JP2705775B2 - 車輌用膝部衝撃吸収装置 - Google Patents
車輌用膝部衝撃吸収装置Info
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- JP2705775B2 JP2705775B2 JP62152034A JP15203487A JP2705775B2 JP 2705775 B2 JP2705775 B2 JP 2705775B2 JP 62152034 A JP62152034 A JP 62152034A JP 15203487 A JP15203487 A JP 15203487A JP 2705775 B2 JP2705775 B2 JP 2705775B2
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/04—Padded linings for the vehicle interior ; Energy absorbing structures associated with padded or non-padded linings
- B60R21/045—Padded linings for the vehicle interior ; Energy absorbing structures associated with padded or non-padded linings associated with the instrument panel or dashboard
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、車輌の衝突時に搭乗者の膝部に当接し、衝
突による衝撃を緩和する車輌用膝部衝撃吸収装置に関す
る。 〈従来の技術〉 近年、車輌衝突時に搭乗者を衝突の衝撃から保護する
べく種々の装置が開発されている。例えば、車輌に搭乗
することにより自動的にシートベルトが装着される所謂
パッシブベルトや、前方衝突時に気体を充満した袋をハ
ンドル部分より膨出させ搭乗者の2次衝突を防止する所
謂エアバッグ装置等が提案されている。 また、これらの装置と併用して搭乗者の膝部が車室イ
ンストルメントパネル下部に衝突し負傷することを回避
するために、車室インストルメントパネル下部の膝部に
対向する位置に、塑性変形により衝突時の衝撃を吸収す
るような金属板からなる衝撃吸収装置が提案されてい
る。 しかるに、この衝撃吸収装置に膝部が当接すると、該
装置が徐々に塑性変形し、衝撃を吸収していくようにな
っているが、膝部近傍を車室上方から見た第5図に示さ
れているように、左右方向に変形量の差が生じることに
より、場合によっては衝撃吸収装置21が膝部15近傍のみ
で局部的に変形する等、変形態様が不安定となり、効率
良く衝撃力が吸収され難い問題があった。 実公昭53−39945号には、方形筒状及び円筒状の2つ
の金属板を用い、効率良く衝撃力を吸収する膝部の衝撃
吸収装置が開示されている。しかるに、前記した衝撃吸
収装置の変形態様が不安定となることにより衝撃力吸収
の効率が低下する問題は必ずしも解消されない。 〈発明が解決しようとする問題点〉 このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目
的は、車輌前方衝突時に搭乗者の膝部と当接し安定して
衝撃力を吸収し得る車輌用膝部衝撃吸収装置を提供する
ことにある。 〈問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、車室インストル
メントパネル下部の搭乗者の膝部に対向する位置に設け
られ、車輌前方からの衝撃時に前記膝部に当接して塑性
変形することにより衝撃力を吸収する車輌用膝部衝撃吸
収装置であって、塑性変形による衝撃吸収を行うべく、
幅方向に連続する一体的な横置きの半円筒形状をなす衝
撃吸収部と、衝撃を前記衝撃吸収部の幅方向全体に拡散
伝達するべく、前記衝撃吸収部の膝対向位置に幅方向に
延在する一体的な方形筒状をなし、前記衝撃吸収部より
も高い剛性を有する衝撃拡散伝達部とから構成されるこ
とを特徴とする衝撃吸収装置を提供することにより達成
される。 〈作用〉 このようにすれば、衝撃力が衝撃拡散伝達部により衝
撃吸収部に安定して略均一に拡散伝達され、しかも幅方
