JP2706086B2

JP2706086B2 - 文字認識装置

Info

Publication number: JP2706086B2
Application number: JP63087127A
Authority: JP
Inventors: 一孝松枝
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1988-04-11
Filing date: 1988-04-11
Publication date: 1998-01-28
Anticipated expiration: 2013-01-28
Also published as: JPH01259472A

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は文字認識装置に関し、例えばデータ通信に用
いられる情報を記録する文字認識シートよりの画像デー
タに基づいて文字の認識を行う文字認識装置に関するも
のである。

［従来の技術］従来、この種の装置においては、文字認識シートとし
てOCR（光学式文字読取装置）シートを用いており、こ
のOCRシートの読取画像はフアクシミリ等の外部の通信
処理装置から受信している。

通常、文字認識装置の受信した画像データは一旦、メ
モリに蓄積されると、所定の文字認識方法により一ペー
ジ単位で処理されており、認識結果においては記録紙に
印字することにより行つている。

ここで、従来の文字認識装置が受信した画像データの
処理の流れを第５図を用いて説明する。

従来においては、不図示のフアクシミリが読み取つた
OCRシートの画像データは回線34を介して通信制御部30
で受信されると、すべて画像メモリ31に蓄積される。そ
して画像データは文字認識部32に読み込まれ、順次に文
字として認識される。認識された結果は出力部33におい
て行われ、特に記録紙への印刷がある。また通常はオペ
レータが不図示のキー操作を行うことにより、OCRシー
トの画像データを１ページ毎に文字認識処理を行つてい
る。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、従来例においては、文字認識処理を行
う場合にオペレータの一回の操作に対して、１ページ分
の画像データしか文字認識を行えず、受信したOCRシー
トのページ数が多ければ多いほどオペレータの操作を面
倒にすることは勿論、処理も非効率的に時間がかかつて
しまう問題点がある。

従つて、本発明は上述従来例の問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、遠隔地より受
信した文字認識シートによる画像データをオペレータに
とつて負担をかけることなく、すべてのページに渡つて
文字認識を行い、処理の効率化を図る文字認識装置を提
供する点にある。

［課題を解決するための手段］上述した問題点を解決し、目的を達成するため、本発
明に係わる文字認識装置は記録面に少なくとも後続ペー
ジの有無を示す判定マーク領域を有する文字認識シート
よりの画像データを入力する入力手段と、入力した１シ
ート分の画像データより文字認識シートの判定マーク領
域を検出する検出手段と、該検出手段の検出結果に基づ
いて後続ページの有無を判定する判定手段と、該判定手
段の判定結果に基づいて後続ページの文字認識をするか
否かを決定する決定手段とを備えることを特徴とする。

［作用］以上の構成によれば、文字認識シートの記録面に後続
ページの有無を示す判定マーク領域を有したことで、入
力手段は文字認識シートよりの画像データを入力し、検
出手段は１シート分の画像データよりの文字認識シート
の判定マーク領域を検出し、この検出結果に基づいて判
定手段は後続ページの有無を判定する。そして決定手段
は上記の判定結果に基づいて後続ページの文字認識をす
るか否かを決定する。

［実施例］以下添付図面を参照して、本発明に係る好適な実施例
について詳細に説明する。

第１図は本実施例の文字認識装置の構成を示す概略ブ
ロツク図、第２図は本実施例の文字認識シートを示す概
略上面図、第３図は第２図に示すＥ−Ｅ′部分の拡大図
である。

まず、本実施例のOCRシートについて説明する。第２
図において、100は本実施例に用いる文字認識装置を示
すOCRシートであり、図示面が文字を書き込んで記録す
る記録面である。101及び101′は主走査方向での文字の
記録開始位置及び記録終了位置を示す文字の書込み指示
マークであり、画像データの傾きを検出するためにも用
いている。102は一文字分の書込み位置を示す位置決め
マークであり、この位置決めマーク102の右下に文字の
書込みエリアがある。103はOCRシートであることを示す
OCRシート識別マーク、104は文字情報を書込んで記録す
るデータ領域である。

