JPS6342558Y2 - - Google Patents

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JPS6342558Y2
JPS6342558Y2 JP1982004974U JP497482U JPS6342558Y2 JP S6342558 Y2 JPS6342558 Y2 JP S6342558Y2 JP 1982004974 U JP1982004974 U JP 1982004974U JP 497482 U JP497482 U JP 497482U JP S6342558 Y2 JPS6342558 Y2 JP S6342558Y2
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JP
Japan
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heat
heat dissipation
outer cover
bottom plate
cold air
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JP1982004974U
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English (en)
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JPS58109293U (ja
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (1) 考案の技術分野 本考案は、発熱部品を収容した無線機用筐体の
放熱構造、特に屋外無線機用2重筐体式放熱構造
に関する。
(2) 技術の背景 アンテナを有する無線機ユニツトは、一般には
屋外の支柱上に設置されるので、防雨、防風対策
上完全な箱状の筐体内に収納される。更に、ユニ
ツト内には送・受信機あるいは電源ユニツト等の
発熱機器(部品)があるので、放熱フインを設け
て熱を外部に逃がすようにしている。
筐体には冷気を取り入れるための開口と、放熱
空気を逃がすための開口とが設けられるが、雨が
浸入するのを防止するために上記開口にはルーバ
ないしは鎧戸を取付ける必要がある。このよう
に、一方では雨の浸入を防止すべくできるだけ密
封構造とするのが好ましく、他方では放熱性の観
点からできるだけ空気の通り路を多くした方がよ
いという一見相反する要求が求められる。
(3) 従来技術と問題点 従来は、上述の如く無線機ユニツト全周面をす
つぽりと筐体で覆うようにして、両開口は雨水、
湿気の浸入を防止するために挟く、小さいうえに
迷路状としたいたために冷気の流れが非常に悪
く、従つて放熱効果が十分でなかつた。また、冷
気の循環を強制的に行うためにフアンを設けたも
のもあるが、このような寿命機器は保守点検、交
換、コスト等の点から、設けない方が望ましいこ
とは明白である。更にまた、筐体の空気取入、放
出開口にはルーバ等の雨水浸入防止手段を設ける
必要があり、これもコスト高の要因となつてい
た。
(4) 考案の目的 本考案の目的は、上述の如き問題点を解消すべ
く、放熱効果並びに防雨効果の優れた簡易な筐体
構造を提供することにある。
(5) 考案の構成 上述の目的を達成するために、本考案によれ
ば、無線機用発熱部品を収容する該無線機用箱状
の枠体の少くとも一側の側面板を外面に垂直方向
に並列して凹凸の放熱フインが形成された放熱フ
イン自体で形成すると共に該枠体の周囲に底部が
開放した箱状の外カバーを取付けて側面板の放熱
フインの凹溝と外カバーとの間に冷気の上昇通路
を有する2重筐体構造を形成し、少くとも上記放
熱フインに対向する外カバーの上部側面に底部か
ら導入される冷気の排出口を設けてなり、上記発
熱部品を枠体の少くとも底面板に取付け、該底面
板に取付けられた発熱部品の発熱は底面板を介し
て側面板に伝熱し放熱冷却するようにしたことを
特徴とする屋外無線機用2重筐体式放熱構造が提
供される。
(6) 考案の実施例 以下、本考案の好ましい実施例につき図面を参
照して説明する。
第1図は、本考案の一実施例に係る2重筐体式
放熱構造を示すもので、基本的には無線機用発熱
部品1A,1B等を収容する内側の無線機用箱状
の枠体3と、その外側を囲繞する外カバー11と
を有する。図示の実施例では、枠体3は平面視コ
字状の箱形をしており、その三側壁は外面に垂直
方向に並列して突出する凹凸の放熱フイン5自体
により一体形成されている(後壁の放熱フイン5
は第1図では見えない)。
全ての側壁を放熱フインとするのが好ましい
が、基本的には少くとも一側壁に放熱フインがあ
ればよい。
発熱部品1A,1Bは底板7上に載置される
が、配置の都合で多数の発熱部品の内、何れかは
枠体3の側壁、後壁に分散して直接固定すること
は勿論可能である。底板7は枠体3の側壁、即ち
放熱フイン5に連結され、伝熱板として作用す
る。従つて、発熱部品1A,1Bからの熱はその
ほとんどが底板7を介して放熱フイン5に熱伝達
される。
外カバー11は底のない箱形である。なお、枠
体3及び外カバー11は図示の実施例では前面が
開放しているが、実際には、前壁を設けて完全に
四方の囲まれた箱形としてもよいが、アンテナ装
置を組合せて囲むことでもよい。
外カバー11の内壁面は好ましくは放熱フイン
5の突出先端に接触せしめ(第2図)ることによ
り、各放熱フイン間に垂直方向に独立した放熱空
間13を形成する。このように、外カバー11と
放熱フイン5とを線接せしめた方が好ましいの
は、外カバー11の内壁面が放熱フイン5から離
れていると、冷却空気は各放熱フイン間の空間よ
りもむしろ抵抗の小さい放熱フイン5と外カバー
11内壁面との間を流れて、放熱フイン5から熱
を奪う効果が小さくなるからである。
外カバー11の三側壁上部には、冷却空気の排
出口17が設けられる。外カバー11の頂壁には
日除け効果をもたらせるために、好ましくは冷却
空気の排出口17を形成しない。従つて目照の影
響が少ないなどにより、日除け効果が不要の場合
には外カバー11の頂壁にも空気排出口17を形
成してもよいことは勿論である。外カバー11の
開放底部から導入される冷却空気(冷気)は各放
熱フイン5の通路13を通る際に放熱フイン5か
ら熱を奪いながら上昇し空気排出口17から外部
に排出される。
好ましくは、枠体3の三側壁上にはその延長上
に仕切板19が設けられ、枠体内部を放熱フイン
間空間から遮断する。仕切板19は雨水が開口1
7から外カバー11内に浸入した場合に、枠体内
