JP2700765B2 - 地中壁の施工法 - Google Patents
地中壁の施工法Info
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- JP2700765B2 JP2700765B2 JP6140279A JP14027994A JP2700765B2 JP 2700765 B2 JP2700765 B2 JP 2700765B2 JP 6140279 A JP6140279 A JP 6140279A JP 14027994 A JP14027994 A JP 14027994A JP 2700765 B2 JP2700765 B2 JP 2700765B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソイルセメント連続壁
など止水性能を有する地中壁の施工法に関するものであ
る。
など止水性能を有する地中壁の施工法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ソイルセメント連続地中壁は、アースオ
ーガによる掘削時に、掘削土とセメントミルク等の硬化
材とを攪拌してソイルセメントの柱体を地中に製作する
が、かかる柱を重ね合わせた柱列壁を施工してなるもの
である。
ーガによる掘削時に、掘削土とセメントミルク等の硬化
材とを攪拌してソイルセメントの柱体を地中に製作する
が、かかる柱を重ね合わせた柱列壁を施工してなるもの
である。
【0003】図9にかかるソイルセメント連続壁を施工
するための従来の掘削工法を示すと、図中1はオーガ
で、これは周知のごとく、油圧モータ等の駆動装置2に
より回転駆動されるスクリュー掘削軸3の先端を掘削ヘ
ッド4とし、この掘削軸3の内部を通過するセメントミ
ルク等の硬化材を掘削ヘッド4から注入できるようにし
ている。なお、図示は省略するが、駆動装置2はベース
マシンのリーダマストから昇降自在に吊り下げられ、ま
た、スクリュー3は適宜継ぎ足して長尺とすることがで
きる。また、スクリュー3は不連続のものでもよい。
するための従来の掘削工法を示すと、図中1はオーガ
で、これは周知のごとく、油圧モータ等の駆動装置2に
より回転駆動されるスクリュー掘削軸3の先端を掘削ヘ
ッド4とし、この掘削軸3の内部を通過するセメントミ
ルク等の硬化材を掘削ヘッド4から注入できるようにし
ている。なお、図示は省略するが、駆動装置2はベース
マシンのリーダマストから昇降自在に吊り下げられ、ま
た、スクリュー3は適宜継ぎ足して長尺とすることがで
きる。また、スクリュー3は不連続のものでもよい。
【0004】オーガ1の位置決めを行い(A)、オーガ
1の掘削軸3の掘削ヘッド4を正転させ、削孔を開始す
る。その際、センメントミルク等の硬化材5とエアーを
掘削ヘッド4から出して孔内に注入する(B)。
1の掘削軸3の掘削ヘッド4を正転させ、削孔を開始す
る。その際、センメントミルク等の硬化材5とエアーを
掘削ヘッド4から出して孔内に注入する(B)。
【0005】このように正転しながら所定深さまで注
入、削孔を継続したならば(C)(D)、引き上げを開
始し、その際も硬化材5を注入する。この引き上げは正
転と逆転を交互に繰り返す、正転・逆転による(E)。
入、削孔を継続したならば(C)(D)、引き上げを開
始し、その際も硬化材5を注入する。この引き上げは正
転と逆転を交互に繰り返す、正転・逆転による(E)。
【0006】ある程度引き上げたならば、再度、正転・
逆転で掘削および攪拌を行い(F)、最後に逆転しなが
ら引き上げを行う(G)。
逆転で掘削および攪拌を行い(F)、最後に逆転しなが
ら引き上げを行う(G)。
【0007】このようにしてソイルセメントによる連続
地中壁を施工するには、オーガ1として単軸掘削機を使
用する場合は、図10に示すように一本置きの間隔を存し
て先行掘削を行い、その後にこの先行掘削間を後行掘削
する方法と、図11に示すように一本一本順次端から重ね
合わせながらつなげて行く方法とがあり、さらに、図12
に示すように多軸掘削機でも同様に一本(多軸の場合は
その軸数の連続した孔が形成される)置きの間隔を存し
て先行掘削を行い、その後にこの先行掘削間を後行掘削
する方法と、図示は省略するが一本一本順次端から重ね
合わせながらつなげて行く方法とがある。
