JP2704502B2 - 3軸駆動機構及びボールバルブ - Google Patents

3軸駆動機構及びボールバルブ

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JP2704502B2
JP2704502B2 JP19402094A JP19402094A JP2704502B2 JP 2704502 B2 JP2704502 B2 JP 2704502B2 JP 19402094 A JP19402094 A JP 19402094A JP 19402094 A JP19402094 A JP 19402094A JP 2704502 B2 JP2704502 B2 JP 2704502B2
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大人 川原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動軸が他の2軸を回
動駆動する3軸駆動機構及びこの3軸駆動機構を利用し
たシートとボールとが協働して開閉を行なうボールバル
ブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、流体流路に設けるボールバルブの
開閉機構等に利用される駆動機構としては、駆動軸とこ
の駆動軸によって回動される被駆動軸を有する2軸駆動
機構が知られている。
【0003】又、流体流路に設けるボールバルブのシー
トとボールとが協働して前記ボールバルブの開閉を行な
うボールバルブとしては、例えば、図4のようなボール
バルブが知られている。このボールバルブ100は、そ
の球状のボール103の中心を通る方向に流通路113
を穿設し、更に、その球状のボール103を、その流通
路113に直角な二面で切った二面状の球欠体形状をな
している。そして、このボールバルブ100は、バルブ
箱101、102のシートホルダー部に保持したリング
状のシート104、104とボール103とが密着して
いる。更に、バルブ箱101とバルブ箱102とは、ガ
スケット106を介してボルト105によって締結さ
れ、ボール103が位置するバルブ室112を形成して
いる。又、バルブステム107の略中間部には、パッキ
ン110が巻挿されパッキン押え輪108を介してパッ
キン押え109によって締め付けられている。
【0004】従って、ボール103に接続したバルブス
テム107の上端に取り付けたレバーハンドル111を
回動することにより、その流通路113の向きを変え
て、流路114、114の流体の流れを遮断乃至調節す
るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記2
軸駆動機構では、2軸であるために、これを利用した機
器等が満足する作動、機能を発揮するには不十分であっ
た。又、上記に挙げたボールバルブ100においては、
ボール103を回動することによってボールバルブ10
0の開閉を行なう時にボール103とシート104、1
04とが摩擦した状態でボール103が回動するため
に、シート104、104が摩耗して流体の漏洩を生ず
る恐れがある。又、シート104、104はボール10
3に圧接しているために、ボールバルブの開閉に相当大
きな駆動力を必要とする。特に、ボールバルブ100
は、大型の配管に使用されることが多いので、それだけ
ボールバルブ100の開閉に要する駆動力は大きくな
る。
【0006】このような問題を解決するために、シート
104、104を可動として、ボールバルブの開閉の際
にはシート104をボール103から離して、軽くボー
ルを回転できるようにした構造が提案されているが、機
構的に複雑なものとなり、コストも高い。
【0007】本発明の第1の目的は、機器等に利用し
て、その作動、機能に弾力性のある設計が可能な駆動機
構を提供することである。
【0008】本発明の第2の目的は、ボールバルブの開