向に連続する一体的な形状をなす衝撃吸収部全体でこの
衝撃力が効率的に吸収される。 〈実施例〉 以下に本発明に基づく特定の実施例について添付の図
面を参照して詳細に説明する。 第1図〜第3図は本発明に基づく車輌用膝部衝撃吸収
装置を示しており、衝撃吸収部としてのニーボルスタ1
と、このニーボルスタ1の後記する半円筒部3に於ける
図示されない搭乗者膝部との対向面に、搭乗者膝部から
ニーボルスタ1へ衝撃を伝達するための衝撃拡散伝達部
として設けられたロードスプレッダ2とからなる。 ニーボルスタ1は、幅方向に連続する一体的な形状を
なし、実際に衝撃を吸収するための半円筒部3と、当該
膝部衝撃吸収装置を車室のインストルメントパネル下部
に取付けるための概ね平板状の上端部4及び下端部5と
を有している。上端部4及び下端部5は、半円筒部3か
ら略直角即ち略鉛直方向に互いに離反する方向に折曲さ
れている。 上端部4は、その端縁部がロードスプレッダ2側と相
反する側に折曲されている。また、上端部4には車体に
固着するための孔7が左右に一対開設され、この孔7に
隣接して、ロードスプレッダ2側と相反する側に切り起
こされた切り起こし部8が一対設けられている。上端部
4の端縁部から半円筒部3の中間部にかけては、切欠部
9が設けられており、この切欠部9の端縁部には断面が
U字状をなすエッジカバー9aが包着されている。 下端部5は、その端縁部がロードスプレッダ2側と相
反する側に折曲されている。また、下端部5の中間部に
は、断面がL字状をなす補強部材6が固着され、ロード
スプレッダ2が塑性変形する際に下端部5が変形しない
ようにしている。この補強部材6及び下端部5の中間部
には該部材及び部分を貫通するように車体へ固着するた
めの孔が複数開設されている。 半円筒部3の両側端部には該半円筒部の内側に向けて
折曲されたフランジ部10及び11が形成されており、その
端縁部にはエッジカバー9aと同様のエッジカバー10a及
び11aが包着されている。また、半円筒部3の上面中間
部及び第2図に於ける右端部には、凹部3a及び3bが設け
られ、ロードスプレッダ2に対向する面には凹部3cが設
けられている。この凹部3a、3b、3c、切欠部9、フラン
ジ部10、11等によりニーボルスタ1が好適に塑性変形し
搭乗者の膝部15に対する荷重が調節される。 第1図を正面より見た第2図及び第3図に示されてい
るように、幅方向に延在し、概ね方形筒状をなすロード
スプレッダ2のニーボルスタ1に対向する下板部2bには
一対のボルト孔が開設されていると共に上部板2aには、
このボルト孔よりも大径な一対の孔12が開設されてい
る。第3図に示されているように、孔12からボルト14を
ボルト孔に挿入し、半円筒3の内側に固着された溶接ナ
ット13に螺着することによりニーボルスタ1にロードス
プレッダ2を固着している。 車室上方から膝部15近傍を見た模式的な斜視図である
第4図に示されているように、衝突時、搭乗者の膝部15
がロードスプレッダ2に当接するとニーボルスタ1の半
円筒部3が塑性変形し衝撃を吸収する。ここで、第5図
に示されたような従来の衝撃吸収装置では、搭乗員の膝
部の移動量とその膝部に加わる荷重との関係を示す第6
図のグラフに示された破線Aのように、衝撃吸収材の左
右方向に変形量の差が生じることにより局部的に変形
し、衝撃吸収材の有効な剛性が高まり膝部に加わる荷重
が急激に増大することが考えられるが、本発明によれ
ば、膝部15からの衝撃力はニーボルスタ1よりも剛性の
高いロードスプレッダ2により分散されてニーボルスタ
1に伝達され、更にニーボルスタ1が幅方向に連続する
一体的な形状をなすことにより該ニーボルスタ1が全体
的に変形して衝撃を吸収することから、第6図の実線B
に示されているように、ニーボルスタ即ち衝撃吸収材の
左右方向に変形量の差が生じず、膝部に加わる荷重が好
適に飽和し効率良く衝撃が吸収される。 尚、本実施例では膝部の衝撃吸収装置をインストルメ
ントパネル下部にインストルメントパネルのロアカバー
と別体として、車室内に露出するように設けたが、この
ロアカバーを膝部の衝撃吸収装置として兼用するように
形成して良い。また、本実施例ではロードスプレッダを
搭乗者の膝部に直接当接するようにしていたが、ロード
スプレッダをニーボルスタの内側に設けても同様の効果
