JP2702068B2 - オフセット印刷法による薄膜トランジスタ回路の形成方法 - Google Patents

オフセット印刷法による薄膜トランジスタ回路の形成方法

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JP2702068B2
JP2702068B2 JP2854594A JP2854594A JP2702068B2 JP 2702068 B2 JP2702068 B2 JP 2702068B2 JP 2854594 A JP2854594 A JP 2854594A JP 2854594 A JP2854594 A JP 2854594A JP 2702068 B2 JP2702068 B2 JP 2702068B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフセット印刷法によ
る薄膜トランジスタ回路の形成方法に関するものであ
り、特に大型アクティブマトリックス型液晶ディスプレ
イパネルなどとして有用な大型薄膜トランジスタ回路を
製造するに際して、印刷版に形成されたパターンがオフ
セット印刷を通じて薄膜トランジスタ回路の基板上に忠
実な寸法で転写されるようにした薄膜トランジスタ回路
の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に液晶表示装置は、受動型ディスプ
レイであって消費電力がきわめて少ないこと、低電圧で
駆動できること、パネル型の表示装置が得られること、
大型表示が可能であること、比較的低価格であること、
など、発光型のディスプレイにみられない多くの利点を
有し、いわゆるラップトップ型やブック型など携帯可能
のコンピュータやワードプロセッサをはじめとして各種
機器類のディスプレイ装置として広く用いられている。
これらの中でも薄膜トランジスタ回路を用いたアクティ
ブマトリックス型液晶ディスプレイパネルは、階調表現
が可能であること、高速応答性に優れていること、画像
に濃淡ムラが生じないことなど、ディスプレイとしての
特性が優れているために、フルカラーフラットディスプ
レイなどとしての応用が有望視されている。
【0003】図10に一般的なカラー液晶表示装置の例
を示す。図10において、カラー液晶表示装置40は、
表面から裏面に向かって、偏光板41、対向電極用ガラ
ス基板42a、カラーフィルタ層42b、透明対向電極
膜42c、液晶層45、薄膜トランジスタ回路部46、
薄膜トランジスタ回路用ガラス基板(以下、単に「基
板」と称する)47、および偏光板48が積層され形成
されている。このカラー液晶表示装置40は、好ましく
は背面からバックライト光源(図示せず)により照明さ
れるようになっている。ここに用いられている薄膜トラ
ンジスタ回路部46の一例を図11に示す。この薄膜ト
ランジスタ回路部46は、並列するゲート配線部51、
51、…と、これに直交して並列するソース配線部5
2、52、…との交点にトランジスタ回路などの画素単
位の回路53、53、…が基板上に形成されている。
【0004】この画素単位の回路53は、例えば図12
のように、基板47上にソースドレイン層54、絶縁層
53、ゲート層54などが階層的に形成され、さらにコ
ンタクトホール部55、電極56などが形成されてい
る。この構成の薄膜トランジスタ回路はスタガー型構造
と呼ばれるものであるが、これに限らず、いずれの構成
の薄膜トランジスタ回路部であっても、これを製造する
に際しては、基板上で成膜し、次いでこの膜をパターニ
ングするパターニング工程が各層毎に繰り返されること
になる。このパターニング工程は、さらに詳しくは、ま
ず被エッチング層上にエッチングレジストパターン(以
下、単に「レジストパターン」と称する)を形成し、次
いでエッチングし、エッチングレジストを剥離する工程
からなる。
【0005】この被エッチング層上にレジストパターン
を形成する方法としては従来、フォトリソグラフ法が多
用されてきたが、この方法は大型化に際しては非常にコ
スト高になり量産化が困難とされているため、これに代