また、第２図のＥ−Ｅ′領域について第３図を用いて
説明する。第２図のＥ−Ｅ′領域はOCRシート識別マー
ク103と同じ主走査方向での文字の書込み欄には後続ペ
ージの有無を示すマークが印刷されており、第３図にお
いて、105は後続ページ有りの記入欄を示す白抜きの後
続ページ有無マーク、106は後続ページ無しの記入欄を
示す白抜きの後続ページ有無マークであり、どちらもマ
ークも白抜くされた部分を塗り潰すことによつて有無の
どちから一方を表示する。

次に、本実施例の文字認識装置について説明する。第
１図において、１は本実施例の文字認識装置であり、外
部の図示されないフアクシミリと回線20を介してOCRシ
ートによる画像データを受信し、この画像データに基づ
いて文字の認識を行つている。２は装置全体を制御する
CPU、３は制御プログラム、エラー処理プログラム、後
述の第４図（ａ），（ｂ）示すフローチヤートに従つて
処理を行うプログラム等を格納したROMである。４は各
種プログラムのワークエリア及びエラー処理時の一次退
避エリアとして用いるRAMである。

そして、５は後述の通信制御部13で受信した画像デー
タを格納したり、後述の文字認識部８で文字認識された
文字コードを記憶する画像メモリ、６は画像メモリ５に
格納された画像データから後述するOCRシート識別マー
クを検出し、一般原稿と識別するOCRシート識別部であ
る。７受信した画像データから文字を認識するための文
字パターンを記憶している文字パターン記憶部、８は文
字パターン記憶部７に記憶されている文字パターンに基
づいて画像メモリ５に格納されているOCRシートによる
画像データから文字を認識する文字認識部である。

また、９はOCRシートにおいて後続ページ有無マーク1
05,106が印刷されている部分を読み込んで後続ページの
有無を検出するマーク検出部、10は本装置を制御する信
号を入力するため各種キーを備えたキーボード部、11は
文字認識部で認識された文字やオペレータの操作手順等
を表示する表示部である。12は文字認識部８で認識され
た文字を記録紙に印刷したり、通常の一般原稿による画
像を記録紙に印刷したりする出力部である。

そして、13は回線20を介して接続される外部のフアク
シミリ等とデータ通信を行うときの通信制御を行う通信
制御部、14はアドレス、データ、各種制御信号を伝送す
るシステムバスである。

次に、上述の如く構成された本実施例の文字認識装置
１の文字認識方法について第４図（ａ），（ｂ）を用い
て説明する。

第４図（ａ），（ｂ）は本実施例の文字認識処理の手
順を示すフローチヤートである。

まず、外部のフアクシミリ等から回線20を介して着呼
があると、データ受信を開始し、受信した画像データを
すべて画像メモリ５に格納する（ステツプS1〜ステツプ
S3）。そして画像メモリ５に格納されている画像データ
から前述したOCRシート識別マーク103の検出を行い、こ
のマークが検出できない場合には、一般原稿による画像
データとして出力部12で記録紙に印刷し、またマークを
検出できた場合には、OCRシートによる画像データとし
て処理を行う（ステツプS4）。

そこで、画像メモリ５に格納されている画像データよ
り、OCRシート100のデータ領域104に該当する部分を位
置決めマーク102に基づいて一文字ずつ読み出し、文字
認識部８において文字パターン記憶部７に記憶されてい
る文字パターンと比較しながら１ページ分の文字を認識
する。この認識結果においては画像メモリ５の画像デー
タの格納領域とは別の領域に順次に格納する（ステツプ
S5〜ステツプS7）。