が得られることは云うまでもない。 〈発明の効果〉 このように、本発明によれば、衝撃時、搭乗者の膝部
と衝当した際に、比較的高剛性の幅方向に延在する衝撃
拡散伝達部により車輌前方からの衝撃力を幅方向に均一
に分散させつつ衝撃吸収部に伝達することにより、衝撃
吸収部の変形を安定ならしめることができ、更に幅方向
に連続する一体的な形状をなす衝撃吸収部により、その
全体で衝撃吸収力が効率良くしかも安定して吸収され、
搭乗者の膝部に対する負担が減少され好適に搭乗者を保
護することが可能となるため、その効果は極めて大であ
る。
突による衝撃を緩和する車輌用膝部衝撃吸収装置に関す
る。 〈従来の技術〉 近年、車輌衝突時に搭乗者を衝突の衝撃から保護する
べく種々の装置が開発されている。例えば、車輌に搭乗
することにより自動的にシートベルトが装着される所謂
パッシブベルトや、前方衝突時に気体を充満した袋をハ
ンドル部分より膨出させ搭乗者の2次衝突を防止する所
謂エアバッグ装置等が提案されている。 また、これらの装置と併用して搭乗者の膝部が車室イ
ンストルメントパネル下部に衝突し負傷することを回避
するために、車室インストルメントパネル下部の膝部に
対向する位置に、塑性変形により衝突時の衝撃を吸収す
るような金属板からなる衝撃吸収装置が提案されてい
る。 しかるに、この衝撃吸収装置に膝部が当接すると、該
装置が徐々に塑性変形し、衝撃を吸収していくようにな
っているが、膝部近傍を車室上方から見た第5図に示さ
れているように、左右方向に変形量の差が生じることに
より、場合によっては衝撃吸収装置21が膝部15近傍のみ
で局部的に変形する等、変形態様が不安定となり、効率
良く衝撃力が吸収され難い問題があった。 実公昭53−39945号には、方形筒状及び円筒状の2つ
の金属板を用い、効率良く衝撃力を吸収する膝部の衝撃
吸収装置が開示されている。しかるに、前記した衝撃吸
収装置の変形態様が不安定となることにより衝撃力吸収
の効率が低下する問題は必ずしも解消されない。 〈発明が解決しようとする問題点〉 このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目
的は、車輌前方衝突時に搭乗者の膝部と当接し安定して
衝撃力を吸収し得る車輌用膝部衝撃吸収装置を提供する
ことにある。 〈問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、車室インストル
メントパネル下部の搭乗者の膝部に対向する位置に設け
られ、車輌前方からの衝撃時に前記膝部に当接して塑性
変形することにより衝撃力を吸収する車輌用膝部衝撃吸
収装置であって、塑性変形による衝撃吸収を行うべく、
幅方向に連続する一体的な横置きの半円筒形状をなす衝
撃吸収部と、衝撃を前記衝撃吸収部の幅方向全体に拡散
伝達するべく、前記衝撃吸収部の膝対向位置に幅方向に
延在する一体的な方形筒状をなし、前記衝撃吸収部より
も高い剛性を有する衝撃拡散伝達部とから構成されるこ
とを特徴とする衝撃吸収装置を提供することにより達成
される。 〈作用〉 このようにすれば、衝撃力が衝撃拡散伝達部により衝
撃吸収部に安定して略均一に拡散伝達され、しかも幅方
向に連続する一体的な形状をなす衝撃吸収部全体でこの
衝撃力が効率的に吸収される。 〈実施例〉 以下に本発明に基づく特定の実施例について添付の図
面を参照して詳細に説明する。 第1図〜第3図は本発明に基づく車輌用膝部衝撃吸収
装置を示しており、衝撃吸収部としてのニーボルスタ1
と、このニーボルスタ1の後記する半円筒部3に於ける
図示されない搭乗者膝部との対向面に、搭乗者膝部から
ニーボルスタ1へ衝撃を伝達するための衝撃拡散伝達部
として設けられたロードスプレッダ2とからなる。 ニーボルスタ1は、幅方向に連続する一体的な形状を
なし、実際に衝撃を吸収するための半円筒部3と、当該
膝部衝撃吸収装置を車室のインストルメントパネル下部
に取付けるための概ね平板状の上端部4及び下端部5と
を有している。上端部4及び下端部5は、半円筒部3か
ら略直角即ち略鉛直方向に互いに離反する方向に折曲さ
れている。 上端部4は、その端縁部がロードスプレッダ2側と相
反する側に折曲されている。また、上端部4には車体に
固着するための孔7が左右に一対開設され、この孔7に