わる一手段として、特に大型画面の液晶装置を大量生産
するための好適な手段として、オフセット印刷法による
パターン形成技術が注目されて来た。
【0006】このオフセット印刷法によるパターン形成
法には2種類がある。その一つは基板の被エッチング層
上に直接、レジストインキによるレジストパターンを印
刷する方法(直接法)であり、他の一つは、被エッチン
グ層上にまずフォトレジスト層を形成し、また時にはそ
の上にさらに粘着層を形成し、このフォトレジスト層ま
たは粘着層の上に遮光性インキによるマスクパターンを
印刷し、次いで露光・現像して被エッチング層上にレジ
ストパターンを形成する方法(マスク法)である。この
いずれの方法を採用するにせよ、オフセット印刷法によ
るインキパターンの印刷は、一般に円圧型オフセット印
刷機を用い、以下のように行われる。インキパターンの
オフセット印刷方法の一例を凹版印刷版を用いた場合に
ついて図1(a)〜図1(e)に順次段階的に示す。
【0007】図1(a)において、まず印刷版1に、凹
部2と凸部3とからなる印刷版パターンが形成される。
この印刷版1にドクターナイフ4によってインキ5を塗
布する。このインキ5は、上記の直接法の場合はレジス
トインキであり、マスク法の場合は遮光性インキであ
る。いずれの場合も、インキ5は凹部2にのみ付着し、
印刷版上に印刷版インキパターンが形成される。次に、
図1(b)に示すように、円圧型オフセット印刷機の、
一般にブランケットと呼ばれる円筒状の転写体6の周面
6sを、この印刷版上に一定圧力一定速度で一定方向に
圧転(押圧しながら回転移動)させる。すると、図1
(c)に示すように、凹部2のインキ5が、印刷版パタ
ーンのパターン位置関係を維持したまま転写体の周面6
sに転移する。
【0008】次に図1(d)に示すように、この転写体
の周面6sを、基板10の被転写層11上に、前記の転
移の場合と同一速度で、一定方向に圧転させる。この被
転写層11は、直接法の場合は被エッチング層であり、
マスク法の場合はフォトレジスト層または粘着層であ
る。すると転写体6の周面6s上のインキは、その被転
写層11上に転写され、図1(e)に示すように、被転
写層11上に、印刷版1のパターンに対応したインキ5
によるインキパターン5pが形成される。基板10は、
X−Y−θ定盤(図示せず)の上に置いて印刷位置を調
節することができる。
【0009】この後は、例えば直接法であれば、エッチ
ング、次いでエッチングレジストインキ5の剥離の工程
を経て、図1(f)に示すように、基板10上に被エッ
チング層のパターン11pが形成される。また、マスク
法であれば、露光、現像、エッチング、次いでレジスト
層の剥離の工程を経て、図1(f)に示すように、基板
10上に被エッチング層のパターン11pが形成され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のインキパターン
のオフセット印刷工程において、特にハイビジョン用液
晶表示装置の薄膜トランジスタ回路を製造する場合のよ
うに、大型かつ高精度のパターンが要求される場合に
は、図1(e)の被転写層11上に転写されるパターン
5pの位置精度および寸法精度が、例えばその位置の設
計値からの誤差が数μm以下となるように厳密に調整さ
れなければならない。ところが、通常の円圧型オフセッ
ト印刷機においては、重ね刷りの際に各色パターンの相
対的な印刷寸法のズレは、一般に±100μm程度が許
容されている。従って通常のオフセット印刷方法を用い
ては、大型薄膜トランジスタ回路基板のインキパターン
5pを形成することができない。
【0011】ここでパターンの位置精度(または誤差)
とは、実際に転写されたインキパターン5pの被転写層
11上の位置と、設計上予定されたパターン位置との合
致(または隔たり)の程度を表す。またパターンの寸法
精度(または誤差)とは、印刷版パターンと、転写され
たインキパターンとのそれぞれ対応する2点間の長さの
合致(または隔たり)の程度を表す。
【0012】研究の結果、従来の円圧型オフセット印刷