地中壁を施工するには、オーガ1として単軸掘削機を使
用する場合は、図10に示すように一本置きの間隔を存し
て先行掘削を行い、その後にこの先行掘削間を後行掘削
する方法と、図11に示すように一本一本順次端から重ね
合わせながらつなげて行く方法とがあり、さらに、図12
に示すように多軸掘削機でも同様に一本(多軸の場合は
その軸数の連続した孔が形成される)置きの間隔を存し
て先行掘削を行い、その後にこの先行掘削間を後行掘削
する方法と、図示は省略するが一本一本順次端から重ね
合わせながらつなげて行く方法とがある。
【0008】いずれにせよ、ソイルセメントの列柱によ
る連続地中壁工法は、原土に硬化材5としてのセメント
ミルク(セメント+ベントナイト+水)を改良土量m2
×60%位を注入し、攪拌して壁体を構築する工法であ
る。
る連続地中壁工法は、原土に硬化材5としてのセメント
ミルク(セメント+ベントナイト+水)を改良土量m2
×60%位を注入し、攪拌して壁体を構築する工法であ
る。
【0009】例えば、巾50cm、深さ20m、長さ1mの
1ユニットの壁を築造するには、 0.5 ×2.0 ×1×0.5 =6m3 となり、約6m3 のセメントミルクの注入が必要とな
る。この6m3 のセメントミルクをオーガ1の掘削と同
時に注入し、所定深さまで注入しながら削孔し、かつ、
オーガ1の引き抜き時にも若干注入し、ターニング(正
転・逆転)を行いながら施工する。
1ユニットの壁を築造するには、 0.5 ×2.0 ×1×0.5 =6m3 となり、約6m3 のセメントミルクの注入が必要とな
る。この6m3 のセメントミルクをオーガ1の掘削と同
時に注入し、所定深さまで注入しながら削孔し、かつ、
オーガ1の引き抜き時にも若干注入し、ターニング(正
転・逆転)を行いながら施工する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、セメントミ
ルクの注入量以上分の(ソイルセメントと原土の混合し
た)産業廃棄物残土が発生する。ちなみに、前記図9の
従来工法では(A)〜(G)の全ての工程でかかる産業
廃棄物残土が発生する。そして、処分のために莫大な費
用が必要となる。
ルクの注入量以上分の(ソイルセメントと原土の混合し
た)産業廃棄物残土が発生する。ちなみに、前記図9の
従来工法では(A)〜(G)の全ての工程でかかる産業
廃棄物残土が発生する。そして、処分のために莫大な費
用が必要となる。
【0011】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、ソイルセメントによる連続地中壁を施工するための
工法として、産業廃棄物残土をほとんど発生させずに施
工でき、工費も低廉ですむ地中壁の施工法を提供するこ
とにある。
し、ソイルセメントによる連続地中壁を施工するための
工法として、産業廃棄物残土をほとんど発生させずに施
工でき、工費も低廉ですむ地中壁の施工法を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に、第1工程として一本置きの間隔を存
して、産業廃棄物としてではなく処理でき、再利用も可
能な原土としての一般残土である掘削土を地上に排土し
て先行掘削孔を形成し、第2工程としてこの掘削孔内に
セメントミルク等の硬化材を注入して満たし、第3工程
としてこの先行掘削孔間を後行掘削する際に、隣接する
先行掘削孔同士をつなげ、かつ、先行掘削孔に充填して
あるセメントミルク等の硬化材を未硬化の状態で後行掘
削での掘削土と混合すること、または、この構成に加え
て、先行掘削孔は単軸掘削機で掘削し、後行掘削は多軸
掘削機によりこの先行掘削孔にサイドの掘削軸を挿入
し、先行掘削孔間を中央の掘削軸で掘削することを要旨
とするものである。
するため、第1に、第1工程として一本置きの間隔を存
して、産業廃棄物としてではなく処理でき、再利用も可
能な原土としての一般残土である掘削土を地上に排土し
て先行掘削孔を形成し、第2工程としてこの掘削孔内に
セメントミルク等の硬化材を注入して満たし、第3工程
としてこの先行掘削孔間を後行掘削する際に、隣接する
先行掘削孔同士をつなげ、かつ、先行掘削孔に充填して
あるセメントミルク等の硬化材を未硬化の状態で後行掘
削での掘削土と混合すること、または、この構成に加え
て、先行掘削孔は単軸掘削機で掘削し、後行掘削は多軸
