JP2705212B2 - 通信機用キャビネットの冷却構造 - Google Patents

通信機用キャビネットの冷却構造

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【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 通信機器の中継器を収容するための屋外設置用キャビ
ネットの冷却構造に関し、 キャビネット内部の空気の対流を促進でき、またキャ
ビネット内部の熱を水平通気路に効果的に発散できる、
冷却能力の優れたキャビネット冷却構造を提供すること
を目的とし、 通信機の屋外設置用キャビネットの天井部分に形成し
たキャビネットを水平方向に横断する通風用の水平通気
路と、水平通気路に外気を通風せしめる通風手段と、水
平通気路とキャビネット内部とを仕切る仕切り部材とを
有し、キャビネット内部に垂直に延びる通信機取付け用
ラックを備えた通信機用キャビネットの冷却構造におい
て、上記仕切り部材は水平通気路の外気流れ方向に沿い
所定角度垂直方向に傾斜する傾斜仕切り部を有し、該傾
斜仕切り部にはこれに沿って延びるフィンを水平通気路
とキャビネット内部とに有する放熱媒材が貫設され、上
記通信機取付け用ラックには下端がキャビネット下部に
開放し上端が上記仕切り部材を貫通して水平通気路に臨
む導管が付設されるよう構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、通信機の屋外設置用キャビネットの天井部
分に形成したキャビネットを水平方向に横断する通風用
の水平通気路と、水平通気路に外気を通風せしめる通風
手段と、水平通気路とキャビネット内部とを仕切る仕切
り部材とを有し、キャビネット内部に垂直に延びる通信
機取付け用ラックを備えた通信機用キャビネットの冷却
構造に関する。
〔従来の技術〕
キャビネット内部に垂直に延びる通信機取付け用ラッ
クを備える一般的なキャビネットに通信機器、例えば中
継器を収容して屋外に設置する場合、過酷な雨、風、あ
るいは雪等に晒され、また厳しい温度変化を被ることか
ら、キャビネットを密封構造にすることが考えられる。
しかしながら、全体を覆ってしまうと放熱性が極端に悪
化し、特に夏期等にあっては内部機器の作動の信頼性を
維持することが困難となる。
このため、内部機器が直接雨等に晒され得ないような
密封構造とし、且つ他方では熱を外部に逃がし得る通気
路を備えたような開放構造とする、というような一見相
反する2つの要求を同時に満足する全天候型のキャビネ
ット冷却構造が望まれる。
このようなキャビネット冷却構造として、キャビネッ
トの天井部分に形成したキャビネットを水平方向に横断
する通風用の水平通気路と、水平通気路に外気を通風せ
しめる通風手段と、水平通気路とキャビネット内部とを
仕切る仕切り部材とを有する構造が考えられる。すなわ
ち、天井部分に形成した水平通気路によりキャビネット
内部の熱が仕切り部材を介して外部に放出でき、他方キ
ャビネット内部はこの仕切り部材により水平通気路から
隔離されるためにキャビネット内部が雨、風等に晒され
ることもない。加えて、水平通気路がエアーカーテン的
な機能を果たしキャビネット内部が太陽に直接照らされ
ず、このため過度の温度上昇を防止できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるに、このような効率的な冷却構造をもってして
もより過酷な使用環境状態等に鑑みるとなお不充分であ
り、さらに改良・改善する余地がある。すなわち、キャ
ビネット内部は雨等に晒されないよういずれにしても密
封状態にしなければならないため、内部空気の対流を促
進して熱交換・熱移動を積極的に進め、内部の電子部品
等を熱害から保護する必要がある。また、キャビネット
内部の熱は仕切り部材を介して水平通気路内の外気に拡
散されるため、キャビネット内部から仕切り部材への熱
の伝達、及び仕切り部材から水平通気路内の空気への熱
の発散をより効果的に行うことができる構造にすること
が必要となる。さらに、仕切り部材によりキャビネット
内部への侵入を阻止された雨等のその後の処理につい
て、すなわちこのまま雨等を放置しておくと内部が著し
く汚れあるいは錆発生等の要因となり好ましくないため