機を用いた場合の寸法精度の不良は、特に転写体6の圧
転方向に所望の寸法精度が得られず、実際に転写された
パターンの寸法がその方向に印刷版のパターン寸法から
大きく伸縮してずれることに原因があることがわかっ
た。またその伸縮率は、転移速度および転写速度が一定
であれば、圧転方向においてパターンの寸法に係わらず
一定であることがわかった。従って本発明の目的は、薄
膜トランジスタ回路を形成するに際して、印刷版に形成
されたインキパターンがオフセット印刷を通じて、特に
転写体の圧転方向に関して、薄膜トランジスタ回路基板
の上に忠実な寸法で転写されるようにする、大型液晶パ
ネルの製造を可能にする薄膜トランジスタ回路の形成方
法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の円圧型
オフセット印刷機を用いて上記基板上の被エッチング層
からなる被転写層上にレジストパターンを形成するに際
して、印刷版と転写体との相対的平行移動速度である転
移速度と、転写体と薄膜トランジスタ回路基板との相対
的平行移動速度である転写速度とを、印刷版上のパター
ンと被転写層上のレジストパターンとの寸法誤差が±5
μm以下となるように、それぞれ異なる速度でかつ一定
に調整する薄膜トランジスタ回路の形成方法を提供す
る。本発明はまた、上記の円圧型オフセット印刷機を用
いて基板の被エッチング層上のフォトレジスト層または
さらにその上の粘着層からなる被転写層上にマスクパタ
ーンを形成するに際して、その転移速度と転写速度と
を、印刷版上のパターンと被転写層上のマスクパターン
との寸法誤差が±5μm以下となるように、それぞれ異
なる速度でかつ一定に調整する薄膜トランジスタ回路の
形成方法を提供する。以下、印刷版と転写体との相対的
平行移動速度である転移速度を「転移速度P」、また転
写体と基板との相対的平行移動速度である転写速度を
「転写速度Q」と呼ぶ。
【0014】上記のいずれかの方法において、転移速度
Pと転写速度Qとは、転写体の圧転方向における印刷版
上のパターンの寸法と被転写層上に転写された対応する
パターンの寸法との寸法誤差が±5μm以下となるよう
に予備実験によって決定することが好ましい。このと
き、転移速度Pに対する転写速度Qの比率は、1対5な
いし5対1の範囲内で調整することができる。
【0015】
【作用】レジストパターンを形成する場合においてもマ
スクパターンを形成する場合においても、転移速度Pと
転写速度Qとを相対的に変化させると、転写体の相対的
圧転方向における印刷版のパターン寸法と基板の被転写
層上に転写される転写パターンのパターン寸法との誤差
率が変化する。また、転移中の転移速度と転写中の転写
速度とを一定値に保持すると、圧転方向における上記誤
差率は印刷場所やパターン寸法に依存せず一定となる。
【0016】以下、本発明を図面を用いて詳しく説明す
る。以下の説明において、図面を用いて説明した従来例
の構成要素と共通しているものは同一番号を付してその
説明を省略または簡略化する。図1(a)ないし図1
(e)は、本発明の好ましい一実施例のそれぞれ一過程
を順次に示している。この実施例は、円圧型オフセット
印刷機を用い、レジストインキ5によるレジストパター
ン5pを薄膜トランジスタ回路基板10の被エッチング
層からなる被転写層11上に形成する直接法の一例であ
る。ここで、円圧型オフセット印刷機とは、基本的に、
印刷版上のインキパターンを回転軸Xを有する円筒状転
写体(ブランケット)6の周面6sに圧転して移転し、
次いでこの周面上のインキパターンを被転写層11に圧
転して転写する装置である。
【0017】図1(a)において、まず凹版からなる印
刷版1の凹部2に、ドクターナイフ4を用いてレジスト
インキ5を付与し、印刷版1上にレジストインキ5によ
るパターンを形成する。次に、順次図1(b)および図
1(c)に示すように、転写体6の周面6sをこの印刷
版1上に一定圧力、一定速度で一定方向に圧転させ、レ
ジストインキ5を印刷版1から転写体6に転移する。次
