞬
    間方向角および方向角誤差を算出して全体方向角を演算
    する方向角演算部と、 前記方向角演算部により演算された全体方向角および前
    記走行距離検出手段により検出された所定時間間隔の走
    行距離データが入力されてロボットの位置誤差を算出し
    て位置座標を演算する位置演算部と、 前記方向角演算部により演算された全体方向角および前
    記位置演算部により演算された位置座標が入力されて当
    該方向角演算部により算出された瞬間方向角の大きさに
    したがってロボットの走行径路を制御する左右側走行モ
    ータの径路制御出力変化量ΔUd を算出するファジー推
    論を行う径路制御ファジー推論部と、 前記走行距離検出手段により検出された所定時間間隔の
    走行距離データを基準速度と比べてロボットの速度誤差
    を算出する速度誤差演算子と、 前記速度誤差演算子により算出された速度誤差および前
    記障害物感知手段により感知された障害物までの距離が
    入力されてロボットの走行速度を制御する前記左右側走
    行モータの速度制御出力変化量ΔUf を算出するファジ
    ー推論を行う速度制御ファジー推論部と、 前記径路制御ファジー推論部により算出された径路制御
    出力変化量ΔUd および速度制御ファジー推論部により
    算出された速度制御出力変化量ΔUf が入力されて単位
    時間以前の左右側走行モータ出力量UL (t-1),UR (t
    -1)に加減して左右側走行モータの最終出力量UR
    (t),UL (t)を算出する演算子と、 から構成されることを特徴とするロボットの走行制御装
    置。
  2. 【請求項2】 学習された径路を走行しつつ与えられた
    作業を行う自走式ロボットを移動させる段階と、 前記段階により移動される前記ロボットの所定時間間隔
    の走行距離を検出する段階と、 前記段階により変化される前記ロボットの走行方向を検
    出する段階と、 前記ロボットが走行する領域内の障害物の有無および障
    害物までの距離を感知する段階と、 前記段階により検出された方向角データが入力されてロ
    ボットの単位時間当たりの角度変化を示す瞬間方向角お
    よび方向角誤差を算出して全体方向角を演算する段階
    と、 前記段階により演算された全体方向角および前記段階に
    より検出された所定時間間隔の走行距離データが入力さ
    れてロボットの位置誤差を算出して位置座標を演算する
    段階と、 前記段階から演算された全体方向角および前記段階によ
    り演算された位置座標が入力されて当該段階により算出
    された瞬間方向角の大きさにしたがってロボットの走行
    径路を制御する左右側走行モータの径路制御出力変化量
    ΔUd を算出するファジー推論を行う段階と、 前記段階により検出された所定時間間隔の走行距離デー
    タを基準速度と比較して前記ロボットの速度誤差を算出
    する段階と、 前記段階から算出された速度誤差および前記段階により
    感知された障害物までの距離が入力されてロボットの走
    行速度を制御する前記左右側走行モータの速度制御出力
    変化量ΔUf を算出するファジー推論を行う段階と、 前記段階から算出された径路制御出力変化量ΔUd およ
    び前記段階から算出された速度制御出力変化量ΔUf に
    したがって前記左右側走行モータの最終出力量UR
    (t),UL (t)を算出する段階とからなることを特徴と
    するロボットの走行制御方法。
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