掘削機によりこの先行掘削孔にサイドの掘削軸を挿入
し、先行掘削孔間を中央の掘削軸で掘削することを要旨
とするものである。
【0013】第2に、第1工程として一本置きの間隔を
存して、産業廃棄物としてではなく処理でき、再利用も
可能な原土としての一般残土である掘削土を地上に排土
して先行掘削孔を形成し、第2工程としてこの掘削孔内
にベントナイト溶液を注入して満たし、第3工程として
この先行掘削孔間を後行掘削する際に、隣接する先行掘
削孔同士をつなげ、かつ、セメントミルク等の硬化材を
注入して後行掘削での掘削土とこの硬化材とを混合する
こと、または、この構成に加えて、先行掘削孔は単軸掘
削機で掘削し、後行掘削は多軸掘削機によりこの先行掘
削孔にサイドの掘削軸を挿入し、先行掘削孔間を中央の
掘削軸で掘削することを要旨とするものである。
存して、産業廃棄物としてではなく処理でき、再利用も
可能な原土としての一般残土である掘削土を地上に排土
して先行掘削孔を形成し、第2工程としてこの掘削孔内
にベントナイト溶液を注入して満たし、第3工程として
この先行掘削孔間を後行掘削する際に、隣接する先行掘
削孔同士をつなげ、かつ、セメントミルク等の硬化材を
注入して後行掘削での掘削土とこの硬化材とを混合する
こと、または、この構成に加えて、先行掘削孔は単軸掘
削機で掘削し、後行掘削は多軸掘削機によりこの先行掘
削孔にサイドの掘削軸を挿入し、先行掘削孔間を中央の
掘削軸で掘削することを要旨とするものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、一本置きの間
隔を存しての先行掘削で地上に排土するのは原土として
の一般残土であり、これは産業廃棄物とせずに処分でき
る。そして、セメントミルク等の硬化材と掘削土との混
合は、硬化材はこの排土された部分に充填したものであ
り、掘削土は先行掘削孔間を後行掘削する際に発生する
ものを利用し、かかる硬化材と掘削土との混合でソイル
セメント体を構築するものであるから、産業廃棄物残土
を発生させずに施工できる。また、セメントミルク等の
硬化材は排土とともに捨てられることがないので、無駄
のない経済的な利用となる。
隔を存しての先行掘削で地上に排土するのは原土として
の一般残土であり、これは産業廃棄物とせずに処分でき
る。そして、セメントミルク等の硬化材と掘削土との混
合は、硬化材はこの排土された部分に充填したものであ
り、掘削土は先行掘削孔間を後行掘削する際に発生する
ものを利用し、かかる硬化材と掘削土との混合でソイル
セメント体を構築するものであるから、産業廃棄物残土
を発生させずに施工できる。また、セメントミルク等の
硬化材は排土とともに捨てられることがないので、無駄
のない経済的な利用となる。
【0015】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、後行掘削は多軸掘削機を使用することで掘削
土の作製と攪拌とを同時進行で効率よく行うことができ
る。
に加えて、後行掘削は多軸掘削機を使用することで掘削
土の作製と攪拌とを同時進行で効率よく行うことができ
る。
【0016】請求項3記載の本発明によれば、請求項1
記載の本発明におけるセメントミルク等の硬化材は時間
の経過とともに硬化してしまうおそれがあるが、硬化材
は後行掘削する際に注出するものであり、時間の経過を
心配する必要はない。掘削土は先行掘削孔間を後行掘削
する際に発生するものを利用し、後行掘削する際に注出
する硬化材と掘削土との混合でソイルセメント体を構築
するものであるから、産業廃棄物残土を発生させずに施
工できる。
記載の本発明におけるセメントミルク等の硬化材は時間
の経過とともに硬化してしまうおそれがあるが、硬化材
は後行掘削する際に注出するものであり、時間の経過を
心配する必要はない。掘削土は先行掘削孔間を後行掘削
する際に発生するものを利用し、後行掘削する際に注出
する硬化材と掘削土との混合でソイルセメント体を構築
するものであるから、産業廃棄物残土を発生させずに施
工できる。
【0017】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1〜図5は本発明の地中壁の施工法の第1
実施例の各工程を示すものである。
説明する。図1〜図5は本発明の地中壁の施工法の第1