部にまで雨水が入らないようにするための防雨壁
を構成する。風を伴つた降雨により飛沫が入つた
り霧状の雨滴が入り込まないようにするために、
仕切板19と外カバー11との接合部は必要に応
じて21で示す如く軟質の護謨パツキング等を介
在させてシールする。開口17から浸入した雨水
は放熱フイン5を伝わつて流下し、その際に熱を
奪いかつ放熱フイン5の外面を洗浄する効果も期
待できる。
第3図、第4図は本考案の屋外無線機用2重筐
体式放熱構造の具体的実施例を示すもので、基本
構造は第1図の場合と全く同様である。即ち、内
側の枠体3はその三側面が放熱フイン5により構
成され、その外側は外カバー11により囲繞され
る。筐体の前面にはアンテナ51が取付けられて
おり、外カバー11はこれと一体的に前カバー1
2が形成されている。なお、53,55は発熱部
品である無線機の受信機、送信機であり、57は
サーキユレータである。また、外カバー11の三
側面上部には空気排出口17が形成されている。
そうして、上記無線機ユニツトは、その底板7が
支柱60上に載置されるとともに支柱60に固定
保持される。
外カバー11の開口部底部から導入される空気
は冷気は各放熱フイン5間の通路を通り、熱を奪
いながら排出口17から外部に排出される。また
枠体3の三側壁上端部には仕切板19が取付けら
れ、排出口17から外カバー11内に浸入する雨
水が枠体3内に入り込まないようにする。直射日
光は外カバー11の頂壁により遮ぎられ無線機ユ
ニツト内に射し込むことはない。
発熱部品は底面板に取付けられることは勿論後
面板に配置の都合上分散配置すること以外に側面
板にも取付ることは可能であるが、側面板は保
守、点検、さらには組立て調整上からは取外し可
能とすることが都合良いものであるから、最低限
何れか一方にのみ取付けることが好ましい。また
枠体の上面は上面板で覆い、雨水の入り込まない
ようにすれば強度も向上し、仕切板を不要とする
ことができる。
(7) 考案の効果 以上に記載した如く、本考案によれば防雨効果
を確保しつつ、かつ放熱効果の優れた簡易な屋外
無線機用2重筐体構造が得られるものである。ま
た本考案によれば日除け効果も期待でき、無線機
ユニツトを日光及び雨から保護し、特別な電動フ
アン等を用いることなく自然の冷気を利用して放
熱拡散を図れるものである。
以上のようなことは、発熱部品の枠体の少なく
とも底面板に取付けられることから、底面板全体
に伝熱し、均一に昇温された底面板から側面板に
伝熱する。即ち側面板はその下端から高温となり
上方へ温度を伝達することになるのであるが、下
端は、冷気の導入口に接していることから極めて
効果的に冷気に熱を伝え、冷気の上昇を行い易く
することができる。
側面板の温度は下端側が直接の伝熱によつて最
も温度が高く、上方は伝熱に時間を要する以外に
冷気に熱を奪われることから温度が低いことは容
易に理解されることであるが、この低温であるこ
とは、枠体内部の空気の対流、輻射による上部の
上昇を有効に吸収して側板自体である放熱フイン
外へ放散するといつた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る放熱構造の一部破断斜視
図、第2図は外カバーと放熱フインとの位置関係
を示す平面図、第3図は本考案に係る放熱構造を
有する無線機筐体全体の平面図、第4図は第3図
の側面図である。 図中、1A,1Bは発熱部品、3は枠体、5は
放熱フイン、11は外カバー、13は冷気の通
路、17は排出口を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 無線機用発熱部品を収容する該無線機用箱状の
    枠体の少くとも一側の側面板を外面に垂直方向に
    並列して凹凸の放熱フインが形成された放熱フイ
    ン自体で形成すると共に該枠体の周囲に底部が開
    放した箱状の外カバーを取付けて側面板の放熱フ
    インの凹溝と外カバーとの間に冷気の上昇通路を
    有する2重筐体構造を形成し、少くとも上記放熱
    フインに対向する外カバーの上部側面に底部から
    導入される冷気の排出口を設けてなり、上記発熱
    部品を枠体の少くとも底面板に取付け、該底面板
    に取付けられた発熱部品の発熱は底面板を介して
    側面板に伝熱し放熱冷却するようにしたことを特
    徴とする屋外無線機用2重筐体式放熱構造。
JP497482U 1982-01-20 1982-01-20 2重筐体式放熱構造 Granted JPS58109293U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP497482U JPS58109293U (ja) 1982-01-20 1982-01-20 2重筐体式放熱構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP497482U JPS58109293U (ja) 1982-01-20 1982-01-20 2重筐体式放熱構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58109293U JPS58109293U (ja) 1983-07-25
JPS6342558Y2 true JPS6342558Y2 (ja) 1988-11-08

Family

ID=30017792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP497482U Granted JPS58109293U (ja) 1982-01-20 1982-01-20 2重筐体式放熱構造

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2806278B2 (ja) * 1994-11-15 1998-09-30 タイガー魔法瓶株式会社 電磁炊飯器
KR100434906B1 (ko) * 2001-07-30 2004-06-09 주식회사 실리콘 테크 전자 기구의 케이스
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JPS5398950U (ja) * 1977-01-17 1978-08-10

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JPS58109293U (ja) 1983-07-25

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