に、図1(d)および図1(e)に示すように、インキ
パターンが転移された転写体6の周面6sを、基板10
の被エッチング層からなる被転写層11上に一定圧力、
一定速度で一定方向に圧転させ、転写体6上のレジスト
インキ5を転写して被転写層11上にレジストパターン
5pを形成する。このとき、転移速度Pと転写速度Qと
は、以下の方法で、寸法誤差が±5μm以下となるよう
に、異なる速度に調整される。
【0018】この転移速度Pと転写速度Qとは、他の全
ての運転条件が設定された後で、図2に示すように、転
写体6の圧転方向(矢印PおよびQで示す)における印
刷版1上のパターンの任意の2点間の寸法mと被転写層
11上に転写されたパターンの対応する2点間の寸法n
との寸法誤差δ(δ=m−n)±5μm以下となるよ
うに予備実験によって相対的に決定される。このとき、
転移速度Pに対する転写速度Qの比率は、1対1以外
で、1対5ないし5対1の範囲内で調整することができ
る。
【0019】これにより、図1(e)に示すように、基
板10の被転写層11上に印刷版1のパターンに対応す
るレジストパターン5pが形成される。このとき、上記
パターン寸法の誤差量δは±5μm以下となる。すなわ
ち、被転写層11の設計上要求される正確な位置に、レ
ジストパターンが形成されることになる。次に、従来一
般に行われている任意の方法を用い、エッチングし、次
いでレジストインキ5を剥離すれば、図1(f)に示す
ように、基板10上の求める正確な位置に、被エッチン
グ層のパターン11pが形成される。
【0020】上記の例は被転写層11上にレジストパタ
ーン5pを形成する場合であるが、同様にして図3
(a)〜(d)に順次に示すように、レジストインキ5
のかわりに遮光性インキ7によるパターンを印刷版1に
形成し、これを転写体6に一定圧力、一定速度で一定方
向に転移し、次いでこのパターンを、基板10の被エッ
チング層14上に形成されたフォトレジスト層、または
さらにその上の粘着層からなる被転写層15の上に一定
圧力、一定速度で一定方向に転写し、この被転写層15
上にマスクパターン7pを形成するとき、転移速度Pと
転写速度Qとを、それぞれ異なる速度に調整すれば、被
転写層15上の設計上要求される位置に、最小の誤差量
δ、すなわち±5μm以下でマスクパターン7pを形成
することができる。フォトレジスト層は、ネガ型、ポジ
型のいずれであってもよい。
【0021】このフォトレジスト層(および粘着層)は
基板の被エッチング層14の上に設けられているので、
マスクパターン7pを形成した後にこの面を露光し、現
像すれば、図2(e)に示すように、被エッチング層1
4上にレジストパターン15pが形成される。マスクパ
ターン7pを除去してエッチングし、次いでレジストパ
ターン15pを剥離すれば、基板10上の正確な位置に
被エッチング層のパターン14pが形成される。
【0022】以下の説明においては特に断わりない限
り、レジストインキ5と遮光性インキ7とを区別せず、
単にインキ5として図1を参照して説明する。本発明の
方法に用いることができる円圧型オフセット印刷機は、
印刷版1のインキパターンを円筒状転写体(ブランケッ
ト)6の周面6sに転移し、この周面6s上のインキパ
ターンを被転写面11に転写し得る印刷装置であり、か
つ転移速度Pと転写速度Qとをそれぞれ独立にかつ一定
に調整できるものであればいずれの形式のものであって
もよい。特に、図2に示すように、転写体6が印刷版上
で1回転し、次に被転写層11上で1回転して印刷を完
了する二回転印刷機を用いることが好ましい。転移速度
Pと転写速度Qとを独立に設定できる円圧型オフセット
印刷機としては、例えば紅羊社製エクターLCD印刷機
などが市販されているが、それ以外の市販の印刷機で
も、転写体6移動用のモータをサーボモータに変更する
ことなどによって使用可能となる。
【0023】版としては、凹版、平版、または凸版のい
ずれも使用できる。その例としては、オフセット印刷に
通常用いられているオフセット印刷用の版、例えばPS
版、水なし版、または本発明者らが特願平04−440