閉の駆動力が小さく、且つボールのシール部とシートと
が確実に密着し、長期間に渡って漏洩を防止し、しかも
構造が簡単で経済的なボールバルブを提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の駆動機構は、円筒状の駆動軸の内外に第1
被駆動軸と第2被駆動軸とを配置し、これら各被駆動軸
に、断面が円形の係止部材が嵌入する第1及び第2凹部
を形成し、該係止部材の嵌入によって、第1被駆動軸及
び第2被駆動軸を回動するものである。即ち、少なくと
も一端側に円筒部を有する駆動軸と、該駆動軸の前記円
筒部の側壁に穿たれた貫通孔に遊嵌し、該駆動軸に垂直
の断面が円形の係止部材と、前記駆動軸の前記円筒部の
内側に設けられ前記係止部材の一部が嵌入する第1凹部
を有し、該第1凹部に前記係止部材が嵌入して前記駆動
軸によって所定の角度回動される第1被駆動軸と、前記
駆動軸の外側に設けられ前記係止部材の一部が嵌入する
第2凹部を有し、前記第1被駆動軸を所定の角度回動さ
せた後に前記第2凹部に前記係止部材が嵌入して回動さ
れる第2被駆動軸とを備えた3軸駆動機構である。
【0010】又、上記発明の3軸駆動機構をボールバル
ブに利用し、バルブボディー内側に設けたシートと、こ
のシートと協働してボールバルブの開閉を行なうボール
と、このボールに固定し、回動することによってこのボ
ールの開閉を行なうバルブステムとを有するボールバル
ブにおいて、少なくとも一端側に円筒部を有する駆動軸
と、この駆動軸の円筒部の側壁に穿たれた貫通孔に遊嵌
し、駆動軸に垂直の断面が円形の係止部材と、この駆動
軸の円筒部の内側に設けられ係止部材の一部が嵌入する
第1凹部を有し、この第1凹部に係止部材が嵌入して駆
動軸によって所定の角度回動されるバルブステムと、駆
動軸の外側に設けられ係止部材の一部が嵌入する第2凹
部を有し、バルブステムを所定の角度回動させた後に第
2凹部に係止部材が嵌入して駆動軸によって所定の角度
回動される被駆動増締軸と、この被駆動増締軸の回動を
伝達する回動伝達手段と、この回動伝達手段によってシ
ートに接離してボールバルブの開閉を行なうボールに設
けたシール部とを備えたボールバルブである。
【0011】更に、上記発明の回動伝達手段は、被駆動
増締軸の回動を伝達する自在継手を備え、この回動伝達
手段を備えたボールバルブである。
【0012】又、上記発明の回動伝達手段は、被駆動増
締軸の回動を直線移動に変換するねじ機構とくさび機構
とを備え、この回動伝達手段を備えたボールバルブであ
る。
【0013】
【作用】本発明によれば、円筒状の駆動軸の内外に第1
被駆動軸と第2被駆動軸とを配置し、これら各被駆動軸
に、断面が円形の係止部材が嵌入する第1及び第2凹部
を形成し、該係止部材の嵌入によって、第1被駆動軸及
び第2被駆動軸を回動するものであるので、一つの駆動
軸で、二つの被駆動軸を回動出来ると共に、第1被駆動
軸を所定の角度回動した後第2被駆動軸を更に所定の角
度回動出来、機器等に利用して、その作動、機能に弾力
性のある設計が可能になる。
【0014】本発明のボールバルブによれば、バルブス
テムの縦軸に垂直の断面が円形の係止部材と、この係止
部材の一部が嵌入する第1凹部を設けたバルブステムと
を備えたので、駆動軸を所定の角度回動させると、係止
部材を介してバルブステムを所定の角度回動させる。従
って、バルブステムに固定されたボールが所定の角度回
動し、ボールに設けられた流体流路は流体流入口及び流
体流出口に対して開又は閉の状態となり、流体流路の開
閉を行なうことが出来る。
【0015】更に、この駆動軸の外側に設けらた被駆動
増締軸であって、この被駆動増締軸に係止部材の一部が
嵌入する第2凹部を設けたので、駆動軸とバルブステム
が所定の角度回動した後、バルブステムの回動をストッ
パーで停止させると、係止部材は被駆動増締軸側の第2
凹部に嵌入し、駆動軸が再び回動を開始すると被駆動増
締軸は係止部材を介して回動され所要の角度迄回動し、
