JP2700425B2 - 工事現場用囲い板の敷設構造 - Google Patents
工事現場用囲い板の敷設構造Info
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- Fencing (AREA)
Description
る囲い板及びその敷設構造に関するものである。
にその両側縁部を平面視でコの字状に折り曲げ形成し、
隣合う囲い板のコの字状の端縁同士を当接させた状態で
工事現場の周囲を囲繞し、固定フレームの横枠部材に
“U”形金具を係合させ、この“U”形金具の端部をナ
ットで締めつけることにより、囲い板を固定フレームの
横枠部材に固定したり、囲い板の裏面部分に固定フレー
ムの横枠部材に係合する取付金具を溶接等により固定
し、この取付金具を固定フレームの横枠部材に固定する
ことにより囲い板を固定フレームの横枠部材に固定する
ようにしていた。また、近年、工事現場の周囲に立設し
た囲い板の表面部分にその周囲の雰囲気に馴染ませるた
めに予めペイントを施したり、外面部分に塩化ビニル等
の合成樹脂膜を貼着してカラフルにした囲い板で工事現
場を囲繞することが一般に行われている。
の字状に折り曲げ形成された両側縁部同士を当接させた
状態で連結された囲い板ではその両側縁部同士間に隙間
が生じ易いと言う問題があった。そこで囲い板を波板で
形成し、両端部同士を重ね合わせて囲い板の両側縁部同
士間に生じる隙間を防止するようにしたものがあるが、
この場合、囲い板の表面が波状になっているために、此
処にペイントしたり広告を貼着してもその効果を充分に
発揮させることが出来ないと言う問題もある。また、
“U”形金具を固定フレームの横枠部材に係合させ、そ
の端部をナットで締めつけることにより、囲い板を固定
フレームの横枠部材に固定するものでは“U”形金具の
端部を貫通させる孔開け作業を必要とするうえ、“U”
形金具の端部が囲い板の表面に露出し見苦しいだけでな
く、通行人等が囲い板の表面に露出した“U”形金具の
端部に触れると傷ついたりする虞も有るとういう問題も
あった。
定した取付金具を固定フレームの横枠部材に固定するこ
とにより囲い板を固定フレームの横枠部材に固定するよ
うにしたものでは、“U”形金具の場合のように取付金
具の端部が突出することはないが、折角施したペイント
や塩化ビニル等の合成樹脂膜が溶接の熱で焼損してしま
うと言う問題もある。本発明は上記問題点に鑑み提案さ
れたもので、工事現場の周辺に表面に塩化ビニル等の合
成樹脂膜を形成した囲い板を美観を損なうことなく簡単
に設置することができるようにすることを目的とするも
のである。
に本発明は、縦長の板材の両端縁部分に敷設された時に
隣接する囲い板の端縁部を平面視においてクランク状に
折り曲げ、更にその先端部分を囲い板の裏面と平行に内
方に折り曲げて嵌合接続部を形成し、クランク状の嵌合
接続部同士を当接させて囲い板を工事現場の周囲に連設
するようにしたことを特徴とするものである。また、縦
長の板材の両端縁部分に平面視でクランク状の嵌合接続
部間に亙って断面コ字形で、その両端部にクランク状の
嵌合接続部を挟持するクランプ手段を設け、中より部に
固定手段を設けた横桟部材を上下摺動可能に配設し、固
定手段は枠組みされた固定フレームの横枠部材に掛脱可
能な連結部材と、該連結部材の位置姿勢を規制する姿勢
規制手段とを備え、囲い板の嵌合接続部同士を当接させ
た状態で連結部材を固定フレームの横枠部材に掛合させ
て固定するようにしたことも特徴の1つである。
により縦長の板材に合成樹脂層を設け、この板材の両側
縁部に形成されたクランク状の両端縁部分同士を当接さ
せた状態で囲い板を工事現場の周囲に連設する。次に、
クランプ手段の連結部材を固定フレームの横枠部材に係
合させると囲い板を固定フレームの横枠部材に固定する
ことができ、以て囲い板で工事現場の周囲を隙間が無い
状態で囲繞することができるのである。
1は工事現場の周囲を囲繞する状態で設置された囲い板
の一部を示す平面図であって、図中符号1は多数並設さ
れた各囲い板を示す。この囲い板1は工事現場の周囲を
囲繞する状態にパイプ等で枠組みされた固定フレーム
(全体は図示せず)の横枠部材2に側縁同士が当接する
状態で複数個並べられ後述する連結部材3で固定されて
いる。
鋼板からなる板材4の表面に例えば接着剤または焼き付
けにより合成樹脂層5を形成してカラフルに仕上げてあ
る。そして、囲い板1の両側縁部は図1及び図2に示す
ように平面視に於いてクランク状に裏面6側に折り曲
げ、端縁部7をさらに裏面6に近づく方向に折り曲げて
形成し、両側縁部同士は互いに嵌合できる嵌合接続部8
に形成されている。これらクランク状に折り曲げ形成さ
れた嵌合接続部8・8間に亙って横桟部材9がその両端
に形成されたクランプ手段10で固定されている。
に上記クランク状に折り曲げ形成された各嵌合接続部8
の裏面6に近づく方向に折り曲げられた端縁部7から一