62号に記載したトライメタル版などを挙げることがで
きる。
【0024】インキ5がレジストインキであれ遮光性イ
ンキであれ、これを凹版である印刷版1の凹部2に付与
するインキング方法としては、図1(a)に示すように
ドクターナイフ4による方法がある。また通常用いられ
ているオフセット印刷用の版にインキングするには、イ
ンキングローラを用いる方法などがある。インキ5がレ
ジストインキである場合、用いるインキは、そのアルカ
リ含有量が被転写層11の特性(半導体特性、絶縁特性
など)を損なわないように数ppm以下であることが望
ましい。遮光性インキの場合は被転写層11がフォトレ
ジスト層または粘着層であるから、アルカリ含有量に対
する配慮は不要であり、紫外線を遮断し、かつフォトレ
ジスト層または粘着層を溶解したり膨潤させたりしない
ものであれば、いずれのものも使用可能である。このよ
うな遮光性インキの例としてはアクワレス5(墨、東洋
インキ製造社製)などを挙げることができる。
【0025】インキ5を付与した印刷版1上に転写体6
を圧転し、インキパターンをその周面6sに転移する。
このインキパターンの転移に際して、転移速度Pの絶対
値は特に限定されるものではなく、版の特性、インキ5
の粘度、環境温度、圧転圧力、求められる生産性などの
諸要因を考慮し、さらに転写速度Qとの相対的な調整が
可能となるように決定すればよい。一般には例えば50
mm/sないし500mm/sの範囲、好ましくは10
0mm/sないし150mm/sの範囲内で選択され
る。選択された速度は転移中や転写中において一定に保
たれなければならない。
【0026】転写体の周面6s上のインキパターンを、
次に被転写層11上に圧転して転写する。この際の転写
速度Qは、他の印刷条件が一定の場合に、転移速度Pに
関して相対的に決定される。この決定に際しては、図2
に示すように、被転写層11上に転写されるパターンの
転写方向における任意の2点間のパターン寸法nが、印
刷版1に形成されたパターンの対応する2点間のパター
ン寸法mと一致するかまたは誤差量δ(δ=m−n)
±5μm以下となるように、例えばダミーの基板を用い
て予備実験によって決定する。
【0027】印刷版パターンと転写パターンとの寸法誤
差は転写体6の圧転方向(回転軸Xに対し直角の方向)
に発生し、これと直角の方向(回転軸Xの方向)には発
生しない。また、その圧転方向の寸法誤差δは、転移速
度Pと転写速度Qとを相対的に変化させることによって
変化する。従ってこれら双方の速度を相対的に調整する
ことによって所望の寸法精度が得られ、その結果として
位置精度の優れた転写パターンが被転写層11上に形成
される。
【0028】転移速度Pと転写速度Qとを相対的に変化
させたとき、寸法誤差δがどのように変化するかを、以
下の試験例で示す。 (試験例)使用した円圧型オフセット印刷機:大日本ス
クリーン社製KF−125E型のキャリッジ移動用モー
タをサーボモータに交換し、速度を50mm/s〜50
0mm/sで任意に可変、固定できるようにした。 印刷版:有効寸法230mm(幅)×400mm(長
さ)の版を用い、この長さ方向400mmにわたって遮
光性インキ(アクワレス5(墨)、東洋インキ製造社
製)で直線パターンを形成した。 被転写層:350mm(幅)×450mm(長さ)のガ
ラス板をダミー基板とし、この上にフォトレジスト(O
FPR800、東京応化製、ポジ型)を約2.5μmの
厚さにスピンコートしたものを用いた。
【0029】印刷版と被転写層とを印刷機の定盤上にセ
ットし、温度調節器を用いてそれぞれの温度を一定に調
節し、転移速度Pと転写速度Qとを相対的に変化させて
印刷版上に形成された直線パターンの被転写層上におけ
る転写像の長さを測定し、その誤差δを求めた。まず、
従来の印刷法に従い、転移速度P=転写速度Q=116
mm/sにて印刷を行ったところ、誤差δは+(伸び)
150μmであった。これは、アクティブマトリックス
型液晶パネルに求められるδ≦5μm/mと大差があ
る。次に、転写速度Qを160mm/sに固定し、転移
