JP2704983B2 - 浴槽用脱塩素剤 - Google Patents
浴槽用脱塩素剤Info
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- JP2704983B2 JP2704983B2 JP7023450A JP2345095A JP2704983B2 JP 2704983 B2 JP2704983 B2 JP 2704983B2 JP 7023450 A JP7023450 A JP 7023450A JP 2345095 A JP2345095 A JP 2345095A JP 2704983 B2 JP2704983 B2 JP 2704983B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道水中に含まれる塩
素を、浴槽中に貯留した後脱塩素する浴槽用脱塩素剤に
関するものである。
素を、浴槽中に貯留した後脱塩素する浴槽用脱塩素剤に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水道水中に含まれる塩素を、浴槽
中に貯留した後脱塩素する浴槽用脱塩素剤は実用に供さ
れていなかった。
中に貯留した後脱塩素する浴槽用脱塩素剤は実用に供さ
れていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水道水中の塩素は殺菌
という目的では現時点で他のいかなるものよりも優れて
いる。水道の蛇口までは塩素の含有が必要なことは当然
のことであるが、最終的には蛇口にて塩素の除去が行わ
れるのが理想である。現在飲用では数多くの脱塩素機能
を持った浄水器が開発され、それ相応のニーズに応えて
いる。また、最近ではシャワーヘッドに脱塩素効果のあ
るフィルター等を使用して脱塩素効果をあげている。
という目的では現時点で他のいかなるものよりも優れて
いる。水道の蛇口までは塩素の含有が必要なことは当然
のことであるが、最終的には蛇口にて塩素の除去が行わ
れるのが理想である。現在飲用では数多くの脱塩素機能
を持った浄水器が開発され、それ相応のニーズに応えて
いる。また、最近ではシャワーヘッドに脱塩素効果のあ
るフィルター等を使用して脱塩素効果をあげている。
【0004】塩素の人体に対する害は、希釈された塩
素溶液を体全体に浴びると、一部が皮膚の脂と反応を起
こして塩素化合物を作り出し、それが体内に吸収され
る。塩素を含有した水に連続的に漬かることは皮膚の
老化を促進し、紫外線に当たるのと同等程度の害があ
る。塩素ガスは水が温まることにより空気中に拡散さ
れ、浴室内は塩素ガスで充満したような状態となり呼吸
器に障害を与える。というようなことがあげられる。
素溶液を体全体に浴びると、一部が皮膚の脂と反応を起
こして塩素化合物を作り出し、それが体内に吸収され
る。塩素を含有した水に連続的に漬かることは皮膚の
老化を促進し、紫外線に当たるのと同等程度の害があ
る。塩素ガスは水が温まることにより空気中に拡散さ
れ、浴室内は塩素ガスで充満したような状態となり呼吸
器に障害を与える。というようなことがあげられる。
【0005】従って、水道水を貯留した風呂に入浴する
ことは、前記のような害を人体に与えるという問題点が
あった。
ことは、前記のような害を人体に与えるという問題点が
あった。
【0006】本発明は、前記従来の問題点を解決するこ
とを目的とする浴槽用脱塩素剤に関するものである。
とを目的とする浴槽用脱塩素剤に関するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、アスコルビン
酸またはアスコルビン酸ナトリウムの粉末を主剤とし、
クエン酸の粉末を安定剤とし、その混合割合を重量比率
にして100:0.5〜3.0の配合組成にして攪拌混
合し、然る後造粒するという手段を採用することによっ
て上記問題点を解決した。
酸またはアスコルビン酸ナトリウムの粉末を主剤とし、
クエン酸の粉末を安定剤とし、その混合割合を重量比率
にして100:0.5〜3.0の配合組成にして攪拌混
合し、然る後造粒するという手段を採用することによっ
て上記問題点を解決した。
【0008】
【作用】上記構成より成る本発明によれば、主剤である
アスコルビン酸またはアスコルビン酸ナトリウムの酸化
還元反応により、浴槽内の水道水中の塩素が脱塩素され
る。
アスコルビン酸またはアスコルビン酸ナトリウムの酸化
還元反応により、浴槽内の水道水中の塩素が脱塩素され
る。
【0009】
【実施例】本発明は水道水中の塩素を化学反応(酸化還
元反応)により取り除く浴槽用脱塩素剤であって、アス
コルビン酸またはアスコルビン酸ナトリウムの粉末を主
剤とし、クエン酸の粉末を安定剤とし、その混合割合を
重量比率にして100:0.5〜3.0の配合組成にし
て攪拌混合し、然る後造粒することを特徴とするもので
ある。
元反応)により取り除く浴槽用脱塩素剤であって、アス
コルビン酸またはアスコルビン酸ナトリウムの粉末を主
剤とし、クエン酸の粉末を安定剤とし、その混合割合を
重量比率にして100:0.5〜3.0の配合組成にし
て攪拌混合し、然る後造粒することを特徴とするもので
ある。