隣接して、ロードスプレッダ2側と相反する側に切り起
こされた切り起こし部8が一対設けられている。上端部
4の端縁部から半円筒部3の中間部にかけては、切欠部
9が設けられており、この切欠部9の端縁部には断面が
U字状をなすエッジカバー9aが包着されている。 下端部5は、その端縁部がロードスプレッダ2側と相
反する側に折曲されている。また、下端部5の中間部に
は、断面がL字状をなす補強部材6が固着され、ロード
スプレッダ2が塑性変形する際に下端部5が変形しない
ようにしている。この補強部材6及び下端部5の中間部
には該部材及び部分を貫通するように車体へ固着するた
めの孔が複数開設されている。 半円筒部3の両側端部には該半円筒部の内側に向けて
折曲されたフランジ部10及び11が形成されており、その
端縁部にはエッジカバー9aと同様のエッジカバー10a及
び11aが包着されている。また、半円筒部3の上面中間
部及び第2図に於ける右端部には、凹部3a及び3bが設け
られ、ロードスプレッダ2に対向する面には凹部3cが設
けられている。この凹部3a、3b、3c、切欠部9、フラン
ジ部10、11等によりニーボルスタ1が好適に塑性変形し
搭乗者の膝部15に対する荷重が調節される。 第1図を正面より見た第2図及び第3図に示されてい
るように、幅方向に延在し、概ね方形筒状をなすロード
スプレッダ2のニーボルスタ1に対向する下板部2bには
一対のボルト孔が開設されていると共に上部板2aには、
このボルト孔よりも大径な一対の孔12が開設されてい
る。第3図に示されているように、孔12からボルト14を
ボルト孔に挿入し、半円筒3の内側に固着された溶接ナ
ット13に螺着することによりニーボルスタ1にロードス
プレッダ2を固着している。 車室上方から膝部15近傍を見た模式的な斜視図である
第4図に示されているように、衝突時、搭乗者の膝部15
がロードスプレッダ2に当接するとニーボルスタ1の半
円筒部3が塑性変形し衝撃を吸収する。ここで、第5図
に示されたような従来の衝撃吸収装置では、搭乗員の膝
部の移動量とその膝部に加わる荷重との関係を示す第6
図のグラフに示された破線Aのように、衝撃吸収材の左
右方向に変形量の差が生じることにより局部的に変形
し、衝撃吸収材の有効な剛性が高まり膝部に加わる荷重
が急激に増大することが考えられるが、本発明によれ
ば、膝部15からの衝撃力はニーボルスタ1よりも剛性の
高いロードスプレッダ2により分散されてニーボルスタ
1に伝達され、更にニーボルスタ1が幅方向に連続する
一体的な形状をなすことにより該ニーボルスタ1が全体
的に変形して衝撃を吸収することから、第6図の実線B
に示されているように、ニーボルスタ即ち衝撃吸収材の
左右方向に変形量の差が生じず、膝部に加わる荷重が好
適に飽和し効率良く衝撃が吸収される。 尚、本実施例では膝部の衝撃吸収装置をインストルメ
ントパネル下部にインストルメントパネルのロアカバー
と別体として、車室内に露出するように設けたが、この
ロアカバーを膝部の衝撃吸収装置として兼用するように
形成して良い。また、本実施例ではロードスプレッダを
搭乗者の膝部に直接当接するようにしていたが、ロード
スプレッダをニーボルスタの内側に設けても同様の効果
が得られることは云うまでもない。 〈発明の効果〉 このように、本発明によれば、衝撃時、搭乗者の膝部
と衝当した際に、比較的高剛性の幅方向に延在する衝撃
拡散伝達部により車輌前方からの衝撃力を幅方向に均一
に分散させつつ衝撃吸収部に伝達することにより、衝撃
吸収部の変形を安定ならしめることができ、更に幅方向
に連続する一体的な形状をなす衝撃吸収部により、その
全体で衝撃吸収力が効率良くしかも安定して吸収され、
搭乗者の膝部に対する負担が減少され好適に搭乗者を保
護することが可能となるため、その効果は極めて大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に基づく車輌用膝部衝撃吸収装置を示す
斜視図である。 第2図は第1図を正面から見た図である。 第3図は第2図をIII−III線より見た側断面図である。 第4図は本発明に基づく車輌用膝部衝撃吸収装置の作動
を示す説明図である。 第5図は従来の車輌用膝部衝撃吸収装置の作動を示す第
4図に対応する図である。 第6図は搭乗員膝部の移動量と膝部への荷重との関係を