実施例の各工程を示すものである。
【0018】まず、第1工程として図1、図2に示すよ
うに、単軸のオーガを用いて一本置きの間隔を存して先
行掘削孔6を削孔するが、この掘削土7はほとんど地上
に排土する。なお、この掘削土7は100%を排土する
ものでなくともよい。
うに、単軸のオーガを用いて一本置きの間隔を存して先
行掘削孔6を削孔するが、この掘削土7はほとんど地上
に排土する。なお、この掘削土7は100%を排土する
ものでなくともよい。
【0019】そして、前記掘削土7は一般残土であり、
産業廃棄物としてではなく処理でき、再利用も可能であ
る。
産業廃棄物としてではなく処理でき、再利用も可能であ
る。
【0020】次いで、第2工程として図3に示すように
この先行掘削孔6内にセメントミルク等の硬化材5を注
入して満たす。前記第1工程とこの第2工程とは、前記
第1工程がオーガの位置決めを行い、オーガの掘削軸を
正転させ、削孔を開始し、その際、セメントミルク等の
硬化材の注入は行わずエアーまたは水のみを掘削ヘッド
から出して孔内に注入することで行い、第2工程がこの
ように正転しながら所定深さまで削孔を継続したなら
ば、同じく正転させ、かつ、センメントミルク等の硬化
材5の注入を行いながら引き上げをなすことで、連続す
る動作として行うことができる。
この先行掘削孔6内にセメントミルク等の硬化材5を注
入して満たす。前記第1工程とこの第2工程とは、前記
第1工程がオーガの位置決めを行い、オーガの掘削軸を
正転させ、削孔を開始し、その際、セメントミルク等の
硬化材の注入は行わずエアーまたは水のみを掘削ヘッド
から出して孔内に注入することで行い、第2工程がこの
ように正転しながら所定深さまで削孔を継続したなら
ば、同じく正転させ、かつ、センメントミルク等の硬化
材5の注入を行いながら引き上げをなすことで、連続す
る動作として行うことができる。
【0021】そして、第3工程として図4、図5に示す
ように多軸掘削機8により後行掘削を行う。
ように多軸掘削機8により後行掘削を行う。
【0022】この後行掘削は、隣接する先行掘削孔7に
多軸掘削機8のサイドの掘削軸8aを挿入し、先行掘削
孔7間を中央の掘削軸8bで掘削する。
多軸掘削機8のサイドの掘削軸8aを挿入し、先行掘削
孔7間を中央の掘削軸8bで掘削する。
【0023】このようにすれば、隣接する先行掘削孔7
同士がつなげられ、同時に、先行掘削孔7に充填してあ
るセメントミルク等の硬化材5は未硬化の状態で後行掘
削での掘削土と混合され、ソイルセメント9が得られ
る。
同士がつなげられ、同時に、先行掘削孔7に充填してあ
るセメントミルク等の硬化材5は未硬化の状態で後行掘
削での掘削土と混合され、ソイルセメント9が得られ
る。
【0024】一パネル分のソイルセメント9が形成でき
たならば、同様にこのソイルセメント9の端の部分とそ
れに隣接する先行掘削孔7間を多軸掘削機8で同様に掘
削する。
たならば、同様にこのソイルセメント9の端の部分とそ
れに隣接する先行掘削孔7間を多軸掘削機8で同様に掘
削する。
【0025】なお、セメントミルク等の硬化材5のこれ
に混合する掘削土の割合は、硬化材5が足りなければ多
軸掘削機8での掘削の際にこの多軸掘削機8で硬化材5
を注ぎ足せばよい。
に混合する掘削土の割合は、硬化材5が足りなければ多
軸掘削機8での掘削の際にこの多軸掘削機8で硬化材5
を注ぎ足せばよい。
【0026】一方、混合する掘削土に対して硬化材5が
多くなると予想される場合には、先行掘削孔7に注入充
填する硬化材5の量を予め少なめに設定すればよい。
多くなると予想される場合には、先行掘削孔7に注入充
填する硬化材5の量を予め少なめに設定すればよい。
【0027】このように一般残土を排出した所に硬化材
5を充填し、後行掘削する際の掘削土はすべてこの硬化
材5と混合してソイルセメント9として利用するもので
あるので、産業廃棄物残土をほとんど発生させずに施工
できる。
5を充填し、後行掘削する際の掘削土はすべてこの硬化
材5と混合してソイルセメント9として利用するもので
あるので、産業廃棄物残土をほとんど発生させずに施工
できる。
【0028】また、前記実施例としては先行掘削に単軸
のオーガ、後行掘削に多軸のオーガを使用する場合につ
いて説明したが、図示は省略するが、他の実施例とし
て、先行掘削にも多軸のオーガを使用する場合や、後行