【0010】本発明方法の実施例につき以下に詳述する
と、先ず本発明浴槽用脱塩素剤を構成する原材料のう
ち、一方の主剤であるアスコルビン酸は、白色、あるい
は淡黄色を帯びた結晶または粉末で無臭であり、酸味を
有すると共に、アルカリには不安定であるが、弱酸には
安定であるという特性を有している。
と、先ず本発明浴槽用脱塩素剤を構成する原材料のう
ち、一方の主剤であるアスコルビン酸は、白色、あるい
は淡黄色を帯びた結晶または粉末で無臭であり、酸味を
有すると共に、アルカリには不安定であるが、弱酸には
安定であるという特性を有している。
【0011】更に、本発明浴槽用脱塩素剤を構成する原
材料のうち、他方の主剤であるアスコルビン酸ナトリウ
ムは、白色、または淡黄色の粒、細粒または結晶粉末で
無臭であり、わずかに塩味を有する。そして、乾燥状態
では安定であるが、吸湿状態では不安定で、且つ水には
アスコルビン酸よりもよく溶けるという特性を有してい
る。
材料のうち、他方の主剤であるアスコルビン酸ナトリウ
ムは、白色、または淡黄色の粒、細粒または結晶粉末で
無臭であり、わずかに塩味を有する。そして、乾燥状態
では安定であるが、吸湿状態では不安定で、且つ水には
アスコルビン酸よりもよく溶けるという特性を有してい
る。
【0012】また、本発明浴槽用脱塩素剤を構成する安
定剤であるクエン酸は、無色透明の結晶、粒もしくは
塊、または白色の結晶性粉末、あるいは無色の粉末で、
強い酸味があるという特性を有している。
定剤であるクエン酸は、無色透明の結晶、粒もしくは
塊、または白色の結晶性粉末、あるいは無色の粉末で、
強い酸味があるという特性を有している。
【0013】本発明浴槽用脱塩素剤は、前記特性を有す
るアスコルビン酸またはアスコルビン酸ナトリウムの粉
末を主剤とし、これにクエン酸の粉末を安定剤として、
任意の混合割合で攪拌混合し、然る後造粒することによ
って製造される。
るアスコルビン酸またはアスコルビン酸ナトリウムの粉
末を主剤とし、これにクエン酸の粉末を安定剤として、
任意の混合割合で攪拌混合し、然る後造粒することによ
って製造される。
【0014】前記主剤であるアスコルビン酸またはアス
コルビン酸ナトリウムと、安定剤であるクエン酸の混合
比率は、好ましくは主剤と安定剤の混合粉末を重量比率
にして100:0.5〜3.0の配合組成にすることが
推奨され、特に好ましくは主剤と安定剤の混合粉末を重
量比率にして100:1の配合組成とすることが推奨さ
れる。
コルビン酸ナトリウムと、安定剤であるクエン酸の混合
比率は、好ましくは主剤と安定剤の混合粉末を重量比率
にして100:0.5〜3.0の配合組成にすることが
推奨され、特に好ましくは主剤と安定剤の混合粉末を重
量比率にして100:1の配合組成とすることが推奨さ
れる。
【0015】前記本発明浴槽用脱塩素剤は、化学式1で
示すアスコルビン酸の酸化還元力を利用して、または化
学式2で示すアスコルビン酸ナトリウムの酸化還元力を
利用して、水道水中(浴槽中)に溶け込んでいる残留塩
素を分解し、塩化物(塩化イオン)に変えることにより
脱塩素が可能となる。
示すアスコルビン酸の酸化還元力を利用して、または化
学式2で示すアスコルビン酸ナトリウムの酸化還元力を
利用して、水道水中(浴槽中)に溶け込んでいる残留塩
素を分解し、塩化物(塩化イオン)に変えることにより
脱塩素が可能となる。
【0016】
【化1】
【0017】
【化2】
【0018】なお、アスコルビン酸とアスコルビン酸ナ
トリウムとでは、酸化還元力の違いによりアスコルビン
酸ナトリウムの方が溶解が速い。しかしながら、脱塩素
効果としては両者同等である。
トリウムとでは、酸化還元力の違いによりアスコルビン
酸ナトリウムの方が溶解が速い。しかしながら、脱塩素
効果としては両者同等である。
【0019】主剤であるアスコルビン酸またはアスコル
ビン酸ナトリウムに安定剤としてクエン酸を混合するの
は、浴槽内に投入して残留しているアスコルビン酸また
はアスコルビン酸ナトリウムの安定性を保つためであ
る。すなわち、アスコルビン酸またはアスコルビン酸ナ
トリウムの分解能力を、浴槽内に水道水を注ぎ足す時ま
で継続させて脱塩素効果を維持せしめるのである。
ビン酸ナトリウムに安定剤としてクエン酸を混合するの
は、浴槽内に投入して残留しているアスコルビン酸また
はアスコルビン酸ナトリウムの安定性を保つためであ
る。すなわち、アスコルビン酸またはアスコルビン酸ナ
トリウムの分解能力を、浴槽内に水道水を注ぎ足す時ま
で継続させて脱塩素効果を維持せしめるのである。
【0020】本発明浴槽用脱塩素剤の作用について説明
すると、浴槽内に貯留された水道水200lに、前記主
剤と安定剤を特に好ましい配合組成で得られた本発明浴
槽用脱塩素剤1gを投入することにより、瞬時に充分な
脱塩素効果が認められた。また、前記投入前のpHが
7.06あったのに対し、前記投入後のpHは6.98
で弱酸性を示した。すなわち浴槽内の水道水pHを弱酸
性に保つのでボデイリンス効果があると共に、美容上も
優れているという効果がある。
すると、浴槽内に貯留された水道水200lに、前記主
剤と安定剤を特に好ましい配合組成で得られた本発明浴
槽用脱塩素剤1gを投入することにより、瞬時に充分な