速度Pを50mm/s〜500mm/sの範囲内で変化
させて印刷を行った。その結果を図4に示す。
【0030】図4の曲線は、転移速度Pが312mm/
s未満では被転写層上で+(伸び)の誤差が発生し、3
12mm/sで誤差δがほぼゼロとなり、これを越える
速度では−(縮み)の誤差が発生していることを示して
いる。すなわち、この試験例では、転移速度P=312
mm/s、転写速度Q=160mm/sのとき、印刷版
パターンと転写パターンとの寸法誤差が最小になったこ
とがわかる。
【0031】最適な転移速度Pと転写速度Qとは、印刷
機、印刷方法、印刷条件、印刷環境などさまざまな要因
によって変化する。従ってこれらの要因を全て一定に設
定した後に、最後に予備実験によって転移速度Pと転写
速度Qとを決定するべきである。この転移速度Pと転写
速度Qとの相対的な比率は、1対5ないし5対1の範囲
内で選定することができる。もしこの比率が上記の範囲
を越えるようであれば、インキ粘度を調節して対応した
としても転移時のインキの分裂(印刷版から転写体への
移行)と転写時のインキの分裂(転写体から被転写層へ
の移行)のバランスが適正状態からはずれ、インキパタ
ーンにピンホールが発生したり、インキ画線の周辺部の
形状が劣化してギザツキが多くなったりする。しかし実
際には上記比率を越えることなく転移速度Pと転写速度
Qとを決定することができる。大型アクティブマトリッ
クス型液晶ディスプレイパネル用の高精度大型薄膜トラ
ンジスタ回路を製造する場合を含むほとんどの場合に、
転移速度Pと転写速度Qとの相対的な比率は、実質的に
1対3ないし3対1の範囲内で選定することができる。
【0032】
【実施例】以下に実施例を示す。この実施例は、大型ア
クティブマトリックス液晶ディスプレイ用の薄膜トラン
ジスタ回路を基板上に形成する一工程に本発明の方法を
適用した例である。この工程の概要を図5に示す。すな
わち、基板上にポリシリコンの薄膜を形成し、これをパ
ターニングする第一工程、この上にSiO2 ,ポリシリ
コンによる薄膜を形成し、ゲートパターニングする第二
工程、この上にSiO2 絶縁膜を形成し、コンタクトホ
ールパターニングを行う第三工程、および電極薄膜(A
l)を形成し、電極パターニングを行う第四工程から概
略構成されている。この各工程に、本発明の方法を適用
した。
【0033】この基板は、画素数960×3(=288
0)×517ドット、画素サイズ140×440μm、
画素面寸法230×400mm、ガラス基板サイズ35
0×450mmのものである。
【0034】用いた円圧型印刷機は、転写体(ブランケ
ット)が移動する二回転印刷機である。これは、大日本
スクリーン社製KF−125E型印刷機のキャリッジ移
動用モータをサーボモータに交換し、速度を50mm/
s〜500mm/sで任意に可変、固定できるようにし
たものである。
【0035】回路設計に当たっては、印刷位置の絶対精
度を±15μm以内と設定した。実際の印刷において
は、寸法誤差ばかりでなく既に形成してあるパターンと
の重ね合わせ工程での誤差(アライメント誤差)が発生
する。このアライメント誤差は使用した印刷機に関して
最大±5μmであった。従って寸法誤差は±10μm以
内に抑える必要がある。寸法誤差の要因としては転写体
の速度の他に、例えば製版時と印刷時とで温度が異なる
場合の印刷版の寸法変化、ガラス基板の成膜時の加熱な
どによる寸法変化などがあり、このための余裕として±
5μmを見込むと、印刷時の寸法精度の目標は±5μm
以内と設定された。
【0036】(第一工程) ポリシリコンパターニン
グ:図6(a)〜(c)参照 版:水なしオフセット印刷用版(TAP版、東レ社製)
に薄膜トランジスタ回路の第一層であるポリシリコン層
のパターンを露光し現像した。この版のパターンの寸法
ズレは設計値の±3μm以内であった。この版を上記印
刷機の版定盤上にセットし、温度調整機を用いて製版時
の温度と合致させた。
【0037】基板:一方、図6(a)に示すように、ガ
ラス基板20にポリシリコン層21を成膜し、この上に
フォトレジスト(OFPR800、東京応化製ポジ型)