この回動を伝達する回動伝達手段を介してボールのシー
ル部は、シートに接離してボールバルブの開閉を行な
う。この際、駆動軸と被駆動増締軸の回動可能角度は、
機構上制限されることがないので、設計的に望ましい角
度に決定することが出来、シール部とシートとの接離が
確実に行なわれる。
【0016】更に、上記発明のボールバルブにおいて、
被駆動増締軸の回動を伝達する回動伝達手段は自在継手
であるので、上記発明の作用に加え、被駆動増締軸の回
動が比較的簡単な機構で伝達され、シール部がシートに
接離してボールバルブの開閉を行なう。
【0017】又、上記発明のボールバルブにおいて、被
駆動増締軸の回動を伝達する回動伝達手段はねじ機構と
くさび機構であるので、上記ボールバルブの前者発明の
作用に加え、被駆動増締軸の回動が一層簡単な機構で伝
達され、シール部がシートに接離してボールバルブの開
閉を行なう。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る3軸駆動機構及びこれを
利用したボールバルブの実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図1は本発明に係る3軸駆動機構とその作用
を説明する図を示し、(A)は駆動軸と第1被駆動軸が
係止部材によって係止した状態、(B)は係止部材が第
1被駆動軸から外れて第2被駆動軸に嵌入し、駆動軸と
第2被駆動軸が係止部材によって係止した状態、(C)
は駆動軸と第2被駆動軸が係止部材して回動した状態、
を各々示す断面図、図2は図1の3軸駆動機構を備えた
ボールバルブの実施例を示す一部省略破砕断面図、図3
は図1の3軸駆動機構を備えたボールバルブの他の実施
例を示す一部省略破砕断面図である。
【0019】図1において、本実施の3軸駆動機構1
は、少なくとも一端側に円筒部を有する駆動軸2と、こ
の駆動軸2の円筒部の側壁に穿たれた貫通孔9に遊嵌
し、該駆動軸に垂直の断面が円形の係止部材7と、駆動
軸2の円筒部の内側に設けられ係止部材7の一部が嵌入
する第1凹部4を有し、この第1凹部4に係止部材7が
嵌入して駆動軸2によって所定の角度回動される第1被
駆動軸3と、駆動軸2の外側に設けられ係止部材7の一
部が嵌入する第2凹部6を有し、第1被駆動軸3を所定
の角度回動させた後に第2凹部6に係止部材7が嵌入し
て回動される第2被駆動軸5とを備えたものである。
【0020】上記本実施例の3軸駆動機構1は、次のよ
うに作用する。即ち、(A)に示すように、駆動軸2と
第1被駆動軸3が係止部材7によって係止した状態か
ら、駆動軸2が時計方向に回動すると、係止部材7は駆
動軸2の貫通孔9に嵌入しているので、駆動軸2と共に
回動する。係止部材7は第1被駆動軸3の第1凹部4に
も嵌入しているので、同時に第1被駆動軸3も回動す
る。駆動軸2が所定の角度回動すると、第1被駆動軸3
は、図示しないストッパーによって回動を停止する。そ
してこの位置に、第2被駆動軸5の第2凹部6が位置す
るようになっている。(B)はこの状態を示している。
【0021】更に、駆動軸2が回動すると、係止部材7
は第2被駆動軸5の第2凹部6の方に移動し、駆動軸2
と第2被駆動軸5とが係止部材7によって係止され、駆
動軸2の回動と共に、第2被駆動軸5が回動し、所定の
角度回動して停止する。(C)はこの状態を示してい
る。第2被駆動軸5が回動する角度は、設計的に決めら
れる。
【0022】図2は、上記3軸駆動機構を利用したボー
ルバルブの実施例を示す。本実施例のボールバルブ10
は、その外殻となるバルブボディー11、12内側に設
けたシート16、16と、シート16、16と協働して
ボールバルブ10の開閉を行なうボール17と、ボール
17に固定したバルブステムであって、バルブステムを
回動することによってボール17の開閉を行なうバルブ
ステム35とを有するものである。
【0023】そして、少なくとも一端側に円筒部を有す
