JP2702470B2 - 折り畳み式機器のヒンジ構造 - Google Patents
折り畳み式機器のヒンジ構造Info
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Description
ドプロセッサー及びパーソナルコンピュータ等の折り畳
み式機器に関し、特にそのヒンジ部の構造に関する。
にその外観の一例を示す様に、カバー1とケース2とを
開閉可能に結合させるための、カバー1と一体であるカ
バーヒンジ3、ケース2と一体であるケースヒンジ4と
から成る。カバー1とケース2の中には、それぞれ電気
的機能を有する実装部品が内蔵されていて、カバーヒン
ジ3、ケースヒンジ4を介してカバー1とケース2を任
意開閉角度(α°)に開閉できる構造になっている。
ジ構造は図5に示す様に、リブ26とガイド27が係合
することにより、ヒンジ回転方向でカバーヒンジ3と一
体で回転する凸ボス23と、リブ29とガイド28が係
合することにより、ヒンジ軸方向に自由でヒンジ回転方
向でケースヒンジ4と一体で回転する凹部ボス22と、
凸ボス23と凹部ボス22を圧接させるためのばね30
とヒンジ部を結合させるためのねじ21とから成り、カ
バー1とケース2がα°開いた時に、凸ボス23と凹ボ
ス22が係合する様、凸部25と凹部24が設けられ、
カバー1とケース2がα°開いた時にクリック係止する
構造となっていた。
機器のヒンジ構造では、機器の開閉動作を行うのに片手
では困難であり、荷物等を持ち片手が塞がっている場合
は、荷物を手放し、両手を自由にしてから開閉を行わな
くてはならないと言う課題があった。
目的は、従来の手動による開閉機能を保持し、なおかつ
ヒンジ部に設けた開閉用のボタンを押して離す動作によ
り、機器の開閉を片手でも可能にする折り畳み式機器の
ヒンジ構造を提供することにある。
のヒンジ構造は、開閉可能な折り畳み式機器に於いて、
互いに開閉可能に結合するケース及びカバーと、前記カ
バーと一体であるカバーヒンジと、前記ケースと一体で
あるケースヒンジと、開閉用のボタンと一体化されて前
記カバーヒンジと前記ケースヒンジに挿入されるT字棒
と、前記カバーヒンジまたは前記ケースヒンジのいずれ
か一方に係合して円筒状をなすボスの内壁に溝を形成し
てなり、前記T字棒を前記溝にばねを介して挿入させ、
ヒンジ軸方向の力である前記ボタンを押す力と前記ばね
の弾力性をヒンジ回転方向の力に変換させることによ
り、前記カバーと前記ケースを前記ボタンを押して離す
一連の動作によって開閉可能に結合すべくしたものであ
る。
て、前記T字棒を前記ばねの弾性力によって前記溝の形
状の一部のみに沿わせることにより、前記ボタンを押す
ことなしに前記カバーと前記ケースを手動にて開閉可能
に結合することができ、また前記カバーと前記ケースに
設定開閉角度以上の外力が働いても前記T字棒が前記溝
の逃げ部に移動して前記外力を逃がすこともできる。
T字棒と一体化された前記ボタンを前記ばねの弾性力に
逆らって前記溝に係合させ、ヒンジ軸方向の力である前
記ボタンを押す力及び前記ばねの弾性力を、ヒンジ回転
方向の力に変換させることにより、前記カバーと前記ケ
ースを前記ボタンを押して離す動作により開閉可能にす
ることができる。
して説明する。
は要部の分解斜視図、(b)及び(c)は溝内のT字棒
軌跡展開図、図2(a)及び(b)はこの実施の形態の
ボス内に設けた溝形状展開図、図3はこの実施の形態に
おける要部の断面図、図4はこの実施の形態を用いた折
り畳み式機器の外観を示す斜視図である。
外観は図4のようになっており、カバー1とケース2
は、カバー1と一体であるカバーヒンジ3、ケース2と
一体であるケースヒンジ4を結合させることにより、カ
バー1とケース2は回転可能に結合されている。この実
施の形態においては、カバーヒンジ3、ケースヒンジ4
及びその結合部分の構造に特徴を有している。
に示すように、カバーヒンジ3及びケースヒンジ4と、
これらの中に挿入されるT字棒6と、T字棒6と一体で
あり開閉動作を行わせるためのボタン5と、T字棒6と
係合した際にヒンジ軸方向の力をヒンジ回転方向に変換
させるための半円筒状のボス9a,9bと、ボタン5に
ヒンジ軸方向の力を働かせるためのばね8とで構成され
ている。
ブ10と係合するようガイド12が設けられており、こ
れによりボタン5はヒンジ軸方向に自由であり、ヒンジ
回転方向にはケースヒンジ4と一体で回転する。T字棒
6の先端部分の両端には、回転可能なローラー7a,7
bを具備している。
a,14bが設けられ、リブ10との係合状態は緩く、
カバーヒンジ3内のリブ11には圧入及び接着剤にて係
合させる。これにより、カバーヒンジ3とボス9a,9
bはヒンジ回転方向に一体で回転し、ヒンジ軸方向には
安易に抜けないようになる。またボス9a,9bの内壁
13a,13bには、各々ローラー7a,7bと係合す
るように、展開図で示すと図2(a),(b)のような
溝15が形成されている。
ると、T字棒6にばね8を通し、ボス9a,9bの溝1
5にローラー7a,7bを係合させ、ボス9a,9bを
ケースヒンジ4内に通過させ、カバーヒンジ3内へと圧
入させながらボタン5のガイド12とリブ10とを係合
させる。これにより、カバーヒンジ3とケースヒンジ4
は図3のように結合することができる。
係は、図1(b),(c)を用いて説明すると、溝15
に於いて、ローラー7a,7bがA点にある時はケース
1とカバー2は閉じた状態にあり、G点にあるときはケ
ース1とカバー2はα°開いた状態にあるように形成さ
れている。また、ローラー7a,7bには、常にばね8
の弾性力を図1(b),(c)中の矢印方向に受けてい
る。
ち、ローラー7a,ローラー7bがA点にある時、ボタ