層22を約2.5μmの厚さにスピンコートした。この
フォトレジスト層22が、この工程における被転写層で
ある。
【0038】印刷:これとは別に、印刷速度を決定する
ために、同形のダミーガラス基板に同様のフォトレジス
ト層を形成し、前記の(試験例)で示した方法によっ
て、遮光性インキ(アクワレス5(墨)、東洋インキ製
造社製)を用い、寸法誤差が最小となる転移速度Pと転
写速度Qとを求めた。転移速度P=312mm/s、転
写速度Q=160mm/sのとき、印刷版パターンと転
写パターンとの寸法誤差δが最小になった。そこでこの
実験結果に従い印刷機の運転条件を設定して、フォトレ
ジスト層22に、図6(b)に示すように、遮光性イン
キのマスクパターン23を印刷した。このマスクパター
ン23の寸法精度は、転写方向にも、これと直角な方向
にも±5μm以内であった。
【0039】この基板を露光し現像し、遮光性インキを
除去し、フッ酸系エッチング液に浸漬してポリシリコン
層21をエッチングし、基板20上に、図6(c)に示
すように、ポリシリコンパターン21pを形成した。
【0040】(第二工程) ゲートパターニング:図7
(a)〜(b)参照 図7(a)のように、上記の基板上にSiO2 絶縁層2
4、次いでポリシリコン層25を成膜し、第一工程の場
合と同様にして、その上にフォトレジスト層26を施
し、これを被転写層として、第一工程と同一条件で遮光
性インキのマスクパターン27を印刷した。このマスク
パターン27の寸法精度は、転写方向にも、これと直角
な方向にも±5μm以内であった。第一工程の場合と同
様にして、露光、現像、エッチング工程を経て、図7
(b)に示すように、ゲート25pを形成した。
【0041】(第三工程) コンタクトホールパターニ
ング:図8(a)〜(b)参照 図8(a)のように、上記の基板上にSiO2 絶縁層2
8、フォトレジスト層29、および遮光性インキによる
マスクパターン30を形成し、露光、現像、エッチング
工程を経て、図8(b)に示すように、コンタクトホー
ル31を形成した。
【0042】(第四工程) 電極パターニング:図9
(a)〜(b)参照 図9(a)のように、上記の基板上に電極薄膜(Al)
32を形成し、この上に前記と同様に、フォトレジスト
層33、およびマスクパターン34を形成し、露光、現
像、エッチング工程を経て、図9(b)に示す電極32
pを形成し、薄膜トランジスタ回路を完成した。上記の
いずれの工程においても、転移速度Pおよび転写速度Q
は第一工程で設定したままで固定したが、寸法精度はそ
れぞれ設計値の±5μmの範囲内に収まり、これによ
り、大きさがA−3サイズに近い大型のアクティブマト
リックス型液晶ディスプレイ用薄膜トランジスタ回路基
板を精度よく製造することができた。
【0043】
【発明の効果】本発明のオフセット印刷法による薄膜ト
ランジスタ回路の形成方法は、円圧型オフセット印刷機
を用いる被転写層上へのレジストパターンまたはマスク
パターンの印刷に際して転移速度Pおよび転写速度Q
を、それぞれ異なる速度でかつ一定に調整するものであ
り、これによって印刷における寸法誤差および位置ズレ
±5μm以下にすることができる。この転移速度Pお
よび転写速度Qは、転写体の圧転方向における印刷版上
のパターンの寸法mと被転写層上に転写された対応する
パターンの寸法nとの寸法誤差δが±5μm以下となる
ように予備実験によって決定することができ、一旦設定
された値は、他の条件を変更しない限り持続されるの
で、運転条件を変化せずに連続生産が可能となる。転移
速度Pに対する転写速度Qの比率は1対5ないし5対1
の範囲内で調整することができるので、転写パターンの
品位が劣化することはない。
【0044】以上説明したように、本発明のオフセット
印刷法による薄膜トランジスタ回路の形成方法は、大型
アクティブマトリックス型液晶ディスプレイパネルの量
産化における最大の難関の一つと言われてきた高精度大
型薄膜トランジスタ回路の製造を、きわめて容易な手段