る駆動軸40と、駆動軸40の円筒部の側壁に穿たれた
貫通孔40aに遊嵌し、駆動軸40に垂直の断面が円形
の係止部材であるベアリング39と、駆動軸40の円筒
部の内側に設けられベアリング39の一部が嵌入する第
1凹部36を有し、第1凹部36にベアリング39が嵌
入して駆動軸40によって所定の角度回動されるバルブ
ステム35と、駆動軸40の外側に設けられベアリング
39の一部が嵌入する第2凹部42を有し、バルブステ
ム35を所定の角度回動させた後に第2凹部42にベア
リング39が嵌入して駆動軸40によって所定の角度回
動される被駆動増締軸41と、被駆動増締軸41の回動
を伝達する回動伝達手段21と、回動伝達手段21によ
ってシート16、16に接離してボールバルブ10の開
閉を行なうボール17に設けたシール部であるシールデ
ィスク20とを備えたボールバルブ10である。
【0024】駆動軸40は、図示しない手動又は駆動手
段によって回動力を付与され、バルブステム35は、ボ
ール17に固定されている。被駆動増締軸41の回動
は、回動伝達手段21を介して、ボール17のシール部
であるシールディスク20、20にその回動を直線移動
に変換して伝達されるものである。尚、ベアリング39
は、コロでも球でも使用することが出来る。
【0025】次に、図2によって本実施例のボールバル
ブの作用を説明する。ボール17の流体流路18が、ボ
ールバルブ10の流体流入口14及び流体流出口15に
平行の方向に位置した開の状態、即ち図2の紙面に流体
流路18が平行の状態から、駆動軸40を回動すると駆
動軸40の回動に伴ってベアリング39を介してバルブ
ステム35は回動され、90度回動した時にバルブステ
ム35は、ボールの下側に位置するストッパー19によ
って停止し、図2の状態となる。
【0026】図2の状態はボール17の流体流路18が
流体の流れを遮断する閉の状態に位置し、ボールバルブ
10の流体流入口14及び流体流出口15に直角の状態
を示している。この状態では、ボール17のシールディ
スク20、20はシート16、16に接触していない。
この状態から更に駆動軸40を回動すると、バルブステ
ム35はストッパー19によって停止しているので、ベ
アリング39は、被駆動増締軸41の第2凹部42に嵌
入し、駆動軸40と共に被駆動増締軸41が回動を開始
する。被駆動増締軸41の回動と共に、ボール17のシ
ールディスク20、20はシート16、16に接触し、
更に増し締めされた状態となり、ボールバルブ10は完
全に閉の状態となる。
【0027】一方、ボールバルブ10が閉の状態から開
の状態にするには、駆動軸40を回動させるとボール1
7のシールディスク20、20はシート16、16から
離れ、シート16、16とシールディスク20、20と
の間に隙間の出来た図2の状態になる。更に、駆動軸4
0を90度回動した状態にすれば、ボールバルブ10は
完全に開の状態となる。
【0028】更に、図2に示すように、本実施例のボー
ルバルブ10は、被駆動増締軸41の回動が回動伝達手
段21を介してシールディスク20に伝達される。回動
伝達手段21は、この被駆動増締軸41の下部に設けら
れた歯車23aと、これに噛み合う歯車23b、23b
と、自在継手24、24とを備えている。更に、自在継
手24、24に伝達された回動は、ねじ26、26を回
動させる。ねじ26、26には2組の対のナット27、
27が螺合しており、且つねじ26、26は各々上半部
と下半部を逆ねじとしたものに形成され、更に上半部と
下半部の各ナット27、27に一端がピン状に接続され
他端が同一のピンに接続されたリンク28、28とを有
しているので、ねじ26、26の回動は、二つのシール
ディスク20、20の圧接面22、22がシート16、
16に近接する方向に直線移動に変換されるものであ
る。
【0029】この機構によれば、バルブステム35を回
動させる時には、シールディスク20、20の圧接面2
2、22とシート16、16とが離れた状態になってお