連に続く裏面6と平行な部分11の内外を、ボルト12
で挟圧操作される“L”形とクランク形のブラケット1
3・14で挟持するように構成してある。そして、クラ
ンプ手段10で両嵌合接続部8・8間に亙って固定され
た横枠部材9に設けられる上記連結部材3は、図4に示
すように、断面が略“コ”の字形に形成された横桟部材
9の上面15及び下面16に亙って透孔17・18を穿
設し、この透孔17・18に連結板支持杆19を挿通
し、この連結板支持杆19をスプリング20で上方に押
し上げ付勢するとともに、横桟部材9の下面16から突
出する連結板支持杆19部分には固定フレームの横枠部
材2に嵌合する嵌合用凹部21を先端寄り部に形成した
連結板22が固着されている。
材2に係合する係合姿勢Aと、囲い板1を搬送並びに収
納する時の格納姿勢Bとに姿勢変更出来るように形成さ
れている。連結板22の姿勢を変更する姿勢規制手段2
5は図4及び図5に示すように、断面が“コ”の字形に
形成された横桟部材9の上面15及び下面16に亙って
貫通された透孔17・18の内、上方の透孔17を十字
に形成し、 この透孔17を貫通する連結板支持杆19
部分にその断面が十字になるように形成して構成してあ
る。
を用い、工事現場に囲い板を敷設する方法を次に説明す
る。先ず、工事現場の周囲に囲い板1を固定するための
固定フレームを組み立て、この工事現場に囲い板1を搬
送して来るのであるが、この搬送時には囲い板1の連結
板22は、図4の一点鎖線で示す格納姿勢Bにされて、
多段に積み重ねられた状態で搬送されるのである。次
に、格納姿勢Bにある連結板支持杆19をスプリング2
0の張力に抗して引き下げ、上方の十字形の透孔17と
これに嵌合している十字形に形成された連結板支持杆1
9部分との係合を解除させた後、そのまま連結板22を
係合姿勢Aに約90°回動させて連結板22の姿勢を係
合姿勢Aに固定した後、枠組みされた固定フレームの横
枠部材2に嵌合用凹部21が係合するように囲い板1を
載せ掛ける。然る後、上記と同様にして他の囲い板1を
側縁の嵌合接続部8・8同士が当接する状態に並べ、嵌
合用凹部21を固定フレームの横枠部材2に係合させる
と、囲い板1は固定フレームの横枠部材2に固定される
のである。
に係合させる連結板22との高さ位置が合わない場合に
は横桟部材9を囲い板1の嵌合接続部8・8に連結して
いるクランプ手段10のボルト12を緩めると横桟部材
9は上下に摺動させることができるのでその高さの位置
合わせを簡単に行うことができるのである。こうして工
事現場の周囲に枠組みされた固定フレームの横枠部材2
に囲い板1をその隣合う側縁の嵌合接続部8・8同士が
当接する状態に並べて連結部材3で固定すると、囲い板
1で工事現場の周囲を隙間が無い状態で囲繞することが
でき、囲い板1の表面は略フラットな状態に形成される
のである。
更するのに横桟部材9の上面15及び下面16に亙って
貫通された透孔17・18の内、上方の透孔17を十字
に形成し、この透孔17を貫通する連結板支持杆19部
分にその断面が十字に形成して構成するようにしてある
が、こうしたものに限られず、十字に形成する透孔は下
方の透孔18であっても良いし、図は省略したがこの十
字に代えて連結板支持杆19にピンを突出させ、このピ
ンの位置を規制するように上方または下方の透孔を
“L”形に形成することもできるのである。更に、図示
は省略したが上記実施例の連結板支持杆19の上端部を
フック状に折り曲げて連結板に代えることができるのは
勿論である。
合成樹脂層を形成した縦長の板材の両端縁部分に平面視
でクランク状の嵌合接続部を折り曲げて囲い板を形成す
るようにしてあるので、この囲い板をクランク状の両端
縁部分同士が当接する状態で工事現場の周囲に連設する
と、各囲い板の設置姿勢が多少異なった場合でも、従来
のように接合部分に隙間を生じるのを防止することがで
きるのである。
に亙ってクランプ手段で横桟部材を固定し、この横桟部
材に固定手段を設け、固定手段で囲い板を固定フレーム
に固定するようにしてあるので、表面にペイントや塩化
ビニル等の合成樹脂層を施したものでもその美観を損な
うことなく、囲い板を固定することができると言う利点
もある。
固定された囲い板の表面は略フラットな状態に形成され
るので、このフラットな表面に更にペイントや広告等を
施した場合、そのペイントや広告等の効果を充分に発揮
させることができる等の効果もある。
れた時に隣接する囲い板の端縁部を平面視においてクラ
ンク状に折り曲げ、更にその先端部分を囲い板の裏面と
平行 に内方に折り曲げて嵌合接続部を形成するようにし
てあるので、囲い板を作業引が手で運ぶ場合にも、周縁
部の切りっぱなし部分が直接手に触れず安全性の高いも
のにすることができると言う利点もある。
クランク状の嵌合接続部間に亙って断面コ字形で、その
両端部にクランク状の嵌合接続部を挟持するクランプ手
