JP2706091B2 - 画像処理方法及び画像処理システム - Google Patents

画像処理方法及び画像処理システム

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JP2706091B2
JP2706091B2 JP63142210A JP14221088A JP2706091B2 JP 2706091 B2 JP2706091 B2 JP 2706091B2 JP 63142210 A JP63142210 A JP 63142210A JP 14221088 A JP14221088 A JP 14221088A JP 2706091 B2 JP2706091 B2 JP 2706091B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、氏名等のIDデータが記録されたIDカードを
作成するための画像処理方法及び画像処理システムに関
する。
(発明の背景) いわゆるIDカード(Identification Card)の中でも
特に公文書的色彩の強い各種免許証は、偽造防止のため
に銀塩写真感光材料上に文字(氏名,生年月日,住所,
免許証番号等)と画像(顔写真等)を記録する形態をと
るものが多い。
(1)具体的な作成方法は、以下の通りである。
本人の免許データ(氏名,生年月日,住所,免許証番
号など)を撮影カード上に記録する。この時、氏名等名
人に必要な文字については、予め書き込んでおく。個人
用の文字は手書きでも良いが、いわゆるドットプリンタ
で記録する。
撮影カードをIDカード作成用カメラにセットして、本
人の顔を撮影する。文字情報と顔画像とを同時に、銀塩
写真感光材料上に記録する。
この時、地紋等を記録した透明フィルムをカメラにセ
ットしておけば、カード上に地紋等が記録され、偽造防
止に有効である。
このようにしてデータが記録された銀塩写真感光材料
を現像後、適当なサイズに切断して、ラミネート加工を
施して、免許証が完成する。
(2)次に、ドットプリンタでの個人用のデータの文字
情報を記録する方法について述べる。通常この様な免許
証は、免許資格を得た時点で作成されるが、免許資格の
見直しが必要であったり、住所などが変わることも多い
ことから、数年に一回毎に更新される。そして、その都
度新しい免許証が発行される。ここでは免許更新の作業
を例にとって説明する。
更新申請者は,住所,氏名,免許番号などを記入した
更新申請書を提出する。
免許交付者は、これまでに使っていた免許証及び更新
申請書の記載事項や添字写真によって本人かどうかを確
認し、ホストコンピュータの入力端末から免許証番号を
入力する。
更新申請書には、その一部に免許証と同一サイズ,同
一様式の欄が印刷されており、撮影カードを兼ねてい
る。この更新申請書を、ホストンコンピュータの出力端
末であるドットプリンタにセットすると、ホストコンピ
ュータから住所,氏名,免許番号などのデータが出力さ
れ、更新申請書の撮影欄に記録される。
このとき、住所氏名等に変更がある場合には、免許交
付者が入力端末によって、ホストコンピュータの記憶内
容を修正し、修正されたデータがドットプリンタによっ
て撮影欄に記録される。
通常、氏名等は漢字,仮名を使って記録されるが、JI
S第1水準,第2水準漢字に含まれていない漢字を使用
している場合もある。ところが、一般にコンピュータに
登録されている漢字はJIS第1水準,第2水準漢字まで
である。従って、JIS第1水準,第2水準以外の漢字は
コンピュータで扱うことができないため、“*”と入力
され、プリンタには空白が出力される。この結果、この
空白を手書きで補う必要がある(このような文字を欠字
という)。
また、この欠字を形が似ている他の文字で代用するこ
ともある。
このようにしてデータが記録された撮影カードを更新
申請者がチェックし、間違いがなければ、前記(1)
と同様に撮影を実行する。若し、間違いがあったり、手
書き時に書き損じ若しくは汚損した場合は、再度修正し
プリンタで出力する。
(発明が解決しようとする課題) 以上説明した方法によっては、以下に述べる問題点が
ある。
第1の問題点として、免許証を短時間で交付すること
は出来ない。これは、ホストコンピュータに記憶された
データを一度申請書を兼ねた撮影カードにデータを出力
し、これを写真的に撮影している。
この為、プリントアウトという工程と撮影という工程
に分かれるので、時間がかかる。また、撮影カードにプ
リントアウトされた内容に間違いがあったときは、その
カードは廃棄し、ホストコンピュータの入力端末で修正