これらを適切に処理する必要がある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために本発明によれば、通信機の
屋外設置用キャビネットの天井部分に形成したキャビネ
ットを水平方向に横断する通風用の水平通気路と、水平
通気路に外気を通風せしめる通風手段と、水平通気路と
キャビネット内部とを仕切る仕切り部材とを有し、キャ
ビネット内部に垂直に延びる通信機取付け用ラックを備
えた通信機用キャビネットの冷却構造において、上記仕
切り部材は水平通気路の外気流れ方向に沿い所定角度垂
直方向に傾斜する傾斜仕切り部を有し、該傾斜仕切り部
にはこれに沿って延びるフィンを水平通気路とキャビネ
ット内部とに有する放熱媒材が貫設され、上記通信機取
付け用ラックには下端がキャビネット下部に開放し上端
が上記仕切り部材を貫通して水平通気路に臨む導管が付
設されることを構成上の特徴とする。
〔作 用〕
水平通気路の外気流れ方向に沿い所定角度垂直方向に
傾斜する傾斜仕切り部にはこれに沿って延びるフィンを
水平通気路とキャビネット内部とに有する放熱媒材が貫
設されるため、キャビネット内部にあっては内部の温か
い空気が上昇してフィンにより熱を奪われながら傾斜す
る傾斜仕切り部に沿って流れ、これらの空気が滞ること
なく流れる結果、内部の空気の対流が促進される。水平
通気路にあってはフィンに沿って外気が流れるためキャ
ビネット内部からの熱の発散が増大する。また、ラック
に付設した導管に空気が流れることになり、これによっ
てもキャビネット内部の熱が奪われる。さらに、この導
管を介して水平通気路内の雨水等が排出される。
〔実施例〕
以下、図示実施例に基づき本発明を説明する。
第1図乃至第3図は本発明に係る通信機用キャビネッ
トの冷却構造の一実施例を示し、第1図はドア(図示せ
ず)を取り払って内部が見えるようにしたキャビネット
全体の正面図、第2図は傾斜仕切り部に貫設された放熱
媒材(フィン)の要部破断斜視図、第3図は第2図のII
I−III線に沿い矢印方向から見た横断面図である。
第1図を参照するに、通信機の屋外設置用キャビネッ
ト1の天井部分にはキャビネット1を水平方向に横断す
るように通風用の水平通気路2が形成される。この水平
通気路2の両端にはそれぞれ冷却ファン(通風手段)3
が設けられ、これにより一端側から外気が強制的に引き
込まれ、矢印方向に水平通気路2内を通り抜けて他端側
から流出せしめられる。
水平通気路2と通信機器が搭載されるキャビネット内
部4とは、仕切り板(仕切り部材)5を介して相互に仕
切られ、水平通気路2内を流れる外気に含まれる水分や
塵・埃等がキャビネット内部4に侵入できないようにな
っている。キャビネット内部4には垂直方向に延びる通
信機取付け用ラック6が設けられ、ここに通信機器7が
取付けられる。
以上の構成に加えて本実施例のキャビネット構造にあ
っては次の特徴を有する。すなわち、仕切り板5は水平
通気路2の外気流れ方向に沿い所定角度垂直方向に傾斜
する傾斜仕切り部5a,5bを有する。そしてこれらの傾斜
仕切り部5a,5bには放熱フィン(放熱媒材)8が貫設さ
れている。なお、キャビネット1は中央を境に左右対称
構造を有し、本実施例の作用・効果等を説明する上で特
に支障ないので以下の説明は一方の側(左側)の構造に
ついてのみ行うこととする。
ここで、仕切り板5の傾斜仕切り部5aに貫設された放
熱フィン8が斜視的に良好に示される第2図を参照する
に、放熱フィン8は傾斜仕切り部5aに固着されるフラン
ジ部8aと、上方側へ林立する多数(図では4つ)の平板
状フィン8bと、下方側へ同様に林立する多数(図では4
つ)の平板状のフィン8cとにより一体的に形成される。
これらのフィン8b,8cは傾斜仕切り部5aに沿い外気流れ
方向に延びると共に、フィン8bは水平通気路2内に延在
し、フィン8cは傾斜仕切り部5aの開口5a′を貫通してキ
ャビネット内部6に延在する。
さらに、上述した通信機取付け用ラック6にはその下
端がキャビネット下部のスカート部に開放し、その上端
が仕切り部5(又は傾斜仕切り部5a)を貫通して水平通
気路2に臨む中空の角パイプ(導管)が取付けられる。
この角パイプは通信機器7からの熱が伝わり易いように
例えばメッキ仕上げのみで無塗装の状態で用いられるこ
とが好ましい。
以上の構成により、キャビネット内部4にあっては通
信機器7から発生する熱によって温められた高温の空気
が上方側に上昇し、フィン8cの間の通路8c′(第3図)