で可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)〜(f)の順に、パターン形成の一実
施態様における各工程を示す断面図。
【図2】 オフセット印刷の一実施態様を示す断面図。
【図3】 (a)〜(f)の順に、パターン形成の他の
一実施態様における各工程を示す断面図。
【図4】 転移速度Pと転写速度Qとの寸法誤差δに与
える影響を示すグラフ。
【図5】 薄膜トランジスタ回路形成工程を示す工程
図。
【図6】 (a)〜(c)の順に、薄膜パターニング工
程を示す断面図。
【図7】 (a)〜(b)の順に、ゲートパターニング
工程を示す断面図。
【図8】 (a)〜(b)の順に、コンタクトホールパ
ターニング工程を示す断面図。
【図9】 (a)〜(b)の順に、電極パターニング工
程を示す断面図。
【図10】 アクティブマトリックス型液晶ディスプレ
イパネルの一例を示す斜視図。
【図11】 薄膜トランジスタ回路の一例を示す回路
図。
【図12】 薄膜トランジスタ回路の一例を示す断面
図。
【符号の説明】
1…印刷版、 5…インキ、 6…転写体、 10…薄膜トランジスタ回路基板、 11…被転写層、 P…転移速度、 Q…転写速度。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/336 H01L 21/30 568 (56)参考文献 特開 平3−19888(JP,A) 特開 平3−280416(JP,A) 特開 平4−94115(JP,A) 特開 平5−241175(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円圧型オフセット印刷機を用い、印刷版
    上にレジストインキによるパターンを形成し、この印刷
    版上のパターンを円筒状転写体の周面に転移し、次いで
    この転写体上のパターンを薄膜トランジスタ回路基板の
    被エッチング層からなる被転写層上に転写して、この被
    転写層上にレジストパターンを形成する薄膜トランジス
    タ回路の形成方法において、 印刷版と転写体との相対的平行移動速度である転移速度
    と、転写体と薄膜トランジスタ回路基板との相対的平行
    移動速度である転写速度とを、印刷版上のパターンと被
    転写層上のレジストパターンとの寸法誤差が±5μm以
    となるように、それぞれ異なる速度でかつ一定に調整
    することを特徴とするオフセット印刷法による薄膜トラ
    ンジスタ回路の形成方法。
  2. 【請求項2】 円圧型オフセット印刷機を用い、印刷版
    上に遮光性インキによるパターンを形成し、この印刷版
    上のパターンを円筒状転写体の周面に転移し、次いでこ
    の転写体上のパターンを薄膜トランジスタ回路基板の被
    エッチング層上のフォトレジスト層またはさらにその上
    の粘着層からなる被転写層上に転写して、この被転写層
    上にマスクパターンを形成する薄膜トランジスタ回路の
    形成方法において、 印刷版と転写体との相対的平行移動速度である転移速度
    と、転写体と薄膜トランジスタ回路基板との相対的平行
    移動速度である転写速度とを、印刷版上のパターンと被
    転写層上のマスクパターンとの寸法誤差が±5μm以下
    となるように、それぞれ異なる速度でかつ一定に調整す
    ることを特徴とするオフセット印刷法による薄膜トラン
    ジスタ回路の形成方法。
  3. 【請求項3】 転移速度と転写速度とを、転写体の相対
    的平行移動方向における印刷版上のパターンの寸法と被
    転写層上に転写された対応するパターンの寸法との寸法
    誤差が±5μm以下となるように予備実験によって決定
    することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれ
    かに記載のオフセット印刷法による薄膜トランジスタ回
    路の形成方法。
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