脱塩素効果が認められた。また、前記投入前のpHが
7.06あったのに対し、前記投入後のpHは6.98
で弱酸性を示した。すなわち浴槽内の水道水pHを弱酸
性に保つのでボデイリンス効果があると共に、美容上も
優れているという効果がある。
【0021】
【発明の効果】本発明は上述のようであるから、浴槽内
に貯留された水道水中に、本発明浴槽用脱塩素剤を少量
投入することにより直ちに水道水中の塩素を脱塩素でき
ると共に、この脱塩素効果は水道水を注ぎ足しても持続
され、水道水を注ぎ足す毎に新たに投入する必要はな
い。また、本発明浴槽用脱塩素剤は造粒してあるため、
浴槽内に投入するときでも、袋等の容器に滞留すること
なく迅速に投入することが可能である。更に、本発明浴
槽用脱塩素剤を浴槽内の水道水に投入することによりp
Hを弱酸性に保持し、ボデイリンス効果および美容効果
上も優れていると共に、塩素の人体に対する害も防ぐこ
とができる。
に貯留された水道水中に、本発明浴槽用脱塩素剤を少量
投入することにより直ちに水道水中の塩素を脱塩素でき
ると共に、この脱塩素効果は水道水を注ぎ足しても持続
され、水道水を注ぎ足す毎に新たに投入する必要はな
い。また、本発明浴槽用脱塩素剤は造粒してあるため、
浴槽内に投入するときでも、袋等の容器に滞留すること
なく迅速に投入することが可能である。更に、本発明浴
槽用脱塩素剤を浴槽内の水道水に投入することによりp
Hを弱酸性に保持し、ボデイリンス効果および美容効果
上も優れていると共に、塩素の人体に対する害も防ぐこ
とができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 アスコルビン酸またはアスコルビン酸ナ
トリウムの粉末を主剤とし、クエン酸の粉末を安定剤と
し、その混合割合を重量比率にして100:0.5〜
3.0の配合組成にして攪拌混合し、然る後造粒するこ
とを特徴とする浴槽用脱塩素剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7023450A JP2704983B2 (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 浴槽用脱塩素剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7023450A JP2704983B2 (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 浴槽用脱塩素剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08192173A JPH08192173A (ja) | 1996-07-30 |
JP2704983B2 true JP2704983B2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=12110846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7023450A Expired - Fee Related JP2704983B2 (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 浴槽用脱塩素剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2704983B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002212054A (ja) * | 2001-01-16 | 2002-07-31 | Tsumura & Co | 浴用剤組成物 |
EP3737380A4 (en) * | 2018-01-11 | 2021-09-29 | Meritage Pharma, Inc. | STABLE CORTICOSTEROID COMPOSITIONS |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3101313B2 (ja) * | 1990-10-11 | 2000-10-23 | 山中産業株式会社 | コーヒーまたは紅茶抽出用バッグ |
JPH04126798U (ja) * | 1991-05-14 | 1992-11-18 | 株式会社イナツクス | 塩素除去機能付きシヤワー設備 |
JPH0639383A (ja) * | 1991-07-09 | 1994-02-15 | Buresuto Shiibu:Kk | 浄水器 |
-
1995
- 1995-01-18 JP JP7023450A patent/JP2704983B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08192173A (ja) | 1996-07-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
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