JP2701218B2 - フィルムハンガー洗浄機 - Google Patents

フィルムハンガー洗浄機

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JP2701218B2
JP2701218B2 JP2868295A JP2868295A JP2701218B2 JP 2701218 B2 JP2701218 B2 JP 2701218B2 JP 2868295 A JP2868295 A JP 2868295A JP 2868295 A JP2868295 A JP 2868295A JP 2701218 B2 JP2701218 B2 JP 2701218B2
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hanger
film
washing
rack
washing machine
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JP2868295A
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洋司 堀内
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株式会社堀内カラー
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムの固定手段を
有し、それに固定したフィルムの現像に使用したフィル
ムハンガーを洗浄するためのフィルムハンガー洗浄機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】所謂プロラボ等の現像所では、クリップ
と称するフィルムの固定手段を有するフィルムハンガー
にフィルムを取り付けて現像処理を行なっている(特公
平2−25168号参照)。このフィルムハンガーを洗
浄するため、従来は、多数のフィルムハンガーを沈める
ことができる大きな洗浄水槽と、洗浄後にフィルムハン
ガーを乾燥させる乾燥庫とが別に必要であり、例えば数
十個のフィルムハンガーを同時に洗浄する設備の場合温
水約100リットルを必要とし、かつエア撹拌を行なっ
て約十分間の洗浄を行ない、その後90〜100℃の温
風で数十分をかけて乾燥を行なっている。
【0003】このような従来の洗浄作業において、フィ
ルムハンガーを水槽へセットし、洗浄後引き出して乾燥
庫へ移す作業は重労働であり、余計な手間と時間を必要
とする上、フィルムハンガーやクリップの回転効率が悪
いため、常備すべきストック数も多数を必要とするとい
う問題があった。また洗浄水槽や乾燥庫の設置場所とし
て最小限3.3m2 以上を占有することとなり、省スペ
ース上も好ましくない。さらに洗浄水槽へフィルムハン
ガーを浸漬する必要があるから、洗浄水槽を満量とする
水量が常に必ず必要となり、湯水にかかる費用も大き
く、仮に定量よりも少数個のフィルムハンガーを洗浄し
なければならないような場合には無駄が大きいという問
題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に着
目してなされたもので、その課題とするところはフィル
ムハンガーの洗浄をより少ない占有面積の装置によっ
て、より軽い労力で、より経済的に実施することができ
るようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、多数のフィルムハンガー10を取り付け可能
であり、それ自体の支持のためのほぼ平行な左右の側枠
部21、22を有する移動可能なハンガーラック20
と、前記側枠部21、22を下から支える左右支持枠3
1、32によってハンガーラック20を少なくとも1台
保持可能であり、かつ水切りのための振動機構33を備
えた水切り枠30と、少なくとも1基の水切り枠30を
収容可能であり、かつ水密構造を有する洗浄室40と、
ハンガーラック20に洗浄液を噴射し、また洗浄後に乾
燥気を噴射するための複数のノズル41…によってフィ
ルムハンガー洗浄機を構成したものである。
【0006】
【発明の作用】フィルムハンガー10はハンガーラック
20に多数取り付け可能であり、ハンガーラック20は
その左右側枠部21、22で支持枠31、32に乗り、
水切り枠30に安定に保持される。この状態で、フィル
ムハンガー10は周囲のノズル41から洗浄水を噴射さ
れるのでその温水シャワー作用によって効果的に洗浄さ
れる。同じノズル41からエア噴射を受け、かつ振動機
構33によって衝撃が必要回数加えられることで水切り
がなされ、最後に温風による乾燥を経る。
【0007】
【実施例】例示のものは、フィルムを固定する手段とし
てクリップ11を一体的にそなえているフィルムハンガ
ー10を洗浄するためのフィルムハンガー洗浄機Aであ
る。フィルムハンガー10はハンガー横軸12の下にフ
ィルム取付枠13を設けたもので取付枠13の囲みの中
にフィルムをクリップ11によって固定する構造を有す
る。フィルムハンガー10はハンガーラック20に取り
付けられる。
【0008】ハンガーラック20は、下端の側枠部2
1、22の他に、ハンガー横軸12を載せ掛ける左右一
対の前後方向の上枠部23、24を上端に有し、全体と
してほぼ箱型の枠状に形成されている。ハンガーラック
20のそれ自体を洗浄機側へ支持させるために、箱型の
下端前後方向の左右の側枠部21、22が使用される。
上枠部23、24と下端の側枠部21、22との間にそ
れらと平行な中間枠25、26が設けてあり、これには
洗浄篭27の横桟28が載る。洗浄篭27にはクリップ
その他の小物が入れられる。29はキャスター輪であ
り、これはハンガーラック20に直かに設けたものでも
良いが、別に台車を利用しても良い。その場合、台車は
機外へ置く。
【0009】上記ハンガーラック20は洗浄機Aの内部
