JP2703325B2 - 動力噴霧機の圧力調節装置 - Google Patents

動力噴霧機の圧力調節装置

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JP2703325B2
JP2703325B2 JP1086124A JP8612489A JP2703325B2 JP 2703325 B2 JP2703325 B2 JP 2703325B2 JP 1086124 A JP1086124 A JP 1086124A JP 8612489 A JP8612489 A JP 8612489A JP 2703325 B2 JP2703325 B2 JP 2703325B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、動力噴霧機の圧力調節装置に関するもので
ある。
(ロ)従来技術 従来の動力噴霧機は、始動時に内部のエア抜き・給水
・加圧をリフレバーの操作によって行う構成としてい
た。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかし、このような構成であると、始動時の内部のエ
ア抜き・給水・加圧時には、オペレーターがリフレバー
のある動力噴霧機まで行って手動でそれぞれの作動位置
の操作する構成としていた為に、オペレーターとしては
不便なものとなっていた。
また、調圧弁やエアバルブが閉じた状態においては、
エア抜きの為にリフレバーを操作して行う構成としてい
た為に、この為の作業が面倒で、かつ時間もかかるもの
であった。
(ニ)問題を解決するための手段 本発明の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成
する為の構成を説明する。動力噴霧機において、吐出弁
7からの吐出水が流入する圧力室8に、吐出口14と、調
圧装置の弁ボールシート11を開口すると共に、更に、圧
力室8に自動気抜弁のバルブシート19を開口し、該自動
気抜弁のバルブシート19に対して、圧力室8側から自動
気抜弁31を接当閉鎖可能とし、水流の押圧力により該自
動気抜弁31を押圧閉鎖すべく構成し、該自動気抜弁31を
水流の押圧力に対して圧力室8の側に付勢するバネを設
け、該バネのバネ力を調節可能としたエアバルブレバー
27を設け、該エアバルブレバー27を、「灌水」「運転」
「減圧」の3位置で停止可能としたものである。
(ホ)実施例 本発明の目的・構成は以上の如くであり、次に添付の
図面に示した実施例の構成を説明する。
第1図は動力噴霧機の全体平面図、第2図は同じく全
体正面図、第3図は同じく全体側面図、第4図は動力噴
霧機の側面断面図である。
第1図から第4図に示す如く、プーリー1を介して動
力噴霧機内のクランク軸2に取り入れられた動力によっ
てプランジャー3は摺動する。
すなわち、プランジャー3が吸引方向に摺動するとシ
リンダ室4内は低圧状態となり、この結果、吸入口5か
らシリンダ室4内にある1方向弁である吸入弁6内を通
って水が吸入するのである。
また、プランジャー3が加圧方向に摺動するとシリン
ダ室4内の水は吐出弁7を通って圧力室8内で加圧さ
れ、この作用の後圧力をもって吐出口14から吐出するこ
とが出来るのである。
なお、圧力室8上部には調圧装置が装備されている。
調圧装置はバネ9によって下方に押圧された弁ボール10
が、筒状の弁ボールシート11に接当されて、圧力室8内
が一定圧すなわちバネ9の押し力以上になると、弁ボー
ル10と弁ボールシート11との間に隙間が生じ、余水はこ
の隙間を通って余水口12から外部に流出する。
13は調圧ハンドル、15は吐出口14に設けてあるボール
コックの開閉レバー、33は圧力タンク、34は圧力計であ
る。
続いて本発明の圧力調節装置の構成について説明す
る。
第5図は、自動気抜弁を装備したエアバルブレバーの
正面図である。
第4図、第5図に示す如く、圧力室8端の上部開口部
内にはシリンダー18がバルブシート19と共に装着されて
いる。シリンダー18の横面には余水室20内につなげる為