し、もう一度プリントアウトしなければならない。更
に、欠字を手書きで補うとき書き損じると、プリントア
ウトをやり直さなければならない。そして、プリントア
ウトから顔写真撮影の間に申請者が撮影カードを汚した
り折り曲げたりした場合、プリントアウトからやり直さ
なければならない。
そして、欠字を手書きで補う必要があるため、全ての
処理を自動化することができない。
また、欠字の他の文字で代用する方法は、あまり好ま
しいことではない。
本発明は上記した問題点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、IDカードを交付する際に、IDカ
ード作成者が欠字を手書きで補う必要のない画像処理方
法及び画像処理システムを実現することにある。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決する本発明の画像処理方法は、氏名等
のIDデータが記録されたIDカードを作成するための画像
処理方法であって、作成しようとするIDカード上に記録
すべきIDデータに関する手書き文字を読み取り、この手
書き文字のイメージデータを外字フォントデータとして
格納し、作成しようとするIDカード上に記録すべきIDデ
ータの中に、欠字が含まれていることを検出すると、ID
データ中の欠字部分の文字については、前記外字フォン
トデータを用いて文字イメージデータを作成し、得られ
た文字イメージデータをIDカード上に記録することを特
徴とするものである。
又、本発明の画像処理システムは、氏名等のIDデータ
が記録されたIDカードを作成するための画像処理システ
ムであって、作成しようとするIDカード上に記録すべき
IDデータに関する手書き文字を読み取り、この手書き文
字のイメージデータを外字フォントデータとして記憶手
段に格納する読み取り手段と、作成しようとするIDカー
ド上に記録すべきIDデータの中に、欠字が含まれている
ことを検出する欠字検出手段と、この欠字検出手段によ
ってIDデータの中に欠字が含まれていることが検出され
た場合、IDデータ中の欠字部分の文字については、前記
記憶手段内の外字フォントデータを用いて文字イメージ
データを作成する画像処理手段と、この画像処理手段が
作成した文字イメージデータをIDカード上に記録する記
録手段とを有することを特徴とするものである。
(作用) 本発明の画像処理方法及び画像処理システムでは、ま
ず、作成しようとするIDカード上に記録すべきIDデータ
に関する手書き文字を読み取り、この手書き文字のイメ
ージデータを外字フォントデータとして格納する。次
に、作成しようとするIDカード上に記録すべきIDデータ
の中に、欠字が含まれているかどうかを調べ、欠字が含
まれていることを検出すると、IDデータ中の欠字部分の
文字については、上記外字フォントデータを用いて文字
イメージデータを作成し、得られた文字イメージデータ
をIDカード上に記録する。
(実施例) 以下図面を参照して、本発明の実施例(本発明の画像
処理方法を実現するシステム及び本発明の画像処理シス
テムに共通の実施例)を詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。ここでは、免許証を作成する場合について説明す
る。この図において、1は免許証作成若しくは更新申請
者(以下申請者という)の顔を撮影し、顔画像データを
作成するテレビカメラ、2は顔画像データと後述する各
種免許データを合成してIDカード作成用のイメージデー
タを出力する画像処理回路、3はイメージデータをプリ
ントすることによりIDカードを作成するカラーレーザプ
リンタである。このカラーレーザプリンタは異なる3波
長のレーザ光を画像信号に応じてそれぞれ変調し、回転
ミラーを使って、銀塩カラー写真感光材料上に走査,露
光するものである。4はシステム全体の動作を制御する
ためのコントローラ、5は旧免許証の免許証番号を光学
的に読み取るOCR装置である。尚、免許証に免許証番号
と対応するバーコードが記録されているときは、バーコ
ードリーダが用いられる。6は免許証の申請書を読み取
るスキャナ、7は免許データを格納しておくための光デ
ィスク装置、8はスキャナ6で読み取られたフォトデー
タを記憶しておくための外字フォントメモリである。こ
の光ディスク装置および外字フォントメモリはこれらの
データを記録する際に、OCR装置で読み取られた免許証
番号によって一括して管理している。9は免許データを
管理するためのホストコンピュータである。このホスト
コンピュータ9が免許データの基本台帳となる。