り、バルブステム35を回動させる駆動力を小さくする
ことが出来る。反対にボールバルブ10を閉の状態にす
る時には、シールディスク20、20の圧接面22、2
2とシート16、16とを確実に密着させることが出来
るのである。
【0030】図3は、図1の3軸駆動機構を備えたボー
ルバルブの他の実施例を示す一部省略破砕断面図であ
る。本実施例のボールバルブ10は、被駆動増締軸41
の回動を直線移動に変換するねじ機構29とくさび機構
とを備えている、ねじ機構29は被駆動増締軸41の下
部に設けられた雌ねじ43とバルブステム35に設けら
れた雄ねじ37とで構成される。更に、ねじ機構29の
直線移動をシール部であるシールディスク20に伝達す
るくさび機構30によって、シールディスク20をシー
ト16に接離するものである。くさび機構30は、バル
ブステム35に固定された支持板31と、支持板31に
固定された接続材32と、くさび材33、34とから構
成されている。その他の構成部分で、図2と同じ構造、
作用を呈するものには、同一の参照番号を付けてその説
明を省略する。
【0031】以上この発明を図示の実施例について詳し
く説明したが、それを以ってこの発明をそれらの実施例
のみに限定するものではなく、この発明の精神を逸脱せ
ずして種々改変を加えて多種多様の変形をなし得ること
は云うまでもない。
【0032】
【発明の効果】本発明の3軸駆動機構によれば、円筒状
の駆動軸の内外に第1被駆動軸と第2被駆動軸とを配置
し、これら各被駆動軸に、断面が円形の係止部材が嵌入
する第1及び第2凹部を形成し、該係止部材の嵌入によ
って、第1被駆動軸及び第2被駆動軸を回動するもので
あるので、一つの駆動軸で、二つの被駆動軸を回動出来
ると共に、第1被駆動軸を所定の角度回動した後第2被
駆動軸を更に所定の角度回動することが出来、機器等に
利用して、その作動、機能に弾力性のある設計が可能に
なる。
【0033】又、本発明のボールバルブによれば、円筒
部を有する駆動軸と、この駆動軸の円筒部の側壁に穿た
れた貫通孔に遊嵌した断面が円形の係止部材と、駆動軸
の円筒部の内側に設けられ係止部材の一部が嵌入する第
1凹部を有し、この第1凹部に係止部材が嵌入して駆動
軸によって所定の角度回動されるバルブステムと、駆動
軸の外側に設けられ係止部材の一部が嵌入する第2凹部
を有し、バルブステムを所定の角度回動させた後に第2
凹部に係止部材が嵌入して駆動軸によって所定の角度回
動される被駆動増締軸と、この被駆動増締軸の回動を伝
達する回動伝達手段と、この回動伝達手段によってシー
トに接離するシール部とを備えたので、ボールバルブの
開閉時に、ボールとシートは完全に離れた状態で、ボー
ルは回動しボールバルブの閉位置で完全に密封状態で閉
じるので、ボールバルブの回動駆動力は小さい。そし
て、ボールバルブの操作によってシートが摩耗すること
が防止され、長期間に渡って漏洩を防止する。その上、
駆動軸と被駆動増締軸の回動可能角度は機構上制限され
ることがないので、設計上望ましい回動角度に決定する
ことが出来ると共に、簡単な機構で所定の角度ボールを
回動することが出来、経済的なボールバルブである。
【0034】更に、上記発明のボールバルブの回動伝達
手段は、被駆動増締軸の回動を伝達する自在継手を備え
たものであるので、上記ボールバルブの発明の効果に加
え、確実に簡単な回動伝達機構でシール部がシートに接
離してボールバルブの開閉を行なうことが出来る。
【0035】又、上記ボールバルブの前者の発明におい
て、回動伝達手段は、被駆動増締軸の回動を直線移動に
変換するねじ機構とくさび機構とを備えたものであるの
で、上記前者のボールバルブの効果に加え、被駆動増締
軸の回動は、より一層簡単な伝達機構によりシール部を
シートに接離してボールバルブの開閉を行なうことの出
来る故障の少ない経済的なボールバルブである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る3軸駆動機構とその作用を説明す