ン5をばね8の弾性力に逆らって押すことにより、ロー
ラー7a,ローラー7bはA点→B点→C点→D点へと
移動する。ここで、ボタン5の押圧力を離すと、ばね8
の弾性力によりローラー7a,ローラー7bは、D点→
E点→F点→G点へと移動する。すなわち、ボタン5を
1回押して離すことにより、ローラー7a,ローラー7
bはA点→G点まで移動するのでカバー1とケース2は
閉じた状態からα°開いた状態へ移ることができる。
なわちローラー7a,ローラー7bがG点にある時、ボ
タン5をばね8の弾性力に逆らって押すことにより、ロ
ーラー7a,ローラー7bはG点→H点→I点と移動す
る。ここでボタン5の押圧力を離すと、ばね8の弾性力
によりローラー7a,ローラー7bは、I点→J点→K
点→L点→M点→B点→A点へと移動する。すなわち、
ボタン5を1回押して離すことにより、ローラー7a,
ローラー7bはG点→A点まで移動するのでカバー1と
ケース2はα°開いた状態から閉じた状態へ移ることが
できる。
ー1とケース2を開閉する場合は、ローラー7a,ロー
ラー7bがA点→N点→G点、G点→N点→A点と移動
するので、手動による開閉も可能である。
(α°)以上開こうとする外力が働いた場合、G点→O
点にローラー7a,ローラー7bが移動し、カバー1と
ケース2の損傷を防ぐことができる。外力が外されれ
ば、ローラー7a,ローラー7bはばね8の弾性力によ
りO点→G点へと移動し、カバー1とケース2はα°開
いた状態に戻ることができる。
み式機器のヒンジ構造は、ヒンジ部に設けたボタンを押
して離すだけで、機器の開閉動作が可能なため、荷物等
で片手が塞がっている場合でも、空いている一方の手で
機器の開閉が行えると言う効果がある。また急な場合
は、手動による開閉も可能であり、利用者の開閉方法に
制限を与えないと言う効果がある。
解斜視図、(b)及び(c)は溝内のT字棒の軌跡を示
す展開図である。
けた溝形状を(a),(b)で示す展開図である。
る。
外観斜視図である。
解斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 開閉可能な折り畳み式機器に於いて、互
いに開閉可能に結合するケース及びカバーと、前記カバ
ーと一体であるカバーヒンジと、前記ケースと一体であ
るケースヒンジと、開閉用のボタンと一体化されて前記
カバーヒンジと前記ケースヒンジに挿入されるT字棒
と、前記カバーヒンジまたは前記ケースヒンジのいずれ
か一方に係合して円筒状をなすボスの内壁に溝を形成し
てなり、前記T字棒を前記溝にばねを介して挿入させ、
ヒンジ軸方向の力である前記ボタンを押す力と前記ばね
の弾力性をヒンジ回転方向の力に変換させることによ
り、前記カバーと前記ケースを前記ボタンを押して離す
一連の動作によって開閉可能に結合すべくしたことを特
徴とする折り畳み式機器のヒンジ構造。 - 【請求項2】 前記T字棒を前記ばねの弾性力によって
前記溝の形状の一部のみに沿わせることにより、前記ボ
タンを押すことなしに前記カバーと前記ケースを手動に
て開閉可能に結合したことを特徴とする請求項1記載の
折り畳み式機器のヒンジ構造。 - 【請求項3】 前記カバーと前記ケースに設定開閉角度
以上の外力が働いても前記T字棒が前記溝の逃げ部に移
動して前記外力を逃がすことを特徴とする請求項1また
は2に記載の折り畳み式機器のヒンジ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1199496A JP2702470B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 折り畳み式機器のヒンジ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1199496A JP2702470B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 折り畳み式機器のヒンジ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09205287A JPH09205287A (ja) | 1997-08-05 |
JP2702470B2 true JP2702470B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=11793145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1199496A Expired - Fee Related JP2702470B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 折り畳み式機器のヒンジ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2702470B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4501273B2 (ja) * | 2000-11-24 | 2010-07-14 | セイコーエプソン株式会社 | テープ印刷装置 |
JP3686845B2 (ja) | 2001-05-21 | 2005-08-24 | 埼玉日本電気株式会社 | 折り畳み型携帯電話機 |
-
1996
- 1996-01-26 JP JP1199496A patent/JP2702470B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09205287A (ja) | 1997-08-05 |
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