の開口18aが開けられている。
また、圧力室8の上端開口部には筒体21が突出されて
おり、該筒体21内にはバネケース22が挿入されている。
バネケース22内にはスピンドル軸23の上端が挿入さ
れ、該スピンドル軸23の上端はバネケース22内上部に保
持してある弱いバネ24と、下部に保持してある強いバネ
25によって上下から押さえ付けられているのである。こ
れら上下のバネ24,25の押し力の範囲内でスピンドル軸2
3は上下に移動することが出来るのである。
スピンドル軸23の中央部23aは大径に構成されてお
り、該中央部23aはシリンダー18の内周面に接面した状
態で、水漏れを防ぐシール構造を構成し、かつ摺動可能
とされているのである。
スピンドル軸23の下端部には自動気抜弁31が装備され
ている。
バネケース22の上端は、ガイドピン26によってエアバ
ルブレバー27の長孔27a,27aによって支持されており、
この筒体21上部にはガイドピン26を通す為の上端を開口
させた切欠21aを設けてある。
エアバルブレバー27下部は、ボルト28によって筒体21
に支持され、該エアバルブレバー27は該ボルト28を支点
として回動する。
なお、エアバルブレバー27の長孔27aは、該エアバル
ブレバー27の回動支点Pから偏心させた円弧状に構成さ
れており、エアバルブレバー27の回動操作によってガイ
ドピン26を上下に移動させることが出来るようにしてあ
る。
また、エアバルブレバー27が「自動」「減圧」「灌
水」の任意の位置に操作された後に定位置で係止出来る
ように、エアバルブレバー27の下方にはデテント機構が
装備されている。
すなわち、エアバルブレバー27の左右分岐部の一端は
他方に対して長めに、かつ回動支点Pを軸心とする円弧
状に構成されており、該円弧面には凹部27b…を3箇所
設けられている。
そして、該凹部27b…に係合するように、圧力室8側
上端からデテントボール29を突出させてある。30はバネ
である。
このように、エアバルブレバー27を回動させて任意の
3位置で係止させることにより、下部の自動気抜弁を
「自動運転位置」「灌水運転位置」「減圧運転位置」の
任意の開閉位置にもっていくことが出来るのである。
続いて自動気抜弁の各運転位置における作用を説明す
る。
第6図、第7図は自動気抜弁の自動運転位置を示した
正面断面図、第8図は同じく側面図、第9図は自動気抜
弁の減圧運転位置を示した正面断面図、第10図は同じく
側面図、第11図は自動気抜弁の灌水運転位置を示した正
面断面図、第12図は同じく側面図である。
まず、第6図、第8図に基づいて、動力噴霧機の始動
時、及び自動運転時の運転位置を説明する。
この場合にはエアバルブレバー27を「運転」位置で係
止させる。
この状態であると、自動気抜弁31とバルブシート19の
間には隙間が生じ、すなわち自動気抜弁31が「開いた」
状態にあり、この隙間から圧力室8内に残ったエアを余
水口12から外部に追い出すようにしたのである。
このため、第7図に示す如く、圧力室8内は低圧とな
って水が吸入口5から流れ込み、この水流の圧力によっ
て自動気抜弁31にはバネ24に抗して上方に押し上げられ
自動的に自動気抜弁31は閉じ、動力噴霧機内は加圧状態
となるのである。
このように、圧力室8内と余水室20側との間には圧力
差が生じている間は自動気抜弁31は閉じた状態となって
高圧状態を保ち、自動運転状態となるのである。
そして、動力噴霧機を停止させた場合には、圧力室8
内の圧力が下がる為、バネ24の押し力が勝るために自動
気抜弁31は開き、この隙間から残水は排出されるのであ
る。
続いて第9図、第10図に基づいて、動力噴霧機のの減
圧運転位置について説明する。
この場合にはエアバルブレバー27を回動させて「低
圧」位置で係止させる。
これにより、ガイドピン26がバネ24を限界近くまで収
縮させるので、該バネ24によりガイドピン26の移動を吸
収できず、スプリングケース22と共に下方に押し下げら
れ、これに付随して自動気抜弁31は強制的に開いた状態
となるのである。