このようにして１ページ分の文字認識が終了すると、
このページにおいて後続ページ有無マーク105,106に該
当する部分を読み出し、後続ページ有りを示す後続ペー
ジ有無マーク105が塗り潰されていると判定した場合に
は、後続する次ページ有りとし、次のページの文字認識
を行うことを決定してステツプS5に戻り、次のページに
該当する画像データを画像メモリ５から読み出して前述
と同様に文字の認識を行う。またステツプS8の処理の結
果、後続ページ無しを示す後続ページ有無マーク106が
塗り潰されていると判定した場合には、画像メモリ５に
格納されている認識結果を出力部12において記録紙に印
刷する（ステツプS10）。

以上の説明により本実施例によれば、OCRシートに後
続ページの有無を記録させることで、文字認識装置は文
字の認識を行う場合に後続ページの有無を容易に認識す
る共に、オペレータの操作を簡略化させ且つ処理時間の
短縮化を実現できる。

さて、本実施例においては第１の変形例から第３の変
形例までの３つの変形例を有している。

まず、第１の変形例として、第４図（ａ），（ｂ）に
よるフローチヤートにおいて、文字認識処理（ステツプ
S5〜ステツプS7）の部分への処理の移行を自動的に行つ
ているが、例えば上記文字認識処理の部分へはキーボー
ド部10の１回のキー操作により移行しても良く、この場
合においてはオペレータは１回のキー操作によりすべて
のページに渡つて文字の認識を行わせることができる。

また、第２の変形例によれば、後続ページ有無マーク
105及び106の両方が塗り潰されている等の塗り潰しの判
定が行えない場合には、後続ページ無しと判定して文字
の認識処理を終了しても良く、また逆に次のページの画
像データを読み込ませ、実際に後続ページの有無を検出
させても良い。

さらに、第３の変形例によれば、後続ページ有無マー
クに代わつて総ページ数を書込ませても良く、この場合
には、総ページ数をRAM4等のメモリに格納し、この総ペ
ージ数に基づいて全ページ分の文字認識が終了するまで
上記文字認識処理を繰り返すようにすれば良い。また後
続ページ有無マークに代つて総ページ数と現在認識中の
ページ数とを共存させも良い。

また、本実施例及び変形例も含めて、上述の説明では
文字認識シートにOCRシートを用いたが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、例えばマークシートを用い
ても良く、この場合にはマークシートによるマーク情報
を認識できるOMR（光学式マーク読取装置）を文字認識
装置とすれば良い。

［発明の効果］以上の説明により本発明によれば、文字認識シートに
後続ページの有無を記録させることで、文字の認識を行
う場合に後続ページの有無を容易に認識する共に、オペ
レータの操作を簡略化させ且つ処理時間の短縮化を実現
した文字認識装置を提供してくれる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例の文字認識装置の構成を示す概略ブロ
ツク図、第２図は本実施例の文字認識シートを示す概略上面図、第３図は第２図に示すＥ−Ｅ′部分の拡大図、第４図（ａ），（ｂ）は本実施例の文字認識処理の手順
を示すフローチヤート、第５図は従来の文字認識装置による処理の流れを示す概
略ブロツク図である。図中、１……文字認識装置,2……CPU、３……ROM、４…
…RAM、５……画像メモリ、６……OCRシート識別部、７
……文字パターン記憶部、８……文字認識部、９……マ
ーク検出部、10……キーボード部、11……表示部、12…
…出力部、13……通信制御部、14……システムバス、20
……回線、100……OCRシート、101,101′……書込み指
示マーク、102……位置決めマーク、103……OCRシート
識別マーク、104……データ領域、105,106……後続ペー
ジ有無マークである。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】記録面に少なくとも後続ページの有無を示
す判定マーク領域を有する文字認識シートよりの画像デ
ータを入力する入力手段と、入力した１シート分の画像
データより文字認識シートの判定マーク領域を検出する
検出手段と、該検出手段の検出結果に基づいて後続ペー
ジの有無を判定する判定手段と、該判定手段の判定結果
に基づいて後続ページの文字認識をするか否かを決定す
る決定手段とを備えることを特徴とする文字認識装置。