示すグラフである。 1……ニーボルスタ、2……ロードスプレッダ 2a……下板部分、2b……上板部分 3……半円筒部、3a、3b、3c……凹部 4……上端部、5……下端部 6……補強部材、7……孔 8……切り起こし部、9……切欠部 9a……エッジカバー、10,11……フランジ部 10a、11a……エッジカバー 12……孔、13……溶接ナット 14……ボルト、15……膝部 21……衝撃吸収装置
斜視図である。 第2図は第1図を正面から見た図である。 第3図は第2図をIII−III線より見た側断面図である。 第4図は本発明に基づく車輌用膝部衝撃吸収装置の作動
を示す説明図である。 第5図は従来の車輌用膝部衝撃吸収装置の作動を示す第
4図に対応する図である。 第6図は搭乗員膝部の移動量と膝部への荷重との関係を
示すグラフである。 1……ニーボルスタ、2……ロードスプレッダ 2a……下板部分、2b……上板部分 3……半円筒部、3a、3b、3c……凹部 4……上端部、5……下端部 6……補強部材、7……孔 8……切り起こし部、9……切欠部 9a……エッジカバー、10,11……フランジ部 10a、11a……エッジカバー 12……孔、13……溶接ナット 14……ボルト、15……膝部 21……衝撃吸収装置
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 児島 隆司
和光市中央1丁目4番1号 株式会社本
田技術研究所内
(56)参考文献 実開 昭52−43234(JP,U)
実開 昭57−47554(JP,U)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.車室インストルメントパネル下部の搭乗者の膝部に
対向する位置に設けられ、車輌前方からの衝撃時に前記
膝部に当接して塑性変形することにより衝撃力を吸収す
る車輌用膝部衝撃吸収装置であって、 塑性変形による衝撃吸収を行うべく、幅方向に連続する
一体的な横置きの半円筒形状をなす衝撃吸収部と、 衝撃を前記衝撃吸収部の幅方向全体に拡散伝達するべ
く、前記衝撃吸収部の膝対向位置に幅方向に延在する一
体的な方形筒状をなし、前記衝撃吸収部よりも高い剛性
を有する衝撃拡散伝達部とから構成されることを特徴と
する衝撃吸収装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62152034A JP2705775B2 (ja) | 1987-06-18 | 1987-06-18 | 車輌用膝部衝撃吸収装置 |
US07/207,829 US4893834A (en) | 1987-06-18 | 1988-06-17 | Automotive knee bolster |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62152034A JP2705775B2 (ja) | 1987-06-18 | 1987-06-18 | 車輌用膝部衝撃吸収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63315347A JPS63315347A (ja) | 1988-12-23 |
JP2705775B2 true JP2705775B2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=15531608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62152034A Expired - Fee Related JP2705775B2 (ja) | 1987-06-18 | 1987-06-18 | 車輌用膝部衝撃吸収装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4893834A (ja) |
JP (1) | JP2705775B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Publication number | Publication date |
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