掘削にも単軸のオーガを使用する場合も考えられる。
のオーガ、後行掘削に多軸のオーガを使用する場合につ
いて説明したが、図示は省略するが、他の実施例とし
て、先行掘削にも多軸のオーガを使用する場合や、後行
掘削にも単軸のオーガを使用する場合も考えられる。
【0029】次に、本発明の第2実施例について説明す
ると、第1工程として図1、図2に示すように、単軸の
オーガを用いて一本置きの間隔を存して先行掘削孔6を
削孔するが、この掘削土7はほとんど地上に排土する点
は前記第1実施例と同じである。
ると、第1工程として図1、図2に示すように、単軸の
オーガを用いて一本置きの間隔を存して先行掘削孔6を
削孔するが、この掘削土7はほとんど地上に排土する点
は前記第1実施例と同じである。
【0030】次いで、第2工程として図6に示すように
この先行掘削孔6内にベントナイト溶液10を注入して満
す。
この先行掘削孔6内にベントナイト溶液10を注入して満
す。
【0031】そして、第3工程として図4、図5に示す
ように多軸掘削機8により後行掘削を行う。
ように多軸掘削機8により後行掘削を行う。
【0032】この後行掘削は、隣接する先行掘削孔7に
多軸掘削機8のサイドの掘削軸8aを挿入し、先行掘削
孔7間を中央の掘削軸8bで掘削する。
多軸掘削機8のサイドの掘削軸8aを挿入し、先行掘削
孔7間を中央の掘削軸8bで掘削する。
【0033】このようにすれば、隣接する先行掘削孔7
同士がつなげられ、同時に、多軸掘削機8からセメント
ミルク等の硬化材5を注入して掘削土と混合し、ソイル
セメント9が得られる。
同士がつなげられ、同時に、多軸掘削機8からセメント
ミルク等の硬化材5を注入して掘削土と混合し、ソイル
セメント9が得られる。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように本発明の地中壁の施工
法は、ソイルセメントによる連続地中壁を施工するため
の工法として、産業廃棄物残土をほとんど発生させずに
施工でき、残土処理の工費も低廉ですむものである。
法は、ソイルセメントによる連続地中壁を施工するため
の工法として、産業廃棄物残土をほとんど発生させずに
施工でき、残土処理の工費も低廉ですむものである。
【0035】また、セメントミルク等の硬化材は排土と
ともに捨てられることがないので、無駄のない経済的な
利用となる。
ともに捨てられることがないので、無駄のない経済的な
利用となる。
【図1】本発明の地中壁の施工法の第1実施例を示す第
1工程の平面図である。
1工程の平面図である。
【図2】本発明の地中壁の施工法の第1実施例を示す第
1工程の縦断側面図である。
1工程の縦断側面図である。
【図3】本発明の地中壁の施工法の第1実施例を示す第
2工程の縦断側面図である。
2工程の縦断側面図である。
【図4】本発明の地中壁の施工法の第1実施例を示す第
3工程開始時の縦断側面図である。
3工程開始時の縦断側面図である。
【図5】本発明の地中壁の施工法の第1実施例を示す第
3工程終了時の縦断側面図である。
3工程終了時の縦断側面図である。
【図6】本発明の地中壁の施工法の第2実施例を示す第
2工程の縦断側面図である。
2工程の縦断側面図である。
【図7】本発明の地中壁の施工法の第2実施例を示す第
3工程開始時の縦断側面図である。
3工程開始時の縦断側面図である。
【図8】本発明の地中壁の施工法の第2実施例を示す第
3工程終了時の縦断側面図である。
3工程終了時の縦断側面図である。
【図9】従来例を示す説明図である。
【図10】地中壁の施工手順の一例を示す説明図であ
る。
る。
【図11】地中壁の施工手順の他例を示す説明図であ
る。
る。
【図12】地中壁の施工手順のさらに他例を示す説明図
である。
である。
1…オーガ 2…駆動装置 3…掘削軸 4…掘削ヘッド 5…硬化材 6…先行掘削孔 7…掘削土 8…多軸掘削機 8a…サイドの掘削軸 8b…中央の掘削
軸 9…ソイルセメント 10…ベントナイト
溶液
軸 9…ソイルセメント 10…ベントナイト
溶液
Claims (4)
- 【請求項1】 第1工程として一本置きの間隔を存し
て、産業廃棄物としてではなく処理でき、再利用も可能
な原土としての一般残土である掘削土を地上に排土して
先行掘削孔を形成し、第2工程としてこの掘削孔内にセ