に、水切り枠30によって吊り下げ状態で保持される。
水切り枠30は、ハンガーラック20の外周を余裕をも
って囲む囲み枠34を有し、その下端部に、ハンガーラ
ック20の側枠部21、22を下から支える左右の支持
枠31、32が前後方向に取り付けてある。ハンガーラ
ック20がキャスター付きの場合キャスター輪29は支
持枠31、32の各内側にあるレール35、36上に乗
り入れることができる。37は乗り入れ台、38、39
は水切り枠30の横ずれを防ぐ横ずれ防止枠を示す。
【0010】このような水切り枠30は、上端部で振動
機構33を介して、洗浄機本体に吊り下げられる。振動
機構33は、洗浄後のハンガーラック20とそれに載っ
た特にフィルムハンガー10に衝撃を与えて、付着して
いる水滴を落下させ、水切りを行なうために設けられ
る。この振動機構33は、小型のエアシリンダー装置か
らなっており、夫れ自体は次に述べる洗浄室40の天井
部に据え付けられ、往復動部分33aによって囲み枠3
4を下から支え、かつ上下動により衝撃を与えるもので
ある。
【0011】洗浄室40は洗浄機本体内にあって、他の
部分と水密的に区画された部分であり、上述の囲み枠3
4を上下動可能にするスペースを有する洗浄のための室
であり、フィルムハンガー10の洗浄に必要な個数のノ
ズル41がハンガー周囲を取り囲むように室壁に設けて
ある。ノズル41は、上記洗浄液(主として加温した清
浄な水)を噴射する一方、洗浄終了後には乾燥した温風
を噴射するものであり、それらは図示しない気液切替弁
によって切り替えられる。
【0012】洗浄室40の底面42は排水溝43に向か
って傾斜しており、また洗浄室40の正面には出入口4
4が設けてあって、水密扉45によって開閉される。各
図中、46はヒータ、47はファン、48はモータであ
り、これらは温風ファンヒータ49を構成している。ま
た50は制御盤を示している。制御盤50はスタートス
イッチのほか、本洗浄機Aによって実施される洗浄水噴
射、エア噴射、振動機構33による衝撃及び温風噴射の
一連の工程を自動で制御するための電子制御装置を内蔵
している。
【0013】本機に於ける洗浄工程について簡単に説明
すると、洗浄室40内に搬入されセットを完了したハン
ガーラック20上のフィルムハンガー10に対して、前
述の洗浄液をノズル41から噴射し、フィルムハンガー
10、特にそのクリップと称する固定手段などの隙間に
付着している、現像プロセスに使用された薬剤を洗い流
し、その工程ののち洗浄液に替えて乾燥気をノズル41
から噴射し、フィルムハンガー10に付着した洗浄液を
乾燥させる。乾燥気の噴射工程が済むと、温風ファンヒ
ータ49によって乾燥温風を洗浄室40内に送り込み、
振動機構33により振動を加えて水分を追い出し、室内
温度を上昇させ、前記隙間などに残存している水滴を蒸
発させるようにする。時間配分は上記3工程中、最後の
乾燥工程を6〜8割程度とすると良い結果が得られる。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成され、かつ作用
するものであるから、多数のフィルムハンガー10を取
り付けたハンガーラック20を洗浄室40へ搬入するだ
けで、その後は洗浄、水切り、乾燥を自動で行なうこと
ができ、作業者は従来の重労働から開放され、ハンガー
ラック20の工程間移動等がなくなるので、作業時間短
縮による作業性の向上を達成することができ、フィルム
ハンガーの常備個数の削減と、水資源及びエネルギー費
用の減少が可能になり、また設備の占有面積も節減する
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィルムハンガー洗浄機の実施例
を示す斜視図。
【図2】同じく平面図。
【図3】同じく正面図。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムの固定手段を有し、それに固定
    したフィルムの現像に使用したフィルムハンガーを洗浄
    するためのフィルムハンガー洗浄機であって、多数のフ
    ィルムハンガー10を取り付け可能であり、それ自体の
    支持のためのほぼ平行な左右の側枠部21、22を有す
    る移動可能なハンガーラック20と、前記側枠部21、
    22を下から支える左右支持枠31、32によってハン
    ガーラック20を少なくとも1台保持可能であり、かつ
    水切りのための振動機構33を備えた水切り枠30と、
    少なくとも1基の水切り枠30を収容可能であり、かつ
    水密構造を有する洗浄室40と、ハンガーラック20に
    洗浄液を噴射し、また洗浄後に乾燥気を噴射するための
    複数のノズル41…とを有することを特徴とするフィル
    ムハンガー洗浄機。
  2. 【請求項2】 水切り枠30は、ハンガーラック20の
    外周を余裕をもって囲む囲み枠34を有し、その下端部
    に、ハンガーラック20の側枠部21、22を下から支
    える左右の支持枠31、32を前後方向に取り付けた構
    成を有する請求項第1項記載のフィルムハンガー洗浄
    機。
  3. 【請求項3】 振動機構33は、洗浄後のハンガーラッ
    ク20とそれに載った特にフィルムハンガー10に衝撃
    を与えて、付着している水滴を落下させ、水切りを行な
    うもので、小型のエアシリンダ装置からなる請求項第1
    項記載のフィルムハンガー洗浄機。
  4. 【請求項4】 ノズル41は、洗浄液を噴射する一方、
    洗浄終了後には乾燥した温風を噴射するもので、洗浄室
    40の室壁にハンガー周囲を囲むように数箇所配置され
    た構成を有する請求項第1項記載のフイルムハンガー洗
    浄機。
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