以下、本実施例の動作について免許更新の場合につい
て説明する。
先ず、申請者が申請書に必要事項を記入する。この申
請書には申請者が申請時に記入する事項として、住所,
氏名,本籍地,生年月日,住所氏名変更の有無,新旧住
所,新旧氏名の事項を記載するようにする。そして、顔
写真が貼られるべき領域や印紙を貼る領域がある。
この後、オペレータが申請書をスキャナ6にセットし
て、スキャナ6に申請書を読みこませる。このとき、免
許証番号はOCR認識される。このように申請者本人の手
書きによる免許証番号をOCR入力すると、誤認が発生し
やすい。そこで、旧免許証に記載されている免許証番号
をOCR装置5で読み取ることも可能である。更に、旧免
許証の免許証番号を読取り、予め、申請書にバーコード
として記入しておくことも考えられる。
また、申請書に記載された氏名は、2値イメージとし
て1文字ずつ分解され、外字フォントメモリ8に記憶さ
れる。免許証に出力される文字の大きさは4mm×4mmであ
るが、この大きさで申請書を記載するのは困難である。
そこで、申請書の氏名記入欄は1文字あたり8mm×8mmに
しておく。出力のカラーレーザプリンタの密度が16ドッ
ト/mmであれば、氏名の読み取りは8ドット/mmでよいこ
とになる。すなわち、プリンタに出力密度がpドット/m
m,スキャナの読み取り密度をsドット/mとしたとき、手
書き文字の大きさは出力サイズのp/s倍(縦横とも)と
しておけばよい。また、拡大,縮小処理をコントローラ
4内で行うことも考えられる。そして、申請書の文字の
枠は、システムが文字の切り出しをしやすいように、1
文字ごとに分けておく。
スキャナ6の動作中に、オレータは申請者をカメラ1
で撮影する。
免許番号によって光ディスク装置7に格納されている
データベースをアクセスし、免許データ(住所,氏名
等)をコントローラ4内に取り込む。この免許データが
画像処理回路2上でフォント展開され、免許証のフォー
マットに合わせてカメラ1からの顔画像と電気的に合成
され、カラーレーザプリンタ3にイメージデータとして
出力される。このイメージデータがプリントされて免許
証が作成される。
このとき、コントローラ4は氏名コードに欠字“*”
が含まれている場合は、この“*”に代えて、先に登録
した外字フォントメモリ内の該当文字を割り当てて出力
する。この結果、従来の欠字に相当する部分には、申請
書に記載された文字が自動的に挿入されることになる。
このようにして、欠字を手書きすることなく、免許証
を作成することができる。
第2図は本発明の他の実施例の構成を示す構成図であ
る。前述の第1図と同一物には同一番号を付し説明は省
略する。
10はサーマルヘッドを駆動するためのプリンタコント
ローラ、11はプリンタコントローラ10により駆動されて
感熱紙上に免許データを感熱記録するカーマルヘッド、
12は免許データが記録される感熱紙、13は免許証の項目
等が記入された透明板、14は免許申請者の顔を後述する
光学合成部に導くための撮影レンズ、15は感熱紙12に記
載された免許データ,透明板13の免許項目と撮影レンズ
14を介して導かれた顔画像とを光学的に合成する光学合
成部、16は光学合成部15で合成された光学像を写真感光
材料上に露光記録する撮影部、17は顔画像を光ディスク
にファイリングするためのテレビカメラ、20は撮影部と
プリンタ部とろ有する合成画像撮影装置である。
この装置では、光ディスク装置7から読出され、コン
トローラ4でフォント展開された免許データは、一旦感
熱紙12に記録される。ここでコントローラ4は、氏名コ
ードに欠字“*”が含まれている場合は、この“*”に
代えて、先に登録した外字フォントメモリ内の該当文字
を出力する。この感熱紙12上の免許データと透明板13に
記録された免許証の項目と、更に、レンズ14を介して人
物の顔画像とが光学合成部15で光学的に合成され、撮影
部16で写真感光材料上に撮影される。この結果、従来の
欠字に相当する部分には、申請書に記載された文字が自
動的に挿入されることになる。
このようにして、欠字を手書きすることなく、迅速に
免許証を作成することができる。
すなわち、従来の写真撮影による免許証と同等以上の
品質の免許証が極短時間で作成できる。
なお、鮮明な顔データを保持する場合は、テレビカメ
ラ17により顔画像を得て、スキャナにより読取った申請
書のデータとの対応がとれるように、コード等を付して
光ディスク装置7にファイリングすれば良い。このテレ
ビカメラ17の位置は、図示例に限らず、反射鏡としてハ
ーフミラーを用いその後方に設けても良い。