メントミルク等の硬化材を注入して満たし、第3工程と
してこの先行掘削孔間を後行掘削する際に、隣接する先
行掘削孔同士をつなげ、かつ、先行掘削孔に充填してあ
るセメントミルク等の硬化材を未硬化の状態で後行掘削
での掘削土と混合することを特徴とした地中壁の施工
法。 - 【請求項2】 先行掘削孔は単軸掘削機で掘削し、後行
掘削は多軸掘削機によりこの先行掘削孔にサイドの掘削
軸を挿入し、先行掘削孔間を中央の掘削軸で掘削する請
求項1記載の地中壁の施工法。 - 【請求項3】 第1工程として一本置きの間隔を存し
て、産業廃棄物としてではなく処理でき、再利用も可能
な原土としての一般残土である掘削土を地上に排土して
先行掘削孔を形成し、第2工程としてこの掘削孔内にベ
ントナイト溶液を注入して満たし、第3工程としてこの
先行掘削孔間を後行掘削する際に、隣接する先行掘削孔
同士をつなげ、かつ、セメントミルク等の硬化材を注入
して後行掘削での掘削土とこの硬化材とを混合すること
を特徴とした地中壁の施工法。 - 【請求項4】 先行掘削孔は単軸掘削機で掘削し、後行
掘削は多軸掘削機によりこの先行掘削孔にサイドの掘削
軸を挿入し、先行掘削孔間を中央の掘削軸で掘削する請
求項3記載の地中壁の施工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6140279A JP2700765B2 (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | 地中壁の施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6140279A JP2700765B2 (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | 地中壁の施工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH083980A JPH083980A (ja) | 1996-01-09 |
JP2700765B2 true JP2700765B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=15265088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6140279A Expired - Fee Related JP2700765B2 (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | 地中壁の施工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2700765B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0868046A (ja) * | 1994-08-26 | 1996-03-12 | Ask Kenkyusho:Kk | ソイル硬化柱体が連続する地中連続壁体の形成方法 |
JP4550792B2 (ja) * | 2006-10-30 | 2010-09-22 | 株式会社丸徳基業 | 地中壁の施工法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0680633B2 (ja) * | 1985-09-04 | 1994-10-12 | 富士通株式会社 | 気相成長装置 |
JP2686445B2 (ja) * | 1989-09-11 | 1997-12-08 | 東急建設株式会社 | ソイルセメント止水壁構築法及びその装置 |
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1994
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Publication number | Publication date |
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JPH083980A (ja) | 1996-01-09 |
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