る図を示し、(A)は駆動軸と第1被駆動軸が係止部材
によって係止した状態、(B)は係止部材が第1被駆動
軸から外れて第2被駆動軸に嵌入し、駆動軸と第2被駆
動軸が係止部材によって係止した状態、(C)は駆動軸
と第2被駆動軸が係止部材して回動した状態、を各々示
す断面図である。
【図2】図1の3軸駆動機構を利用したボールバルブの
実施例を示す一部省略破砕断面図である。
【図3】図1の3軸駆動機構を利用したボールバルブの
他の実施例を示す一部省略破砕断面図である。
【図4】従来技術に係るボールバルブの断面図である。
【符号の説明】
1 3軸駆動機構 2 駆動軸 3 第1被駆動軸 4 第1凹部 5 第2被駆動軸 6 第2凹部 7 係止部材 8 縦軸 9 貫通孔 10 ボールバルブ 11、12 バルブボディー 16 シート 17 ボール 20 シールディスク(シール部) 21 回動伝達手段 24 自在継手 29 ねじ機構 30 くさび機構 35 バルブステム 36 第1凹部 38 縦軸 39 ベアリング(係止部材) 40 駆動軸 41 被駆動増締軸 42 第2凹部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一端側に円筒部を有する駆動
    軸と、該駆動軸の前記円筒部の側壁に穿たれた貫通孔に
    遊嵌し、該駆動軸に垂直の断面が円形の係止部材と、前
    記駆動軸の前記円筒部の内側に設けられ前記係止部材の
    一部が嵌入する第1凹部を有し、該第1凹部に前記係止
    部材が嵌入して前記駆動軸によって所定の角度回動され
    る第1被駆動軸と、前記駆動軸の外側に設けられ前記係
    止部材の一部が嵌入する第2凹部を有し、前記第1被駆
    動軸を所定の角度回動させた後に前記第2凹部に前記係
    止部材が嵌入して回動される第2被駆動軸とを備えたこ
    とを特徴とする3軸駆動機構。
  2. 【請求項2】 ボールバルブの外殻となるバルブボディ
    ー内側に設けたシートと、該シートと協働して前記ボー
    ルバルブの開閉を行なうボールと、該ボールに固定した
    バルブステムであって、該バルブステムを回動すること
    によって前記ボールの開閉を行なう前記バルブステムと
    を有するボールバルブにおいて、少なくとも一端側に円
    筒部を有する駆動軸と、該駆動軸の前記円筒部の側壁に
    穿たれた貫通孔に遊嵌し、該駆動軸に垂直の断面が円形
    の係止部材と、前記駆動軸の前記円筒部の内側に設けら
    れ前記係止部材の一部が嵌入する第1凹部を有し、該第
    1凹部に前記係止部材が嵌入して前記駆動軸によって所
    定の角度回動されるバルブステムと、前記駆動軸の外側
    に設けられ前記係止部材の一部が嵌入する第2凹部を有
    し、前記バルブステムを所定の角度回動させた後に前記
    第2凹部に前記係止部材が嵌入して前記駆動軸によって
    所定の角度回動される被駆動増締軸と、該被駆動増締軸
    の回動を伝達する回動伝達手段と、該回動伝達手段によ
    って前記シートに接離して前記ボールバルブの開閉を行
    なう前記ボールに設けたシール部とを備えたことを特徴
    とするボールバルブ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記回動伝達手段
    は、前記被駆動増締軸の回動を伝達する自在継手を備え
    たことを特徴とするボールバルブ。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記回動伝達手段
    は、前記被駆動増締軸の回動を直線移動に変換するねじ
    機構とくさび機構とを備えたことを特徴とするボールバ
    ルブ。
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