に沿ってより高い傾斜仕切り部5a側に流れる(第1図矢
印A)。このとき、この空気はフィン8cにより次第に熱
を奪われ、最終的に下方側に下降する(同矢印B)。こ
の空気の対流は搭載された通信機器の電子部品等の温度
上昇を防止する上で極めて重要であり、本構造のように
キャビネット内部4の天井を構成する仕切り板5(傾斜
仕切り部5a)に傾斜を持たせているために、空気が滞る
ことなくスムーズに流れ易く、このため対流を促進でき
る結果、キャビネット内部4を効果的に冷却できる。
また、水平通気路2内にあっては、傾斜仕切り部5aに
沿い外気流れ方向に延びるフィン8bの間の通路8b′(第
3図)に沿って外気が流れるため、放熱フィン8を介し
てのキャビネット内部4からの熱の発散が良好に行われ
ることになる。
さらに、水平通気路2内を外気が流れことにより、水
平通気路2に臨む角パイプ11の上端部近傍に負圧が生
じ、このためこの角パイプ11内を下から上に空気が流れ
る。従って通信機器7からの熱をラック6そして角パイ
プ11を介して水平通気路2内に拡散できる。また、この
角パイプ11は水抜きあるいは雨桶のような機能を果た
し、水平通気路2内に滞まる可能性のある雨水等をこれ
に介してキャビネット外部(スカート部10)に排出する
ことができる。
〔発明の効果〕
以上の如く本発明によれば、キャビネット内部が雨等
に晒されることなく内部空気の対流を促進し、また水平
通気路にキャビネット内部の熱を効果的に発散でき、内
部に搭載する通信機器に対する冷却能力を実質的に向上
させることが可能となる。これにより実装効率の向上や
機器の小型化等も図れる。
また、水平通気内に入り込む雨水等を適切に処理で
き、実用価値が大となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る通信機用キャビネットの冷却構造
の一実施例の全体正面図、 第2図は傾斜仕切り部に貫設された放熱フィンの要部破
断斜視図、 第3図は第2図のIII−III線に沿い矢印方向から見た横
断面図である。 1……キャビネット、2……水平通気路、 3……冷却フィン、4……キャビネット内部、 5……仕切り部材、 5a,5b……傾斜仕切り部、 6……通信機取付け用ラック、 8……放熱フィン、8b,8c……フィン、 11……導管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 直哉 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−201099(JP,A) 実開 昭57−163796(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信機の屋外設置用キャビネット(1)の
    天井部分に形成したキャビネット(1)を水平方向に横
    断する通風用の水平通気路(2)と、水平通気路(2)
    に外気を通風せしめる通風手段(3)と、水平通気路
    (2)とキャビネット内部(4)とを仕切る仕切り部材
    (5)とを有し、キャビネット内部(4)に垂直に延び
    る通信機取付け用ラック(6)を備えた通信機用キャビ
    ネットの冷却構造において、上記仕切り部材(5)は水
    平通気路(2)の外気流れ方向に沿い所定角度垂直方向
    に傾斜する傾斜仕切り部(5a,5b)を有し、該傾斜仕切
    り部(5a,5b)にはこれに沿って延びるフィン(8b,8c)
    を水平通気路(2)とキャビネット内部(4)とに有す
    る放熱媒材(8)が貫設され、上記通信機取付け用ラッ
    ク(6)には下端がキャビネット下部に開放し上端が上
    記仕切り部材(5)を貫通して水平通気路(2)に臨む
    導管(11)が付設されることを特徴とする通信機用キャ
    ビネットの冷却構造。
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JP4951596B2 (ja) * 2008-07-31 2012-06-13 株式会社日立製作所 冷却システム及び電子装置
JP5315837B2 (ja) * 2008-07-31 2013-10-16 パナソニック株式会社 熱交換装置とそれを備えた発熱体収納装置

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