このため、高圧であった圧力室8内は、水流が流れて
きても常時低圧となり、アイドリング時等において、動
力噴霧機の負圧を軽くして運転する場合等において使用
できるのである。
これにより、作業の休憩時間等において、減圧状態と
しておけばエンジンや動力噴霧機に負荷がかからないの
で、エンジンはアイドリング回転で燃料費のかからない
状態で運転を続行でき、また一旦エンジンまで停止した
場合に発生する、再始動、再吸収の作業を省略すること
が出来るのである。すなわち従来の動力噴霧機のリフレ
バーの「切」状態と同じ作用が行われるのである。
さらに、第11図、第12図に基づいて説明する。
この場合にはエアバルブレバー27を「減圧」位置と反
対方向の「灌水」位置に回動させて係止させる。
これにより、ガイドピン26はスプリングケース22と共
に上方に押し上げられ、これに付随して自動気抜弁31は
強制的に閉じた状態とし、水が余水口12に逃げてしまう
のを防ぐので、灌水等の如く大量の水量を必要とする場
合には適しているのである。
よって、動力噴霧機内の水は常に吐出口14からのみ排
出することが出来、低圧による灌水運転時に適する他、
作業終了後噴霧ホース内の水を追い出す時にも使用する
ことが出来るのである。
(ヘ)発明の効果 本発明は以上の如く構成したので、以下のような効果
を奏することが出来たのである。
第1に、本発明においてはこれを「自動」「灌水」
「減圧」の3ポジションを有する自動気抜弁を装備した
ことにより、従来の動力噴霧機は始動時に、内部のエア
抜き・給水・加圧といった操作をリフレバーで行ってい
たのを、レバー操作なしで自動的に行うことが出来たの
である。
すなわち、始動時にはオペレーターが離れた位置にい
ても自動的に給水加圧が可能となったものである。
また、自動的にエア抜きをすることが出来、これによ
り給水開始時において、内部減圧時間を短縮し、これに
より給水開始時間も短縮することが出来たのである。
第2に、エアバルブレバーの回動停止を行う機構を設
けたので、確実に、「灌水」「自動」「減圧」の位置決
めをすることが出来、動力噴霧機運転による振動により
レバー位置が移動するのも防ぐことが出来たのである。
さらに、レバー操作時に作業者が確実にその位置の感
知が出来、レバーの誤操作もなくすことが出来たのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は動力噴霧機の全体平面図、第2図は同じく全体
正面図、第3図は同じく全体側面図、第4図は動力噴霧
機の側面断面図、第5図は、自動気抜弁を装備したエア
バルブレバーの正面図、第6図・第7図は自動気抜弁の
自動運転位置を示した正面断面図、第8図は同じく側面
図、第9図は自動気抜弁の減圧運転位置を示した正面断
面図、第10図は同じく側面図、第11図は自動気抜弁の灌
水運転位置を示した正面断面図、第12図は同じく側面図
である。 7……吐出弁 8……圧力室 10……弁ボール 11……弁ボールシート 12……余水口 27……エアバルブレバー 31……自動気抜弁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動力噴霧機において、吐出弁7からの吐出
    水が流入する圧力室8に、吐出口14と、調圧装置の弁ボ
    ールシート11を開口すると共に、更に、圧力室8に自動
    気抜弁のバルブシート19を開口し、該自動気抜弁のバル
    ブシート19に対して、圧力室8側から自動気抜弁31を接
    当閉鎖可能とし、水流の押圧力により該自動気抜弁31を
    押圧閉鎖すべく構成し、該自動気抜弁31を水流の押圧力
    に対して圧力室8の側に付勢するバネを設け、該バネの
    バネ力を調節可能としたエアバルブレバー27を設け、該
    エアバルブレバー27を、「灌水」「運転」「減圧」の3
    位置で停止可能としたことを特徴とする動力噴霧機の圧
    力調節装置。
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