段を設け、中より部に固定手段を設けた横桟部材を上下
摺動可能に配設するようにしたものでは、固定フレーム
の横枠部材の高さが異なる場合でも横桟部材を上下摺動
させるだけで簡単に対応することができ、その作業能率
を大幅に向上させることができるという利点もある。
切欠き平面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】縦長の板材の両端縁部分に敷設された時に
隣接する囲い板の端縁部を平面視においてクランク状に
折り曲げ、更にその先端部分を囲い板の裏面と平行に内
方に折り曲げて嵌合接続部を形成し、クランク状の嵌合
接続部同士を当接させて囲い板を工事現場の周囲に連設
するようにしたことを特徴とする工事現場用囲い板の敷
設構造。 - 【請求項2】縦長の板材の両端縁部分に平面視でクラン
ク状の嵌合接続部間に亙って断面コ字形で、その両端部
にクランク状の嵌合接続部を挟持するクランプ手段を設
け、中より部に固定手段を設けた横桟部材を上下摺動可
能に配設し、固定手段は枠組みされた固定フレームの横
枠部材に掛脱可能な連結部材と、該連結部材の位置姿勢
を規制する姿勢規制手段とを備え、囲い板の嵌合接続部
同士を当接させた状態で連結部材を固定フレームの横枠
部材に掛合させて固定するようにしたことを特徴とする
工事現場用囲い板の敷設構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3219505A JP2700425B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 工事現場用囲い板の敷設構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3219505A JP2700425B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 工事現場用囲い板の敷設構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05231007A JPH05231007A (ja) | 1993-09-07 |
JP2700425B2 true JP2700425B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=16736508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3219505A Expired - Lifetime JP2700425B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 工事現場用囲い板の敷設構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2700425B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007113297A (ja) * | 2005-10-21 | 2007-05-10 | East Japan Railway Co | 開口部を有する壁面の設置構造および券売機室の設置工法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2587386Y2 (ja) * | 1992-11-26 | 1998-12-16 | 日工株式会社 | 建築用仮囲い板 |
JP5703515B2 (ja) * | 2010-11-04 | 2015-04-22 | 日鐵住金建材株式会社 | 隙間塞ぎ材および仮設足場 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58162939U (ja) * | 1982-04-24 | 1983-10-29 | 鈴木 政夫 | 建築現場用仮かこい板 |
JPH0628615Y2 (ja) * | 1987-04-30 | 1994-08-03 | 政夫 鈴木 | 仮設用囲板材 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP3219505A patent/JP2700425B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007113297A (ja) * | 2005-10-21 | 2007-05-10 | East Japan Railway Co | 開口部を有する壁面の設置構造および券売機室の設置工法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05231007A (ja) | 1993-09-07 |
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