以上の実施例においては、欠字が氏名に発生する場合
について説明したが、氏名以外の部分に欠字が発生した
場合でも同様に外字フォントメモリ8のフォントを読み
出すよう構成しておくことはもちろんである。
以上、本実施例では免許証を例にして説明してきた
が、これに限定されるものではなく、各種のIDカード等
の作成,更新に適用できることは言うまでもない。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明では、作成しよう
とするIDカード上に記録すべきIDデータに関する手書き
文字を読み取り、この手書き文字イメージデータを外字
フォントデータとして格納し、作成しようとするIDカー
ド上に記録すべきIDデータの中に、欠字が含まれている
ことを検出すると、IDデータ中の欠字部分の文字につい
ては、前記外字フォントデータを用いて文字イメージデ
ータを作成し、得られた文字イメージデータをIDカード
上に記録している。即ち、IDカードの交付の際には、申
請書等が存在することに着目し、この申請書等に記載さ
れている手書き文字を読み取って、これをそのままIDカ
ード上の欠字部分に記録するようにし、正確且つ効率的
な欠字の記録を実現している。
よって、本発明によれば、IDカードを交付する際に、
IDカード作成者が欠字を手書きで補う必要のない画像処
理方法及び画像処理システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、第
2図は本発明の他の実施例の構成を示す構成図である。 1……テレビカメラ、2……画像処理回路 3……カラーレーザプリンタ 4……コントローラ、5……OCR装置 6……スキャナ、7……光ディスク装置 8……外字フォントメモリ 9……ホストコンピュータ 10……プリンタコントローラ 11……サーマルヘッド、12……感熱紙 13……透明板、14……撮影レンズ 15……光学合成部、16……撮影部 17……テレビカメラ 20……合成画像撮影装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】氏名等のIDデータが記録されたIDカードを
    作成するための画像処理方法であって、 作成しようとするIDカード上に記録すべきIDデータに関
    する手書き文字を読み取り、この手書き文字のイメージ
    データを外字フォントデータとして格納し、 作成しようとするIDカード上に記録すべきIDデータの中
    に、欠字が含まれていることを検出すると、IDデータ中
    の欠字部分の文字については、前記外字フォントデータ
    を用いて文字イメージデータを作成し、 得られた文字イメージデータをIDカード上に記録する ことを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】氏名等のIDデータが記録されたIDカードを
    作成するための画像処理システムであって、 作成しようとするIDカード上に記録すべきIDデータに関
    する手書き文字を読み取り、この手書き文字のイメージ
    データを外字フォントデータとして記憶手段に格納する
    読み取り手段と、 作成しようとするIDカード上に記録すべきIDデータの中
    に、欠字が含まれていることを検出する欠字検出手段
    と、 この欠字検出手段によってIDデータの中に欠字が含まれ
    ていることが検出された場合、IDデータ中の欠字部分の
    文字については、前記記憶手段内の外字フォントデータ
    を用いて文字イメージデータを作成する画像処理手段
    と、 この画像処理手段が作成した文字イメージデータをIDカ
    ード上に記録する記録手段と を有することを特徴とする画像処理システム。
JP63142210A 1988-06-08 1988-06-08 画像処理方法及び画像処理システム Expired - Lifetime JP2706091B2 (ja)

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JP3348960B2 (ja) * 1994-03-30 2002-11-20 株式会社東芝 証明カード作成装置および証明カード作成方法
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JPH021353A (ja) 1990-01-05

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